JP3672402B2 - コーヒー抽出バッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒー抽出バッグ、詳しくは、コーヒーを手軽で早く濃く抽出することのできるコーヒー抽出バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、他種類のインスタント食品が開発・販売されており、紅茶,緑茶,麦茶,ウーロン茶等の茶類についても、手軽に、早く入れられ、好みの濃さを調整し易いなどの利点から、バッグ形態(ティーバッグ)で用いられることが多く、総生産高におけるバッグ形態(ティーバッグ)での製品割合が急増している。
【0003】
一方、茶類ではなくコーヒーに関しては、飲用時に手間がかからず、長期保存の可能なインスタントコーヒーや、手間は掛かるが味や芳香性に優れるレギュラーコーヒーが製品割合のほとんどを占めており、バッグ形態(コーヒー抽出バッグ)のものはあまり多く利用されていない。
【0004】
コーヒー抽出バッグとしては、図8に示されるような、一杯分のコーヒー挽き豆を充填したバッグ本体10にひも20を付けたものが一般に知られており、レギュラーコーヒーのように挽き豆を用い、インスタントコーヒーのように手軽に飲用できるようにしてある。尚、上記バッグ本体10は、麻,パルプ又は熱溶着樹脂を添加したシートや、メルトブロー方式等によるポリプロピレン等の合成繊維のシートを袋状にしたもので、コーヒー挽き豆を該バッグ本体10内に保持しつつ、コーヒー成分を抽出させることができるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示されるような単なる袋状のコーヒー抽出バッグによると、抽出している最中に熱湯内でコーヒー挽き豆が上記バッグ本体10底部に沈殿してしまい、該バッグ本体10内に充填されているコーヒー挽き豆の全体からコーヒー成分が充分に抽出されにくいという問題がある。また、沈殿したコーヒー挽き豆を攪拌しようとしても、上記バッグ本体10内には、一杯分として約6g以上ものコーヒー挽き豆が充填されており、該バッグ本体10内の空間も少なく、上記ひも20を上下させてもなかなか攪拌することができない。
【0006】
更に、抽出している最中にコーヒー挽き豆から発生する気体により、上記バッグ本体10が浮き上がってしまうことも攪拌を阻害している。また、図8に示されるような単なる袋状のコーヒー抽出バッグにおいては、コーヒー挽き豆が上記バッグ本体10底部に沈殿してしまうため、該バッグ本体10のコーヒー成分抽出に際して実際に活用されている表面積はかなり少ない。
【0007】
上述のことから、コーヒーの抽出効率を向上させるには、上記バッグ本体内でのコーヒー挽き豆の攪拌性を高めること、及び該バッグ本体の表面積を増加させること等が必要である。上記バッグ本体内でのコーヒー挽き豆の攪拌性を向上させる方法としては、該バッグ本体内部にまで貫通する棒等を取り付けて攪拌する方法や、外部から押し出し具により該バッグ本体をもむことにより攪拌させる方法があるが、抽出時の操作性が煩雑になってしまうという問題がある。また、上記バッグ本体の表面積を増加させる方法としては、バッグの形態を大きくすれば良いが、単純にバッグの形態を大きくすると、使用時にカップに入らなくなったり、包装時にコンパクトではなくなり、持ち運びに不便となりコーヒー抽出バッグとしての利点を阻害してしまうことになる。
【0008】
尚、コーヒー挽き豆から発生する気体により上記バッグ本体が浮いてしまうことを防止する方法としては、特公平 7-28825号公報に記載の方法が知られている。この方法は、バッグ本体内部に貫通する細いパイプを取り付け、気体の排出を促進し、且つ該パイプを取手として操作する方法である。しかし、この方法によると、気体発生によるバッグ本体の浮きをある程度抑制することはできるが、パイプの取手としての操作性が悪く、攪拌性の向上に関しては配慮されておらず、コーヒー成分の抽出が不十分で、なかなか早く、濃く、芳香性の高いコーヒーを得ることは困難であった。
【0009】
また、抽出前にはコンパクトな形態のバッグの表面積を、抽出時に増加させる方法としては、特開平 5-16967号公報に記載の方法が知られている。この方法は、バッグ本体の底部が二重以上に折り返して抽出時にこの底部が広がり、ドリップ型のフィルターと同様にする方法である。しかし、この方法によると、表面積の増加はわずかで、攪拌性の向上に関しても配慮されていないため、コーヒー成分の充分な抽出は困難であった。
