JP3674153B2 - 資料提示装置 - Google Patents
資料提示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3674153B2 JP3674153B2 JP15333496A JP15333496A JP3674153B2 JP 3674153 B2 JP3674153 B2 JP 3674153B2 JP 15333496 A JP15333496 A JP 15333496A JP 15333496 A JP15333496 A JP 15333496A JP 3674153 B2 JP3674153 B2 JP 3674153B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- video camera
- fitting
- support shaft
- presentation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は会議等で説明用の資料等を被写体としてビデオカメラで撮影してモニタに映し出して資料を提示する資料提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、会議用及び講演用として用いられる視聴覚機器として、平板状のステージ上に資料を載置し、照明装置で投光しながら上方よりビデオカメラで撮影してモニタ及びスクリーン等に投影する資料提示装置が使用されてきている。
【0003】
図6は従来の資料提示装置の概略を示すものであり、1は投射される資料2を載置するステージであり、このステージ1の上端の突出部6には取付けアーム3を介してCCD撮像装置を備えたビデオカメラ4を有する。5a,5b はステージ1上の資料2を照明する一対の照明装置であり、一般には蛍光燈やハロゲンランプが使用されている。
【0004】
また、ステージ1の前面の傾斜部には主電源スイッチ7a を初めとして、撮影時に頻繁に使用するフォーカス調整釦7b 、ズーム調整釦7c、コントラスト調整釦7dなどの操作部7が設けられている。
【0005】
そして、ステージ1上の資料2は照明装置5a,5b によって投射され、ビデオカメラ4にて撮影されることにより、有線及び無線等によつてモニタ及びスクリーン等に写し出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成の資料提示装置はステージ1上の資料を撮影するためのビデオカメラ4の撮影位置、及び取付けアーム3をステージ1の方向に回動して収納する収納位置、更には水平位置等適宜な角度で使用されるものである。
【0007】
このためビデオカメラ4は、取付けアーム3に対して回動するようになっているが一般的である。しかしながら、これまでの回動機構はビデオカメラ4の自由な回動位置で摩擦的な保持ポジションと、収納位置及び撮影位置等の所定のカメラポジションとを共に備えているものは無かった。従って、この資料提示装置を夫々の状況下で適切なカメラポジションを設定するには甚だ使い勝手が悪い者であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みなされたもので、平面状の資料載置部(10)に連続して設けられた支持基台(10b,10b1)にアーム(13)の一端が回動自在に軸支されると共に、前記アームの他端側にビデオカメラ(12)が回動可能に取り付けられて前記資料載置部に載置された資料を撮像する資料提示装置において、前記ビデオカメラを回動可能に取り付ける回動機構(16)は、前記アームの他端側(13a)の嵌合部と嵌合し、その嵌合方向に小径となる円錐状部を有して前記嵌合された際に前記アームの外壁より突出する周面に螺合部を形成すると共に、前記アームの嵌合部とに対応する周面を摺動面として形成し、前記嵌合方向とは反対方向の端部に固定部材(18)を介して前記ビデオカメラが固定される回動支軸部(19)を有し、この回動支軸部と前記アームの他端側とは、互いにクリック的に回動を行わせるクリック機構(13a1,23,24)を有すると共に、前記アームの外壁に係止されて外方に付勢力を有するばね部材(22)を収容したカバー部(20)を前記回動支軸部の螺合部に螺合して、前記ビデオカメラをアームに対して回動可能に一体に取り付けた構成としたことを特徴とする資料提示装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による資料提示装置の一実施例を示す斜視図であり、上記した従来の装置と同様に資料を載置する平面状のステージ10の上面と延長された前端部の傾斜部10a には、フォーカス調整釦11a、ズーム調整釦11b、コントラスト調整釦11cなどの主操作部を備えた操作部11が設けられている。また、傾斜部10a と対向する反対側の突出部10b にはCCDを有するビデオカメラ12を備えた取付けアーム13の一端が、支持部10b1の中央に回動自在に取付けられている。そして、突出部10b には上記操作部11と同様の機能を備えたフォーカス調整釦11b1、ズーム調整釦11c1、コントラスト調整釦11d1などの主要操作部( 操作釦) が配置されている。
【0010】
14a 、14b はステージ10上の資料を照明する一対の照明であり、一般には蛍光燈やハロゲンランプが使用されている。
【0011】
