JP3662130B2 - 半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法に係わり、半導体インゴットの切断位置の位置決めが正確であり、正確な厚さの半導体ウェーハを得ることができ、特に1枚の半導体ウェーハを2枚に切断するのに適する半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェーハには、一般に拡散ウェーハと呼ばれる片面に不純物の拡散層を形成したものがある。この拡散ウェーハは、正確な拡散濃度および拡散深さが確保されているため、主として三重拡散型トランジスタの基板として用いられている。
【0003】
この種の拡散ウェーハは、図12に示すような工程で製造される。はじめに、両面に拡散層を形成した半導体ウェーハを複数枚用意し(図12(a))、接着剤を用いて各ウェーハを接着し、インゴットを形成する(図12(b))。
【0004】
次いで、図13に示すような従来の半導体インゴット切断装置40を用い、接着剤によりインゴット41をベース部材42に接着する(図12(c))。さらに、インゴット41を構成している両面拡散された各半導体ウェーハ43のウェーハ中央部43cを切断する(図12(d)参照)。その後、各接着剤をそれぞれ除去し(図12(e),(f))、片面拡散ウェーハを得ていた(図12(g))。
【0005】
しかし、半導体インゴット41は、両面拡散された複数枚の半導体ウェーハ43を接着剤で接着して形成されるため、半導体ウェーハ43個々の厚さのバラツキと半導体ウェーハ43同士を貼り合わせる接着剤の厚さのバラツキが積み重なり、貼り合わせる半導体ウェーハの枚数を多くすると、切断基準面43b(前工程での切断面)から遠くなるにつれて半導体ウェーハ43と接着剤の厚さの合計のバラツキが大きくなる。
【0006】
従って、図13に示すような従来の半導体インゴット切断装置40のように、送り装置45を作動させて、1切断工程毎に切断基準面43b(前工程での切断面)から一定送り量づつインゴット41を送り、被切断半導体ウェーハ43の切断位置に内周刃46を位置決めさせるものでは、被切断半導体ウェーハ43のウェーハ中央部43cへの位置決めが困難になり、ウェーハ中央部43cから2分割するのは容易でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、半導体インゴットの切断位置の位置決めが正確であり、正確な厚さの半導体ウェーハを得ることができ、特に1枚の半導体ウェーハを2枚に切断するのに適する半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法が要望されている。本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、半導体インゴットの切断位置の位置決めが正確であり、正確な厚さの半導体ウェーハを得ることができ、特に1枚の半導体ウェーハを2枚に切断するのに適する半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、多数の半導体ウェーハが接着されて形成された半導体インゴットを切断する切断手段と、前記半導体インゴットまたは前記切断手段を移動させて半導体インゴットを切断位置に位置させる送り手段と、前記半導体インゴットに対向して設けられ半導体インゴットの切断基準面及び半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り込むセンサ手段と、このセンサ手段からの位置情報を受け、前記切断基準面から半導体ウェーハ中央部までの距離を演算して決定する制御手段と、この決定された切断位置情報に基づき前記送り手段を制御して半導体インゴットを切断位置に位置させる主制御手段とを有することを特徴とする半導体インゴット切断装置であることを要旨としている。
【0009】
請求項2の発明は、上記センサ手段は撮像カメラであることを特徴とする請求項1に記載の半導体インゴット切断装置であることを要旨としている。
【0010】
請求項3の発明は、上記センサ手段はレーザ変位センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体インゴット切断装置。
【0011】
請求項4の発明は上記センサ手段は半導体インゴットに沿って進退するセンサ手段移動機構に取付けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体インゴット切断装置であることを要旨としている。
【0012】
