JP3668720B2 - 包装袋の切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液状やペースト状等の充填物を樹脂製のフィルム内に充填して袋詰めされた各包装袋を個々の包装袋に切断するための包装袋の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液状やペースト状等の飲料や食品を樹脂製のフィルム内に充填して袋詰めされた包装袋がある。この種の包装袋としては、折り込まれたフィルムの四辺が熱融着(熱シール)された四方シール型や、四辺が熱シールされて一側端を底面として自立可能な自立型等の各種の包装形態が知られている。
【0003】
上述のような包装袋は、充填包装機によって、例えば鉛直上方から下方に向かう縦方向にフィルムが搬送されて、外周が熱シールされるとともに充填物が充填されて、フィルムから切り離されることで製造されている。
【0004】
実開平7−33804号公報には、四方シール型の包装袋を製造するための縦型の充填包装機が開示されている。この従来の縦型の充填包装機は、フィルム供給装置から供給されたフィルムの搬送経路を構成する搬送装置と、フィルムの縦方向の両側をそれぞれ熱シールする一組の縦シール装置と、フィルム内に充填物を充填する充填装置と、フィルムの横方向に亘って熱シールする横シール装置と、包装袋の横方向のシール部に沿って切断する切断装置とを備えている。
【0005】
以上のように構成された従来の充填包装機では、搬送装置によって搬送されたフィルムが、各縦シール装置によって縦シール部が形成されるとともに、前回の横シール装置の動作によって横シール部が形成されることで、フィルムが袋状に形成される。袋状のフィルムは、充填装置によって充填物が充填されて、横シール装置によって横シール部が形成されることで、包装袋に形成される。そして、この充填物が封入された包装袋は、切断装置によって横シール部に沿って切断されることで、フィルムから切り離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような包装袋は、充填物として食品が充填された場合に冷凍保存されている。特に樹脂製のフィルムからなる包装袋は、冷凍された際に硬化してしまい、四方の角が鋭利になってしまう。そして、冷凍された状態の包装袋は、販売される際に並べて陳列されたときや、搬送ケース等に収容されて搬送されたときなどに、四方の角の尖端が他の包装袋に接触することがある。
【0007】
包装袋は、冷凍された状態で角の尖端が他の包装袋に衝突した場合に、他の包装袋を破損させてしまうことがあり、他の包装袋の充填物が漏れ出してしまう虞がある。このような問題の対策として、包装袋の四方の角、すなわちシール部の両端を例えば円弧状に切断する対策が採られている。
【0008】
しかし、従来の充填包装機は、包装袋のシール部の両端を円弧状に切断する角用の切断装置と、両端が切断されたシール部に沿って分断する分断用の切断装置とが、包装袋が搬送される搬送経路上の異なる位置にそれぞれ配置されていた。換言すれば、包装袋の製造方法では、シール部の両端の角を切断する角用の切断工程と、この角用の切断工程で切断されたシール部を分断する分断用の切断工程とがそれぞれ独立して行われていた。
【0009】
このため、従来の充填包装機で切断された包装袋は、図25に示すように、角が切断されたシール部201の両端の切断曲線L5に対して、図25中破線で示す分断直線L6の位置がずれてしまう問題があった。したがって、このように位置ずれが生じた包装袋は、シール部201の両端が不整形状になり、切断箇所の外観を損なうという不都合があった。
【0010】
また一方で、包装袋は、シール部の切断箇所を滑らかに整えて切断することで、シール部の手触りを良好し、外観をきれいに整えることが求められている。包装袋のシール部を切断する際、シール部に沿って突き当てられるカッタの刃先を、シール部に対する直交方向から1回の突き出し動作で切断した場合には、熱シールされたシール部の硬化不足などのために、分断された各シール部の切断箇所に跨って糸を引いてしまう問題がある。このように、糸を引いた切断箇所は、細かいバリが発生するため、外観を損なうという不都合がある。
【0011】
したがって、シール部の切断箇所が滑らかに整ったきれいな状態に切断するためには、シール部に対してカッタの刃先を突き当てるときに、刃先をシール部の一端側から他端側にかけて徐々に突き当てるとともに、シール部に沿ってスライドさせて切断する切断方法を利用することが望ましい。このような望ましい切断方法は、上述の実開平7−33804号公報に開示された充填包装機に採用されている。しかしながら、シール部の両端の角を所定の形状に切断する場合には、カッタの刃先をスライドさせることで切断することが困難である。
【0012】
上述した種々の問題点を考慮して、シール部201の切断曲線L5と分断直線L6との相対位置に位置ずれが生じることを防止するとともに、シール部201の切断箇所を良好に切断することを可能にする切断装置が検討されている。
【0013】
例えば、シール部に沿って分断するための分断用カッタと、この分断カッタの長手方向の両側にシール部の両端の一組の角用カッタとを各刃先を一直線上に揃えて固定し、シール部に対して各刃先を、シール部の一端側から他端側かけて徐々に突き当てられるように傾斜させて構成された切断装置が考えられる。だが、この切断装置は、分断用カッタおよび一組の角用カッタの各刃先が、シール部に対して傾斜されたことによって、シール部を切断する際に一体的に移動される刃先全体のストロークが大きくなってしまう。したがって、この切断装置は、シール部の切断に要する切断時間が比較的長くなり、シール部の直線部分で糸引き状態を伴って切断されるため、製品のシール部を美しく切断することが困難である。
【0014】
そこで、刃先全体のストロークを短縮するために、両端の一組の角用カッタの各刃先が、シール部の両側から中央側にかけて徐々に突き当てられるように対称形状にそれぞれ傾斜させるとともに、分断用カッタの刃先が、のこぎり状をなす直線状に構成された他の切断装置が考えられる。だが、この切断装置は、シール部の切断時間の高速化が図られるものの、刃先がのこぎり状の分断用カッタによる切断箇所を滑らかにすることが困難であるという不都合が生じてしまう。
【0015】
このような相反する事情を鑑みて、本発明は、分断用カッタと角用カッタの各切断位置に位置ずれが生じることを確実に防止し、包装袋のシール部の切断箇所を滑らかに整形するとともに、生産性の低下を最小限に抑えることができる包装体の切断装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明に係る包装袋の切断装置は、充填包装機のフィルムが搬送される経路上に設けられ、熱シールされたシール部を切断して個々の包装袋に分離する包装袋の切断装置であって、シール部に亘ってこのシール部を挟持する一対の挟持体と、この挟持体に挟持されたシール部に沿って切断して包装袋を分断するための分断用カッタを有する第1の切断機構と、挟持体に挟持されたシール部の少なくとも一端側の角を切断するための角用カッタを有する第2の切断機構とを備える。そして、第1の切断機構は、第2の切断機構によって切断されるシール部に対応する位置に設けられる。一対の挟持体には、一方の挟持体に第1の切断機構が設けられ、他方の挟持体に第2の切断機構が設けられる。角用カッタは、シール部に対して突き出されたときに、シール部に対して刃先が、切断する直線または曲線区間の中央から両端側に徐々に突き当てられるように形成されている。
