JP3674372B2 - 卓上切断機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切屑の排出を円滑にする切屑案内装置を備えた卓上切断機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の卓上切断機においては、丸のこ本体における丸のこの後方に切屑の排出口を設け、排出口に集じん袋や集じん機等を連結して、丸のこの後方へ飛散する切屑を排出口から集じん袋等に回収している。このとき、切屑の集じん効率を向上させるため、例えば特開平8−323706号公報には、前後方向へ任意に角度変更可能な筒体の切屑案内部材を設けた構造が開示されている。その他に、丸のこ本体における丸のこ後方下部に、排出口へ切屑を誘導するゴム板状の切屑案内部材を設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−323706号公報にあっては、加工材の高さに応じて切屑案内部材の角度を調整しなければならない煩わしさがあった。また、それぞれの切屑案内部材で丸のこ本体内に切屑を誘導しても、丸のこの回転により切屑が巻き込まれ、丸のこの前方に切屑が飛散するなどの問題があった。
【0004】
丸のこ本体にゴム板状の切屑案内部材を設けたものにあっては、加工材の切り始め時、切屑がベース上面に対しほぼ平行に丸のこ後方へ飛散する。このため、切屑は案内部材の下を通り機能を果たさない。また、ゴム状のものでは、高さのある加工材を切断した際、案内部材は加工材に接触し変形してしまう。このときの変形によっては、切屑誘導の妨げになり集じん機能を低下させる問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、加工材の高さに関係なく切屑を排出口まで誘導し、良好な集じんができるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、加工材を支持するベース部上面に加工材を支持するフェンスを設け、ベース部後方にホルダを立設し、ベース部上方に上下揺動する丸のこを有する丸のこ本体を設け、丸のこ本体の丸のこ後方に切屑の排出口を有する卓上切断機において、フェンス後方にベース部上面より埋設しかつ前記丸のこ本体内を通り前記排出口へ切屑を誘導する切屑案内部材をホルダに保持することにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1〜図7を用いて説明する。図1は卓上切断機の側面図、図2は図1の一部省略側面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は高さの低い加工材の初期切断時の側面図、図5は切断途中の側面図、図6は図5のB−B線断面図、図7は図5のC−C線断面図である。
【0008】
図において、ベース1上面に加工材2を支持するフェンス3を固定する。ベース1にはターンテーブル4が嵌合し、ターンテーブル4はベース1に挾持され、水平方向へ回動自在となっている。また、ターンテーブル4の上面中央に後述する丸のこの刃先が侵入する溝部4aを形成し、この溝部4aの上面には図示しない溝付の刃口板が固定され、加工材2切断時、前記丸のこの下端がターンテーブル4上面よりも下降したとき刃口板の溝に侵入し、加工材2の仕上面へのけば立ちを防止する役目を果たしている。ターンテーブル4の側面にグリップ10をねじ嵌合し、グリップ10を回すことによりベース1の側面を押圧し、ターンテーブル4の回動を規制する。
【0009】
ターンテーブル4後端にはホルダシャフト6を介してホルダ7を立設し、ホルダシャフト6の軸心は、ターンテーブル4上面とほぼ一致するように位置させることで、ホルダ7はホルダシャフト6を支点にターンテーブル4の上面を中心に左右傾斜自在に軸支されている。ホルダ7の後部からはホルダシャフト6を中心とする長穴9が形成され、長穴9にクランプレバー8を貫通させ、クランプレバー8の先端に形成したねじ部がターンテーブル4背面に形成したねじ穴部にねじ嵌合している。クランプレバー8を緩めると、ホルダ7はホルダシャフト6を支点に長穴9の範囲内で傾斜し、クランプレバー8を締め付けると、ホルダ7はターンテーブル4とクランプレバー8間に締め付けられ、任意位置で固定される。なお、長穴9はホルダ7が左右45度傾斜できる範囲内で形成されている。
【0010】
直角切断の状態(ホルダ7がターンテーブル4に対し直角に立設した状態)において、ホルダ7上方にはシャフト15を介してベース1上面に対し上下揺動自在に丸のこ本体14を軸支し、スプリング11により丸のこ本体14が上方に付勢されている。丸のこ本体14にはモーター16、丸のこ20及び丸のこ本体14を押し下げるハンドル17を備えている。また、丸のこ本体14にはモーター16から丸のこ20へ動力を伝達するため、図示しないベルトやギヤなどの動力伝達機構を有している。
【0011】
