JP3659655B2 - 真空発生装置 - Google Patents

真空発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3659655B2
JP3659655B2 JP05054893A JP5054893A JP3659655B2 JP 3659655 B2 JP3659655 B2 JP 3659655B2 JP 05054893 A JP05054893 A JP 05054893A JP 5054893 A JP5054893 A JP 5054893A JP 3659655 B2 JP3659655 B2 JP 3659655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
flow path
port
compressed air
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05054893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06264900A (ja
Inventor
富夫 濱
清康 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Pisco Co Ltd
Original Assignee
Nihon Pisco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Pisco Co Ltd filed Critical Nihon Pisco Co Ltd
Priority to JP05054893A priority Critical patent/JP3659655B2/ja
Publication of JPH06264900A publication Critical patent/JPH06264900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3659655B2 publication Critical patent/JP3659655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/14Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid
    • F04F5/16Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid displacing elastic fluids
    • F04F5/20Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid displacing elastic fluids for evacuating
    • F04F5/22Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid displacing elastic fluids for evacuating of multi-stage type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/44Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04F5/02 - F04F5/42
    • F04F5/48Control
    • F04F5/52Control of evacuating pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は真空発生装置に関し、一層詳細には圧空を通過させて負圧状態を発生させるエジェクタ式の真空発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、真空吸着装置等に真空発生装置が組み込まれている。従来の真空吸着装置を図7に示す。
図7において、102はエジェクタ式の真空発生装置(例えば特公平3−43479号公報参照)であり、管継手104aから圧空が導入されると管継手104b内が負圧になる。
106は吸着パッドであり、パイプ114を介して管継手104bへ接続されている。管継手104b内が負圧になると、吸着パッド106内も負圧になり、吸着パッド106下面でワーク(不図示)を吸着することができる。
108は弁装置であり、内部に配設されているスプール弁を電磁弁110で駆動することにより、圧空の真空発生装置102への供給を制御する。弁装置108の管継手104cへ常時圧空が不図示のコンプレッサから供給されている。圧空は弁装置108の管継手104dからチューブ112を介して真空発生装置102の管継手104aへ供給される。
従って、電磁弁110のON/OFFを制御することにより、弁装置108から真空発生装置102への圧空の供給が制御され、その結果、吸着パッド106によるワークの吸着、解放が制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の真空吸着装置100には次のような課題がある。
