JP3660742B2 - ジョークラッシャの出口隙間調整装置 - Google Patents

ジョークラッシャの出口隙間調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はジョークラッシャの出口隙間調整装置の改善に関し、より詳しくはジョークラッシャのメインテナンススペースを確保し得て、しかも自動的に破砕製品の出口隙間を調整することを可能ならしめるようにしたジョークラッシャの出口隙間調整装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、岩石等の被破砕物の破砕作業の継続により、固定ジョープレートの破砕歯とスイングジョープレートの破砕歯とが次第に摩耗し、これら両プレートの下側に形成される破砕製品の出口隙間が広くなる。破砕製品の出口隙間が広くなると所定粒度範囲内の粒度の破砕製品を得ることができなくなるので、出口隙間調整装置により破砕製品の出口隙間が再調整される。このような出口隙間調整装置は、通常は手動でスイングジョーの下側を固定ジョープレート側に移動させて空いたスペースにシムを挿入して、固定ジョープレートとスイングジョープレートとの下側に形成される破砕製品の出口隙間を調整するものである。
【0003】
出口隙間調整装置は、例えば実開昭5−9643号公報(但し、出口隙間の調整作業に際してトグルプレートを確実に挟持し、その脱落を防止することを目的としている。)に示されているので、この従来例に係る出口隙間調整装置を、ジョークラッシャの側面断面図の図5を参照しながら説明すると、同図に示す符号50は、固定ジョープレート51と、これに対して接近、かつ離反する運動を繰り返すスイングジョープレート52aを備えたスイングジョー52とを有するダブルトグル式のジョークラッシャである。
【0004】
このジョークラッシャ50のバックフレーム53には、後述する出口隙間調整装置60が設けられている。この出口隙間調整装置60は、バックフレーム53のスイングジョー52に設けられるブロック支持ベース61と、このブロック支持ベース61の中空部に水平保持されるブロック作動ロッド62と、このブロック作動ロッド62をスイングジョー52の方向に移動させる手動操作式の押出ボルト63と、ブロック支持ベース61のスイングジョー52側に支持され、前記ブロック作動ロッド62を介してスイングジョー52の方向に移動されるトグルブロック64と、このトグルブロック64の移動をスイングジョー52の下部側に伝達する第1トグルプレート65、ピットマンアーム66、第2トグルプレート67とから構成されている。
【0005】
従って、作業者等の手動による押出ボルト63の回転操作により、ブロック作動ロッド62がスイングジョー52の方向に移動されると、トグルブロック64、第1トグルプレート65、ピットマンアーム66、第2トグルプレート67を介して押され、スイングジョー52の下側が固定ジョープレート51側に移動するので、固定ジョープレート51とスイングジョープレート52aとの下側に形成される破砕製品の出口隙間tが調整される。なお、トグルブロック64とブロック支持ベース61との間の隙間にはシム64aが介装される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のとおり、ジョークラッシャの出口隙間を手動式の出口隙間調整装置によっても破砕製品の出口隙間を確実に調整することができる。ところで、手動による出口隙間の調整作業には、多大な時間と労力とを要することが知られている。例え、出口隙間の調整作業に多大な時間と労力とを要するとしても、その調整作業の頻度が少なければそれほど問題とはならないと考えられるが、特に被破砕物が硬質岩である場合には出口隙間の調整作業を頻繁に行わなければならないので、新規ジョークラッシャに対しては勿論のこと、既納ジョークラッシャに対しても出口隙間調整作業の自動化に対する顧客の強い改善要求がある。
【0007】
