JP3664039B2 - レーザー墨出し器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザーによるライン光を利用して墨出しを行うためのレーザー墨出し器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
細身で携帯性に優れたレーザー墨出し器として、特許第3003096号公報に示されたペンシル型の墨出し器がある。これは本体の上端にジャイロ機構を介して3本の開閉自在な支持脚を連結したものであり、その上端と下端とから鉛直方向のレーザーポイント光を射出するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のものでは上端にジャイロ機構があり、ここに支持脚が連結されているために、側方に向けた鉛直ライン光あるいは水平ライン光を出射させることができないものであり、鉛直上方と鉛直下方とのポイント光しか利用できず、このために、墨出し作業が限定されてしまっている。
【0004】
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは細身でコンパクトである上に垂直あるいは水平ライン光を出射させることができて、広い範囲の墨出し作業を行うことができるレーザー墨出し器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、レーザー光を出力する光出力部と、光出力部から出力された光を外部に放射する光学系と、鉛直下方に光を出力する下方基準点放射部とを備えた本体を筒状の外殻内にジンバル部を介して揺動自在に配しているレーザー墨出し器であって、本体にはジンバル部の上方側に光学系を、ジンバル部の下方側に光出力部と下方基準点放射部とを配して、光学系とジンバル部と光出力部と下方基準点放射部とを直線状に配置しており、上記外殻の下端側には開閉自在な複数本の支持脚が連結されているとともに、少なくとも一つの支持脚の内面側に電源部が配設され、上記支持脚はその閉脚時に外殻に連続する棒状をなすものであることに特徴を有している。外殻の下端に開閉自在な支持脚を連結するとともに、支持脚で囲まれる空間を電源部の配置スペースとしたものである。
【0006】
上記光学系は光ビームを所定の角度で偏向させる光偏向部材と、偏向ビームを扇状のライン光に変換する円筒レンズとを備えたものを好適に用いることができる。
【0007】
また、光学系は単一の光出力部から出力されるビームを分岐させる分岐光学部材を備えてポイント光とライン光とを出力するものを好適に用いることができるが、ポイント光の出力用とライン光の出力用との複数の光出力部を備えたものであってもよい。
【0008】
また光出力部におけるレーザー光源はその出力側と反対側に漏れ光を出力するもので、下方基準点放射部が上記漏れ光を放射するものであってもよく、さらに光学系における光偏向部材と円筒レンズとがレーザー光源を内蔵する本体に対して着脱自在なブロックとして設けられたものや、光学系における分岐光学部材がライン光側への光量をポイント光側への光量よりも多くしているものを好適に用いることができる。
【0009】
上記外殻の外面にクリップ状係止部を備えているのも好ましい。
【0010】
さらに支持脚は断面円弧状でその閉脚時に電源部を覆うものや、柱状でその閉脚時に電源部の外面に設けられた溝に嵌るようにするとよい。
【0011】
各支持脚の接地部となる端部を先鋭形状としたり、各支持脚を伸縮による長さ調整自在なものとするのも好ましい。
【0012】
支持脚の開閉に伴ってオンオフされる電源スイッチを備えたものや、外殻の外面に電源スイッチを備えたものを好適に用いることができる。電源部が電池を着脱自在に保持するものも好ましい。
【0013】
さらには、外殻内面と外殻に対して揺動自在となっている本体との間に緩衝材を配置したり、外殻内部に本体の振動を抑制する制振機構を配したものを好適に用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図1〜図3は一例の概略構成を示すもので、上下に細長い円筒状となっている本体1と、この本体1の下端に開閉自在に連結された複数本(図示例では3本)の支持脚5とからなる該レーザー墨出し器の本体1は、円筒体として形成された外殻10と、この外殻10内に配した本体部11とからなり、本体部11は直交交差する2軸41,42を有するジンバル部4を介して外殻10に連結されて、外殻10の姿勢の如何にかかわらず、本体部11はその自重で鉛直状態を保とうとするものとなっている。
