JP3672906B2 - ボンディング装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップを基板上に直接ボンディングするフリップチップ用のボンディング装置に関し、ボンディングスピードを高めことができ、小型化が図られ、取り扱い易いボンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フリップチップ用のボンディング装置は、図5に示したように、ウェーハシート1にバンプ或いは接合面を上向きとしたチップ2が多数取り付けられ、ウェーハシート1上のチップ2を吸着するために上下動作をする吸着コレット(吸着保持具又は移送ノズル)3が設けられている。吸着コレット3の上部には、チップ2との位置合わせをするためのチップ認識用カメラ5が組み込まれた光学認識装置4が設けられている。光学認識装置4はチップ2の位置を認識して吸着コレット3を降下させてチップ2を吸着した後、上昇して吸着コレット3を前方(ボンディング位置方向)に水平移動させて、吸着コレット3をボンディング方向へ上方に180度回転させてチップ2を反転させる。ボンディング用ノズル6は、バンプ或いは接合面が下向きとなったチップ2を吸着して、チップ2を吸着したボンディング用ノズル6をボンディング用チップ認識位置であるチップ認識用のカメラ9が組み込まれた光学認識装置8へと移動させてボンディング用チップ2を認識し、チップ2は基板に超音波ボンディングされている。
【0003】
このように、従来のボンディング装置では、チップ吸着位置(ピックアップ位置)A、チップ受け渡し位置B、ボンディング用チップ認識位置Cの各処理位置が異なるのが一般的であった。上記ボンディング装置とは多少機構が異なるが、各処理位置が相違するボンディング装置として特許文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、他の従来例としては、図6に示したボンディング装置がある。このボンディング装置は、光学認識装置4が水平に配置され、吸着コレット3は光学認識装置4における光学軸の中心を、矢印で示したようにボンディング位置側に回動するように、歯車12に歯車13が噛合する反転装置が光学認識装置4に組み込まれ、吸着コレット3の吸着穴3aが直上を向く位置にボンディングノズル6が待機している。光学認識装置4は、開口窓4aに対応してプリズム4bが配設され、このプリズム4bより順次右方に結像レンズ4c、ハーフミラー4d、撮像素子5が設けられ、照明4eからの光がハーフミラー4d、結像レンズ4c、プリズム4aを介してチップ2を照明している。
【0005】
この従来例のボンディング装置は、吸着コレット3が光学認識装置4と一体となっており、チップ吸着する際に、吸着コレット3を光学認識装置4とともに上下駆動機構で降下させて、かつウェーハシート1に取り付けられたチップ2をウェーハシート1の下側に設けられたピン11によりチップ2を押し上げて、吸着コレット3で吸着している。吸着コレット3で吸着されたチップ2は、吸着コレット3を上方に回動させることによりチップ受け渡し位置へと搬送する。ボンディングノズル6はチップ2を吸着して水平にボンディング位置に移動し、基板12にチップ2を接着する(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−56945号公報(図3)
【特許文献2】
特開2000−164640号公報(明細書の段落番号〔0015〕〜〔0025〕,図1〜図3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のフリプチップ用のボンディング装置において、特許文献1では、チップ吸着位置(ピックアップ位置)A、チップ受け渡し位置B、ボンディング用チップ認識位置Cの各処理位置が異なっており、チップをその都度移動させて処理しなければならず、作業効率を向上させることに限界があった。しかもチップ吸着位置Aからボンディング位置Cまでのスペースを十分に確保しなければならないのでボンディング装置自体の小型化が困難であった。
【0008】
このような課題を改善すべくなされたものが、特許文献2のボンディング装置である。このボンディング装置では、吸着コレット3と光学認識装置4とが一体に構成され、吸着コレット3をボンディング側へと下方向に回動させて、チップ2に対向したピックアップ位置とし、吸着コレット3と光学認識装置4とを降下させ、かつチップ2をピン11で押し上げて吸着コレット3で吸着している。さらに、吸着コレット3を逆方向への回動によって、吸着コレット3で吸着したチップ2をボンディングノズル6で吸着するチップ受け渡し位置Bとしている。このようにピックアップ位置とチップ受け渡し位置とが鉛直線上で行われることによって、チップの移動時間の短縮が図られている。
