JP3662091B2 - おむつカバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、おむつを装着する際に使用するおむつカバーに係り、特に装着状態において尿漏れを防止するようにした、おむつカバーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7および図8は、従来のおむつカバーの一例を示している。
図7は、おむつカバー1を内側から見た展開図であり、図において、おむつカバー1は全体としてほぼT字状を呈している。
このおむつカバー1は、具体的には、その中心領域に位置する腰当て部2と、この腰当て部の両サイドからそれぞれ翼状に延びるようにこの腰当て部2に連設されたふたつの押さえ部3,4と、上記腰当て部から垂下するように、この腰当て部に連設された股当て部5と、この股当て部5から一体に垂下設された前当て部6とから構成されている。
【0003】
このようなおむつカバー1は、図7に示すように、例えば紙おむつP1を配置し、図8に示すように、装着する。
つまり、図8に示すように、押さえ部3,4を内側に折り返して固定し、股当て部5付近を上方へ向かって折り返し、前当て部6によって使用者の下半身の前面を覆うようにして装着するようになっている。
これにより、このおむつカバー1は、装着者のおむつの外側を覆って、尿が外部に漏れることを防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなおむつカバー1においては、上述のように装着した場合に、装着者が寝た姿勢で尿をすると、その尿の一部がおむつカバー1の腰付近の上端側から外に漏れ出ることがある。
このため、図7のおむつカバー1では、その上端付近にギャザー2aを設けて、装着者の腰部に密着するようにするようにして、これをできるだけ防ぐようにしているが、なお充分ではない。
【0005】
そこで、このようなおむつカバー1では、おむつP1以外に、そのやや上よりに第2のおむつP2を入れて、おむつカバー1を装着するようにしている。これにより、第1のおむつP1で吸収しきれなかった尿が、上部の第2のおむつP2に吸収されることで、外部に漏れ出ることを防止している。
【0006】
しかしながら、このようにすると、おむつカバー1では、一回に2枚のおむつP1,P2を必要とし、不経済である。
また、おむつカバー1を装着すると、ギャザー部2aが装着者の腰をしめつけるために、寝たきりの老人等では床擦れの原因となるという問題があった。
【0007】
この発明は、以上の点を解決するためになされたもので、装着者の腰部を過度にしめつけることがないので、床擦れを防止でき、しかも1回に多数のおむつを使用する必要がない、おむつカバーを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、おむつを収容し得る大きさを有する本体部と、本体部から両側方にむかってそれぞれ延びていて、内側にそれぞれ折り返すことによっておむつを押さえる押さえ部とを備えており、前記本体部は、前記おむつの一面をカバーすることができる被覆布部と、この被覆布部の少なくとも一部の周縁部に沿って配置され、前記被覆布部との間におむつの周縁部を挟んで支持する支持布部とを有していて、前記被覆布部は、おむつカバーの少なくとも上縁部を含む縁部において、継ぎ目が生じないように、この縁部を回り込んで配置されている、おむつカバーにより、達成される。
【0009】
また、おむつカバーを展開した状態において、両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されていてもよい。
【0010】
また、おむつカバーを展開した状態において、前記支持布部が、その下端付近の隅部において開放されていてもよい。
【0011】
さらにまた、おむつカバーを展開した状態において、前記支持布部の下端付近は、そのほぼ中央部が左右に開閉されるように構成されていてもよい。
【0012】
また、おむつカバーを展開した状態において、両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されており、中央付近におむつを差し入れるための開口部を備えていて、この開口部の開口周縁の股部に対応した領域が伸縮部材により縁取りされた伸縮部とされていてもよい。
さらにまた、おむつカバーを展開した状態において、両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されており、中央付近におむつを差し入れるための開口部を備えていて、この開口部の開口周縁の股部に対応した領域以外の領域が伸縮しないように構成されていてもよい。
【0013】
上記構成によれば、本体部には、被覆布部があって、おむつを収容した装着状態においては、おむつを外側から被覆する。
おむつは、この被覆布部に対して、支持布部により、その周縁を支持される状態で、装着者の下半身を包囲し、本体部の両側方に延びる押さえ部を内側に折り返すことで、固定される。
【0014】
ここで、おむつカバーの上縁部には継ぎ目を生じないようにして、前記被覆布部がおむつカバーの上縁部をまわり込んで、配置されているから、被覆布部は、おむつの上縁部を液密的に包み込むことになる。