本願請求項5の発明では、上記半導体インゴットは多数の半導体ウェーハが接着剤により接着されて形成され、センサ手段は半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り込み、制御手段は取り込まれた位置情報から半導体ウェーハの厚さ中央部の位置およびこの厚さ中央部から切断基準面までの距離を演算して決定して送り情報が主制御手段に入力される一方、この主制御手段により送り手段を制御して、前記決定された距離を送り量として半導体インゴットを送り、切断手段で半導体インゴットを切断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体インゴット切断装置であることを要旨としている。
【0013】
本願請求項6の発明は、多数の半導体ウェーハが接着剤により接着されて形成された半導体インゴットを用意し、半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り入れて半導体ウェーハの厚さ中央部の位置を測定し、さらに半導体インゴットの切断基準面を基準としてこの切断基準面と中央部までの距離を演算し、この距離を送り量として半導体インゴットを送り、半導体インゴットを切断することを特徴とする半導体インゴットの切断方法であることを要旨としている。
【0014】
本願請求項7の発明では、上記半導体インゴットの切断後、さらに新たな切断面を新たな切断基準面として半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り入れて半導体ウェーハの厚さ中央部の位置を測定して、以後同様の工程により半導体ウェーハの切断を繰り返し行うことを特徴とする請求項6に記載の半導体インゴットの切断方法であることを要旨としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる半導体インゴットの実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1ないし図3に示すように、半導体インゴット切断装置1は、半導体インゴット2を切断する切断手段例えば内周刃3と、半導体インゴット2または内周刃3を移動させて半導体インゴット2を切断位置に位置させる送り手段、例えば半導体インゴット2を前後および上下に移動させて切断位置に位置させるインゴット送り装置4と、半導体インゴット2に対向して設けられ半導体インゴット2の位置情報を取り込むセンサ手段、例えば撮像カメラである二次元CCDカメラ5と、この二次元CCDカメラ5から切断位置の位置情報を受け、この位置情報を分析して、半導体インゴット2の切断基準面2bからウェーハ中央部6cまでの距離Lを演算する制御手段7と、この制御手段7からの位置情報に基づき、半導体インゴット2を移動させて半導体インゴット2の切断位置に内周刃3を位置させる主制御手段8とを有している。
【0017】
上記制御手段7は二値化回路を含む画像処理装置9と、この画像処理装置9から切断位置の情報信号を受け、半導体ウェーハ6の両側面部6s、6sを演算し、切断基準面2bからウェーハ中央部6cまでの距離Lを演算する制御装置10とで形成されている。
【0018】
なお、画像処理装置9と制御装置10は本実施形態のように、別個に形成されたものに限らず、一体に形成されたものでもよく、また、主制御手段8は画像処理装置9、制御装置10と一体に形成されたものでもよい。
【0019】
上記二次元CCDカメラ5は、この二次元CCDカメラ5が進退自在に取り付けられるセンサ手段移動機構11とでセンサユニット12を構成するとともに、制御装置10は画像処理装置9を介して二次元CCDカメラ5からの位置情報により、センサ手段移動機構11を制御して、二次元CCDカメラ5を進退させるようになっている。また、二次元CCDカメラ5には透光孔13、ミラー14が光学的に配置されたガイド筒15が取り付けられている。
【0020】
また、上記主制御手段8は半導体インゴット切断装置1全体の制御を行い、インゴット送り装置4の制御のほか、内周刃3、制御装置10を介してセンサユニット12を制御する。さらに、上記インゴット送り装置4には接着剤16により半導体インゴット2が取り付けられるベース部材17が設けられている。
【0021】
次ぎに本発明に係る半導体インゴット切断装置1を用いて本半導体インゴット切断装置1の使用が適する多数の半導体ウェーハ6を積層してなる半導体インゴット2の切断方法を説明する。
【0022】
図4および図11に示すように、両面拡散半導体ウェーハ6を複数枚用意し、接着剤18を用いて各半導体ウェーハ6を積層して接着し、半導体インゴット2を形成する。次いで、図1に示すような半導体インゴット切断装置1を用い、図4に示すように接着剤16を用いて半導体インゴット2をベース部材17に接着する。さらに、半導体インゴット2を構成している各両面拡散半導体ウェーハ6のウェーハ中央部6cを切断して、切断工程は終了する。その後、切断された半導体ウェーハ19を半導体インゴット切断装置1外に取り出して接着剤18を除去して片面拡散半導体ウェーハ19を得る。
【0023】