【0009】
しかしながら、吸着コレット3と光学認識装置4とは一体に上下動作するように構成されており、チップ吸着コレット3の回動動作に伴って振動が光学認識装置4に伝わり画像認識に悪影響を与えるおそれがあり、安定するまで時間を要する欠点があった。さらに、吸着コレット3は光学軸中心に回動しており、吸着コレット3が図6のような配置であると、360度回転させることができないので、反転装置には、一個のチップ吸着コレットしか設ることができない欠点があるとともに、ボンディング速度の改善には限界があった。また、吸着コレット3のピックアップ位置からチップ受け渡し位置への移動が、ボンディング側へ回動させて行う構成であると、そのためのスペースを十分に確保しなければならないのでボンディング装置の小型化に限界があった。
【0010】
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであり、フリップチップ素子を基板にボンディングする処理速度を高めことができるとともに、取り扱いが容易なように小型化が図られたボンディング装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成したものであり、請求項1の発明は、フリップチップ用のボンディング装置において、光学認識手段によりバンプ或いは接合面が上面に向いたチップを認識し、光学的に認識された該チップを吸着コレットで吸着するピックアップ位置と、ピックアップされた該チップをボンディングするためのチップ受け渡し位置とが略同一鉛直線上であり、前記吸着コレットは前記光学認識手段の光学系と独立して上下動作するとともに回転し、該吸着コレットの回転面が基板の搬送方向に対して略平行であり、かつ該回転面に回転中心から放射状に該吸着コレットが複数個設けられていることを特徴とするボンディング装置である。
【0012】
請求項1の発明では、認識したチップを吸着コレットで吸着するピックアップ位置(チップ吸着位置)と、チップ受け渡し位置とが略同一鉛直線上で行われることを前提とするフリップチップ用のボンディング装置であって、吸着コレットは、光学認識手段(光学認識装置)の光学系と独立して上下動するようになされているので、吸着コレットの上下動作する際の振動が直接光学系に伝達されないようになされており、チップのピックアップとチップ受け渡しとが高速に実行できる。しかも、吸着コレットは基板の搬送方向に略平行(光学認識装置内の主光軸に略直交方向)に回転するようにしてボンディング装置の小型化が図られ、しかも吸着コレットの回転面に回転中心から放射状に吸着コレットが複数個設けられており、僅かな回転角でピックアップ位置に吸着コレットを移動させることができるので、チップ吸着の動作が高速となり、ボンディング速度を高速に実行できる作用を有する。なお、吸着コレットの回転面は、チップを基板に接合する位置から基板が搬送される方向に対して略平行な面とすることによって、基板の搬送路の妨げになることなく、ボンディング装置をコンパクトに形成できる作用を有する。
【0013】
また、請求項2の発明は、前記光学認識手段が、前記チップ受け渡し位置のチップを認識する光学認識手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置である。
【0014】
請求項2の発明では、チップのピックアップのためのチップ認識する光学認識手段と、チップ受け渡しのためのチップ認識する光学認識手段とが並列又は一部を共通として一体に備えられており、チップ認識位置と異なった位置に、チップ受け渡しの確認を行うための光学認識手段(光学認識装置)を設ける必要がなく、ボンディングノズルをチップ受け渡しを行う際のチップを認識する光学認識手段に搬送させる必要がなくなり、チップボンディングの処理速度を高速に行うことができる作用を有する。或いは、光学認識手段を180度回動させてボンディング用チップを認識する必要がなく、ボンディング装置を簡便な構造にできる作用を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフリップチップ用のボンディング装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、本発明の一実施形態を示す概略図であり、図2(a),(b)は、本実施形態の光学認識装置の一形態を示す概略図であり、図3は、本実施形態における吸着装置の一形態を示す概略正面図であり、図4は、本発明の他の実施形態を示す概略図である。