【0015】
軸50によって上端を外殻10の下端部に連結している支持脚5は、水平断面が円弧状のものとして形成されていて、開いた際に三脚として機能し、閉じた際には図3に示すように本体1に連続する筒状となるもので、そのうちの1本の支持脚5の内面には円柱状の電源部6が取り付けられたものとなっており、支持脚5を閉じればこれら支持脚5によって電源部6が包まれるようになっている。
【0016】
ジンバル部4によって上下方向のほぼ中央部が外殻10内面に連結されている上記本体部11は、その下部側にレーザー光源20と集光レンズ21と駆動回路22とを備えた光出力部2が配設され、上部側に光出力部2から上方に出力されたレーザー光を偏向させるハーフミラー30とハーフミラー30で偏向された光を扇状のライン光とする円筒レンズ31とを備えた光学系3が配設されたもので、上方に向けて光を出力する上記光出力部2には、下方にもレーザー光を出力する下方基準点放射部25が設けられている。この下方基準点放射部25は、上記レーザー光源20とは別の光源を備えたものとしてもよいが、レーザー光源20として後方への漏れ光を利用できる半導体レーザーを用いるのであれば、この後方への漏れ光を利用するものであってもよい。上下方向のビームを同軸で使うことになるために調整の簡便化を図ることができる。
【0017】
支持脚5を開いてその下端を接地させることでレーザー墨出し器を置いた状態で光出力部2を作動させれば、半導体レーザー光源20から出力されるレーザーは集光レンズ21で集光された後、ジンバル部4の中心に設けられた開口部(図示せず)を通じて光分岐部材と光偏向部材とを兼ねたハーフミラー30に至り、ハーフミラー30を透過したレーザービームは鉛直上方に向けてのポイント光となり、ハーフミラー30で偏向されて水平方向に向けられたレーザービームは円筒レンズ31によって鉛直方向において扇状に広がるライン光となる。なお、ハーフミラー30には反射率が高いもの(たとえば反射率90%、透過率10%のもの)を用いてライン光の光量がポイント光の光量よりも大きくなるようにしてある。また、ここでは円筒レンズ31として軸が水平方向に向けられているものを用いたが、図4に示すように、軸が鉛直方向に向けられた円筒レンズ31を用いれば、水平なライン光を出力させることができる。
【0018】
図5及び図6は上記構成のレーザー墨出し器の具体構成を示すもので、本体1の外殻10は上下端が閉じた円筒状となっており、上端面と下端面及び上部の一郭には透明板12が配設されて上方へのポイント光と下方へのポイント基準光、並びに扇状に広がるライン光を外部に出力することができるようになっている。
【0019】
ジンバル部4によって外殻内10において揺動自在に支持されている本体部11の上部にハーフミラー30と円筒レンズ31とが取り付けられており、本体部11の下部に下方基準点放射部25を兼ねている光出力部2が取り付けられている。また、外殻10内面の下端には、本体部11の下端外周面との衝突時の衝撃を和らげるための緩衝材14が配設されており、さらに本体部11と外殻10との間には制振機構16が配設されている。
【0020】
上記緩衝材14は、本体部11の揺動限界角を越えた振れが本体部11に生じても、本体部11と外殻10とが直接当たってしまうことを防ぐことで、耐衝撃性を高める。
【0021】
上記制振機構16は図7に示すように本体部11に取り付けた銅板あるいはアルミニウム板のような金属板17と、対向する内面に夫々永久磁石19を取り付けたヨーク18とからなるもので、外殻10の内面にヨーク18を介して固定されている上記一対の永久磁石19,19間のギャップ内に上記銅板17が位置している。外殻10に対して本体部11が揺動する時、ヨーク18と永久磁石19とによる磁気回路を横切る金属板17も揺動するために、この時、金属板17に渦電流が発生するとともに、この渦電流により本体部11の揺動を抑える力が生じるものである。なお、外殻10側に金属板17を、本体部11側にヨーク19と永久磁石19,19を設けてもよいのはもちろんである。
【0022】
