JP3668823B2 - 鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置 - Google Patents

鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、鋳物に形成された通路に別部材を圧入する場合には、その鋳物を鋳型から取り出した後に冷却して次工程まで運搬し、前記通路端を圧入できる状態にまで機械加工してからその通路端に別部材を圧入する。さらに、圧入後には、その圧入箇所を外側からかしめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した鋳物通路に対する別部材の圧入方法によると、鋳造工程とは別に機械加工、圧入及びかしめ工程が必要であり製品の製作時間が長くなるとともに、製作コストも高くなるという問題がある。また、前記通路に別部材を確実に圧入するためには、圧入しろ、即ち、通路の内径と別部材の外径との差を大きくする必要があるが、圧入しろを大きくすると鋳物の割れや変形が発生するおそれがある。
【0004】
そこで、請求項1、請求項2に記載の発明は、鋳造工程中に別部材を通路に圧入できるようにして、製品の製作コストの低減、製作時間の短縮及び圧入時の製品の割れ防止を目的とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、鋳物に対する別部材圧入のための設備コスト低減を目的とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、別部材の位置決めを容易にすることを目的とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、別部材が管体であっても鋳造圧力による別部材の変形を防止できるようにすることを目的とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、溶湯の凝固状態に応じて圧入を良好に行うことを目的とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、別部材の圧入とかしめを同時に行うことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、以下の特徴を有する鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置によって解決される。
即ち、請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法は、鋳型内の溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で鋳抜き部材を引き抜き、型開き前に、その鋳抜き部材により形成された通路に別部材を圧入することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、鋳造工程中に通路に対する別部材の圧入を行えるため、従来のように、前記通路の端部を圧入のために機械加工する必要がなくなり、製品の製作コストの低減及び製作時間の短縮を図ることができる。また、鋳物が高温の状態で圧入が行われるため、圧入しろを大きく設定しても鋳物が割れる等の問題は発生しない。さらに、鋳物は冷えると収縮するため、別部材は鋳物に対して堅固に固定される。
【0006】
また、請求項2に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入装置は、鋳型内の溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で鋳抜き部材を引き抜き、型開き前に、その鋳抜き部材により形成された通路に別部材を圧入することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明と同様の作用、効果を得ることができる。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入装置において、
前記鋳抜き部材によって別部材を通路に圧入することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によると、別部材を圧入するための専用のピンを設ける必要がなくなるため、装置が複雑化することなく、設備コストが低減する。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
前記別部材は球状に成形されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によると、別部材は球状に成形されているため、前記別部材には方向性がなく、圧入時の位置決めが容易になる。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
前記別部材は管体であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によると、溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で管体を通路に圧入するため、前記管体に鋳造圧力が加わることがなく、その管体が薄い肉厚であっても変形等することがない。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
