JP3670567B2 - 反射型表示装置および照明装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、フロントライトを備える反射型表示装置および反射型表示装置のフロントライトに好適に用いられる照明装置に関する。
【0002】
【従来技術】
反射型表示装置は、薄型、軽量および低消費電力などの特徴を有し、特に携帯性に優れた情報端末機器(ハンドヘルドPCやPDAなど)の表示装置として利用が進んでいる。反射型表示装置のなかには、十分な強度の周囲光が得られない場合の表示品位を向上するための照明装置を備えたものが知られている。この照明装置は、透過型表示装置の照明装置が「バックライト」と称されるの対して、「フロントライト」と称される。フロントライトは、典型的には、光源と、光源からの光を反射型表示パネルに向けて出射する導光板とを備えている。このようなフロントライトは、例えば、”A Transparent Frontlighting System for Reflective-Type Displays", C.Y.Tai,H et al., SID 95 DIGEST, pp.375-378に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本願発明者が検討したところ、上述したフロントライトを用いると暗い環境下での表示品位を向上することができるものの、フロントライトにおける光の利用効率は、フロントライトの構造、特にフロントライトの導光板を固定する構造に大きく依存するという問題があることがわかった。また、この光の利用効率の低下は、透過型表示装置のバックライトよりも顕著である。
【0004】
この問題を透過型LCDのバックライトと反射型LCDのフロントライトについて、図面を参照しながら説明する。図6(a)は透過型LCDを模式的に示す図であり、図6(b)は反射型LCDを模式的に示す図である。
【0005】
図6(a)に示したように、透過型LCD500は、透過型液晶パネル510と、透過型液晶パネル510に対して観察者とは反対側に配置されたバックライト520とを有している。バックライト520は、光源(例えば蛍光管)522と、導光板524と、これらを保持し、内面に拡散反射層(白色シート)525を有するケース526とを有している。
【0006】
光源522から出射された光は、直接的にまたは拡散反射層525で反射された後に、導光板524に入射する。導光板524に入射した光は、導光板524内を臨界角以上の角度で全反射しながら伝搬する光と、導光板524のシボ面(観察者から遠い方の面に形成された凹凸面)524aで拡散反射され、その後に導光板524から出射される光とに分離される。導光板524から観察者とは反対側に出射された光は拡散反射層525で反射され、その一部は再び導光板524内を伝搬し、他は導光板524を透過して観察者側に出射される。このように、光源522から出射された光の殆ど全てが結果的に観察者側に出射され、表示に利用される。
【0007】
上述したように、バックライト520の光源522から出射された光は、拡散反射層525の働きによって、その殆どが表示に利用され、光の利用効率は、拡散反射層525の外側に設けれらるケース526の構造や光学特性の影響を受けない。従って、導光板524をケース526に固定するための構造に特に制約は無く、例えば、拡散反射層525を介して導光板524を両面接着テープや接着剤を用いてケース526に固定しても良いし、拡散反射層525を介して導光板524をケース526の上下の板上部間に挟持することによって固定してもよい。また、光源522と導光板524と相対位置に高い位置精度は要求されない。
【0008】
図6(b)に示した反射型LCD600は、反射型液晶パネル610と、反射型液晶パネル610の観察者側に配置されたフロントライト620とを有している。フロントライト620は、光源(例えば蛍光管)622と、導光板624と、これらを保持するケース626とを有している。
【0009】
導光板624の構造と機能を図7を参照しながら説明する。導光板624は、光源622側の入射側面624aと、入射側面624aに対向する対向側面624bと、観察者側のプリズム面624cと、プリズム面624cに対向する対向面624dとを有している。導光板624の対向面624d側に反射型液晶パネル610が配置される。プリズム面624cは、伝搬面624c1と反射面624c2とを有し、鋸歯状の断面形状を有する。伝搬面624c1と反射面624c2とが接する稜線624rは、典型的には、入射面624aに平行に延びる。
【0010】
光源622から出射された光のうち、導光板624の入射面624aに対して所定の角度(臨界角未満)で入射した光だけが導光板624内に至る。導光板624内に至った光のうち、導光板624の伝搬面624c1および対向面624dに対して所定の角度(臨界角未満)で入射する光のみが導光板624内を伝搬する。導光板624内に入射した光の一部(図7中のL1)は、プリズム面624の伝搬面624c1と、対向面624dとで全反射を繰り返しながら、入射側面624a側から対向側面624b側に伝搬する。導光板624内に入射した光(伝搬光も含む)の一部(図7中のL2)は、プリズム面624の反射面624c2で反射され、対向面624dから反射型液晶パネル610に向けて出射される。反射型液晶パネル610で反射された光は、対向面624dから再び導光板624に入射し、導光板624を通過した後、プリズム面624cから観察者側に出射され、表示に用いられる。
【0011】
光源622から出射された光のうち、導光板624の入射側面624aに対して臨界角以上で入射する光は、入射側面624aで全反射されるので、導光板624内に到達しない。導光板624内に至った光のうち、導光板624の伝搬面624c1および対向面624dに対して臨界角以上の角度で入射する光は照明に寄与しない。従って、反射型液晶パネル610で反射されること無く直接的に観察者側に出射されたり、反射型液晶パネル610に大きな角度で入射したりする結果、表示品位を低下させる原因となる。
【0012】
例示した導光板624では、入射側面624aから対向側面624bに向かって伝搬する光を選択的に対向面624d側に反射させるように、反射面624c2が形成されているので、対向側面624bで反射された光(図7中のL3)は、反射面624c2で全反射されることはなく、表示に利用されない。また、伝搬面624c1と反射面624c2との境界に入射した光は、散乱光となり表示品位を低下させる原因となる。
【0013】
例示した導光板624以外に、上記SID 95 DIGEST, pp.375-378に開示されているように、導光板624の両側に光源622を設け、互いに対向する側面624aおよび624bがそれぞれ入射側面および対向側面として機能する構成も知られている。また、光源を2つ設ける代わりに、対向側面624bに反射層を設け、対向側面624bからの反射光を積極的に設ける構成も知られている。
【0014】
いずれの構造の導光板を用いても、フロントライトにおいては、上述したように、プリズム面624cの反射面624c2に臨界角以上の角度で入射する光だけが、対向面624dから反射型液晶パネル610に向けて出射され、表示に用いられる。従って、上述したバックライト520のように拡散反射層525を設けても、反射面624c2で全反射される光よりも、反射面624c2で全反射されない迷光の方が多くなるので、かえって表示品位の低下に繋がる。
