JP3657845B2 - 冷却方法および冷却装置ならびに情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却技術および情報処理技術に関し、特に、小形で構成部品の集積度の高いサーバ等の情報処理装置や一般の電子機器の強制空冷等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の冷却システムとしては、ファンを使用した強制空冷技術が一般的であるが、構成部品の実装密度の向上、および電子機器の筐体の小型化等に伴う吸排気面積の縮小に対応すべく、静圧特性にすぐれた多翼ファンを使用するケースが増えてきた。
【0003】
また、電子機器の発熱量が大きい場合には、複数の多翼ファンを並設して冷却能力を増強することが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多翼ファンは、回転翼の回転軸方向から吸気して周方向に排気する構成であるため、複数の多翼ファンを並設する場合には、個々の多翼ファンの吸気エリアを確保すべく、隣接する多翼ファンの間隔を大きく空ける必要があり、多翼ファンの配列方向の実装スペースが大きくなる、という技術的課題があった。
【0005】
なお、従来の電子機器の冷却技術として、たとえば特開平5−21978号公報には、現用系と待機系の二つのファンおよび電源機器部を配置し、現用系のファンが故障した場合には待機系のファンを作動させることで、冷却ファンの故障に起因する冷却対象の電子機器の動作停止を回避する技術が開示されている。
【0006】
しかしながら、この特開平5−21978号公報の技術では、複数の多翼ファンを実装する場合の実装スペースの低減等には全く配慮されていない。
【0007】
本発明の目的は、より少ない設置スペースにて、複数の多翼ファンの集中配置による冷却能力の増強を実現することが可能な冷却技術を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、常時動作する複数の多翼ファンの集中配置構成における特定多翼ファンの停止による冷却能力の大幅な低下を抑止することが可能な冷却技術を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、複数の多翼ファンからなる冷却装置において、冷却装置の稼働を停止させたり、冷却性能を大きく損なうことなく、任意の多翼ファンの交換が可能な冷却技術を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、複数の多翼ファンからなる冷却装置において、冷却装置の設置姿勢に関係なく、任意の多翼ファンの交換が可能な冷却技術を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、冷却装置を含めた筐体全体の小型化を実現することが可能な情報処理装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、冷却装置の保守作業に関係なく、継続的な稼働が可能な情報処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却方法は、複数の多翼ファンを、個々の前記多翼ファンの吸気口および排気口を給排気の向きが一方向になるように交互にずらして、並列に配置するとともに、ずらして配置した複数の前記多翼ファン同士の間の隙間を隣接する多翼ファンの吸気ダクトとし、複数の前記多翼ファンを常時動作させるものである。
【0014】
本発明の冷却装置は、常時動作し、各々の吸気口および排気口が交互にずれた姿勢で給排気の向きが一方向になるように並列に配置された複数の多翼ファンと、隣接する前記多翼ファンの吸気側に通風され、ずらして配置した多翼ファンの間に設けられた吸気ダクトと、を含むものである。
【0015】
本発明の冷却装置は、給排気の向きが一方向になるように、対向する吸気主面および排気主面の各々に複数の吸気開口部および排気開口部がそれぞれ開設されたファンボックスと、
ファンボックスに対する挿抜方向の互いに異なる位置に、常時動作する多翼ファンおよび隣接する他のファンユニットの多翼ファンの吸気口と吸気開口部とを連通させる吸気ダクトが配置され、多翼ファンの排気口を排気開口部に一致させて固定する第1および第2のファンユニットと、
を含む構成としたものである。
【0016】
本発明の情報処理装置は、筐体の内部に、少なくとも、外部記憶装置と、電源装置とを実装した情報処理装置であって、前記筐体の内部に、
常時動作し、各々の吸気口および排気口が交互にずれた姿勢で給排気の向きが一方向になるように並列に配置された複数の多翼ファンと、隣接する前記多翼ファンの吸気側に通風され、ずらして配置した多翼ファンの間に設けられた吸気ダクトと、を含む冷却装置を備えた構成としたものである。
【0017】
