JP3663344B2 - 受信代行装置 - Google Patents

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悟 野内
桂 山本
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発信者すなわちエンドユーザから顧客にFAX信号が転送されたとき顧客に代って受信する受信代行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の受信代行装置は、エンドユーザからのFAX転送信号が着信部に着信すると紙でこれを出力し、この出力用紙のデータを参照して担当者に手渡し、担当者は出力用紙のデータを元に該当する顧客データを着信情報表示部に表示させ、来歴入力装置にて来歴データを作成し、これを来歴データ格納部に保存すると共に、この保存した来歴データを出力部によって交換機を介して顧客へ送信するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の受信代行装置は、上述したように着信部に着信した出力用紙を人が参照し、その出力用紙のデータをもとに人が該当する担当者に手渡していたため、FAX転送信号が着信しているにも拘わらず気付かずに対応の遅れが発生したり、出力用紙が間違えて配送されることがあった。また、通信販売などの注文を受ける受信代行装置においては、FAX転送信号の着信件数が多く出力用紙の使用量が多く、その管理に限界があった。
【0004】
本発明の目的は、着信したFAX転送信号を効率的に処理することができるようにした受信代行装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はこの目的を達成するために、顧客に代ってエンドユーザからのFAX転送信号を受信する着信部と、この着信部で受信した情報を顧客に送信する出力部とを有する受信代行センタを備えた受信代行装置において、上記受信代行センタに、上記顧客の顧客データを格納した顧客データ格納部と、受信した上記FAX転送信号をデータ信号に変換するデータ変換部と、上記データ信号に該当する上記顧客データを上記顧客データ格納部から引き出して表示させる複数の着信情報表示部と、上記データ信号を上記着信情報表示部の一つに分配するデータ分配部とを備えると共に、上記データ信号および上記データ信号に該当する上記顧客データを参照して来歴データを作成する来歴入力装置と、上記来歴入力装置にて作成した上記来歴データを格納する来歴データ格納部を設け、この来歴データ格納部に格納された来歴データを顧客に送信することを特徴としている。
【0006】
本発明による受信代行装置は、FAX転送信号をデータ変換部によりデータ信号に変換し、このデータ信号をデータ分配部により複数ある着信情報表示部の一つに分配し、分配された着信情報表示部にデータ信号を表示しながらデータ信号を確認し、その後、着信情報表示部で顧客データ格納部から該当する顧客データを着信情報表示部に表示させ、これらを参照しながら処理を行なうことができ、受信したFAX転送信号に対する作業の遅延や誤配送がなくなり、また使用する用紙を軽減して効率的な処理を行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態による受信代行装置を示すブロック図である。
【0009】
FAX転送信号を発信するエンドユーザ1A〜1Nは、交換機3を介して顧客10A〜10Nの受信代行業務を行なう受信代行センタ2に電話回線などの通信回線によって接続されている。受信代行センタ2は、発信者すなわちエンドユーザ1A〜1NからのFAX転送信号を顧客10A〜10Nに代わって入力する着信部4と、この着信部4に入力されたFAX転送信号をデータ信号に変換するデータ変換部11と、複数の顧客のデータを格納している顧客データ格納部5と、データ信号を入力し表示させたり、あるいはデータ信号に該当する顧客データを入力し表示させる着信情報表示部6A〜6Nと、データ変換部11にて変換したデータ信号を複数ある着信情報表示部6A〜6Nの一つに分配するデータ分配部12と、データ信号の内容を顧客データ格納部5から引き出した情報をもとに編集し入力する来歴入力装置7と、この来歴入力装置7にて作成した来歴データを格納する来歴データ格納部8と、この来歴データ格納部8に格納された来歴データを顧客10A〜10Nに送信する出力部9とを備えて構成している。
【0010】
次に、上述した受信代行装置による処理手順を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0011】
先ず、ステップS1でエンドユーザ1AからFAX送信が行なわれると、交換機3を介してFAX送信先である顧客10Aに代わって受信代行センタ2の着信部4にFAX転送信号が入力される。
【0012】
すると、ステップS3でFAX転送信号がデータ変換部6によりデータ信号に変換され、このデータ信号はステップS4でデータ分配部12により複数ある着信情報表示部6A〜6Nの一つ、ここでは着信情報表示部6Aに分配される。ステップS5で分配された着信情報表示部6Aにデータ信号を表示させ、担当者はデータ信号を確認し、その後の処理を行なうことができる。このように受信代行センタ2の着信部4に着信したFAX転送信号をデータ変換部6によりデータ信号に変換し、データ分配部12により自動的に着信情報表示部6A〜6Nへ振り分けるようにし、振り分けられた着信情報表示部6Aでその後の処理を行なうようにしたため、着信情報表示部6Aにデータ信号を表示しながら処理を行なうことができるようになり、受信したFAX転送信号に対する作業の遅延や誤配送がなくなり、また従来のように出力用紙で管理する必要がないので、使用する用紙を軽減して効率的な処理を行なうことができる。
【0013】
その後、着信情報表示部6Aの担当者は、ステップS6で顧客データ格納部5から該当する顧客データを着信情報表示部6Aに表示させ、続いて、ステップS7で着信情報表示部6Aに表示された顧客データおよびデータ信号を参照して来歴入力装置7により来歴データを作成し、ステップS8で、この作成した来歴データを来歴データ格納部8に格納する。また出力部9は、ステップS10で来歴データ格納部8に格納した来歴データを交換機3を介して顧客10Aに送信する。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の受信代行装置は、発信者すなわちエンドユーザからのFAX転送信号を受信代行センタで受信するようにし、受信したFAX転送信号をデータ信号に変換するデータ変換部と、このデータ信号を振り分けて着信情報表示部に表示させるデータ分配部を設けたため、着信情報表示部にデータ信号を表示しながら処理を行なうことができるようになり、受信したFAX転送信号に対する作業の遅延や誤配送がなくなり、また受信代行センタ内で使用する用紙を軽減して効率的な処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による受信代行装置を示すブロック図である。
【図2】図1に示した受信代行装置による処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1N エンドユーザ
2 受信代行センタ
3 交換機
4 着信部
5 顧客データ格納部
6 着信情報表示部
7 来歴入力装置
8 来歴データ格納部
9 出力部
10A〜10N 顧客
11 データ変換部
12 データ分配部

Claims (1)

  1. 顧客に代ってエンドユーザからのFAX転送信号を受信する着信部と、この着信部で受信した情報を顧客に送信する出力部とを有する受信代行センタを備えた受信代行装置において、上記受信代行センタに、上記顧客の顧客データを格納した顧客データ格納部と、受信した上記FAX転送信号をデータ信号に変換するデータ変換部と、上記データ信号に該当する上記顧客データを上記顧客データ格納部から引き出して表示させる複数の着信情報表示部と、上記データ信号を上記着信情報表示部の一つに分配するデータ分配部とを備えると共に、上記データ信号および上記データ信号に該当する上記顧客データを参照して来歴データを作成する来歴入力装置と、この来歴入力装置にて作成した上記来歴データを格納する来歴データ格納部を設け、この来歴データ格納部に格納された来歴データを顧客に送信することを特徴とする受信代行装置。
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