このような顧客の上記要求に応え得て、しかもジョークラッシャのメインテナンスを行い易くするためには、スイングジョープレートのバックプレート側の空間が広いことが望ましく、従って出口隙間調整装置はコンパクトであることが要求される。例えば、出口隙間調整装置を自動化するために油圧シリンダを採用するとした場合、トグルブロックをスイングジョープレート側に移動させる水平状態に配設される油圧シリンダと、移動した位置においてトグルプレートを介して伝達されるスイングジョープレートからの反力に耐え得るようにトグルブロックを保持する鉛直状態に配設される油圧シリンダとが必要になるが、この鉛直状態に配設される油圧シリンダが、スペース的に制約の厳しいスイングジョープレートのバックプレート側のスペースを大きく占めてしまい、ジョークラッシャのメインテナンスに支障を及ぼすので、出口隙間調整装置の自動化が困難であった。勿論、鉛直状態に配設される油圧シリンダを着脱式とすれば、ジョークラッシャのメインテナンスに対する支障は解消されるが、油圧シリンダの着脱作業、特に油圧シリンダ取付け時に際しての調整作業に、手動による出口隙間調整と同等、もしくはより以上の時間と労力とを要するので、このような手段を採用することができなかった。
【0008】
従って、本発明は、上記実情に鑑み、自動的に破砕製品の出口隙間を自動的に調整することができ、しかも新規ジョークラッシャに対しては勿論のこと、既納ジョークラッシャに対してもメインテナンススペースを損なうことなく適用することができるジョークラッシャの出口隙間調整装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るジョークラッシャの出口隙間調整装置が採用した手段の特徴とするところは、スイングジョープレートを備えてなるスイングジョーの下側を、トグルプレートを介して固定フレーム側の固定ジョープレート側に移動させるバックフレームに取付けられてなるトグルブロックを移動させ、前記スイングジョープレートと固定ジョープレートとの下側に形成される破砕製品の出口隙間を調整するジョークラッシャの出口隙間調整装置において、前記バックフレームの反スイングジョー側に配設され、トグルブロックをスイングジョー側に移動させる隙間調整シリンダと、バックフレームとトグルブロックとの間に抜き差し自在に介装されるウエッジと、前記バックフレームの反スイングジョー側においてヒンジピンを支点として回転されるシリンダサポートに固着されるウエッジ作動シリンダと、このウエッジ作動シリンダのロッドの先端に設けた連結ピンの両端部を前記ウエッジに固定する着脱自在なピン取付金具と、ウエッジ作動シリンダが起立状態にあるときに、シリンダサポートを固定する着脱自在なサポート固定金具とからなるところにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るジョークラッシャ(シングルトグル式)の出口隙間調整装置を、出口隙間調整装置を備えてなるジョークラッシャの一部省略側面断面図の図1と、そのウエッジ作動シリンダとウエッジとの連結状態説明図の図2(a)と、図2(a)のA−A線断面図の図2(b)と、ピン取付金具の斜視図の図3と、そのウエッジ作動シリンダの起伏作動説明図の図4とを参照しながら説明する。
【0011】
図1に示す符号1は、シングルトグル式のジョークラッシャである。この、このジョークラッシャ1はフロントフレーム2と、サイドフレーム2′,2′と、バックフレーム4と、このバックフレーム4が受ける水平力を支える、上下方向に所定の間隔を隔てたバックフレーム水平リブ11,11′とを備え、このジョークラッシャ1のフロントフレーム2には破砕歯3aを有する固定ジョープレート3が鉛直に固定されている。さらに、上側の偏心軸8の回転により前記固定ジョープレート3に対して接近し、かつこの固定ジョープレート3から離反する運動を反復する、破砕歯7aを前記固定ジョープレート3側に向けたスイングジョープレート7が固着されてなるスイングジョー6が設けられている。
【0012】
前記スイングジョー6の下側は、トグルプレート14、トグルブロック12、ウエッジ15を介してバックフレーム4により支えられている。下側のバックフレーム水平リブ11′の下側位置には、バックフレーム4を貫通し、長手方向に移動し得るテンションロッド9(実際には一対設けられているが、図1では一方側だけが示されている。)が設けられており、それらの先端のそれぞれがスイングジョー6の下側にピンを介して連結されている。前記テンションロッド9の後端には、スプリングワッシャ22aが取付けられてなる押盤22が取付けられている。さらに、バックフレーム4の反スイングジョー6側と、押盤22との間にはテンションスプリング21が介装されており、このテンションスプリング21のばね力によりテンションロッド9に張力が付与されると共に支えられている。
【0013】
さらに、バックフレーム4の反スイングジョー6側における下側のバックフレーム水平リブ11′の下側には、図1に示すように、テンションスプリング圧縮シリンダ23(これは、前記テンションロッド9の間に設けられている。)の一端側が枢着され、そのロッドの先端はバックフレーム水平リブ11,11′の反バックフレーム4側に突設されてなる案内フレーム5により案内され、前記押盤22に設けられたスプリングワッシャ22aを丸押圧体24a介してテンションスプリング21を圧縮し、かつ圧縮力を解除するプレッシャフレーム24に連結されている。そして、スイングジョー6とバックフレーム4との間には、後述する構成になる出口隙間調整装置10が配設されている。
【0014】
次に、前記出口隙間調整装置10の構成を説明すると、バックフレーム4のスイングジョー6側の面の前記テンションロッド9の上方には、バックフレーム4側に傾斜面12aを有し、上下2枚のバックフレーム水平リブ11,11′の間に水平保持されてなる隙間調整シリンダ13のロッドの伸長によってスイングジョー6側に移動されるトグルブロック12が設けられている。このトグルブロック12の移動は、トグルプレート14を介して前記スイングジョー6のテンションロッド9の連結位置よりも上側位置に伝達され、スイングジョー6の下側を前記固定ジョープレート3の方向に移動させるように構成されている。
【0015】
前記トグルブロック12の傾斜面12aとバックフレーム水平リブ11のスイングジョー6側の面との間には、下側に鋭角部を向けたウエッジ15が介装されている。このウエッジ15は、図2(a)に示すように、その肉厚側の基端部側に開口する矩形状の切欠部15aが設けられている。この切欠部15aの相対する内側面のそれぞれには、図2(b)に示すように、肉厚側から肉薄側方向に長い嵌合長穴15bとねじ穴15cとが設けられている。そして、ウエッジ15の切欠部15aには、図2(a)に示すように、嵌合長穴15bの形状に対応する形状の嵌合突起19aが設けられると共に、ねじが挿通される貫通穴19bが設けられてなる図3に示すようなピン取付金具19が取付けられる。このピン取付金具19の先端には、後述するウエッジ作動シリンダ17の連結ピンの端部外周面を押さえるピン押さえ面19cが設けられている。なお、前記嵌合長穴15bは、例えば長溝に代えることができる。
【0016】
前記ウエッジ作動シリンダ17は、図1に示すように、バックフレーム水平リブ11の上面に固着されてなるシリンダサポート16に取付けられている。このシリンダサポート16は、ウエッジ作動シリンダ17が取付けられるシリンダ取付板部16aと、シリンダ取付板部16aと直角に設けられ、このシリンダ取付板部16aが平行になったときに鉛直になる固定用板部16bとからなっており、このシリンダサポート16はシリンダ取付板部16aと固定用板部16bとの交点部分が、バックフレー水平リブ11の上面の先端部側に設けられたヒンジピン16cを支点として回転し得るように連結されている。
【0017】
即ち、前記シリンダサポート16の固定用板部16bが鉛直状態にあるときには、このシリンダサポート16はバックフレーム水平リブ11の上面に着脱自在に取付けられるサポート固定金具20に締結される。この締結により、シリンダ取付板部16aは水平状態で維持され、ウエッジ作動シリンダ17は起立状態、つまり鉛直に維持され続ける。そして、サポート固定金具20を取外すと共に、シリンダ取付板部16aを水平状態から後方に回転させることにより、鉛直状態のウエッジ作動シリンダ17を後方に傾斜させ得るように構成されている。
【0018】
前記ウエッジ作動シリンダ17のロッドの先端には、図1と図2(a)とに示すように、連結ピン18が嵌合されており、このウエッジ作動シリンダ17が鉛直状態に維持されているときは、前記ウエッジ15の切欠部15aの相対する面に前記ピン取付金具19,19が取付けられ、これらピン取付金具19,19のピン押さえ面19c,19cと切欠部15aの底面部との間で連結ピン18の先端部が固定され、ウエッジ15とウエッジ作動シリンダ17のロッドの先端とが連結される。一方、シリンダ取付板部16aを鉛直にすることによりウエッジ作動シリンダ17を後方側に回転させて取外す際には、ピン取付金具19,19が取外されるものである。
【0019】
