JP3663508B2 - 水上滑走装置用安定化フィンおよび水上滑走装置 - Google Patents

水上滑走装置用安定化フィンおよび水上滑走装置 Download PDF

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Description

(関連出願)
本出願は、1998年6月17日出願の「Stabilizing Fin For a Water Planing Device」という名称の出願第09/098400号の一部継続出願である。
【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、空中または水中での移動装置に対する乱流の影響を減らすことによって安定性を高め、移動装置の運動性を増大させる中空安定化要素を有する、フィン、翼などの改良型のフォイルに関するものである。
【0002】
(発明の背景)
多くの移動装置が、装置の運動を安定させ揚力を得るために、しばしば翼またはフィンであるフォイルを有する。ほとんど全ての種類の船が、垂直フォイルまたはフィンを使用して水平方向の安定性を得ている。セールボートおよび他の大型の船はしばしば、船体の直接の延長であるフィンを有する。一般に使用されるサーフボードおよびウィンドサーフィンボードは、その下側面から垂直下向きに最長で16インチ延びることがある、「サメのひれ」に似た1つまたは複数のフィンを利用している。このタイプのフィンは、一般に、穏やかなまたは荒れた水面条件下で、水中または波の上を進むときの、ボート、サーフボードまたはウィンドサーフィンボードの水平方向の安定化のみを考慮したものである。このタイプのフィンでは、船に共通の各種操縦を行う間に経験する垂直方向の上昇に対して、ほとんど、または全く抵抗が生じない。重量を前方へ移動させ、船またはボードを垂直に上昇させる操作により、フィンが波または水との接触を失うことによって制御を失い、転覆に至る可能性がある。さらに、波が切り立ち、砕ける手前までくると、垂直設計だけを有するこのタイプのフィンは波面との接触を失ってしまう傾向があり、こうなると水平方向の制御が失われ、ボードが横滑りして転覆の原因となる。波や荒れた水面はまた、高速モーターボートおよびセールボートを揺らしたり、その制御を失わせたりする。
【0003】
飛行機またはその他の航空機の翼は、揚力および/または垂直安定性および/または水平安定性を与える水平翼またはスタビライザを有するが、それでも飛行機は、乱気流によって引き起こされる不安定に依然として弱い。自動車も、一般に後部に取り付けられたフォイルまたはブレード型付属物を使用することがある。スポイラとしても知られるこの後部フォイルは、タイヤが路面との接触を維持するのを助ける下向きの力を生む。しかし、飛行機の翼と同様にスポイラは大抵、1方向の安定性しか提供せず、乱気流の不安定化の影響を受ける。すなわち、ほとんどの移動装置は、安定性、揚力および/または運動性が得られるように設計されたあるタイプのエアフォイル、翼またはブレード状装置を有する。
【0004】
したがって、これらのタイプの装置または同種の装置に接続して使用する改良型の安定化要素が求められている。
【0005】
(発明の概要)
一態様において、本発明は、移動体に対する空気または水の乱流の影響を低減させ、さまざまな方向の安定性を高め、現在使用されているフォイルを上回る揚力を与えるのが好ましい。他の態様では、本発明は、さらに、空中、水中または陸上を移動する移動体の運動性を向上させるのが好ましい。
【0006】
一実施形態では、安定化要素が水上滑走装置または船に取り付けられる。安定化フィンは、上部垂直安定化要素、中空管状要素および下部垂直安定化要素を含む。上部垂直安定化要素は、水上滑走装置または船の下側面に取り付けるための上端部を有する。中空管状要素は、上部垂直安定化要素の下端部から下がる上部を有する。中空管状要素は、開口前端部および開口後端部を有する。下部垂直安定化要素は、中空管状要素の下部から下がる上端部を有する。安定化フィンの使用中に、上部および下部垂直安定化要素が横方向の安定性を与え、中空管状要素が横方向の安定性を高め、さらに垂直方向の安定性を与え、これによって使用者の制御性が向上する。水上滑走装置は例えば、サーフボードまたはウィンドサーフィンボードである。船はさらに、例えば、セールボートまたは高速モーターボートである。