別部材を鋳物の通路内に圧入する際の反力が予め決められた値よりも小さいときは圧入速度を遅らせ、前記反力が予め決められた値以上になったときに所定の圧入速度で圧入を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によると、別部材を圧入する際の反力が小さいとき、即ち、鋳物の凝固が不完全なときには圧入がゆっくり行われる。これによって、圧入の過程で鋳物の凝固が進行し、その凝固の進行に伴って圧入反力が上昇する。そして、前記圧入反力が予め決められた値以上となれば、所定の圧入速度で前記別部材の圧入を行う。このため、鋳型温度や鋳物温度の影響により鋳物の凝固状況にばらつきがあっても、常に安定した圧入力でその別部材の圧入を行うことができる。
【0011】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
鋳抜き部材で球状の別部材を通路に圧入する際に、前記別部材に対して前記鋳抜き部材を偏心させ、その鋳抜き部材の先端で前記通路の内壁面を押圧しながら偏肉させ、その偏肉部によって前記別部材を前記通路内に保持することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によると、鋳抜き部材で通路の内壁面を偏肉させながら別部材を通路に圧入し、その偏肉部で別部材を通路内に保持するため、圧入と同時にかしめを行うことができ、球状の別部材であっても確実に鋳物の通路に固定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置の説明を行う。ここで、図1は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部縦断面図である。また、図2から図6は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す縦断面図である。
前記ダイカスト機10は固定金型12と可動金型14とを備えており、図示されていない型締め機構によって両金型12,14が型締めされた状態でその内部には製品成形部であるキャビティ16が縦に形成される。
【0013】
前記固定金型12の上部にはキャビティ16の延長線上にピン用縦通路12tが形成されており、このピン用縦通路12tに鋳物Wの主通路Tm(図4参照)を形成するためのセンター鋳抜きピン13が摺動できる状態で収納されている。前記センター鋳抜きピン13はその上部が図示されていない昇降機構に連結されており、さらに、その先端部(下部)がピン用縦通路12tからキャビティ16内に予め決められた寸法だけ突出することができる。
即ち、前記センター鋳抜きピン13が本発明の鋳抜き部材として機能する。
【0014】
前記固定金型12の上部には前記ピン用縦通路12tに対して直角に栓材通路12sが形成されており、その栓材通路12sに栓材として機能するボールベアリング15が収納されている。ここで、前記栓材通路12sの端部にはその栓材通路12sに収納されているボールベアリング15をピン用縦通路12tの方向に押圧するためのスプリング(図示されていない)が装着されている。なお、スプリングのかわりにシリンダ、弾性体、磁石等の手段で押圧しても良し、ボールベアリング15の自重を利用する方法でも良い。
即ち、前記ボールベアリング15が本発明の別部材に相当する。
【0015】
さらに、固定金型12の下部には前記栓材通路12sに対して平行にピン用横通路12yが形成されており、そのピン用横通路12yに加圧ピン17が摺動可能な状態で収納されている。なお、前記加圧ピン17は図示されていない加圧シリンダによって駆動され、その先端部がキャビティ16内に所定寸法だけ突出することにより、キャビティ16内に位置決めされたセンター鋳抜きピン13の先端を半径方向から支持できる。
【0016】
また、前記可動金型14には、鋳物Wの第1通路Th(図4参照)を形成するための第1鋳抜きピン18と、鋳物Wの第2通路Tsを形成するための第2鋳抜きピン19とが装着されている。前記第1鋳抜きピン18はキャビティ16の上部においてそのキャビティ16内に水平に突出し、センター鋳抜きピン13の側面に当接するようになっている。また、第2鋳抜きピン19は前記キャビティ16の下部においてそのキャビティ16内に水平に突出し、加圧ピン17の反対側からセンター鋳抜きピン13の先端に当接する。
【0017】
次に、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法について説明する。
先ず、昇降機構が動作することによりセンター鋳抜きピン13が下降してその先端部がキャビティ16内に所定寸法だけ突出した状態で位置決めされる。さらに、加圧シリンダが動作することによって加圧ピン17がキャビティ16内に突出し、その先端面がセンター鋳抜きピン13の先端側面に当接する。次に、図1に示されるように、型締め機構が動作して金型12,14の型締めが行われ、前記可動金型14に装着された第1鋳抜きピン18及び第2鋳抜きピン19の先端面がセンター鋳抜きピン13の側面に当接する。
【0018】
このようにして金型12,14の型締めが完了すると、射出シリンダ(図示されていない)によって溶湯が高速でキャビティ16内に圧入される(図2参照)。そして、前記キャビティ16内に溶湯が充填されてセンター鋳抜きピン13に対し溶湯流に起因した力がほとんど加わらなくなると、加圧ピン17が後退してセンター鋳抜きピン13とその加圧ピン17との間に溶湯が補充される(図3参照)。なお、前記センター鋳抜きピン13と加圧ピン17との間に補充された溶湯はその加圧ピン17によって加圧され、鋳巣等が潰されることによって組織が健全化する。
【0019】
