JPH07227667A - ダイカスト鋳造法 - Google Patents

ダイカスト鋳造法

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JPH07227667A
JPH07227667A JP2421994A JP2421994A JPH07227667A JP H07227667 A JPH07227667 A JP H07227667A JP 2421994 A JP2421994 A JP 2421994A JP 2421994 A JP2421994 A JP 2421994A JP H07227667 A JPH07227667 A JP H07227667A
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JP
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pressure
cavity
casting
molten metal
injection
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JP2421994A
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English (en)
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Hidesato Uebayashi
秀悟 植林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビティ内の溶湯の圧力を常に適正範囲内
に制御して湯バリや鋳造欠陥のない優れた品質の鋳造品
が得られるダイカスト鋳造法を提供する。 【構成】 ダイカスト鋳造装置2では、キャビティ10
内の溶湯Mの圧力を圧力センサ48で測定して、この測
定値に基づいて増圧シリンダ20の作動を制御して、キ
ャビティ内圧が許容範囲内に入るように、プランジャヘ
ッド26から加えられる射出力が制御される。これによ
って、型締め圧を越える過大なキャビティ内圧で鋳造金
型4の合わせ目が開いて多量の湯バリが発生したり、逆
に射出圧の不足により未充填や引け巣等の鋳造欠陥が生
ずる等の不具合が確実に防止される。そして、溶湯Mの
圧入直後はキャビティ内圧が許容範囲の上限値に近づく
ように射出圧が制御され、溶湯Mの固化が進行した鋳造
工程の後半では許容範囲の下限値に近づくように制御さ
れるため、過大な射出圧が要求されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋳造金型のキャビテ
ィ内の溶湯の圧力を制御するダイカスト鋳造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンヘッドカバー等の鋳造
品の製造において、ダイカスト鋳造法が用いられる場合
がある。このダイカスト鋳造法は、溶湯に圧力をかけて
射出することによって、鋳造金型内に設けられたキャビ
ティ内の溶湯に圧力をかけながら鋳造を行うものであ
る。ダイカスト鋳造法によると、薄肉製品や複雑な形状
の製品も容易に鋳造することができ、高い寸法精度と滑
らかな表面を有する鋳造品を製造することができる。か
かるダイカスト鋳造法においては、キャビティ内の圧力
を適切に制御することが極めて重要である。すなわち、
キャビティ内の圧力が高すぎると、キャビティ内面にか
かる全圧力が型締め機構による鋳造金型の型締め力を上
回って、鋳造金型の合わせ目が開いてしまう。この結
果、多量の湯バリが発生したり、製品の寸法精度が劣化
するといった不具合が生ずる。一方、キャビティ内の圧
力が低すぎると、鋳造品に引け巣や表面欠陥等が発生す
るといった問題が生ずる。
【0003】そこで、かかる問題を解消して優れた品質
の鋳造品を得るために、キャビティ内圧力を適切に制御
するための方法が種々開発されており、その一例が、特
開昭61−199562号公報に記載されている。この
技術における具体的な射出圧力の制御について、図5を
参照しつつ説明する。図5の縦軸は、射出圧力IPZ
よびキャビティ内圧力PZ の大きさを示しており、図の