【0015】
上述したことから明らかなように、フロントライト620において光の利用効率を向上するためには、導光板624に入射する角度を高い精度で制御する必要がある。また、導光板624内における全反射の条件を広い角度範囲に対して満足させるためには、導光板624とその周囲の媒体との屈折率の比が大きいほうが好ましい。
【0016】
従って、光の利用効率の高いフロントライト620を得るためには、光源622と導光板624との相対配置を高い位置精度で位置決めし、且つ、導光板624を固定するために、例えば、両面テープや接着剤層あるはケースなどの空気よりも大きな屈折率を有する部材が接触することをできるだけ避けることが好ましい。
【0017】
上述したように、フロントライトにおける光の利用効率は、特にフロントライトの導光板の位置精度および固定構造に大きく依存し、光の利用効率の低下の程度は、透過型表示装置のバックライトよりも顕著であるにも拘わらず、光の利用効率の向上を目的としたフロントライトの構造は十分に検討されていない。また、反射型表示装置が有する透過型表示装置に対する優位な特徴(薄型、軽量および低消費電力)を十分に発揮させるためには、フロントライトの光の利用効率を高めることが強く望まれる。
【0018】
本発明は、上記の諸点に鑑みてなされたものであって、その目的は、反射型表示装置のフロントライトとして好適に用いられる照明装置およびそのような照明装置を備えた反射型表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の反射型表示装置は、光源と、前記光源からの光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向するプリズム面および対向面とを有する導光板と、少なくとも前記光源と前記導光板とを保持するケースであって、前記導光板の表示領域に対応する領域を露出する開口部と、前記第2側面の近傍において前記導光板と当接する領域に設けられ、前記導光板の位置を規定するための位置決め構造とを有するケースと、前記導光板に対して観察者とは反対側に配置された反射型表示パネルとを備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0020】
前記導光板のプリズム面は、前記第1側面に平行な稜線を有し、前記位置決め構造は、前記第2側面の近傍において前記導光板と当接する領域にのみ設けられている構成とすることが好ましい。
【0021】
前記導光板のプリズム面は、前記第1側面に対して傾斜した稜線を有し、前記稜線が前記第3側面と交差する点の前記第1側面からの距離は、前記稜線が前記第4側面と交差する点の前記第1側面からの距離よりも短く、前記ケースは、前記第3側面の近傍において前記導光板と当接する領域に、前記導光板の位置を規定するための更なる位置決め構造を有する構成としてもよい。
【0022】
前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成されたあなを有し、前記位置決め構造は、前記導光板の前記あなに嵌合する凸部を有する構成としてもよい。
【0023】
前記導光板は、前記第2側面側に突き出た凸部を有し、前記位置決め構造は、前記導光板の前記凸部と嵌合する凹部を有する構成としてもよい。
【0024】
前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成された第1のあな又は前記第2側面側に突き出た第1の凸部と、前記第3側面の近傍に形成された第2のあな又は前記第3側面側に突き出た第2の凸部とを有し、前記位置決め構造は、前記導光板の前記第1のあなに嵌合する第3の凸部又は前記第1の凸部に嵌合する第1の凹部を有し、前記更なる位置決め構造は、前記導光板の前記第2のあなに嵌合する第4の凸部又は前記第2の凸部に嵌合する第2の凹部を有する構成としてもよい。
【0025】
前記導光板が前記第1の凸部および前記第2の凸部を有する構成とすることが好ましい。
【0026】
前記ケースの少なくとも前記導光板の前記第2側面に対向する部分は、光吸収性を有する材料で形成されていることが好ましい。前記ケースは黒色高分子材料を用いて形成されていることが好ましい。
【0027】
本発明の照明装置は、光源と、前記光源からの光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向するプリズム面および対向面とを有する導光板と、前記光源と前記導光板とを保持するケースであって、前記導光板の中央領域を露出する開口部と、前記第2側面の近傍において前記導光板と当接する領域に設けられ、前記導光板の位置を規定するための位置決め構造とを有するケースとを備え、そのことによって上記目的が達成される。
【0028】
前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成されたあな又は前記第2側面側に突き出た凸部を有し、前記位置決め構造は、前記導光板の前記あなに嵌合する凸部又は前記導光板の前記凸部に嵌合する凹部を有する構成としてもよい。
【0029】
前記ケースの少なくとも前記導光板の前記第2側面に対向する部分は、光吸収性を有する材料で形成されていることが好ましい。
【0030】
以下、本発明の作用を説明する。
【0031】
本発明の照明装置は、光源と、導光板と、これらを保持するケースとを有している。導光板は、光源側の側面(入射側面;第1側面)から入射した光を入射側面に対向する(対向側面;第2側面)側に伝搬しながら、その一部を観察者側に配置されたプリズム面で反射することによって、プリズム面に対向する対向面から出射する。対向面から出射された光は被照射物(例えば反射型表示素子)に照射され、被照射物で反射された光は、対向面から導光板に入射し、導光板のプリズム面から観察者側に出射される。ケースは、導光板の中央領域、すなわち観察者が観察する領域に、導光板を露出する開口部を有し、且つ、導光板の対向側面の近傍に位置決め構造を有する。位置決め構造は、導光板の対向側面の近傍で導光板と当接し、導光板の位置(ケースに対する相対位置)を規定するように設けられている。導光板の対向側面の近傍に位置決め構造が設けられているので、導光板に入射側面から入射し、導光板のプリズム面で反射され、照明に用いられる光の利用効率に影響を及ぼさない。
【0032】
本発明による照明装置は、導光板のプリズム面と対向する対向面側に反射型表示素子を配置することによって、反射型表示装置のフロントライトとして好適に用いることができる。
【0033】
なお、本発明は、導光板の入射側面にのみ光源を設け、入射側面に対向する対向側面には他の光源や反射層を設けることなく、入射側面から入射し対向側面に向かって導光板内を伝搬する光のみを用いる構成において、最も効果的である。すなわち、上述のような構成を採用することによって、照明装置を小型化できるとともに、迷光の発生を抑制することができるので、反射型表示装置の小型化および表示品位の向上に効果的である。
【0034】