本発明の情報処理装置は、筐体の内部に、少なくとも、外部記憶装置と、電源装置とを実装してなる情報処理装置であって、筐体の内部に、
給排気の向きが一方向になるように、対向する吸気主面および排気主面の各々に複数の吸気開口部および排気開口部がそれぞれ開設されたファンボックスと、
ファンボックスに対する挿抜方向の互いに異なる位置に、常時動作する多翼ファンおよび隣接する他のファンユニットの多翼ファンの吸気口と吸気開口部とを連通させる吸気ダクトが配置され、多翼ファンの排気口を排気開口部に一致させて固定する第1および第2のファンユニットと、
を含む冷却装置を備えた構成としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す分解斜視図であり、図2は、図1と逆方向から見た分解斜視図、図3は、本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図、図4は、図3と逆方向から見た組み立て状態の斜視図、図5は、本発明の一実施の形態である冷却装置と冷却ダクトとの取り付け関係の一例を示す斜視図、図6は、本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図、図7は、図6と逆方向から見た組み立て状態の斜視図、である。
【0020】
図8は、本発明の一実施の形態である情報処理装置の構成の一例を示す分解斜視図、図9は、本実施の形態の情報処理装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図、である。
【0021】
本実施の形態の冷却装置10は、ファンボックス20と、このファンボックス20に挿抜自在に収納され、各々が多翼ファン50を保持した複数種のファンユニット30およびファンユニット40からなる。
【0022】
ファンボックス20は、ファンユニット30および40の挿抜方向に交差する方向に対向する吸気主面21および排気主面22の各々に、当該挿抜方向に位置が異なる複数の吸気口21a、吸気口21bおよび排気口22a、排気口22bが開設されている。また、ファンユニット30および40の配列方向において、配列端に位置するファンユニット30に臨む側面には、吸気口21aに連通する吸気ダクト23が設けられている。
【0023】
また、ファンボックス20におけるファンユニット30および40の挿抜端には、図示しない電源に接続される複数の給電コネクタ25aが、複数のファンユニット30の配列方向に配列間隔に合わせて配置された端子台25が備えられている。
【0024】
図10(a)および(b)は、本実施の形態のファンユニット30を、互いに逆方向から見た斜視図である。本実施の形態のファンユニット30は、ファンボックス20に対する挿抜方向の先端側(下端側)に多翼ファン50が配置され、手前側(上端側)に吸気ダクト31が配置されている。この吸気ダクト31は、隣接する他のファンユニット40に保持された後述の多翼ファン50のファン吸気口53aの側に開設された大開口部31a、およびファンボックス20の吸気口21aの側に開設された小開口部31bを備えている。
【0025】
また、ファンユニット30のファンボックス20に対する挿抜方向の手前側(上端側)には、給電コネクタ32、給電ケーブル引回し溝33、挿抜用作業孔34が設けられている。
【0026】
同様に、図11(a)および(b)は、本実施の形態のファンユニット40を、互いに逆方向から見た斜視図である。本実施の形態のファンユニット40は、ファンボックス20に対する挿抜方向の手前側(上端側)に多翼ファン50が配置され、先端側(下端側)に吸気ダクト41が配置されている。この吸気ダクト41は、隣接する他のファンユニット30に保持された後述の多翼ファン50のファン吸気口53aの側に開設された大開口部41a、およびファンボックス20の吸気口21aの側に開設された小開口部41bを備えている。
【0027】
また、ファンユニット40のファンボックス20に対する挿抜方向の手前側(上端側)には、給電コネクタ42、給電ケーブル引回し溝43、挿抜用作業孔44が設けられている。
【0028】
図12(a)および(b)は、ファンユニット30および40の各々に保持される多翼ファン50を互いに逆方向から見た斜視図である。本実施の形態の多翼ファン50は、取り付けベース51、回転翼52、ファンハウジング53、給電ケーブル54、給電コネクタ55からなる。そして、回転翼52の回転により、図12(b)の矢印で示されるように、ファンハウジング53の軸方向の側面に開口されたファン吸気口53aからとり込まれた空気が、ファンハウジング53の周方向に開設されたファン排気口53bを通じて吐出される。
【0029】
ファンユニット30において、多翼ファン50は、取り付けベース51を介して固定され、給電ケーブル54は、給電ケーブル引回し溝33を通じて吸気ダクト31内の空間を配線され、給電コネクタ55がファンユニット30の側の給電コネクタ32に接続される。
【0030】
