JP3657164B2 - 非金属粒子析出ガラス及びその作製方法 - Google Patents

非金属粒子析出ガラス及びその作製方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス材料内部に非金属粒子をドット状或いはライン状に析出した領域を光の波長程度の周期にてガラス材料内部に選択的に析出させ、光の波長と同程度の周期構造をもつ人工的な多次元周期構造を形成させることで、光を二次元ないし三次元の空間において制御する光フィルター、光合波分波器,光分散補償素子等の光機能素子への適用に有効な非金属粒子析出ガラス及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光の波長と同程度の周期性をもつ人工的な多次元周期構造を形成させる方法としては、円孔つきのファイバープレートを延伸させる方法(K. Inoue et al., Jpn. J. Appl. Phys. Lett., Vol.33, L1463 (1994))、ドライエッチングによりGaAsに対してサブミクロンの周期構造体を形成する方法(C. C. Chang et al., J. Vac. Sci. Technol., B14, 4110 (1996))、電子ビームリソグラフィとドライエッチング技術で石英基板に周期的凹凸パターンを形成し、その後同一チャンバー内にSiターゲットとSiO2ターゲット及び回転式基板電極を備えるバイアススパッタ法により多層膜を積層する方法(S. Kawakami, T. Kawashima, Electron. Lett., vol.33, no.14, 1260(1997))等が知られている。また、ガラスから非金属イオンを生成させる方法としては、波長126nmのArエキシマレーザーや電子線を真空中でSiO2ガラス表面へ照射し、Si−Oの結合を切断することでSiの生成が可能であることが知られている。しかし、エキシマレーザーや電子線は、ガラス表面においてその大部分が吸収されてしまうことから、Siの生成は表面でのみ起こり、ガラス内部に選択的にSiを析出させることができず、この方法では多次元的な周期構造を形成することはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
人工的な多次元周期構造形成において、従来技術のファイバープレートを延伸させる方法では、延伸方向が1方向であることから原理的に2次元までの周期構造しか形成できず、またドライエッチングによる方法では、エッチングのアスペクト比(直径に対する深さの比)に限界があることから3次元配列の周期数に制限がある。バイアススパッタ法は、構造(形状)の選択が可能であり、周期数に制限が無く三次元周期構造の形成が可能であるが、形成される周期構造がドライエッチングにより作製された基板形状の影響を大きく受けるため、一様な周期構造形成はできるものの、不連続周期の構造形成やパターンが異なる周期構造を連続的に形成させることが困難である。
【0004】
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、任意のパターンの多次元周期構造をもつ非金属析出ガラス及び多次元周期構造形成が容易であり、パターン形成の自由度が大きな非金属析出ガラスの作製方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その目的を達成するため、非金属化合物を含有するガラスへパルスレーザー光を照射することにより非金属粒子がガラス内部に選択析出した非金属粒子析出ガラスおよびその作製方法を提供するものである。
【0006】
本発明は、Si、B、C、P、Se、およびTeの1種または2種以上を含む非金属化合物(酸化物、ハロゲン化物、カルコゲナイド、等)を含有するガラスの内部に、成分がSi、B、C、P、Se、およびTeの1種または2種以上の元素であって、粒径が0.1〜2μmである非金属粒子を析出させたことを特徴とするガラスである。
また本発明は、析出させた非金属粒子の配列がドット状および/またはライン状である前記の非金属粒子析出ガラスである。
また本発明は、析出させた非金属粒子の配列が多次元周期的である前記の非金属粒子析出ガラスである。
また本発明は、Si、B、C、P、Se、およびTeから選ばれる非金属元素を1種または2種以上含むガラスの内部にパルスレーザ光を集光し、集光点を該ガラスの内部で相対移動させながらパルスレーザ光を照射することを特徴とする前記非金属粒子析出ガラスの作製方法である。 また本発明は、ガラス材料の吸収領域とパルスレーザ光の波長とが一致しないことを特徴とする前記非金属粒子析出ガラスの作製方法である。
【0007】
【作用】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0008】