横軸は時間の経過に対応している。図5に示されるよう
に、上記公報に記載された射出圧力の制御方法において
は、予め射出圧力の基準値IPN が設定されている。そ
して、まず時刻t0においてキャビティ内への溶湯の圧
入が開始され、時刻t1でキャビティ内が充填されて溶
湯の加圧が開始されるため、時刻t1から射出圧力IP
Z ,キャビティ内圧力PZ ともに急激に増加する。そし
て、射出圧力IPZ が基準値IPN を越えた場合には射
出圧力を減少させる制御が行われ、射出圧力IPZ が基
準値IPN を下回ると射出圧力を増加させる制御が行わ
れる。この結果、図5に示されるように、射出圧力IP
Z は基準値IPN に近い値に維持される。このようにし
て、射出圧力IPZ を基準値IPN に基づいて制御する
ことによって、キャビティ内圧力PZ の制御を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の射出力制御方法によると、図5に示されるよう
に、キャビティ内圧力PZ は鋳造工程の前半にはある程
度まで増加するが、その後急激に減少する。射出圧力I
Z が基準値IPN 近くに保持されているにも関わらず
キャビティ内圧力PZ が減少するのは、充填された溶湯
が冷却固化して射出圧力の伝達が次第に悪くなるためで
ある。この結果、鋳造工程の後半におけるキャビティ内
圧力PZ が不足し、製品に未充填や引け巣等の鋳造欠陥
が生ずる。一方、これを防ぐために射出力を過大に設定
すると、キャビティ内圧力が型締め圧力を越えて鋳造金
型の合わせ目が開き、多量の湯バリが発生したり製品の
寸法精度が劣化するといった不具合が発生する。このよ
うに、従来の射出圧力制御方法においては射出圧力を基
準値と比較することによって制御していたため、キャビ
ティ内の溶湯の圧力を確実に適正な範囲内に制御するこ
とができないという問題点があった。そこで、本発明に
おいては、キャビティ内圧力自体の測定値に基づいて制
御することによって、確実にキャビティ内の溶湯の圧力
を適正範囲内に制御して、湯バリや鋳造欠陥のない優れ
た品質の鋳造品を得ることができるダイカスト鋳造法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本出願の請求項
1に記載された発明においては、上記課題を解決するた
めに、鋳造金型のキャビティ内に溶湯を圧入して鋳造を
行うダイカスト鋳造法であって、前記キャビティ内にお
ける前記溶湯の圧力を測定するキャビティ内圧力測定工
程と、該測定工程で測定されたキャビティ内圧力が許容
範囲内に入るように、前記溶湯を圧入する射出圧力を制
御する射出圧力制御工程とを有することを特徴とするダ
イカスト鋳造法を創出した。
【0006】また、本出願の請求項2に記載された発明
においては、請求項1に記載されたダイカスト鋳造法の
前記射出圧力制御工程において、前記溶湯の圧入後の一
定期間内においては前記キャビティ内圧力が前記許容範
囲の上限値に近づくように前記射出圧力を制御し、前記
溶湯の圧入後所定時間が経過した後には前記キャビティ
内圧力が前記許容範囲の下限値に近づくように前記射出
圧力を制御することを特徴とするダイカスト鋳造法を創
出した。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本出願の請求項1に記載さ
れたダイカスト鋳造法においては、キャビティ内圧力測
定工程においてキャビティ内における実際の溶湯の圧力
が測定され、射出圧力制御工程において、このキャビテ
ィ内圧力の測定値に基づいて、キャビティ内圧力が許容
範囲内に入るように射出力が制御される。従って、溶湯
の冷却固化に伴う圧力伝達の低下や、外乱による射出条
件の急激な変動の影響を受けることなく、常に確実にキ
ャビティ内圧力を適正範囲内に入るように制御すること
ができる。これによって、型締め圧を越える過大なキャ
ビティ内圧力によって鋳造金型の合わせ目が開いて多量
の湯バリが発生したり、逆にキャビティ内圧力の不足に
より未充填や引け巣等の鋳造欠陥が生ずるといった不具
合が確実に防止される。このようにして、キャビティ内
圧力自体の測定値に基づいて制御することによって、確
実にキャビティ内の溶湯の圧力を適正範囲内に制御し