真空発生装置102と弁装置108が別個になっているので、両者を取り付けるため必要とする占有空間が大きくなってしまう。
また、取付も個々に行い、さらに両者をチューブ112で連絡しなくてはならず、作業工程数が多くなり面倒である。また、取付後の見栄えも悪いという課題がある。
従って、本発明は真空(負圧)発生機能と制御機能を1台で併せ持つ真空発生装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本体部28と、該本体部28内に圧空を導入するための第1のポート30と、前記本体部28内を外部に連通する第2のポート32と、前記本体部28内の圧空を外部へ排出する第3のポート34と、前記本体部28内のスプール収納部に、第1の位置と第2の位置との間にわたって移動可能に配置されたスプール36と、前記スプール36の他端部とスプール収納部の他端側との間に設けられ、スプール36を常時第1の位置の方向へ付勢する付勢手段54aと、圧空によって前記スプール36を前記付勢手段54aの付勢力に抗して第2の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の一端側50に導入する駆動用流路46hと、該駆動用流路46hの中途部に設けられ、該駆動用流路46hを開閉することによってスプール36の移動を制御する電磁弁22とを具備し、前記スプール36は、一端側の側壁に形成され、スプール36が第1の位置にあるときはスプール収納部壁面によって閉塞され、スプール36が第2の位置にあるときは前記第1のポート30と連通すると共に、第1のポート30からの圧空をスプール36内部に形成された第2の流路46aに導入する第1の流路46bと、該第1の流路46bに連通し、前記スプール36の内部に軸線方向に形成された前記第2の流路46aと、他端側の側壁に形成され、第2の流路46aと前記第3のポート34とを連通し、スプール36が第2の位置にあるときはスプール36内の圧空を第3のポート34へ排出する第3の流路46cと、前記第1の流路46bと第3の流路46cの間に位置して、前記第2の流路46aに対して直交するようにスプール36に開口され、第2のポート32と連通する第4の流路46fとを有し、スプール36が第2の位置にあるとき、前記第4の流路46fと前記第2の流路46aとによって、第2の流路46a内を流通する圧空によって前記第4の流路46fが第2のポート32から外部の空気を吸引するエジェクタ部を構成することを特徴とする。
【0005】
また、本体部28と、該本体部28内に圧空を導入するための第1のポート30と、前記本体部28内を外部に連通する第2のポート32と、前記本体部28内の圧空を外部へ排出する第3のポート34と、前記本体部28内のスプール収納部に、第1の位置と第2の位置と第3の位置との間にわたって移動可能に配置されたスプール36と、前記スプール36の一端部とスプール収納部の一端側との間に設けられスプール36を常時他端側へ付勢する付勢手段54c、および前記スプール36の他端部とスプール収納部の他端側との間に設けられスプール36を常時一端側へ付勢する付勢手段54aを有し、両付勢手段54c、54aの付勢力が釣り合って、前記スプール36を第2の位置と第3の位置との間の中立位置である第1の位置に停止させる釣り合い機構と、前記第1のポート30を前記スプール収納部内に連通させる圧空用流路46jと、圧空によって前記スプール36を第1の位置における付勢手段54cと付勢手段54aとの釣り合いを崩して第2の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の一端側50に導入する駆動用流路46hと、圧空によって前記スプール36を第1の位置における付勢手段54cと付勢手段54aとの釣り合いを崩して第3の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の他端側52に導入する駆動用流路46kと、該駆動用流路46kおよび前記駆動用流路46hの中途部に設けられ、両駆動用流路46k、46hをそれぞれ独立して開閉可能であって、駆動用流路46kを閉状態とし駆動用流路46hを開状態としたときに、前記スプール収納部内の一端側50に圧空を導入させて前記付勢手段54aの付勢力に抗してスプール36を第2の位置に移動させ、駆動用流路46kを開状態とし駆動用流路46hを閉状態としたときに、前記スプール収納部内の他端側52に圧空を導入させて前記付勢手段54cの付勢力に抗してスプール36を第3の位置に移動させる電磁弁22とを具備し、前記スプール36は、一端側の側壁に形成され、スプール36が第1の位置および第3の位置にあるときはスプール収納部壁面によって閉塞され、スプール36が第2の位置にあるときは前記第1のポート30と連通すると共に、第1のポート30からの圧空をスプール36内部に形成された第2の流路46aに導入する第1の流路46bと、該第1の流路46bに連通し、前記スプール36の内部に軸線方向に形成された前記第2の流路46aと、他端側の側壁に形成され、第2の流路46aと前記第3のポート34とを連通し、スプール36が第2の位置にあるときはスプール36内の圧空を第3のポート34へ排出する第3の流路46cと、前記第1の流路46bと第3の流路46cの間に位置して、前記第2の流路46aに対して直交するようにスプール36に開口され、第2のポート32と連通する第4の流路46fと、スプール36が第3の位置にあるときに前記圧空用流路46jおよび前記第2のポート32と連通し、前記圧空用流路46jを流通する圧空を前記第2のポートへ排出する第5の流路66とを有し、スプール36が第2の位置にあるとき、前記第4の流路46fと前記第2の流路46aとによって、第2の流路46a内を流通する圧空によって前記第4の流路46fが第2のポート32から外部の空気を吸引するエジェクタ部を構成することを特徴とする。