本発明において、パルスレーザー光をガラス内部へ集光照射することで、ガラス内部にパルス光の強度分布に依存する屈折率変化が生じ、この結果、ガラス内部でパルス光が自己収束(本来集光した光は再び拡がるが、一定の距離、拡がることなく集光されたままの状態になること)することで局所のエネルギー密度が高くなる。一定のエネルギー密度以上になった場合、ガラスの光吸収領域とパルス光の波長とが一致していなくても、吸収係数がレーザー強度のn乗に比例する多光子吸収により、ガラスに光エネルギーが伝達される。ガラス内部の局所域において瞬間的に蓄積されるエネルギーにより、レーザー集光点のガラスは、瞬間的に温度と圧力とが上昇することで、ガラスに含まれている非金属化合物が解離し、解離した非金属同士が集まった粒子がレーザー集光点近傍に析出する。照射するパルスレーザー光のパルス幅は特に限定されないが、光エネルギーがガラスの膨張や熱拡散に失われた場合、非金属粒子の析出効率が悪くなることから、できるだけ短いパルス幅のレーザーを使用し、短時間でガラスへの光エネルギー伝達を行うことが望ましく、パルス幅は、500フェムト秒以下が好ましい。
【0009】
次に、パルスレーザ光照射によりガラス内部へ析出させる非金属粒子としては、Si、B、C、P、Se、Te等やこれらが複合したものが挙げられる。例えば、Siを析出させるために含有される非金属化合物としては、SiO2等が挙げられ、また、Bを析出させるには、B23、Pを析出させるにはP25、Seを析出させるには、SeO2、Teを析出させるには、TeO2等の非金属元素の酸化物や該非金属元素を含むハロゲン化物が挙げられる。また、ガラス作製を考慮した場合に常温において固体であることが好ましい。また非金属化合物として有機物を添加することでCを析出させることもできる。また析出させる非金属イオンよりも還元されにくい陽イオン(例えば、Tiイオン、Zrイオン、Alイオン等)からガラスが構成され、更にガラス中の陰イオンに対する陽イオンの量が化学当量より多いガラスの方が、パルスレーザによる非金属化合物の解離による非金属の粒子化がより小さいエネルギーにより進行し、同時に目的とする析出非金属粒子の酸化を防げることから好ましい。析出させる非金属粒子の粒径は、目的に合わせて非金属の種類と共に適宜変化させる。例えば、光通信において利用される1.5μm帯の光を対象とした多次元周期構造をガラス内部へ形成さる場合においては、粒径が0.5μm程度のSiの析出が好ましい。非金属粒子の粒径範囲については、ガラスの光透過領域により制限される物であり、特に限定されないが、一般的なガラス材料で取り扱える光の波長が0.2〜4μm程度であり、光を制御する場合、周期構造体のピッチ(周期)は想定する光の媒質内波長と同程度にする必要があり、この範囲外では光が吸収され損失となることから、粒径はその半分の0.1〜2μm程度が好ましい。
また、非金属粒子を析出させるガラス材料には、酸化物ガラス、ハロゲン化物ガラス、カルコゲナイドガラスの1種または2種以上からなるガラスが使用可能である。
【0010】
また、ガラスの内部に非金属粒子を選択的に析出させるには、ガラス内部にパルスレーザー光を集光し、集光点をガラス内部で移動させることで、パルスレーザー光が集光した部分でのみ非金属化合物が解離反応を起こさせ、非金属粒子を生成させるものである。この際、スポット照射、連続照射等によって、ドット状あるいはライン状に非金属粒子をガラス内部に析出させることが可能となる。更に、ガラスに対して三次元的に集光点を相対移動させると、三次元的な非金属粒子析出域がガラス内部に形成され、ガラス内部に非金属粒子からなる多次元周期構造を形成することができる。ガラスに対するレーザー集光点の相対移動は、レーザー光の集光点を固定してガラス材料を移動させる方法、ガラス材料を固定して集光点を移動させる方法、あるいは両者を併用する方法等により行われる。
【0011】
次に、析出させる非金属微粒子の粒径は、照射するレーザー光のパルスエネルギー、パルス幅、照射パルス数、集光スポット径及びガラスに含有させる非金属化合物量により変化させることができる。
【0012】
また、パルスレーザー光の波長は、ガラスの吸収領域と一致しないことがこ好ましいが、レーザー集光点近傍のみにおいて非金属粒子を析出させるだけのパワー密度が得られる程度の吸収であれば使用することができる。パルスレーザー光の波長がガラスの吸収波長と一致した場合、レーザー集光領域以外の場所、例えば、ガラス表面において光エネルギーが吸収されてしまう。ガラス表面において光エネルギーが吸収された場合、ガラス内部に比べエネルギーの閉じ込めによる温度や圧力の上昇が小さいことから、非金属粒子の析出が困難になると共に、析出もガラス表面に限られ多次元的に非金属粒子を析出させることができない。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
【0014】
実施例1