【0017】
以上のように構成した本発明に係る包装袋の切断装置によれば、分断用カッタと角用カッタによって切断されるシール部の各切断位置に位置ずれが生じることが確実に防止される。したがって、この包装袋の切断装置によれば、包装袋の外周の切断箇所が滑らかに連続するように、フィルムから包装袋が切り離される。また、本発明に係る包装袋の切断装置が備える角用カッタは、シール部に対して突き出されたときに、シール部に対して刃先が、切断する直線または曲線区間の中央から両端側に徐々に突き当てられるように形成されていることによって、刃先がシール部を切断するときの抵抗が抑えられるため、包装袋のシール部の切断箇所を滑らかに切断することができる。
【0018】
また、本発明に係る包装袋の切断装置が備える分断用カッタは、シール部に対して突き出されたときに、シール部に対して刃先が、シール部の一端側から他端側に徐々に突き当てられるように傾斜されていることが好ましい。これによって、刃先がシール部を切断するときの抵抗が抑えられるため、包装袋のシール部の切断箇所を滑らかに切断することができる。さらに、分断用カッタは、刃先が傾斜されていることにより、分断用カッタ全体のストロークを比較的小さくすることが可能になるため、生産性の低下が抑制される。
【0020】
また、本発明に係る包装袋の切断装置は、第2の切断機構によってシール部の角から切断された切り屑を回収する回収機構を備えることが好ましい。回収機構によって、角用カッタによる切断動作の信頼性が向上される。
【0021】
また、本発明に係る包装袋の切断装置は、回収機構が、一対の挟持体の一方の対向面から切り屑を回収する回収部材を有し、第1の切断機構が、一方の挟持体の移動と一体的に移動して回収部材を作動させる作動部材を有する。そして、回収部材は、一対の挟持体がフィルムの経路から離間したときに、作動部材によって一方の挟持体の対向面に対向する回収位置に移動され、分断用カッタがシール部を切断するときに、一方の挟持体の対向面から離間した退避位置に移動されることが好ましい。これによって、回収機構は、第1および第2の切断機構による各切断動作を妨げることなく、回収部材によって切り屑が回収されるため、切り屑の回収動作による生産性の低下が抑えられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について、充填包装機を図面を参照して説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
鉛直上方から下方に向かう縦方向にフィルムを連なって搬送し、四方シール型の包装袋に充填物を充填して包装する縦型の充填包装機について説明する。図1および図2に示すように、縦型の充填包装機は、フィルム1の搬送経路の順に、図示しないフィルム供給装置から供給されたフィルム1を搬送する搬送装置11と、フィルム1を所定の形状に折り込むための製袋折り込み装置12と、折り込まれたフィルム1の縦方向の対向する二辺をそれぞれ熱シールする一組の縦シール装置13,14と、フィルム1内に充填物を充填する充填装置15と、フィルム1の横方向(水平方向)に亘って熱シールするとともにこの横方向の横シール部に沿って切断するためのシール切断装置16とを備えている。
【0024】
以下、フィルム1の搬送経路に沿って、搬送装置11、製袋折り込み装置12、縦シール装置13,14、充填装置15、シール切断装置16の順にそれぞれ説明する。
【0025】
(1)搬送装置
搬送装置11は、フィルム供給装置からシール切断装置16までのフィルム1の搬送経路を構成しており、図1に示すように、フィルム供給装置から供給されたフィルム1を鉛直下方である図1中矢印A方向に搬送するためのガイドローラ21と、フィルム1を挟み込んで矢印A方向に搬送するための2対の送りローラ22とを有している。また、図示しないが、この搬送装置11は、フィルム1の搬送経路上に沿ってフィルム1を搬送するための複数のガイドローラを有している。そして、この搬送装置11は、2対の送りローラ22がフィルム1を挟んで回転することによって、フィルム1が鉛直下方に搬送される。
【0026】
(2)製袋折り込み装置
製袋折り込み装置12は、図1および図2に示すように、ガイドローラ21の下方に配置されている。ガイドローラ21の下方には、上辺の長さが下辺の長さよりも長いがフィルム1の幅よりも小さく、かつ、2つの斜辺の角度が互いに等しい台形板25が、鉛直方向に対して斜めに配置されている。
【0027】
台形板25の下辺の近傍には、この台形板25の下辺の長さと等しい幅を有する長方形状の幅規定板26が鉛直方向に配置されており、この幅規定板26の両側方には、水平方向、かつ、幅規定板26の幅方向とは直角な方向に延びた2本のガイドアーム27が設けられている。
【0028】
ガイドローラ21を経由したフィルム1は、送りローラ22(図1および図2参照)の回転駆動により台形板25の上面および幅規定板26の外側面に密着しながら下方に送られ、さらに、各ガイドアーム27によって、フィルム1の端部の広がりがフィルム1の外側から押さえられる。
【0029】
また、幅規定板26の下方には、フィルム1を折り込むための2枚の押え板28がそれぞれ配置されている。各押え板28は、フィルム1の内側において互いに間隔をあけて対向して配置されており、フィルム1の内側から2つの稜部を支持する。
【0030】
また、各押え板28は、フィルム1の搬送経路に沿って対向する間隔が次第に小さくなるように対向面が搬送方向に対してそれぞれ傾斜されて配設されており、各押え板28の対向間を通過することによって、フィルム1が、四方を熱シール可能な四角形に折り込まれる。
【0031】
(3)縦シール装置
一組の縦シール装置13,14は、図1および図2に示すように、フィルム1の搬送経路を挟んで対向する位置にそれぞれ配設されている。各縦シール装置13,14は、フィルム1の縦方向に亘って熱シールするためのシールバー31と、このシールバー31との間にフィルム1を挟み込むための受け板32と、これらシールバー31および受け板32をそれぞれ支持するシールバー用支持体33および受け板用支持体34と、これらシールバー用支持体33および受け板用支持体34を近接離間する方向に移動させる縦シール用のエアシリンダ35,36とを備えている。
【0032】
シールバー31および受け板32は、フィルム1を挟んで対向する位置にそれぞれ配置されており、シールバー用支持体33および受け板用支持体34に固定されている。また、シールバー31には、電熱ヒータ等の加熱手段(不図示)が内蔵されている。各エアシリンダ35,36は、受け板用支持体33およびシールバー用支持体34を支持するロッド37,38を有しており、各ロッド37,38の先端を互いに対向させて、充填包装機を構成する図示しないフレームに固定されている。各シールバー31と受け板32との間の距離は、各エアシリンダ35,36のロッド37,38を前進させることによってシールバー31が受け板32に加圧されるように設定されている。
【0033】
そして、各縦シール装置13,14は、加熱手段でシールバー31を加熱しつつ、各エアシリンダ35,36を駆動させることで、シールバー31と受け板32との間に挟まれたフィルム1の縦方向の部位が同時に熱シールされる。
【0034】
(4)充填装置
充填装置15は、図1および図2に示すように、例えば飲料やゲル状食品等の充填物をフィルム1内に投入するための投入パイプ41と、フィルム1内に充填された充填物を区切って包装袋を形成ようにしごく一対のシゴキローラ42とを有している。
