JP3670985B2 - データ・サービス信号検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンポーネント映像信号の垂直帰線期間内に挿入されているデータ・サービス信号を検出するデータ・サービス信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
BSデジタル放送受信機、DVDプレーヤ等から出力されるコンポーネント映像信号の垂直帰線期間内には、映像信号のアスペクト比等を示すデータ・サービス信号が挿入されている。このようなデータ・サービス信号を検出する回路では、所定のしきい値を用いて、データ・サービス信号をデコードしている。
【0003】
従来においては、上記しきい値レベルとして、3値同期信号のポジティブ期間を、データ・サービス信号として誤って検出しないように、3値同期信号のポジティブ期間の最大レベルより大きく設定している。
【0004】
しかしながら、従来の検出方法では、入力映像信号の振幅レベルの変動や、信号の品位低下(オーバーシュート、アンダーシュート)等により、3値同期信号のポジティブ期間をデータ・サービス信号として誤って検出するといったことを、完全に防止することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、3値同期信号のポジティブ期間をデータ・サービス信号として誤って検出するといったことを防止でき、データ・サービス信号の検出を常に安定して行なうことができるデータ・サービス信号検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明によるデータ・サービス信号検出装置は、入力映像信号から、水平同期信号および垂直同期信号を分離する同期分離回路、同期分離回路によって得られた水平同期信号に同期したサンプリングクロックを発生するクロック発生回路、入力映像信号をクロック発生回路によって得られたサンプリングクロックに基づいてサンプリングするA/D変換回路、同期分離回路によって得られた水平同期信号の終了位置を検出する水平同期信号終了位置検出回路、A/D変換回路から出力される画像データを、3値同期信号検出用しきい値でスライスする第1スライス回路、第1スライス回路の出力に基づいて、3値同期信号の有無を検出する3値同期信号検出回路、第1スライス回路の出力に基づいて、3値同期信号のポジティブ期間の終了位置を検出する3値同期信号終了位置検出回路、A/D変換回路から出力される画像データを、データ・サービス信号検出用しきい値でスライスする第2スライス回路、ならびに第2スライス回路の出力に基づいて、データ・サービス信号を検出するデータ・サービス信号検出回路を備えており、データ・サービス信号検出回路は、水平同期信号終了位置検出回路によって水平同期信号終了位置が検出されたときからデータ・サービス信号の検出を開始するが、3値同期信号検出回路によって3値同期信号が検出されたときには、水平同期信号終了位置からそれまでに得られたデータ・サービス信号の検出結果を無効とし、3値同期信号終了位置検出回路によって3値同期信号のポジティブ期間の終了位置を検出された時点からデータ・サービス信号の検出を開始することを特徴とする。
【0007】
データ・サービス信号検出回路は、たとえば、データ・サービス信号のリファレンス信号の幅を測定する回路、データ・サービス信号のbit0がLow であることを検出する回路、データ・サービス信号のbit1〜bit20 のデータを検出する回路、ならびに検出されたデータ・サービス信号に対してCRC チェックを行い、誤りが検出されなかった場合にのみ、データ・サービス信号検出結果を更新し、誤りが検出された場合には、以前のデータ・サービス信号検出結果を保持する回路を備えているものが用いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
【0009】
図1は、データ・サービス信号検出装置の構成を示している。
【0010】
図2は、水平同期信号が2値同期信号である場合において、Y信号の垂直帰線期間に挿入されたデータ・サービス信号を示している。
【0011】
図3は、水平同期信号が3値同期信号である場合において、Y信号の垂直帰線期間に挿入されたデータ・サービス信号を示している。
【0012】
データ・サービス信号は、図2および図3に示すように、Ref 信号(リファレンス信号)と、これに続くbit1〜bit20 のbit 信号から構成されている。Ref 信号は、各bit 信号の幅を規定するものである。bit0の信号は常にLOW 、つまり、"0" である。bit1〜20の信号は、Low("0")またはHigh("1") のいずれかである。
【0013】