【0010】
本発明は、従来のコーヒー抽出バッグの上述したような問題を解決するためのものであり、本発明の目的は、コーヒーを手軽で早く濃く抽出することのできるコーヒー抽出バッグを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、紙及び不織布等のフィルター材料により形成され、コーヒー挽き豆Cが充填されたバッグ本体1と、該バッグ本体1の上部に取り付けられた棒状の取手2とからなるコーヒー抽出バッグ であって、上記バッグ本体1は、その両側部に折れ目が縦方向に位置する複数の中折り部11,11・・をそれぞれ有しており、該中折り部11,11・・を展開させることにより上記バッグ本体1の形状を側方に拡大し得るようにしてあり、上記バッグ本体1が、両側の全長に亘って上記中折り部11,11・・の形成された筒状部材が2つ折りにされて該筒状部材の両端が接合された形態を有していることを特徴とするコーヒー抽出バッグを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0013】
請求項に記載の発明は、紙及び不織布等のフィルター材料により形成され、コーヒー挽き豆Cが充填されたバッグ本体1と、該バッグ本体1の上部に取り付けられた棒状の取手2とからなるコーヒー抽出バッグ であって、上記バッグ本体1は、その両側部に折れ目が縦方向に位置する複数の中折り部11,11・・をそれぞれ有しており、該中折り部11,11・・を展開させることにより上記バッグ本体1の形状を側方に拡大し得るようにしてあり、上記中折り部11,11・・が上記バッグ本体1の両側部にそれぞれ2つずつ形成されており、各側部における2つの該中折り部11,11・・に挟まれた突出部12,12をそれぞれ側方に引き出すことにより、該中折り部11,11・・を展開させるようにしてあることを特徴とするコーヒー抽出バッグを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコーヒー抽出バッグの一実施形態について図面を参照して説明する。図1〜3は本実施形態のコーヒー抽出バッグを示しており、図1は未使用時における斜視図、図2は使用時における斜視図、図3は製造工程を示す説明図である。
【0015】
本実施形態のコーヒー抽出バッグは、図1及び図2に示されるように、紙及び不織布等のフィルター材料により形成され、コーヒー挽き豆Cが充填されたバッグ本体1と、該バッグ本体1の上部に取り付けられた棒状の取手2とからなるコーヒー抽出バッグであって、上記バッグ本体1は、その両側部に折れ目が縦方向に位置する複数の中折り部11,11・・をそれぞれ有しており、該中折り部11,11・・を展開させることにより上記バッグ本体1の形状を側方に拡大し得るようにしてある。
【0016】
また、本実施形態のコーヒー抽出バッグにおいては、上記バッグ本体1が、両側の全長に亘って上記中折り部11,11・・の形成された筒状部材が2つ折りにされて該筒状部材の両端が接合された形態を有している。
【0017】
本実施形態のコーヒー抽出バッグを更に詳しく説明する。上記バッグ本体1は、麻,パルプ又は熱溶着樹脂を添加したシートやメルトブロー方式等によるポリプロピレン等の合成繊維のシートにより構成されている。上記バッグ本体1は、筒状にされた部材(筒状部材)の両端を接合した形態をしており、その両側には該バッグ本体1内方に折り込まれた上記中折り部11,11・・がそれぞれ4つずつ形成されている。各側部における上記中折り部11,11・・は、2つずつその下方が連結されている。各側部における上記中折り部11,11・・間には、更にもう一度外方に向けて折り返された突出部12,12が2つずつ形成されており、該突出部12,12も下方で連結されている。
【0018】
上記中折り部11,11は、上記コーヒー抽出バッグの使用前においては、図1に示されるように、上記バッグ本体1の内方に折り込まれたまま収納されておおり、該バッグ本体1全体をコンパクトな形態としている。しかし、その使用直前に、上記突出部12,12・・を側方に引き出し、上記中折り部11,11・・を展開させる。このように上記中折り部11,11・・が展開されることにより、コーヒーを抽出する実質的表面積が増加されると共に上記コーヒーバッグ1内の容積を増加させてコーヒー挽き豆の攪拌が効率よく行われるようになる。