このため、おむつに完全にしみこまなかった尿は、おむつカバーの上端付近で阻止され、外部に漏れ出ることがない。
しかも、おむつカバーの上端付近から尿が漏れ出ることがないから、この部分にギャザー等の床擦れの原因となる構造を設ける必要がない。
尚、上述のおむつカバーの「上縁」とは、本願の図1の展開図において特定される上端位置を指すものである。
また、上記構成において、上記被覆布部は、おむつカバーの少なくとも上縁部を含む縁部において、継ぎ目が生じないように、この縁部を回り込んでいるものであるから、上縁部のみでなく、周縁部全体もしくは上縁部と、これ以外の周縁部の一部においても、継ぎ目がないように配置されていればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0016】
図1は、この発明を適用したおむつカバーの好適な実施形態を示す概略展開図であり、その内側を示している。
図示するように、おむつカバー10は、展開状態において、全体がほぼT字状を呈しており、その本体11の中央付近に位置する腰当て部12と、この腰当て部12の両サイドからそれぞれ翼状に延びるように、この腰当て部に連設された第1及び第2の押さえ部13,14と、上記腰当て部12から垂下するように一体に連設された股当て部15と、この股当て部から一体に垂下設された前当て部16とを備えている。
【0017】
おむつカバー10の本体部にある腰当て部12,股当て部15,前当て部16は、通常、一体に形成されるものであり、これらの各部には厳密な領域区分はない。
すなわち、腰当て部12は、使用者がおむつカバー10を装着する際にほぼその腰のあたりに接する。股当て部15は腰部に続く股間領域を覆うようになっており、このため、展開状態ではその両サイド部は内側に緩い曲線を描くような形状を呈している。
前当て部16は、股間に続く下腹部から、ウエストあたりまでを覆うようになっており、その上部の両サイドは股当て部からの曲線の延長を呈している。
【0018】
前当て部16の両側辺には、固定手段としての複数対の面ファスナー16a,16bが縫着等の手段により配設されている。これにより、後述するように、第1及び第2の押さえ部13,14に対して、固定できるようになっている。
【0019】
これら腰当て部12,股当て部15,前当て部16を有する本体11は、おむつカバー10の装着状態において、後述ように、おむつを包囲する被覆布部17を構成している。この被覆布部17は、表側が防水素材として、例えばポリエステル100パーセントのエステルムースでなり、裏側(おむつ側)が、防水性と透湿性を備えた素材、例えばポリウレタンをラミネート加工した素材で形成されている。
【0020】
図1に示すように、本体11の被覆布部17の周縁部に沿って、支持布部18が設けられている。
支持布部18は、例えば表側がポリエステル100パーセントのエステル天竺等により形成されており、支持布部18は、本体11の周縁を縁取るにように配置され、その中央に大きな開口部19を備えている。つまり、支持布部18は、図1のA−A線端面図である図2に示すように、被覆布部17の周縁部に対して縫着等の手段によって固定されている。
これによって、図2に示されているように、本体11の周縁部は、被覆布部17と支持布部18とによって、袋状に形成されており、後述するおむつPを周縁部において挟み込んで支持できるようになっている。
【0021】
上記開口部19は、図1に示されているように、開口周縁の上側26が飾り糸で縫い取りされていることで、伸縮しない非伸縮部となっている。また開口部19の下側周縁で、装着者の股部に対応する領域25は、オペロン等を縫い取りすることにより、伸縮し得る伸縮部となっている。
これにより、おむつカバー10を装着したとき、使用者の股部に伸縮部25が、フィットするようになっている。
また、非伸縮部26を設けることにより、おむつカバーを装着したとき、使用者の腰部等に開口部19の周縁部が位置しても、皺が寄った伸縮部材等が当たることがなく、床擦れの原因となることがないようになっている。
また、開口部19に伸縮しない領域である非伸縮部26を設けることで、開口部19の上半分がその周縁に沿って引っ張られて皺がよったりすることがなく、後述するように、おむつPを差し入れる作業がし易い。
【0022】
さらに、支持布部17は、図1に示すように、図において下端付近のふたつの隅部が、例えばR状に切欠かれて開放され、開放隅部18a,18bとなっている。
この開放隅部18a,18bには、支持布部18と被覆布部17との間にはさまれるおむつPの下端の隅部Pa,Pbが露出するようになっている。
【0023】
さらにまた、この支持布部18の下端領域には、開口部19の下端から、本体11の下端にかけて切り離され形成された開閉部18cが設けられている。この開閉部18cに沿って、支持布部18の下端領域は左右に開閉するようになっている。また、開閉部18cは固定手段としての面ファスナー18eにより開閉自在に着脱されるようになっている。
【0024】
