JP3652921B2 - 基板処理装置の処理液送液装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、処理液を使用して、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用マスク基板等の電子部品製造用の基板を、処理する処理装置に関し、特に、この基板処理装置に使用される処理液の送液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板を処理する基板処理装置においては、例えば、処理液を一定の温度に維持するため、あるいは、処理液を均一な状態に維持するために、循環ポンプを利用して処理液を循環路中に循環したり、また、処理液の貯留源から基板を処理する処理部へ処理液を供給したりする処理液の送液装置が採用されている。そして、このような処理液の送液装置においては、エア駆動式のベローズポンプが使用されている。
【0003】
このエア駆動式のベローズポンプは、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第1のベローズと、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第2のベローズとを有し、前記第1のベローズと前記第2のべロースとを気体の圧力で交互に加圧することにより処理液を送液する形式のポンプである。
【0004】
ここで、上記ベローズ(bellows)とは、ベローとも呼称され、アコーデオンのような壁面を持ち体積が変えられる封入容器を指す。
【0005】
このエア駆動式のベローズポンプにおいて第1のベローズと第2のベローズとの加圧のタイミングを切り替えるためには、第1のベローズが拡張したことを検出する第1センサと、第2のベローズが拡張したことを検出する第2センサと、高圧空気の供給源から第1のベローズおよび第2のベローズに供給される高圧の空気の供給路を切り替えることにより第1のベローズと第2のベローズとに交互に高圧の空気を印加して加圧するための電磁弁とが使用されている。
【0006】
そして、第1センサまたは2センサが第1のベローズまたは第2のベローズが拡張したことを検出した時点で電磁弁を切り替え、拡張の完了した第1または第2のベローズ側に高圧の空気を印加して加圧し、これを縮小させる構成となっている。
【0007】
このようなエア駆動式のベローズポンプは、機械的な摺動部がなくパーティクルパーティクルの発生を防止することができることから、基板処理装置の分野において広く使用されている。
【0008】
そのように広く利用されることの背景として、ポンプ動作の信頼性が指摘される。つまり、上述したような処理液の送液装置を備えた基板処理装置においては、例えば基板を処理液中に浸漬する処理中には、処理液を十分に循環させる必要があり、処理液の循環が停止したことに気づかずに基板に対する処理を続けると、処理液を一定の温度に維持できなかったり、あるいは、処理液を均一な状態に維持することができなくなり、また、処理液の供給が滞ったりして、基板処理が適切に為されないことが懸念され、ポンプに高度な信頼性が要求される。
【0009】
そのような懸念につき、前記したベローズポンプは、何らかの事情で停止すると、第1センサや2センサによるベローズが拡張したことの検出信号が途絶えるので、処理液の循環停止や供給停止を見過ごすことがなく、高度な信頼性の要望に適うものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したベローズポンプは、第1センサや2センサは単にベローズが拡張したことを検出してポンプによる送液動作を監視するだけでなく、第1センサや2センサによる検出信号に基づいて、ベローズを駆動する高圧空気の印加に関わる電磁弁が切り替わるように構成しているため、第1センサや2センサのどちらかが故障しただけで、たちどころに送液動作が停止する。
【0011】
したがって、第1センサや2センサを修繕するまでの間、一時しのぎとして、例えば、第1センサや2センサになり代わって作業者が送液動作を監視して、暫定的に送液動作を行なわようとしても構造的に無理であった。
【0012】
このため、或る基板に対しての処理の最中に、第1センサや2センサが故障すると、故障したセンサを修繕するまでの間、例えば、せめて処理中の基板に対する処理が終了するまでの間だけでも、ベローズポンプの送液動作を継続しようとしても、望むべくもなく、例えばエッチング液を水洗する処理液を送液するような処理では基板が過剰にエッチングされることが止められず、基板を取り返しがつかないまでに損ねる不都合を来たすことがある。