導光板として、プリズム面が入射側面に平行な稜線を有する導光板を用いる場合、対向側面の近傍において前記導光板と当接する領域にのみ位置決め構造を設けた構成とすることによって、光の利用効率の低下を最も効果的に抑制することができる。
【0035】
また、導光板として、プリズム面が入射側面に対して傾斜した稜線を有する導光板を用いる場合、対向側面の近傍において導光板と当接する領域に設けた位置決め構造に加え、入射側面(第1側面)と対向側面(第2側面)との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面のうち、稜線(またはその延長線)が側面と交差する点の入射側面からの距離が短いの側面(これを第3側面と定義する)の近傍において導光板と当接する更なる位置決め構造を設けてもよい。
【0036】
稜線が入射側面に対して上述のように傾斜した導光板においては、第3側面で反射される光は照明にほとんど寄与せず、第3側面の近傍に位置決め構造を設けても、第2側面の近傍にのみ位置決め構造を設けた場合と同程度の光利用効率を維持したたま、位置決め精度の向上を達成することができる。また、単純な構造で位置決め精度を向上できるので、製品のコストが上昇することもなく、製品の小型化にも有効である。
【0037】
対向側面の近傍に形成されたあなを有する導光板を用いる場合、導光板のあなに嵌合する凸部を有する位置決め構造によって、導光板のケースに対する相対位置を規定することができる。あなは、貫通孔でもよいし、窪み(穴)でもよい。導光板へのあなの形成や、ケースへの凸部の形成は、容易に高い位置精度を持って実行できる。また、導光板のあなにケースの凸部が嵌合するように、これらを組み立てる工程も容易であるので、照明装置や反射型表示装置の製造効率の低下も少なく、高い位置精度で、導光板をケースに対して相対的に位置合わせすることができる。
【0038】
導光板の対向側面に突き出た凸部を設け、導光板のこの凸部と嵌合する凹部を有する位置決め構造によって、導光板のケースに対する相対位置を規定することもできる。この凸部を利用する位置決め構造と上述したあなを利用する位置決め構造とを併用してもよい。また、導光板にあなおよび/または凸部を複数設けて、これらを利用して固定してもよい。位置合わせ作業のし易さのために、あなおよび凸部を対向側面にそって1つずつ異なる位置に設けることが好ましい。
【0039】
稜線が入射面に対して傾斜した稜線を有する導光板を用いた構成において、導光板の第3側面の近傍と当接する更なる位置決め構造は、導光板の第3側面の近傍に形成されたあなに嵌合する凸部であっても良いし、導光板の第3側面側に突き出た凸部に嵌合する凹部であってもよい。但し、光の利用効率を考慮すると、入射側面と第3側面との交点付近を避けて、更なる位置決め構造を設けることが好ましい。また、高い位置決め精度を得るためには、第2側面近傍の位置決め構造と第3側面近傍の位置決め構造は互いに対角位置に設けられることが好ましい。
【0040】
なお、導光板の第2側面(および第3側面)の近傍にあなを設けるよりも、第2側面(および第3側面)側に突き出た凸部を形成することが好ましい。位置決め作業(組み立て作業)の簡便さのためには、導光板設けられたあなに嵌合する凸部をケースに設けるよりも、導光板の第2側面側(および第3側面側)に突き出た凸部に嵌合する凹部をケースに設けることが好ましい。
【0041】
光源から出射され入射側面から導光板に入射し、導光板内を伝搬して対向側面に到達した光の一部は、対向側面から導光板外に出射される。ケースの少なくとも導光板の対向側面に対向する部分を光吸収性を有する材料で形成するととによって、対向側面から導光板外に出射された吸収することによって、この光が迷光となって、被照射物の視認性(被照射物が反射型表示素子である反射型表示装置においては表示品位)を低下させることを抑制する。ケース全体を黒色高分子材料を用いて形成することによって、上述の導光板の対向側面から出射した光だけでなく、光源から出射され光のうち導光板に入射しなかった光を吸収することができるので、迷光の発生をさらに抑制することができる。また、黒色高分子材料は、種々の成型法を用いて所望の形状に加工できるので、上記位置決め構造を有するケースを効率良く生産することができる。
【0042】
【発明の実施形態】
以下、本発明の反射型表示装置および照明装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。以下の実施形態では、反射型LCDとそれに用いられるフロントライトを例に本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の実施形態の反射型LCDのフロントライトとして用いられる照明装置は、単独の前方照明装置として用いることができる。なお、前方照明装置とは、被照射物に対して観察者側に配置され、観察者が照明装置を介して被照射物を観察するように用いられる照明装置のことを言う。被照射物は印刷物などの表示媒体であってよい。
【0043】
(実施形態1)
実施形態1の反射型LCD100の分解斜視図を図1に、反射型LCD100の断面図を図2示す。図2は、図1における下部ケース126Aに対する2A−2A’線に沿った断面図に相当する。
【0044】
反射型LCD100は、反射型液晶パネル110と照明装置(フロントライト)120とを有している。
【0045】
反射型液晶パネル110は公知の反射型液晶パネルであり、典型的には、フロントライト120側から順に、偏光板112、λ/4板(不図示)、および反射型液晶セル114を有している。反射型液晶セル114は、一対の基板間に液晶層を有し、液晶層(不図示)を通過する光の偏光状態を変調するとともに、液晶層のフロントライト120とは反対側に反射層(典型的には反射電極;不図示)を有し、液晶層を通過した光をフロントライト120側に反射する。偏光板の透過軸(偏光軸)、およびλ/4板の遅相軸の方向は、液晶材料や配向の方向、視野角の特性などを考慮して決定される。また、ここでは、反射型液晶パネル110として、2.5型(対角2.5インチ)、6.1万画素、画素ピッチは水平方向Phが約180μm、垂直方向Pvが約169μmのデルタ配列カラー反射型液晶パネルを用いる。
【0046】
フロントライト120は、光源122と、導光板124と、これらを保持するケース126とを備える。光源122として、ここでは、冷陰極放電管の三波長管(管径φ1mm)を用いる。光源122としては、これ以外に、LEDや、LEDと筒状導光体とを組み合わせて用いてもよい。なお、LEDを用いる場合、複数個のLEDを例えば線状に配列してもよい。
【0047】
導光板124は、光源122からの光を受ける第1側面(入射側面)124aと、第1側面に対向する第2側面(対向側面)124bと、第1側面124aと第2側面124dとの間に位置し互いに対向する第3側面124eおよび第4側面124fと、観察者側に配置されたプリズム面124cと、プリズム面124cに対向する対向面124dとを有する。導光板124は、図2に示したように、第1側面124aから第2側面124bに向かうに連れて、厚さが薄くなっており、光の伝搬方向に沿った断面がテーパ状である。このような形状の導光板124は、平行平板型の導光板よりも、出射光(対向面124dから出射される光)の強度分布が均一になる利点を有している。
