JP3654653B2 - 化粧品及び医薬品分野でのポテンチラ・エレクタ抽出物の使用 - Google Patents

化粧品及び医薬品分野でのポテンチラ・エレクタ抽出物の使用 Download PDF

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Description

本発明は、化粧品又は医薬品分野、特に皮膚科学でのポテンチラ・エレクタ(Potentilla erecta)抽出物の新規の使用に関する。
トーメンチラ(Tormentilla)若しくはポテンチラ・エレクタ・ラエウシュ(Potentilla erecta Raeusch)又はポテンチラ・トーメンチラ・ストークス(Potentilla tormentilla Stokes)若しくはネック(Neck)は、収斂剤、制瀉剤又は抗アレルギー剤として植物医薬で伝統的に用いられている。これに関しては、Bissetの著作「草薬と植物医薬(Herbal drugs and phytopharmaceuticals)」CRCプレス社、Boca Raton、USA、1994、499〜501頁、及び「現代の草本(A modern herbal)」Penguin Handbooks社、Harmards worth、イギリス、1980、819〜820頁を参照。
トーメンチラは特にウラル地方など中央ロシアにおける栽培植物であるため、Vasfilova E.S.とIvanova G.A.、Rastit.Resur 1989、25、67〜73に記載されているように容易に入手できる。
最近Bosらは、雑誌Biological and Pharmaceutical Bulletin、1996、19、146〜148で、トーメンチラから抽出したプロシアニジンの抗脂質過酸化作用及び抗エラスターゼ作用について記載している。
ドイツ特許DE3911185も、口臭に対するポテンチラ・エレクタ抽出物の使用を記載している。
ダイソー社の日本特許出願JP01121221は、この抽出物がアルドースリダクターゼ阻害作用を有することから、糖尿病を治療するために、同植物の水又は有機溶媒抽出物の使用を記載している。
Selemina LV.、Zozulga R.N.、Yakovleva T.N.は、Rastit.Tesur.1973、9、409〜414で、抗炎症性作用、及び、毛細血管壁の補強を改善するトーメンチラの根部の抽出物が持つそれらについて記載している。
他にも、抗アレルギー剤及び免疫促進剤としてのポテンチラ・エレクタのタンニンの使用が記載されている(Lundら、Deutsche Apothekr Zeitung、1985、125、105〜108)。
更に、VII型のコラーゲン(以下ではコラーゲンVIIという)が、基底膜と結合して表皮を真皮につなげるアンカリングフィラメントの主要構成成分であることは知られている。「VII型コラーゲン、アンカリングフィラメント及び表皮水疱症」J.Invest.Dermatol、(1993)101、252〜255でR.Burgesonが記載するように、VII型コラーゲンは、表皮の基底層の角化細胞によって合成され、より少量が真皮の繊維芽細胞によって合成される。またJ.Invest.Dermatol.(1992)99 808〜812のA.Koenigらの論文を参照することもできる。この点に関して最近の研究では、レチノイン酸の局所適用が、光線作用性の老化を受けた皮膚におけるアンカリングフィラメントの数を増加させることが分かっている(Woodley D.T.ら、J.Amer.Med.Assoc.(1990)263、3057〜9)。レチノイン酸又はトレチノインは、最も効率的な抗しわ剤の1つとして認識されている(L.H.Kligman、Cutis(1988)41(6)419〜20;J.J.Leydenら、J.Am.Acad.Dermatol.(1989)21(3Pt 2)638〜44;J.H.Saurat、Horm.Res.(1995)43(1〜3)89〜92)。
