JP3651849B2 - 回転ドラム式のタンブリング装置 - Google Patents

回転ドラム式のタンブリング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ピックル液が注入された原料肉を揉みほぐし、同時にピックル液を均等に分散し浸透させるためのタンブリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば手作りハムは、原料肉の整形および調整、ピックル液への漬け込み(味付け)、冷蔵庫等での熟成、熟成肉の糸巻整形、薫煙処理などの過程を経て造る。一方、工場で生産されるハムの場合には、先の手順とは異なる手順に従って製造される。時間が掛かるピックル液への漬け込みを行う代わりに、ピックル液を原料肉に注入する。そのうえで、ピックル液が注入された原料肉を回転マッサージ機でもみほぐして、原料肉を軟らかくし、さらにピックル液を肉塊全体に均等に浸透させる。因みに、回転マッサージ機は、低温を維持した状態のままで18時間前後連続して運転される。
【0003】
この種の回転マッサージ機としては、原料肉を収容するタンクの開口を蓋で密閉し、タンクを横倒し状に支持して回転駆動する形態(特許文献1、および特許文献2参照)と、マッサージ専用の回転ドラムに原料肉を投入して、回転ドラムを回転駆動する形態(例えば特許文献3参照)とに大別される。前者装置は、タンクを正転、停止、逆転方向へ繰り返し回転駆動して原料肉のマッサージを行う。図8に示すように後者形態の装置においては、回転ドラム50の内面に螺旋状の攪拌翼51が設けてあって、正転、停止、逆転方向への回転ドラム50の回転作用と、攪拌翼51による攪拌作用とによって原料肉のマッサージを行う点に違いがある。
【0004】
【特許文献1】
特公平8−22202号公報(段落番号0013、図1)
【特許文献2】
特開2000−102342号公報(段落番号38、図6)
【特許文献3】
特公平6−71404号公報(5頁、第4図)
【0005】
上記のタンクは上面が開口する円筒状の容器からなり、底壁にキャスターが設けてあって人手で押して移動できる。このタンクはハム製造過程における原料肉の加工や運搬用容器として各メーカーで多用されており、ハム業界に共通の標準的な運搬容器である。タンクの容量は600リットル、開口部の直径寸法は約100cmである。このように大きなタンクを人力で反転操作することはできないので、タンク専用の反転装置も広く普及している。ハム業界に共通のもうひとつの運搬容器として、先の特許文献3に記載された運搬容器52がある。この運搬容器52は上面が開口する角箱状の容器からなり、底壁にキャスター53が設けてある(以下、この容器を先のタンクと区別するためにミートワゴンという)。ミートワゴン53の容量は200リットルであり、これ専用の反転装置54がマッサージ装置に付属して設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように原料肉のマッサージ処理には、タンクマッサージ法と、ドラムマッサージ法とがあるが、前者は、各タンクごとにタンク1杯分の原料肉を調整するので、小ロットのハムを生産するのに適している。また、マッサージ後の原料肉を別のタンクに移し変える必要もなく、タンクごと冷蔵庫へ移動させて熟成できる利点もある。後者は、より大量の原料肉を一度にマッサージ処理できるうえ、簡易マッサージ法に比べて高度のマッサージ効果が得られるため、ハムの発色や、ピックル液の浸透および分散状態がよく、同じ原料肉を使用したとしてもより高品位のハムを製造できる利点がある。
【0007】
上記のようにドラムマッサージ法の利点は、業界関係者が押しなべて認めているところであるが、その普及率はまだまだ低い。元来、殆どのハムメーカーには、先に説明した大形のタンクが広く普及しており、タンク単位で原料肉を処理する慣習がある。ところが、回転ドラムでマッサージを行う場合には、タンクに比べて容量が3分の1しかないミートワゴンで原料肉を運搬しなければならず、回転ドラムへの原料肉の出し入れに手間が掛かることや、ハムの製造工程で2種類の容器を使い分ける煩雑さがあり、これらのことが回転ドラム式のマッサージ機の導入を躊躇させているのである。
【0008】