て、湯バリや鋳造欠陥のない優れた品質の鋳造品を得る
ことができる。
【0008】また、請求項2に記載されたダイカスト鋳
造法では、請求項1のダイカスト鋳造法において、溶湯
の圧入後の一定期間内においては許容範囲の上限値に近
づくように射出圧力を制御し、溶湯の圧入後所定時間が
経過した後には許容範囲の下限値に近づくように射出圧
力を制御する構成としている。高品質の鋳造品を効率よ
く得るためには、鋳造工程の全期間にわたってキャビテ
ィ内圧力を許容範囲の上限値近くに保持するのが理想的
である。しかし、上述した冷却固化に伴う圧力伝達の低
下によって、鋳造工程の後期においてキャビティ内圧力
を上限値近くに保持するためには、極めて高い射出圧力
が必要となる。かかる高圧を発生する装置はコスト高と
なり、また装置の寿命も短くなる。そこで、請求項2の
ダイカスト鋳造法においては、鋳造固定の後半ではキャ
ビティ内圧力が下限値を維持するように制御することに
よって、過大な射出圧力を必要としない構成としてい
る。このようにして、実用的な射出圧力によって、湯バ
リや鋳造欠陥を生ずることなく、優れた品質の鋳造品を
確実に得ることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具現化した一実施例につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明に
係るダイカスト鋳造法の一実施例を示す全体構成図であ
る。図1に示されるように、本実施例のダイカスト鋳造
装置2は、鋳造金型4と、この鋳造金型4内のキャビテ
ィ10に溶湯Mを圧入するための増圧シリンダ20、増
圧シリンダ20の作動を制御する制御ユニット50、さ
らに図示しない型締め機構等を中心として構成されてい
る。鋳造金型4は、可動金型6および固定金型8によっ
て構成されており、可動金型6と固定金型8が合わされ
ることによって、その内部に製品形状に対応したキャビ
ティ10とゲート12および射出湯口14が形成され
る。キャビティ10の可動金型6側の中央部には、圧力
センサ48が埋設されている。圧力センサ48の測定ロ
ッド18の先端面は、キャビティ10内に臨んでいる。
一方、射出湯口14には、増圧シリンダ20のプランジ
ャヘッド26がスライド可能に嵌合している。
【0010】増圧シリンダ20のシリンダ本体22は、
前部22Aの径が小さく、後部22Bの径が大きくなっ
ている。シリンダ本体前部22A内には、プランジャピ
ストン28がスライド可能に嵌合している。プランジャ
ピストン28には、プランジャ27および前記プランジ
ャヘッド26が一体に固定されている。一方、シリンダ
本体後部22B内には、前部の径が小さく後部の径が大
きい形状を有する増圧ピストン30が設けられている。
この増圧ピストン30は、前部がシリンダ本体前部22
A内に、後部がシリンダ本体後部22B内に、それぞれ
スライド可能に嵌合している。これらのプランジャピス
トン28および増圧ピストン30によって、シリンダ本
体22の内部は、前室24A,中室24B,背圧室24
Cおよび後室24Dに区切られている。後室24Dに
は、油圧配管36によって油圧源38が接続されてい
る。油圧配管36の途中には、後室24Dへの圧力油の
供給・停止を切り換えるための油圧供給弁37が設けら
れている。
【0011】一方、増圧ピストン30内には、軸方向に
油路32が設けられており、油路32の途中には逆流防
止弁34が設けられている。この逆流防止弁34によっ
て、後室24Dから中室24Bへは圧力油が流入する
が、逆方向の中室24Bから後室24Dへの圧力油の流
れは遮断される。ここで、増圧シリンダ20の背圧室2
4Cは、増圧ピストン30によって、中室24Bおよび
後室24Dから隔離されている。この背圧室24C内に
は、油圧源38から供給される圧力油とは別に、図示し
ない供給口から、背圧印加用の圧力油が充填される。さ
らに、背圧室24Cには、リリーフ配管40が接続され
ており、リリーフ配管40の先端は、油タンク46に導
かれている。リリーフ配管40の途中にはリリーフ弁4
2が設けられており、このリリーフ弁42は、開度を全
開状態から全閉状態まで連続的に変化させることができ
