JP3661542B2 - 梱包設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防錆性を要求される被梱包体、例えば積層した鋼板等の金属シートに、熱収縮性フィルムで梱包を行う金属材等の梱包設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば鋼板等の金属シートを積層した被梱包体(以下本明細書においては、金属シート等の本来の被梱包体、前記金属シートの保護・防錆などの目的で同梱される保護板等、および、その時点において金属シート等を既に包装している包装材を一体として指す)を長期に保管したり、遠距離を搬送するに際しては、金属シートが発錆しないように、丁寧な梱包を行う必要がある。近年、透水性がなく、かつ熱により収縮するポリエチレン等の熱収縮樹脂フィルムを用いて積層した金属シートの少なくとも側面部の密着梱包を行うことが実用化されている。その一例を特開平9-39907 号公報に基づき説明する。
【0003】
図6はこの公報記載の梱包状態を示す部分断面図で、Sはスキッド、MはスキッドS上に積層された鋼板等の積層金属シート、Gは積層金属シートMの最上面に載置する保護板、Rは気化性防錆剤を含浸させたクラフト紙などの防錆紙、Fはポリエチレン樹脂等の熱収縮性フィルム、Cは被梱包材保護のために角部にあてがうコーナアングル、pは積層金属シートMと防錆紙Rとの間に形成される空気層、qは防錆紙Rと熱収縮性フィルムFとの間に形成される空気層である。
【0004】
この梱包方法は、複数枚の金属シートを直方体状に積層させ、この積層金属シートMの側面に防錆紙Rを胴巻きし、さらにその外側を覆うように熱収縮性フィルムFを胴巻きして加熱を行い熱収縮させ、これを密着させる。積層金属シートMの最上面に保護板Gを載置し、上面、下面の四辺に各辺の長さに対応したコーナアングルCをあてがった状態でコーナアングルCの外側から鋼バンドを巻き付け、積層金属シートMと防錆紙Rとの間に空気層pを、また防錆紙Rと熱収縮性フィルムFとの間に空気層qを、すなわち積層金属シートMの周囲に2重の空気層を形成するので、外部からの湿気の侵入をほぼ完全に防止することができるとともに、防錆力が急激に低下してしまう可能性が少なくなり、防錆紙Rと熱収縮性フィルムFとが分離しているから、梱包を解いた後に回収、再利用も容易であるなどの効果を奏するものである。なお、梱包に際してはこの他に衝撃吸収材(図6には示さず)を用いることもある。
【0005】
衝撃吸収材は厚紙、ボール紙、樹脂等の軟質の板で、荷役の際の当て疵や、木製スキッドの足部の形状等が製品である金属シートに転写されることなどを防止するものであり、積層金属シートMの上面およびスキッドSの直上、すなわち積層金属シートMの最下面に置くのが普通である。上部の衝撃吸収材は、積層金属シートMの直上に、あるいは防錆紙Rによる梱包の上から載置してもよい。
【0006】
保護板Gは、一般に製品と同寸法の金属シートM自身もしくはステンレス板が用いられ、上面からの湿気の侵入による錆から金属シートMを保護する。また、下面からの湿気の侵入を防止するために、別の保護板をスキッドS上に置くことがある(図6には示さず)。
防錆紙Rとしては、通常、気化性防錆剤を含浸させたクラフト紙が使用される。表面をラミネート処理した防錆紙もあるが、ラミネート層がシュリンク処理に耐えられないため、熱収縮性フィルムの包装には通常使用されない。
【0007】
このような梱包体において、積層金属シートの上下面については前記の保護板によって保護されるからほとんど問題がないが、積層側面については湿気が侵入しやすく、とくにめっき鋼板の場合、端面にはめっき層がないため一層錆びやすいという問題があったが、側面全周にわたって熱収縮性フィルムを密着させることにより外気の侵入をある程度防止することができるようになった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように上下面および側面全周について外気の侵入はある程度遮断されており、製品の上部は厚紙または鉄板等の保護板Gを用いることでほぼ完全に密着され気密性が確保されるものの、製品の下部は、熱収縮性フィルムの収縮力のみによる密着では隙間が生じやすく密着性を確保することが困難であり、気密性が低下してしまうという欠点があった。この欠点に対し、上述のように別の保護板をスキッドS上に置いたり、テープによる目貼りを行うなどの対策をとることも可能であるが、梱包工程が追加されて煩雑となり、また、梱包資材費が高くなるという問題があった。更に、テープで目貼りされていると開梱性を損なうという問題も生じる。