ファンユニット40において、多翼ファン50は、取り付けベース51を介して固定され、給電ケーブル54は、給電ケーブル引回し溝43を通じて配線され、給電コネクタ55がファンユニット40の側の給電コネクタ42に接続される。
【0031】
すなわち、ファンユニット30および40の各々に保持される多翼ファン50は、ファン吸気口53aを、吸気ダクト31(41)の大開口部31a(41a)の反対側に向けかつ、ファン排気口53bを吸気ダクト31(41)の小開口部31b(41b)の反対側に向けた姿勢にてファンボックス20に対する挿抜方向に互いに異なる位置にてファンユニット30(40)に取り付けられる。
【0032】
このように、本実施の形態の冷却装置10は、各々が多翼ファン50を保持した複数のファンユニット30および40を、当該多翼ファン50の位置を交互にずらして軸方向に隣接して配置し、互いに他のファンユニット40または30の吸気ダクト41または吸気ダクト31を利用して自ユニットの多翼ファン50の軸方向の吸気を行う構成となっている。このため、配列間隙に吸気ダクト等の余分な隙間を設ける必要がなく、その冷却能力に比較して、ファンユニットの配列方向の寸法を大幅に削減でき、より小さな装置容積にて複数の多翼ファン50の使用による大きな冷却能力を実現することができる。
【0033】
ファンボックス20の複数の排気口22aおよび排気口22bの各々には、図13に例示されるように、逆流阻止弁60が設けられている。
【0034】
この逆流阻止弁60は、ファンボックス20の排気口22aおよび排気口22bの各々の開口部に設けられた軸受け片24に、揺動軸61を介して両端部が揺動自在に支持された複数の弁体62で構成されている。個々の弁体62は、たとえば排気口22aおよび排気口22bの閉塞に十分な剛性を有する軽量な樹脂で構成されている。本実施の形態の場合、軸受け片24には、複数の弁体62の各々の拡開角度θを鋭角に制限するストッパ片24aが設けられている。
【0035】
これにより、本実施の形態の逆流阻止弁60は、取り付け対象のファンボックス20がどのような姿勢であっても、複数の弁体62は、自重および排気主面22の外側の空間から排気口22a(排気口22b)に逆流しようとする空気流(以下、逆気流と記す)の動圧、または、逆気流の動圧にて、排気口22a(排気口22b)を閉じる方向に移動して逆流阻止動作が行われる。図1の右端の排気口22bに設けられた逆流阻止弁60は閉じた状態を示している。
【0036】
また、複数の弁体62にて個々の排気口22aおよび排気口22bの開閉動作を行わせる構造とすることで、単一の弁体とするよりも個々の弁体62の剛性を維持しつつより軽量化することができる。この結果、個々の弁体62における、逆気流の動圧による閉止動作の応答性が向上し確実な閉止動作を実現できる。
【0037】
以下、本実施の形態の冷却装置10の作用の一例について説明する。
【0038】
ファンボックス20の排気主面22の側の排気口22aおよび排気口22bには、必要に応じて、冷却ダクト70および冷却ダクト80が接続される。これらの冷却ダクト70および冷却ダクト80は、排気口22aおよび排気口22bから吐出される排気流を冷却対象物に導くために設けられる。
【0039】
そして、まず、ファンボックス20に対して複数のファンユニット30およびファンユニット40を交互に配列されるように装着する。これにより、ファンユニット30では、下端側に配置された多翼ファン50のファン排気口53bが、ファンボックス20の排気口22aに一致して固定され、ファン吸気口53aは、隣接するファンユニット40の吸気ダクト41の大開口部41a(ただし、図1の左端のファンユニット30では、ファンボックス20の吸気ダクト23)に面した当該吸気ダクト41(または吸気ダクト23)を介して、個々の吸気口21aに連通した状態となる。同時に、ファンユニット30の給電コネクタ32は、ファンボックス20の端子台25上の給電コネクタ25aに接続され、ファンユニット30に保持されている多翼ファン50は通電されて動作状態となる。
【0040】
同様に、ファンユニット40では、上端側に配置された多翼ファン50のファン排気口53bが、ファンボックス20の排気口22bに一致して固定され、ファン吸気口53aは、隣接するファンユニット30の吸気ダクト31の大開口部31aに面して当該吸気ダクト31を介して、個々の吸気口21bに連通した状態となる。同時に、ファンユニット40の給電コネクタ42は、ファンボックス20の端子台25上の給電コネクタ25aに接続され、ファンユニット40に保持されている多翼ファン50は通電されて動作状態となる。
【0041】
これにより、ファンユニット30では、多翼ファン50の動作により、吸気主面21の外側の空間の空気が、隣の吸気口21aおよび吸気ダクト41(または吸気ダクト23)を通じてファン吸気口53a吸い込まれ、与圧された後、ファン排気口53b、排気口22a、逆流阻止弁60を通じて、排気主面22の外側の空間(冷却ダクト70および冷却ダクト80の内部)に吐出される。