【0035】
投入パイプ41は、充填物を流出させる流出口43が、シゴキローラ42近傍まで延長されて設けられている。一対のシゴキローラ42は、送りローラ22の下方に位置して、搬送経路上のフィルム1を間に挟んで対向して配置されている。これらシゴキローラ42は、上述の搬送装置11の送りローラ22の回転に同期して回転駆動される。
【0036】
シゴキローラ42は、フィルム1を挟み込むことによって、フィルム1内に投入された所定量の充填物ごとに区切って分割するものであり、ローラ駆動機構(不図示)によって図2中矢印B1およびB2方向に対向移動可能に設けられている。また、シゴキローラ14は、フィルム1を挟んだ状態で回転することにより、送りローラ13とともにフィルム1を下方に送る。
【0037】
シゴキローラ14の下方には、充填物が投入されたフィルム1を、このフィルム1の水平方向である横方向に熱シールして包装袋を切り離す前の境界部でもある、包装袋の横シール部を形成するためのシール切断装置16が配置されている。
【0038】
(5)シール切断装置
図3に示すように、シール切断装置16は、フィルムの横方向に亘って熱シールするための横シール機構45と、この横シール機構45によって熱シールされた横シール部を切断して個々の包装袋に分断するためのセンタカッタ48を有する第1の切断機構46と、横シール部の両端の角をそれぞれ切断するための一対のサイドカッタ49を有する第2の切断機構47とを備えている。
【0039】
横シール機構45は、図3および図17に示すように、フィルム1の横方向に亘って熱シールするためのシールバー51と、このシールバー51との間にフィルム1を挟み込むための受け部材52と、シールバー51を支持するシールバー用支持体53と、受け部材52を支持する受け部材用支持体54と、この受け部材用支持体54に対してシールバー用支持体53を図3中矢印C1およびC2方向に移動可能に支持する一組のガイド軸55と、シールバー用支持体53をガイド軸55に沿って移動させる移動機構(不図示)とを備えている。
【0040】
シールバー51および受け部材52は、各対向面が、フィルム1を横方向に亘って挟み込むために充分な長さに形成されている。これら各対向面には、横シール部の長手方向に平行な複数の溝57がそれぞれ設けられており、これらの溝57によって、横シール部の各フィルム1が剥離しない充分なシール強度で縞状に熱シールされるとともに横シール部の良好な外観が確保される。
【0041】
シールバー51は、シールバー用支持体53に支軸60を介して支持されて固定されており、電熱ヒータ等の加熱手段(不図示)が内蔵されている。シールバー51には、図3および図8に示すように、第2の移動機構47の各サイドカッタ49がそれぞれ進退するガイド溝61が、対向面の長手方向の両側にそれぞれ設けられている。また、受け部材52の対向面には、シールバー51の対向面から突出された各サイドカッタ49の刃先が進入可能な受け溝65がそれぞれ設けられている。(図14および図15参照)
受け部材52は、受け部材用支持体54に支軸62を介して支持されて固定されている。そして、受け部材52には、図3に示すように、第1の切断機構46のセンタカッタ48が進退するガイド溝63が、シールバー51との対向面および両側面にそれぞれ開口されて、長手方向に沿って設けられている。また、シールバー51の対向面には、受け部材52の対向面から突出されたセンタカッタ48の刃先が進入可能な受け溝64が設けられている。
【0042】
また、シールバー51および受け部材52には、充填装置15側から搬送されたフィルム1を各対向面に案内するための一組のガイド板66がそれぞれ設けられている。
【0043】
シールバー用支持体53は、長手方向の両端が、互いに平行な一組のガイド軸55に跨って移動可能に支持されている。また、シールバー用支持体53は、図示しない移動機構が有するスライダに連結部材を介して連結されており、移動用シリンダによってスライダおよび連結部材が移動されることで移動される。受け部材用支持体54は、長手方向の両端が、一組のガイド軸55の一端部に跨って支持されて固定されている。
【0044】
そして、横シール機構45は、受け部材用支持体54に対してシールバー用支持体53を矢印C1方向に移動させて、シールバー51および受け部材52がフィルム1を横方向に亘って挟み込んだ際に、シールバー51がフィルム1を加熱するとともに各対向面の間で加圧することによって、横シール部を形成する。
【0045】
第1の切断機構46は、図3、図4および図5に示すように、フィルム1の横シール部に沿って切断するためのセンタカッタ48と、このセンタカッタ48の両端側に図3中矢印D1およびD2方向に回動可能に設けられた一組の回動アーム71と、これら回動アーム71を介してセンタカッタ48を支持する支持アーム72と、センタカッタ48を移動するためのセンタカッタ用のエアシリンダ73とを有している。
【0046】
センタカッタ48は、図4および図5に示すように、刃先が、フィルム1の横シール部に応じた所定の長さに形成されている。このセンタカッタ48は、横シール部に対して刃先が、横シール部の一端側から他端側に徐々に突き当てられるように傾斜されている。なお、横シール部に対するセンタカッタ48の刃先の傾斜角は、フィルム1の厚み、材質や横シール部の長手方向の幅等に応じて適宜設定されている。
【0047】
各回動アーム71は、一端がセンタカッタ48の両端に回動支軸76を介して回動可能に支持されており、他端が支持アーム72の両端に回動支軸77を介して回動可能に支持されている。支持アーム72は、センタカッタ48の長手方向と平行に設けられており、受け部材用支持体54に固定されて設けられている。したがって、第1の切断機構46は、センタカッタ48、回動アーム71および支持アーム72とによって、いわゆる平行リンク機構を構成している。
【0048】
センタカッタ用のエアシリンダ73は、受け部材用支持体54に固定された保持部材78に保持されており、進退動作するロッド79を有している。このセンタカッタ用のエアシリンダ73は、ロッド79の先端が一方の回動アーム71に支軸80を介して回動可能に連結されており、ロッド79を進退動作させることに伴って、回動アーム71を介してセンタカッタ48を移動させる。
【0049】
第2の切断機構47は、図3、図6および図7に示すように、包装袋の横シール部の両端を円弧状に切断するための一組のサイドカッタ49と、これら各サイドカッタ49をそれぞれ支持する各カッタ支持部材81と、これら各カッタ支持部材81を矢印C1およびC2方向にそれぞれ移動するための一組のサイドカッタ用のエアシリンダ82とを有している。
【0050】
各サイドカッタ49は、シールバー51の長手方向の両側にそれぞれ設けられており、刃先が、図6および図7に示すように、円弧状に切断する曲線区間の略中央からこの曲線区間の両端に向かって徐々に突き当てられるように傾斜されている。
【0051】
各サイドカッタ49は、図8に示す正面側から見て、横シール部を境界にして連続する各包装袋の横シール部の端部をそれぞれ切断するように、2つの円弧が繋がった略V字状に形成されている。また、このサイドカッタ49は、図9に示すように、断面で見て、分断される各包装袋の横シール部の両端の角が切断される各曲線区間の略中央に当接するように、先端が受け部材52の対向面側にそれぞれ突出された略W字状に形成されている。
【0052】