モル%表示にて、80SiO2−20Al23 になるように原料を10g秤量し、窒素雰囲気にて高密度カーボン坩堝中、2600℃で5分溶融した後、急冷することで、半球状のガラス試料を作製した。更にこのガラスを切断・研磨し、厚み2mmの板状試料を作製した。次に、得られた試料に、図1に示す方法にて集光したパルスレーザー光を照射した。すなわち、パルスレーザー光1をレンズ2で集光し、集光点3がXYZステージ5上の試料4の内部に位置するように調整した。パルスレーザー光1としては、Arレーザー励起のTi−サファイアレーザーから発振されたパルスエネルギー5μJ、パルス幅130フェムト秒、繰返し周期20Hz、波長800nmの光を使用し、レーザー照射と同時にガラス試料4を10μm/秒の速度でX方向にスキャンさせた。レーザー照射後、光学顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域に沿って、ドット状の黒い点が20μmの長さに対して40個程度観察された。また、この黒点を共焦点レーザー走査顕微鏡で三次元観察した結果、直径が約0.3μmの球形に近い粒子であるこたがわかった。更に、ガラス表面に黒点が出るまで、ガラスを研磨した後、ESCAにより表面分析を行った結果、レーザーパルス光が照射された領域に析出した黒点がSiであることを確認した。
【0015】
実施例2
モル%表示にて、50SiO2−50Al(PO33になるように原料を30g秤量し、白金坩堝中、1500℃で60分溶融した後、急冷して得られてガラスを切断・研磨し、厚さ4mmの板状試料を作製した。次に実施例1と同様な方法によりパルスエネルギー2μJ、パルス幅130フェムト秒、繰返し周期200kHz、波長800nmのレーザーパルスをガラス表面下2mmの位置に集光照射させながら、ガラス試料を500μm/秒の速度でX方向に移動させた。次に、一端レーザー照射を止め、焦点位置をY方向に2μm移動させた後、再びレーザー集光照射しながらガラス試料を−X方向に500μm/秒の速度で移動させた。この操作を10回繰り返した。レーザー照射後、光学顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域に沿って、黒いラインが2μm間隔で形成されていることを確認した。更に、ガラス表面にラインが出るまでガラスを研磨した後、EPMAによる面分析をSi、P及びOについて行った結果、ラインがSiとPにより形成されていることが確認でき、レーザー照射によりSiとPが共に析出していることを確認した。
【0016】
実施例3
モル%表示にて、50B23−20Al23 −10BaO−20CaOのガラスになるように、B23、Al23、BaCO3、CaCO3原料を50g秤量し、白金坩堝中、1450℃で60分溶融した後、急冷して得られてガラスを切断・研磨し、厚さ3mmの板状試料を作製した。次に実施例1と同様な方法によりパルスエネルギー5μJ、パルス幅300フェムト秒、繰返し周期200kHz、波長600nmの光を使用し、ガラス試料に3秒間レーザー照射した後、一端レーザー照射を止め、焦点位置をX方向に1μm移動させた後、再び3秒間のレーザー集光照射を行った。この操作を10回繰り返した後、焦点位置をZ軸方向(表面方向)に1μm移動させ、再び深さ以外は同じ位置にレーザーを3秒間照射し移動する操作を繰り返した。レーザー照射後、光学顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域に沿って、ドット状の黒い点が僅かに接触している状態で観察された。この黒点を共焦点レーザー走査顕微鏡で三次元観察した結果、直径2μm程度の球形に近い粒子が上下(Z軸方向)間においても僅かに接触して析出していることがわかった。更に、ガラス表面に粒子が出るまでガラスを研磨した後、EPMAによる面分析を行った結果、黒い粒子がBであることを確認した。
【0017】
実施例4
モル%表示にて、60TeO2−30V25−10ZrO2になるように原料を30g秤量し、白金坩堝中、1500℃で60分溶融した後、急冷して得られてガラスを切断・研磨し、1辺が10mmのキュービック試料を作製した。次に実施例1と同様な方法によりパルスエネルギー1μJ、パルス幅70フェムト秒、繰返し周期300kHz、波長1.1μmのレーザーパルスをガラス表面下5mmの位置に集光照射させながら、ガラス試料を200μm/秒の速度でX方向に移動させた。次に、一端レーザー照射を止め、焦点位置をY方向に10μm移動させた後、再びレーザー集光照射しながらガラス試料を−X方向に200μm/秒の速度で移動させた。この操作を10回繰り返した。レーザー照射後、光学顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域に沿って、黒いラインが形成されていることを確認した。また、このラインを共焦点レーザー走査顕微鏡で三次元観察した結果、幅2μm、高さ100μmの帯状であることがわかった。更に、ガラス表面にラインが出るまでガラスを研磨した後、EPMAによる面分析を行った結果、このラインがTeにより形成されていることを確認した。
【0018】
実施例5