因みに、回転ドラム式のマッサージ機において、ミートワゴン52を必須化している原因は、回転ドラム50に設けられた投入口55の開口直径が小さいため、ミートワゴン52でないと原料肉をドラム内へ投入できないからである。ミートワゴン52用の反転装置54がマッサージ装置に付属して既に設けてあることも、大形容器の使用を阻害する一因になっている。回転ドラム50の投入口55の開口直径を大きくすることはできるが、新たな問題を生じる。開口径を大きくすればするほど、回転ドラム50内に収容できる原料肉の量、即ち1回あたりのマッサージ処理量が減少する。回転ドラム50内に収容できる原料肉の量は、投入口55の下端縁を通る水平面付近より下側のドラム内空間に限られ、この許容量を越えて原料肉を投入すると、原料肉から染み出したピックル液が投入口55から流れ落ちて床面を汚損してしまうからである。
【0009】
回転ドラム式のマッサージ機においては、マッサージ処理が終わるごとに回転ドラムの内部を水洗い洗浄するが、攪拌翼が邪魔になるので洗浄に多くの手間と時間が掛り、作業者に多大な負担が掛るうえ、洗浄に掛る時間が長引く分だけマッサージ機の稼働率が低下する。
【0010】
この発明の目的は、タンクに収容した原料肉を回転ドラムに直接投入でき、従って、原料肉の投入をより少ない手間で能率よく行うことができる回転ドラム式のタンブリング装置を提供することにある。この発明の目的は、複数基のマッサージ装置に対する原料肉の投入を、1基の反転装置のみで効率よく行え、従って、個々のマッサージ装置において反転装置を設ける必要がない分だけ、タンブリング処理に使用される全体装置の導入コストを削減できる回転ドラム式のタンブリング装置を提供することにある。この発明の目的は、回転ドラム内部の洗浄を自動的に行うことができるうえ、人手によって洗浄を行う場合に比べて、ドラム洗浄を能率良く短時間で行ってマッサージ装置の稼働率を向上できる、回転ドラム式のタンブリング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のタンブリング装置は、回転ドラム式のマッサージ装置1と、1回分のマッサージ処理に要する原料肉Mを収容する車輪24付きのタンクTと、タンクTを反転操作する反転装置2とからなる。マッサージ装置1は、基台3と、基台3で回転自在に支持される回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構とを含む。反転装置2は、タンクTが搭載されるフレーム26と、フレーム26上部に設けられる投入シュート27と、フレーム26を待機姿勢と投入姿勢との間で往復傾動可能に支持する車輪31・32付きの反転台25と、反転台25とフレーム26との間に設けられてフレーム26を往復傾動操作する操作器28とを含む。以て、タンクTが搭載されたフレーム26を操作器28で反転操作して、タンクT内に収容した1回分の原料肉Mを回転ドラム4内へ投入口8から投入できるようにする。
【0012】
上記のタンクTの内容量は600リットルである。投入口8の開口径D2は、タンクTの開口径D1の60〜80%に設定する。
【0013】
タンブリング装置は、隣接配置される複数基のマッサージ装置1と、各マッサージ装置1の回転ドラム4に原料肉Mを投入する1基の反転装置2とからなる。各マッサージ装置1の回転ドラム4の投入口8に沿ってガイドレール30を敷設する。反転装置2はガイドレール30に沿って移動可能に構成する。
【0014】
回転ドラム4は、ドラム後端に設けた主軸6を支持する軸受7と、投入口8寄りのドラム周面を支持する複数個の遊転ローラー9とで、その回転中心軸が投入口8へ向かって登り傾斜する状態で回転自在に支持する。回転ドラム4の周面に周回状に配置した冷却水通路15の入口通路15aと出口通路15bとは、主軸6に設けたロータリー継手16を介して機外へ導出する。
【0015】
反転装置2の反転台25に、ガイドレール30で転動案内される第1車輪31と、床面上を転動する第2車輪32とを設ける。第2車輪32は、床面から上方に離れた待機位置と、床面に接地する作動位置との間で昇降操作できるように構成する。第2車輪32を待機位置に切り換えた状態においては、反転台25の下面が床面に接地できる。
【0016】