【0006】
【作用】
作用について説明する。
本体部に設けられた第1のポート、第2のポート、第3のポート、第1の流路および第2の流路という構成により、真空発生機能が得られる。一方、本体部内に配設された移動切換部により、第2のポートにおける真空(負圧)発生とその停止を切り換える制御機能を得ることができる。
特に、第3の流路を設け、移動切換部を第3の位置へ移動可能にすると、移動切換部が第3の位置に在る場合、第2のポートから空気を導出可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。
図6に本実施例の真空発生装置10を使用した真空吸着装置12の正面図を示す。
図6において、14は吸着パッドであり、下面が開口している。吸着パッド14は、柔軟性を有する合成樹脂で形成されている。吸着パッド14内を負圧にすることにより、吸着パッド14下面でワーク(不図示)を吸着可能になっている。吸着パッド14の上部には取付部16が設けられ、管継手18aが配設されている。管継手18aと真空発生装置10の管継手18bの間は、パイプ20で連結され、外気は吸着パッド14からパイプ20を経由して真空発生装置10へ吸引可能になっている。
【0008】
22は駆動部の一例である電磁弁であり、詳しくは後述するが、真空発生装置10へ一体に取り付けられている。電磁弁22は真空発生装置10内に配設されている移動切換部を駆動し、吸着パッド14によるワークの吸着、解放を制御する。
24消音器であり、真空発生装置10から圧空が排出される際の排気音を規制する。
26はチューブであり、真空発生装置10に設けられている管継手18cへ接続されている。不図示のコンプレッサからチューブ26を介して圧空が常時真空発生装置10へ供給されている。
【0009】
次に、上記の真空吸着装置12に使用されている真空発生装置10の構造について説明する。
まず、図1および図2を参照して第1実施例の真空発生装置10について説明する。
28は本体部であり、外壁面に第1のポート30、第2のポート32および第3のポート34が開口している。
第1のポート30には管継手18cが取り付けられる。第1のポート30から本体部28内へ、チューブ26を介して圧空が導入される。
【0010】
第2のポート32には管継手18bが取り付けられる。第2のポート32から本体部28内へ外部の空気が導入される。すなわち、吸着パッド14から吸引された外部の空気は第2のポート32から本体部28内へ導入される。
第3のポート34には消音器24が取り付けられる。第1のポート30から本体部28内へ導入された圧空および第2のポート32から本体部28内へ導入された空気が第3のポート34から本体部28外へ排出される。排出の際に圧空が発生させる騒音を消音する。
【0011】
36は移動切換部の一例であるスプールであり、第1の構成部材38、第2の構成部材40、第3の構成部材42、第4の構成部材44から成る。第1の構成部材38は第2の構成部材40へ螺着されている。第2の構成部材40と第3の構成部材42、および第3の構成部材42と第4の構成部材44は互いに嵌合して連結されている。スプール36は、本体部28内に配され、第1の位置(図1に図示する位置)と第2の位置(図2に図示する位置)との間に亙り移動可能である。
【0012】
スプール36は中央軸線方向へ流路46aが形成されている。流路46aにおいて、第2の構成部材40の下端部が下方へ向けて流路断面積が徐々に増加するノズルに形成され、第3の構成部材42の上端部が下方へ向けて流路断面積が徐々に減少するディフューザに形成されている。スプール36を構成する第2の構成部材40の中央部にはラジアル方向へ流路46bが透設されている。スプール36を構成する第3の構成部材42の下端部にはラジアル方向へ流路46cが透設され、上端部にはラジアル方向へ流路46fが透設されている。
流路46dは平面円形に形成され、第1のポート30と、スプール36が移動可能な内部空間とを連絡している。
流路46eは、第3の構成部材42の外周に形成されている。流路46eは、下端が第2のポート32へ連絡し、上端は流路46fへ連絡している。
【0013】
なお、流路46d、流路46b、流路46a、流路46cで、第1のポート30と第3のポート34を連絡する第1の流路が構成される。一方、流路46e、流路46fで一端が第2のポート32へ連絡し、他端が前記第1の流路を構成する流路46aへ直交して連絡する第2の流路が構成される。この流路46fが流路46aと直交して連絡する構成を採用することにより、流路46aを圧空が通過する際に流路46f内の空気を流路46aへ吸引するエジュクタ効果を得ることができる。
【0014】