Y.Q.Chen、A.Mauviel、J.Ryynanen、S.Sollberg、J.Uittoの論文(「培養ヒト皮膚繊維芽細胞及び角化細胞によるVII型コラーゲン遺伝子の発現:ドナーの年齢及びサイトカイン応答の影響」J.Invest.Dermatol、(1994)102、205〜209)では、増加する皮膚のもろさや表皮の修復能力の減少など特定の皮膚老化の出現は、老化した被験物でのコラーゲンVII合成の減少に起因するものとされている。「皮膚のもろさ」なる表現は、特に皮下(sub−basal)での水疱の出現をいうことに留意されたい。
最後に、M.AkiyamaらがJ.Invest.Dermatol.(1995)105 844〜850で、コラーゲン、特にコラーゲンVIIが、ヒトの毛嚢において、特にマトリックス(毛乳頭近傍部)の基底膜及び隆起部(毛球の上部の隆起部)の基底膜において重要な役割を果たす旨記載している。これら2つの部位には、高い分裂能力を有する細胞、特に毛幹を生み出す角化細胞がある。この筆者は、毛嚢に存在するコラーゲンVIIがこの分裂能力の発現に不可欠であることを指摘している。
ここで本発明の著者は、全く驚くべきことに、ポテンチラ・エレクタの抽出物が、標準ヒト角化細胞によるコラーゲンVIIの分泌に対する効果を有することを実証した。
この知見に基づき、新規の化粧用又は薬用組成物、特に皮膚科用組成物、より具体的には、コラーゲンVIIの合成を促進することが望まれる全ての利用分野で有用な組成物を開発した。
この性質は、局所化粧用又は薬用組成物の製造で特に有用であることが分かった。このような組成物は、特に、張りのない又は弛んだ皮膚を持つ人において真皮と表皮との固着を促進することが可能でいる。またこの組成物は、毛髪の状態を改善することを目的とするヘアケアーに有用であることも分かった。更にこの組成物は、表皮水疱症等の、真皮−表皮結合の欠乏に伴う病状を治療することも可能である。
すなわち本発明は、その本質的な特徴の1つによれば、真皮−表皮結合を補強することにより真皮と表皮との固着を改善することを目的として、化粧学的に許容される媒体を含む化粧用組成物に配合される化粧剤としての、植物ポテンチラ・エレクタの抽出物の使用に関する。
この組成物に配合される抽出物はコラーゲンVIIの形成を促進して作用することを明らかにしたが、このことは本発明の別の本質的特徴を構成する。
すなわち本発明の組成物は、真皮と表皮との固着を改善することが望まれる全ての利用分野で特に有用であることが分かった。
特にこの組成物は、皮膚の張りを得ること、皮膚の老化の徴候の出現を予防し若しくは遅らせること、しわの出現を遅らせること、又は、その深さを減少させること、更には毛髪の状態を改善することを目的とするものである。
この組成物は、抗しわ製品、皮膚の老化及び皮膚の弛みに抗することを目的とした製品であってもよいし、ヘアケアー用ローションであってもよい。
本発明の化粧用組成物は、皮膚の老化、特に光線作用性の皮膚の老化、すなわち照射、特に太陽光の照射、なかでも紫外線の照射によって引き起こされる老化に抗することに関して特に興味深いことが分かっている。
本発明の化粧用組成物は、一般に、特に張りのない又は弛んだ皮膚に抗することを目的とした、皮膚を引き締めるための製品として特に有用であることが分かっている。
本発明は、その別の本質的な特徴によれば、真皮と表皮との固着における欠陥に起因する病状、特に真皮−表皮結合の弱化に起因する病状を治療することを目的とする薬用組成物、特に皮膚用組成物を調製するための植物ポテンチラ・エレクタの抽出物の使用にも関する。
本発明の薬用組成物、なかでも皮膚科用組成物は、特に、コラーゲンVIIの形成における機能不全に起因する症状又は病状の治療に用途を見いだすことができる。
このような病状の例として、特に表皮水疱症が挙げられる。
また本発明の皮膚科用組成物は、場合によっては局所治療用処置の補足として、特に癒合の前後での皮膚の質を改善するために、外傷の治療における癒合用組成物として好適に用いることも可能である。