回転ドラム4の内部を水洗い洗浄する洗浄装置を備えている。洗浄装置は、洗浄水供給源41と、洗浄水供給源41から供給される洗浄水を加圧送給する高圧ポンプ42と、高圧ポンプ42から送出される高圧洗浄水を噴出供給する洗浄ノズル43と、洗浄ノズル43を回転ドラム4の外面の待機位置と、回転ドラム4内の洗浄位置との間で往復移動操作する操作機構44と、洗浄液を回収する汚水タンク45と、これらの機器を搬送する洗浄台車40を含む。以て、回転ドラム4を回転駆動しながら洗浄ノズル43から洗浄水を噴出供給して、ドラム内部を自動洗浄できるようにする。
【0017】
【発明の作用効果】
この発明では、ミートワゴンに比べて容量の大きなタンクTを運搬容器にして、タンクT内に収容した1回分のマッサージ処理に要する原料肉Mを、反転装置2で回転ドラム4内へ一気に投入できるようにした。従って、この発明のタンブリング装置によれば、原料肉Mの投入回数を最小限化して、原料肉Mの投入や出入れをより少ない手間で能率よく行うことができる。タンクTをハム製造時の運搬容器として統一的に使用できるので、ミートワゴンとタンクTを使い分けねばならない煩雑さを解消できる。
【0018】
投入口8の開口径D2をタンクTの開口径D1の60〜80%に設定するのは、投入口8の開口径D2が60%未満になると、タンクTの開口径D1と投入口8の開口径D2との差が大きくなりすぎ、タンクTを反転して原料肉Mを投入するとき、たとえ投入シュート27が設けてあったとしても、原料肉Mが投入口8の外へこぼれ落ちやすいからである。また、投入口8の開口径D2が80%を越えると、投入口8の開口下端縁を通る水平線より下側のドラム容量が小さくなり、一度にマッサージ処理できる原料肉Mの量が減少するからである。
【0019】
複数基のマッサージ装置1と1基の反転装置2とからなるタンブリング装置によれば、複数基のマッサージ装置1に対する原料肉Mの投入を、1基の反転装置2のみで効率よく行えるので、個々のマッサージ装置1において反転装置を設ける必要がなく、その分だけタンブリング処理に使用される全体装置の導入コストを削減できる。さらに、各マッサージ装置1の回転ドラム4の投入口8に沿ってガイドレール30を敷設し、反転装置2をガイドレール30に沿って移動できるようにすると、マッサージ装置1と反転装置2との前後の位置関係を常に一定とすることができるので、反転装置2でタンクTを反転操作する際には、マッサージ装置1と反転装置2との左右方向の位置決めを行うだけでよく、原料肉Mの投入作業を簡便化できる。さらに、ドラム内へ入り込む投入シュート27と投入口8との相対位置を常に適正化して、原料肉Mが投入口8からこぼれ落ちるのを確実に防止でき、原料肉Mを常に適切に投入できる。
【0020】
回転ドラム4を軸受7と複数個の遊転ローラー9とで回転自在に支持し、その回転中心軸を投入口8へ向かって登り傾斜させると、回転中心軸が水平に設定してある場合に比べて、回転ドラム4に対する原料肉Mの有効投入量を増加でき、その分だけマッサージ作業を能率よく行うことができる。回転ドラム4の周面に設けた冷却水通路15に低温の冷却水を循環させながらマッサージ処理を行うと、回転ドラム4内の原料肉Mの温度が上昇するのを確実に防止できるので、常温環境下で原料肉Mのマッサージ処理を行うことができ、低温状態を維持できる部屋の中にマッサージ装置1を設置する場合に比べて、全体コストが少なくて済む。入口通路15aと出口通路15bとを主軸6に設けたロータリー継手16を介して機外へ導出すると、原料肉Mが溜まりやすいドラム内奥側を低温の冷却水で始めに冷却できるので、原料肉Mを効果的に冷却できる。
【0021】
ガイドレール30で転動案内される第1車輪31と、床面上を転動する第2車輪32とで反転台25を支持すると、タンクTのフレーム26に対する出し入れを簡便に行える。仮に、タンクTがフレーム26に対して出入りする側にもガイドレールが設けてあると、床面とフレーム26のガイド枠35との間に、ガイドレールの高さ分の段差が生じるのを避けられず、タンクTの出し入れが困難になるからである。また、第2車輪32を床面上方の待機位置に移動操作した状態では、反転台25の下面を床面に接地させ、反転装置2を位置ずれすることのない安定した状態に保持できるので、タンクTを反転操作する際に反転台25がぐらつくことがなく、大重量の原料肉Mの投入を安定した状態で確実に行える。
【0022】