【0016】
本実施形態は、フリップチップを基板に取り付けるボンディング装置の概略図であり、図1を参照して説明する。先ず、同図では実線と二点鎖線で各部の動作を示している。同図において、フリップチップ(以下、チップと略記する)2は、ウェーハシート1上にバンプ或いは接合面が上向きに多数取り付けられている。チップ2は、光学認識装置4によるチップ認識位置に送り込まれ、光学認識装置4による位置情報に基づいて、XYテーブル(図示なし)により調整して、チップ2は最適なピックアップ位置(チップ吸着位置)Aにセットされる。
【0017】
ウェーハシート1上のチップ2の上部には、チップ2を吸着する吸着コレット(吸着保持具又は移送ノズル)3が設けられた吸着機構12が設けられている。ピックアップ位置Aにセットされたチップ2は、吸着機構12の吸着コレット3によりピックアップされる。吸着コレット3は、反転アーム12aに設けられており、フリップチップ位置でチップ2を吸着した吸着コレット3は、反転アーム12aを回転させることによって、チップ受け渡し位置Bとし、ボンディングノズル6によって、チップ2が受け渡される。ピックアップ位置Aとチップ受け渡し位置Bとは、略同一鉛直線La上である。また、吸着機構12には、吸着コレット3が反転アーム12aに複数個設けられて形成されている。
【0018】
ボンディングノズル6は、超音波ボンディングのためのボンディング用ホーン7が設けられている。ボンディングノズル6で吸着されたチップ2はボンディング用チップ認識位置Cに搬送される。ボンディング用チップ認識位置Cには光学認識装置8が配置されている。光学認識装置8は、ボンディングノズル6のチップ2を認識し、ボンディングノズル6に吸着されたチップ2は、基板に超音波ボンディングされる。
【0019】
さらに、詳細に説明すると、光学認識装置4は、吸着機構12を支持する反転アーム12aの略中央に挿入されてチップ2の載置面又は搬送面に対して略水平に設置されている。光学認識装置4は、例えば図2(a),(b)に示したように、光学系がプリズム4b、結像レンズ4c、ハーフミラー4d、ミラー4f(図2(b))で構成され、その照明4eがハーフミラー4d上部に設けられており、照明4eからの光は光軸Lで示したように、ハーフミラー4d、プリズム4bを介して開口窓4aを通してチップ2を照明し、その反射光を撮像素子(認識カメラ)5で撮影してチップ2を認識している。光学認識装置4によるチップ2の認識は、例えば吸着コレット3が上方、チップ受け渡し位置Bに位置する際に行われる。
【0020】
吸着機構12は、上下動作を行う駆動機構(図示なし)が設けられ、図3に示したように、回転動作による反転機構(図示なし)の反転アーム12aに複数の吸着コレット3が設けられている。これらの吸着コレット3は、光学認識装置4内の光軸L方向に対して直交方向の鉛直面、或いは吸着コレット3の回転面に放射状に設けられている。同図では三個の吸着コレット3が互いに120度の角度を成して放射状に設けられている。吸着コレット3を保持する保持部材3aには電磁弁と吸着穴とが設けられ、電磁弁の開閉動作による真空の供給と遮断が行われている。吸着機構12は、駆動機構により上下動作可能なように光学認識装置4とは独立した動作が可能であり、吸着機構12は、光学認識装置4の略中心に挿通されている。
【0021】
さらに、吸着機構12について詳細に説明すると、吸着機構12の吸着コレット3は、図3に示したように、チップ2のピックアップを開始する際、吸着コレット3の一つが、上方(チップ受け渡し位置B)に位置と、他の二つが左右両側の待機位置にある。チップ2の認識は、この状態で光学認識装置4によりウェーハシート1上のチップ2を認識する。吸着機構12の反転アーム12aは、待機位置にある吸着コレット3を、矢印Yで示したように60度回転させてピックアップ位置A(ウェーハシート1上のチップ2の直上)に移動させることができる。チップ受け渡し位置Bに位置する吸着コレット3は、待機位置に移動する。ウェーハシート1上のチップ2の直上に移動してきた吸着コレット3は、駆動機構により吸着機構12とともに下方に降下してチップ2を吸着(ピックアップ)する。その後、チップ2を吸着した吸着コレット3は、180度回転してチップ受け渡し位置Bへと回動させ、チップ2のバンプを下方に向きとして、ボンディング用ノズル6でチップ2を吸着する。なお、図3では、吸着機構12の反転アーム12aに3個の吸着コレット3が回転中心に均等な角度に設けられているが、9個の吸着コレット3を45度の均等な角度で配置してもよい。また、2個の吸着コレット3が互いに対峙する180度の位置となるように反転アーム12aを設けてもよい。このような吸着機構12の場合は、ピックアップのためのチップの認識を吸着コレット3が回転している際に行う必要がある。さらには、反転アーム12aが回転している際にチップ認識を行うとすれば、吸着コレット3を90度の間隔で設置することも可能である。