このようにして所定の時間が経過して前記キャビティ16内の溶湯が凝固すると、センター鋳抜きピン13が上昇して鋳物Wから引き抜かれ、図4に示されるように、その鋳物Wには主通路Tmが形成される。さらに、前記センター鋳抜きピン13は昇降機構によって栓材通路12sよりも高い位置まで上昇させられるため、その栓材通路12s内のボールベアリング15がスプリングによって一個だけピン用縦通路12t内に押し出される。
【0020】
そして、この状態で、再びセンター鋳抜きピン13が下降することにより、図5に示されるように、ピン用縦通路12t内に押し出されたボールベアリング15がそのセンター鋳抜きピン13によって主通路Tmの端部に圧入される。これによって、主通路Tmの端部がボールベアリング15によって閉鎖される。
このようにして、前記主通路Tmの閉鎖が終了すると、図6に示されるように、センター鋳抜きピン13が若干上昇して鋳物Wから離れるとともに、前記栓材通路12sを塞ぐ位置に保持されて、金型12,14の型開きが行われる。
即ち、前記センター鋳抜きピン13、栓材通路12s、ボールベアリング15等が本発明に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置に相当する。
【0021】
このように、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法によると、鋳造工程中に主通路Tmに対するボールベアリング15の圧入を行えるため、従来のように、通路の端部を機械加工する必要がなくなり、製品の製作コストの低減及び製作工程、製作時間の短縮を図ることができる。また、鋳物Wを金型12,14から取り出す前、即ち、鋳物Wが高温の状態でボールベアリング15の圧入が行われるために、圧入しろを大きく設定しても鋳物Wが割れたり変形する等の問題は発生しない。また、鋳物Wはボールベアリング15よりも収縮率が大きいため、ボールベアリング15は鋳物Wに対して堅固に固定される。
さらに、センター鋳抜きピン13によってボールベアリング15を主通路Tmに圧入するために、ボールベアリング15を圧入するための専用の別工程やシリンダ又はピンを設ける必要がない。したがって、装置が複雑化することがなく、設備コストが低減する。
なお、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法では、横方向に型締め型開きが行われる横型のダイカスト機において説明したが、縦型のダイカスト機においても同様に実施できることは言うまでもない。
【0022】
〔第2の実施の形態〕
以下、図7〜図9に基づいて本発明の第2の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置の説明を行う。ここで、図7は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部縦断面図である。また、図8、図9は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す縦断面図である。
前記ダイカスト機100は固定金型112と可動金型114とを備えており、型締め機構(図示されていない)によって両金型112,114が型締めされた状態でその内部には製品成形部であるキャビティ116が縦に形成される。
【0023】
前記固定金型112の内部にはピン用通路112tが水平に形成されており、そのピン用通路112tがキャビティ116の上部にほぼ直角に接続される。前記ピン用通路112tは鋳抜きピン113をガイドする通路であり、その内径は鋳抜きピン113の外径にほぼ等しく設定されている。前記鋳抜きピン113は、鋳物WにパイプPを接続するための開孔wtを成形するとともに、その開孔wtにパイプPを圧入するピンであり、前記ピン用通路112tに摺動可能な状態で収納されている。そして、前記鋳抜きピン113の基端部113mが押圧シリンダー123に連結されている。
【0024】
前記押圧シリンダー123は、固定金型112の側面に形成された凹部112aに収納されて前記鋳抜きピン113と同軸に位置決めされており、その押圧シリンダー123が作動することにより前記鋳抜きピン113はピン用通路112tに倣って前進あるいは後退する。なお、図7は、前記鋳抜きピン113が前進限位置にある状態を表している。
【0025】
また、前記ピン用通路112tの途中位置にはそのピン用通路112tに対して直角にパイプ供給通路125が接続されている。前記パイプ供給通路125は複数のパイプPを鋳抜きピン113に対して平行に収納しておく空間であり、その幅がパイプPの長さにほぼ等しく、また、その厚みがパイプPの外径にほぼ等しく設定されている。このため、パイプPは鋳抜きピン113に対して平行に並べられた状態で前記パイプ供給通路125に収納される。
【0026】
さらに、前記パイプ供給通路125にはパイプPをピン用通路112t側に押圧するためのスプリング等(図示されていない)が収納されている。このため、鋳抜きピン113がパイプ供給通路125の位置よりも後退すると、パイプPが自動的にピン用通路112tに供給される。ここで、パイプPの外径は鋳抜きピン113の外径とほぼ等しく設定されているため、前記鋳抜きピン113が後退すると、一本のパイプPがピン用通路112tに供給される。なお、前記スプリングの代わりにシリンダーや弾性体を使用したり、パイプPの自重を利用する方法でも可能であることは言うまでもない。
即ち、前記パイプPが本発明の別部材に相当する。
【0027】
次に、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法について説明する。
先ず、金型112,114が型開きされている状態で押圧シリンダー123が駆動され、鋳抜きピン113が前進限位置に保持される。これによって、パイプ供給通路125は鋳抜きピン113によって塞がれ、パイプPはパイプ供給通路125内で前記鋳抜きピン113と平行に保持される。そして、この状態で、型締め機構が作動することにより金型112,114の型締めが行われる。