各サイドカッタ49には、カッタ支持部材81に支持される支持片84がそれぞれ一体に形成されており、これら支持片84が固定ネジ85を介してカッタ支持部材81に固定されている。
【0053】
サイドカッタ用のエアシリンダ82は、シールバー用支持体53に固定されてそれぞれ設けられており、進退動作するロッド86を有している。各サイドカッタ用のエアシリンダ82は、ロッド86の先端がサイドカッタ49に連結されており、ロッド86が進退動作することに伴って、サイドカッタ49を矢印C1およびC2方向に移動させる。
【0054】
なお、図示しないが、シール切断装置16は、包装袋の横シール部を強制的に冷却するために、例えば、シールバー51近傍に熱シールされた直後の横シール部に冷却風を吹き付けるための吹出ノズルを設ける構成にされてもよい。
【0055】
ところで、上述した第2の切断機構47によって切断された切り屑は、受け部材52側の各サイドカッタ49が進退する受け溝65内等に付着して溜まってしまう。このため、充填包装機は、各受け溝65近傍から切り屑を回収する切り屑回収機構160を備えている。以下、切り屑回収機構160について図面を参照して説明する。
【0056】
(6)切り屑回収機構
図10、図11および図12に示すように、切り屑回収機構160は、切り屑を回収するための回収部材161と、この回収部材161を支持する一組の回動アーム162と、回動アーム162を図10中矢印E1およびE2方向に回動可能に支持する支持基体163と、回動アーム162を矢印E1方向に付勢する圧縮コイルばね164と、受け部材用支持体54に設けられ各回動アーム162を矢印E2方向に回動させる一組の作動部材166とを備えている。また、この切り屑回収機構160は、回収部材161から吸引ホース167を介して切り屑を吸引するための吸引ポンプを有する吸引部(不図示)とを備えている。
【0057】
図10および図13、図14に示すように、回収部材161は、箱状に形成されており、受け部材52に対向する対向面の大きさが、受け部材52の対向面よりやや大きく形成されている。回収部材161は、底面側が、対向面から受け部材52の底面を覆う位置まで延ばされた略L字状に形成されており、受け部材52側から切り屑を吸引する際に切り屑が落下することが防止されている。
【0058】
また、回収部材161の対向面には、図14に示すように、切り屑を回収するための略四角形の吸込口170が、サイドカッタ49の各受け溝65に対応する位置にそれぞれ形成されている。また、回収部材161には、吸引ホース167の一端が連結される連結管171が設けられている。
【0059】
回動アーム162は、長手方向の略中央部が、回動支軸173を介して支持基体163に支持されている。回動アーム162には、一端部に回収部材161を支持する支持板174が設けられており、他端部に圧縮コイルばね164の弾性力が付勢される付勢板175が設けられている。
【0060】
また、回動アーム162には、回収部材161を支持する一端側に、受け部材用支持体54の移動に従動する従動板176が固定されて設けられている。この従動板176には、図10および図12に示すように、受け部材用支持体54側の作動部材166が摺動する摺動面177が、所定の傾斜をもって形成されている。
【0061】
したがって、回動アーム162は、作動部材166が矢印C2方向に移動することによって、従動板176を介してが矢印E2方向に回動されて、回収部材161を受け部材52に対向する回収位置に移動させる。また、この回動アーム162は、作動部材166が矢印C1方向に移動することによって、従動板176を介して矢印E1方向に回動されて、回収部材161を受け部材52から離間した退避位置に移動させる。
【0062】
支持基体163は、図示しない固定部に基端部が固定されて設けられており、各回動アーム162を回動可能に支持する一組の支持アーム179を有している。これら各支持アーム179は、基端側が連結板180を介して連結されており、先端側に跨って、各回動アーム162を支持する回動支軸173が設けられている。
【0063】
また、支持基体163には、圧縮コイルばね164を付勢板175との対向間に保持するための保持板181が設けられている。この保持板181は、支持基体163上に、支持バー182を介して支持されている。さらに、支持基体163には、図11に示すように、各ガイド軸55の一端の支持する支持部183がそれぞれ設けられている。
【0064】
圧縮コイルばね164は、一端が付勢板175上に支持されており、他端が保持板181に当接されている。
【0065】
作動部材166は、回動アーム162の従動板176に対応する位置に、支持板186を介して受け部材用支持体54の底面側に固定されて設けられている。各作動部材166は、従動板176の摺動面177上に沿って転動するローラ185を有しており、このローラ185が摺動面177に沿って転動することによって、回動アーム162を、圧縮コイルばね164の付勢力に抗して矢印E2方向に回動させる。
【0066】
吸引ホース167は、一端が回収部材161の連結管171に連結されており、他端が吸引ポンプに連結されている。
【0067】
以上のように構成された充填包装機の動作について図面を参照して説明する。
【0068】
まず、充填包装機は、送りローラ22およびシゴキローラ42が回転するのに伴って、フィルム1が矢印A方向に搬送されて、製袋折り込み装置12によってフィルム1が折り込まれる。折り込まれたフィルム1は、一組の縦シール装置13,14によって、縦方向の対向する二辺が熱シールされる。また、このフィルム1の下流側に位置する包装袋が、シール切断装置16によって熱シールされて分断された際に、フィルム1の下流側に横シール部が形成されているため、このフィルム1は袋状に形成されている。
【0069】
図16(a)に示すように、袋状にされたフィルム1には、充填装置15の投入パイプ41によって所定量の充填物5が投入される。図16(b)に示すように、充填装置15は、フィルム1をシゴキローラ42で挟み込むとともに回転駆動することによって、充填物5が充填されない空充填部1aをつくるとともに、袋状のフィルム1内に充填物5を封入させた状態でフィルム1を矢印A方向に送る。充填物5が封入された袋状のフィルム1は、矢印A方向に送られることによって、図16(c)に示すように、横方向に熱シールするための部分が確保される。
【0070】
そして、図16(d)に示すように、充填物5が封入されたフィルム1は、シール切断装置16によってフィルム1の横方向に熱シールされて、包装袋2が形成される。続いて、シール切断装置16は、図16(e)に示すように、横シール部の両端の角を切断するとともに、横シール部に沿って分断することにより、フィルム1から包装袋が分離される。
【0071】
つぎに、シール切断装置16について、横シール機構45、第1および第2の切断機構46,47が、横シール部を形成して包装袋2を切断する動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0072】
横シール機構45は、受け部材52に対してシールバー51を、ガイド軸55に沿って矢印C1方向に移動させることにより、シールバー51と受け部材52の各対向面の間にフィルム1が横方向に亘って挟み込まれる。横シール機構45は、シールバー51を加熱するとともに、シールバー51の対向面を受け部材52の対向面に加圧することにより、各対向面間に挟み込まれたフィルム1が横方向に亘って熱シールされる。
【0073】