洗浄台車40に、洗浄水供給源41および汚水タンク45と、高圧ポンプ42、洗浄ノズル43、および操作機構44等を設けて洗浄装置を構成し、回転ドラム4を回転駆動しながら洗浄ノズル43から洗浄水を噴出供給できるようにしたタンブリング装置によれば、回転ドラム4の内部洗浄を自動的に行うことができるので、タンブリング装置の運転や管理に携わる作業者の作業負担を著しく軽減できる。また、人手によって洗浄を行う場合に比べて、ドラム内部を隅々まで確実に洗浄できるうえ、ドラム洗浄を能率良く短時間で行ってマッサージ装置1の稼働率を向上し、ハム製造の生産性を向上できる。
【0023】
【実施例】
図1ないし図7はこの発明に係るタンブリング装置の実施例を示す。図2においてタンブリング装置は、一定間隔おきに隣接配置した3基の回転ドラム式のマッサージ装置1と、原料肉Mを収容するタンクTと、タンクTを反転操作する1基の反転装置2とで構成する。
【0024】
図3においてマッサージ装置1は、基台3と、基台3で回転自在に支持される回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構と、回転ドラム4内の空気を排気する真空ポンプ5などで構成する。回転ドラム4はステンレス鋼板で形成してあり、ドラム後端に設けた主軸6を支持する軸受7と、投入口8寄りのドラム周面を支持する2個の遊転ローラー9とで、その回転中心軸が投入口8へ向かって登り傾斜する状態で回転自在に支持してある。回転中心軸は水平面に対して15度傾いている。
【0025】
投入口8は揺動開閉する蓋10で閉止でき、蓋10を閉じた状態においては回転ドラム4を密閉できる。回転ドラム4の内面には、螺旋状の攪拌翼11が固定してある。蓋10は投入口8の一側に設けたアーム13を中心にして揺動開閉でき、その中央部には空気を排気するための排気管14が設けてある。排気管14は通路を介して真空ポンプ6の吸気口に連通してある。蓋10が回転ドラム4と同行回転するのを許すために、アーム13と蓋10に固定した蓋軸とは軸受12を介して相対回転可能に連結してある。蓋10、および攪拌翼11は、それぞれステンレス板材で形成してある。
【0026】
図5に示すように、回転ドラム4の周面には、ドラム内部を3〜5℃の低温の水で冷却するための冷却水通路15が周回状に配置してあり、その入口通路15aと出口通路15bとが、主軸6の端部に装着したロータリー継手16を介して機外へ導出してある。入口通路15aは図示していない送水ポンプに連通し、出口通路15bは図示していない回収タンクに連通してある。回収タンク内の水は冷却器で再冷却されて、送水ポンプで送給される。このように、回転ドラム4を冷水で強制的に冷却することにより、常温環境下で原料肉のマッサージ処理を行うことができる。冷却水通路15の外面はカバー17で覆われている。
【0027】
駆動機構は、回転ドラム4の後部上方に配置したモーター19と、その出力軸に固定した原動スプロケット20と、主軸6に固定した従動スプロケット21と、両スプロケット20・21に巻き掛けたチェーン22とで構成してある。モーター19は正転および逆転が可能であり、減速機を一体に備えている。
【0028】
図4においてタンクTはステンレス製の上面が開口する円筒状の容器からなり、その内容量は600リットル、開口部の直径寸法は100cmである。容器の底壁には4個のキャスター(車輪)24が設けてあり、タンク内部に原料肉Mが一杯に詰まった状態であっても、作業者はタンクTを押して移動することとができる。
【0029】
回転ドラム4の投入口8の開口径D2は、タンクTの開口径D1を基準にして設定されており、タンクTの開口径D1を100%とするとき、投入口8の開口径D2を60〜80%の範囲内に設定する。より好ましくは、70〜76%の範囲内に設定する。回転ドラム4の回転中心軸の傾斜角度にもよるが、投入口8の開口径D2が60%未満になると、タンクTの開口径D1と投入口8の開口径D2との差が大きくなりすぎ、タンクTを反転して原料肉Mを投入するとき、たとえ投入シュート27が設けてあったとしても、原料肉Mが投入口8の外へこぼれ落ちるおそれがある。また、投入口8の開口径D2が80%を越えると、投入口8の開口下端縁を通る水平線より下側のドラム容量が小さくなり、一度にマッサージ処理できる原料肉Mの量が減少する。この実施例においては、投入口8の直径寸法を76cmにした。
【0030】