る。このリリーフ弁42の開度は、リリーフ弁制御モー
タ44によって調節される。リリーフ弁制御モータ44
には、制御信号線44aを通じて、制御ユニット50か
ら制御出力電圧が印加され、後述するように、この制御
出力電圧の値に応じて、リリーフ弁42の開度が連続的
に変化する。
【0012】次に、制御ユニット50の構成について説
明する。制御ユニット50は、中央処理装置(CPU)
52およびRAM54,ROM56のメモリ装置を中心
とするコンピュータシステムである。さらに、制御ユニ
ット50は、外部の装置等との間でデータのやり取りを
行うために、入出力インターフェース58A,58B,
58Cを有している。これらのCPU52,RAM5
4,ROM56および入出力インターフェース58A,
58B,58Cの間は、データバス59によって、互い
にデータ転送可能に接続されている。
【0013】入出力インターフェース58Aには、前記
圧力センサ48から測定信号線48aが接続されてお
り、圧力センサ48によるキャビティ内圧力の測定デー
タは、入出力インターフェース58Aを介して制御ユニ
ット50に入力される。入出力インターフェース58B
には、前記リリーフ弁制御モータ44の制御信号線44
aが接続されている。そして、リリーフ弁制御モータ4
4の状態を示すデータ信号が入出力インターフェース5
8Bを介して制御ユニット50に入力されるとともに、
制御ユニット50からの制御信号が入出力インターフェ
ース58Bから出力される。さらに、入出力インターフ
ェース58Cは、制御信号線60aによって、図示しな
い型締め機構等を制御する本体制御部60と接続されて
おり、ダイカスト鋳造装置本体の運転状態を示す種々の
信号を取り込めるようになっている。この本体制御部6
0には、前記油圧供給弁37の開閉を制御する制御信号
線37aも接続されている。
【0014】次に、増圧シリンダ20の背圧室24Cに
発生する背圧の特性について、図2を参照して説明す
る。図2は、本実施例のダイカスト鋳造装置2における
増圧シリンダ20の背圧特性を示す図である。図2にお
いて、縦軸は増圧シリンダ20の背圧室24Cに発生す
る背圧BPの大きさを示し、横軸は制御信号線44aを
通じてリリーフ弁制御モータ44に加えられる制御電圧
の出力値(%)を示している。図2に示されるように、
増圧シリンダ20の背圧室24Cに発生する背圧BPの
大きさは、リリーフ弁制御モータ44に加えられる出力
値の大きさに正比例する。すなわち、出力値が0%のと
きには背圧BPの大きさは最小値=0であり、出力値が
増すに従って直線的に増加し、出力値が100%のとき
に最大の背圧BPMAX となる。このように、背圧BP
が、制御電圧出力値に対して直線的な特性を有するた
め、制御ユニット50による背圧の制御が極めて容易に
なる。
【0015】さて、かかる構造を有するダイカスト鋳造
装置2を用いたダイカスト鋳造法の実施の手順につい
て、図1,図2および図3を参照して説明する。図3
は、本実施例のダイカスト鋳造装置2を用いた鋳造工程
における射出圧力の制御手順を示すフローチャートであ
る。図3のフローチャートに示される制御プログラム
は、図1の制御ユニット50のROM56内に記憶され
ており、主にCPU52およびRAM54上において実
行される。鋳造工程の開始にあたって、まず、増圧シリ
ンダ20の背圧室24C内に、背圧印加用の圧力油が充
填される。この背圧室24C内の圧力油は、以下に説明
する鋳造工程の1サイクルごとに排出されてしまうた
め、鋳造工程の開始に先立って、毎回補充する必要があ
る。このとき、増圧シリンダ20のプランジャピストン
28および増圧ピストン30は、それぞれのストローク
範囲の後端に位置している。また、リリーフ弁42は全
閉状態になっている。この状態で、図示しない供給口か
ら、背圧室24C内に圧力油が充填される。
【0016】さて、図1の本体制御部60から制御信号
によって図示しない型締め機構が作動し、可動金型6が
固定金型8に対して型締めされる。鋳造金型4の型締め
完了が確認されると、本体制御部60から制御信号線3
7aを通じて制御信号が出力され、油圧供給弁37が全
開状態とされる。これによって、油圧源38から油圧配
管36を通じて、増圧シリンダ20の後室24Dに圧力