【0048】
プリズム面124cは、伝搬面124c1と反射面124c2とを有し、鋸歯状の断面形状を有する。伝搬面124c1と反射面124c2とが接する稜線124rは、第1側面124aに平行である。光源122から出射された光の一部は、第1側面124aから導光板124に入射し、伝搬面124c1と対向面124dとで全反射を繰り返しながら、第2側面124bに向けて伝搬する。また、導光板124内を伝搬する光の一部は、反射面124c2で反射され、対向面124dから反射型液晶パネル110に向けて出射される。反射型液晶パネル110によって、表示信号に応じて変調され反射された光は、対向面124dから導光板124に入射し、導光板124を通過し、プリズム面124cから観察者側に出射される。
【0049】
導光板124は、第2側面124bの近傍に形成された貫通孔124gと、第2側面124側に突き出た凸部124hとを有している。貫通孔124gおよび凸部124hは、後述するように、ケース126に設けられた位置決め構造と互いに嵌合し、ケース126に対する導光板124の相対位置が規定される。上述したように、照明に利用される光は、導光板124内を第1側面124aから入射し第2側面124bに至るまでに、対向面124dから出射される。従って、第2側面124bの近傍に位置決めのための構造を形成しても、光の利用効率をほとんど低下させることがない。
【0050】
貫通孔124gおよび凸部124hを有する点を除けば、導光板124は公知の構造を有している。また、導光板124は、公知の材料を用いて公知の方法で形成される。ここでは、例えば、透明なアクリル樹脂を用いて形成された導光板124を用いる。導光板124の厚さは、例えば約1mmである。
【0051】
ケース126は、下部ケース126Aと上部ケース126Bとを有し、これらの間の所定の位置に光源122と導光板124とを保持する。光源122および導光板124は、下部ケース126Aに対して所定の位置に配置され、それによって、光源122と導光板124との相対位置が規定される。
【0052】
下部ケース126Aは、導光板124の中央領域(表示領域に対応する領域)を露出する額縁状の形状を有し、光源122を保持するための凹部126aと、導光板124を保持するための段差部126bとを有している。光源122保持用の凹部126aは、光源122の外観形状に応じた内面を有し、光源122を所定の位置に保持する。導光板124保持用の段差部126bは、導光板124の対向面126dの周辺部(反射型液晶パネル110の表示領域に対応する領域を包囲する部分)を受容する上面を有している。この面と、額縁状の平板である上部ケース126Bの下面との間に、導光板124を挟持する。また、段差部126bは、導光板124の第2側面124b、第3側面124cおよび第4側面124dに対向する側面を有する。導光板124が所定の位置に配置された状態で、段差部126bの側面は、導光板124の側面124b、124cおよび124dとの間に、約0.05mmの間隙を形成するように設計されている。下部ケース126Aのその他の部分の大きさは、材料や用途に応じて、適当な機械強度が得られるように適宜設定され得る。装置の小型、軽量化のためには、ケース126はできるだけ、小さく、軽量であることが好ましいのは当然である。
【0053】
下部ケース126Aは、導光板124の第2側面124b側の段差部126bの上面に、導光板124に形成された貫通孔124gに嵌合する突起部126cを有するとともに、導光板124の凸部124hと嵌合する凹部126dとを有する。下部ケース126Aに対して導光板124を、導光板124の下面が下部ケース126Aの段差部126bの上面と当接し、導光板124の貫通孔124g内に下部ケース126の突起部126cが嵌合され、下部ケース126Aの凹部126dに導光板124の凸部124hが嵌合されるように、配置することによって、下部ケース126Aに対する導光板124の相対位置が規定される。
【0054】
このように、光源122および導光板124が下部ケース126Aの所定の位置に配置された状態で、下部ケース126Aと上部ケース126Bとの間に、光源122および導光板124を挟持するように、上部ケース126Bと下部ケース126Aとを組み立てることによって、光源122および導光板124はケース126内に保持される。
【0055】
貫通孔124g(突起126c)および凸部124h(凹部126d)は、導光板124をケース126に位置決めするために設けられているので、これらは、導光板124の第2側面124bに離れた位置(典型的にはそれぞれを両端近傍)に設けることが位置精度の観点から好ましい。また、貫通孔126gとして、ここでは、直径約2.00mmの円とし、突起部126cとして、直径約1.95mmの円柱とし、約0.05mmの精度で位置合わせが可能な位置合わせ構造を実現する。但し、貫通孔126gおよび突起部126cの形状および大きさはこの例に限られず、適宜変更され得る。
【0056】
なお、例示した円形の孔126gと円柱126cとの組み合わせは、他の形状に比べ機械的強度の点で優れているが、平面内での位置を一義的に規定できないので、例示したように、凸部124h(凹部126d)を設けるか、あるいは、円形の孔126gと円柱126cとのセットを複数設けることが好ましい。これに対し、貫通孔124gおよび突起部126cの断面形状を多角形(例えば正方形)とすると、1つのセットで平面内の位置を一義的に規定できるが、突起部126cの角が欠けやすいなど、機械強度に劣る。位置合わせの作業性を考慮すると、例示した円形の孔126gと円柱126cとの組み合わせと、凸部124hと凹部126dとの組合せを用いることが好ましい。
【0057】
また、導光板124を受容する下側ケース126Aの段差部126bの上面は、導光板124の第1〜第4側面に対応する各辺において、例えば、幅約2mmである。この幅は、約0.5mmから約5mmの範囲内にあることが好ましい。導光板124の下面と当接する部分が多くなると、光の利用効率が低下するので、この幅は、約5mm以下であることが好ましく、この幅が余り狭すぎると、導光板124を安定に保持できないので、約0.5mm以上であることが好ましい。また、位置決めのための凸部124bの幅は、例えば、約5mmであり、約1mmから約10mmの範囲内にあることが好ましい。凸部124hの長さ(導光板124の第2側面124bに沿った方向)は、例えば、約2mmであり、約0.5mmから約5mmの範囲内にあることが好ましい。下部ケース126Aの凹部126dは凸部124hと嵌合されるので、凹部126dの幅および長さは、凸部124hの幅および長さより、例えば、約0.05mm大きくする。
【0058】