【0007】
安定化フィンは、水上滑走装置または船をさまざまな条件下でさまざまな方向に安定させる。例えば、この要素により、サーフボードまたはウィンドサーフィンボードの乗り手がサーフボードの先端の領域に乗っている間、尾部を水中に維持することによって、より長くよりよい制御を維持することができる。サーフボードまたはウィンドサーフィンボードの乗り手は、さまざまな操縦を実行しながら、波のホワイトウォータ部(波頭)を突っ切って、またはホワイトウォータ部の中で、またはホワイトウォータ部の上をライディングする際に、この要素により、より大きな制御能力を得られる。この要素により、荒れたまたは静かな条件の中で、水上でまたは切り立った波の波面を上下してサーフボードまたはウインドサーフィンボードに乗るときに、乗り手は大きな制御能力を得る。安定化フィンは、波の中または荒れた水面で他の船を安定させる。
【0008】
本発明の一態様によれば、画定される縁へ先細となる中空要素の前縁により操作性が向上する。この画定された縁は、流体に切り込むことによって移動体が旋回を開始するのを助けると考えられる。
【0009】
他の実施形態では、中空要素が、フォイル全体を延びている場合、フィンまたは翼全体をフォイル形状に保つ。中空要素のこのフォイル形状は、水または空気がそれに対して流れることができる表面積を大きくすることによって移動体により大きな揚力を与える。
【0010】
他の実施形態では、安定化要素が航空機に取り付けられる。航空機の翼が、現在使用されている翼を上回る揚力および安定性を与えるのを助ける中空安定化要素を有する。
【0011】
他の実施形態では、安定化要素が自動車の後部にスポイラとして取り付けられる。自動車のスポイラは一般に、後タイヤに下向きの力を与えるように配置され、タイヤが地面との接触を維持するのを助ける。中空要素は、一般に使用されているスポイラの表面積を増大させ、これによってスポイラが、その長さを延長することなく、より大きな下向きの力を生み出すことができる。さらに、中空要素は、その胴体の中に空気を通すことによって水平安定性を与える。中空要素の前縁画定される縁へ先細となると、この要素は運動性を向上させると考えられる。
【0012】
全ての図面を通じて同じ参照符号は同じ部品または要素を表わす。
【0013】
(好ましい発明の詳細な説明)
次に、図面および図面にマークした参照符号を参照する。図1から7に、概して10という番号で示す本発明の第1の実施形態を示す。安定化フィン10は、上部垂直安定化要素12、中空管状要素14、および下部垂直安定化要素16を備える。上部垂直安定化要素は、概ね平らな形状の垂直方向に向いた単一のプレートまたはブレードの形状であるのが一般的である。該安定化要素は、水上滑走装置(図示せず)の下側面に取り付けられた上端部部18を備えている。該上端部部18は、当該技術分野で公知の(常時または取外し可能に固定された)装置により取り付けることができる。上部垂直安定化要素12は、図18から図19に示すように、セールボートの下側面すなわち船体と連続させることもできる。
【0014】
中空管状要素14は、上部垂直安定化要素12の下端部部22から下がる上部20を有する。管状要素14は、開口した前端部24および開口した後端部26を有する。この中空要素は、上部外側面70、下部外側面72、上部内側面74および下部内側面76を有する3次元形状体である。
【0015】
図4および5から分かるように、中空管状要素14はその中心線について対称である。本好ましい実施形態では、中空管状要素14は実質的に円形の断面を有する。本実施形態では、中空要素は管状だが、開口ないし通路の形状が管状である必要はない。
【0016】
下部垂直安定化要素16は、中空管状要素14の下部30から下がる上端部部28を有する。上部垂直安定化要素12、中空管状要素14、および下部垂直安定化要素16は一体に接続されることが好ましい。これらの要素は、ファイバーグラス、射出成形プラスチック、カーボンファイバ複合材などの、典型的なサーフボードフィン材料から形成することができる。安定化フィン10に必要な形状の組合せは、特に、炭素複合材製造プロセスにおける最近の進歩を後押しするものである。
【0017】