油が供給される。以後、鋳造工程が終了するまで油圧供
給弁37は全開状態に保たれて、増圧シリンダ20の後
室24Dに圧力油が連続的に供給される。同時に、本体
制御部60から制御信号線60a,入出力インターフェ
ース58Cを通じて、射出開始信号が制御ユニット50
に入力される。この射出開始信号によって、図3のフロ
ーチャートで示される制御プログラムによる射出力の制
御が、ステップS10において開始される。
【0017】図3のステップ10において制御が開始さ
れると、まず、リリーフ弁制御モータ44に加えられる
制御電圧の出力値Dが100%とされる(ステップS1
2)。これによって、リリーフ弁42は全閉状態とな
り、増圧シリンダ20の背圧室24Cには最大背圧BP
MAX がかかる状態となる。従って、油圧配管36を通じ
て後室24Dに圧力油が供給されても増圧ピストン30
は移動せず、増圧ピストン30内の油路32を通り、逆
流防止弁34を通過して、中室24B内に圧力油が流入
することになる。この圧力油の流入によってプランジャ
ピストン28が前進し、プランジャ27およびプランジ
ャヘッド26も一体に、図1の左方に前進する。これに
よって、プランジャヘッド26の前方の湯口16内に供
給されていた溶湯Mが、プランジャヘッド26の射出圧
力によって、ゲート12を通過してキャビティ10内に
圧入される。このように、最大の背圧BPMAX がかかる
状態とすることによって、プランジャヘッド26が前進
してキャビティ10内へ溶湯Mが充填された時点におけ
るサージ圧(衝撃力)の発生が防止される。
【0018】図3の制御プログラムにおいては、続い
て、プランジャヘッド26による溶湯Mの射出が完了し
たか、すなわち溶湯Mがキャビティ10内に完全に充填
されたか否かの判定が行われる(ステップS14)。こ
の判定結果がNOであれば、判定がYESになるまで、
すなわち溶湯Mの充填が完了するまで、ステップS14
における判定が繰り返し行われる。ステップS14にお
ける判定がYESになれば、次に、制御ユニット50か
らの制御信号によって、リリーフ弁制御モータ44に加
えられる出力値Dが0%とされる(ステップS16)。
これによって、リリーフ弁42が全開状態とされ、増圧
ピストン30に加えられる背圧BPは最小値0となる。
すなわち、油圧配管36から後室24Dに供給される油
圧によって、増圧ピストン30がプランジャピストン2
8側に前進するとともに、背圧室24C内の圧力油がリ
リーフ配管40から排出される。これによって、中室2
4B内の圧力油を介してプランジャピストン28に圧力
が印加され、プランジャヘッド26からゲート12,キ
ャビティ10内の溶湯Mに対して射出圧力が印加され
る。
【0019】このとき、キャビティ10内の溶湯Mに加
えられる圧力(キャビティ内圧力)Pが、圧力センサ4
8によって連続的にモニターされる(図3のステップS
18)。この圧力センサ48によって測定されるキャビ
ティ内圧力Pが、上限値PUに達したか否かが、図3の
ステップS20において判定される。この上限値PU
大きさは、鋳造金型4における可動金型6と固定金型8
との合わせ面に垂直な方向についてのキャビティ10の
投影面積全体にキャビティ内圧力PU がかかったとき
に、型締め機構による鋳造金型4の型締め圧を越えない
ように設定されている。このようにして予め決定された
上限値PU のデータが、制御ユニット50のROM56
に記憶されている。この判定結果がNO、すなわちキャ
ビティ内圧力Pが上限値PU 未満であれば、キャビティ
内圧力Pが上限値PU に達するまで、ステップS20の
判定が繰り返される。この間においてリリーフ弁42は
全開状態に保たれるため、増圧シリンダ20が前進を続
けて、プランジャヘッド26からキャビティ10内の溶
湯Mに対して加えられる射出圧力は徐々に上昇する。
【0020】ステップS20の判定結果がYESになれ
ば、続いて出力値Dを一定値ΔDだけ増やす制御が行わ
れる(ステップS22)。これによって、全開状態にあ
ったリリーフ弁42が少し閉じられて、増圧ピストン3
0に加わる背圧が、最低背圧から一定量増加する。この
結果、増圧ピストン30の前進は制限され、プランジャ
ヘッド26から溶湯Mに印加される射出圧力は減少し、