駆動部の一例である電磁弁22は、本体部28へ一体に組み込まれている。電磁弁22は、弁体48で流路46gを開閉することにより、流路46h、46iを介してスプール36の上側空気室50または下側空気室52への空気の給排を制御する。
54aはコイルスプリングであり、第4の構成部材44と本体部28の内底面との間に弾装され、常時スプール36を上方へ付勢している。
【0015】
続いて第1実施例の真空発生装置10の動作について説明する。
図1に示す状態は、電磁弁22の電磁コイル56へ非通電の状態であり、弁体48は流路46gを閉塞した状態である。スプール36はコイルスプリング54aの付勢力により最上位置、すなわち第1の位置に在る。
この状態では、第1のポート30から送り込まれた圧空は、流路46dへ流入するが、流路46dは第2の構成部材40の外周に嵌着されているシール部材58a、58bが有るため、圧空の流動は妨げられている。前記第1の流路は、第1のポート30と前記第2の流路と連絡する部分(流路46aと流路46fが直交する部分)との間で閉塞されている。流路46dから流路46iへ進入した圧空は下側空気室52へ入り、スプール36を上方へ付勢するが、流動は停止し、流路46dから流路46gへ進入した圧空は弁体48により流動が停止される。また、流路46aへの圧空の進入が妨げられているので、エジェクタ効果が発生しない。従って、吸着パッド14はワークを吸引しない。
【0016】
図1の状態において、電磁コイル56へ通電すると、弁体48はコイルスプリング54bの付勢力に抗して下動し、流路46gを開放する。その結果、流路46gで停止していた圧空は、流路46hを経由して上側空気室50に入り、コイルスプリング54aの付勢力に抗してスプール36を下動させる。その際、下側空気室52にも圧空が導入されるが、上側空気室50の受圧面積を下側空気室52の受圧面積より十分大きく設定されているのでスプール36を下動させることができる。
スプール36が下動して第2の位置に在る状態を図2に示す。スプール36が第2の位置に達すると、第2の構成部材40の大径部60が本体部28内壁から突設されているストッパ部62へ当接し、スプール36の下動が規制され、当該位置に止まっている。
【0017】
この状態では、流路46bと流路46dとが連絡するので、第1のポート30から送り込まれた圧空は、流路46dから流路46aに入り、流路46cを経て第3のポート34から排出される。その間、流路46aを圧空が通過する際に流路46f内の空気はエジェクタ効果により流路46a内へ吸引されるので、流路46e、第2のポート32、パイプ20を介して吸着パッド14内は負圧になる。吸着パッド14内が負圧になると、吸着パッド14はワークを吸引可能となる。なお、第2のポート32から吸引された空気は圧空と共に第3のポート34から排出される。
【0018】
吸着パッド14がワークを吸着した状態で電磁コイル56への通電が停止されると、電磁弁22の弁体48がコイルスプリング54bの付勢力により流路46gを再び閉塞する。すると、上側空気室50への圧空の供給が停止されるので、スプール36はコイルスプリング54aの付勢力と下側空気室52内へ導入された圧空の圧力で上動し、図1の状態に復帰する。その結果、吸着パッド14に吸着されていたワークは解放される。
【0019】
次に図3〜図5と共に真空発生装置10の第2実施例について説明する。
第1実施例において、ワークを吸着パッド14から解放するために電磁コイル56への通電を停止しても場合によっては吸着パッド14内が直ちに正圧に復帰しないことがある。第2実施例では直ちにワークを吸着パッド14を解放し得る構造の真空発生装置10である。なお、第1実施例と同一の構成部材については第2実施例と同一の符号を付し、説明は省略する。
第1実施例では、スプール36は圧空の流れを第1の流路中途で停止させる第1の位置と、圧空を第1の流路を通過させ、第2のポート32を介して吸着パッド14内を負圧にする第2の位置とで停止可能になっていた。第2実施例ではさらに第2のポート32を経由して吸着パッド14から圧空を導出可能な第3の位置においても停止可能になっている。
第2実施例では、例えば2個の電磁コイルで2個の弁体を個々に駆動するタイプの電磁弁22が使用されている。この電磁弁22は流路46hと46kを選択的に開閉可能になっている。
【0020】
まず、図3にはスプール36が第1の位置に在る状態を示す。
この状態は、電磁弁22へ非通電の状態であり、流路46h、46kを閉塞した状態である。スプール36は同一の付勢力を有するコイルスプリング54a、54cにより本体部28内の中間位置、すなわち第1の位置に在る。
【0021】
この状態では、第1のポート30から送り込まれた圧空は、流路46dへ流入するが、流路46dは第2の構成部材40の外周に嵌着されているシール部材58a、58bが有るため、圧空の流動は妨げられている。第1の流路は、第1のポート30と第2の流路と連絡する部分(流路46aと流路46fが直交する部分)との間で閉塞されている。第1のポート30から流路46jへ進入した圧空は、第3の構成部材42の外周に嵌着されているシール部材58c、58dが有るため、やはり流動が妨げられている。従って、スプール36が第1の位置に在ると、第1の流路は前記第1のポートと前記第2の流路と連絡する部分との間で閉塞され、かつ流路46jおよびシール部材58cと58dとの間の空間部66から成り、第1のポート30と第2のポート32を連絡し得る第3の流路を中途で閉塞する。