【0028】
前記金型112,114の型締めが行われると、前記キャビティ116内に溶湯が高速で充填される(図7参照)。そして、所定の時間が経過して、前記キャビティ116内の溶湯が半凝固状態、即ち、一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で押圧シリンダー123が駆動され、図8に示されるように、鋳抜きピン113が半凝固状態の溶湯から引き抜かれて後退限位置に保持される。これによって、半凝固状態の溶湯(以後、鋳物Wという)には開孔wtが形成されるとともにパイプ供給通路125が開かれて、そのパイプ供給通路125から一本のパイプPがピン用通路112tに供給される。
【0029】
次に、再び押圧シリンダー123が駆動されて鋳抜きピン113が前進し、図9に示されるように、ピン用通路112tに供給されたパイプPがその鋳抜きピン113によって軸方向から押圧され、鋳物Wの開孔wtに圧入される。この状態で所定の時間が経過して、溶湯が完全に凝固すると、型開きが行われてパイプPが接続された鋳物Wが金型112,114から取り出される。そして、次の鋳造の準備のため押圧シリンダー123により、鋳抜きピン113が前進限位置に保持されて、鋳造の1サイクルが終了する。
【0030】
このように本実施の形態によると、キャビティ116内の溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階でパイプPを開孔wtに圧入するため、前記パイプPに鋳造圧力が加わることがなくそのパイプPの変形等を防止することができる。また、溶湯がパイプPの内側へ浸入することもなくなる。このため、圧入が可能な肉厚を有するパイプPであれば確実に鋳物Wに対して接続できるようになる。
【0031】
さらに、パイプPの圧入部分Piは円筒形であるのに対して鋳抜きピン113の先端部には抜き勾配が設けられているため、図9(B)に示されるように、鋳抜きピン113によって成形される開孔wtはパイプPの圧入部分Piよりも斜線に示す分Sだけ小径になっている。このため、溶湯が半凝固状態でパイプPの圧入を行うと、そのパイプPによって前記斜線部分Sが半径方向に加圧されて押し潰され組織が密になり、パイプPと鋳物Wとの密着度が向上する。また、溶湯が凝固することによる収縮のため、パイプPと鋳物Wとの密着度は一層向上する。さらに、従来のように機械加工した開孔にパイプを圧入する場合に比べ、パイプPの加工精度を低下させることができる。また、型開き前にパイプPの圧入を行うため、圧入時に鋳物Wが金型112,114によって周囲からバックアッブされ、圧入による鋳物の割れ等が生じ難くなる。
【0032】
〔第3の実施の形態〕
以下、図10、図11に基づいて本発明の第3の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置の説明を行う。ここで、図10は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部縦断面図である。
本実施の形態に係るダイカスト機200は、第1の実施の形態に係るダイカスト機10のセンター鋳抜きピン13の昇降機構を改良したものであり、その他の構造については第1の実施の形態に係るダイカスト機10と同じである。このため、同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
【0033】
本実施の形態に係るダイカスト機200のセンター鋳抜きピン213は、その基端部214が昇降シリンダ220のピストンロッド221に連結されている。前記昇降シリンダ220は前記センサー鋳抜きピン213と同軸になるように固定金型12の上部に装着されており、その昇降シリンダー220が作動することにより前記鋳抜きピン213はピン用縦通路12tに倣って昇降する。
前記昇降シリンダ220は、上部油圧室225と下部油圧室226とを備えており、それぞれの油圧室225,226に第一油圧配管225pと第二油圧配管226pとが接続されている。
【0034】
そして、第一油圧配管225pから上部油圧室225に油が供給されることによりセンター鋳抜きピン213は下降し、逆に、第二油圧配管226pから下部油圧室226に油が供給されることにより前記センター鋳抜きピン213は上昇する。
さらに、前記第一油圧配管225pには、上部油圧室225の圧力を検出するための圧力センサ230とその上部油圧室225に供給する油の流量を調節するための流調弁235が取付けられている。そして、前記圧力センサ230によって検出された上部油圧室225の圧力信号が計算機240に連続して入力され、さらに、前記計算機240からの制御信号に基づいて流調弁235が遠隔制御される。
【0035】
次に、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法について説明する。
キャビティ16内の溶湯が凝固すると、昇降シリンダー220の下部油圧室226に油が供給されて、センター鋳抜きピン213が上昇し、そのセンター鋳抜きピン213が鋳物Wから引き抜かれる。これによって、鋳物Wには縦に主通路Tmが形成され、ピン用縦通路12t内にはその主通路Tmに圧入されるボールベアリング15が栓材通路12sから一個押し出される。次に、前記昇降シリンダー220の上部油圧室225に油が供給されてセンター鋳抜きピン213が下降し、そのセンター鋳抜きピン213がピン用縦通路12t内のボールベアリング15を押圧して圧入が開始される。
【0036】