【0013】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、前記した第1センサや第2センサのようなベローズのようにベローズが拡張したことを検出する検出手段が故障しても、べローズポンプで送液動作できるようにした基板処理装置の処理液送液装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、処理液で基板を処理する基板処理装置に使用される処理液送液装置であって、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第1のベローズと、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第2のベローズと、前記第1のベローズが拡張したことを検出する第1の検出手段と、前記第2のベローズが拡張したことを検出する第2の検出手段とを有し、前記第1のベローズと前記第2のべロースとを気体の圧力で交互に加圧することにより処理液を送液する送液ポンプと、気体供給源から前記第1のベローズおよび前記第2のベローズに供給される高圧の気体の供給路を切り替えることにより、前記第1のベローズと前記第2のベローズとに交互に高圧の気体を印加して加圧するための切替手段と、待機時間を設定可能なタイマー手段と、前記第1または第2の検出手段の故障時に、上記待機時間tが経過する毎に、前記切替手段に前記供給路の切替動作を実行させる制御手段と、を備えたことを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明を適用する基板処理装置の概要図である。
【0016】
この基板処理装置は、基板1を処理するための処理液を貯留する処理液槽10
を備える。この処理液槽10の側方には、オーバフロー槽11が付設されている。処理液槽10よりオーバフローした処理液は、オーバフロー槽11に流下する。そして、オーバフロー槽11に流下した処理液は、エア駆動式のベローズポンプ(以下、単に「ベローズポンプ」という)12の作用により、温度制御部13およびフィルター14を通過した後、再度処理液槽10に流入する。このとき、処理液は温度制御部13を通過する際に所定の設定温度に温度制御され、フィルター14を通過する際に濾過される。
【0017】
なお、図1における符号15は、処理液をドレインに排出する際に使用される電磁弁である。
【0018】
図2は、上述した基板処理装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【0019】
この基板処理装置は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM21と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM22と、後述する待機時間tを複数個設定可能なタイマー23と、論理演算を実行するCPU24とからなる制御部20を備える。なお、タイマー23を省略し、CPU24の内部クロックのカウント動作をタイマーとして使用してもよい。
【0020】
この制御部20は、インターフェース25を介して、キーボード等の入力装置26およびディスプレイ等の表示装置27と接続されている。また、制御部20は、インターフェース25を介して、後述する第1、第2センサ41、42および電磁弁16と接続されている。
【0021】
次に、上述したベローズポンプ12の構成について説明する。図3はこのベローズポンプ12の構成を示す説明図である。
【0022】
このベローズポンプ12は、第1チャンバー33内に配設された第1のベローズ31と、第2チャンバー34内に配設された第2のベローズ32と、処理液の流入管37と、処理液の流出管38とを備える。また、第1のベローズ31の側方には、第1のベローズ31が拡張したことを検出するための、近接スイッチ等よりなる第1センサ41が配設されており、第2のベローズ32の側方には、第2のベローズ32が拡張したことを検出するための、近接スイッチ等よりなる第2センサ42が配設されている。
【0023】
上述した第1のチャンバー33は、通気口35を介して後述する圧縮空気の供給/排気機構と接続されており、また、第2のチャンバー34は、通気口36を介して後述する圧縮空気の供給/排気機構と接続されている。
【0024】
図4はこのベローズポンプ12への圧縮空気の供給/排気機構を示す概要図である。
【0025】
この圧縮空気の供給/排気機構は、圧縮空気供給源51と、開閉弁52と、レギュレータ53と、電磁弁16と、一対の急速排気弁56、57と、一対のマフラー54、55とを備える。この電磁弁16は、圧縮空気供給源51から開閉弁52を介して供給されレギュレータ53で調圧された圧縮空気を、ベローズポンプ12における第1チャンバー33または第2チャンバー34のいずれか一方に選択的に供給するためのものである。
【0026】
すなわち、電磁弁16が図4に示す状態にある場合には、圧縮空気供給源51から開閉弁52を介して供給されレギュレータ53で調圧された圧縮空気は、急速排気弁56および図3に示すベローズポンプ12の通気口36を介して、第2のチャンバー34に供給される。一方、電磁弁16が図4に示す状態から切り替わった場合には、圧縮空気供給源51から開閉弁52を介して供給されレギュレータ53で調圧された圧縮空気は、急速排気弁57および図3に示すベローズポンプ12の通気口35を介して、第1のチャンバー33に供給される。
【0027】
圧縮空気がベローズポンプ12における第1のチャンバー33に供給された場合においては、図3(a)に示すように、第1のベローズ31がこの圧縮空気の圧力により縮小する。そして、この第1のベローズ31の縮小に伴って、第1のべローズ31内に吸入されていた処理液は、流出管38を介して、図1に示す温度制御部13に向けて流出する。
【0028】