また、ステージ10の両側には、この側面に対して矢印で示すように収納・突出自在な一対のホルダ( 資料支持部) 15a,15b を有しており、これらのホルダは合成樹脂にて、または金属を屈曲して形成したものであり、上端の支持部15a1, 15b1はステージ10の上面と略同一平面となるように設定されている。
【0012】
前記ビデオカメラ12は図示せぬ装置本体部がカメラケース12a内に収納されて、図3に示すように取付けアーム13に対して任意の位置或いは所定の角度位置に位置決めされるよう、回動機構16によって摩擦的並びにクリック的に回動自在に保持されている。
【0013】
また、上記カメラケース12aは図2に示すように、スライドフィルムホルダ17をカメラの光軸Lに対して垂直に保持するための左右一対の保持部12a1 ,12a1 が開口部12a2 より内部に向かって延在している。従って、スライドフィルムホルダ17は特別な道具を用いることなく簡単に装着し得、使い勝手が良好となる。なお、スライドフィルムホルダ17を挿入することにより、これを検出してフイルムモードとすることも可能である。
【0014】
上記回動機構16は図4に具体的に示すように、ケース本体12a内のシャーシ18にねじ25によつて固定された円錐状の樹脂製の回動支軸19に対して取付けアーム13の延長部13aが相互に勘合している。そして、回動支軸19の先端を覆う椀型のカバー20は、この回動支軸19と相互に螺合してねじ21により固着される。カバー20の外周部はコイルばね22により延長部13a側に押圧力を作用しているものである。従って、回動支軸19と延長部13aはコイルばね22の押圧力によりその傾斜した嵌合面には摩擦力が発生する。そして、回動支軸19の摩擦面に対して延長部13aの摩擦面の長さを小として、両者の軸方向の対向面に隙間δを形成させておくことにより、摩擦面が摩耗しても延長部13aがコイルばね22の押圧により傾斜面を移動(図中P方向)し常に摩擦面に適切な押圧力(摩擦力)を作用させるため、摩擦面の摩耗によっても摩耗量を補償して任意の回動位置にて安定した保持力が作用する。また、コイルぱね22のばね乗数を適宜設定することにより摩擦力を調整することができ、操作力を調整し得る。
【0015】
一方、上記回動支軸19に保持されているコイルばね23により突出力が作用されているボール24は、延長部13aに形成された複数の凹部13a1に適宜嵌入されることにより、ビデオカメラ12が所定の回動位置にクリツク的に保持される。この所定の回動位置とは図1に示すような、撮影位置(ビデオカメラがステージ面に対して垂直となる位置)及び、取付けアーム13を矢印A方向に回動して収納する収納位置(ビデオカメラと取付けアームが平行となる位置)、更には水平位置等適宜な角度で割り付けられている。このためビデオカメラ12の各ポジションは操作者には確実に確認することができるので、カメラを中途半端な状態で撮影及び収納するようなことはなく使い勝手が良好となる。また、これ以外の角度位置は上記した摩擦接合により任意の位置にビデオカメラ12を保持することができるので、例えば壁に掛けた資料及び机上に置いた傾斜物体など、更には立体物を任意の角度位置より撮影する時等はビデオカメラを任意の角度位置で保持させることができる。
【0016】
また、上記取付けアーム13は図5に示すように、ステージ10の上面に対して緩衝的に回動して収納状態となるよう、ステージ内のシャーシ10cとの間にコイルばね26が張架され、収納時における取付けアーム13及びビデオカメラ12のステージ面への衝突を防止しているものである。
【0017】
ここで、使用する資料がステージ10の上面より小なる資料の場合には、ホルダ15a,15b は収納状態で使用することができる。また、例えば、百科事典等の載置されるべき資料が、ステージ10の上面(上面積)より大なる場合には、ステージ10の側面よりホルダ15a,15b を突出させることによって、オーバーハング部分を支持することができるため、資料はステージ10の上面より滑り落ちることがなく、安定した状態で撮影することができる。そして、上記大なる資料によって主操作部( 操作釦) 11b 1 〜11d 1 が隠れてしまうこともあるが、この場合には、他のフォーカス調整釦11b1、ズーム調整釦11c1、コントラスト調整釦11d1を副操作釦として使用することができ、使い勝手が良いものとなる。
【0018】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明の資料提示装置によれば取付けアームに対してビデオカメラを適宜位置に回動する際に、摩擦力により任意の位置に設定できることは勿論のこと、収納、通常の撮影位置など設定位置にはクリツク機構によって確実に保持設定できる等の特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の資料提示装置の一実施例を示す外観図である。
【図2】本発明の資料提示装置におけるフイルムホルダの装着状態を示す斜視図である。
【図3】ビデオカメラの回動状態を示す斜視図である。
【図4】回動機構の側断面図である。
【図5】取付けアームの緩衝機能を示す一部斜視図である。
【図6】従来の資料提示装置の外観図である。
【符号の説明】
10…ステージ、11…操作部、12…ビデオカメラ、12a…カメラケース、12a1 …保持部、13a…延長部、14a,14b …照明、15a,15b …資料支持部、16…回動機構、17…スライドフイルムホルダ、19…回動支軸、20…カバー、22…コイルばね、24…ボール。