ホルダ7前方には断面コ字状の切屑案内部材21が設けられ、切屑案内部材21は切屑案内部材21後部から突出する支持部21aによりホルダ7前部に固定されている。この切屑案内部材21の一端はフェンス3後方に位置するとともに、ターンテーブル4の溝部4a内に埋設され、切屑案内部材21は丸のこ本体14内を通り切屑排出口14a付近まで延びている。切屑は切屑案内部材21により丸のこ本体14内を通り排出口14a近くまで案内される。この切屑は切屑排出口14aの端部に取付けた集じん袋22やホースを介して接続した集じん機により回収される。
【0012】
丸のこ本体14内には、図6、図7に示すように、丸のこ20の後部刃先付近に丸のこ20先端に接触しない程度の溝部23aを設け、丸のこ20と直交するリブ23を形成し、切屑案内部材21と対向している。
【0013】
上記構成において、小物の加工材2をフェンス3に対し直角に切断する場合、図1の状態で、加工材2をフェンス3面に押しあて固定し、ハンドル17により丸のこ本体14を押し下げて直角切りを行なう。次に、フェンス3面に対し水平方向に角度をつけて切断する場合には、グリップ10を緩め、ターンテーブル4を回動させ、フェンス3と丸のこ20の角度を所定位置に合わせグリップ10を締めて、ターンテーブル4の位置を固定する。切断作業は前記直角切りの場合と同じである。
【0014】
傾斜切りの場合は、レバー8を緩め、ホルダ7を左右方向へ傾斜回動させ、ターンテーブル4上面と丸のこ20との傾斜角を所定位置に合わせたあと、レバー8を締めホルダ7を固定する。次に、前述した直角切り、角度切り等の手順により切断する。
【0015】
上記したように、直角、角度、傾斜切り、また、前述した角度切りの切断方法と傾斜切りの方法を組み合わせた複合切断が可能である。このとき、切断により発生した切屑は加工材2から露出する丸のこ20から接線上に飛散する。
【0016】
次に、加工材2の切断で発生する切屑の流れについて説明する。図4に集じん効率が悪いとされている高さの低い加工材2を切断した場合、丸のこ20で加工材2に切込みを与え切断していくと、切り始めの切屑は丸のこ20の回転力で矢印D方向へ流れ、切屑案内部材21で捕捉され、丸のこ本体14内に誘導される。丸のこ本体14内に誘導された切屑は、丸のこ本体14内のリブ23により排出口14a側に跳ね返され、丸のこ20内に巻き込まれずに排出口14aまで誘導され集じん袋22に蓄積される。さらに、加工材2に切込みを与え切断していくと、図5に示すように、加工材2前方部を残し丸のこ20の刃先が加工材2下面より露出し、ターンテーブル4内の溝部4a内に入り込む。この状態で加工材2前方の切屑の流れは、ターンテーブル4内を通り矢印E方向に飛散し、切屑案内部材21の先端付近で捕捉され、上記同様排出口14aまで誘導され集じん袋22に蓄積される。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、加工材後方に設けた切屑案内部材で、加工材の高さに関係なく丸のこ後方に飛散した切屑を捕捉し、ターンテーブル上面下部から排出口まで効率良く誘導できる。
【0018】
また、丸のこ側面の直交方向に突出するリブにより丸のこ本体内に誘導された切屑は、丸のこにより丸のこ本体内に巻き込まれるのを防ぎ、排出口へ好適に誘導されるため、集じん効率をさらに上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す卓上切断機の側面図。
【図2】図1の一部省略側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】高さの低い加工材の初期切断時の側面図。
【図5】切断途中の側面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】図5のC−C線断面図。
【符号の説明】
2…加工材、7…ホルダ、14…丸のこ本体、14a…排出口、20…丸のこ、21…切屑案内部材、23…リブ。
Claims (2)
- 加工材を支持するベース部上面に加工材を支持するフェンスを設け、ベース部後方にホルダを立設し、ベース部上方に上下揺動する丸のこを有する丸のこ本体を設け、丸のこ本体の丸のこ後方に切屑の排出口を有する卓上切断機において、前記ベース部上面より埋設し、かつ前記丸のこ本体内を通り前記排出口付近まで延びた切屑案内部材を前記ホルダに保持したことを特徴とする卓上切断機。
- のこ本体内に丸のこの両側面と対向するように丸のこ側面と直交方向に突出するリブを設けたことを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
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1999
- 1999-03-12 JP JP06710599A patent/JP3674372B2/ja not_active Expired - Fee Related
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