反転装置2は、反転台25と、タンクTが搭載されるフレーム26と、フレーム26の上部に固定される投入シュート27と、フレーム27を待機姿勢と投入姿勢との間で傾動操作する操作シリンダー(操作器)28等で構成する。反転台25は平面からみてコ字枠状に形成してあり、各マッサージ装置1の回転ドラム4の投入口8に沿って敷設したガイドレール30に沿って移動でき、任意の移動位置において床面に接地できる。そのために、反転台25の側枠の下部両側に、ガイドレール30で走行案内される第1車輪31を備えており、さらに、枠端部の両側に第2車輪32を備えている。第2車輪32はエアーシリンダー33で上下に移動操作されて、図1に示すように床面から上方に離れる待機位置と、床面に接地する作動位置とに変位できる。第2車輪32が待機位置にあるとき反転台25は床面に接地しており、従ってタンクTの反転操作を安定した状態で行える。第2車輪32を作動位置へ下降操作すると、反転台2が床面から持ち上げられ、この状態でガイドレール30に沿って左右移動できる。
【0031】
フレーム26は、タンクTの周面を抱持状に支持するコ字状の抱持枠34と、抱持枠34の下端から横向きに突設される左右一対のガイド枠35とを備えており、図4に示すようにガイド枠35上にタンクTのキャスター24を乗り上げることにより、タンクTをフレーム26に搭載できる。この状態においては、タンクTの開口縁が抱持枠34の上端中央に設けた受棒36と僅かな隙間を介して対向している。フレーム26は軸38を中心にして操作シリンダー28で傾動操作されて、図4に示す待機姿勢と、図1に示す投入姿勢との間で揺動移動できる。投入姿勢におけるタンクTは、図1に示すように斜め下向きに傾斜するが、受棒36で移動規制されるので、フレーム26から落下することはない。フレーム26を投入姿勢に傾動した状態において、投入シュート27の突端は図1に示すように投入口8の内部に入り込むので、原料肉Mがこぼれ落ちることはない。操作シリンダー28のシリンダーボディ側の端部は反転台25の側枠に連結され、ピストンロッド側の端部は、フレーム26の上部に設けた揺動腕39に連結してある。
【0032】
マッサージ処理を行う場合には、反転装置2を投入対象の回転ドラム4の投入口8と正対する位置まで移動し、第2車輪32を待機位置に上昇して、反転台25を床面に接地させる。投入口8は蓋10を開いて開放しておく。次に、図4に示すように原料肉Mが詰められたタンクTを、人手によってフレーム26に搭載する。この状態で操作シリンダー28を作動させて、図1に示すようにフレーム26およびタンクTを反転操作し、原料肉Mを一気に回転ドラム4内へ投入する。回転ドラム4の1回分の処理量はタンクT1個分の原料肉量(600〜800)に等しい。蓋10を閉じて回転ドラム4を密閉したのち、ドラム内の空気を真空ポンプ5で排気し、冷却水通路15に冷水を送給しながら、回転ドラム4を正転方向と、逆転方向とに所定時間ずつ回転駆動し、その間に所定時間だけ回転を停止する。マッサージ処理が終了した原料肉Mは、図2に示すように、投入口8の真下にタンクTを位置させた状態で回転ドラム4を逆転駆動して、攪拌翼11の送り作用で原料肉MをタンクT内へ放出する。
【0033】
以上のように構成したタンブリング装置によれば、タンクTに収容した原料肉Mを、1基の反転装置2のみで3基のマッサージ装置1の回転ドラム4に直接投入でき、従って、原料肉Mの投入をより少ない手間で効率よく行える。個々のマッサージ装置1に反転装置2を設ける必要がないので、タンブリング処理に使用される全体装置の導入コストを大幅に削減できる。3基のマッサージ装置に対する原料肉Mの投入、および回収をタンク単位で行うことができるので、ハム製造過程における原料肉Mや処理済みの肉塊の運搬を1種のタンクTのみで一貫して行うことができる。
【0034】
マッサージ処理が終了した回転ドラム4は、その内部を洗浄して次回のマッサージ処理に備える。この洗浄を自動的に行うために、タンブリング装置に洗浄装置を付加することができる。図6および図7に洗浄装置の概略を示している。洗浄装置は、洗浄台車40を基体にして構成してあり、洗浄水を貯留するタンク(洗浄水供給源)41と、タンク41内の洗浄水を加圧送給する高圧ポンプ42と、高圧ポンプ42から送出される高圧洗浄水を噴出供給する洗浄ノズル43と、洗浄ノズル43を回転ドラム4の外面の待機位置と、回転ドラム4内の洗浄位置との間で往復移動操作する操作シリンダー(操作機構)44と、洗浄液を回収する汚水タンク45などで構成する。洗浄ノズル43には上向きのノズル43aと斜め上向きのノズル43bとを設けておく。