下部ケース126Aは、種々の材料を用いて形成することができる。なお、下部ケース126Aとして一体に形成される必要は無く、複数の部品を用いて形成してもよい。但し、少なくとも下部ケース126Aの第2側面に対向する面は、光を吸収する材料を用いて形成することが好ましい。導光板124に第1側面124a側から入射し、第2側面124bに至った光は、第2側面124bから出射され迷光となる。下部ケース126Aの第2側面124bに対向する面を光吸収性材料を用いて形成しておくことによって、この迷光を吸収することができる。さらに、下部ケース126Aの少なくとも導光板124に対向する全ての面を黒色材料を用いて形成することによって、導光板124に入射しなかった光など、迷光となる他の光を吸収することができる。さらに、導光板124の全体を黒色材料を用いて形成すると、導光板124の貫通孔124gから出射された光を突起部126cで吸収することがきるので、位置決め構造を設けたことによる迷光の発生をさらに抑制することができる。
【0059】
ここでは、黒色顔料を混入したポリカーボネートを用いて一体に形成された下部ケース126Aを用いる。黒色の高分子材料は、種々の成型法で所定の形状に加工することが容易で、且つ、軽量であるので、下部ケース126Aの材料として好適である。また、高分子材料は電気絶縁性を有するので、光源122を電気的に保護する機能を有する。ここでは、下部ケース126Aと同じ黒色のポリカーボネートを用いて形成された上部ケース126Bを用いるが、上部ケース126Bは比較的単純な構造を有しているので、金属材料を用いて形成したものを用いてもよい。金属材料を用いると上部ケース126Bを薄くできる利点がある。
【0060】
さらに、反射型表示装置110とフロントライト120との相対位置を規定するために、図2に示したように、下部ケース126Aの下側に、反射型表示装置110と嵌合する構造を設けることが好ましい。特に、導光板124が有する周期構造と反射型表示素子110が有する周期構造(画素配列)との干渉によるモアレの発生を抑制するためには、反射型表示素子110と導光板124とを高い位置精度で配置することが好ましいので、ケース126に位置合わせ構造を設けることが好ましい。このことは以下の実施形態についても同様である。
【0061】
上述したように、本実施形態の反射型表示装置100が有するフロントライト120は、光源122と導光板124との相対配置が高い位置精度で規定されており、且つ、導光板124の入射側面124aと反対側の対向側面124bの近傍に位置決め構造(126cおよび126d)が設けられているので、位置決め構造を設けたことによる光の利用効率の低下が抑制される。さらに、ケース126の全体が黒色高分子材料から形成されているので、迷光の発生が抑制されている。その結果、本実施形態の反射型表示装置100は、従来よりも光の利用効率が高く、且つ、高品位の表示を実現することができる。
【0062】
(実施形態2)
実施形態2の反射型LCD200の分解斜視図を図3に示す。以下の図面においては、実施形態1の反射型LCD100と実質的に同じ構成要素は同じ参照符号で示し、説明を省略する。
【0063】
反射型LCD200は、反射型液晶パネル110と、フロントライト220とを備えている。
【0064】
フロントライト220は、光源122と、導光板224と、これらを保持するケース226とを備える。
【0065】
導光板224は、光源122からの光を受ける第1側面(入射側面)224aと、第1側面に対向する第2側面(対向側面)224bと、第1側面224aと第2側面224dとの間に位置し互いに対向する第3側面224eおよび第4側面224fと、観察者側に配置されたプリズム面224cと、プリズム面224cに対向する対向面224dとを有する。導光板224は、図2に示した導光板124と同様に、第1側面224aから第2側面224bに向かうに連れて、厚さが薄くなっており、光の伝搬方向に沿った断面がテーパ状である。
【0066】
プリズム面224cは、伝搬面224c1と反射面224c2とを有し、鋸歯状の断面形状を有する。伝搬面224c1と反射面224c2とが接する稜線224rは、第1側面224aに対して傾斜角θで傾斜している。稜線224rが第3側面224eと交差する点は稜線224rが第4側面224fと交差する点よりも第1側面224aに近くなるように、稜線224rは傾斜している(言い換えると、上述の関係を有する側面を第3側面224rと定義している)。導光板224内を伝搬する光の主光線の伝搬方向は、稜線224rに垂直なので、主光線の伝搬方向を示すベクトルは、第1側面224aの法線方向から第3側面224e側に傾斜している。
【0067】
このように、稜線224rが傾斜したプリズム面224cを有する導光板224を用いると、特開平11−311782号公報に記載されているように、モアレの発生を抑制することができる。傾斜角θは、約10°〜約70の範囲内にあることが好ましい。
【0068】
導光板224は、第2側面224bの近傍に形成された貫通孔224gと、第3側面224e側に突き出た凸部224iおよび224jとを有している。貫通孔224gおよび凸部224iおよび224jは、後述するケース226に設けられた位置決め構造と互いに嵌合し、ケース226に対する導光板224の相対位置が規定される。凸部124hに代わって凸部224iおよび224jを有する点を除けば、導光板224は、実施形態1の反射型LCD100の導光板124と同じ構造を有している。導光板224は、基本的に、実施形態1の反射型表示装置100の導光板124と同様に機能する。従って、第2側面224bの近傍に位置決めのための構造を設けても光の利用効率を低下させない。また、導光板224は、上述のように傾斜した稜線224rを有するプリズム面224cを備えているので、第4側面224fで全反射した光を対向面224dから出射し、照明に利用することができるが、第3側面224eで全反射した光は照明に用いられない。従って、第3側面224eの近傍に位置決めのための構造を設けても光の利用効率を低下させない。
【0069】
ケース226は、下部ケース226Aと上部ケース226Bとを有し、これらの間の所定の位置に光源122と導光板224とを保持する。光源122および導光板224は、下部ケース226Aに対して所定の位置に配置され、それによって、光源122と導光板224との相対位置が規定される。
【0070】
下部ケース226Aは、導光板224の中央領域(表示領域に対応する領域)を露出する額縁状の形状を有し、光源122を保持するための凹部226aと、導光板224を保持するための段差部226bとを有している。光源122保持用の凹部226aは、光源122の外観形状に応じた内面を有し、光源122を所定の位置に保持する。導光板224保持用の段差部226bは、導光板224の対向面224dの周辺部(反射型液晶パネル110の表示領域に対応する領域を包囲する部分)を受容する上面を有している。この面と額縁状の平板である上部ケース226Bの下面との間に導光板224を挟持する。また、段差部226bは、導光板224の第2側面224b、第3側面224cおよび第4側面224dに対向する側面を有する。導光板224が所定の位置に配置された状態で、段差部226bの側面は、導光板224の側面224b、224cおよび224dとの間に、約0.05mmの間隙を形成するように設計されている。下部ケース226Aのその他の部分の大きさは、材料や用途に応じて、適当な機械強度が得られるように適宜設定され得る。装置の小型、軽量化のためには、ケース226はできるだけ、小さく、軽量であることが好ましいのは当然である。
【0071】