中空管状要素14の前端部は丸みを帯びた前縁を、後端部は次第に薄くなった後縁を有することが好ましい。図4および5から分かるように、同様に、上部垂直安定化要素12および下部垂直安定化要素16も、丸みを帯びた前縁および次第に薄くなった後縁を有する。下部垂直安定化要素16の前縁と後縁は下端部部32で集合する。
【0018】
例えば、図3から分かるように、上部垂直安定化要素12の前面下部34は中空管状要素14の前面上部36と連続している。中空管状要素14の前面下部38は、下部垂直安定化要素16の前面上部40と連続している。さらに、上部垂直安定化要素12の後面下部42は中空管状要素14の後面上部44と連続している。中空管状要素14の後面下部46は下部垂直安定化要素16の後面上部48と連続している。したがって、例えば、図3から分かるとおり、側面の輪郭は連続した曲線となる。
【0019】
サーフボードでは、上部垂直安定化要素12の最上部から下部垂直安定化要素16の最下部までの距離を、約3インチから約12インチとすることができるのが典型的である。ウィンドサーフィンボードでは、この距離を約15インチとすることができる。
【0020】
上部垂直安定化要素12の幅は、約4インチから6インチ程度とすることができる。
【0021】
下部垂直安定化要素16の幅は、上端部を約3インチとし先端に向けて次第に狭くなるようにすることができ、場合によっては、上端部を約6インチという大きさにし先端に向けて狭くなるようにすることもできる。
【0022】
中空管状要素14の直径は、サーフボードへの適用には、約1インチから約3インチとすることができる。ウィンドサーフィンボードへの適用ではこの直径を大幅に大きくすることができる。
【0023】
次に図8を参照すると、本発明による安定化フィン10の適用が、サーフボード50上への典型的な適用に関して示されている。
【0024】
図9Aに、サーフボード50上での安定化フィンの他の配置を示す。この例では、サーフボード50の後部近くにある比較的大きなフィン54の前方に、比較的小さな2つの安定化フィン52が並んで配置されている。このフィン配置により、比較的大きい高波に対する安定化の効果が高くなる。先に述べたとおり、安定化フィンはボードに常時取り付けていてもよいし、または取外しできるようにして、例えば図9Aに示した配置に調整できるようにしてもよい。
【0025】
図9Bに、別のタイプの安定化フィンが配置されたサーフボード50を示す。前方の2つのフィン78は、片面に取り付けられた中空要素を有する。図9Bに示すように、後部のフィン80は、フィンの両側に1つずつ、合わせて2つの中空要素を有する。しかし、他の実施形態(図示せず)では、後部フィンが、中空要素のない標準のまっすぐなフィンであり、前方の2つのフィン78が、外を向いた面に取り付けられた中空要素を有している。図9Aおよび9Bに関して図示し説明した配置を、ウインドサーフィンボードまたは他の水上滑走装置に使用することもできる。
【0026】
図10に、ウィンドサーフィンボード60上の安定化フィン56、58の実施態様を示す。安定化フィン58は、ウィンドサーフィンボードの中心付近に取り付けられている。安定化フィン56はボードの後部に取り付けられている。この配置は一例として示したものである。多くの異なる安定化フィンの配置を本発明の原理に基づいて適応させることができる。
【0027】
図11に、図1から7の実施形態よりも後方にさらに大きく湾曲したフィン輪郭を有する安定化フィン62を示す。このフィンは、より長い旋回をするのに有用である。さらに、このフィンはケルプ、海草、岩の多い地域でのサーフィンにより適している。図11に示すように、中空安定化要素63は、フィン62の前縁から後縁まで完全に延ばすこともできるし、あるいは、フィンから流体を排出する側面排出口または排出口を設けて、前縁から後縁に向かう途中で打ち切ることもできる。他の実施形態(図示せず)では、安定化要素63を後縁から前縁に向かう途中まで延ばすことができる。
【0028】