【0009】
本発明は、上記課題を解決し、より気密性の高い梱包設備を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1) 熱収縮性フィルムは、熱溶着が可能であること。
(2) 金属材等を載置する下部保護材としては、木製スキッドに代表されるように熱収縮性フィルムとの溶着が容易に行える材料が主に用いられること。
の2点に着目してなされたものであり、熱収縮性フィルムと下部保護材を熱溶着することで熱収縮性フィルムの密着性の向上を図るものである。
【0011】
すなわち、本発明は、被梱包体Xを熱収縮性フィルムFで包装した後熱収縮処理を行う梱包設備であって、被梱包体Xを熱収縮性フィルムFで包装する熱収縮性フィルム包装設備4と熱収縮処理を行う熱収縮処理設備6との間に被梱包体Xの下部保護材Sと熱収縮性フィルムFとの溶着処理を行う熱収縮性フィルム溶着設備5を配設した梱包設備である。
【0012】
そして、上記熱収縮性フィルム溶着設備5が、下部保護材Sの下面側の四方の少なくとも一辺を一度に溶着することを特徴とする梱包設備であって、熱収縮性フィルム溶着設備5が、複数に分割した発熱体15a と、発熱体15a を保持する保持台15c と、保持台15c と発熱体15a の間に配設したクッション部材15b と、保持台15c を押圧することで分割した発熱体15a を下部保護材Sの下面側に当接させる押圧手段15d と、からなることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の梱包は、図1に例として示すような被梱包体Xに対して適用される。図1に示された金属材の被梱包体Xは、金属材Mとして鋼板等の金属シートを積層した場合の形態を示している。
この金属材Mが木製のスキッド等の下部保護材Sの上に載置されており、金属材Mの上部には衝撃吸収材Pが載せられている。ここで、Saは下部保護材に付設されたスキッド足部である。
【0015】
また、図1では、金属材被梱包体Xの周囲に熱収縮性フィルムFが巻き付けられた状態を示している。
ただし、図1では、金属材被梱包体に通常適用されている防錆紙、コーナアングル等、本発明の実施に直接関係しないものの記載は省略している(以下、特に断らない限り同様)。
【0016】
ここで、図示しない下辺折込設備で熱収縮性フィルムFの下辺をスキッド側へ折り込んだ後、図2(c)に示すように、熱収縮性フィルム溶着設備5の可動腕5bを作動させ発熱体5aを熱収縮性フィルムに押し付けて、下部保護材Sと熱収縮性フィルムFの少なくとも一部を溶着させるのである。なお、下辺折込み設備はたとえば可動腕を用いて熱収縮性フィルムFの下辺を機械的に折り込ませる構成とすればよいが、この可動腕と熱収縮性フィルム溶着設備5の可動腕5bを一体あるいは兼用としてもよい。熱収縮性フィルム溶着設備5の構造も図示のものに限定されるものではない。
【0017】
ここで、溶着は、図2(a)〜(c)にWで示すように下部保護材Sの一辺に対し、長方形形状の溶着を3箇所程度行うことが好ましいが、これに限定されるものではなく、例えば図3(a)〜(c)にWで示すように熱収縮性フィルムの端部を点状に溶着してもよい。要は、各辺において一箇所以上の溶着をすればよいのである。また、下部保護材Sの周囲の4辺すべてにおいて溶着処理を行ってもよいが、いずれかの一辺の溶着を行うだけであってもよい。
【0018】