【0019】
上記バッグ本体1を構成するシートは、上述したように麻,パルプ又は熱溶着樹脂を添加したシートやメルトブロー方式等によるポリプロピレン等の合成繊維のシートから構成されるが、該シートはコーヒー挽き豆を該バッグ本体1内に保持しつつ、コーヒー成分は該バッグ本体1から抽出させるろ過機能を有するフィルター材料である。コーヒーの抽出に用いられるフィルター材料としては、その通気度が1〜15m/Kpa・S であることが好ましい。通気度が1m/Kpa・S 未満であると、熱湯がなかなか上記バッグ本体1内のコーヒー挽き豆に浸透しにくかったり、コーヒー挽き豆の微粉がフィルター材料の目に詰まりやすかったり、コーヒー挽き豆から発生する気体が該バッグ本体1内から外部に逃げずに該バッグ本体1が浮きやすくなってしまったりして、充分な抽出を行い難いという問題がある。また、15m/Kpa・S を超えると、コーヒー挽き豆の微粉が上記バッグ本体1内から外部に逃げ出し、抽出されるコーヒーの味や喉ごしを悪化させてしまうという問題がある。
【0020】
尚、本発明のコーヒー抽出バッグの場合は、その操作性や攪拌性に優れているため、上記バッグ本体1に用いられるフィルター材料の好ましい通気度の範囲は上述したようになるが、これまでの通常のコーヒー抽出バッグであれば、本発明のコーヒー抽出バッグよりも操作性や攪拌性に劣るので、フィルター材料の好ましい通気度の範囲は5〜15m/Kpa・S 程度であり、本発明のコーヒー抽出バッグよりもその範囲を狭くせざるを得ない。
【0021】
また、上述したフィルター材料としては、通気度が上述した範囲内にあれば、麻,綿,パルプ等の天然系繊維や、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート,ナイロン,レーヨン等の合成繊維等の繊維からなるシートを用いても良く、該シートをどのような製造方法によって製造しても良い。更に、上記バッグ本体1を構成するシートの接着に関しては、ヒートシール、接着剤による接着、ミシン縫製又はかしませ接着等により行うことができる。
【0022】
上記バッグ本体1上端中央に取り付けられる上記取手2は、棒状の形態をしており、その下端部付近には、係止部21が屈曲されて形成されていてもよい。上記取手2の長さは、抽出時に熱湯からの熱さを防ぐため少なくとも50mm以上であることが好ましい。また、コーヒー抽出バッグが、図7に示されるように、折り畳まれて収納袋3内に個装されたときに、上記取手2が上記バッグ本体1よりも突出されるような長さとされていれば、該収納袋3から取り出しやすくなる。
【0023】
上記取手2の素材としては、紙材やプラスチック材等を用いることができるが、熱湯中に入れられるので耐熱性に優れ、手に熱を伝えない熱の伝導の少ないものが好ましく、廃棄後に生分解されるような環境汚染をも考慮した素材が好ましい。上記取手2の上記バッグ本体1の上端への接合は、両者の素材の相性にもよるが、ヒートシール、接着剤による接着、ミシン縫製又はかしませ接着等により行うことができ、該取手2の振とうに耐え得るだけの接着強度が求められる。
【0024】
上記取手2が棒状とされているため、上記バッグ本体1が浮き上がろうとするのに抵抗して該バッグ本体を熱湯中で振とうさせることができ、振とうの操作を確実に該バッグ本体1に伝えてコーヒー挽き豆を攪拌させることができる。特に、上記バッグ本体1に疎水性の合成繊維によるフィルター材料を用いた場合は、抽出初期におけるフィルター材料の濡れ性が悪く、なかなかコーヒー挽き豆に熱湯が染み込まずに該バッグ本体1を熱湯中に沈ませることができないが、このような場合に上記取手2により強制的に該バッグ本体1を熱湯中に沈ませることができ有効である。
【0025】
また、コーヒー挽き豆から発生する気体により上記バッグ本体1が浮き上がろうとした場合にも、上記取手2により強制的に該バッグ本体1を熱湯中に沈ませることができ有効である。また、上記バッグ本体1を上下に確実に振とうさせて、該バッグ本体1内のコーヒー挽き豆を確実に攪拌することもできる。更に、抽出中に誤って手を離してしまったとしても、上記取手2の上端が熱湯よりも上部に突出するのでコーヒー抽出バッグを引き上げやすいという利点もある。更に、上記係止部21を形成することにより、コーヒー抽出バッグをカップの縁に係止させた状態で抽出させることもできる。