同期分離回路1は、コンポーネント映像信号Y,U,VのうちのY信号(輝度信号)から水平同期信号HSYNC と垂直同期信号VSYNC とを分離して出力する。図2および図3に示すように、水平同期信号が2値同期信号であっても、3値同期信号であっても、同期分離回路1によって得られる水平同期信号HSYNC の波形は変わらない。
【0014】
PLLクロック発生回路2は、同期分離回路1から出力される水平同期信号HSYNC に基づいて、水平同期信号HSYNC に同期したサンプリングクロックCLOCK を発生する。
【0015】
A/D変換器3は、コンポーネント映像信号Y,U,Vを、サンプリングクロックCLOCK を用いてサンプリングする。ここでは、説明の便宜上、Y信号のみを示している。
【0016】
A/D変換器3によって得られたデジタルデータは、3値同期信号検出回路4に送られるとともにデータ・サービス信号検出回路5に送られる。
【0017】
3値同期信号検出回路4は、スライス回路41、3値同期信号検出部42および3値同期ポジティブ期間終了検出部43を備えている。3値同期信号検出回路4には、水平同期信号HSYNC 、垂直同期信号VSYNC およびサンプリングクロックCLOCK も入力している。
【0018】
スライス回路41は、水平同期信号HSYNC が入力すると、マイコン制御部6によって設定された第1しきい値を用いて、3値同期信号のポジティブ期間をスライスする。第1しきい値としては、3値同期信号をスライスできるレベルが設定される。
【0019】
3値同期信号検出部42は、スライス回路41の出力に基づいて、同期信号が3値同期信号であるか否かを判定し、同期信号が3値同期信号である場合には、TRISYNC _DETECT信号をHighにする。
【0020】
3値同期ポジティブ期間終了検出部43は、3値同期信号検出部42によって同期信号が3値同期信号であると判定された場合に、スライス回路41の出力に基づいて3値同期信号の終了時点を検出してTRISYNC _END パルスを出力する。
【0021】
データ・サービス信号検出回路5は、スライス回路51、HSYNC 終了検出回路52、Ref 信号幅検出回路53、bit0検出回路54、bit1〜20検出回路55、CRC チェック回路56およびデータ・サービス信号結果出力回路57を備えている。
【0022】
スライス回路51は、水平同期信号HSYNC が入力すると、マイコン制御部6によって設定された第2しきい値を用いて、データ・サービス信号をスライスする。第2しきい値としては、データ・サービス信号をスライスできるレベルが設定される。通常は、第2しきい値の方が、第1しきい値より大きな値に設定される。
【0023】
HSYNC 終了検出回路52は、水平同期信号HSYNC の終了時点を検出してHSYNC _END パルスを出力する。Ref 信号幅検出回路53は、スライス回路51の出力に基づいて、データ・サービス信号のRef 信号幅を測定する。
【0024】
Ref 信号幅検出回路53は、HSYNC 終了検出回路52からのHSYNC _END パルスが入力された後に、スライス回路51の出力に基づくRef 信号幅測定を開始するが、3値同期信号検出部42によって同期信号が3値同期信号であると判定された場合には、3値同期ポジティブ期間終了検出部43からのTRISYNC _END パルスが入力されるまでの測定結果をキャンセルし(無効とし)、TRISYNC _END パルスが入力された後にスライス回路51の出力に基づくRef 信号幅測定を開始する。
【0025】
したがって、同期信号が2値同期信号である場合には、Ref 信号幅検出回路53は、図2に示すように、HSYNC _END パルスが入力されたときから、スライス回路51の出力に基づくRef 信号幅測定を開始する。言い換えれば、同期信号が2値同期信号である場合には、水平同期信号HSYNC の終了時点からデータ・サービス信号の検出が開始される。
【0026】
同期信号が3値同期信号である場合には、Ref 信号幅検出回路53は、図3に示すように、TRISYNC _END パルスが入力されたときから、スライス回路51の出力に基づくRef 信号幅測定を実質的に開始することになる。言い換えれば、同期信号が3値同期信号である場合には、3値同期信号のポジティブ期間の終了始点から、データ・サービス信号の検出が開始される。したがって、3値同期信号のポジティブ期間をデータ・サービス信号として誤って検出するといったことが防止される。
【0027】
Ref 信号幅検出回路53によってRef 信号幅が検出されると、bit0検出回路54は、スライス回路51の出力に基づいて、Ref 信号幅の間隔を用いて、データ・サービス信号のbit0のデータ(low)を検出する。また、bit1〜20検出回路55は、スライス回路51の出力に基づいて、Ref 信号幅の間隔を用いて、データ・サービス信号のbit1〜bit20 のデータを検出する。