下部ケース226Aは、導光板224の第2側面224b側の段差部226bの上面に、導光板224に形成された貫通孔224gに嵌合する突起部226cを有するとともに、導光板224の凸部224iおよび224jとそれぞれ嵌合する凹部226dおよび226eとを有する。下部ケース226Aに対して導光板224を、導光板224の下面が下部ケース226Aの段差部226bの上面と当接し、導光板224の貫通孔224g内に下部ケース226Aの突起部226cが嵌合され、下部ケース226Aの凹部226dおよび226eに導光板224の凸部224iおよび224jがそれぞれ嵌合されるように配置することによって、下部ケース226Aに対する導光板224の相対位置が規定される。
【0072】
このように、光源122および導光板224が下部ケース226Aの所定の位置に配置された状態で、下部ケース226Aと上部ケース226Bとの間に光源122および導光板225を挟持するように、下部ケース226Aと上部ケース226Bとを組み立てることによって、光源122および導光板224はケース126内に保持される。
【0073】
貫通孔224g(突起部226c)および凸部224iおよび224j(凹部226dおよび226e)は、導光板224をケース226に位置決めするために設けられている。これらは、導光板224の面内(xy面とする)におけるずれを防止するための位置決めの基準となる。貫通孔224g(突起部226c)は、x方向(第1側面224aに沿った方向)におけるずれを防止し、凸部224iおよび224j(凹部226dおよび226e)は、y方向(第3側面224eに沿った方向)におけるずれを防止し、その結果、高い位置精度が得られる。但し、第2側面224bの近傍に設ける位置決め構造と、第3側面224eに設ける位置決め構造を互いに近接して配置すると(すなわち、第2側面224bと第3側面224eとの交点付近に配置すると)、回転ずれが大きくなり、位置決め構造を設けた位置の対角位置(すなわち、第1側面224aと第4側面224fとの交点付近)でのずれが大きくなる。従って、貫通孔224g(突起部226c)は第2側面224bの第4側面224f側に設けることが好ましく、凸部224iおよび224j(凹部226dおよび226e)の少なくとも一方(ここでは凸部224i(凹部226d))を貫通孔224g(突起部226c)の対角の位置(第3側面224eの第1側面224a側)に設けることが好ましい。
【0074】
なお、導光板224内を伝搬する光のうちで、第3側面で全反射して照明に寄与する可能性があるのは、第1側面224aと第3側面224eとの交点付近で全反射される光だけである。従って、他方(ここでは凸部224j(凹部226e))を第3側面224eの中央付近に設けることが好ましい。また、上述した光の利用効率の観点から、第1側面224aと第3側面224eとの交点付近に設けられる凸部224i(凹部226d)は小さい方向が好ましく、凸部224j(凹部226e)で十分な位置精度を得られる場合には、省略することが好ましい。
【0075】
これらの大きさおよび形状は、実施形態1の反射型LCD100の貫通孔124g(突起126c)および凸部124h(凹部126d)について説明したのと同様に設定される。また、段差部226bの構造も反射型LCD100の段差部126bと同様に設定できる。
【0076】
下部ケース226Aおよび上部ケース226Bは、それぞれ実施形態1の反射型LCD100の下部ケース126Aおよび上部ケース126Bと同様の材料を用いて形成する。ここでは、黒色のポリカーボネートを用いて形成された下部ケース226Aおよび上部ケース226Bを用いる。ケース226の全体を黒色高分子材料を用いて形成することによって、迷光の発生が抑制される。
【0077】
本実施形態2の反射型LCD200が有するフロントライト220も、光源122と導光板224との相対配置が高い位置精度で規定されており、且つ、導光板224の第2側面224bおよび第3側面224eの近傍に位置決め構造が設けられているので、位置決め構造を設けたことによる光の利用効率の低下が抑制されている。さらに、位置決めのための構造が、第2側面224bおよび第3側面224eの近傍に設けられており、実施形態1のフロントライト120よりも位置精度および安定性に優れた保持構造を提供できる。
【0078】
上記の実施形態1および2のフロントライト120および220においては、位置決め構造として、導光板124および224に設けた貫通孔124gおよび224gに嵌合する突起部126cおよび226cを例示したが、これに限られず、貫通孔に代えて、窪み(穴)を導光板124に形成し、窪みに嵌合する凸部を用いて位置決めを行う構成としてもよい。勿論、貫通孔と窪み(穴)とを併用しても良い。
【0079】
また、上記の実施形態1および2のフロントライト120および220においては、下部ケース126Aおよび126Bに位置決め構造を設けたが、上部ケースに設けてもよい。
【0080】
位置決め構造を上部ケースに形成したフロントライトを備える反射型LCDの例を図4(a)および(b)に示す。図4(a)および(b)に示す反射型LCDは、実施形態1の反射型LCD100の変形例であり、実質的に同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号を付し説明を省略する。但し、上部ケースに位置決め構造を設ける構成は、実施形態2の反射型LCDにも勿論適用できる。
【0081】
図4(a)に示した反射型LCD300が有するフロントライト320は、導光板324の第2側面324bの近傍に穴(窪み)324gを有している。上部ケース326Bは、この穴324gに嵌合する突起部326cを有している。このように、観察者側に配置される上部ケース326Bに位置決め構造(突起部326c)を設けることによって、位置決め構造を視認され難くできるという利点が得られる。また、穴(窪み)324gおよび突起部326cの上記の例に限られず、図4(b)に示したように、導光板324に形成する穴を半球状の底面を有する凹部324g’とし、上部ケース326Bに形成する突起部を半球状の頂面を有する突起部326c’としてもよい。
【0082】
勿論、上部ケース326Bに位置決め構造を設ける場合においても、導光板324に貫通孔を設けてもよいが、ケース236を小型化(狭額縁化)のためには、上述したように、穴(窪み)として観察者から視認しく難い構造を採用することが好ましい。
(実施形態3)
実施形態3の反射型LCD400の分解斜視図を図5に示す。以下の図面においては、実施形態1の反射型LCD100と実質的に同じ構成要素は同じ参照符号で示し、説明を省略する。
【0083】
反射型LCD400は、反射型液晶パネル110と、フロントライト420とを備えている。
【0084】
フロントライト420は、光源122と、導光板424と、これらを保持するケース426とを備える。
【0085】
導光板424は、光源122からの光を受ける第1側面(入射側面)424aと、第1側面に対向する第2側面(対向側面)424bと、第1側面424aと第2側面424dとの間に位置し互いに対向する第3側面424eおよび第4側面424fと、観察者側に配置されたプリズム面424cと、プリズム面424cに対向する対向面424dとを有する。導光板424は、図2に示した導光板124と同様に、第1側面424aから第2側面424bに向かうに連れて、厚さが薄くなっており、光の伝搬方向に沿った断面がテーパ状である。