【0035】
洗浄時には、蓋10を開放した状態で回転ドラム4を正転方向、あるいは逆転方向へ回転駆動し、図7に示すように洗浄ノズル43を操作シリンダー44でドラムの中心軸線に沿って送り込み、洗浄ノズル43から高圧の洗浄水を噴出供給してドラム内部を自動洗浄する。このとき、洗浄ノズル43をドラム内でゆっくりと進退操作すると、ドラム内面や攪拌翼11を満遍なく洗浄できる。洗浄が終了したら回転ドラム4を逆転操作して、汚水を汚水タンク45に排出する。
【0036】
このように洗浄装置を備えたタンブリング装置によれば、回転ドラム4の内部洗浄作業を人手を廃して自動的に行えるので、タンブリング装置の運転および管理に携わる作業者の作業負担を著しく軽減できる。人手によって洗浄を行う場合に比べて、ドラム洗浄を能率良く短時間で行えるので、洗浄に伴うマッサージ装置1の休止時間を短くでき、その分だけマッサージ装置1の稼働率を高めてハム製造の生産性を向上できる。
【0037】
上記の実施例以外に、タンブリング装置は少なくとも1基のマッサージ装置1を含んで構成できる。操作器28をモーターと、その回転動力を軸38に伝えるギヤや、巻き掛け伝動機構等で構成して、フレーム26を回転駆動することができる。反転台25の第1車輪31は、第2車輪32と同様の車輪で形成することができ、その場合にはガイドレール30を省略できる。前後一対のガイドレールで反転台25を走行案内する場合には、両レール30を床面に埋設してその車輪転動面を床面と面一にすることができる。第2車輪32はエアーシリンダー33以外の、例えばねじ機構で昇降操作できる。マッサージ処理すべき原料肉Mの量が少ない場合には、タンクTをマッサージ容器にして、タンクマッサージ法でマッサージ処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原料肉の投入状態を示す縦断側面図である。
【図2】タンブリング装置の全体平面図である。
【図3】マッサージ装置および反転装置の側面図である。
【図4】原料肉の投入準備状態を示す縦断側面図である。
【図5】回転ドラムの平面図である。
【図6】洗浄装置の概略構造を示す縦断側面図である。
【図7】回転ドラムの洗浄状態を示す縦断側面図である。
【図8】従来のマッサージ装置の側面図である。
【符号の説明】
1 マッサージ装置
2 反転装置
3 基台
4 回転ドラム
6 主軸
7 軸受
8 投入口
9 遊転ローラー
15 冷却水通路
24 車輪
25 反転台
26 フレーム
27 投入シュート
28 操作器
30 ガイドレール
31 第1車輪
32 第2車輪
40 洗浄台車
41 洗浄水供給源
42 高圧ポンプ
43 洗浄ノズル
44 操作機構
45 汚水タンク
M 原料肉
T タンク

Claims (6)

  1. 隣接配置される複数基の回転ドラム式のマッサージ装置1と、1回分のマッサージ処理に要する原料肉Mを収容する車輪24付きのタンクTと、タンクTを反転操作する1基の反転装置2とからなり、
    マッサージ装置1は、基台3と、基台3で回転自在に支持される回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構とを含み、
    反転装置2は、タンクTが搭載されるフレーム26と、フレーム26の上部に設けられる投入シュート27と、フレーム26を待機姿勢と投入姿勢との間で往復傾動可能に支持する車輪31・32付きの反転台25と、反転台25とフレーム26との間に設けられてフレーム26を往復傾動操作する操作器28とを含み、
    各マッサージ装置1の回転ドラム4の投入口8に沿ってガイドレール30が敷設されており、
    反転装置2が、ガイドレール30に沿って移動できるようになっており、
    タンクTが搭載されたフレーム26を操作器28で反転操作して、タンクT内に収容した1回分の原料肉Mを各マッサージ装置1の回転ドラム4内へ投入口8から投入できる回転ドラム式のタンブリング装置。