図12に、より多くのピボットターンを生成するために他の実施形態よりも垂直なフィン輪郭を有する安定化フィン64を示す。2つのフィン形状だけを示したが、安定化フィンは、任意の形状、寸法および厚さのフィン、ブレード、エアフォイル等に取り付けることができる。さらに、図12では安定化要素65を対称形として示したが、これを、横断面がエアフォイル形状を有するなど、非対称形状とすることもできる。このような形状は、中空要素65の外側面に沿った流体の流れとその内部を通る流体の流れとの両方によって、フィン上に揚力を生み出す効果を有する。図13および14に要素65の外側面67をより分かり易く示す。これらの図には非円形横断面を有する要素が示されている。このように、図13および14に示すように、フィンから外へ向かって延びるような方法で、この要素をフィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができるか、または、フィンの両側面とこの要素がより接近した形状となるように、この要素をフィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができ、そして、図17に示すセールボートのフィンの場合に、より接近した形状をとる。すなわちこの要素の効果は、ここで説明したように、その内側面と、もしある場合にはその延長面とから生じる。
【0029】
概ね円形の横断面を有する中空管状要素14を示してきたが、形状は他の形状でもよい。ただし、安定性を最も高めるためには、これらの他の形状が中心線について対称でなければならない。例えば、図13を参照すると、楕円形の中空管状要素を含むフィン66が示されている。図14は、楕円が別の向きに配置された、全体を68で表す他の「楕円形」実施形態を示す。
【0030】
これらの例の中空管状要素は全て、ロック目的で、ラックまたは他の常設固定体にサーフボードを接続する装置として機能させることができる。さらに、この要素を、1つまたは複数のブレードまたはフィンにより、移動装置に装着すること、または移動装置から片持ち梁式に延ばすことができる。
【0031】
図15に、安定化フィン10を下側面に装着したサーフボード50の側面図を示す。この実施形態の安定化フィン10は、尾部を下向きに保持する力を生み出す。この力は、波および荒れた水中でのボードの安定化を助け、乗り手がボードの前の方へ移動することを可能にする。図15に示すように、サーフボードまたはウィンドサーフィンボードの下側面は通常、弧状湾曲部を有する。すなわち、ボードの先端部と尾部の両方がボードの中間点から上方へカーブしている。このロッカないしカーブは中空要素14をわずかに下向きの角度A−Aに保ち、水が、中空要素の上部外側面70および下部内側面76に当たってそれていくようにする。この水の偏向により、ボードが自然な位置にあるときでも、わずかに下向きの力が維持される。
【0032】
波の作用または乗り手の体重でサーフボードの先端部が下がり、尾部が上がると、中空要素およびフィンはさらに下に傾き始める。中空要素の角度が下がれば下がるほど、前向きの速度に対抗する上部外側面70の部分が大きくなるため、中空要素の上部外側面70は流れの方向に対してより抵抗する。この下向きの力が尾部を水中に引き戻す。尾部から先端部への下向きの角度が急になり、中空要素の角度が大きくなればなるほど、安定化フィンはより大きな下向きの力を尾部に与える。結果的に、この安定化フィンによってサーファーはより長く先端部に乗っていることができる。さらに、乱流および波作用による不安定化影響が最小限にされる。ボードの傾きがおさまり、ボードの先端部が下を向かなくなると、中空要素はボードの尾部を下方へ引かなくなる。この同じ原理を他の船に使用して、乱流の影響を減らし、船の下側面を水面に維持することによって船がよりなめらかにかつ効率的に滑走するのを助けることができる。
【0033】
図16Aに示した中空安定化要素14は、中空要素の中心に向かって上方へカーブした下部前縁82を有する。上方へカーブした前縁は、安定化要素の引き下げる力を打ち消す。旋回するとき、または別の理由でサーフボードの尾部に体重をかけたときなど、水上滑走装置の尾部が水にもぐったとき、したがって尾部が水中に斜めに入ったときには、カーブした前縁が揚力を打ち消す。尾部が水中にもぐる角度が大きければ大きいほどこの特徴はより大きな上向きの力を生み出し、中空要素が、水上滑走装置の尾部を水面下のあまり深くまで引き下げることがないようにする。
【0034】
一般に、中空管状要素はフィンの浸水面積を増大させる。浸水面積が増大した安定化フィンの周囲および内部を水流が連続して流れると、乗り手がサーフボードまたはウィンドサーフィンボードを水中または波面の上下に導いているときに、サーフボードおよびウィンドサーフィンボードの全ての方向(垂直成分と水平成分の両方)の制御能力がより高まる。中空要素のカーブにより、類似の翼状安定化要素では突っ切って進むことしかできないカーブした波の表面を中空要素が捉え続けることが可能となる。