【0086】
プリズム面424cは、伝搬面424c1と反射面424c2とを有し、鋸歯状の断面形状を有する。伝搬面424c1と反射面424c2とが接する稜線424rは、実施形態2の導光板224の稜線224rと同様に、第1側面424aに対して傾斜角θで傾斜している。このように、稜線424rが傾斜したプリズム面424cを有する導光板424を用いると、特開平11−311782号公報に記載されているように、モアレの発生を抑制することができる。傾斜角θは、約10°〜約70°の範囲内にあることが好ましい。
【0087】
導光板424は、第2側面424b側に突き出た凸部424gと、第3側面424e側に突き出た凸部424iとを有している。凸部424gおよび凸部424iは、後述するケース426に設けられた位置決め構造と互いに嵌合し、ケース426に対する導光板424の相対位置が規定される。貫通孔124gに代わって凸部424gを有し、凸部124hに代わって凸部424iを有する点を除けば、導光板424は、実施形態1の反射型LCD100の導光板124と同じ構造を有している。導光板424は、基本的に、実施形態1の反射型表示装置100の導光板124と同様に機能する。従って、第2側面424bの近傍に位置決めのための構造を設けても光の利用効率を低下させない。また、導光板424は、上述のように傾斜した稜線424rを有するプリズム面424cを備えているので、第4側面424fで全反射した光を対向面424dから出射し、照明に利用することができるが、第3側面424eで全反射した光は照明に用いられない。従って、第3側面424eの近傍に位置決めのための構造を設けても光の利用効率を低下させない。
【0088】
ケース426は、下部ケース426Aと上部ケース426Bとを有し、これらの間の所定の位置に光源122と導光板424とを保持する。光源122および導光板424は、下部ケース426Aに対して所定の位置に配置され、それによって、光源122と導光板424との相対位置が規定される。
【0089】
下部ケース426Aは、導光板424の中央領域(表示領域に対応する領域)を露出する額縁状の形状を有し、光源122を保持するための凹部426aと、導光板424を保持するための段差部426bとを有している。光源122保持用の凹部426aは、光源122の外観形状に応じた内面を有し、光源122を所定の位置に保持する。導光板424保持用の段差部426bは、導光板424の対向面424dの周辺部(反射型液晶パネル110の表示領域に対応する領域を包囲する部分)を受容する上面を有している。この面と額縁状の平板である上部ケース426Bの下面との間に導光板424を挟持する。また、段差部426bは、導光板424の第2側面424b、第3側面424cおよび第4側面424dに対向する側面を有する。導光板424が所定の位置に配置された状態で、段差部426bの側面は、導光板424の側面424b、424cおよび424dとの間に、約0.05mmの間隙を形成するように設計されている。下部ケース426Aのその他の部分の大きさは、材料や用途に応じて、適当な機械強度が得られるように適宜設定され得る。装置の小型、軽量化のためには、ケース426はできるだけ、小さく、軽量であることが好ましいのは当然である。
【0090】
下部ケース426Aは、導光板424の第2側面424b側の段差部426bの上面に、導光板424の凸部424gに嵌合する凹部426cを有するとともに、導光板424の凸部424iに嵌合する凹部426eを有する。下部ケース426Aに対して導光板424を、導光板424の下面が下部ケース426Aの段差部426bの上面と当接し、導光板424の凸部424gに下部ケース426Aの凹部426cが嵌合され、下部ケース426Aの凹部426eに導光板424の凸部424iが嵌合されるように配置することによって、下部ケース426Aに対する導光板424の相対位置が規定される。
【0091】
このように、光源122および導光板424が下部ケース426Aの所定の位置に配置された状態で、下部ケース426Aと上部ケース426Bとの間に光源122および導光板225を挟持するように、下部ケース426Aと上部ケース426Bとを組み立てることによって、光源122および導光板424はケース126内に保持される。
【0092】
凸部424g(凹部426c)および凸部424i(凹部426e)は、導光板424をケース426に位置決めするために設けられている。凸部424g(凹部426c)は第2側面424bの第4側面424fの近傍に、凸部424i(凹部426e)は第3側面424eの中央付近に設けることが好ましい。
【0093】
これらは、導光板224の面内(xy面とする)におけるずれを防止するための位置決めの基準となる。凸部424g(凹部426c)は、x方向(第1側面224aに沿った方向)におけるずれを防止し、凸部424(凹部426e)は、y方向(第3側面224eに沿った方向)におけるずれを防止し、その結果、高い位置精度が得られる。但し、第2側面224bの近傍に設ける位置決め構造と、第3側面224eに設ける位置決め構造を互いに近接して配置すると(すなわち、第2側面224bと第3側面224eとの交点付近に配置すると)、回転ずれが大きくなり、位置決め構造を設けた位置の対角位置(すなわち、第1側面224aと第4側面224fとの交点付近)でのずれが大きくなる。従って、この回転ずれを防止するためには、2つの位置決め構造を導光板424の対角位置に設けることが好ましく、凸部424g(凹部426c)は第2側面224bの第4側面224f側に設けることが好ましい。また、導光板を伝搬する光のうち、第3側面で全反射されて照明に寄与する可能性があるのは、第1側面224aと第3側面224eとの交点付近で全反射される光だけである。従って、凸部424i(凹部426e)は、この位置を避けて、第3側面424eの中央付近に設けることが好ましい。
【0094】
これらの大きさおよび形状は、実施形態1の反射型LCD100について説明したのと同様に設定できる。従って、貫通孔を設ける構造よりも、凹凸の位置決め構造の方が小さく形成できるので、さらに外形のコンパクト化が可能となる。導光板の端部で発生する迷光もより効果的に抑制できるので、表示品位もさらに向上できる。
【0095】
下部ケース426Aおよび上部ケース426Bは、それぞれ実施形態1の反射型LCD100の下部ケース126Aおよび上部ケース126Bと同様の材料を用いて形成する。ここでは、黒色のポリカーボネートを用いて形成された下部ケース426Aおよび上部ケース426Bを用いる。ケース426の全体を黒色高分子材料を用いて形成することによって、迷光の発生が抑制される。
【0096】
本実施形態2の反射型LCD200が有するフロントライト220も、光源122と導光板424との相対配置が高い位置精度で規定されており、且つ、導光板424の第2側面424bおよび第3側面424eの近傍に位置決め構造が設けられているので、位置決め構造を設けたことによる光の利用効率の低下が抑制されている。さらに、位置決めのための構造が、第2側面424bおよび第3側面424eの近傍に設けられており、実施形態1のフロントライト120よりも位置精度および安定性に優れた保持構造を提供できる。
【0097】