本発明において用いられる植物の抽出物を得るためには、各種溶媒を用いることが可能である。しかしながら、水、C1〜C4アルコール、C2〜C6グリコール又はこれら溶媒の混合物、特に水アルコール混合物又は水グリコール混合物、を好適に選択することができる。当然のことだが、抽出溶媒は常温すなわち20〜25℃で液体であるものが選ばれる。
水は本発明で好ましく用いられる抽出溶媒である。
上述したアルコールのなかでも、メタノール又はエタノールを用いることがより好ましい。グリコールのなかでは、エチレングリコール、プロピレングリコール又はブチレングリコールを用いるのが好ましい。ブチレングリコールが好適に選択される。
植物ポテンチラ・エレクタの抽出物は、化粧用及び薬用の用途という2つの分野で、この植物の根茎から好適に得られる。
すなわち特に好適な態様によれば、本発明の組成物の製造ではポテンチラ・エレクタの根茎の水抽出物が用いられる。
本発明の化粧用又は薬用組成物、特に皮膚科用組成物は、好適に、この組成物全重量に対して、上記ポテンチラ・エレクタ抽出物を0.0001重量%〜5重量%、好ましくは0.01重量%〜0.5重量%含有する。
本発明の組成物は、好適に、皮膚の細胞外マトリックスの構成成分の合成を促進する物質を少なくとも1つ更に含有することが可能である。
このような物質の例として、ビタミン、特にA及びC群のビタミン並びにエステル等のこれらの誘導体、トコフェロール、キサンチン、特にカフェイン又はテオフィリン、レチノイド、特にビタミンA酸、センテラ・アシアチカ(centella asiatica)の抽出物、アシアチン酸(asiatic acid)、マデカシン酸(madecassic acid)、及び、アシアチコサイド(asiaticoside)又はマデカソサイド(madecassoside)等のこれらのグリコシル化誘導体、シーゲスベッキア・オレエンタリス(Siegesbeckia orientalis)の抽出物、コミフォラ・ムカル(Commiphora mukul)の抽出物、並びに、エリオボトリャ・ジャポニカ(Eriobotrya japonica)の抽出物が挙げられる。
また本発明の組成物は、脂肪族C3〜C12アルファ−ヒドロキシ酸、特にクエン酸、リンゴ酸及び乳酸、アミノ酸、特にアルギニン、シトルリン及びトレオニン、セラミド、グリコセラミド、リン脂質、やせ薬、特にフォルスコリン、コリウス(Coleus)の抽出物、テフロシア(Tephrosia)の抽出物、抗伸展線剤、特にマロニエの実の抽出物及びエスシン(escine)、微小循環を保護し又は改善する薬剤、特にギンクゴ・ビローバ(Ginkgo Biloba)のビオフラボノイド、並びに、遮光剤、特に酸化チタン、Parsol MCX及び植物由来の遮光剤からなる群より選択される少なくとも1つの物質を更に含有することができる。
特に毛髪のケアー及び処置を目的とする本発明の組成物では、植物ポテンチラ・エレクタの抽出物は、アークティウム・ラッパ(Arctium lappa)の抽出物、クロロキシレノール、レゾルシノール又は亜鉛ピリチオン等のふけ防止剤、5α−リダクターゼ阻害剤等の抗脂漏剤、特にピゲヌム・アフリカヌム(Pygenum africanum)の抽出物、並びに、セファランチン及びニコチン酸メチル等の、血液の微小循環を促進する薬剤からなる群より選択された少なくとも1つの他の有効成分と好適に組み合わせられる。
各種の配合形態を調製することができる。最も使用される形態の1つは、皮膚組織への適用に適した局所用形態である。適切な局所用配合形態としては特に限定されず、エマルション、クリーム、乳液、香油、ゲル、ローション及び処置化粧用組成物が挙げられる。
本発明は別の態様によれば、真皮−表皮結合の補強による真皮と表皮との固着の改善、又は、コラーゲンVIIの合成の促進を達成することが望まれる、化粧的処置又は医薬的処置、特に皮膚科学的処置の方法にも関する。
本発明によれば、上記効果は、化粧学的又は薬学的に許容される賦形剤を含む組成物に配合された、化粧学的又は薬学的に有効な量の化粧学的又は薬学的に有効なポテンチラ・エレクタの抽出物を、処置を行う体の部位に適用することにより達成される。