【0042】
同様に、ファンユニット40では、多翼ファン50の動作により、吸気主面21の外側の空間の空気が、隣の吸気口21bおよび吸気ダクト31を通じてファン吸気口53a吸い込まれ、与圧された後、ファン排気口53b、排気口22bを通じ、逆流阻止弁60の二つの弁体62を押し開いて排気主面22の外側の空間(冷却ダクト70および冷却ダクト80の内部)に排気流として吐出する。
【0043】
これにより、排気主面22の外側の空間(この場合、冷却ダクト70および冷却ダクト80の空間)の空気圧P2は、吸気主面21の外側の空気圧P1よりも大きくなる。
【0044】
ここで、任意のファンユニット30または40の多翼ファン50が故障して停止したり、あるいは、保守管理等のために、任意のファンユニット30または40をファンボックス20から抜去して多翼ファン50への通電が停止されると、逆流阻止弁60を通じた排気流が停止する。このため、上述の空気圧P2とP1の差圧により、逆気流が形成され、そのままでは、この逆気流が吸気口21aまたは21bを通じて吸気主面21の外側の空間に至り、他の吸気口21aまたは21bを通じて吸い込まれることでファンボックス20の内部を循環する空気流が形成され、また、排気主面22側の空気圧P2の低下により冷却性能の低下をもたらす。
【0045】
これに対して、本実施の形態の場合には、排気口22aおよび排気口22bに逆流阻止弁60が設けられているので、当該ファンユニット30または40に対応する排気口22aまたは排気口22bの逆流阻止弁60の複数の弁体62は、当該弁体62の自重および前記逆気流の動圧にて自律的に閉止され、当該逆気流が阻止され、当該逆気流の循環や排気主面22側の空気圧P2の低下等による冷却性能の低下を防止できる。
【0046】
このように、本実施の形態の冷却装置10では、逆流阻止弁60の自律的な逆気流の阻止作用により、任意のファンユニット30または40の多翼ファン50が故障して停止したり、あるいは、保守管理等のために、任意のファンユニット30または40をファンボックス20から抜去しても、当該ファンユニット30または40に対応した排気口22aまたは排気口22bにおける逆気流の循環や排気主面22側の空気圧P2の低下等による冷却性能の低下を防止できる。
【0047】
従って、たとえば、必要な冷却性能よりも、ファンユニット30および40の数を幾つか多く装着して、冷却装置10の冷却性能に余裕を持たせておくことで、稼働中に任意の多翼ファン50が故障しても、冷却性能の低下による冷却対象の図示しない対象装置が稼働停止に陥ることが回避される。また、冷却対象の図示しない対象装置を稼働させたままで、ファンユニット30および40の挿抜による保守管理を自由に行うことが可能になる。
【0048】
たとえば、長期間の無停止運転を前提として設計されるサーバ等の情報処理装置の冷却手段として本実施の形態の冷却装置10を適用することで、サーバ等の情報処理装置の無停止運転を実現することが可能になる。
【0049】
なお、逆流阻止弁60としては、図13等に例示されるように、自重あるいは逆気流の動圧にて弁体の閉止動作が自律的に行われる構成に限らず、図14に例示されるように、スプリング等の付勢力にて弁体の閉止動作が自律的に行われる構成としてもよい。すなわち、図14の例では、揺動軸61aにコイルスプリング63を装着し、当該コイルスプリング63の一端がストッパ片24aに当接し、他端が弁体62aに当接した状態で組み込み、当該コイルスプリング63の両端の拡開力にて、揺動する弁体62aを、閉じる方向に常時付勢するものである。なお、このコイルスプリング63による付勢力は、多翼ファン50の作動時に排気口22a(22b)から発生する排気流の動圧によって容易に弁体62aが開き、かつ排気流の動圧がない場合には、任意の姿勢での弁体62aの自重や揺動軸61aの摩擦による回動抵抗等に抗して、弁体62aを閉じることが可能な値に設定される。
【0050】
次に、図8および図9等を参照して、上述のような構成の本実施の形態の冷却装置を実装した情報処理装置の構成について説明する。なお、図8および図9では、図示しない筐体カバーを取り去って筐体内部が見える状態を示している。
【0051】
図8および図9に例示されるように、本実施の形態の情報処理装置100は、筐体101、この筐体101の一端の開口部に外部から挿抜可能に実装された複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103、マザーボード104、マザーボード104上に実装された複数のプロセッサモジュール105およびメモリモジュール106およびI/O制御モジュール107、マザーボード104の下側に実装された電源モジュール108、等で構成されている。
【0052】