Claims (1)
- 平面状の資料載置部に連続して設けられた支持基台にアームの一端が回動自在に軸支されると共に、前記アームの他端側にビデオカメラが回動可能に取り付けられて前記資料載置部に載置された資料を撮像する資料提示装置において、
前記ビデオカメラを回動可能に取り付ける回動機構は、前記アームの他端側の嵌合部と嵌合し、その嵌合方向に小径となる円錐状部を有して前記嵌合された際に前記アームの外壁より突出する周面に螺合部を形成すると共に、前記アームの嵌合部とに対応する周面を摺動面として形成し、前記嵌合方向とは反対方向の端部に固定部材を介して前記ビデオカメラが固定される回動支軸部を有し、
この回動支軸部と前記アームの他端側とは、互いにクリック的に回動を行わせるクリック機構を有すると共に、前記アームの外壁に係止されて外方に付勢力を有するばね部材を収容したカバー部を前記回動支軸部の螺合部に螺合して、前記ビデオカメラをアームに対して回動可能に一体に取り付けた構成としたことを特徴とする資料提示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15333496A JP3674153B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 資料提示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15333496A JP3674153B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 資料提示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322037A JPH09322037A (ja) | 1997-12-12 |
JP3674153B2 true JP3674153B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=15560219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15333496A Expired - Lifetime JP3674153B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 資料提示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3674153B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15333496A patent/JP3674153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09322037A (ja) | 1997-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7564498B2 (en) | Camera with positioning device used to capture magnified and demagnified images | |
US9880450B2 (en) | Document camera | |
KR100497002B1 (ko) | 실물 화상기의 카메라 지지 장치 및, 그것을 구비한 실물 화상기 | |
JPH089204A (ja) | ビデオカメラ | |
JP3540993B2 (ja) | 雲台 | |
JPH0774989A (ja) | 撮像装置 | |
JP4506351B2 (ja) | カメラスタンド | |
JP3674153B2 (ja) | 資料提示装置 | |
JP5187302B2 (ja) | カメラスタンド | |
JP3568073B2 (ja) | 資料提示装置 | |
US7755699B2 (en) | Digital camera | |
JP3568072B2 (ja) | 資料提示装置 | |
JPS592428B2 (ja) | ハンディタイプt.v.カメラ用のグリップ | |
JP4560689B2 (ja) | 三脚への傘等固定装置 | |
JP2011123227A (ja) | 携帯型電子機器 | |
JPH0360101B2 (ja) | ||
JPH1032733A (ja) | 資料提示装置 | |
JP3046140U (ja) | カメラ支持脚 | |
KR200286988Y1 (ko) | 실물 화상기의 카메라 지지 구조 및, 그것을 구비한 실물화상기 | |
JP2003015216A (ja) | カメラ付きプロジェクタ | |
JP2005217735A (ja) | 資料提示装置 | |
JP2024115686A (ja) | 撮像装置 | |
JPH1082935A (ja) | レンズ鏡筒の支持構造 | |
JPH095879A (ja) | 撮像装置 | |
KR100257264B1 (ko) | 조이스틱형 캠코더 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050418 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |