JP3659814B2 - 鑑賞用色変わり造花 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変化の無い造花におけるもの足りなさを解消し、観る者に花の色変化の楽しみを与えるようにした鑑賞用色変わり造花に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、材質やその製法技術において種々の造花が存在し、また生花を乾燥させたものや、瞬間冷却により色変化させないことを目的とした卓上花があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらは次のような欠点があった。
(イ) いかなる材質を使ったとしても、またどんな方法を講じたとしても、造花である以上、生花の美しさにかなうべくもなかった。
(ロ) 造花を生花に近づけようとすればするほど高価になってしまい、せっかくの興味も途中で挫折するほかはなかった。
(ハ) 生花の命である水気が無いために、生きている感覚に欠けていた。
(ニ) 時とともに変化し続ける生花を模したはずの造花に、色彩変化を与えることは不可能であった。
【0004】
そこで、本発明は、かなう限り生花に近づけ、色変化を短時間で実現することにより、鑑賞する者たちに植物のみずみずしい美しさを堪能させるようにした鑑賞用色変わり造花を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明の鑑賞用色変わり造花は、容器の内底部に立設された針金と、同針金の周りに装着された内部吸水部材と、同内部吸水部材の上端に一体に白色の吸水物質で形成された花弁と、上記内部吸水部材の外周に防水部材を介して装着された茎型部および葉型部の形状を有する白色の外部吸水部材とを具え、上記容器内への注水に伴い上記内部吸水部材に吸い上げられた水に溶けて上記花弁に到達し同花弁を所要の花の色に変化させる第1の染料が、同内部吸水部材に設けられるとともに、上記注水に伴い上記外部吸水部材に吸い上げられた水に溶けて上記の茎型部および葉型部を所要の茎および葉の色に変化させる第2の染料が、同外部吸水部材に設けられたことを特徴としている。
【0006】
上述の本発明の鑑賞用色変わり造花では、上記容器の内底部に小石などを敷きつめて、同容器内に少量の水を注ぎ込むだけで、その水が上記内部吸水部材により吸い上げられるようになり、これに伴い上記第1の染料が水に溶けて上記花弁に到達することにより、当初白色であった同花弁を所要の花の色に変化させることができる。また、同時に上記の水が上記外部吸水部材にも吸い上げられて、同外部吸水部材における第2の染料を溶かし込むことにより、上記の茎型部および葉型部を白色から所要の茎および葉の色に変化させることができる。その際、上記の内部吸水部材と外部吸水部材とでは、上記花弁のための第1の染料の溶けた色と上記茎および葉のための第2の染料の溶けた色とが混ざり合うことは無い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の一実施形態としての鑑賞用色変わり造花について説明すると、図1はその概略構造を模式的に示す縦断面図である。
【0008】
図1に示すように、針金1が上部の開いた容器8の底部内に立設されており、同針金1の周りには内部吸水部材3が巻き付けられている。
そして、内部吸水部材3の上端には、中芯を有する花弁3aが白色の吸水物質で形成されるようにして一体に設けられている。
【0009】
また内部吸水部材3の外周に防水部材4を介して白色の外部吸水部材6が装着されており、この外部吸水部材6は、図示のごとく茎型部と葉型部とを有している。
【0010】
上述のように組み立てられる内部吸水部材3には、予め所要の花色の第1の染料2が仕込まれ、また外部吸水部材6にも予め所要の茎および葉の色を有する第2の染料5が仕込まれている。
さらに、容器8の内部には小石7が収容されている。
【0011】
本実施形態の鑑賞用色変わり造花は、上述のように構成されているので、容器8の内部に少量の水を注ぎ込むと、内部吸水部材3および外部吸水部材6には毛細管現象により水が吸い上げられるが、その際、内部吸水部材3では第1の染料が水に溶けて花弁3aに到達し、白色であった花弁3aを所要の花の色に変化させる。また、外部吸水部材6についても同様に水の吸い上げが行われ、これに伴い第2の染料2が水に溶けて茎型部および葉型部を白色から所要の茎および葉の色に変化させる。
【0012】
その際、内部吸水部材3と外部吸水部材6とでは、第1の染料2の溶けた色と第2の染料5の溶けた色とが混ざり合うことは無い。
【0013】
このようにして、第1の染料2と第2の染料5とは、水に溶けながら、クロマトグラフィー効果(色素物質の分別吸着)により、染料の移動が終了するまでの間、美しい色の濃淡の変化を見せ続ける。
【0014】
なお、各染料2,5を仕込む位置や量によって、花弁部分や葉・茎部分が染まる時間や色合いを操作することができる。
また、染料を混ぜることや、複数の染料を異なる位置に配置することによって、花弁や葉・茎の染まる色を自在に変えることができる。
さらに、本体を水の入った容器8から抜き出すことによって、時々刻々変化し続ける色合いを、好みによって中途で定着させることができる。
【0015】
染料移動が完了すると、花弁3aや葉型部および茎型部はその末端において、染料が凝縮してしまい、植物型本体は吸水前と同様に白くなるが、その状態のまま密閉されたガラス鐘などの空間に入れることによって、ガラス鐘内では水蒸気量が飽和状態になり、染料は上から下へ逆移動をはじめる。この逆移動の際は、染料の移動速度の違いから、下から上への移動時とは異なる色合いを見せるようになる。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の鑑賞用色変わり造花によれば、水によって下から上に染まっていく過程を目の当たりにすることが可能となり、形や素材にのみ関心が及んでいた造花の世界に、創造的な驚きを与えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態としての鑑賞用色変わり造花を模式的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 針金
2 第1の染料
3 内部吸水部材
3a 花弁
4 防水部材
5 第2の染料
6 外部吸水部材
7 小石
8 容器
9 水
Claims (1)
- 容器の内底部に立設された針金と、同針金の周りに装着された内部吸水部材と、同内部吸水部材の上端に一体に白色の吸水物質で形成された花弁と、上記内部吸水部材の外周に防水部材を介して装着された茎型部および葉型部の形状を有する白色の外部吸水部材とを具え、上記容器内への注水に伴い上記内部吸水部材に吸い上げられた水に溶けて上記花弁に到達し同花弁を所要の花の色に変化させる第1の染料が、同内部吸水部材に設けられるとともに、上記注水に伴い上記外部吸水部材に吸い上げられた水に溶けて上記の茎型部および葉型部を所要の茎および葉の色に変化させる第2の染料が、同外部吸水部材に設けられたことを特徴とする、鑑賞用色変わり造花。
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