図7は、熱収縮性フィルム溶着設備5を用いた自動化ラインに好適な溶着について示しており、下部保護材Sの側面下部を溶着箇所としたものである。一方、オペレータがマニュアルで溶着を行う場合や、自動化ラインであって複雑な動きが可能な高度の自動化機器を適用する場合にあっては、図2、図3に示すように熱収縮性フィルムFの下部を折り込み、その折り込んだ部分と下部保護材Sの下面側を溶着する方が密着性が向上し気密性も高くなる。なお、図7における溶着箇所と個数については既に図2、図3で説明したのと同様である。
【0019】
また、以上では下部保護材Sを木製のスキッドとして説明したが、これに限定されるものではないことは明らかであり、比較的熱伝導率が低く、熱収縮性フィルムに対する溶着性の良好なものであればよく、例えば、樹脂製、段ボール製等の保護材を適用することもできる。
なお、倉庫内での通常の保管状態では以上の溶着処理を行うことで十分であるが、船便等で長期輸送を行う場合や、屋外保管等のように保管状況が劣悪な場合においては、梱包体の密封度を更に高める必要がある。そのため、下部保護材Sの下面側の4辺を厳重に溶着しシールすることが好ましい。このようにシールすることで、シュリンクラップした後の梱包体の密封度を更に高めることができるのである。
【0020】
次に、本発明の梱包設備を適用した梱包ラインにつき、図4に基づき説明する。
図4はその梱包設備を示す平面図であり、1はローラコンベヤ等の搬送設備、2は防錆紙包装設備、3は防錆紙を巻き付けるためのターンテーブル、4は熱収縮性フィルム包装設備、5は熱収縮性フィルム溶着設備(ここで、点線で示すように搬送設備1を挟んで両側に設置してもよく、片側のみでもよい)であり、ターンテーブル3を用いて金属材被梱包体Xを転回させて下部保護材Sの4辺すべての溶着処理を行うようにしてもよい。6はシュリンク炉である。
【0021】
また、図5(a)・・・(e)は、図4の搬送設備のa・・・eで示した位置における被梱包体の状態を概念で示す模式断面図で、各符号はこれまで使用したものと同じである。
すなわち、本発明が適用されるフィルム梱包設備は、搬送設備1上で金属材を防錆紙で包装した後、さらに熱収縮性フィルムで包装して熱収縮処理を行う金属材被梱包体の梱包設備であって、熱収縮性フィルム溶着設備5を、前記搬送設備1においてこの金属材被梱包体をさらに熱収縮性フィルムで包装する熱収縮性フィルム包装設備4とシュリンク炉6の間に設置したことを特徴としているのである。
【0022】
熱収縮性フィルム溶着設備5は、例えば、先端に長方形等の発熱体5aを有するエアシリンダ等で熱収縮性フィルムFと下部保護材Sを押し付けて溶着するものでも良いし、3次元駆動アームを有するロボットのアーム(可動腕)5bの先端に長方形等の発熱体5aを持たせ、熱収縮性フィルムFと下部保護材Sを溶着させるものであってもよい。3次元駆動アームを有するロボットであれば、図2、図3で説明した位置での溶着を行わせることも容易である。ここで、長方形の発熱体としては板状のニクロム線ヒータ、セラミックヒータ等をあげることができる。
【0023】
ここで、梱包体保管の環境が悪いと予想される場合の熱収縮性フィルムの溶着処理について説明する。
この場合、被梱包体Xの下部保護材Sの下面側の4辺を厳重に溶着しシールして梱包体とすることが好ましい。
しかしながら、被梱包体Xは金属板Mを多層に重ねたものであり非常に重いため、図8に示すように、たわみが生じる場合がある。
【0024】
このように下部保護材Sがたわんだ状態では、板状発熱体15a を下部保護材Sに当接させて一度にシールを行おうとしても、図9に示すような隙間が生じ、図示しない熱収縮性フィルムを辺方向に隙間なく溶着することができず、手直しを行うことが必要となる。
そこで、下部保護材Sの下面側の少なくとも一辺を一度に溶着処理する場合には、図10(a)に示す構造の熱収縮性フィルム溶着設備5を採用することが好ましい。なお、図10では、熱収縮性フィルム等の記載は省略している。
【0025】