以上の説明から良く理解されるように、このジョークラッシャ1の出口隙間調整装置10は、トグルプレート14と、トグルプレート14をスイングジョー6方向に押すトグルブロック12と、トグルブロック12を支持するバックフレーム4と、このバックフレーム4を支えるバックフレーム水平リブ11,11′の間で支持され、トグルブロック12をスイングジョー6の方向に押す隙間調整シリンダ13と、トグルブロック12とバックフレーム4との間に形成される隙間に挿入され、スイングジョー6からトグルプレート14とトグルブロック12とを介して伝達される力を支えるウエッジ15と、ウエッジ15を昇降させるウエッジ作動シリンダ17と、ウエッジ作動シリンダ17を鉛直状態から傾斜状態に、傾斜状態から鉛直状態にするシリンダサポート16と、シリンダサポート16を固定する着脱自在なサポート固定金具20と、ウエッジ作動シリンダ17のロッドの先端に設けられた連結ピン18をウエッジ15に連結し、かつ連結を解除する着脱自在なピン取付金具19とから構成されている。
【0020】
以下、上記構成になるジョークラッシャ1の出口隙間調整装置10の作用態様を説明すると、固定ジョープレート3の破砕歯3aとスイングジョープレート7の破砕歯7aとの摩耗により、固定ジョープレート3とスイングジョープレート7との下側に形成される破砕製品の出口である出口隙間tが広くなると、この出口隙間tを所定間隔に調整する。出口隙間tの調整は、隙間調整シリンダ13のロッドの伸長によりトグルプレート14を介して押してスイングジョー6の下側を固定ジョープレート3方向に移動させるが、その際には、先ずテンションスプリング圧縮シリンダ23のロッドの縮小によりプレッシャフレーム24をスイングジョー6側に移動させる。これにより、丸押圧体24a、スプリングワッシャ22、押盤22を介してテンションスプリング21が圧縮され、テンションロッド9からテンションスプリング21のばね力が解除される。
【0021】
その後に、隙間調整シリンダ13のロッドを所定量伸長させ、トグルブロック12、トグルプレート14を介してスイングジョー6の下側を固定ジョープレート3方向に移動させる。次いで、ウエッジ作動シリンダ17のロッドを伸長させてウエッジ15を下降させると、トグルブロック12とバックフレーム4のスイングジョー6側の面との間に生じる隙間が塞がれ、これによりスイングジョー6からトグルプレート14とトグルブロック12とを介して伝達される力が支えられ、トグルブロック12は移動した位置において保持され続け、隙間調整シリンダ13に対して何ら力が作用しない状態になる。このようにして、出口隙間tが調整されると、テンションシリンダ23のロッドを伸長してプレッシャフレーム24を、スプリングワッシャ22aと丸押圧体24aとが離反するまで後方側に移動させる。これにより、テンションスプリング21に対する圧縮力が解除され、このテンションスプリング21のばね力がテンションロッド9に作用するように復元される。勿論、その後には隙間調整シリンダ13のロッドを縮小させて、トグルブロック12によりウエッジ15を挟圧して固定する。
【0022】
一方、ウエッジ作動シリンダ17がスイングジョー6とバックフレーム4との間のメインテナンス所要スペースを占めているので、ジョークラッシャ1のメインテナンス作業に支障を来すことになる。そこで、このジョークラッシャ1をメインテナンスする場合には、サポート固定金具20を取外すと共に、ピン取付金具19,19を取外してウエッジ作動シリンダ17のロッドと、ウエッジ15との連結状態を解除する。
【0023】
次いで、シリンダサポート16をヒンジピン16cを支点として後方に回転させ、シリンダ取付板部16aを鉛直にしてウエッジ作動シリンダ17を、図4に示すように、下向きの白抜き矢印方向に倒して想像線で示すように傾斜させれば、スイングジョー6とバックフレーム4との間にメインテナンス所要スペースが確保され、ジョークラッシャ1のメインテナンスに対する支障がなくなるので、従来例に係る出口隙間調整装置を備えたジョークラッシャの場合と同様に、ジョークラッシャを容易にメインテナンスすることができる。
【0024】
なお、ジョークラッシャ1のメインテナンスが終了すると、以上と逆の操作、つまりウエッジ作動シリンダ17を、図4に示すように、白抜き矢印方向と逆の方向に起こして実線で示すように鉛直にし、シリンダサポート16をサポート固定金具20で固定すると共に、ピン取付金具19の取付けによりウエッジ作動シリンダ17のロッドとウエッジ15とを連結ピン18を介して連結すれば、何時でも出口隙間tを調整し得る状態に復元される。この場合、ウエッジ作動シリンダ17の位置調整作業等が不要であるため、復元作業を極めて簡単かつ短時間のうちに終了することができる。
【0025】