【0035】
安定化フィンの3次元形状は、水流の力が作用する表面積を増大させる。一実施形態の円形または丸い形状により、ボードおよびフィンがいろいろな方向に傾いたときにこの表面積が力を生み出すことができる。したがってこの中空要素は、使用されている単方向フォイルが一般に提供する以上にさまざまな方向の安定性を提供する。さらに、これらの原理は、例えば、飛行機、自動車などの安定化要素の他の応用にも適用される。
【0036】
本発明の一態様の中空形状では、水流(ボードの傾きによって上向きまたは下向き)に対してほぼ常に2つの面がさらされる。流体は一般に、中空要素の外側面およびこの面と対向する内側面の両方に対して力を作用させ、さまざまな方向の安定性および揚力を与える。その結果、水は、単一の表面を有し主フィンを貫通して水平に延びるだけのフィンに対して作用させることができる力よりも大きな力を、中空安定化要素を有するフィンに対して作用させる。中空要素は、その全長の内部を通して流体を流すことができ、したがって移動体に対する乱流の影響を全体として最小化させる。
【0037】
他の態様では安定化フィンがさらに旋回を助ける。例えば、旋回を開始するとき、サーファーはボードの尾部の方へ下がって尾部を押し下げ、先端部を持ち上げる。乗り手の体重がボードの後部にかかり、旋回するために乗り手がボードを片側に傾け始めると、中空要素の上部内側面74は水の速度による力に対してよりさらされるようになる。この面がよりさらされるようになると、水流は、尾部に上向きの力を作用させ、ボードの尾部を水から持ち上げるのを助け、旋回がより滑らかかつ簡単になる。さらに、乗り手がボードを片側に傾けて旋回を開始すると、ボードの傾きによって中空要素の内側面が露出し、旋回の方向に対応する側に押す。上部内側面74および上部内側面74の側面の一部に水流が当たる結果、旋回はより簡単かつ滑らかになる。
【0038】
他の実施形態では、中空管状要素が次第に薄くなって前端部および後端部のところに先鋭な縁を形成する。この次第に薄くなる形状は、フィンまたは翼のフォイル形状を反映する。中空管状要素の内部は直線的であり、フォイル形状ではない。この直線的な内部は開口内に渦を生み出し、安定性および運動性を高めると考えられる。
【0039】
図16Aに示した一態様では、トンネルが水面下に位置することによって、安定化要素が、変化の続く波立った水面の下の穏やかな水の中に達することができる。この図では、サーフボードの尾部が水面から持ち上がり気味になっている。このような状況は例えば、サーファーがボードの先端近くに乗っているときに起こる。この場合、矢印71で示す水流体の力は中空要素14の前縁から入り、要素14の下部内側面73に当たってそれる。この偏向により、中空要素、したがってフィンおよびボード自体が矢印75で示すように下方へ押され、これにより、結果として、ロッキングモーションが立て直されるかまたは補正されることになる。この効果により、サーファーは、先端部により長く乗っていること、またはより安定なライディングを維持することができる。さらに、中空要素の後部から流れ出る水流からの推進力効果(例えばこの要素のベンチュリ効果によって生じる可能性のある力)があり、これによってサーファーは速度が増した感じを受けることになる。
【0040】
同様に、図16Bに示すように、サーフボードの尾部に乗っている場合、または他の方法でサーファーが尾部を水中にさらに沈み込ませた場合、中空要素は、反対にロッキングモーションまたは回転運動を打ち消す効果を有する。したがって、水流77は要素14の上部内側面79に当たり、これによってサーフボード上に矢印81で示すような補正的な力が生じる。図16Bの矢印83は、要素内を流れる水流によって得られる内部エアフォイル効果を示す。この効果は、要素によって達成される揚力効果をさらに高める。図13および14に示すように要素の外側面がフィンから外側に延びている場合には、これらの面にも同じ揚力効果が達成される。
【0041】