筐体101において、外部から挿抜可能に実装された複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103の間には、通気間隙101aが設けられ、複数のプロセッサモジュール105等が位置する対向面には、通気スリット101bが設けられている。
【0053】
プロセッサモジュール105の各々は、図示しないマイクロプロセッサが搭載され、主記憶装置としてのメモリモジュール106にロードされたプログラムにて必要な情報処理動作を行う。
【0054】
I/O制御モジュール107は、プロセッサモジュール105の配下で動作し、複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103に対するデータの入出力の制御、外部の図示しない情報ネットワーク、さらにはディスプレイ、キーボード、マウス等のユーザインタフェースとの間における情報の入出力の制御を行う。
【0055】
電源モジュール108は、上述の、複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103、マザーボード104、複数のプロセッサモジュール105、メモリモジュール106、I/O制御モジュール107、冷却装置10の多翼ファン50等の各部に動作電力を供給する。
【0056】
本実施の形態の情報処理装置100では、筐体101の中央部に、ダクト固定フレーム109が設けられ、図1〜図5に例示されるように、排気主面22の側に冷却ダクト70および冷却ダクト80が装着された冷却装置10が、図9のように実装される。
【0057】
すなわち、本実施の形態の場合、図5に例示されるように、冷却装置10は、排気主面22の下側の4個の排気口22aが、冷却ダクト70に接続され、上側の3個の排気口22bが冷却ダクト80に接続され、排気主面22をプロセッサモジュール105等の側に向け、吸気主面21を複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103の側に向けた姿勢で、筐体101の中央部に実装され、冷却ダクト70および冷却ダクト80は、ダクト固定フレーム109に支持される。
【0058】
この冷却装置10の取り付け状態では、図9に例示されるように、冷却装置10を構成する複数のファンユニット30および40の各々の挿抜用作業孔34および挿抜用作業孔44は、図示しない筐体カバーを取り去った状態で、外部に露出するため、個々のファンユニット30および40の挿抜作業が容易に可能である。
【0059】
本実施の形態の冷却装置10は、上述したように、より小さな装置容積にて複数の多翼ファン50の集中配置による大きな冷却能力を実現することができるので、情報処理装置100の筐体101の内部に占める冷却装置10の容積の割合を低減でき、当該筐体101の小型化を実現できる。
【0060】
そして、冷却ダクト70は、複数の排気口22aから吐出される空気流を、マザーボード104の下側に位置する電源モジュール108に導き、冷却ダクト80は、排気口22bから吐出される空気流を、スリット81およびスリット82にて分岐させ、プロセッサモジュール105およびメモリモジュール106が位置する領域と、I/O制御モジュール107が位置する領域にそれぞれ導く。
【0061】
冷却ダクト80では、スリット81およびスリット82の開口面積比を変化させることで、気流の分岐先の冷却能力を随意に変更することができる。また、冷却ダクト70と冷却ダクト80においても、各々に属する排気口22aおよび排気口22bの個数を変化させることで、個々の冷却ダクトによる冷却能力を随意に変更できる。
【0062】
なお、本実施の形態では、冷却装置10におけるファンユニット30および40の個数、すなわち冷却能力は、情報処理装置100の筐体101内の発熱量に比較して大きく余裕を持って設定されており、たとえば、一つのファンユニット30または40の多翼ファン50が停止しても、情報処理装置100の稼働継続に支障はない。
【0063】
以下、本実施の形態の情報処理装置100の作用の一例を説明する。
【0064】
情報処理装置100への電源投入により、冷却装置10におけるファンユニット30および40の複数の多翼ファン50が起動され、冷却装置10の吸気主面21の側の複数の吸気口21aおよび吸気口21bから筐体101内部の空気が吸入され、排気主面22の冷却ダクト70および冷却ダクト80の中に吐出される。
【0065】
これにより、情報処理装置100の筐体101の内部には、複数の固定ディスク装置102および固定ディスク装置103の間の通気間隙101aの側から当該筐体101の内部に流入し、電源モジュール108、およびマザーボード104、複数のプロセッサモジュール105、メモリモジュール106、I/O制御モジュール107を通過して、反対側の通気スリット101bに抜ける空気流が定常的に形成され、この空気流にて、複数の固定ディスク装置102、固定ディスク装置103、電源モジュール108、マザーボード104、プロセッサモジュール105、メモリモジュール106、I/O制御モジュール107、等の冷却が行われる。