以上述べたように、本実施の形態に係るジョークラッシャ1の出口隙間調整装置10によれば、上記のとおり、隙間調整シリンダ13とウエッジ作動シリンダ17との作動だけで良いので、従来の手動による隙間調整作業に比較して簡単かつ短時間に出口隙間tを調整することができる。さらに、ウエッジ作動シリンダ17は、ピン取付金具19の着脱だけでウエッジ15との連結と連結解除とが行え、そして回転可能なシリンダサポート16を固定するサポート固定金具20の着脱作業だけで、ウエッジ作動シリンダ17を傾斜させてメインテナンス所要スペースを確保することができるので、既納のジョークラッシャに対しても適用することができるという優れた効果がある。なお、以上では、シングルトグル式のジョークラッシャに出口隙間調整装置を適用した実施の形態を説明したが、従来例に係るダブルトグル式のジョークラッシャに対しても、本発明の技術的思想に係る出口隙間調整装置を適用することができるので、ジョークラッシャの形式によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係るジョークラッシャの出口隙間調整装置によれば、テンションスプリング圧縮シリンダと、隙間調整シリンダと、ウエッジ作動シリンダとを作動させるだけで出口隙間を調整することができるので、従来の手動操作による出口隙間調整装置による出口隙間調整作業に比較して極めて容易かつ短時間で出口隙間を調整することができる。さらに、ウエッジ作動シリンダとウエッジとの着脱が容易で、しかもこのウエッジ作動シリンダを傾斜させることによりジョークラッシャのメインテナンス所要スペースを確保できる構成であるため、既納のジョークラッシャに対しても適用することができるという極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る出口隙間調整装置を備えてなるジョークラッシャの
一部省略側面断面図である。
【図2】図2(a)は本発明の実施の形態に係る出口隙間調整装置のウエッジ作動シリンダとウエッジとの連結状態説明図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る出口隙間調整装置のピン取付金具の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る出口隙間調整装置のウエッジ作動シリンダの起伏作動説明図である。
【図5】従来例に係るジョークラッシャの側面断面図である。
【符号の説明】
1…ジョークラッシャ,2…フロントフレーム,2′…サイドフレーム,3…固定ジョープレート,3a…破砕歯,4…バックフレーム,5…案内フレーム,6…スイングジョー,7…スイングジョープレート,7a…破砕歯,8…偏心軸,9…テンションロッド,10…出口隙間調整装置,11…バックフレーム水平リブ,12…トグルブロック,12a…傾斜面,13…隙間調整シリンダ,14…トグルプレート,15…ウエッジ,15a…切欠部,15b…嵌合長穴,16…シリンダサポート,16a…シリンダ取付板部,16b…固定用板部,16c…ヒンジピン,17…ウエッジ作動シリンダ,18…連結ピン,19…ピン取付金具,19a…嵌合突起,19b…貫通穴,19c…ピン押さえ面,20…サポート固定金具,21…テンションスプリング,22…押盤,22a…スプリングワッシャ,23…テンションスプリング圧縮シリンダ,24…プレッシャフレーム,24a…丸押圧体,t…出口隙間。

Claims (1)

  1. スイングジョープレートを備えてなるスイングジョーの下側を、トグルプレートを介して固定フレーム側の固定ジョープレート側に移動させるバックフレームに取付けられてなるトグルブロックを移動させ、前記スイングジョープレートと固定ジョープレートとの下側に形成される破砕製品の出口隙間を調整するジョークラッシャの出口隙間調整装置において、前記バックフレームの反スイングジョー側に配設され、トグルブロックをスイングジョー側に移動させる隙間調整シリンダと、バックフレームとトグルブロックとの間に抜き差し自在に介装されるウエッジと、前記バックフレームの反スイングジョー側においてヒンジピンを支点として回転されるシリンダサポートに固着されるウエッジ作動シリンダと、このウエッジ作動シリンダのロッドの先端に設けた連結ピンの両端部を前記ウエッジに固定する着脱自在なピン取付金具と、ウエッジ作動シリンダが起立状態にあるときに、シリンダサポートを固定する着脱自在なサポート固定金具とからなることを特徴とするジョークラッシャの出口隙間調整装置。
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