  2. タンクTの内容量が600リットルであり、投入口8の開口径D2が、タンクTの開口径D1の60〜80%に設定されている請求項1記載の回転ドラム式のタンブリング装置。
  3. 反転装置2の反転台25に、ガイドレール30で転動案内される第1車輪31と、床面上を転動する第2車輪32とが設けられており、
    第2車輪32は、床面から上方に離れた待機位置と、床面に接地する作動位置との間で昇降操作できるように構成されており、
    第2車輪32を待機位置に切り換えた状態において、反転台25の下面が床面に接地できる請求項1記載の回転ドラム式のタンブリング装置。
  4. 回転ドラム式のマッサージ装置1と、1回分のマッサージ処理に要する原料肉Mを収容する車輪24付きのタンクTと、タンクTを反転操作する反転装置2とからなり、
    マッサージ装置1は、基台3と、基台3で回転自在に支持される回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構とを含み、
    回転ドラム4が、ドラム後端に設けた主軸6を支持する軸受7と、投入口8寄りのドラム周面を支持する複数個の遊転ローラー9とで、その回転中心軸が投入口8へ向かって登り傾斜する状態で回転自在に支持されており、
    回転ドラム4の周面に周回状に配置した冷却水通路15の入口通路15aと出口通路15bとが、主軸6に設けたロータリー継手16を介して機外へ導出されており、
    反転装置2は、タンクTが搭載されるフレーム26と、フレーム26の上部に設けられる投入シュート27と、フレーム26を待機姿勢と投入姿勢との間で往復傾動可能に支持する車輪31・32付きの反転台25と、反転台25とフレーム26との間に設けられてフレーム26を往復傾動操作する操作器28とを含み、
    タンクTが搭載されたフレーム26を操作器28で反転操作して、タンクT内に収容した1回分の原料肉Mを回転ドラム4内へ投入口8から投入できる回転ドラム式のタンブリング装置。
  5. 回転ドラム式のマッサージ装置1と、1回分のマッサージ処理に要する原料肉Mを収容する車輪24付きのタンクTと、タンクTを反転操作する反転装置2とからなり、
    マッサージ装置1は、基台3と、基台3で回転自在に支持される回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構とを含み、
    反転装置2は、タンクTが搭載されるフレーム26と、フレーム26の上部に設けられる投入シュート27と、フレーム26を待機姿勢と投入姿勢との間で往復傾動可能に支持する車輪31・32付きの反転台25と、反転台25とフレーム26との間に設けられて フレーム26を往復傾動操作する操作器28とを含み、
    タンクTが搭載されたフレーム26を操作器28で反転操作して、タンクT内に収容した1回分の原料肉Mを回転ドラム4内へ投入口8から投入することができ、
    回転ドラム4の内部を水洗い洗浄する洗浄装置を備えており、
    洗浄装置は、洗浄水供給源41と、洗浄水供給源41から供給される洗浄水を加圧送給する高圧ポンプ42と、高圧ポンプ42から送出される高圧洗浄水を噴出供給する洗浄ノズル43と、洗浄ノズル43を回転ドラム4の外面の待機位置と、回転ドラム4内の洗浄位置との間で往復移動操作する操作機構44と、洗浄液を回収する汚水タンク45と、これらの機器を搬送する洗浄台車40とを含み、
    回転ドラム4を回転駆動しながら洗浄ノズル43から洗浄水を噴出供給して、ドラム内部を自動洗浄できるようにした回転ドラム式のタンブリング装置。
  6. 回転ドラム4の内部を水洗い洗浄する洗浄装置を備えており、
    洗浄装置は、洗浄水供給源41と、洗浄水供給源41から供給される洗浄水を加圧送給する高圧ポンプ42と、高圧ポンプ42から送出される高圧洗浄水を噴出供給する洗浄ノズル43と、洗浄ノズル43を回転ドラム4の外面の待機位置と、回転ドラム4内の洗浄位置との間で往復移動操作する操作機構44と、洗浄液を回収する汚水タンク45と、これらの機器を搬送する洗浄台車40とを含み、
    回転ドラム4を回転駆動しながら洗浄ノズル43から洗浄水を噴出供給して、ドラム内部を自動洗浄できるようにした請求項1記載の回転ドラム式のタンブリング装置。
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