次ぎの各半導体ウェーハ6を切断するために半導体インゴット2を送って、半導体インゴット2の切断位置(半導体ウェーハ6の厚さの中心部)6cに内周刃3を位置させる。この半導体インゴット2の送り量Lは図11に示すようなフローに基づき決定される。
【0024】
前切断工程で半導体インゴット2の切断が終了すると、主制御手段8は制御装置10を制御してセンサ手段移動機構11を作動させ、図1および図5に示すように、二次元CCDカメラ5を半導体インゴット2の切断基準面2b(前工程での切断面)および被切断半導体ウェーハ6の厚さの中心部である切断位置6cを含む半導体ウェーハ6に対向する位置迄移動させる(図1の5pおよび図5参照)。二次元CCDラインセンサ5により切断基準面2bおよび半導体ウェーハ6の両側面部6s1、6s2をミラー14を介して撮像し、切断基準面および半導体ウェーハ6の両側面部6s1、6s2の位置情報を取り込む。
【0025】
図6に示すように、この二次元CCDカメラ5より撮像された切断基準面2bおよび両側面部6s1、6s2を含む半導体ウェーハ6の画像信号は、二値化回路を含む画像処理装置9で二値化され、さらに画像処理されて出力される。この画像処理装置9からの出力は制御装置10に送られ、この制御装置10において、厚さtの半導体ウェーハ6の両側面部6s1、6s2の位置とウェーハ中央部6cの位置が演算され、厚さt0の片面拡散半導体ウェーハ19を形成するため切断基準面2bからウェーハ中央部6cまでの距離Lが演算され、送り量Lが決定される。決定された距離Lを半導体インゴット2の送り量Lの情報として主制御手段8に送り、主制御手段8により送り手段4を制御して、半導体インゴット2を送り量Lだけ送り、内周刃3をウェーハ中央部6cに位置させる。主制御手段8により制御装置10を介してセンサ手段移動機構11を制御し、二次元CCDカメラ5を進退させ、さらに内周刃3を回転させ、半導体インゴット2を上昇させて切断を開始する。切断を継続させて半導体インゴット2から2枚の片面拡散半導体ウェーハ19が得られる。2枚の片面拡散半導体ウェーハ19のうち1枚の片面拡散半導体ウェーハ19は接着剤18によって半導体インゴット2に接着されており、片面拡散半導体ウェーハ19の切断面が次工程の切断時の新たな切断基準面2となる。以後同様の工程を繰り返し、半導体インゴット2の切断が完了する。
【0026】
上述した切断工程において、内周刃3と半導体インゴット2の位置合わせ、すなわち半導体インゴット2の送り量Lの決定は、半導体ウェーハ6の両側面部6s1、6s2の位置およびウェーハ中央部6cの位置を演算して、切断基準面2からウェーハ中央部6cまでの距離Lを演算し、この距離Lを送り量Lとする。
【0027】
半導体ウェーハの厚さおよび接着剤の厚さのバラツキに起因するウェーハ中央部の位置にズレが生じているにも拘わらず、事前に設定された一定の送り量を送る従来の半導体インゴット切断装置とは異なり、本発明の半導体インゴット切断装置1は、半導体インゴット2において半導体ウェーハ6の個々の厚さのバラツキと半導体ウェーハ6同士を貼り合わせる接着剤18の厚さのバラツキの積み重ねによりウェーハ中央部6cの位置にズレが生じても、内周刃3は常にウェーハ中央部6cに位置し、このウェーハ中央部6cでの切断が行える。
【0028】
従って、切断工程毎に切断基準面2を新たな基準面とし、この切断基準面2からウェーハ中央部6cまでの距離Lを送り量Lとするので、内周刃3は常にウェーハ中央部6cに位置し、このウェーハ中央部6cでの切断が行え、常に両面拡散半導体ウェーハ6を均一に2分した2枚の片面拡散半導体ウェーハ19が得られる。
【0029】
次ぎに本発明に係わる半導体インゴット切断装置の他の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態の半導体インゴット切断装置と同一部分には、同一符号を付して説明する。
【0030】
図7に示すような他の実施形態の半導体インゴット切断装置21は、センサ手段としてレーザ変位センサ22が半導体インゴット2の上方に対向し、インゴット送り装置23の後退位置23pに設けられている。また、図8に示すようにレーザ変位センサ22は制御手段24、およびこの制御手段24を介して主制御手段8に接続されている。上記制御手段24はレーザアンプ25と制御装置26で形成されている。なお、レーザアンプ25と制御装置26は本実施形態のように、別個に形成されたものに限らず、一体に形成されたものでもよく、また、主制御手段8はレーザアンプ25と制御装置26と一体に形成されたものでもよい。
【0031】
上記インゴット送り装置23は半導体インゴット2を退出させるサーボモータ27とインゴット送り装置23を昇降させるシリンダ28を有している。
【0032】
本半導体インゴット切断装置21を用いた半導体インゴット2の切断方法について説明する。
【0033】