これに伴いキャビティ内圧力Pも減少する。出力値Dが
一定値ΔDだけ増やされた後に、圧力センサ48によっ
てキャビティ内圧力Pが測定され(ステップS24)、
キャビティ内圧力Pが上限値PU を下回ったか否かが判
定される(ステップS26)。この判定がNOで、キャ
ビティ内圧力Pが上限値PU 以下になっていない場合に
は、プランジャヘッド26から溶湯Mに印加される射出
圧力がまだ大きすぎることになる。すなわち、増圧ピス
トン30に加わる背圧がまだ不足であることになるた
め、ステップS22に戻って、出力値Dが再度一定値Δ
Dだけ増やされる。
【0021】一方、ステップS26における判定がYE
Sになれば、さらにキャビティ内圧力Pが測定され(ス
テップS28)、今度はキャビティ内圧力Pが下限値P
L まで下がったか否かが判定される(ステップS3
0)。出力値Dが一定であれば背圧は変化せず、射出圧
力も一定に保持されるが、充填された溶湯Mが時間とと
もに冷却固化して圧力の伝達が悪くなるため、キャビテ
ィ内圧力Pは次第に減少する。下限値PL の大きさは、
キャビティ10内に充填された溶湯Mが冷却固化するま
でに生ずる体積収縮を補うのに十分な押し湯の効果を得
られるの圧力に設定されている。この下限値PL のデー
タも、制御ユニット50のROM56に記憶されてい
る。ステップS30の判定がNOであれば、ステップS
26に戻って、再度キャビティ内圧力Pが上限値PU
下回っているか否かが判定される(ステップS26)。
この再度の判定を行うのは、油圧等の変動によってキャ
ビティ内圧力が短時間に急激に上昇するという異常事態
を考慮したものである。
【0022】一方、ステップS30における判定がYE
Sであれば、キャビティ内圧力Pが下がり過ぎているた
め、増圧ピストン30に加わる背圧を減少させて射出圧
力を増加させるため、出力値Dが一定値ΔDだけ減らさ
れる(ステップS32)。なお、(D−ΔD)が負の値
になる場合には、出力値Dが最低値0%とされる。これ
によってリリーフ弁42が閉じられ、増圧ピストン30
に加わる背圧が一定量減少するため、プランジャヘッド
26から溶湯Mに加わる射出圧力は再び増加する。続い
て、所定のダイタイム(鋳造時間)が経過したか否かが
判定される(ステップS34)。この判定がNOであれ
ば、ステップS26に戻って、ダイタイムが経過するま
で上述した制御が繰り返される。一方、所定のダイタイ
ムが経過すれば、出力値Dは最大値100%に戻される
(ステップS36)。これによってリリーフ弁42は全
閉となり、背圧室24C内の背圧は最大値BPMAX とな
るため、増圧ピストン30の前進は停止する。その後、
本体制御部60から制御信号線37aを通じて制御信号
が出力され、油圧供給弁37が閉じられる。そして、本
体制御部60によって図示しない型開き機構が作動し
て、可動金型6が固定金型8から離れて鋳造金型4が開
かれ、冷却固化した鋳造品が取り出されて、一回の鋳造
工程が完了する(ステップS38)。
【0023】さて、かかる手順に従って行われるダイカ
スト鋳造装置2によるダイカスト鋳造法の制御結果につ
いて、図1〜図3を参照しつつ、図4に従って説明す
る。図4は、本実施例のダイカスト鋳造装置2による射
出圧力およびキャビティ内圧力の制御結果を示す図であ
る。図の縦軸は、射出圧力IPおよびキャビティ内圧力
Pの大きさを示しており、図の横軸は時間の経過に対応
している。図4において、時刻T0が鋳造開始時、すな
わちプランジャヘッド26の前進開始時点であり、時刻
T1がキャビティ10内が完全に充填された時点を示し
ている。ここで、前述した図3のステップ16の制御が
行われて、リリーフ弁42が全開とされて増圧ピストン
30に加えられる背圧が最小となり、プランジャヘッド
26から溶湯Mに対して射出圧力が印加される。この結
果、図4に示されるように、時刻T1を境として射出圧
力IP,キャビティ内圧力Pともに急激に上昇する。キ
ャビティ内圧力Pが上限値PU に達するまでは、リリー
フ弁42が全開状態に保たれるため、増圧シリンダ20
の作動によってプランジャヘッド26から加えられる射
出圧力IPは徐々に上昇する(図4の期間Ta)。
【0024】キャビティ内圧力Pが上限値PU を越えた
