JP3654038B2 - 電池パック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個の電池と、電池間に配置される温度検出素子とを電池ケース内に内蔵した電池パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電池パックは、図6の斜視図に示すように、複数個の電池1を並置配列して電池ブロックを構成し、この電池列の谷間空間に、温度検知部2とリード線部3を有する温度検出素子を少なくとも一つ配置し、これを粘着テープ8で電池1に固定して樹脂ケース4Dに収納する構成をとっていた。この温度検出素子は、例えば二次電池充電時における電池の温度上昇を検出し、電池温度を制御する充電システム等で使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、粘着テープなどの部品点数が増えるため電池パックとしての価格上昇の要因となったり、充電時における温度上昇の繰り返しや電池パックへの衝撃等により粘着テープが時間の経過と共に粘着力を失い、温度検出素子と電池との接触が弱くなり電池の正確な温度変化を検出できなくなるという問題があった。このような電池の温度状態を正確に検知できないと、例えば電池の温度制御によって充電電流制御を行っているシステムでは、電池の充電電流が大きくなりすぎるために電池の充放電サイクル寿命が極端に短くなったり、電池の充電電流が小さくなりすぎたりすることによって、電池の放電電気容量が短くなったりする等の問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するもので、温度検出素子によって電池の温度状態を、正確に検知することができ、しかも簡単な構造で、信頼性に優れた安価な電池パックの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電池パックは、複数個の電池を並置配列して樹脂ケース内に収納する電池パックであって、充電時や異常使用時における電池の温度上昇を検知する温度検出素子を相隣り合う2個の電池の列間に配置すると共に、樹脂ケースに温度検出素子の位置決めを行うリブ体および、相隣り合う2個の電池の列間に温度検出素子のリード線部を押し上げることによって、温度検出素子の温度検知部を電池に密着固定させるリブ体を設置したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数個の電池を並置配列した電池ブロックと、リード線部を有する温度検出素子とを樹脂ケースに収納した電池パックにおいて、前記温度検出素子は、そのリード線部が弾力性を有しており、前記電池ケースには、前記温度検出素子を前記電池列間の谷間空間に固定する第1のリブ体と、前記リード線部の固定を行う第2のリブ体とを有しており、前記温度検知部は前記リード線部の弾性により電池列間の谷間空間に付勢されているものである。
【0007】
これは、ケースに設置されたリブ体にて、温度検出素子の温度検知部間近のリード線部を押し上げ、温度検出素子のリード線部の弾力性を利用して相隣り合う2個の電池の列間に温度検出素子を確実に密着させることができるものである。
【0008】
したがって、電池と前記温度検出素子とが確実に接触するため、例えば二次電池の充電時や異常使用時における温度上昇に対して、温度検出素子の温度検知が信頼性の高いものとなり、電池パックの充電制御を正確に行うことができる。
【0009】
さらに温度検出素子をリブ体での位置決めと温度検出素子のリード線部の弾力性による圧接で固定しているため、従来のように粘着テープを利用したものと比較して、温度上昇の繰り返しや電池パックへの衝撃によるテープのはがれなどがなく電池と温度検出素子との十分な接触を得ることができ、正確な温度検知ができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、複数個の電池を並置配列した電池ブロックと、リード線部を有する温度検出素子とを樹脂ケースに収納した電池パックにおいて、前記電池ケースには、前記温度検出素子を前記電池列間の谷間空間に付勢して固定するバネ構造を有する第1のリブ体と、前記リード線部の固定を行う第2のリブ体とを有するものである。
【0011】
これは、ケースに設置されたバネ構造を持ったリブ体にて、温度検出素子を押し上げ、電池ケースのリブ体の弾力性を利用して相隣り合う2個の電池の列間に前記温度検出素子を密着させることができるため、温度検出素子のリード線部に弾力性がなくても、ケースに設置されたバネ構造を持ったリブ体にて、温度検出素子を押し上げるため、電池と温度検出素子を十分に密着させることができる。
【0012】
したがって、請求項2に記載の発明は、前記二次電池と前記温度検出素子との接触が常に十分な接触を得ることができるため、二次電池の充電時や異常使用時における温度上昇に対して、温度検出素子の電池温度の検知に対する信頼性が従来のものよりも高いものとなる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の具体例について説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における電池パックの分解斜視図である。
【0015】