【0026】
本実施形態のコーヒー抽出バッグは、図1に示されるように、その抽出前には上記中折り部11,11・・を折り込んだコンパクトな状態で1つずつ上記収納袋3内に収納された状態とされている。上記収納袋3の切り口31を、上記バッグ本体1よりも突出された上記取手2の側方に位置させることにより、該切り口31から開封された該収納袋3から該取手2の先端が突出するので、コーヒー抽出バッグを取り出しやすくなる。
【0027】
上記収納袋3としては、アルミ製のものを用い、窒素置換や酸化防止剤を入れることでコーヒー挽き豆の酸化による劣化を抑えることができる。また、複数のコーヒー抽出バッグを蓋のある缶等の容器にまとめて入れることもでき、この場合は、コーヒー抽出バッグをそのまま又は1つずつ収納袋に入れ、これらを該容器内に入れればよい。この場合も、容器内に酸化防止剤や乾燥剤を入れておくと長期の保存が可能である。
【0028】
図1及び図2に示されるコーヒー抽出バッグの製造工程の一例を、図面を参照して簡単に説明する。上述したような麻,綿,パルプ等の天然系繊維や、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート,ナイロン,レーヨン等の合成繊維等の繊維からなるシートSを、図3に示されるように2つに折り、その端縁をシールして接合シール部13として筒状部材を形成する。次いで、上記接合シール部13の位置を中央にした状態で両側方を内方に折り曲げ更に外方に折り返すことにより上記中折り部11,11・・及び上記突出部12,12・・を形成させる。
【0029】
上記中折り部11,11・・等の形成された筒状部材を上記接合シール部13を内側にして2つに折り曲げて上記バッグ本体1を形成させ、上方からコーヒー挽き豆Cを充填する。コーヒー挽き豆Cを充填したら、上記バッグ本体1の上端をシールして接合シール部14を形成させる。最後に、上記接合シール部14の中央に上記取手2を接合する。
【0030】
本実施形態のコーヒー抽出バッグは上述のように構成されており、本実施形態のコーヒー抽出バッグによれば、上記バッグ本体1を上記中折り部11,11・・を有する形態とすることにより、抽出前の状態をコンパクトにし、抽出時には該中折り部11,11・・を側方に展開させることでコーヒー成分の抽出に対して有効な表面積を増加させ、該バッグ本体1内のコーヒー挽き豆からのコーヒー成分の抽出を、より効率的に行うことができる。また、上記中折り部11,11・・の側方への展開により、上記バッグ本体1内の容積を拡大させることにより、該バッグ本体1の上下振とうによって抽出の不十分なコーヒー挽き豆を充分に攪拌させることができ、コーヒー成分の抽出がより効率的に行われるようにしてある。
【0031】
更に、上記取手2が棒状であるために、上記バッグ本体1を確実に振とうさせることができ、該バッグ本体1が浮き上がってしまう場合でも確実に熱湯中に該バッグ本体1を沈ませることができる。上記バッグ本体1を確実に振とうさせることにより、上述したように上記バッグ本体1内のコーヒー挽き豆を攪拌させることができる。
【0032】
次に、本発明のコーヒー抽出バッグの他の実施形態を図4〜6に示す。本実施形態のコーヒー抽出バッグは、上述した図1〜3に示される実施形態とは、上記バッグ本体1の形態が異なるのみであり、材質や上記取手2に関しては何等変わるところはない。従って、本実施形態に関し、以下には上記バッグ本体1の形態について特に説明し、その他の点に関してはその説明を省略する。
【0033】
本実施形態の上記バッグ本体1は、図1〜3に示される実施形態のように筒状部材の両端が接合されたような形態ではなく、袋状の形態を有している。そして、袋状の上記バッグ本体1の両側には、上記中折り部11,11・・が2つずつ形成されている。各側部における上記中折り部11,11・・は、それぞれ下方で連結されている。各側部における上記中折り部11,11間には、更にもう一度外方に向けて折り返された突出部12が形成されている。
【0034】