このとき、前記圧力センサ230によって検出された上部油圧室225の圧力が予め決められた値S以上であるときは、前記流調弁235が所定開度にまで開放されて通常の圧入速度でボールベアリング15の圧入が行われる。
しかしながら、上部油圧室225の圧力が予め決められた値Sより小さい場合、即ち、前記ボールベアリング15を鋳物Wの主通路Tmに圧入する際の反力が小さい場合には、前記流調弁235が絞られ、上部油圧室225に供給する油が減少する。これによって、前記センター鋳抜きピン213の下降速度が低下し、ボールベアリング15の圧入は極めてゆっくり行われる。
【0037】
ここで、圧入の際の反力が小さいときは鋳物Wの凝固が不完全なときと考えられるため、ボールベアリング15の圧入をゆっくり行えば、圧入の過程で鋳物Wの主通路Tm周辺の凝固が進行する。そして、鋳物Wの凝固が進行して圧入反力が予め決められた値以上に上昇すると、そのタイミングで前記流調弁235が所定開度まで開かれ、通常の圧入速度で前記ボールベアリング15の圧入が行われる。
【0038】
図11(A),(B)におけるグラフFは上記した方法により正常に圧入が行われた場合の上部油圧室225内の油圧(圧入圧力)を表している。また、グラフT1,T2,T3,T4は圧入タイミングをタイマーで一律に設定した場合の圧入圧力を表している。圧入圧力がT1〜T4の間でばらつくのは金型12,14の温度や溶湯温度の影響により溶湯の凝固状況がばらつくためと考えられる。したがって、圧入タイミングをタイマーで一律に設定する方法では安定した圧入力を得ることは難しい。
【0039】
しかしながら、本実施の形態に係る方法によると、圧入圧力が小さいときはセンター鋳抜きピン213がゆっくり動作し、圧入圧力(圧入反力)が予め決められた値Sまで上昇した段階で、通常のスピードによる圧入が行われる。このため、鋳型温度や鋳物温度に影響により溶湯の凝固状況が変化しても常に一定圧力で安定した圧入を行うことができる。
図11(B)のグラフEはボールベアリング15が栓材通路12sからピン用縦通路12tに供給されなかった場合の圧入圧力の変化を表している。この場合には、圧入圧力(圧入反力)は予め決められた値Sまで上昇することがなく、センター鋳抜きピン213はゆっくり動作するだけである。このため、速やかに圧入異常と判定できる。また、圧入が行われたときの圧力波形を正常な圧入時の圧力波形と比較すれば、容易に圧入異常と判定できる。
【0040】
〔第4の実施の形態〕
以下、図12〜図14に基づいて本発明の第4の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法及びその装置の説明を行う。ここで、図12は本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部縦断面図である。
本実施の形態に係るダイカスト機300は、第1の実施の形態に係るダイカスト機10のセンター鋳抜きピン13の先端形状を改良したものであり、その他の構造については第1の実施の形態に係るダイカスト機10と同じである。このため、同一の部材については同一番号を付して説明を省略する。
【0041】
本実施の形態に係るダイカスト機300のセンター鋳抜きピン313には、図13に示されるように、先端部に偏心した状態で球面くぼみ313rが形成されており、その球面くぼみ313rの曲率半径が圧入部材であるボールベアリング15の半径よりも若干大きく設定されている。
【0042】
次に、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法について説明する。
キャビティ16内の溶湯が凝固すると、センター鋳抜きピン313が上昇し、そのセンター鋳抜きピン313が鋳物Wから引き抜かれる。これによって、鋳物Wには縦に主通路Tmが形成され、ピン用縦通路12t内にはその主通路Tmに圧入されるボールベアリング15が栓材通路12sから一個押し出される。次に、前記センター鋳抜きピン313が下降しながらピン用縦通路12t内のボールベアリング15を押圧して圧入が開始される。
【0043】
前記ボールベアリング15が鋳物Wの主通路Tmに導かれるまでは、図13に示されるように、そのボールベアリング15はセンター鋳抜きピン313の球面くぼみ313rと先端面313fとの境目によって押圧される。しかしながら、ボールベアリング15の全周が主通路Tmの内壁面に接触した後は、そのボールベアリング15は主通路Tmの内壁面を塑性変形させながら内部に進入するため、反力Rが発生する。
【0044】
そして、前記反力Rが発生すると、その反力Rとセンター鋳抜きピン313の押圧力Fとによって、そのセンター鋳抜きピン313が曲げ方向に弾性変形して球面くぼみ313rがボールベアリング15の表面に倣う(図14参照)。即ち、ボールベアリング15の中心からセンター鋳抜きピン313の中心がずれて、そのセンター鋳抜きピン313の先端面313fの一部が主通路Tmの内壁面からはみ出す。そして、この状態からさらにセンター鋳抜きピン313が下降することにより、ボールベアリング15はセンター鋳抜きピン313の球面くぼみ313rで押圧され、主通路Tmの内壁面はそのセンター鋳抜きピン313のはみ出した先端面313fによって押圧される。
【0045】
これによって、主通路Tmの内壁面は、図14に示されるように、その主通路Tmの内側に盛り上がるように塑性変形し、前記ボールベアリング15は主通路Tmに圧入されながら同時にかしめられる。なお、前述のようにボールベアリング15に対するセンター鋳抜きピン313の偏心はそのセンター鋳抜きピン313の弾性変形によるものであり、センター鋳抜きピン313の連続使用には問題はない。