図10(a)に示す熱収縮性フィルム溶着設備5は、下部保護材Sがたわんだ状態であっても、下部保護材Sの下面側の一辺を一度に溶着することを可能とするものである。すなわち、ここで示す熱収縮性フィルム溶着設備5においては、板状発熱体15a を複数に分割することを特徴とする(図示では、3分割した例を示すが、これに限定されない。)。そして、保持台15c と板状発熱体15a の間に板バネ15b をクッション部材として挟み込み、図10(b)に示すように、保持台15c を、押圧手段15d を用いて下部保護材Sの下面側に押圧する。こうすることで、板状発熱体15a がたわみのある下部保護材Sのたわみに沿って当接することから、下部保護材Sの下面側の一辺を一度に溶着することが可能となる。
【0026】
ここで、図10においては、クッション部材として板バネを例示したが、これに限定されず、分割した板状発熱体を下部保護材のたわみに沿わせて当接することが可能であればよく、エアマットのようなものであってもよい。また、各種スプリングやダンパ等を用いてもよい。
また、分割した板状発熱体としては、ニクロム線ヒータ、セラミックヒータ等を好適とする。板状発熱体の板幅は、特に限定するものではなく、熱溶着処理が可能であれば良く、例えば、線状ヒータとすることもできる。
【0027】
板状発熱体15a を下部保護材Sの下面側に押圧するための押圧手段15d としては、油圧シリンダを好適とするが、エア駆動やモータ駆動としても良く、また、手動で押し付けるようにしても良い。
次に、この梱包ラインでの梱包作業の実施の形態の例を具体的に説明する。
まず、図4の搬送設備1上の位置aにロットが搬入される。この時点における被梱包体はスキッドSに積層金属シートMが載置されたものである。積層金属シートMの上下に衝撃吸収材Pが載せられている場合もある。衝撃吸収材Pは、この例では厚さ 1mm、重量 920g/m2 のボール紙である。
【0028】
載置後の状態を図5(a)に示す。つづいて防錆紙包装設備2に併置されたターンテーブル3においてロットを回転させ、ロール状の防錆紙Rを積層金属シートMの側面全周に巻き付け、つづいて上面にはみ出した分を折り畳む。これが図5(b)である。防錆紙Rは、防錆剤を含浸させたクラフト紙である。
つぎに熱収縮性フィルム包装設備4によりロール状の熱収縮性フィルムFを両側から引出して防錆紙Rの上から両側に巻き付け、被梱包体を完全に囲ったところで両側から加熱接着して図5(c)の状態とする。
【0029】
そして、熱収縮性フィルム溶着設備5で熱収縮性フィルムFと下部保護材Sの少なくとも一部を溶着させる。その状態を示したのが図5(d)である。
最後にシュリンク炉6を通過させる間にこれを収縮させて図2(e)の状態とし、搬出する。
シュリンク炉6は、比較的低温で炉内の温度分布もよいことから電熱を利用した熱風方式のものが好ましい。炉温(炉内雰囲気温度) 160〜200 ℃で、処理時間は20〜120 秒程度である。
【0030】
なお、以上はあくまで一実施形態を示すものであり、本発明における熱収縮性フィルム等の材料の選択や、搬送設備、包装設備等は上記の例に限定されるものではない。また、衝撃吸収材による上面の保護と、防錆紙による梱包とは、順序を逆にしてもよい。
ここで、シュリンク炉6での熱収縮性フィルムの収縮は、温度範囲160 〜200 ℃で行う。なお、熱溶着はニクロム線加熱によりフィルムを融点以上に加熱し一旦溶融させて接着することを指し、熱収縮とは現象面での相違がある。
【0031】
【実施例】
被梱包体を、冷間圧延後、焼鈍を経てすずめっき処理した切り板のロットとし、そのロットの製品梱包ラインに本発明を適用した。
(実施例1)
従来では、熱収縮性フィルム包装設備4によりロール状の熱収縮性フィルムFを巻き付けた状態でシュリンク炉に搬入していたが、本発明では、熱収縮性フィルムFを巻き付けた後、シュリンク炉に搬入する前に、熱収縮性フィルム溶着設備5で熱収縮性フィルムFと下部保護材Sを溶着しヒートシールを行った後シュリンク炉に搬入している。
【0032】
その結果、倉庫で1年間保管後に、従来の例では100 ロット中2ロットに錆の発生が認められたが、本発明の適用によって、錆の発生は皆無となった。