上述したような方法は、特に、皮膚の張りを得ること、皮膚の老化の徴候の出現を防止し若しくは遅らせること、しわの出現を遅らせること又はその深さを減少させることを可能にするものである。
この方法を実施するために用いられる組成物は上述したものである。
最後に本発明は、その最後の態様によれば、有効濃度の植物ポテンチラ・エレクタの抽出物を導入してコラーゲンVIIの合成の促進を達成する、培養細胞、特にヒト角化細胞又はヒト繊維芽細胞の処理方法にも関する。
この方法の好ましい実施の形態によれば、上記抽出物は、培養培地の全重量に対して0.0001重量%〜1重量%の濃度で導入される。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、実施形態の幾つかの例を参照してなされる以下の説明的記載から当業者へ明らかにされるが、以下は単に例示として掲げたものであって、本発明の範囲を限定するものではない。以下の実施例では、特に記載がない限り、百分率は重量基準で表す。
実施例
実施例1
ポテンチラ・エレクタの根茎のメタノール抽出物の調製
この植物の根茎1重量部をメタノール10部で還流下、30分間ずつ三度続けて抽出した。ろ過後、全ての抽出物を合わせた。
次いでこの抽出物を溶媒が完全に除去されるまで濃縮した。乾燥抽出物の状態で製品を回収した。
実施例2
水抽出によるポテンチラ・エレクタの根茎の抽出物の調
細かく粉砕したこの植物の根茎50gを用いて、沸騰水500mLで30分間抽出を行った。孔径が0.45μmのグリッドでろ過した後、固形残滓を最初の抽出と同じ条件下で水500mLを用いて二度続けて抽出した。全ての水抽出物を合わせた後、凍結乾燥をした。粉体の状態で乾燥抽出物を得た。
実施例3
ポテンチラ・エレクタの根茎の水抽出物によるコラーゲ ンVIIの合成促進の実証
この試験は、実施例2で記載した方法に従って得られた、凍結乾燥した粉体の状態である水抽出物(以下AEという)に対して行った。
この試験は遮光下で行った。
1−試験の手順
a)角化細胞の由来
標準ヒト角化細胞(NHK)の培養は、健康な皮膚の外科的サンプルから作製した。この研究では、58歳白人女性の顔のしわ取り手術に由来する細胞株に対して試験を行った。
b)培養条件
角化細胞を完全なSFM(無血清培地)(GIBCO社、SFMcという)で保持した。この細胞は一次培養から一度、継代培養を行った(すなわち一回の継代、P1とする)。
c)処理条件
この細胞の接種は、96穴培養プレートに、SFMcのウェルあたりNHK30000個の割合で行った。細胞が良好に付着するのに必要な24時間のインキュベーションの後、培地を、2%に希釈したSFMcと取り替えて角化細胞の増殖を抑制した。実施例2によって得られた製品(表1ではAEとしている)の母液を、DMSO中1−2.5−5mg/mLの濃度でその場で調製し、0.1v/最後v%で研究培地に導入した(すなわち試験濃度:1−2.5−5μg/mL)。コントロールには、製品の賦形剤すなわち0.1v/v%のDMSOを導入した。3種類の濃度のそれぞれとコントロール試験について6つの培養を用意した。細胞生死判別試験XTT及び細胞の顕微鏡観察では、10μg/mLより低い濃度で製品は細胞毒性作用を示さなかった(XTTキット、BOEHRINGER、参照1465015)。
細胞を処理培地と72時間(以前の速度研究からコラーゲンVIIの最適な合成に必要な時間)接触させた。
分泌されたコラーゲンVIIを定量するために、培養上澄み液を取り除いた。コラーゲンVIIの分泌量と細胞タンパク質の量との関係を確立することを目的として、ウェルに残った細胞シートについてタンパク質の定量を行った(BCA法、シグマ(SIGMA))。
d)コラーゲンVIIのELISA定量
ELISA法によるコラーゲンVIIの定量手順としては、コラーゲンIの定量で用いたもの(M.DUMAS、C.CHAUDAGNE、F.BONTE、A.MEYBECK:「老齢のドナー由来のヒト真皮繊維芽細胞によるI型及びIII型コラーゲンのIn vitro生合成」、Mechanisms of Ageing and Development、73(1994)179〜187)を適用した。