【0066】
ここで、情報処理装置100の稼働中において、冷却装置10の幾つかの余剰のファンユニット30および40の多翼ファン50が停止しても、上述のように、逆流阻止弁60の作用にて、冷却装置10の冷却能力の低下は、余剰の多翼ファン50の停止分だけに抑止され、故障部位のファンユニット30および40における排気流の循環に起因して冷却装置10全体の冷却能力が低下することを防止できる。
【0067】
また、冷却装置10の端子台25に設けられた複数の給電コネクタ25aの各々の給電の有無を電源モジュール108の側で監視することで、いずれのファンユニットの多翼ファン50が故障したのかを容易に特定できる。
【0068】
また、保守管理作業において、任意のファンユニット30または40の交換に際して、抜去されたファンユニット30または40に対する逆流阻止弁60の逆流防止作用により、冷却装置10の全体の冷却能力が損なわれることがなく、情報処理装置100の稼働を継続したまま、任意のファンユニット30または40の交換を行うことができる。
【0069】
また、冷却装置10の逆流阻止弁60として図13の構造を備えている場合には、冷却装置10にて形成される吸気流および排気流の流通方向を軸として、情報処理装置100を、図8に例示される姿勢から、90度回転させた姿勢でも稼働させることができる。また、冷却装置10の逆流阻止弁60として図14の構造を備えている場合には、情報処理装置100を任意の姿勢で稼働させることができる。
【0070】
この結果、情報処理装置100の長期間の無停止運転を実現することが可能になる。また、情報処理装置100を多様な設置姿勢で稼働させることが可能となる。
【0071】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0072】
たとえば、上述の実施の形態では、逆流阻止弁60を、排気口22a(22b)の側に配置した場合を例に採って説明したが、吸気口21a(21b)の側に配置した構成としてもよい。
【0073】
また、情報処理装置100としては、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、たとえば、筐体101の内部に、複数の固定ディスク装置102や固定ディスク装置103と、これらを動作させるための電源モジュール108のみを、冷却装置10とともに実装した構成としてもよい。あるいは、情報処理装置100としては、たとえば、筐体101の内部に、複数のI/O制御モジュール107と、これらを動作させるための電源モジュール108のみを、冷却装置10とともに実装した構成としてもよい。
【0074】
また、情報処理装置としては、上述の実施の形態に例示した構成のものに限らず、任意の構成の情報処理装置の強制空冷技術に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
本発明の冷却装置によれば、より少ない設置スペースにて、複数の多翼ファンの集中配置による冷却能力の増強を実現することができる、という効果が得られる。
【0076】
本発明の冷却装置によれば、常時動作する複数の多翼ファンの集中配置構成における特定多翼ファンの停止による冷却能力の大幅な低下を抑止することができる、という効果が得られる。
【0077】
本発明の冷却装置によれば、複数の多翼ファンからなる冷却装置において、冷却装置の稼働を停止させたり、冷却性能を大きく損なうことなく、任意の多翼ファンを交換することができる、という効果が得られる。
【0078】
本発明の冷却装置によれば、複数の多翼ファンからなる冷却装置において、冷却装置の設置姿勢に関係なく、任意の多翼ファンを交換することができる、という効果が得られる。
【0079】
本発明の情報処理装置によれば、冷却装置を含めた筐体全体の小型化を実現することができる、という効果が得られる。
【0080】
本発明の情報処理装置によれば、冷却装置の保守作業に関係なく、継続的な稼働が可能になる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を、図1と逆方向から見た分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を、図3と逆方向から見た組み立て状態の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態である冷却装置と冷却ダクトとの取り付け関係の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態である冷却装置の構成の一例を、図6と逆方向から見た組み立て状態の斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態である情報処理装置の構成の一例を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態である情報処理装置の構成の一例を示す組み立て状態の斜視図である。