また、第1のチャンバー33に供給された圧縮空気による第1のベローズ31の縮小動作時には、第2のチャンバー34内の空気は、通気口36を通過し急速排気弁56およびマフラー54を介して排気される。これにより、第2のベローズ32が拡張し、この第2のベローズ32の拡張に伴って、図1に示すオーバフロー槽11に貯留された処理液が流入管37を介して第2のベローズ32内に吸入される。
【0029】
一方、圧縮空気がベローズポンプ12における第2のチャンバー34に供給された場合においては、図3(b)に示すように、第2のベローズ32がこの圧縮空気の圧力により縮小する。そして、この第2のベローズ32の縮小に伴って、第2のべローズ32内に吸入されていた処理液は、流出管38を介して、図1に示す温度制御部13に向けて流出する。
【0030】
また、第2のチャンバー34に供給された圧縮空気による第2のベローズ32の縮小動作時には、第1のチャンバー33内の空気は、通気口35を通過し急速排気弁57およびマフラー55を介して排気される。これにより、第1のベローズ31が拡張し、この第1のベローズ31の拡張に伴って、図1に示すオーバフロー槽11に貯留された処理液が流入管37を介して第1のベローズ31内に吸入される。
【0031】
上述した電磁弁16による、第1のベローズ31と第2のベローズ32とに交互に圧縮空気を印加して加圧するための切替動作は、図3に示すベローズポンプ12における第1、第2センサ41、42の出力と、図2に示す制御部20におけるタイマー23の出力により実行される。
【0032】
図5は、上述した切替動作を実行するためのベローズポンプ12の制御信号を示す説明図である。
【0033】
このベローズポンプ12を利用した処理液循環装置においては、第1または第2センサ41、42により第1のベローズ31または第2のベローズ32のうちの一方のべローズが完全に拡張したことを検出した後で、かつ、第1のベローズ31または第2のベローズ32のうちの他方のベローズが縮小を開始してから待機時間tが経過した後に電磁弁16を駆動することにより、上述した切替動作を実行する構成となっている。
【0034】
すなわち、図5に示すように、図2に示す制御部20からベローズポンプ12を駆動するためのリモート信号が送信されれば、電磁弁16は図4に示す状態となる。これにより、第2のチャンバー34内に圧縮空気が供給され第2のベローズ32が縮小するとともに、第1のチャンバー33内から通気口35を通り排気が行われ第1のベローズ31が拡張する。
【0035】
そして、第1センサ41が第1のベローズ31が拡張したことを検出した後で、かつ、第2のベローズ32が縮小を開始してから上述した待機時間tが経過した時点で、制御部20から電磁弁16への電磁弁駆動信号が切り替わる。これにより、電磁弁16は図4に示す状態から切り替わり、第1のチャンバー33内に圧縮空気が供給され第1のベローズ31が縮小するとともに、第2のチャンバー34内から通気口36を通り排気が行われ第2のベローズ32が拡張する。
【0036】
次に、第2センサ42が第2のベローズ32が拡張したことを検出した後で、かつ、第1のベローズ31が縮小を開始してから上述した待機時間tが経過した時点で、制御部20から電磁弁16への電磁弁駆動信号が再度切り替わる。これにより、電磁弁16は図4に示す状態となり、第2のチャンバー34内に圧縮空気が供給され第2のベローズ32が縮小するとともに、第1のチャンバー33内から排気が行われ第1のベローズ31が拡張する。
【0037】
このような動作を繰り返すことにより、ベローズポンプ12を利用して処理液を循環することが可能となる。そして、その時の処理液の循環量を、待機時間tを変更することにより、任意の値に設定することが可能となる。すなわち、待機時間tを短くした場合には処理液の循環量は大きくなり、待機時間tを長くした場合には処理液の循環量は小さくなる。
【0038】
ここで、この待機時間tは、キーボード等の入力装置26およびディスプレイ等の表示装置27を利用して、制御部20のタイマー23にオペレータが予め設定する。このとき、上述したように、この待機時間tは、タイマー23に複数個設定することが可能となっている。
【0039】
次に、以上説明したような構成を有する基板処理装置の処理液循環装置により基板1を処理する際の処理液の循環動作について説明する。図6は、基板の処理時における、ベローズポンプ12による処理液の循環動作を示すフローチャートである。
【0040】
なお、この実施形態においては、制御部20のタイマー23には、基板1を処理液中に浸漬して処理する際に使用する第1の待機時間t1 と、基板1を処理液中に浸漬していない待機中に使用する第1の待機時間t1 より長い第2の待機時間t2 と、処理液槽10から処理液を排出する際に使用する第1の待機時間t1 より短い第3の待機時間t3 との3種の待機時間tが予め設定されている。この第1の待機時間t1 は例えば1秒程度であり、第2の待機時間t2 は例えば数秒程度、また、第3の待機時間t3 は例えば0.5秒程度である。
【0041】
先ず、図2に示す制御部20からベローズポンプ12を駆動するためのリモート信号が送信されることにより動作指令がONとなれば(ステップS11)、処理液槽10から処理液を排出するための排液モードであるか否かを判断する(ステップS12)。
【0042】
そして、排液モードであると判断された場合には、タイマー23は第3の待機時間t3 を利用したHighタイマーの設定となる(ステップS13)。これにより、ベローズポンプ12が高速に駆動し、オーバフロー槽11から迅速に処理液を排出することになる。