図1中、1はAサイズのニッケル−水素蓄電池,2は温度検出素子の温度検知部,3は温度検出素子のリード線部,4は電池ケースであり、上ケース4Aと下ケース4Bに分割されている。
【0016】
電池1の3本が並置配列され、電池ブロックを構成している。温度検出素子のリード線部3は、弾性があり、リブ体5によって位置決めされている。電池ケースの下ケース4Bに設けられたリブ体6によって、温度検出素子の温度検知部2は、電池1の列間に固定され、かつ、温度検出素子のリード線部3の弾性により付勢されている。このことによって、温度検出素子の温度検知部2は、図2の模式図に示すように、電池1の列間の谷間空間に密着固定されている。そして、上ケース4Aと下ケース4Bとを嵌合して、この嵌合部を超音波溶着することによって一体となり本発明の実施例1における電池パックが構成される。
【0017】
このように実施例1の電池パックは、温度検出素子の温度検知部2が電池1列間にリブ体5,6によって、確実に密着固定されいるため、電池1の正確な温度検知をすることができ、充電システム制御等に電池1の温度データを活用することができる。
【0018】
(実施例2)
実施例2では、上記の実施例1で用いた下ケース4Bの代わりに、別な下ケース4Cを用いた以外は、実施例1と同様に構成した実施例2の電池パックについて、以下に説明する。
【0019】
図3は、温度検出素子を下ケース4Cに固定した斜視図である。
【0020】
図3に示すように、下ケース4Cは、温度検出素子を電池1の列間の谷間空間に付勢して固定するバネ構造を有するリブ体7と、温度検出素子のリード線部3の固定を行うリブ体5を有している。
【0021】
図4の模式図に示すように、下ケース4Cに電池1と温度検出素子を配置する。
【0022】
温度検出部のリード線部3は、図5の模式図に示すように、バネ構造を有するリブ体7によって電池1の列間の谷間空間に付勢されている。このことによって、温度検出素子の温度検知部2は、電池1列間に確実に密着固定される。そして、上ケース4Aを4Cに嵌合して、この嵌合部を超音波溶着することによって、本発明の実施例2における電池パックが構成される。
【0023】
実施例2の電池パックは、温度検出素子の温度検知部2が電池1列間にリブ体5,7によって、確実に密着固定されいるため、電池1の正確な温度検知をすることができ、充電システム制御等に電池1の温度データを活用することができる。
【0024】
また、上記の実施例2で用いた温度検出素子のリード線部3としては、実施例1と同様に弾性を有するものを用いたが、リブ体7はバネ構造を有していてリード線部3を付勢しているため、リード線部3としては弾性を有していないものを用いても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、上下の電池ケース内に温度検出素子の位置決めおよび、2個の電池の列間への温度検知部の密着固定するリブ体を設置したので、電池と温度検出素子との接触を良好に維持でき、電池の充電時や異常使用時における温度上昇に対して正確な電池温度を検知でき、その電池温度を利用した良好な電池パックを提供できる。
【0026】
さらに、本発明では温度検出素子をリブ体により位置決め固定しているため、従来の電池パックで生じた粘着テープが剥がれることによる、電池と温度検出素子が離れることや位置がズレることによる電池温度の不正確な検知を行うという問題がなく、安定した正確な温度検知ができる。
【0027】
このため、本発明の電池パックは、検知された電池温度を利用して、適正な電池の制御を行うことができ、長期に信頼性の高い電池パックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電池パックの分解斜視図
【図2】同温度検出素子の温度検知部2が電池1の列間の谷間空間に密着固定された模式図
【図3】本発明の実施例2における下ケース4Cに温度検出素子を固定した斜視図
【図4】同下ケース4Cに電池1と温度検出素子を配置した模式図
【図5】同温度検出部のリード線部3が、バネ構造を有するリブ体7によって、電池1の列間の谷間空間に付勢されている状態を示す模式図
【図6】従来例において、温度検出素子が電池1の列間の谷間空間に粘着テープ8によって固定された斜視図
【符号の説明】
1 ニッケル−水素蓄電池
2 温度検出素子の温度検知部
3 温度検出素子のリード線部
4 電池ケース
5 リブ体
6 リブ体
7 バネ構造を有するリブ体
8 粘着テープ
Claims (2)
- 複数個の電池を並置配列した電池ブロックと、リード線部と温度検知部からなる温度検出素子とを電池ケースに収納した電池パックにおいて、前記温度検出素子は、そのリード線部が弾力性を有しており、前記電池ケースには、前記温度検出素子を前記電池列間の谷間空間に固定する第1のリブ体と、前記リード線部の固定を行う第2のリブ体とを有しており、前記温度検知部は前記リード線部の弾性により電池列間の谷間空間に付勢されている電池パック。
- 複数個の電池を並置配列した電池ブロックと、リード線部と温度検知部からなる温度検出素子とを電池ケースに収納した電池パックにおいて、前記電池ケースには、前記温度検出素子を前記電池列間の谷間空間に付勢して固定するバネ構造を有する第1のリブ体と、前記リード線部の固定を行う第2のリブ体とを有する電池パック。
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