モル%表示にて、60TeO2−20SeO2−20ZrO2になるように原料を20g秤量し、白金坩堝中、1500℃で60分溶融した後、急冷して得られてガラスを切断・研磨し、厚さ2mmの板状試料を作製した。次に実施例1と同様な方法によりパルスエネルギー1μJ、パルス幅50フェムト秒、繰返し周期250kHz、波長1.3μmのパルス光を焦点距離100mmの単レンズにより、ガラス試料に1秒間集光照射照射した後、一端レーザー照射を止め、焦点位置をX方向に1μm移動させた再び3秒間のレーザー集光照射を行った。この操作を10回繰り返した後、焦点位置をZ軸方向(表面方向)に1μm移動させ、再び深さ以外は同じ位置にレーザーを3秒間照射し移動する操作を繰り返した。レーザー照射後、光学顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域が黒く変色していることを確認した。また、このラインを共焦点レーザー走査顕微鏡で三次元観察した結果、直径2μm、長さ50μmの針状であることがわかった。更に、ガラス表面にラインが出るまでガラスを研磨した後、EPMAによる面分析を行った結果、この析出物がTeとSeにより形成されていることを確認した。
【0019】
実施例6
モル%表示にて、40SiO2−20BaSiF6−40Al23になるように原料を10g秤量し、窒素雰囲気にて高密度カーボン坩堝中、2000℃で10分溶融した後、急冷することで、ガラス試料を作製した。更にこのガラスを切断・研磨し、厚み2mmの板状試料を作製した。次に、得られた試料に、実施例1と同様に、パルスエネルギー10μJ、パルス幅130フェムト秒、繰返し周期20Hz、波長800nmのパルス光を照射し以下の操作を行った。
▲1▼.レーザー照射と同時にガラス試料を10μm/秒の速度でX 方向にスキャンさせた
▲2▼.一端レーザー照射を止め、焦点位置をY方向に1μm移動さ せた後、再びレーザーを集光照射しながらガラス試料を−X方向 に10μm/秒の速度で移動させた。
▲3▼.▲1▼、▲2▼の操作を10回繰り返した。
▲4▼.焦点位置をZ軸方向(表面方向)に1μm移動させ、▲1▼、▲2▼ 、▲3▼の操作を行った。
▲5▼.▲1▼〜▲4▼の操作を10回繰り返した。
【0020】
その後、光学顕微鏡及び共焦点レーザー走査顕微鏡にてガラス試料を観察したところ、レーザーが照射された領域に沿って、ドット状の黒い点(粒径:0.5μm)が、図2に示すように三次元周期的に形成されていることを確認した。また、ガラス表面に黒点が出るまで、ガラスを研磨した後、ESCAにより表面分析を行った結果、レーザーパルス光が照射された領域に析出した黒点がSiであることを確認した。
【0021】
更に、レーザーパルスのパルスエネルギー調整することで、実施例1〜5のガラスにおいても同様な三次元周期構造体の形成が可能であることを確認した。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、ガラスの内部にパルスレーザー光を集光照射することで、ガラス内部の任意に場所に非金属粒子を析出させた非金属粒子析出ガラスであり、ガラス内部に非金属粒子をドット状或いはライン状に析出した領域を光の波長程度の周期にてガラス内部に選択的に析出させ、光の波長と同程度の周期構造をもつ人工的な多次元周期構造を形成させることにより、光を二次元ないし三次元の空間において制御する光フィルター、光合波分波器、光分散補償素子、レーザー発振器、光増幅器等の光機能素子への適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の非金属粒子を析出させる方法を示した装置の概略図である。
【図2】実施例6における三次元周期構造を示したものである。
【符号の説明】
1・・・パルスレーザー
2・・・集光レンズ
3・・・集光点
4・・・試料
5・・・XYZステージ
6・・・Si粒子による三次元周期構造
7・・・ガラス試料

Claims (5)

  1. Si、B、C、P、Se、およびTeの1種または2種以上を含む非金属化合物を含有するガラスの内部に、成分がSi、B、C、P、Se、およびTeの1種または2種以上の元素であって、粒径が0.1〜2μmである非金属粒子を析出させたことを特徴とするガラス。
  2. 析出させた非金属粒子の配列がドット状および/またはライン状である請求項1に記載のガラス。
  3. 析出させた非金属粒子の配列が多次元周期的である請求項1に記載のガラス。
  4. Si、B、C、P、Se、およびTeの1種または2種以上を含む非金属化合物を含有するガラスの内部に、パルスレーザ光を集光し、集光点を該ガラスの内部で相対移動させながらパルスレーザ光を照射することを特徴とする請求項1〜3に記載のガラスの作製方法。
  5. ガラス材料の吸収領域とパルスレーザ光の波長とが一致しないことを特徴とする請求項4に記載の作製方法。
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