ここで、被覆布部17は、図1のB−B線断面図である図3に示すように、裏面側から表面側に回り込むように配置されている。これによって、図1のおむつカバー10の上端領域17aは、継ぎ目のない(縫い目のない)部分となり、回り込んだ被覆布部17は、図1の17bの箇所において、支持布部18に対して縫着等の手段により、固定されている。
【0025】
したがって、図3に示されているように、おむつカバー10の上端領域17bが縫い目のない袋状に形成されていることにより、おむつカバー10内に収容されたおむつPに吸収しきれなかった尿が、この上端領域17aから外部に漏れることがないようになっている。
【0026】
押さえ部13,14は、腰当て部12の両サイドから、図1に示すように、ほぼ翼状に一体的に延出している。一方の押さえ部14の先端領域の内側には、図1に示すように面ファスナー14aが固定されている。また、押さえ部13,14の表面側は、例えば、好ましくは起毛パイル等の面ファスナーを固定しやすい材料で覆われている。押さえ部13,14の内側は例えばポリウレタンを積層した素材でなり、裏面側は、例えばエステル天竺等により形成されている。
【0027】
本実施形態のおむつカバーは以上のように構成されており、次にその使用方法等について説明する。
図4に示すように、おむつカバー10の支持布部18の下端の開閉部18cを開いて、おむつ,例えば紙おむつPを内側へ入れる。
つまり、このおむつカバー10では、支持布部18の開口19内におむつPを差し込んで、被覆布部17と支持布部18との間におむつPを挟み込む。これにより、おむつPは、おむつカバー10を装着した状態において、位置ずれを生じない。
この場合、開閉部18cを開閉することにより、開口部19内におむつPを容易に差し込むことができる。
【0028】
上記開口部19内におむつPを差しいれて、セットすると、図5に示す状態となる。
この状態では、おむつPは、おむつカバー10の周縁部に設けた袋状部分(図2参照)に、その周縁部を挟まれて位置決めされている。このおむつPの中央部分は、開口部19を介して、おむつカバー10の内側に露出している。
さらに、おむつPが図5に示すようにセットされた状態では、このおむつPの左右下端部Pa,Pbは、支持布部18の下端の各開放部18a,18bにて露出している。
【0029】
したがって、おむつPを使用者にセットするときは、先ず、左右の押さえ部13,14を内側に折り返す。次に、作業者は、このおむつPの露出した左右下端部Pa,Pbを手で抑えつつ、おむつカバー本体11の下端部側を上方へ折り返すようにする。この状態は図示されていないが、図8の従来の装着の仕方と同じであり、この時に、作業者は、図1の前当て部16付近を上方にもっていき、装着者の前部に当てるようにして、押さえ部14のパイル地等の表面に図1の面ファスナー16a,16bを固定する。この時に、作業者は、おむつPの端部Pa,Pbを手で抑えながら作業できる。したがって、この作業の際にセットしたおむつPが位置ずれを起こすことがない。
【0030】
このようにして、装着者の下半身に装着した本実施形態のおむつカバー10にあっては、おむつPは、被覆布部17と支持布部18の間にセットされているので、位置ずれすることがなく、本体11の側面側は、袋状になっているから、内側のおむつPから排泄された尿が、側方へ漏れることはない。
【0031】
しかも、おむつカバー10の上端部である上端領域17a(図1参照)は、図3に示されているように袋状となっていて、内側におむつPが収容されている。したがって、この上端領域からも、排泄された尿が漏れ出ることがない。しかも、上縁部17aは、縫い目も存在しないように形成されている。このため、僅かな量の尿もこの上縁部17aから漏れることがなく、完全に封じられることになる。したがって、おむつカバーの腰付近に、従来のように余分におむつPをあてがう必要がなく、1回分のおむつが従来の半分で済む。
さらに、おむつカバー10の上端領域17aについて、上述のように尿漏れを完全に防止した結果。おむつカバー10の上縁部に従来のようにギャザー構造を採用する必要がなくなった。
このため、おむつカバー10を装着しても、装着者は、おむつカバー10の上縁部において締めつけられることがなく、この部分のギャザーによって、従来のように床擦れが起こることも防止される。
【0032】
さらに、おむつPを取り替えるために、外す場合には、図6に示されているように、先ずおむつカバー10を展開状態とする。
次に、支持布部18の下端の開閉部18cを左右に開くと、おむつPの下端部が露出する。したがって、作業者は、この下端部を手に持って矢印の方向に引けば、汚れたおむつPは簡単に外部に引き出される。
このように、おむつPを取り替える際に汚れたおむつPを簡単に外して取り出すことができる。
【0033】
尚、上述した実施形態においては、主として老人用のおむつのおむつカバーについて説明したが、全く同一の構造にて、幼児のおむつに適用されるおむつカバーを構成できることは言うまでもない。
左右の押さえ部13,14や前当て部16、開閉部18c等の固定手段として、上述の実施形態では、面ファスナーを採用しているが、スナップ等の他の固定手段を用いてもよい。
おむつPは、紙おむつだけでなく、布おむつを使っても、本発明のおむつカバーを適用できる。