図3の状態では、流路46aへの圧空の進入が妨げられているので、エジェクタ効果が発生しない。従って、吸着パッド14はワークを吸引しない。
【0022】
次に、図4にはスプール36が第2の位置に在る状態を示す。
この状態は、電磁弁22へ通電し、流路46hを圧空が流動可能とし、流路46kを流動不能とした状態であり、スプール36は最下位置、すなわち第2の位置に在る。
スプール36が第2の位置に在ると、第1のポート30から流路46jへ進入した圧空は、シール部材58c、58eが有り、流動が妨げられているので、前記第3の流路を中途で閉塞した状態である。しかし、流路46hが開放されているので、圧空は、上側空気室50に入り、コイルスプリング54aの付勢力に抗してスプール36を下動させる。
スプール36が下動して第2の位置に達すると、第2の構成部材40の大径部60aが本体部28内壁から突設されているストッパ部62aへ当接し、スプール36の下動が規制され、当該位置に止まっている。
【0023】
この状態では、流路46bと流路46dとが連絡するので、第1のポート30から送り込まれた圧空は、流路46dから流路46aに入り、流路46cを経て第3のポート34から排出される。その間、流路46aを圧空が通過する際に流路46f内の空気はエジェクタ効果により流路46a内へ吸引されるので、流路46e、第2のポート32、パイプ20を介して吸着パッド14内は負圧になる。吸着パッド14内が負圧になると、吸着パッド14はワークを吸引可能となる。なお、第2のポート32から吸引された空気は圧空と共に第3のポート34から排出される。
【0024】
次に、図5にはスプール36が第3の位置に在る状態を示す。
この状態は、電磁弁22へ通電し、流路46kを圧空が流動可能とし、流路46hを圧空が流動不能とした状態であり、スプール36は最上位置、すなわち第3の位置に在る。
スプール36が第3の位置に在ると、第1の流路は、シール部材58a、58bにより第1のポート30と第2の流路と連絡する部分(流路46aと流路46fが直交する部分)との間で閉塞されている。第2の流路は、流路46eがシール部材58eにより中途で閉塞されている。一方、第3の流路は、空間部66と第2のポート32が連絡している。
【0025】
第1のポート30から導入された圧空は、流路46kが開放されているので、下側空気室52に入り、コイルスプリング54cの付勢力に抗してスプール36を上動させる。スプール36が上動して第3の位置に達すると、第4の構成部材44の大径部60bが本体部28内壁から突設されているストッパ部62bへ当接し、スプール36の上動が規制され、当該位置に止まっている。
この状態では、第3の流路のみが連通しているので、第1のポート30から送り込まれた圧空は、流路46j、空間部66、第2のポート32を経て吸着パッド14から排出される。この排出により吸着パッド14に吸着されていたワークは直ちに解放される。
【0026】
電磁弁22への通電が停止されると、再び流路46h、46kが閉塞されるので、上側空気室50、下側空気室52への圧空の供給が停止されるので、スプール36はコイルスプリング54a、54cのバランスした付勢力により、第1の位置へ復帰し、図3の状態に復帰する。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係る真空発生装置を用いると、本体部に設けられた第1のポート、第2のポート、第3のポート、第1の流路および第2の流路という構成により、真空発生機能が得られる。一方、本体部内に配設された移動切換部により、第2のポートにおける真空(負圧)発生とその停止を切り換える制御機能を得ることができるので、従来の弁装置の機能も真空発生装置内に組み込むことが可能となるので、両者を取り付けるため必要とする占有空間が小さくて済む。また、取付も簡単で、接続用チューブも不要である。また、見栄えも良くなる。
特に、請求項2の構成を採用すると、移動切換部が第3の位置に在る場合、第2のポートから空気を導出可能となるので、例えば真空吸着装置に用いた場合、吸着パッドに吸着されたワークを直ちに解放可能となる。
請求項3の構成を採用すると、さらに装置の小型化を図ることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空発生装置の第1実施例において、スプールが第1の位置に在る状態を示した断面図。
【図2】第1実施例において、スプールが第2の位置に在る状態を示した断面図。
【図3】本発明に係る真空発生装置の第2実施例において、スプールが第1の位置に在る状態を示した断面図。
【図4】第2実施例において、スプールが第2の位置に在る状態を示した断面図。
【図5】第2実施例において、スプールが第3の位置に在る状態を示した断面図。
【図6】本発明に係る真空発生装置を用いた真空吸着装置の正面図。
【図7】従来の真空発生装置を用いた真空吸着装置の正面図。
【符号の説明】
10 真空発生装置
22 電磁弁
28 本体部
30 第2のポート
32 第2のポート
34 第3のポート
36 スプール
46a〜46k 流路

Claims (2)

  1. 本体部28と、
    該本体部28内に圧空を導入するための第1のポート30と、