図7に示すように接着剤16を用いて半導体インゴット2をベース部材17に接着する。次ぎに、図8および図9に示すように主制御手段8によりサーボモータ27を働かせて半導体インゴット2を一定速度で前進させる。一定速度で前進する半導体インゴット2を上方よりレーザ変位センサ22で照射して、半導体ウェーハ6の側面形状の連続波形をレーザアンプ25を介して制御装置26に取り込む。制御装置26は半導体ウェーハ6の両側面部6s3、6s4、次々工程の半導体ウェーハ6の両側面部6s5、6s6の位置およびウェーハ中央部6c2、6c3の位置を演算して、切断基準面2b2からウェーハ中央部6c2、次々工程のウェーハ中央部6c3、…6cnとの距離L2、L3、…Ln等全ての位置情報を演算し、記憶する。この演算された距離L2を半導体インゴット2の送り量L2の情報として主制御手段8に送り、インゴット送り装置23を制御して、半導体インゴット2を送り量L2だけ送り、内周刃3をウェーハ中央部6cに位置させる。
【0034】
さらに内周刃3を回転させ、半導体インゴット2を上昇させて切断を開始する。切断を継続させて半導体インゴット2から2枚の片面拡散半導体ウェーハ19が得られる。次ぎの切断工程において、制御装置26に記憶され切断基準面2b2からウェーハ中央部6c2までの距離L3を呼び出し、この呼び出された距離L3を半導体インゴット2の送り量L3の情報として主制御手段8に送り、インゴット送り装置23を制御して、半導体インゴット2を送り量L3だけ送り、内周刃3をウェーハ中央部6cに位置させる。さらに内周刃3を回転させ、半導体インゴット2を上昇させて切断を行う。このような工程を繰り返し半導体インゴット2から2枚の片面拡散半導体ウェーハ19が得られる。以後同様の工程を繰り返し、半導体インゴット2の切断が完了する。
【0035】
本実施形態の半導体インゴット切断装置21においても、第1の実施形態の半導体インゴット切断装置と同様の効果が得られる。さらに、切断工程の開始時、半導体ウェーハ6の側面形状の連続波形をレーザセンサアンプ25を介して制御装置26に取り込み、全ての位置情報として事前に記憶しておき、各切断工程毎に位置情報を呼び出して半導体インゴット2の送り量L2、L3の決定に用いるので、迅速な切断が行える。
【0036】
なお、上記2実施形態は、半導体インゴットが多数の半導体ウェーハを接着剤で接着して形成されたものを用いた例で説明したが、チョクラルスキー法により引き上げられたシリコンインゴットの切断に用いてもよいのは勿論である。
【0037】
この場合には、送り量は切断工程前により入力手段により入力され記憶させておくが、送り量の基準面は新たな切断基準面とすることができるので、切断代に起因する誤差の影響を受けることなく、正確に厚さに半導体インゴットを切断することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係わる半導体インゴット切断装置およびこれを用いた切断方法によれば、半導体インゴットの切断位置の位置決めが正確であり、正確な厚さの半導体ウェーハを得ることができる。特に半導体インゴットの半導体ウェーハを厚さ方向に中心部から2分割する場合には、均一な厚さの2枚の半導体ウェーハを得ることができる。
【0039】
センサ手段に撮像カメラを用いる場合には、半導体ウェーハの両端面位置と切断基準面の位置情報を正確かつ容易に取り込める。
【0040】
センサ手段にレーザ変位センサを用いる場合には、全半導体ウェーハの両端面位置を記憶しておくことができ、迅速な位置決めができる。
【0041】
センサ手段を半導体インゴットに沿って進退するセンサ手段移動機構に設けているので、切断時センサ手段が切断工程の邪魔にならず、またセンサ手段が汚染されることがない。
【0042】
送り手段を半導体インゴットを移動させる半導体インゴット送り手段にする場合には、切断位置の位置決めが容易である。
【0043】
半導体ウェーハが両面が不純物で拡散された半導体ウェーハである場合には、均等の厚さの2枚の片面拡散ウェーハを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置の概略図。
【図2】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置に用いられるセンサ手段の取付状態を示す説明図。
【図3】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置に用いられる主要装置の状態図。
【図4】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置の送り手段に半導体ウェーハを取り付けた状態を示す説明図。
【図5】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置のセンサ手段の説明図。