【0022】
本実施形態では、このように反転アーム12aに複数の吸着コレット3を設けることによって、チップ受け渡し位置Bへの回転は180度であるが、吸着コレット3の待機位置からチップのピックアップ位置Aまでの回転角は180度とすることなく、60度、或いはそれより狭い45度といった回転角に設定することができるので、ボンディング処理が従来よりも高速に行うことができる。
【0023】
次に、本実施形態の動作を簡単に説明する。本実施形態のボンディング装置は、ウェーハシート1上のチップ2を吸着するための反転動作と上下動作をする吸着コレット3が設けられ、チップ2の位置合わせをするための光学認識装置4が設けられている。バンプ或いは接合面が上向きにチップ2が多数取り付けられたウェーハシート1がチップ認識位置に搬送されてくると、光学認識装置4は、チップ2の位置を認識して、必要に応じて位置を修正して正確なピックアップ位置とし、吸着コレット3を回転させてピックアップ位置Aにセットし、さらに降下させてチップ2を吸着する。続いて、吸着したチップ2は、吸着コレット3を回転面を180度回転させてチップ受け渡し位置Bに搬送する。チップ2はバンプ或いは接合面が下向きとなる。ボンディング用ノズル6は、バンプ或いは接合面が下向きとなったチップ2を吸着して、ボンディング用チップ認識位置Cに搬送する。光学認識装置8によりチップ2を確認した後、チップ2を基板に超音波ボンディングされている。続いて、新たなチップ2をピックアップ位置Aに移動させてチップ2を認識して、待機位置にある吸着コレット3を60度下方に回転させて、ピックアップ位置Aにセットして、再び同様な動作を繰り返して、チップ2を基板に超音波ボンディングする。
【0024】
次に、本発明の他の実施形態について、図4を参照して説明する。同図においいて、本実施形態のボンディング装置は、上記実施形態よりも基板にチップを高速にボンディングすることができるボンディング装置である。本実施形態では、光学認識装置4′が上記実施形態と異なり、吸着コレット3によるピックアップのためのチップ2の認識と、ボンディングノズル6に吸着されたチップ2の認識とを行う光学的認識装置がそれぞれ設けられている。また、光学認識装置4′には認識用のカメラ5a,5bを含めて共通の光学系を設けてもよい。本実施形態では、ボンディングノズル6に吸着されたチップ2の認識が光学認識装置4′に組み込んだ光学系によりなされるので、ボンディングノズル6のボンディング用チップ認識位置への水平移動を行う必要がなく、よりコンパクトなボンディング装置とすることができる。
【0025】
本実施形態の光学認識装置4には、開口窓4a,4a′が鉛直線La上に設けられている。光学認識装置4では、照明が点灯して開口窓4aからチップ2が照明され、かつチップ2からの反射光が開口窓4aに入射し、認識カメラ(撮像素子)5aで認識され、また、ボンディングノズル6で吸着されたチップ2は、開口窓4a′から照明されて、その反射光が開口窓4a′を通して光学系を経て認識カメラ(撮像素子)5bで認識されるように構成されている。認識カメラ5aではチップ2を認識し、認識カメラ5bではボンディングノズル6で吸着したチップ2を認識しており、チップ認識位置(ピックアップ位置A)とチップ受け渡し位置Bとボンディングのためのチップ認識位置とが同一鉛直線上で行うことができるので、チップ2をボンディングノズル6に受け渡して、吸着コレット3を回動している際に、光学認識装置4の認識カメラ5bでボンディングノズル6に吸着したチップ2を認識することができる。
【0026】
従って、本実施形態では、ボンディングノズル6を水平に移動させて、チップを認識する必要がなく、チップボンディングを高速に行うことができる。しかも、吸着機構12は、上記実施形態と同様に複数の吸着コレット3が設けられており、反転機構による反転アーム12aの回転角を小さくすることができるので、処理速度が高速になり、振動も少なくなって、光学系に悪影響を与えることがなく、騒音も低減することができる。
【0027】