    前記本体部28内を外部に連通する第2のポート32と、
    前記本体部28内の圧空を外部へ排出する第3のポート34と、
    前記本体部28内のスプール収納部に、第1の位置と第2の位置との間にわたって移動可能に配置されたスプール36と、
    前記スプール36の他端部とスプール収納部の他端側との間に設けられ、スプール36を常時第1の位置の方向へ付勢する付勢手段54aと、
    圧空によって前記スプール36を前記付勢手段54aの付勢力に抗して第2の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の一端側50に導入する駆動用流路46hと、
    該駆動用流路46hの中途部に設けられ、該駆動用流路46hを開閉することによってスプール36の移動を制御する電磁弁22とを具備し、
    前記スプール36は、
    一端側の側壁に形成され、スプール36が第1の位置にあるときはスプール収納部壁面によって閉塞され、スプール36が第2の位置にあるときは前記第1のポート30と連通すると共に、第1のポート30からの圧空をスプール36内部に形成された第2の流路46aに導入する第1の流路46bと、
    該第1の流路46bに連通し、前記スプール36の内部に軸線方向に形成された前記第2の流路46aと、
    他端側の側壁に形成され、第2の流路46aと前記第3のポート34とを連通し、スプール36が第2の位置にあるときはスプール36内の圧空を第3のポート34へ排出する第3の流路46cと、
    前記第1の流路46bと第3の流路46cの間に位置して、前記第2の流路46aに対して直交するようにスプール36に開口され、第2のポート32と連通する第4の流路46fとを有し、
    スプール36が第2の位置にあるとき、前記第4の流路46fと前記第2の流路46aとによって、第2の流路46a内を流通する圧空によって前記第4の流路46fが第2のポート32から外部の空気を吸引するエジェクタ部を構成することを特徴とする真空発生装置。
  2. 本体部28と、
    該本体部28内に圧空を導入するための第1のポート30と、
    前記本体部28内を外部に連通する第2のポート32と、
    前記本体部28内の圧空を外部へ排出する第3のポート34と、
    前記本体部28内のスプール収納部に、第1の位置と第2の位置と第3の位置との間にわたって移動可能に配置されたスプール36と、
    前記スプール36の一端部とスプール収納部の一端側との間に設けられスプール36を常時他端側へ付勢する付勢手段54c、および前記スプール36の他端部とスプール収納部の他端側との間に設けられスプール36を常時一端側へ付勢する付勢手段54aを有し、両付勢手段54c、54aの付勢力が釣り合って、前記スプール36を第2の位置と第3の位置との間の中立位置である第1の位置に停止させる釣り合い機構と、
    前記第1のポート30を前記スプール収納部内に連通させる圧空用流路46jと、
    圧空によって前記スプール36を第1の位置における付勢手段54cと付勢手段54aとの釣り合いを崩して第2の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の一端側50に導入する駆動用流路46hと、
    圧空によって前記スプール36を第1の位置における付勢手段54cと付勢手段54aとの釣り合いを崩して第3の位置へ動作させるために、前記第1のポート30から導入された圧空を前記スプール収納部内の他端側52に導入する駆動用流路46kと、
    該駆動用流路46kおよび前記駆動用流路46hの中途部に設けられ、両駆動用流路46k、46hをそれぞれ独立して開閉可能であって、駆動用流路46kを閉状態とし駆動用流路46hを開状態としたときに、前記スプール収納部内の一端側50に圧空を導入させて前記付勢手段54aの付勢力に抗してスプール36を第2の位置に移動させ、駆動用流路46kを開状態とし駆動用流路46hを閉状態としたときに、前記スプール収納部内の他端側52に圧空を導入させて前記付勢手段54cの付勢力に抗してスプール36を第3の位置に移動させる電磁弁22とを具備し、
    前記スプール36は、
    一端側の側壁に形成され、スプール36が第1の位置および第3の位置にあるときはスプール収納部壁面によって閉塞され、スプール36が第2の位置にあるときは前記第1のポート30と連通すると共に、第1のポート30からの圧空をスプール36内部に形成された第2の流路46aに導入する第1の流路46bと、
    該第1の流路46bに連通し、前記スプール36の内部に軸線方向に形成された前記第2の流路46aと、
    他端側の側壁に形成され、第2の流路46aと前記第3のポート34とを連通し、スプール36が第2の位置にあるときはスプール36内の圧空を第3のポート34へ排出する第3の流路46cと、
    前記第1の流路46bと第3の流路46cの間に位置して、前記第2の流路46aに対して直交するようにスプール36に開口され、第2のポート32と連通する第4の流路46fと、
    スプール36が第3の位置にあるときに前記圧空用流路46jおよび前記第2のポート32と連通し、前記圧空用流路46jを流通する圧空を前記第2のポートへ排出する第5の流路66とを有し、