図4及び図5に示されるコーヒー抽出バッグの製造工程の一例を、図面を参照して簡単に説明する。上述したような麻,綿,パルプ等の天然系繊維や、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート,ナイロン,レーヨン等の合成繊維等の繊維からなるシートSを、図6に示されるように折り曲げて上記中折り部11,11を形成させる。次いで、上記中折り部11,11の形成された上記シートSを2つに折り、その両側端縁をシールして接合シール部13,13として袋状にして上記バッグ本体1を形成させる。上記接合シール部13,13によりシールされた部分が上記突出部12,12となる。上記バッグ本体1の上方からコーヒー挽き豆Cを充填し、該バッグ本体1の上端をシールして接合シール部14を形成させる。最後に、上記接合シール部14の中央に上記取手2を接合する。
【0035】
本実施形態のコーヒー抽出バッグも、図1〜3に示された実施形態のコーヒー抽出バッグと全く同様に、抽出前はコンパクトな形態とされ、抽出時には上記中折り部11,11・・を側方に展開させて表面積を増加させると共に、該バッグ本体1内部の容積を拡大させ、上記取手2とにより該バッグ本体1内のコーヒー挽き豆を効率良く攪拌させることができるという効果を有している。
【0036】
本発明のコーヒー抽出バッグは上記実施形態に制限されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、上記中折り部11,11・・を上記バッグ本体1の内側に形成したが、該バッグ本体1の外側に形成しても何等差し支えない。更に、上記実施形態においては、上記バッグ本体1を1種類のフィルター材料で構成したが、複数種類のフィルター材料を組み合わせても良く、この場合、該バッグ本体1の部位によって異なる通気度のフィルター材料を用いてコーヒー成分の抽出をコントロールすることができる。このときも、フィルター材料の通気度は、上述した範囲内で組み合わされることが好ましい。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明のコーヒー抽出バッグによれば、コーヒーを手軽で早く濃く抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコーヒー抽出バッグの一実施形態の斜視図(未使用時)である。
【図2】本発明のコーヒー抽出バッグの一実施形態の斜視図(使用時)である。
【図3】本発明のコーヒー抽出バッグの一実施形態の製造工程を示す説明図である。
【図4】本発明のコーヒー抽出バッグの他の実施形態の斜視図(未使用時)である。
【図5】本発明のコーヒー抽出バッグの他の実施形態の斜視図(使用時)である。
【図6】本発明のコーヒー抽出バッグの他の実施形態の製造工程を示す説明図である。
【図7】本発明のコーヒー抽出バッグの実施形態の収納袋への収納状態を示す説明図である。
【図8】従来のコーヒー抽出バッグの斜視図である。
【符号の説明】
1 バッグ本体
11 中折り部
12 突出部
2 取手
21 係止部

Claims (2)

  1. 紙及び不織布等のフィルター材料により形成され、コーヒー挽き豆Cが充填されたバッグ本体1と、該バッグ本体1の上部に取り付けられた棒状の取手2とからなるコーヒー抽出バッグであって、
    上記バッグ本体1は、その両側部に折れ目が縦方向に位置する複数の中折り部11,11・・をそれぞれ有しており、該中折り部11,11・・を展開させることにより上記バッグ本体1の形状を側方に拡大し得るようにしてあり、
    上記バッグ本体1が、両側の全長に亘って上記中折り部11,11・・の形成された筒状部材が2つ折りにされて該筒状部材の両端が接合された形態を有していることを特徴とするコーヒー抽出バッグ。
  2. 紙及び不織布等のフィルター材料により形成され、コーヒー挽き豆Cが充填されたバッグ本体1と、該バッグ本体1の上部に取り付けられた棒状の取手2とからなるコーヒー抽出バッグであって、
    上記バッグ本体1は、その両側部に折れ目が縦方向に位置する複数の中折り部11,11・・をそれぞれ有しており、該中折り部11,11・・を展開させることにより上記バッグ本体1の形状を側方に拡大し得るようにしてあり、
    上記中折り部11,11・・が上記バッグ本体1の両側部にそれぞれ2つずつ形成されており、各側部における2つの該中折り部11,11・・に挟まれた突出部12,12をそれぞれ側方に引き出すことにより、該中折り部11,11・・を展開させるようにしてあることを特徴とするコーヒー抽出バッグ。
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