【0043】
一方、排液モードではないと判断された場合には、基板1を処理液中に浸漬して処理する基板処理モードであるか、基板1を処理液中に浸漬していない待機モードであるかを判断する(ステップS14)。
【0044】
そして、基板処理モードであると判断された場合には、タイマー23は第1の待機時間t1 を利用したMiddleタイマーの設定となる(ステップS15)。これにより、ベローズポンプ12が基板1の処理に必要な処理液の循環量が得られる速度で駆動する。これにより、基板1は処理液によって適正に処理される。
【0045】
一方、待機モードであると判断された場合には、タイマー23は第2の待機時間t2 を利用したLowタイマーの設定となる(ステップS16)。これにより、ベローズポンプ12が間欠的に駆動し、処理液をその温度制御や均一化に最低必要な循環量で循環する。
【0046】
以上のように、この実施形態にかかる基板処理装置の処理液循環装置によれば、待機中においては、第1、第2のべローズ31、32の拡張と縮小を処理液の循環等に必要なサイクルに限定することができる。また、処理液の排出時などベローズポンプ12に負荷がかからない状態で処理液を送液する場合においても、第1、第2のベローズ31、32が極めて高速に拡張と縮小を繰り返すことを防止することができる。このため、ベローズポンプ12の寿命を延長させることが可能となる。
【0047】
なお、上述した構成を有する基板処理装置の処理液循環装置においては、第1のベローズ31が拡張したことを検出する第1センサ41あるいは第2のベローズ32が拡張したことを検出する第2センサ42のいずれかが故障した場合には、処理液の循環が不可能となり、基板1を処理することができないことになる。特に、基板1の処理中に第1のセンサ31または第2のセンサ32が故障した場合には処理中の基板1が汚染される等の問題が生ずる。
【0048】
このため、この実施形態にかかる基板処理装置の処理液循環装置においては、第1のセンサ31または第2のセンサ32が故障した場合においても、上述した待機時間t1 、t2 、t3 を利用してベローズポンプ12を駆動することにより、処理液の循環を可能とする構成を採用している。
【0049】
以下、このような場合における処理液の循環動作について説明する。図7は、第1センサ41または第2センサ42が故障した場合における、ベローズポンプ12による処理液の循環動作を示すフローチャートである。
【0050】
先ず、図2に示す制御部20からベローズポンプ12を駆動するためのリモート信号が送信されることにより動作指令がONとなれば(ステップS21)、第1センサ41または第2センサ42が正常に動作しているか否かを判断する(ステップS22)。
【0051】
このステップにおいては、例えば、一定時間の間に第1センサ41または第2センサ42が第1のベローズ31または第2のベローズ42を一度も検出しない場合に、第1センサ41または第2センサ42が故障したと判断することができる。
【0052】
そして、第1センサ41および第2センサ42が正常である場合には、通常運転を行う(ステップS23)。この通常運転は、図6に示すフローチャートのステップS12〜S16を実行することにより行われる。
【0053】
一方、第1センサ41または第2センサ42が故障していると判断された場合には、異常運転モードが選択されているか否かを判断する(ステップS24)。ここで、この異常運転モードとは、第1センサ41または第2センサ42が故障した場合に、上述した待機時間tを利用して電磁弁16を駆動することにより、第1のベローズ31と第2のベローズ32との切替動作を実行するモードである。
【0054】
そして、異常運転モードが選択されていた場合には、センサ無視運転を実行する(ステップS25)。この場合においては、制御部20は上述した待機時間tが経過する毎に、電磁弁16に駆動信号を送信する。このとき、上述した第1実施形態の場合と同様、基板処理モードである場合には待機時間としてt1 を選択し、また、待機モードである場合には待機時間としてt2 を選択し、さらに、排液モードである場合には待機時間としてt3 を選択する。そして、これらの時間が経過する毎に、第1、第2センサ41、42の出力の有無にかかわらず、電磁弁16を切り替える。
【0055】
一方、異常選択モードが選択されていない場合においては、ベローズポンプ12の運転を停止して、図2に示す表示装置27等にエラー表示を表示する(ステップS26)。
【0056】
このような異常運転モードを採用した場合においては、第1のセンサ31または第2のセンサ32が故障した場合においても、一時的にベローズポンプ12を駆動して処理液の循環を行うことができる。このため、第1センサ41または第2センサ42を修理するまでの間においても基板1を処理することが可能となり、例えば、基板1の処理中に第1のセンサ31または第2のセンサ32が故障した場合にも、その基板1の処理を終了するまで処理液の循環動作を継続することが可能となる。
【0057】
すなわち、上述した実施形態にかかる基板処理装置の処理液循環装置は、
循環ポンプにより循環する処理液中に基板を浸漬して処理する基板処理装置に使用される処理液循環装置であって、