なお、上記の実施形態1から3では、位置決めのための構造の例として、導光板の側面(第2側面および第3側面)側に突き出た凸部に嵌合する凹部を有する構造を説明したが、凹や凸は相対的なので、例えば、1つの凸部は2つの凹部の間に形成されている部分として説明することもできる。なお、上記の例では、それぞれの構造において領域が小さい部分に対して凸部または凹部という用語を用いた。すなわち、導光板の凸部に嵌合する凹部は、ケースの他の部分よりも小さく形成されており、位置決め構造を設けることによる機械強度の低下が少ない。但し、必要に応じて、導光板に設けた凹部に嵌合する凸部をケースに設けた構成を採用してもよい。
【0098】
上記の実施形態1から3で示した位置決めのための導光板とケースとの嵌合構造は、種々に組み合わせることができる。また、嵌合構造の形状も例示した形状に限られない。
【0099】
また、上記の実施形態1から3では、導光板のプリズム面を観察者側に配置した構成を例示したが、導光板のプリズム面を反射型表示パネル側(観察者側とは反対側)に配置した構成としても良い。
【0100】
【発明の効果】
本発明によると、光源と導光板との相対配置が高い位置精度で規定され、且つ、位置決め構造を設けたことによる光の利用効率の低下が抑制された照明装置が提供される。
【0101】
この照明装置は、反射型表示装置のフロントライトとして好適に用いられ、従来よりも光の利用効率が高く、且つ、高品位の表示が可能な反射型表示装置が提供される。フロントライトは、バックライトとは異なり、表示パネルの観察者側に配置されるので、フロントライトからの迷光によって表示品位が影響されやすいが、本発明によるフロントライトは、導光板が高い位置精度で配置されているので、迷光の発生が抑制される。また、迷光を遮光するために遮光領域を導光板の外周部に設ける必要が減るので、フロントライトを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の反射型LCD100の分解斜視図である。
【図2】本発明による実施形態1の反射型LCD100の断面図である。
【図3】本発明による実施形態2の反射型LCD200の分解斜視図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明による実施形態の他の反射型LCD300の断面図である。
【図5】本発明による実施形態3の反射型LCD400の分解斜視図である。
【図6】(a)は透過型LCDを模式的に示す図であり、(b)は反射型LCDを模式的に示す図である。
【図7】反射型LCDに用いられている従来のフロントライトの導光板の構造と機能を説明するための模式図である。
【符号の説明】
100 反射型LCD
110 反射型液晶パネル
112 偏光板
114 反射型液晶セル
120 照明装置(フロントライト)
122 光源122
124 導光板124
124a 第1側面(入射側面)
124b 第2側面(対向側面)
124c プリズム面
124c1 伝搬面
124c2 反射面
124d 対向面
124e 第3側面
124f 第4側面
124g 貫通孔124g
124h 凸部124h
126 ケース
126A 下部ケース
126B 上部ケース
126a 凹部
126b 段差部
126c 突起部
126d 凹部
Claims (10)
- 光源と、
前記光源からの光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向するプリズム面および対向面とを有する導光板と、
少なくとも前記光源と前記導光板とを保持するケースであって、前記導光板の表示領域に対応する領域を露出する開口部と、前記第2側面の近傍において前記導光板と当接する領域に設けられ、前記導光板の位置を規定するための位置決め構造とを有するケースと、
前記導光板に対して観察者とは反対側に配置された反射型表示パネルと、
を備え、
前記導光板のプリズム面は、前記第1側面に対して傾斜した稜線を有し、前記稜線が前記第3側面と交差する点の前記第1側面からの距離は、前記稜線が前記第4側面と交差する点の前記第1側面からの距離よりも短く、前記ケースは、前記第3側面の近傍において前記導光板と当接する領域に、前記導光板の位置を規定するための更なる位置決め構造を有する反射型表示装置。 - 前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成されたあなを有し、
前記位置決め構造は、前記導光板の前記あなに嵌合する凸部を有する請求項1に記載の反射型表示装置。 - 前記導光板は、前記第2側面側に突き出た凸部を有し、
前記位置決め構造は、前記導光板の前記凸部と嵌合する凹部を有する、請求項1又は2に記載の反射型表示装置。 - 前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成された第1のあな又は前記第2側面側に突き出た第1の凸部と、前記第3側面の近傍に形成された第2のあな又は前記第3側面側に突き出た第2の凸部とを有し、
前記位置決め構造は、前記導光板の前記第1のあなに嵌合する第3の凸部又は前記第1の凸部に嵌合する第1の凹部を有し、
前記更なる位置決め構造は、前記導光板の前記第2のあなに嵌合する第4の凸部又は前記第2の凸部に嵌合する第2の凹部を有する、請求項1に記載の反射型表示装置。 - 前記導光板は、前記第1の凸部および前記第2の凸部を有する、請求項4に記載の反射型表示装置。
- 前記ケースの少なくとも前記導光板の前記第2側面に対向する部分は、光吸収性を有する材料で形成されている請求項1から5のいずれかに記載の反射型表示装置。
- 前記ケースは黒色高分子材料を用いて形成されている請求項1から6のいずれかに記載の反射型表示装置。
- 光源と、
前記光源からの光を受ける第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と第2側面との間に位置し互いに対向する第3側面および第4側面と、前記第1、第2、第3および第4側面を介して互いに対向するプリズム面および対向面とを有する導光板と、
前記光源と前記導光板とを保持するケースであって、前記導光板の中央領域を露出する開口部と、前記第2側面の近傍において前記導光板と当接する領域に設けられ、前記導光板の位置を規定するための位置決め構造とを有するケースと、
を備え、
前記導光板のプリズム面は、前記第1側面に対して傾斜した稜線を有し、前記稜線が前記第3側面と交差する点の前記第1側面からの距離は、前記稜線が前記第4側面と交差する点の前記第1側面からの距離よりも短く、前記ケースは、前記第3側面の近傍において前記導光板と当接する領域に、前記導光板の位置を規定するための更なる位置決め構造を有する照明装置。 - 前記導光板は、前記第2側面の近傍に形成されたあな又は前記第2側面側に突き出た凸部を有し、
前記位置決め構造は、前記導光板の前記あなに嵌合する凸部又は前記導光板の前記凸部に嵌合する凹部を有する請求項8に記載の照明装置。 - 前記ケースの少なくとも前記導光板の前記第2側面に対向する部分は、光吸収性を有する材料で形成されている請求項8または9に記載の照明装置。
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