【0028】
bit0検出回路54およびbit1〜20検出回路55によって検出されたデータ・サービス信号のbit0〜bit20 のデータは、CRC チェック回路56に送られる。CRC チェック回路56は、検出されたbit0〜bit20 のデータに基づいて、CRC チェックを行い、ビット誤りがなければ、bit0〜bit20 のデータをデータ・サービス信号結果出力回路57に転送する。データ・サービス信号結果出力回路57は、CRC チェック回路56から転送されてきたbit0〜bit20 のデータをデータ・サービス信号として出力する。
【0029】
なお、CRC チェック回路56は、ビット誤りを検出した場合には、そのデータを採用せず、以前のデータ・サービス信号を保持する。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、3値同期信号のポジティブ期間をデータ・サービス信号として誤って検出するといったことを防止でき、データ・サービス信号の検出を常に安定して行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ・サービス信号検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】水平同期信号が2値同期信号である場合において、Y信号の垂直帰線期間に挿入されたデータ・サービス信号を示すタイムチャートである。
【図3】水平同期信号が3値同期信号である場合において、Y信号の垂直帰線期間に挿入されたデータ・サービス信号を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 同期分離回路
2 PLLクロック発生回路
3 A/D変換器
4 3値同期信号検出回路
5 データ・サービス信号検出回路
Claims (2)
- 入力映像信号から、水平同期信号および垂直同期信号を分離する同期分離回路、
同期分離回路によって得られた水平同期信号に同期したサンプリングクロックを発生するクロック発生回路、
入力映像信号をクロック発生回路によって得られたサンプリングクロックに基づいてサンプリングするA/D変換回路、
同期分離回路によって得られた水平同期信号の終了位置を検出する水平同期信号終了位置検出回路、
A/D変換回路から出力される画像データを、3値同期信号検出用しきい値でスライスする第1スライス回路、
第1スライス回路の出力に基づいて、3値同期信号の有無を検出する3値同期信号検出回路、
第1スライス回路の出力に基づいて、3値同期信号のポジティブ期間の終了位置を検出する3値同期信号終了位置検出回路、
A/D変換回路から出力される画像データを、データ・サービス信号検出用しきい値でスライスする第2スライス回路、ならびに
第2スライス回路の出力に基づいて、データ・サービス信号を検出するデータ・サービス信号検出回路を備えており、
データ・サービス信号検出回路は、水平同期信号終了位置検出回路によって水平同期信号終了位置が検出されたときからデータ・サービス信号の検出を開始するが、3値同期信号検出回路によって3値同期信号が検出されたときには、水平同期信号終了位置からそれまでに得られたデータ・サービス信号の検出結果を無効とし、3値同期信号終了位置検出回路によって3値同期信号のポジティブ期間の終了位置を検出された時点からデータ・サービス信号の検出を開始することを特徴とするデータ・サービス信号検出装置。 - データ・サービス信号検出回路は、
データ・サービス信号のリファレンス信号の幅を測定する回路、
データ・サービス信号のbit0がLow であることを検出する回路、
データ・サービス信号のbit1〜bit20 のデータを検出する回路、ならびに
検出されたデータ・サービス信号に対してCRC チェックを行い、誤りが検出されなかった場合にのみ、データ・サービス信号検出結果を更新し、誤りが検出された場合には、以前のデータ・サービス信号検出結果を保持する回路、
を備えている請求項1に記載のデータ・サービス信号検出装置。
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JP2001201720A JP3670985B2 (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | データ・サービス信号検出装置 |
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Family Applications (1)
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