JP3656112B2 - ラジアルテーピング部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はラジアルテーピングされる部品の改良に関する。特に、自動機で実装するのに適したラジアルテーピング部品の端子足の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から回路に載置される異形部品(例えば、抵抗、コンデンサ、ダイオード、コネクタ等の独立部品)は、自動機で実装するときの便宜のためにラジアルテーピングして供給される。図5はこれらの部品の例を示しており、図5(a)はコネクタ101をラジアルテーピングした正面図、図5(b)は抵抗111をラジアルテーピングした斜視図、図5(c)はコンデンサ121をラジアルテーピングした斜視図である。図5において各部品(素子)101,111,121の端子足102,112,122は台紙テープ103,113,123に、粘着テープ104,114,124により挟持されて取り付けられる。図5(a)のコネクタ、図5(c)のコンデンサにおいては取り付けのための端子足の一部のみが長くされており、この長い方の端子足の先端部が挟持されてラジアルテーピングされる。
【0003】
従来これらの端子足は、図6に示すような形状に形成されている。図6(a)は端子足周辺の配置構造を含めて一例を示し、図6(b)はこの端子足先端部の拡大図、図6(c)は他の端子足の例を示し、一つのリブ102aを有しているもので、図6(d)は、この端子足先端部の拡大図である。図6において端子本体部105は例えばコネクタ101のハウジング106に圧入されており、位置決めと抜け止めのための複数の矢尻部105aを有している。端子足102と関連して基板108を図示する。
【0004】
端子足102は、自動機で実装されるとき長い端子足の先端をカットしてラジアルテープ103から分離され、基板108の穴に挿入されて図7,図8に示すように曲げられる。このカット、曲げの工程をクリンチという。
【0005】
図7(a)は、上記の図6(a)の形状の端子足102を基板108に挿入し曲げた状態を示す断面図、(b)はその説明用斜視図である。
【0006】
また、図8(a)は、上記図6(c)の形状の端子足102を基板108に挿入し曲げた状態を示す断面図、(b)はその説明用斜視図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図7、図8から分かるように、従来のラジアルテーピング部品では、実装時に行われるクリンチによる曲げ位置は定まらず、部品の基板への取り付けはガタツキを生じる。また、端子足が基板の穴の端に偏りがちである、という問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、このような基板への取り付け時のガタツキが少なく、端子足が基板の穴の端に偏らない端子足を有するラジアルテーピング部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、先端近くに、第一リブ部と第二リブ部とを設けてその両リブ部間を曲げ部として形成した端子足を有するものとした。これによって、実装時におけるクリンチによる曲げ位置は曲げ部となって定まり、また、第二リブ部が基板の穴の中央付近に端子足を安定させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0011】
図1は、本発明によるラジアルテーピング部品の一実施形態を示しており、ここでのラジアルテーピング部品はコネクタ1である。
【0012】
図2は、図1を右方向から見た側面図を示している。コネクタ1からは、そのハウジング6に圧入された端子の端子足2が伸びている。ここではそれぞれのコネクタ1に5本の端子足2が設けられている。このうちの2本の端子足2aは長く伸び、その伸びた先端は、台紙テープ3と粘着テープ4とに挟持されて、コネクタ1は、台紙テープ3と(及び粘着テープ4)の長手方向に沿って並べられる。ここでのラジアルテーピング用テープは、台紙テープ3と粘着テープ4とからなっている。
【0013】
図3は、図1、図2における端子10の端子足2付近の形状を示している。端子足2及び2aは、基本的に平板状に形成されている。なお、図3では、図1、図2の2本の長く伸びた端子足2aもカットされて他の端子足2と同形状とされた場合を想定している。図3(a)はハウジング6に圧入されている端子10がその先端に伸びた端子足2を基板8の穴に挿入する状態を示す。図3(b)は、端子足2の形状を示す拡大平面図であり、端子足2はその先端近くに幅広に形成された第一リブ部2bと第二リブ部2cと両リブ部2b,2c間に幅の狭い曲げ部2dを設けている。幅一定の伸長部2eが端子2の本体とつながれている。
【0014】
上記のような形状の端子足2,2aを有するラジアルテーピング部品であるコネクタは、自動機で基板8上に実装される。
【0015】