一実施形態では安定化フィン10が、サーフボードの下側面から約8インチ延びる図15に示すようなサーフボードフィンである。このフィンは、高さ0.75インチ、前縁から後縁までの長さが6.25インチの装着要素(図示せず)を有する。上部垂直安定化要素12はボードの下側面から下方に1.25インチ延び、長さはその中間部で4.5インチである。中空要素14の直径はほぼ一定の1.5インチであり、その前縁から後縁までは3.5インチである。下部垂直安定化要素16は中空要素14の下端部から後方に湾曲し、その後端は中空要素14の後端から下に4.5インチのところにある。中空要素14の下部30からフィンの先端までの下部安定化要素16の長さは約7インチである。
【0042】
17および18に、中空要素14が船体86から延びたセールボート84を示す。図18は、小さな安定化フィン10がボートの後部に取り付けられた実施形態を示す。この中空要素は、現在使用されているキールよりも多くの方向にボートを安定させる。この安定化要素は、波立った水面からの上下動を防止するように、最小限の水平延長を伴って別のエッジをキールに与える。その結果、この安定化要素により、航行がなめらかになり、ボートがより効率よくなる。
【0043】
19に、中空安定化要素14がそれぞれの翼90に取り付けられた飛行機88を示す。この安定化要素は、さまざまな方向の乱気流を低減させることによって旋回および滑空を容易にする。その結果、航空機はより滑らかに飛行し、前進運動を減じる乱気流が排除されることによって燃費は向上すると考えられる。
【0044】
20に、リアスポイラ94を有する自動車92を示す。この実施形態では、中空安定化要素14がスポイラ94の中央に取り付けられる。単一の中空要素を有するスポイラが示されているが、2つ以上のスタビライザを備えることもできる。2つのスタビライザを有する実施形態では、スタビライザをスポイラの両端に取り付けることができる。
【0045】
この中空要素は、ピボット式スポイラ上にも、または固定スポイラ上にも配置することができる。この開口部を有するスポイラは風の抵抗に対してより広い面積を有し、これによって2枚のフィンを必要とすることなく、必要なときに自動車を減速させ、下向きの力を与える。この中空要素は、自動車がコーナを曲がるときに乱気流を排除するのを助け、運転者により大きな制御能力を与える。この安定化装置は、中央の中空要素から台上に取り付けることができる。
【0046】
以上の教示を考慮した本発明の多くの変更および変形が可能である。さらに、サーフボードの実施形態に関して説明した原理は、これまでに示した他の移動装置ならびにそれら以外の装置にも適用可能である。したがって添付の請求項の範囲内において、本明細書に具体的に記載した方法以外の方法で本発明を実施することができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一態様である安定化フィンの正面及び側面から見た概略図である。
【図2】 安定化フィンの側面から見た概略図である。
【図3】 図1および2の安定化フィンの断面図であり、図5の線3−3に沿った断面図である。
【図4】 本実施形態の背面から見た端面図である。
【図5】 図1及び図2に示す安定化フィンの正面から見た端面図である。
【図6】 安定化フィンの上側面から背面にかけての概略図である。
【図7】 安定化フィンの底面から正面にかけての概略図である。
【図8】 本発明による一実施形態である安定化フィンが取り付けられたサーフボードの概略図である。
【図9A】 他のタイプの安定化フィンを配置したサーフボードを示す図である。
【図9B】 サーフボード上の安定化フィンの配置を変更した図である。
【図10】 ウィンドサーフィンボードに安定化フィンを使用した所を示す図である。
【図11】 図1の実施形態よりもさらに後方に湾曲した他の安定化フィンの断面図である。
【図12】 図1の実施形態よりもさらに垂直に向いた他のフィン輪郭を示す断面図である。
【図13】 楕円形の中空管状要素を有するさらに他の実施形態の後方から見た端面図である。
【図14】 図13の実施形態と楕円形管状要素の向きを90度変えた他の実施形態を後方から見た端面図である。
【図15】 サーフボードに装着された安定化フィンの側面図である。
【図16A】 フォイルの中空部分の側面図である。
【図16B】 フォイルの中空部分の側面図である。
【図17】 フィンの上端部部がボートの船体またはキールと連続しているセールボートの正面図である。
【図18】 大きな中空要素が船体と連続しており、また、より小さな安定化フィンがボートの後部に取り付けられた図17の側面図である。