以下の修正を加えた:
−第一抗体:抗ヒトVII型コラーゲンマウスモノクロナール抗体、イソタイプIgG1(ライフ・テクノロジーズ、参照12073−011、ロットFB2b01)
−第二抗体:アルカリ性ホスファターゼと結合した抗マウス全IgGヤギ抗体(エテルシム(Interchim)、参照115−056−062、ロット26793)
e)結果と統計的解釈
基準値を確立するためのヒトVII型コラーゲンが市販されていないため、角化細胞によるコラーゲンVIIの分泌結果は、コントロール試験の定量結果を差し引いて吸光度単位で表示(O.D.−ブランクとする)した。この値は、対応するウェル(72時間培養)の細胞タンパク質の量を基準にした。
製品の活性を促進率で評価した:
[(処理NHKのコラーゲンVII−コントロールNHKのコラーゲンVII)/コントロールNHKのコラーゲンVII]×100
処理培養(n=6)及びコントロール培養(n=6)で得られた結果を不対のスチューデント検定により比較した。この際、有意性の閾値をp<0.05とした。
コラーゲンVIIへの製品Aの活性は、同一のNHK株で確認の対象とした。
結果−結論
各培養の測定値の平均から、結果を以下の表1に示した。
Figure 0003654653
表1で示した結果から、濃度が2.5と10μg/mLでのポテンチラ・エレクタの水抽出物によるコラーゲンVIIの有意の促進が分かる。
すなわち、ポテンチラ・エレクタの抽出物がコラーゲンVIIの形成を促進することが明らかに分かる。特にこのタンパク質は、アンカリングフィラメントの主要構成要素であるため、この抽出物は、真皮−表皮結合を補強するための薬剤、及び、真皮と表皮との固着を改善するための薬剤として好適に用いることができる。
更に、上述したM.Akiyamaの論文等から、コラーゲンVIIがヒト毛嚢の角化細胞の分裂能力の発現に不可欠であることが知られており、この事実から、毛髪の状態を改善するためにポテンチラ・エレクタの抽出物を使用する利点が生じる。
実施例4
ポテンチラ・エレクタの根茎のメタノール抽出物による コラーゲンVII合成の促進の実証
この証明は、実施例1で記載した方法に従って得られたメタノール抽出物(以下「ME」とする)で行った。
今回用いた標準ヒト角化細胞(NHK)が56歳白人女性の顔のしわ取り手術に由来すること以外は、水抽出物を用いた試験に関して先行の実施例で記載したものと全く同一の実験手順を用いた。
各培養の測定値の平均から、得られた結果を以下の表IIに示す。
Figure 0003654653
上の表IIで示した結果から、本発明のメタノール抽出物がある特定の濃度から、コラーゲンVII形成を促進する非常に有意な効果を有することが分かる。
これらの結果は、先行の実施例での水抽出物に関する試験の結果、すなわち、植物ポテンチラ・エレクタの抽出物が、第一に皮膚の真皮−表皮結合の補強に、第二に毛髪の状態の改善に、大きな重要性を有することを確認するものである。
実施例5
皮膚の弛みに作用する化粧処置用組成物
実施例1によるトーメンチラの根茎のメタノール抽出物:0.2g
センテラ・アシアチカの抽出物:0.1g
ビタミンC:0.1g
O/W型エマルションの状態にある乳化賦形剤、
香料及び防腐剤:合計で100g
この組成物は皮膚の弛みに抗して、その張りを回復させる。この組成物は、皮膚が弛んでいて処置したい体の部位に適用すること3週間の療法によって好適に用いることができる。
実施例6
表皮水疱症の治療に用いるゲル状薬用調製品
実施例1によるトーメンチラの根茎のメタノール抽出物:0.5g
カルボポール(carbopol)980▲R▼:1.5g
エタノール:2.0g
水賦形剤:合計で100g
このゲル状調製品は、表皮症の場合に治療すべき部位に局所的に、1日3回少なくとも15日間適用することが必要である。
実施例7
「抗老化」エマルション
実施例1によるトーメンチラの根茎のメタノール抽出物:0.2g