そして支持脚5であるが、ここでは3本の支持脚5を外殻10の下端部に夫々軸50で連結しているとともに、そのうちの1本の内面側に電源部6を設けてある。また、外殻10の下部外周面には筒体55を螺合連結して外殻10に対して外殻10の軸方向に筒体55を螺進退させることができるようにしてある。この筒体55は、その下端縁が支持脚5の上端肩部に当接することで、支持脚55の開脚角度を規制するもので、外殻10に対して筒体55を図中の上方に上限まで移動させた時、支持脚5の開脚角度を最大とすることができ、また筒体55を下げれば、支持脚55を閉脚状態に保持することができるようになっている。
【0023】
上記電源部6は、支持脚5を閉じた際に支持脚5によって覆い隠される。また、支持脚5を開いて接地させる時、光出力部2の下方基準点放射部25から出力される下方に向けたレーザーポイント光を電源部6が遮ってしまうことがないように、ここでの電源部6の上端は角を落としてある。なお、電源部6は図8に示すように、筒状の容器60内に電池61を納めたものとして形成されており、蓋62の取り外しにより電池61の交換を行うことができるものとなっている。
【0024】
図中7は電源スイッチで本体1の外殻10の外周面に配設してあり、この電源スイッチ7の投入で光出力部2が作動する。本体1は細身の円筒状であることから、レーザーポインターとしての使用も可能なものである。
【0025】
上記電源スイッチ7は、図9に示すようにいずれかの支持脚5に配置するとともに、支持脚5を開けば電源スイッチ7が入り、支持脚5を閉じれば電源スイッチ7が切れるように、他の支持脚5によって押し釦部70が押されるものとしてもよい。
【0026】
支持脚5の接地部となる先端は、図10に示すように尖ったものとしておくと、接地ポイントが点接触となるために、安定性を高めることができる。
【0027】
図11に示すように、支持脚5をテレスコピック式に伸縮させて長さを調整することができるものとしてもよい。光学系3として水平ライン光を出力するものを用いる場合、鉛直ラインを固定したままで水平ラインを上下に移動させることができる。
【0028】
支持脚5として円柱状のものを用いてもよいが、この場合、いずれかの支持脚5に設ける電源部6は図12に示すようにその外周面に支持脚5が嵌る溝65を備えたものとしておくと、小型化することができる。
【0029】
図13は外殻10の外面にクリップ状の係止部19を設けて、本体1を衣服のポケットに入れて持ち運びする時、係止部19を衣服に係止しておくことで、ポケットから本体1が飛び出して落下してしまうことを防ぐことができるようにしたものを示している。
【0030】
図14に他例を示す。これは外殻10内の本体部11の上部に取り付けた光学系3のブロックを円筒レンズ31の向きが異なる他の光学系3のブロックに交換することができるようにしたものを示しており、円筒レンズ31の向きが異なる光学系3に付け替えることで、垂直ライン光と水平ライン光とを選択的に出力することができる。
【0031】
図15に他例を示す。これは光学系3に鉛直上方に出射するポイント光用のレーザー光源20及び集光レンズ21と、側方に出射するライン光用のレーザー光源20及び集光レンズ21とを設けて、後者から出力されるレーザービームが全反射ミラー39と円筒レンズ31とを経るようにしたものである。
【0032】
前述のハーフミラー30を用いて単一のレーザー光源21からの光を分岐させる場合、ハーフミラー30に反射率が高いものを用いてライン光の光量をポイント光の光量よりも大きくすることができるが、ポイント光用とライン光用の2つの光源20,20を用いれば、一方の光源20の全光量をライン光として使用することができるために、より光量を多くすることができる。また、ポイント光とライン光との各光量調節を独立して行うこともできる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、レーザー光を出力する光出力部と、光出力部から出力された光を外部に放射する光学系と、鉛直下方に光を出力する下方基準点放射部とを備えた本体を筒状の外殻内にジンバル部を介して揺動自在に配しているレーザー墨出し器であって、本体にはジンバル部の上方側に光学系を、ジンバル部の下方側に光出力部と下方基準点放射部とを配して、光学系とジンバル部と光出力部と下方基準点放射部とを直線状に配置しており、上記外殻の下端側には開閉自在な複数本の支持脚が連結されているとともに、少なくとも一つの支持脚の内面側に電源部が配設され、上記支持脚はその閉脚時に外殻に連続する棒状をなすものであり、外殻の下端に開閉自在な支持脚を連結していることから、細身のものを得ることができる上に、支持脚が側方へのライン光の出力の邪魔になることがなく、広い範囲の墨出し作業を行うことができるものである。しかも支持脚で囲まれる空間を電源部の配置スペースとしていることから、無駄なスペースが生じることがなく、また、支持脚を開けば電源部が下方基準点放射部から出力される光の経路から退避することになるために、電源部が下方基準点放射部から出力する光の邪魔になるようなことがないものである。