【図10】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態である冷却装置を構成するファンユニットを、互いに逆方向から見た斜視図である。
【図11】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態である冷却装置を構成するファンユニットを、互いに逆方向から見た斜視図である。
【図12】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態である冷却装置を構成するファンユニットに保持される多翼ファンを互いに逆方向から見た斜視図である。
【図13】本発明の一実施の形態である冷却装置を構成する逆流阻止弁の構成の一例を示す斜視図である。
【図14】本発明の一実施の形態である冷却装置を構成する逆流阻止弁の構成の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…冷却装置、20…ファンボックス、21…吸気主面、21a…吸気口、21b…吸気口、22…排気主面(隔壁)、22a…排気口、22b…排気口、23…吸気ダクト、24…軸受け片、24a…ストッパ片、25…端子台、25a…給電コネクタ、30…ファンユニット(第1のファンユニット)、31…吸気ダクト、31a…大開口部、31b…小開口部、32…給電コネクタ、33…給電ケーブル引回し溝、34…挿抜用作業孔、40…ファンユニット(第2のファンユニット)、41…吸気ダクト、41a…大開口部、41b…小開口部、42…給電コネクタ、43…給電ケーブル引回し溝、44…挿抜用作業孔、50…多翼ファン、51…取り付けベース、52…回転翼、53…ファンハウジング、53a…ファン吸気口、53b…ファン排気口、54…給電ケーブル、55…給電コネクタ、60…逆流阻止弁、61…揺動軸、61a…揺動軸、62…弁体、62a…弁体、63…コイルスプリング、70…冷却ダクト、80…冷却ダクト、81…スリット、82…スリット、100…情報処理装置、101…筐体、101a…通気間隙、101b…通気スリット、102…固定ディスク装置、103…固定ディスク装置、104…マザーボード、105…プロセッサモジュール、106…メモリモジュール、107…I/O制御モジュール、108…電源モジュール、109…ダクト固定フレーム、θ…拡開角度。
Claims (10)
- 複数の多翼ファンを、個々の前記多翼ファンの吸気口および排気口を給排気の向きが一方向になるように交互にずらして、並列に配置するとともに、ずらして配置した複数の前記多翼ファン同士の間の隙間を隣接する多翼ファンの吸気ダクトとし、複数の前記多翼ファンを常時動作させることを特徴とする冷却方法。
- 請求項1記載の冷却方法において、個々の前記多翼ファンの吸気流路および排気流路の少なくとも一方には、前記吸気流路または排気流路を閉じることで、当該多翼ファンの動作停止時における前記排気口から前記吸気口への気流の逆流を自律的に阻止する逆流阻止弁を設け、前記隔壁の排気側にダクトを接続し、前記ダクトの内圧にて、稼働停止した特定の前記多翼ファンに対応した前記逆流阻止弁の弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作を行わせる第1の方法、前記逆流阻止弁の弁体の自重にて前記吸気流路または排気流路の閉止動作を行わせる第2の方法、前記逆流阻止弁の弁体に当該弁体を閉じる方向に常時付勢力を作用させ、前記多翼ファンの稼働時には、前記吸気流または排気流の動圧にて前記付勢力に抗して前記弁体を開き、前記多翼ファンの稼働停止時には前記付勢力にて前記弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作を行わせる第3の方法、の少なくとも一つの方法にて、前記逆流阻止弁による前記排気口から前記吸気口への気流の逆流の自律的な阻止を行わせることを特徴とする冷却方法。
- 常時動作し、各々の吸気口および排気口が交互にずれた姿勢で給排気の向きが一方向になるように並列に配置された複数の多翼ファンと、隣接する前記多翼ファンの吸気側に通風され、ずらして配置した多翼ファンの間に設けられた吸気ダクトと、を含むことを特徴とする冷却装置。