このように、本実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法によると、センター鋳抜きピン313で主通路Tmの内壁面を偏肉させながらボールベアリング15を圧入し、その偏肉部でボールベアリング15を主通路Tm内に保持するため、ボールベアリング15を確実に鋳物Wの主通路Tmに固定することができる。
【0046】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載した技術的事項以外に次のような技術的事項を有するものであることを付記しておく。
(1)請求項3に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
鋳型に形成された鋳抜きピンの通路に対して複数の別部材が交差する方向に並べられて位置決めされており、鋳抜きピンがその別部材の位置より後退した段階でその通路内に一個の別部材が押し出されることを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入装置。
このため、鋳抜きピンが前進することにより、別部材を鋳物の通路に圧入することができる。即ち、鋳抜きピンの前進/後退動作により、自動的に別部材を通路に圧入することができる。
(2)請求項7に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
鋳抜きピンの先端には偏心した位置に球面くぼみが形成されており、圧入の際、その球面くぼみが球状の別部材に倣うことにより、鋳抜きピンは前記別部材に対して偏心することを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
【0047】
【発明の効果】
本発明によると、従来のように、圧入前の機械加工が不要となるため、製品の製作工程及び製作時間を短縮できるとともに製作コストの低減も図ることができる。また、製品の圧入部が割れることもなく、圧入も確実に行われることから製品の品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部断面図である。
【図11】圧入圧力の変化を表すグラフである。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入装置を備えるダイカスト機の要部断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る鋳物の通路に対する別部材の圧入方法を表す要部縦断面図である。
【符号の説明】
W 鋳物
Tm 主通路(通路)
12 固定金型
13 センター鋳抜きピン(鋳抜き部材)
14 可動金型
15 ボールベアリング(別部材)
16 キャビティ
P パイプ(別部材)
113 センター鋳抜きピン(鋳抜き部材)
125 パイプ供給通路
220 昇降シリンダー
225 上部油圧室
230 圧力センサ
235 流調弁
240 計算機
313 センター鋳抜きピン
313r 球面くぼみ

Claims (7)

  1. 鋳型内の溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で鋳抜き部材を引き抜き、型開き前に、その鋳抜き部材により形成された通路に別部材を圧入することを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
  2. 鋳型内の溶湯が一定の形状を保持できる状態にまで凝固した段階で鋳抜き部材を引き抜き、型開き前に、その鋳抜き部材により形成された通路に別部材を圧入することを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入装置。
  3. 請求項2に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入装置において、
    前記鋳抜き部材によって別部材を通路に圧入することを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入装置。
  4. 請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
    前記別部材は球状に成形されていることを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
  5. 請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
    前記別部材は管体であることを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
  6. 請求項1に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
    別部材を鋳物の通路内に圧入する際の反力が予め決められた値よりも小さいときは圧入速度を遅らせ、前記反力が予め決められた値以上になったときに所定の圧入速度で圧入を行うことを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
  7. 請求項4に記載された鋳物の通路に対する別部材の圧入方法において、
    鋳抜き部材で球状の別部材を通路に圧入する際に、前記別部材に対して前記鋳抜き部材を偏心させ、その鋳抜き部材の先端で前記通路の内壁面を押圧しながら偏肉させ、その偏肉部によって前記別部材を前記通路内に保持することを特徴とする鋳物の通路に対する別部材の圧入方法。
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