(実施例2)
実施例1で説明した従来の例と、熱収縮性フィルムFと下部保護材Sを通常のヒートシール後シュリンク炉に搬入した本発明例1と、図10に示す熱収縮性フィルム溶着設備を適用し、厳重にシールを行った後シュリンク炉に搬入した本発明例2について、それぞれ、船便で長期輸送後、現地での高温多湿の環境下で1年間の保管を行った。
【0033】
その結果、従来の例では10ロット中5ロットに錆が発生し、本発明例1の場合であっても10ロット中2ロットに錆の発生が認められた。一方、本発明例2では、劣悪な環境であるにもかかわらず錆の発生は皆無であった。
【0034】
【発明の効果】
本発明によって、熱収縮性フィルムFと下部保護材Sの密着性が向上し、被梱包体の気密性が更に高くなり、錆発生を有効に防止することができ、品質管理上きわめて優れた効果を奏するようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱収縮性フィルムを巻き付けた被梱包体を示す斜視図である。
【図2】熱収縮性フィルムの被梱包体への溶着手段について説明する模式図であり、それぞれ(a)は底面、(b)は正面、(c)は側面を見た図である。
【図3】熱収縮性フィルムの被梱包体への別の溶着手段について説明する模式図である。
【図4】本発明を適用した被梱包体の梱包設備の一例の平面図である。
【図5】図4の所定位置における被梱包体を示す模式断面図である。
【図6】金属材被梱包体の梱包状態を説明する部分断面図である。
【図7】熱収縮性フィルムの被梱包体への別の溶着手段について説明する模式図である。
【図8】被梱包体が重みでたわむ様子を示す断面図である。
【図9】熱収縮性フィルム溶着設備の板状発熱体とスキッドの間に隙間が生じる様子を説明する模式図である。
【図10】板状発熱体とスキッドの間に生じる隙間を解消した熱収縮性フィルム溶着設備について説明する模式図である。
【符号の説明】
1 搬送設備
2 防錆紙包装設備
3 ターンテーブル
4 熱収縮性フィルム包装設備
5 熱収縮性フィルム溶着設備
5a 発熱体
5b 可動腕
6 シュリンク炉(熱収縮処理設備)
15a 板状発熱体
15b 板バネ(クッション部材)
15c 保持台
15d 押圧手段(油圧シリンダ)
F 熱収縮性フィルム
M 積層金属シート(金属材)
P 衝撃吸収材
R 防錆紙
S スキッド(下部保護材)
Sa スキッド足部
W 溶着部
X 被梱包体
Y 梱包体
Claims (1)
- 積層した金属シートである被梱包体Xを熱収縮性フィルムFで包装した後熱収縮処理を行う梱包設備であって、前記被梱包体Xを熱収縮性フィルムFで包装する熱収縮性フィルム包装設備4と熱収縮処理を行う熱収縮処理設備6との間に被梱包体Xの下部保護材Sと熱収縮性フィルムFとの溶着処理を行う熱収縮性フィルム溶着設備5を配設するとともに、
前記熱収縮性フィルム溶着設備5が、下部保護材Sの下面側の四方の少なくとも一辺を一度に溶着することを特徴とする梱包設備であって
熱収縮性フィルム溶着設備5が、
複数に分割した発熱体 15a と、
発熱体 15a を保持する保持台 15c と、
保持台 15c と発熱体 15a の間に配設したクッション部材 15b と、
保持台 15c を押圧することで分割した発熱体 15a を下部保護材Sの下面側に当接させる押圧手段 15d と、
からなることを特徴とする梱包設備。
Priority Applications (1)
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JP2000034112A JP3661542B2 (ja) | 1999-02-12 | 2000-02-10 | 梱包設備 |
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JP2000296811A JP2000296811A (ja) | 2000-10-24 |
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