まず、長く伸びて台紙テープ4上に挟持された端子足2aは、実装時にカットされ、図3に示した端子足2の形状にそろえられる。その後、各端子足2及び2aは、基板8の穴に挿入され、その先端がクリンチされ、基板8の面に沿って曲げられる。
【0016】
図4は、この端子足2,2aの曲げ状態を示しており、図4(a)は基板8を断面とした側面図、図4(b)は基板8について穴のみを表示した説明用の斜視図である。幅広の第一リブ部2b及び第二リブ部2cは、他部分よりより強い曲げ対抗度があるため細くなった曲げ部2dが曲げられることになる。このため、曲げ位置が定まる。また、基板8の穴の側面に第二リブ部2cの側面が当接するため、端子足2は基板8の穴の中央付近に安定保持され、このためコネクタ1の基板8に対する位置は、穴に対して偏りなく安定する。この後フロー半田処理等により、端子足2と基板上の配線端子とが接続される。
【0017】
ここではラジアルテーピング部品の例としてコネクタを選び実施形態を示したが、抵抗、コンデンサ等、ラジアルテーピングされて供給され、基板上へ実装される部品であれば、本発明を適用できることは明瞭である。
【0018】
また、ラジアルテーピング部品の取り付け基板は、回路基板でなくとも取り付け穴を有する他の部品または装置の一部であっても本発明を同様に適用できる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明におけるラジアルテーピング部品は、端子足の2つのリブ間に曲げ部を形成したことにより、一定位置で端子足の曲げが行われ、基板とのガタツキを阻止できるとともに、基板に対しても定まった位置に安定して取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるラジアルテーピング部品としてのコネクタをラジアルテーピングした正面図である。
【図2】 図1に示すラジアルテーピングされたコネクタの右側面図である。
【図3】 図1、図2に示すコネクタの一端子足付近の形状を示す平面図で、(a)は、ハウジング及び基板との関係を示し、(b)は端子足のみの拡大平面図を示す。
【図4】 図1乃至図3に示すコネクタの端子足の基板への実装状態を示し、(a)は側断面図、(b)は斜視図である。
【図5】 従来のラジアルテーピングされたラジアルテーピング部品を示し、(a)はコネクタの例、(b)は抵抗の例、(c)はコンデンサの例を示す斜視図である。
【図6】 従来の端子足付近の形状例を示す平面図で、(a)はハウジング及び基板との関係を示す一例、(b)は(a)の端子足のみの拡大平面図、(c)はハウジング及び基板との関係を示す他の例、(d)は(c)の端子足のみの拡大平面図である。
【図7】 図6の(a),(b)に示した端子足の基板への実装状態を示し、(a)は側断面図、(b)は斜視図である。
【図8】 図6の(c),(d)に示した端子足の基板への実装状態を示し、(a)は側断面図、(b)は斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ、2 端子足、2a 長く伸びた端子足、2b 第一リブ部、2c 第二リブ部、2d 曲げ部、2e 伸長部、3 台紙テープ、4 粘着テープ、6 ハウジング、8 基板、10 端子。
Claims (1)
- ラジアル状にテーピングされて供給されるラジアルテーピング部品において、
先端近くに、第一リブ部と第二リブ部とを設けてその両リブ部間を曲げ部として形成した端子足を有することを特徴とするラジアルテーピング部品。
Priority Applications (1)
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JP14304899A JP3656112B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | ラジアルテーピング部品 |
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JP2000331871A JP2000331871A (ja) | 2000-11-30 |
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ID=15329705
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JP14304899A Expired - Fee Related JP3656112B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | ラジアルテーピング部品 |
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1999
- 1999-05-24 JP JP14304899A patent/JP3656112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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