本実施形態では、吸着コレットの回転面が基板の搬送方向に対して略平行であるようにし、吸着コレットの回転による基板の搬送路に接触等の障害を与えないようにして、換言すれば、光学認識手段の主光軸を基板の搬送路に対して直交方向に設置して小型化したボンディング装置である。なお、上記実施形態では、ウェーハシートに配置したチップをピックアップする場合のボンディング装置について説明したが、トレイ上に配置されたチップをピックアップする場合についても同様に適用できることはいうまでもない。また、反転アーム12aは、図3に示したように、円形である必要はなく、方形状であってもよいし、棒状のアームを突出させたものであってもよい。また、光学認識装置4は、図2に示したものに限定するものではなく、種々の形態が実施可能である。さらに、本実施形態では、チップの接着が超音波ホンディングによって説明されているが、種々のボンディングが実施できることは明らかである。
【0028】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、チップ認識位置、ピックアップ位置、チップ受け渡し位置、さらにはボンディングチップの認識位置が略同一鉛直線上とすることができるので、各処理を行う際のチップの移動を可能な限り少なくすることができ、フリップチップの基板へのボンディング速度を高速に行うことができる利点がある。
【0029】
また、本発明によれば、吸着機構が光学認識装置の光学系と独立して上下動作と吸着機構の回転動作とが行えるように構成されており、それぞれが独立に動作させることができるので、光学認識装置によるチップの認識、吸着機構の回転(反転)動作によって、ピックアップ位置と、チップ受け渡し位置とを容易に設定することができるし、吸着コレットの上下動作による振動が光学認識装置の光学系に直接伝達されないので、光学認識装置によるチップの認識が振動によって、悪影響を受けない利点がある。
【0030】
また、本発明によれば、吸着コレットが基板の搬送方向に略平行、或いは光学認識装置内の光軸に対して直交方向に回転するようにして、吸着コレットの反転動作でが光学認識装置に接触することがないので、ピックアップ位置やチップ受け渡し位置とボンディングチップ位置との距離を近接させることができ、ボンディング装置の小型化が図られ、設置場所に制約されることなく、比較的狭い場所に設置できる利点がある。
【0031】
また、本発明によれば、吸着コレットが回転面に放射状に複数個設けられているので、僅かな回転角で待機位置からピックアップ位置に吸着コレットを移動させることができるので、ボンディング速度を高速に行うことができる利点があり、また反転機構の回転角が小さくすることができるので、吸着コレットの回動による振動及び騒音が少なくすることができる利点がある。
【0032】
また、本発明によれば、光学認識装置を回動させることなく、ボンディング用チップの認識ができるので、ボンディング処理速度を高速に行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボンディング装置の一実施形態を示す概略図である。
【図2】(a),(b)は本実施形態による光学認識装置の形態を示す概略断面図である。
【図3】本実施形態による吸着機構の概略正面図である。
【図4】本発明に係るボンディング装置の一実施形態を示す概略図である。
【図5】従来のボンディング装置の一例を示す概略図である。
【図6】従来のボンディング装置の他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ウェーハシート
2 フリップチップ
3 吸着コレット
3a 保持部材
4,8 光学認識装置(光学認識手段)
4a,4a′ 開口窓
4b プリズム
4c 結像レンズ
4d ハーフミラー
4e 照明
4f ミラー
5,9 認識カメラ(撮像素子)
6 ボンディングノズル
7 ボンディング用ホーン
12 吸着機構
12a 反転アーム

Claims (2)

  1. フリップチップ用のボンディング装置において、
    光学認識手段によりバンプ或いは接合面が上面に向いたチップを認識し、光学的に認識された該チップを吸着コレットで吸着するピックアップ位置と、ピックアップされた該チップをボンディングするためのチップ受け渡し位置とが略同一鉛直線上であり、前記吸着コレットは前記光学認識手段の光学系と独立して上下動作するとともに回転し、該吸着コレットの回転面が基板の搬送方向に対して略平行であり、かつ該回転面に回転中心から放射状に該吸着コレットが複数個設けられていることを特徴とするボンディング装置。
  2. 前記光学認識手段が、前記チップ受け渡し位置のチップを認識する光学認識手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置。
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