ビタミンAパルミテート:0.08g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム:2.0g
小麦セラミド:0.3g
芳香液状乳化賦形剤:合計100g
このエマルションは、好ましくは毎晩、処置したい体の部位、特に顔に用いることができる。このエマルションは、しわや皮膚の弛みなど皮膚の老化の徴候が現れるのを遅らせるように作用する。約6か月毎日処置を行うと、皮膚はより滑らかになり、より柔軟に、よりきめ細かくなる。皮膚はその輝きを取り戻す。
実施例8
処置用ファンデーション
実施例2によるポテンチラ・エレクタの根茎の水抽出物:0.05g
Nylon SP50 パウダー:2.0g
セリン:0.1g
トレオニン:0.1g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム:1.2g
マデカソサイド:0.1g
顔料及び防腐剤と賦形剤:合計で100g
このファンデーションを規則的に使用すると、皮膚を良好な状態に維持し、皮膚の老化に抗するよう作用する。
実施例9
仕上げ化粧用コンパクトパウダー
実施例1によるポテンチラ・エレクタのメタノール抽出物:0.08g
Orgasol 2002 HD(ナイロン)パウダー:3.0g
乳酸:0.2g
賦形剤:合計で100g
このコンパクトパウダーは、化粧中に皮膚の老化を遅らせることができる。
実施例10
しわ処置用の密着性フィルム
ビタミンAパルミテート:0.01g
実施例2によるポテンチラ・エレクタの水抽出物:0.05g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩:2.00g
小麦タンパク質:10.00g
グリセロール:1.00g
賦形剤:合計で100.00g
この組成物を皮膚に適用した水を蒸発させると、密着性のフィルム(専用用語では「マスク」や「パッチ」とも言われる)を形成する。好ましくはこの組成物は、処置したい皮膚の部位、例えば「カラスの足跡」のしわがある部位の頬骨上に夜適用する。こうして形成した処置用フィルムを数時間放置する。15日間毎日処置すると、小さいしわが消えて明らかに滑らかとなる。一般にこの処置は、1年に3〜4度、30日間行うことが推奨される。
実施例11
毛髪の状態を改善し、ふけの生成に抗するヘアーローシ ョン
実施例1によるポテンチラ・エレクタのメタノール抽出物:0.1g
クロロキシレノール:0.05g
セファランチン(Cepharantine):0.01g
芳香性アルコール賦形剤:合計で100.00g
このローションは朝晩頭皮に適用した後、軽くマッサージして用いる。8〜15日間処置すると、毛髪はその輝きと柔軟性を取り戻し、痒みが消える。処置したい毛髪の問題の重要性に応じて2〜4か月間隔を開けて、30日間処置することが推奨される。

Claims (24)

  1. 真皮−表皮結合を補強することにより真皮と表皮との固着を改善することを目的とする、植物ポテンチラ・エレクタ(Potentilla erecta)の抽出物、及び、化粧学的に許容される媒体を含む、化粧用組成物。
  2. コラーゲンVIIの形成を促進することを目的とする、植物ポテンチラ・エレクタの抽出物、及び、化粧学的に許容される媒体を含む、化粧用組成物。
  3. 皮膚の張りを得ること、皮膚の老化の徴候の出現を予防し若しくは遅らせること、しわの出現を遅らせること、又は、その深さを減少させることを目的とするものである請求項1又は2記載の組成物。
  4. 皮膚の老化は、光線作用性の老化である請求項3記載の組成物。
  5. 毛髪の状態を改善することを目的とするものである請求項2記載の組成物。
  6. 植物ポテンチラ・エレクタの抽出物からなる、真皮と表皮との固着における欠陥に起因する病状を治療することを目的とする薬用組成物。
  7. 植物ポテンチラ・エレクタの抽出物からなる、コラーゲンVIIの形成における機能不全に起因する症状又は病状を治療することを目的とする薬用組成物。
  8. 表皮水疱症の治療を目的とするものである請求項6又は7記載の組成物。