その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第1のベローズと、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第2のベローズと、前記第1のベローズが拡張したことを検出する第1の検出手段と、前記第2のベローズが拡張したことを検出する第2の検出手段とを有し、前記第1のベローズと前記第2のべロースとを気体の圧力で交互に加圧することにより処理液を送液する送液ポンプと、
気体供給源から前記第1のベローズおよび前記第2のベローズに供給される高圧の気体の供給路を切り替えることにより、前記第1のベローズと前記第2のベローズとに交互に高圧の気体を印加して加圧するための切替手段と、
待機時間tを設定可能なタイマー手段と、
前記第1または第2の検出手段の故障時に、上記待機時間tが経過する毎に、前記切替手段に前記供給路の切替動作を実行させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0058】
そして、この基板処理装置の処理液循環装置によれば、第1のセンサまたは第2のセンサの故障時においても、処理液の循環動作を継続することができる。このため、基板の処理を一時的に続行することが可能となる。
【0059】
なお、上述した実施の形態においては、ベローズポンプに高圧の空気を供給しているが、高圧の窒素ガス等の他の気体を利用するようにしてもよい。
【0060】
また、上述した実施形態においては、基板1として略円形の半導体ウエハを処理する基板処理装置にこの発明を適用しているが、液晶表示パネル用ガラス基板や半導体製造装置用マスク基板等の他の基板を処理する基板処理装置にこの発明を適用するようにしてもよい。
【0061】
また、上述した実施形態においては、基板処理装置の処理液送液装置として、循環ポンプにより処理液を循環する処理液循環装置のこの発明を適用しているが、処理液の貯留源から基板を処理する処理部へ処理液を供給する処理液供給装置にこの発明を適用するようにしてもよい。
【0062】
また、上述した実施形態においては、基板処理装置として、処理液中に基板を浸漬して処理する基板処理装置にこの発明を適用しているが、処理液を基板に噴射したり、ノズルから吐出したりし滴下したりして基板へ供給する処理液供給装置にこの発明を適用するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ベローズが拡張したことを検出する検出手段が故障しても、処理液の送液動作を継続することができる。このため、基板の処理を一時的に続行することが可能となり、検出手段が故障しても必ずしも処理を途中で止めることを要さず、処理する基板の損傷を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用する基板処理装置の概要図である。
【図2】基板処理装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】ベローズポンプ12の構成を示す説明図である。
【図4】ベローズポンプ12への圧縮空気の供給/排気機構を示す概要図である。
【図5】ベローズポンプ12の制御信号を示す説明図である。
【図6】基板の処理時における、ベローズポンプ12による処理液の循環動作を示すフローチャートである。
【図7】第1センサ41または第2センサ42が故障した場合における、ベローズポンプ12による処理液の循環動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 基板
10 処理液槽
11 オーバフロー槽
12 ベローズポンプ
13 温度制御部
14 フィルター
16 電磁弁
20 制御部
21 ROM
22 RAM
23 タイマー
24 CPU
31 第1のベローズ
32 第2のベローズ
33 第1チャンバー
34 第2チャンバー
37 流入管
38 流出管
41 第1センサ
42 第2センサ
51 圧縮空気供給源
56 急速排気弁
57 急速排気弁

Claims (1)

  1. 処理液で基板を処理する基板処理装置に使用される処理液送液装置であって、
    その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第1のベローズと、その容積を拡張する際に処理液を吸引しその容積を縮小する際に処理液を吐出する第2のベローズと、前記第1のベローズが拡張したことを検出する第1の検出手段と、前記第2のベローズが拡張したことを検出する第2の検出手段とを有し、前記第1のベローズと前記第2のべロースとを気体の圧力で交互に加圧することにより処理液を送液する送液ポンプと、
    気体供給源から前記第1のベローズおよび前記第2のベローズに供給される高圧の気体の供給路を切り替えることにより、前記第1のベローズと前記第2のベローズとに交互に高圧の気体を印加して加圧するための切替手段と、
    待機時間tを設定可能なタイマー手段と、
    前記第1または第2の検出手段の故障時に、上記待機時間が経過する毎に、前記切替手段に前記供給路の切替動作を実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする基板処理装置の処理液送液装置。
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