時点T2においては、図3のステップ22の制御が行わ
れ、リリーフ弁42が少し閉じられる。これによって、
増圧ピストン30に加えられる背圧が最小背圧から増加
して、溶湯Mに印加される射出圧力IPは減少し、これ
に伴ってキャビティ内圧力Pも減少する。以後、キャビ
ティ内圧力Pが下限値PL まで下がるまでの間は、リリ
ーフ弁42の開度が維持されるが、前述の如く時間とと
もに溶湯Mが冷却固化して圧力の伝達が悪くなるため、
キャビティ内圧力Pは次第に減少する(図4の期間T
b)。キャビティ内圧力Pが下限値PL を下回った時点
T3においては、図3のステップS32の制御が行わ
れ、リリーフ弁42が少し開けられる。これによって、
増圧ピストン30に加えられる背圧が減少して、溶湯M
に印加される射出圧力IPは再び増加する。しかし、溶
湯Mの冷却固化によって圧力の伝達が悪くなっているた
め、図4に示されるように、射出圧力IPが再び上昇し
てもキャビティ内圧力Pは殆ど上昇せず、下限値PL
近い値で推移する(図4の期間Tc)。
【0025】そして、ダイタイムが経過した時点T4に
おいて、図3のステップS36の制御が行われ、リリー
フ弁42が全閉状態とされる。これによって、増圧ピス
トン30に加えられる背圧は最大となり、増圧ピストン
30の前進は停止する。この結果、図4に示されるよう
に、射出圧力IPは急激に下降し、これに伴ってキャビ
ティ内圧力Pも最小値まで低下する(図4の期間T
d)。こうして、時刻T5において、一回の鋳造工程が
終了する。以上説明したように、本実施例のダイカスト
鋳造装置2においては、キャビティ内圧力の実際の測定
値Pを用いて射出圧力IPを制御することによって、キ
ャビティ内圧力Pが適切なタイミングで適正な範囲内に
制御される。これによって、簡単な構成で、常に確実に
キャビティ内圧力を適正範囲内に制御することができ、
過大なキャビティ内圧力に起因する湯バリの発生や、キ
ャビティ内圧力の不足による鋳造欠陥等のない、優れた
鋳造品を製造することができる。
【0026】ここでキャビティ内圧力Pは、図4に示さ
れるように、鋳造工程の後半(期間Tc)において、設
定された下限値PL に近い値を長時間維持している。す
なわち、上限値PU ,下限値PL ,背圧の制御幅ΔD等
を適切に設定することによって、キャビティ内圧力Pを
一定値以上に長時間にわたって保持することができる。
これによって、薄肉製品や複雑な形状の製品について
も、キャビティの隅々まで溶湯を十分に充填することが
でき、高品質の鋳造品を得ることができる。特に、鋳造
金型の合わせ目に垂直な方向へのキャビティの投影面積
が大きい製品については、充填に必要な射出圧力をかけ
るとキャビティ内面にかかる全圧力が型締め圧を越えて
しまう場合がある。このため、かかる製品については、
鋳造欠陥のない製品を得ることが困難であった。しか
し、本実施例のダイカスト鋳造法によれば、図4に示さ
れるように、低めのキャビティ内圧力を長時間かけるこ
とができるため、キャビティ10の内面にかかる全圧力
を型締め圧力以下に抑えつつ、キャビティ10の隅々に
まで溶湯を充填させることができる。これによって、キ
ャビティの投影面積が大きい製品についても、鋳造欠陥
のない、優れた品質の鋳造品を得ることができる。キャ
ビティの投影面積が特に大きい製品の場合には、前述し
た上限値PU と下限値PL の差を小さくして、上限値P
U を低めに、下限値PL を高めに設定することによっ
て、欠陥のない製品の鋳造が可能になる。
【0027】本実施例では、キャビティ内圧力Pについ
て上限値PU と下限値PL の両方を設定して制御を行っ
ているが、上限値のみを設定してキャビティ内圧力の測
定値が上限値を越えたときに射出圧力を減少させる制御
のみを行っても良い。この場合も、キャビティ内圧力が
過大になることは確実に防止できることから射出圧力を
大きめに設定できるため、鋳造欠陥のない製品を確実に
得ることができる。また、キャビティ内圧力の測定値に
基づく制御としては、上限値や下限値を用いるものに限
られず、例えばある基準値に対して一定値以上のずれが
生じたときに射出圧力を増減する等の制御を行っても良
い。さらに、上限値,下限値,基準値等との比較によっ