続いて、第2の切断機構47は、図17に示すように、サイドカッタ用のエアシリンダ82がロッド86を前進させることによって、各サイドカッタ49の刃先が、横シール部に対してシールバー51の対向面から矢印C1方向に突出されて、横シール部の両端の角がそれぞれ切断される。横シール部の両端の角を切断する際に、横シール部の両端に対して、サイドカッタ49の刃先は、円弧状に切断する曲線区間の略中央からこの曲線区間の両端に向かって徐々に当接されて円滑に切断する。このため、横シール部の両端は、滑らかに整った円弧状に切断される。横シール部の両端の角を切断した後、第2の切断機構47は、サイドカッタ用のエアシリンダ82がロッド86を後退させることによって、各サイドカッタ49の刃先が、シールバー51の対向面から矢印C2方向に退避された初期状態に復帰される。
【0074】
そして、第1の切断機構46は、図18に示すように、センタカッタ用のエアシリンダ73がロッド79を後退させることによって、回動アーム71を矢印D1方向に回動させる。第1の切断機構46は、回動アーム71が矢印D1方向に回動されるのに伴って、センタカッタ48の刃先が、横シール部に対して受け部材52の対向面から矢印D1方向に突出されるとともに横シール部の一端側から他端側に向かってスライドされる。センタカッタ48は、矢印D1方向に突出されるとともに横シール部の一端側から他端側に向かってスライドされることにより、横シール部に沿って切断されて、フィルム1から包装袋が分離される。
【0075】
横シール部に沿って切断した後、第1の切断機構46は、センタカッタ用のエアシリンダ73がロッド79を前進させることによって、センタカッタ48の刃先が、受け部材の対向面から矢印C1方向に退避された初期状態に復帰される。
【0076】
その後、サイドカッタ49が動作する。横シール部に対して、サイドカッタ49の刃先は、横シール部の一端側から他端側に向かって徐々に当接されて切断されて円滑に切断する。このため、横シール部は、滑らかに整った直線状に切断される。
【0077】
また、第1の切断機構46は、センタカッタ48の刃先が傾斜されていることによって、横シール部に対して移動されるセンタカッタ48全体の移動量であるストロークが比較的小さく抑えられており、生産性の低下が抑制される。
【0078】
以上のように構成された第1および第2の切断機構46,47を備える充填包装機によって、図21に示すような四方シール型の包装袋2が製造される。この包装袋2は、外周に亘って、縦シール部90および横シール部91が形成されており、横シール部91の両端に位置する角が切り欠かれている。そして、この包装袋2は、横シール部91の両端に位置する4つの角が円弧状に切断された切断曲線L1に対して、横シール部91に沿って切断された分断直線L2が位置ずれすることなく、互いに滑らかに連続しているため、整えられた外観が確保されている。
【0079】
最後に、シール切断機構16の切断動作に連動して作動される切り屑回収機構160の動作について図面を参照して説明する。
【0080】
まず、切り屑回収機構160は、図19に示すように、シールバー51および受け部材52がフィルム1の搬送経路から離間された退避位置で、回収部材161が受け部材52に対向する回収位置に移動されている。回収部材161は、回収位置に位置する状態で、受け部材52の対向面に当接されることなく所定の間隙が確保されている。
【0081】
つぎに、フィルム1が矢印A方向に搬送されるのに伴って、受け部材52を支持する受け部材用支持体54は、矢印C2方向に移動する。図19および図20に示すように、受け部材用支持体54が矢印C2方向に移動することによって、作動部材166も矢印C2方向に移動されて、ローラ185が、回動アーム162の従動板176の摺動面177上に沿って転動する。ローラ185が摺動面177上に沿って転動することで、作動部材166によって従動板176が矢印A方向に押圧されて押し下げられ、回動アーム162は、圧縮コイルばね164の付勢力に抗して回動支軸173を中心として矢印E2方向に回動される。
【0082】
そして、切り屑回収機構160は、回動アーム162が矢印E2方向に回動することによって、回収部材161が回収位置から移動されて、受け部材52およびフィルム1の搬送経路から離間された退避位置に移動される。回収部材161が退避位置に移動された状態で、シール切断機構16は、上述したように、フィルム1を冷却するとともに、センタカッタ48および各サイドカッタ49による各切断動作をそれぞれ行う。
【0083】
続いて、フィルム1から包装袋2が分離された後、受け部材用支持体54が矢印C1方向に移動される。受け部材用支持体54が矢印C1方向に移動することによって、作動部材166も矢印C1方向に移動されて、ローラ185が、回動アーム162の従動板176の摺動面177上に沿って転動する。ローラ185が摺動面177上に沿って転動することによって、作動部材166による矢印A方向の押圧力が解除されるため、回動アーム162は、圧縮コイルばね164の付勢力によって回動支軸173を中心として矢印E1方向に回動される。
【0084】
そして、切り屑回収機構160は、回動アーム162が矢印E1方向に回動することによって、回収部材161が退避位置から移動されて、受け部材52に対向する回収位置に復帰する。回収部材161が回収位置に移動された駆動状態で、受け部材52の受け溝65内の切り屑は、回収部材161の各吸込口170から吸引されて、吸引ホース167を介して吸い取られて吸引部側へ除去される。この切り屑回収機構160は、上述した一連の回収動作を、シール切断機構16の切断動作に連動して間欠的に動作されて、切り屑の回収動作を繰り返す。
【0085】
すなわち、切り屑回収機構160は、フィルム1の搬送動作中に、回収部材161によって各サイドカッタ49の受け溝65近傍から切り屑を回収し、シール切断機構16による熱シールおよび各切断動作する際に、回収部材161を受け部材52から退避させる。
【0086】
したがって、この切り屑回収機構160によれば、サイドカッタ49が切断を行う度に、受け溝65内等から切り屑が確実に回収されるため、サイドカッタ49による切断動作の信頼性が確保されている。また、この切り屑回収機構160によれば、シール切断機構16の動作が妨げられないため、生産性の低下が最小限に抑えられている。
【0087】
上述したように、充填包装機が備えるシール切断装置16は、受け部材52側に支持されたセンタカッタ48を有する第1の切断機構46と、シールバー51に支持された各サイドカッタ49を有する第2の切断機構47とを備えることによって、センタカッタ48と各サイドカッタ49によって切断される横シール部91の各切断位置に位置ずれが生じることを確実に防止することができる。したがって、このシール切断装置16によれば、包装袋2の外周の切断箇所が滑らかに連続するように、フィルム1から包装袋2を切り離すことができる。
【0088】
また、シール切断装置16によれば、各刃先が横シール部91に対して傾斜されているセンタカッタ48および各サイドカッタ49を備えることにより、切断するときの抵抗が抑えられるため、包装袋2の横シール部91の切断箇所を滑らかに切断することが可能になり、各シール部90,91の切断箇所の手触りを良好にし、きれいな外観を確保することができる。さらに、センタカッタ48および各サイドカッタ49は、各刃先が傾斜されていることにより、切断するためのストロークを比較的小さくすることが可能になるため、生産性の低下を最小限に抑えることができる。
【0089】