    スプール36が第2の位置にあるとき、前記第4の流路46fと前記第2の流路46aとによって、第2の流路46a内を流通する圧空によって前記第4の流路46fが第2のポート32から外部の空気を吸引するエジェクタ部を構成することを特徴とする真空発生装置。
JP05054893A 1993-03-11 1993-03-11 真空発生装置 Expired - Lifetime JP3659655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05054893A JP3659655B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 真空発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05054893A JP3659655B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 真空発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06264900A JPH06264900A (ja) 1994-09-20
JP3659655B2 true JP3659655B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=12862074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05054893A Expired - Lifetime JP3659655B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 真空発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3659655B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4132897B2 (ja) * 2002-03-19 2008-08-13 株式会社日本ピスコ 真空発生装置
JP2004324500A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Myotoku Ltd 真空発生機構装置
FR2924373B1 (fr) * 2007-12-04 2010-04-16 Sidel Participations Outillage a ventouse (s) pour robot de manipulation
JP2023000776A (ja) 2021-06-18 2023-01-04 Smc株式会社 エジェクタ及びこれを備える真空発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06264900A (ja) 1994-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6955526B2 (en) Vacuum generator with flow switching means for varying suction capacity through a plurality of nozzles
JPH0353039Y2 (ja)
US5441233A (en) Electromagnetic valve
US5118169A (en) Control valve device
TWI726334B (zh) 噴射真空泵及密封閥單元
US20020079004A1 (en) Poppet-type solenoid valve
JPS60175800A (ja) エゼクタポンプ
JP2000104850A (ja) ソレノイド駆動バルブ
JP3659655B2 (ja) 真空発生装置
JP2004282009A5 (ja)
US6729852B2 (en) Vacuum producing device
JP3925096B2 (ja) 流量制御弁
US20040105760A1 (en) Ejector with gas propulsion
US6779985B2 (en) Vacuum generating device
JP2000104662A (ja) 空気圧縮機
JP2589424B2 (ja) 圧力制御弁
JP4510501B2 (ja) スプレーヘッド用スプレー要素
JPH0338440B2 (ja)
JPH0545904Y2 (ja)
JP2539502Y2 (ja) 電空レギュレータ
JP2001124000A (ja) 真空発生器用の真空破壊ユニット及び真空発生器
US20210018112A1 (en) Electromagnetically operated valve
JP3764334B2 (ja) 流量切換弁
JP2606315Y2 (ja) 真空圧発生器
JPH05180004A (ja) 車速自動制御装置用負圧式アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110325

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term