  9. 場合によっては局所治療用処置の補足として、外傷の癒合を改善するために、外傷を治療することを目的とするものである請求項6又は7記載の組成物。
  10. 抽出物は、水、C1〜C4アルコール、C2〜C6グリコール又はこれら溶媒の混合物からなる群より選択される溶媒を用いた抽出によって得られたものである請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の組成物。
  11. 溶媒は水である請求項10記載の組成物。
  12. アルコールは、メタノール又はエタノールである請求項10記載の組成物。
  13. グリコールは、エチレングリコール、プロピレングリコール及びブチレングリコールからなる群より選択されるものである請求項10記載の組成物。
  14. 抽出物は、ブチレングリコールを用いた抽出によって得られたものである請求項13記載の組成物。
  15. 抽出物は、この植物の根茎から得られたものである請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 前記組成物の全重量に対して、抽出物を0.0001重量%〜5重量%含有するものである請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 皮膚の細胞外マトリックスの構成成分の合成を促進する物質を少なくとも1つ更に含有するものである請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 物質は、ビタミン、トコフェロール、キサンチン、レチノイド、センテラ・アシアチカ(centella asiatica)の抽出物、アシアチン酸(asiatic acid)、マデカシン酸(madecassic acid)、及び、これらのグリコシル化誘導体、シーゲスベッキア・オレエンタリス(Siegesbeckia orientalis)の抽出物、コミフォラ・ムカル(Commiphora mukul)の抽出物、並びに、エリオボトリャ・ジャポニカ(Eriobotrya japonica)の抽出物からなる群より選択されたものである請求項17記載の組成物。
  19. 脂肪族C3〜C12アルファ−ヒドロキシ酸、アミノ酸、セラミド、グリコセラミド、リン脂質、やせ薬、コリウス(Coleus)の抽出物、テフロシア(Tephrosia)の抽出物、抗伸展線剤、微小循環を保護し又は改善する薬剤、並びに、遮光剤からなる群より選択される少なくとも1つの物質を更に含有するものである請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. ふけ防止剤、抗脂漏剤、並びに、血液の微小循環を促進する薬剤からなる群より選択される少なくとも1つの他の有効成分を更に含有するものである請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 真皮−表皮結合の補強による真皮と表皮との固着の改善を得ること、又は、コラーゲンVIIの形成を促進することを目的とする化粧処理方法であって、化粧学的有効量の植物ポテンチラ・エレクタの抽出物を、化粧学的に許容される賦形剤を含む組成物に含有させて適用することを特徴とする化粧処置方法。
  22. 皮膚の張りを得ること、皮膚の老化の徴候の出現を防止し若しくは遅らせること、しわの出現を遅らせること又はその深さを減少させるために、化粧学的有効量の植物ポテンチラ・エレクタの抽出物を、化粧学的に許容される賦形剤を含む組成物に含有させて適用することからなる請求項21記載の化粧処置方法。
  23. コラーゲンVIIの合成促進を達成するために、有効濃度の植物ポテンチラ・エレクタの抽出物を培養培地に導入することを特徴とする、培養細胞の処置方法。
  24. 抽出物は、培養培地の全重量に対して、0.0001重量%〜1重量%の濃度で導入する請求項23記載の処置方法。
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