なお、上述した充填包装機は、一組の縦シール装置を備えることにより、四方シール型の包装袋2を製造する構成にされたが、一方の縦シール装置のみを備えることにより、三方シール型の包装袋を製造する構成にすることも可能である。
【0090】
また、上述したシール切断装置16は、包装袋の外周の角を円弧状に切断するサイドカッタを備える構成にされたが、必要に応じて、例えば角を直線状に切り欠くように切断するサイドカッタを備える構成にされてもよいことは勿論である。
【0091】
(第2の実施形態)
つぎに、自立型の包装袋を製造するための第2の実施形態の充填包装機について説明する。なお、この第2の実施形態の充填包装機が備える搬送装置は、上述した第1の実施形態の充填包装機が備える搬送装置11と構成が同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0092】
図22に示すように、第2の実施形態の充填包装機は、自立型の包装袋を折り込むための製袋折り込み装置101と、自立型の包装袋が備える口栓を供給する口栓供給装置102と、フィルム1に口栓を溶着して接合するための口栓溶着装置103と、フィルム1の縦方向の対向する二辺をそれぞれ熱シールして天シール部および底シール部を形成する天シール装置104および底シール装置105と、フィルム1に溶着された口栓を冷却するための口栓冷却装置106と、フィルム1内に充填物を充填する充填装置107と、フィルム1の横方向に亘って熱シールするとともにこの横シール部に沿って切断するためのシール切断装置108とを備えている。
【0093】
以下、フィルム1の搬送経路に沿って、製袋折り込み装置101、口栓供給装置102、口栓溶着装置103、天シール装置104、底シール装置105、口栓冷却装置106、充填装置107、シール切断装置108の順にそれぞれ説明する。
【0094】
(7)製袋折り込み装置
製袋折り込み装置101は、上述した第1の実施形態の充填包装機が備える製袋折り込み装置12と基本構成が同一であるため、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0095】
製袋折り込み装置101には、幅規定板26の下方に、フィルム1に形成された2つの稜部の間の領域をさらに内側に折り込むための、1枚の押し込み板29および2枚の押え板28が配置されている。押し込み板29は逆三角形状に形成されており、フィルム1の2つの稜部の間の領域をフィルム1の外側から押し込むように、傾斜して配置されている。
【0096】
各押え板28は、フィルム1の内側から2つの稜部を支持し、フィルム1が押し込み板29で押し込まれたときに各稜部が押し込まれないように規制するものであり、フィルム1の内側において互いに間隔をあけて対向配置される。また、各押え板28は、押し込み板29の斜辺の傾斜に合わせて互いの間隔が次第に小さくなるように傾斜されている。
【0097】
ガイドローラ21を経由したフィルム1は、送りローラ22の回転駆動により台形板25の上面および幅規定板26の外側面に密着しながら下方に送られ、さらに、各ガイドアーム27によって、フィルム1の端部の広がりがフィルム1の外側から押さえられる。これにより、フィルム1には、2つの稜部が形成され、これら稜部の間の領域が、自立型の包装袋の底面となる。そして、押し込み板29および各押え板28を通過したフィルム1は、開放端とは反対側の側部がW字形状に折り込まれて、2つの山部とその間の谷部とが形成される。
【0098】
(8)口栓供給装置
口栓供給装置102は、図22に示すように、多数の口栓アセンブリ155を保持する口栓ホルダ111と、この口栓ホルダ111に保持された口栓アセンブリ155を、上述の製袋折り込み装置101で折り込まれたフィルム1の、開放側端部での間の部位へ移送する口栓移送ユニット112とを有している。
【0099】
口栓ホルダ111は、図示しないが、ブラケットによって水平方向に対して傾斜してベース上に固定されており、口栓アセンブリ155のキャップ155bを下に向けた状態で口栓アセンブリ155を一列に並べて保持している。口栓ホルダ111には、口栓アセンブリ155のこの姿勢を保つために口栓本体155aのフランジ部をガイドするガイド溝が設けられている。また、口栓ホルダ111の下端には、口栓アセンブリ155を下側から支持する支持部が設けられている。
【0100】
口栓移送ユニット112は、図示しないが、シャフトを中心に揺動自在にベースに設けられている。口栓移送ユニット112の先端部には、口栓アセンブリ155のキャップ155bを把持するフィンガが設けられている。フィンガとしては、物品を把持する一般的な構造を適用可能であるが、フィンガ自身の弾性変形を利用して把持するものが最も簡単な構造である。
【0101】
不図示の駆動手段によって口栓移送ユニット112を口栓ホルダ111の位置まで図22中時計回りに回転させると、口栓ホルダ111に保持された最下位置の口栓アセンブリ155がフィンガによって把持される。その後、口栓移送ユニット112を反時計回りに回転させることで、フィンガに把持された口栓ユニット155は口栓ホルダ111から引き出され、口栓移送ユニット112の回転とともに、一点鎖線で示した軌跡を通って、フィルム1の開放側端部での間の部位へ移送される。一方、口栓ホルダ111の下端から口栓アセンブリ155が引き出されると、残りの口栓ホルダ155はガイド溝に沿って滑り落ち、最下位置のものが支持部上に支持される。次回の動作では、この最下位置の口栓アセンブリ155が口栓ホルダ111から引き出される。
【0102】
(9)口栓溶着装置
口栓溶着装置102は、図22に示すように、製袋折り込み装置101によって折り込まれたフィルム1の開放端側に位置して設けられている。口栓溶着装置102は、図示しないが、フィルム1を間に挟んで対向して配置されてそれぞれエアシリンダ等の駆動手段によって水平方向に対向移動される2つの溶着用ヒータを有している。これら各溶着用ヒータは、それぞれ電熱ヒータ等の加熱手段が内蔵されている。口栓アセンブリ155は、図24に示されるように、口栓本体155aのキャップ155bが取り付けられた側と反対側の端部にフランジ部が形成されており、各溶着用ヒータの対向面には、溶着用ヒータを閉じ合わせたときにこのフランジ部を受け入れる凹部が、フランジ部の外形に合致した形状で形成されている。
【0103】
上述した口栓供給装置102によって、口栓アセンブリ155が、折り込まれたフィルム1の開放端側の間の部位に供給された後、各溶着用ヒータを閉じ合わせることにより、口栓アセンブリ155のフランジ部とフィルム1とが加圧されつつ加熱され、口栓アセンブリ155は、フィルム1の2つの部分に挟まれた状態で、フィルム1の開放端部に熱溶着される。
【0104】
(10)天シール装置
天シール装置104は、図22に示すように、口栓溶着装置103の下方に位置して設けられている。天シール装置104は、図示しないが、フィルム1を間において対向配置されそれぞれエアシリンダ等の駆動手段によって水平方向に対向移動される一対の天シールバーを有しており、これら天シールバーの間を、フィルム1の、口栓アセンブリ155が溶着された部位が通過可能に構成されている。
【0105】
各天シールバーには、それぞれ電熱ヒータ等の加熱手段(不図示)が内蔵されており、また、各天シールバーの対向面には、口栓溶着装置103の溶着用ヒータと同様に、天シールバーを閉じ合わせたときに口栓アセンブリ155のフランジ部を受容する凹部が形成されている。フィルム1に溶着された口栓アセンブリ155が、各天シールバーの凹部と同じ高さに位置した状態で各天シールバーを閉じ合わせることにより、フィルム1の開放端部が、天シールバーの間でのフィルム1の送り方向、つまりフィルム1の長手方向に沿って熱シールされる。