被覆布部17や支持布部18は、さらに多数の布を積層して構成してもよい。また、被覆布部17や支持布部18は、別の布でなく、同一の布で一体に形成してもよい。この場合、展開状態におけるおむつカバーの上端部だけでなく、全ての縁部に関して継ぎ目まいし縫い目がこないように被覆布部が折り返されていてもよく、また、上端部を含む他の縁部だけが折り返されていてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、装着者の腰部を過度にしめつけることがないので、床擦れを防止でき、しかも1回に多数のおむつを使用する必要がない、おむつカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態に係るおむつカバーの概略展開図である。
【図2】図1のおむつカバーのA−A線端面図である。
【図3】図1のおむつカバーのB−B線断面図である。
【図4】図1のおむつカバーの使用方法を説明する図である。
【図5】図1のおむつカバーの使用方法を説明する図である。
【図6】図1のおむつカバーの使用方法を説明する図である。
【図7】従来のおむつカバーの一例を示す概略展開図である。
【図8】図7のおむつカバーの装着状態を示す図である。
【符号の説明】
10・・・おむつカバー、11・・・本体、12・・・腰当て部、13・・・第1の押さえ部、14・・・第2の押さえ部、15・・・股当て部、16・・・前当て部、17・・・被覆布部、17a・・・上縁部、18・・・支持布部、18a,18b・・・開放部、18c・・・開閉部、19・・・開口部、P・・・(紙)おむつ。
Claims (6)
- おむつを収容し得る大きさを有する本体部と、
本体部から両側方にむかってそれぞれ延びていて、内側にそれぞれ折り返すことによっておむつを押さえる押さえ部と
を備えており、
前記本体部は、前記おむつの一面をカバーすることができる被覆布部と、
この被覆布部の少なくとも一部の周縁部に沿って配置され、前記被覆布部との間におむつの周縁部を挟んで支持する支持布部と
を有していて、
前記被覆布部は、おむつカバーの少なくとも上縁部を含む縁部において、継ぎ目が生じないように、この縁部を回り込んで配置されていることを特徴とする、おむつカバー。 - おむつカバーを展開した状態において、
両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のおむつカバー。 - おむつカバーを展開した状態において、
前記支持布部が、その下端付近の隅部において開放されている
ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつカバー。 - おむつカバーを展開した状態において、
前記支持布部の下端付近は、そのほぼ中央部が左右に開閉されるように
構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のおむつカバー。 - おむつカバーを展開した状態において、
両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されており、
中央付近におむつを差し入れるための開口部を備えていて、
この開口部の開口周縁の股部に対応した領域が伸縮部材により縁取りされた伸縮部とされている
ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつカバー。 - おむつカバーを展開した状態において、
両方の側縁部が、前記被覆布部と前記支持布部とによって、袋状に構成されており、
中央付近におむつを差し入れるための開口部を備えていて、
この開口部の開口周縁の股部に対応した領域以外の領域が伸縮しないように構成されている
ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06203197A JP3662091B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | おむつカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP06203197A JP3662091B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | おむつカバー |
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JPH10234780A JPH10234780A (ja) | 1998-09-08 |
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Family
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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- 1997-02-28 JP JP06203197A patent/JP3662091B2/ja not_active Expired - Lifetime
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