【図19】 中空要素を有する2つのフォイルが飛行機の翼を形成している、飛行機の上側面図である。
【図20】 後部に安定化要素が取り付けられた自動車の側面図である。

Claims (12)

  1. 水上滑走装置の下側面に取り付けるための上端部を有する上部垂直安定化要素と、
    前記上部垂直安定化要素の下端部から下がる上部、開口前端部及び開口後端部とを有する中空管状要素と、
    前記中空管状要素の下部から下がる上端部を有する下部垂直安定化要素とを備え、
    前記中空管状要素は、前記開口前端部と前記開口後端部との間で、該中空管状要素の外径が軸方向に沿って連続的に変化するカーブした表面を形成しており、
    前記上部垂直安定化要素の前面下部は前記中空管状要素の前面上部と連続しており、前記中空管状要素の前面下部は前記下部垂直安定化要素の前面上部と連続しており、前記上部垂直安定化要素の後面下部は前記中空管状要素の後面上部と連続しており、前記中空管状要素の後面下部は前記下部垂直安定化要素の後面上部と連続しており、これによって、側面の輪郭は、前記中空管状要素の両端部が、上部垂直安定化要素および下部垂直安定化要素の前縁および後縁から突出しない、連続した曲線となっており、
    使用中に、前記上部および下部垂直安定化要素が横方向の安定性を与え、また、前記中空管状要素が、横方向の安定性を高め、さらに垂直方向の安定性を与え、これによって使用者による制御性が向上する水上滑走装置用安定化フィン。
  2. 前記開口前端部と前記開口後端部との間に、前記開口前端部の外径及び前記開口後端部の外径のいずれよりも大きな前記中空管状要素の外径を有することを特徴とする請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  3. 前記中空管状要素の表面は、前端部に向かって該中空管状要素の外径が小さくなるように軸中心に向かってカーブし、前記中空管状要素の後端部は、次第に薄くなって先鋭に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  4. 前記上部垂直安定化要素、中空管状要素、及び、前記下部垂直安定化要素は、一体に接続されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  5. 前記上部垂直安定化要素及び下部垂直安定化要素の少なくとも一方が、垂直方向に向いた単一のプレートからなることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  6. 前記上部垂直安定化要素および下部垂直安定化要素は、断面形状が丸みを帯びた前縁および次第に薄くなった後縁を有しており、
    前記中空管状要素の内周面は、直線状に延びるように形成されている請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  7. 前記中空管状要素における内径が、前記開口前端部と前記開口後端部との間で変化する請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  8. 前記中空管状要素は、前記開口前端部の内径と前記開口後端部の内径とが相違する請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  9. 前記中空管状要素は、前端部から後端部まで直線状に延びる内周面と、前記前端部と後端部との間で外径が変化するカーブ状の外周面とを有する請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  10. 前記中空管状要素は、軸方向に沿って凸状にカーブする請求項9に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  11. 前記中空管状要素は、前記開口前端部の内径が第1の大きさを有し、前記開口後端部の内径が第2の大きさを有しており、前記第1の大きさと第2の大きさとが相違する請求項1に記載の水上滑走装置用安定化フィン。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の水上滑走装置用安定化フィンを備えた水上滑走装置。
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