- 請求項3記載の冷却装置において、個々の前記多翼ファンの吸気流路および排気流路の少なくとも一方に配置され、前記吸気流路または排気流路を閉じることで、当該多翼ファンの動作停止時における前記排気口から前記吸気口への気流の逆流を自律的に阻止する逆流阻止弁が設けられ、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で鋭角の回動範囲で遊動する弁体を備え、前記隔壁の排気側にダクトが接続され、稼働中の前記多翼ファンによる前記ダクトの内圧にて、稼働停止した特定の前記多翼ファンに対応した前記逆流阻止弁の前記弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第1の構成、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で遊動する弁体を備え、前記弁体の自重にて前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第2の構成、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で遊動する弁体と、前記弁体を閉じる方向に常時付勢力を作用させる付勢手段とからなり、前記多翼ファンの稼働時には、前記吸気流または排気流の動圧にて前記付勢力に抗して前記弁体を開き、前記多翼ファンの稼働停止時には前記付勢力にて前記弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第3の構成、の少なくとも一つの構成を備えたことを特徴とする冷却装置。
- 給排気の向きが一方向になるように、対向する吸気主面および排気主面の各々に複数の吸気開口部および排気開口部がそれぞれ開設されたファンボックスと、前記ファンボックスに対する挿抜方向の互いに異なる位置に、常時動作する多翼ファンおよび隣接する他のファンユニットの前記多翼ファンの吸気口と前記吸気開口部とを連通させる吸気ダクトが配置され、前記多翼ファンの排気口を前記排気開口部に一致させて固定する第1および第2のファンユニットと、を含むことを特徴とする冷却装置。
- 請求項5記載の冷却装置において、個々の前記多翼ファンの吸気流路および排気流路の少なくとも一方に配置され、前記吸気流路または排気流路を閉じることで、当該多翼ファンの動作停止時における前記排気口から前記吸気口への気流の逆流を自律的に阻止する逆流阻止弁が設けられ、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で鋭角の回動範囲で遊動する弁体を備え、前記隔壁の排気側にダクトが接続され、稼働中の前記多翼ファンによる前記ダクトの内圧にて、稼働停止した特定の前記多翼ファンに対応した前記逆流阻止弁の前記弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第1の構成、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で遊動する弁体を備え、前記弁体の自重にて前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第2の構成、前記逆流阻止弁は、開位置と閉位置との間で遊動する弁体と、前記弁体を閉じる方向に常時付勢力を作用させる付勢手段とからなり、前記多翼ファンの稼働時には、前記吸気流または排気流の動圧にて前記付勢力に抗して前記弁体を開き、前記多翼ファンの稼働停止時には前記付勢力にて前記弁体を閉じることで前記吸気流路または排気流路の閉止動作が行われる第3の構成、の少なくとも一つの構成を備えたことを特徴とする冷却装置。
- 請求項6記載の冷却装置において、個々の前記逆流阻止弁は、複数の弁体を備えたことを特徴とする冷却装置。
- 筐体の内部に、少なくとも、外部記憶装置と、電源装置とが実装された情報処理装置であって、前記筐体の内部に、常時動作し、各々の吸気口および排気口が交互にずれた姿勢で給排気の向きが一方向になるように並列に配置された複数の多翼ファンと、隣接する前記多翼ファンの吸気側に通風され、ずらして配置した多翼ファンの間に設けられた吸気ダクトと、を含む冷却装置を備えたことを特徴とする情報処理装置。
- 筐体の内部に、少なくとも、外部記憶装置と、電源装置とが実装された情報処理装置であって、前記筐体の内部に、給排気の向きが一方向になるように、対向する吸気主面および排気主面の各々に複数の吸気開口部および排気開口部がそれぞれ開設されたファンボックスと、前記ファンボックスに対する挿抜方向の互いに異なる位置に、常時動作する多翼ファンおよび隣接する他のファンユニットの前記多翼ファンの吸気口と前記吸気開口部とを連通させる吸気ダクトが配置され、前記多翼ファンの排気口を前記排気開口部に一致させて固定する第1および第2のファンユニットと、を含む冷却装置を備えたことを特徴とする情報処理装置。
- 請求項8または9記載の情報処理装置において、前記筐体内において、前記冷却装置を挟んで、前記冷却装置の吸気側に前記外部記憶装置が配置され、前記冷却装置の排気側に、中央処理装置と、主記憶装置と、前記電源装置が配置され、前記冷却装置の排気側には、前記冷却装置の排気流を、前記中央処理装置および前記主記憶装置および前記電源装置に分岐して導く冷却ダクトが設けられていることを特徴とする情報処理装置。
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