【0034】
そして、上記光学系に光ビームを所定の角度で偏向させる光偏向部材と、偏向ビームを扇状のライン光に変換する円筒レンズとを備えたものを用いることで、墨出しに便利なライン光を出力させることができる。
【0035】
また、光学系に単一の光出力部から出力されるビームを分岐させる分岐光学部材を備えてポイント光とライン光とを出力するものを用いると、光出力部(レーザー光源)の数が少なくてすむために、内部構造を簡略化することができて小型軽量化にさらに有利となる。
【0036】
ポイント光の出力用とライン光の出力用との複数の光出力部を備えたものであってもよく、この場合は各光出力の光量を大きくとることができるとともに、各光出力を個別に調節することができる。
【0037】
また光出力部におけるレーザー光源がその出力側と反対側に漏れ光を出力するもので、下方基準点放射部が上記漏れ光を放射するものであると、さらにレーザー光源部の数を少なくすることができて小型軽量化に有利となるとともに鉛直上下方向の光軸調整が不要となることから調整も容易となる。
光学系における光偏向部材と円筒レンズとをレーザー光源を備える本体に対して着脱自在なブロックとして設けておけば、該ブロックの交換だけで鉛直ライン光と水平ライン光とを使い分けることができるものであり、また同時に両ライン光を生成するものに比して、小型のものとすることができる。
【0038】
光学系に分岐光学部材を用いたものでは、ライン光側への光量をポイント光側への光量よりも多くしておくことが実用の面で好ましい。
【0039】
外殻の外面にクリップ状係止部を設けておけば、衣服のポケットなどに入れて持ち運ぶ際に係止部を衣服に係止しておくことで、落下を防止することができる。
【0040】
また、支持脚は断面円弧状でその閉脚時に電源部を覆うものとするのと、外形を細くする点での効果が大きい。
【0041】
支持脚を柱状のものとする場合は、その閉脚時に電源部の外面に設けた溝に嵌るようにしておくことで外形を細くすることができる。
【0042】
各支持脚の接地部となる端部を先鋭形状とすれば、接地面積が小さくなるために安定して自立するものを得ることができる。
【0043】
各支持脚を伸縮による長さ調整自在なものとするのも水平ライン光を高さを変えることができることになって好ましい。
【0044】
さらには、支持脚の開閉に伴ってオンオフされる電源スイッチを備えていると、電源スイッチのオンオフ操作の手間が不要となるとともに電源スイッチの切り忘れが生じるおそれを少なくすることができる。さらに電源部が電池を着脱自在に保持するものも好ましい。
【0045】
殻内面と外殻に対して揺動自在となっている本体との間に緩衝材を配置しておくと、本体の許容揺動角を越えた動きが生じた場合にも本体が受ける衝撃を小さくすることができて、耐久性の高いものを得ることができる。
【0046】
また、外殻内部に本体の振動を抑制する制振機構を配しておけば、使用に際しての本体の揺動を早期に停止させることができて、墨出し作業の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略断面図である。
【図2】同上の支持脚を開いた状態の概略斜視図である。
【図3】同上の支持脚を閉じた状態の概略斜視図である。
【図4】同上の光学系の他例を示す概略断面図である。
【図5】同上の具体例を示す縦断面図である。
【図6】同上の具体例を示す横断面図である。
【図7】同上の制振機構の断面図である。
【図8】同上の電源部の分解斜視図である。
【図9】電源スイッチの他例を示すもので、(a)は斜視図、(b)(c)はオンオフ構造の説明図である。
【図10】支持脚の他例を示す斜視図である。
【図11】支持脚のさらに他例を示すもので、(a)は正面図、(b)は支持脚の断面図である。
【図12】支持脚の別の例を示すもので、(a)は正面図、(b)(c)は水平断面図である。