て単に射出圧力を増減するのではなく、比較結果に応じ
て射出圧力を予め決められたプログラムに従って変化さ
せる等の制御方式を採ることもできる。これによって、
キャビティ内圧力をより理想的に制御することが可能と
なり、さらに優れたダイカスト鋳造法となる。
【0028】また、本実施例では、背圧を増加させる際
の出力値Dの増加量と、背圧を減少させる際の出力値D
の減少量とを同一の値ΔDとしているが、これらの値は
一致させる必要はなく、出力値Dの増加量・減少量のそ
れぞれについて適切な値を選べばよい。これによって、
製品形状等に対応した、最も適切な制御結果を得ること
ができる。ダイカスト鋳造法の他の工程の構成や、ダイ
カスト鋳造装置の他の部分の構造,形状,大きさ,材
質,数,配置等についても、本実施例に何ら限定される
ものではない。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明においては、キャビティ
内における溶湯の圧力を測定する工程と、測定されたキ
ャビティ内圧力が許容範囲内に入るように射出圧力を制
御する工程とを有するダイカスト鋳造法を創出したた
め、キャビティ内圧力が確実に適正範囲内に制御され
て、湯バリや鋳造欠陥のない優れた品質の鋳造品を得る
ことができる。これによって、高品質の鋳造品を高い歩
留りで効率よく生産することができる極めて実用的なダ
イカスト鋳造法となる。さらに、本発明の波及的な効果
として、射出手段(上記実施例におけるプランジャヘッ
ド26)がカジリを生じた場合でも、キャビティ内圧力
に基づいて制御しているため射出圧力が低下しないとい
う利点がある。また、カジリの程度が許容限度を越えた
場合には、射出圧力とキャビティ内圧力との関係が正常
範囲からずれるため、容易に検出することができる。
【0030】また、請求項2の発明においては、請求項
1のダイカスト鋳造法において、鋳造工程の初期におい
てはキャビティ内圧力を上限値に近づけ、鋳造工程の後
期においてはキャビティ内圧力を下限値に近づけるよう
に射出圧力を制御する構成としている。これによって、
過大な射出圧力を必要とすることなく、湯バリや鋳造欠
陥を確実に防止して優れた品質の鋳造品を歩留り良く得
ることができる、極めて実用的なダイカスト鋳造法とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイカスト鋳造法の一実施例を示
す全体構成図である。
【図2】ダイカスト鋳造法の一実施例における増圧シリ
ンダの背圧特性を示す図である。
【図3】ダイカスト鋳造法の一実施例における射出圧力
の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】ダイカスト鋳造法の一実施例における射出圧力
およびキャビティ内圧力の制御結果を示す図である。
【図5】従来のダイカスト鋳造法の射出圧力制御方法に
おける射出圧力およびキャビティ内圧力の制御結果を示
す図である。
【符号の説明】
2 ダイカスト鋳造装置 4 鋳造金型 10 キャビティ IP 射出圧力 M 溶湯 P キャビティ内圧力 PU 上限値 PL 下限値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造金型のキャビティ内に溶湯を圧入し
    て鋳造を行うダイカスト鋳造法であって、 前記キャビティ内における前記溶湯の圧力を測定するキ
    ャビティ内圧力測定工程と、 該測定工程で測定されたキャビティ内圧力が許容範囲内
    に入るように、前記溶湯を圧入する射出圧力を制御する
    射出圧力制御工程、とを有することを特徴とするダイカ
    スト鋳造法。
  2. 【請求項2】 前記射出圧力制御工程において、前記溶
    湯の圧入後の一定期間内においては前記キャビティ内圧
    力が前記許容範囲の上限値に近づくように前記射出圧力
    を制御し、前記溶湯の圧入後所定時間が経過した後には
    前記キャビティ内圧力が前記許容範囲の下限値に近づく
    ように前記射出圧力を制御することを特徴とする請求項
    1に記載されたダイカスト鋳造法。
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