【0106】
ここで、各天シールバーの対向面には、その全面ではなく、段差領域のみがフィルム1を加圧するように、周囲よりも高くなっている段差領域が形成されている。この段差領域の形状によって、自立型の包装袋の天シール部の形状が決定される。本実施形態では、段差領域は、シール切断装置108で熱シールされる部位との境界が曲線によって繋がるような形状となっている。
【0107】
また、天シールバーの段差領域の鉛直方向における長さは、この包装機における1動作サイクルでのフィルム1の送りピッチよりも大きくなっており、天シールバーの下端部では、前回の動作時に熱シールされた部位の上端部が再度熱シールされる。
【0108】
(11)底シール装置
図22に示すように、底シール装置105は、フィルム1の搬送路を間に挟んで天シール装置104と対向する位置に設けられている。この底シール装置105は、図示しないが、互いにロッドを対向させて、この充填包装機のフレームに固定された2つのエアシリンダと、各エアシリンダのロッドにそれぞれ固定された支持部材に互いの対向面を対向させて支持された2つの底シールバーと、フレームに支持されて先端部を各底シールバーの間に進入させて配置された受け板とを有する。各底シールバーと受け板との距離は、シリンダのロッドを前進させることによって底シールバーが受け板に加圧されるように設定されている。
【0109】
上述の製袋折り込み装置101によって折り込まれたフィルム1は、2つの山部の間に受け板を進入させた状態で送られる。各底シールバーには、それぞれ電熱ヒータ等の加熱手段(不図示)が内蔵されている。これら加熱手段で各底シールバーを加熱しつつ、各エアシリンダを同時に駆動して各底シールバーを前進させることで、フィルムの、受け板と底シールバーとで挟まれた部位、すなわち2つの山部が同時に熱シールされる。
【0110】
ここで、各底シールバーの対向面には、周囲よりも高くなった段差領域が設けられており、底シールバーがフィルム1を加圧する際は、実際にはこの段差領域がフィルム1に加圧される。この段差領域の形状によって、自立型の包装袋の底シール部、すなわち包装袋を立たせることを可能にするためのリブの形状が決定される。本実施形態では、底シール部は熱シールされる領域と充填物が充填される領域との境界が凹曲線を形成し、かつ、シール切断装置108で熱シールされる部位との境界が曲線で繋がるような形状となっている。また、段差領域の鉛直方向における長さは、上述したフィルム1の送りピッチよりも大きくなっており、段差領域の下端部では、前回の動作時に熱シールされた部位の上端部が再度熱シールされる。
【0111】
(12)口栓冷却装置
口栓冷却装置106は、図示しないが、フィルム1を間に挟んで対向して配置され、それぞれエアシリンダ等の駆動手段によって水平方向に対向移動される一対の加圧部材を有している。各加圧部材は、熱伝導率が比較的高い金属によって形成されており、各加圧部材の対向面には、口栓溶着装置103の溶着用ヒータと同様に、各加圧部材を閉じ合わせたときに口栓アセンブリ155のフランジ部を受容する凹部が形成されている。このような加圧部材で、フィルム1の口栓アセンブリ155が溶着された部分を挟むことで、口栓溶着装置103および天シール装置104によって与えられた熱が加圧部材に伝わり、結果的に、口栓アセンブリ155が溶着された部分が冷却される。
【0112】
口栓アセンブリ155が溶着された部分は溶着後の温度が低下しにくいため、自然冷却を待って次工程を行うことは、生産効率の観点から好ましくない。したがって、天シール装置104によるフィルム1の熱シール後、口栓冷却装置106によって、口栓アセンブリ155が溶着された部分を強制的に冷却することで、口栓付きの自立型の包装袋の生産効率を向上することができる。
【0113】
(13)充填装置
充填装置107は、上述した第1の実施形態の充填包装機が備える充填装置15と基本構成が同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。充填装置107は、図22に示すように、充填装置15が備える一対のシゴキローラ42に比較して、フィルム1に溶着された口栓アセンブリ155に当接することを避けるために、軸方向の長さが短くされた一対のシゴキローラ120を備えている。
【0114】
(14)シール切断装置
シール切断装置108は、上述した第1の実施形態の充填包装機が備えるシール切断装置16と基本構成が同一であるため、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0115】
このシール切断装置108は、上述したシール切断装置16が一組のサイドカッタ49を備える構成とされたが、図23に示すように、フィルム1の天シール部側の角のみを切断するサイドカッタ121のみを備えている。このサイドカッタ121は、上述した第2の切断機構47のサイドカッタ49の形状と同様に形成されており、サイドカッタ用のエアシリンダ82によって駆動される。
【0116】
そして、このシール切断装置106は、シールバー51と受け部材52との間でフィルム1の横方向に亘って熱シールすることにより、自立型の包装袋の側シール部を形成する。
【0117】
以上のように構成された第2の実施形態の充填包装機によれば、例えば図24に示すような自立型の包装袋3が製造される。この包装袋3は、外周に亘って、口栓アセンブリ155が溶着された天シール部151、側シール部152および底シール部153がそれぞれ形成されており、天シール部151の両端に位置する角が切り欠かれている。そして、この包装袋3は、天シール部151の両端に位置する2つの角が円弧状に切断された切断曲線L3に対して、側シール部152に沿って切断された分断直線L4が位置ずれすることなく、互いに滑らかに連続しているため、整った外観が良好に確保されている。
【0118】
また、上述した各実施形態には、樹脂製のフィルムからなる包装袋が適用されたが、例えば外側から順にポリエステル,アルミ箔,ポリエチレンからなる多層の積層フィルムからなるレトルト食品用の包装袋が適用されてもよい。また、フィルムとして、筒状のフィルムがフィルム供給装置から供給されてもよい。
【0119】
【発明の効果】
上述したように本発明に係る包装袋の切断装置によれば、分断用カッタを有する第1の切断機構と、角用カッタを有する第2の切断機構とを備えることによって、分断用カッタと角用カッタによって切断されるシール部の各切断位置に位置ずれが生じることを確実に防止することができる。したがって、この包装袋の切断装置によれば、包装袋の外周の切断箇所が滑らかに連続するように、フィルムから包装袋を切り離すことができる。また、本発明に係る包装袋の切断装置によれば、シール部に対して突き出されたときに、シール部に対して刃先が、切断する直線または曲線区間の中央から両端側に徐々に突き当てられるように形成された角用カッタを備えることにより、包装袋のシール部の切断箇所を滑らかに切断することが可能になり、シール部の切断箇所の手触りを良好にし、きれいな外観を確保することができる。
【0120】
また、本発明に係る包装袋の切断装置によれば、シール部に対して刃先が傾斜されている分断用カッタを備えることにより、包装袋のシール部の切断箇所を滑らかに切断することが可能になり、シール部の切断箇所の手触りを良好にし、きれいな外観を確保することができる。さらに、刃先が傾斜された分断用カッタによれば、分断用カッタ全体のストロークを比較的小さくすることが可能になるため、生産性の低下を最小限に抑えることができる。