【図13】他例の断面図である。
【図14】 (a)(b)は光学系の2つの例を示す概略斜視図である。
【図15】別の例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 光出力部
3 光学系
4 ジンバル部
5 支持脚
6 電源部
10 外殻
11 本体部

Claims (17)

  1. レーザー光を出力する光出力部と、光出力部から出力された光を外部に放射する光学系と、鉛直下方に光を出力する下方基準点放射部とを備えた本体を筒状の外殻内にジンバル部を介して揺動自在に配しているレーザー墨出し器であって、本体にはジンバル部の上方側に光学系を、ジンバル部の下方側に光出力部と下方基準点放射部とを配して、光学系とジンバル部と光出力部と下方基準点放射部とを直線状に配置しており、上記外殻の下端側には開閉自在な複数本の支持脚が連結されているとともに、少なくとも一つの支持脚の内面側に電源部が配設され、上記支持脚はその閉脚時に外殻に連続する棒状をなすものであることを特徴とするレーザー墨出し器。
  2. 光学系は光ビームを所定の角度で偏向させる光偏向部材と、偏向ビームを扇状のライン光に変換する円筒レンズとを備えていることを特徴とする請求項1記載のレーザー墨出し器。
  3. 光学系は単一の光出力部から出力されるビームを分岐させる分岐光学部材を備えてポイント光とライン光とを出力するものであることを特徴とする請求項2記載のレーザー墨出し器。
  4. ポイント光の出力用とライン光の出力用との複数の光出力部を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザー墨出し器。
  5. 光出力部におけるレーザー光源はその出力側と反対側に漏れ光を出力するものであるとともに、下方基準点放射部は上記漏れ光を放射するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  6. 光学系における光偏向部材と円筒レンズとは着脱自在なブロックとして設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  7. 光学系における分岐光学部材はライン光側への光量をポイント光側への光量よりも多くしているものであることを特徴とする請求項3記載のレーザー墨出し器。
  8. 外殻はその外面にクリップ状係止部を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  9. 支持脚は断面円弧状でその閉脚時に電源部を覆うものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  10. 支持脚は柱状のものでその閉脚時に電源部の外面に設けられた溝に嵌るものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  11. 各支持脚はその接地部となる端部が先鋭形状となっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  12. 支持脚は伸縮による長さ調整自在なものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  13. 支持脚の開閉に伴ってオンオフされる電源スイッチを備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  14. 外殻の外面に電源スイッチを備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  15. 電源部は電池を着脱自在に保持しているものであることを特徴とする請求項1〜14のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  16. 外殻内面と外殻に対して揺動自在となっている本体との間に緩衝材を配置していることを特徴とする請求項1〜15のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
  17. 外殻内部に本体の振動を抑制する制振機構を配していることを特徴とする請求項1〜16のいずれかの項に記載のレーザー墨出し器。
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