【図6】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置のセンサ手段からの映像出力を示す説明図。
【図7】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置の他の実施形態の概略図。
【図8】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置の他の実施形態に用いられる主要装置の状態図。
【図9】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置の他の実施形態に用いられるセンサ手段の説明図。
【図10】 本発明に係わる半導体インゴット切断装置のセンサ手段からの半導体ウェーハの連続波形を示す説明図。
【図11】 本発明に係わる半導体インゴット切断の製造方法における切断位置決定プロセスを示すフロー図。
【図12】 一般に用いられている半導体インゴット切断の工程フロー図。
【図13】 従来の半導体インゴット切断装置の概略図。
【符号の説明】
1 半導体インゴット切断装置
2 半導体インゴット
2b 切断基準面
3 切断手段(内周刃)
4 送り手段(インゴット送り装置)
5 センサ手段(二次元CCDカメラ)
6 両面拡散半導体ウェーハ
6c ウェーハ中央部
6s1、6s2両側面部
7 制御手段
8 主制御手段
9 画像処理装置
10 制御装置
11 センサ手段移動機構
12 センサユニット
13 透光孔
14 ミラー
15 ガイド筒
16 接着剤
17 ベース部材
18 接着剤
19 片面拡散半導体ウェーハ
21 半導体インゴット切断装置
22 レーザ変位センサ
23 インゴット送り装置
24 制御手段
25 レーザアンプ
26 制御装置
27 サーボモータ
28 シリンダ
Claims (7)
- 多数の半導体ウェーハが接着されて形成された半導体インゴットを切断する切断手段と、前記半導体インゴットまたは前記切断手段を移動させて半導体インゴットを切断位置に位置させる送り手段と、前記半導体インゴットに対向して設けられ半導体インゴットの切断基準面及び半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り込むセンサ手段と、このセンサ手段からの位置情報を受け、前記切断基準面から半導体ウェーハ中央部までの距離を演算して決定する制御手段と、この決定された切断位置情報に基づき前記送り手段を制御して半導体インゴットを切断位置に位置させる主制御手段とを有することを特徴とする半導体インゴット切断装置。
- 上記センサ手段は撮像カメラであることを特徴とする請求項1に記載の半導体インゴット切断装置。
- 上記センサ手段はレーザ変位センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体インゴット切断装置。
- 上記センサ手段は半導体インゴットに沿って進退するセンサ手段移動機構に取付けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体インゴット切断装置。
- 上記半導体インゴットは多数の半導体ウェーハが接着剤により接着されて形成され、センサ手段は半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り込み、制御手段は取り込まれた位置情報から半導体ウェーハの厚さ中央部の位置およびこの厚さ中央部から切断基準面までの距離を演算して決定して送り情報が主制御手段に入力される一方、この主制御手段により送り手段を制御して、前記決定された距離を送り量として半導体インゴットを送り、切断手段で半導体インゴットを切断することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体インゴット切断装置。
- 多数の半導体ウェーハが接着剤により接着されて形成された半導体インゴットを用意し、半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り入れて半導体ウェーハの厚さ中央部の位置を測定し、さらに半導体インゴットの切断基準面を基準としてこの切断基準面と中央部までの距離を演算し、この距離を送り量として半導体インゴットを送り、半導体インゴットを切断することを特徴とする半導体インゴットの切断方法。
- 上記半導体インゴットの切断後、さらに新たな切断面を新たな切断基準面として半導体インゴットの切断基準面および半導体ウェーハの両側面部の位置情報を取り入れて半導体ウェーハの厚さ中央部の位置を測定し、以後同様の工程により半導体ウェーハの切断を繰り返し行うことを特徴とする請求項6に記載の半導体インゴットの切断方法。
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