【0122】
また、本発明に係る包装袋の切断装置は、第2の切断機構によってシール部の角から切断された切り屑を回収する回収機構を備えることによって、角用カッタによる切断動作の信頼性を向上することができる。
【0123】
また、本発明に係る包装袋の切断装置は、回収機構が、一対の挟持体の一方の対向面から切り屑を回収する回収部材を有し、第1の切断機構が、一方の挟持体の移動と一体的に移動して回収部材を作動させる作動部材を有し、回収部材は、一対の挟持体がフィルムの経路から離間したときに、作動部材によって一方の挟持体の対向面に対向する回収位置に移動され、分断用カッタがシール部を切断するときに、一方の挟持体の対向面から離間した退避位置に移動されることによって、切り屑の回収動作による生産性の低下が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の包装充填機を模式的に示す正面図である。
【図2】前記包装充填機を模式的に示す側面図である。
【図3】前記包装充填機が備えるシール切断装置を示す斜視図である。
【図4】第1の切断機構の初期状態を示す平面図である。
【図5】前記第1の切断機構がセンタカッタを突き出した状態を示す平面図である。
【図6】前記第2の切断機構の初期状態を示す平面図である。
【図7】前記第2の切断機構がサイドカッタを突き出した状態を示す平面図である。
【図8】前記サイドカッタを示す正面図である。
【図9】前記サイドカッタを示す断面図である。
【図10】切り屑回収機構を示す斜視図である。
【図11】前記切り屑回収機構を示す平面図である。
【図12】回動アームの要部を示す平面図である。
【図13】回収部材を示す正面図である。
【図14】前記回収部材の吸込口と各サイドカッタの受け溝との相対位置を示す正面図である。
【図15】作動部材を示す正面図である。
【図16】充填包装機の動作を説明するために示す模式図である。
【図17】シール切断装置において、シール部の両端の角が切断される状態を示す平面図である。
【図18】前記シール切断装置において、シール部に沿って切断される状態を示す平面図である。
【図19】前記回収部材が回収位置に移動した状態を示す側面図である。
【図20】前記回収部材が退避位置に移動した状態を示す側面図である。
【図21】包装袋の一例を示す斜視図である。
【図22】本発明に係る第2の実施形態の包装充填機を模式的に示す側面図である。
【図23】他のシール切断装置によってシール部の一端が切断される状態を示す正面図である。
【図24】他の包装袋を示す斜視図である。
【図25】角用カッタと分断用カッタの各切断位置の位置ずれを説明するために示す模式図である。
【符号の説明】
1 フィルム
1a 空充填部
2 四方シール型の包装袋
3 自立型の包装袋
5 充填物
11 搬送装置
12 製袋折り込み装置
13,14 縦シール装置
15 充填装置
16 シール切断装置
45 横シール機構
46 第1の切断機構
47 第2の切断機構
48 センタカッタ
49 サイドカッタ
51 シールバー
52 受け部材
53 シールバー用支持体
54 受け部材用支持体
55 ガイド軸
61 ガイド溝
62 支軸
63 ガイド溝
64,65 受け溝
71 回動アーム
72 支持アーム
73 センタカッタ用のエアシリンダ
76,77 回動支軸
81 カッタ支持部材
82 サイドカッタ用エアシリンダ
90 縦シール部
91 横シール部
160 切り屑回収装置
161 回収部材
162 回動アーム
163 支持基体
164 圧縮コイルばね
166 作動部材
167 吸引ホース
170 吸込口
173 回動支軸
175 付勢板
176 従動板
177 摺動面
179 支持アーム
181 保持板
185 ローラ

Claims (14)

  1. 充填包装機のフィルムが搬送される経路上に設けられ、熱シールされたシール部を切断して個々の包装袋に分離する包装袋の切断装置において、
    前記シール部に亘って該シール部を挟持する一対の挟持体と、
    前記挟持体に挟持された前記シール部に沿って切断して前記包装袋を分断するための分断用カッタを有する第1の切断機構と、
    前記挟持体に挟持された前記シール部の少なくとも一端側の角を切断するための角用カッタを有する第2の切断機構とを備え、
    前記第1の切断機構は、前記第2の切断機構によって切断される前記シール部に対応する位置に設けられ、
    前記一対の挟持体には、一方の挟持体に前記第1の切断機構が設けられ、他方の挟持体に前記第2の切断機構が設けられ、
    前記角用カッタは、前記シール部に対して突き出されたときに、前記シール部に対して刃先が、切断する直線または曲線区間の中央から両端側に徐々に突き当てられるように形成されていることを特徴とする包装袋の切断装置。
  2. 前記角用カッタは、前記シール部の端部を円弧状に切断する請求項に記載の包装袋の切断装置。
  3. 前記角用カッタは、前記分断用カッタによって切断される前記シール部に跨って連続する各端部をそれぞれ切断するように、2つの円弧が繋がった形状に形成されている請求項1に記載の包装袋の切断装置。
  4. 前記第1の切断機構は、前記分断用カッタを前記シール部に対して突き出すとともに、前記分断用カッタを前記シール部に沿ってスライドするカッタ移動手段を有する請求項1に記載の包装袋の切断装置。
  5. 前記カッタ移動手段は、平行リンク機構を有する請求項に記載の包装袋の切断装置。
  6. 前記分断用カッタは、前記シール部に対して突き出されたときに、前記シール部に対して刃先が、前記シール部の一端側から他端側に徐々に突き当てられるように傾斜されている請求項に記載の包装袋の切断装置。
  7. 前記角用カッタは、前記シール部に対して、前記挟持体の対向面から進退可能に設けられている請求項に記載の包装袋の切断装置。
  8. 前記一対の挟持体の一方には、前記シール部を熱シールするためのシール手段が設けられている請求項1に記載の包装袋の切断装置。
  9. 前記シール手段は、前記シール部を熱シールするための加熱手段である請求項に記載の包装袋の切断装置。
  10. 前記包装袋は、外周の四方が熱シールされた四角形をなす請求項1に記載の包装袋の切断装置。
  11. 前記包装袋は、外周の一側端を底にして自立可能な自立型をなす請求項1に記載の包装袋の切断装置。
  12. 前記第2の切断機構によって前記シール部の角から切断された切り屑を回収する回収機構を備える請求項1ないし11のいずれか1項に記載の包装袋の切断装置。
  13. 前記回収機構は、前記一対の挟持体の一方の対向面から切り屑を回収する回収部材を有し、前記第1の切断機構は、前記一方の挟持体の移動と一体的に移動して前記回収部材を作動させる作動部材を有し、前記回収部材は、前記一対の挟持体がフィルムの経路から離間したときに、前記作動部材によって前記一方の挟持体の対向面に対向する回収位置に移動され、前記分断用カッタが前記シール部を切断するときに、前記一方の挟持体の対向面から離間した退避位置に移動される請求項12に記載の包装袋の切断装置。
  14. 前記回収機構は、切り屑を吸引して除去する吸引手段を有する請求項12または13に記載の包装袋の切断装置。
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