JP3651227B2 - デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,デジタル放送受信機における直交変調波復調に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在放送のデジタル化が急ピッチで進められており,すでに通信衛星を使用したCSデジタル放送[Communication Satellite:通信衛星]が実用化されている。また,それに引き続き,CATVやBS放送[Broadcasting Satellite:放送衛星],地上放送向けののデジタル送受信機の開発も進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,デジタル化した場合には,現在のアナログ放送受信機とは,異なり画面上の映像で伝送路の状態や,受信機の状態を判定することが困難である。これは,デジタル放送では,誤り訂正を行うため,信号の受信品質がある程度以上であれば,全く同等の画質で表示され,それ以下になると,全く表示されなくなるためである。このため,何も映らないからといって,信号が入っているのかどうかという事も判断ができない。これらを解決するためには,データの誤り率によって,判断する必要が有るが,高価な測定器を販売店や,CATV等の保守センターに大量に導入することは,困難であり,受信機自体で状態を判断する方法が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、例えば、入力される直交変調信号の利得を調整する可変利得手段と、前記可変利得手段の出力する直交変調信号を直交復調し、2つの搬送波それぞれで変調されていた信号をそれぞれ復調したI信号、Q信号として出力する直交復調手段と、を備えてなるデジタル放送受信装置であって、前記直交復調手段の出力するI信号とQ信号から前記可変利得手段を制御する信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号に含まれる、伝送路で加えられた歪みを除去する波形等化手段の制御情報から前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する波形等化評価手段と、前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号から信号点の分布状態を評価するコンスタレーション評価手段と、前記直交復調手段の出力をデジタルデータとして識別し、識別前と識別後の信号の差から信号対雑音比を評価するS/N評価手段と、前記直交復調手段の出力するデータに誤り訂正処理において誤り率を求める誤り率評価手段と、のうちいずれか複数の手段を備え、該いずれか複数の手段の出力信号を用いて入力される信号の状態を評価する入力状態評価手段と、前記入力状態評価手段における入力信号の評価を出力する出力手段と、を備え、前記波形等化評価手段は、波形等化手段の制御情報の内、主信号の利得を表わすメインタップのタップ係数を評価するメインタップ評価手段と、メインタップを除くタップのタップ係数の総和を求めるメインタップを除くタップ係数総和演算手段と、前記メインタップを除くタップ係数総和演算手段の演算結果とメインタップのタップ係数を加算して、全タップのタップ係数の合計を求める加算手段と、前記加算手段の演算結果を評価する第1の判定手段と、前記メインタップを除くタップ係数総和演算手段の演算結果を評価する第2の判定手段と、前記メインタップ評価手段の評価結果と、前記第1の判定手段の評価結果と、前記第2の判定手段の評価結果から、前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する状態判定手段を備えるように構成すればよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態を示すブロック図である。101は可変利得手段,102は直交復調手段,103は波形等化手段,104は符号識別手段,105はデータ変換手段,106は誤り訂正手段,107は信号レベル検出手段,108は波形等化評価手段,109はコンスタレーション評価手段,110はS/N評価手段,111は誤り率評価手段,112は入力状態評価手段,113は評価結果表示手段である。
【0006】
可変利得手段101は,IF入力を入力し,IF入力の振幅を一定範囲内に入るように調整して出力する。直交復調手段102は,可変利得手段101の出力するIF信号を復調して,I信号とQ信号を出力する。波形等化手段103は,I信号とQ信号を入力し,伝送路で信号に加えられた歪みを除去して出力する。符号識別手段104は,波形等化手段103の出力するI信号とQ信号を識別して,デジタルデータを出力する。データ変換手段105は,符号識別手段104の出力するデジタルデータを送信時の一系列のデータに変換する。誤り訂正手段106は,データ変換手段105の出力に対して誤り訂正処理を行う。
【0007】
信号レベル検出手段107は,直交復調手段102の出力を入力し,振幅が一定範囲内になるように可変利得手段101を制御する信号を生成する。
【0008】
波形等化評価手段108は,波形等化手段103の制御データを入力し,波形等化手段の状態を判定する。
【0009】
コンスタレーション評価手段109は,波形等化手段103の出力を入力し,I信号を横軸,Q信号を縦軸とする平面上の信号分布を評価する。
【0010】
S/N評価手段110は,符号識別手段104の出力を入力し,信号のS/Nを評価する。
【0011】
誤り率評価手段111は,誤り訂正手段で単位時間に訂正されたデータの数を単位時間に送られてくるデータの数で除算することで,簡易的に誤り率を計算する。
【0012】
入力状態評価手段112は,信号レベル検出手段107の出力する可変利得手段101を制御する信号と,波形等化評価手段108の出力する波形等化手段への入力信号の状態と,コンスタレーション評価手段109の出力する信号分布の評価と,S/N評価手段110の出力するS/Nの評価と,誤り率評価手段111の評価結果から,入力信号の状態を評価し,無信号状態と信号のある状態を検出し,その結果と入力された評価結果を出力する。
【0013】
評価結果表示手段113は,入力状態評価手段から出力される,信号レベル検出結果,波形等化評価結果,コンスタレーション評価結果,S/N評価結果,誤り率評価結果と,入力信号のある無しの結果の中の一部または,全部を表示する。
【0014】
以上により,本発明の実施の形態では,入力信号があるかないか,S/Nが良いか悪いか,入力信号のレベルが高いか低いかといった情報とデータの誤り率を簡単に知ることができ,高価な測定器材等を使用すること無く,検査や保守を行うことが可能となる。
【0015】
図2は,図1の波形等化評価手段108の構成例を示す図である。201はメインタップ評価手段,202はメインタップを除くタップ係数総和演算手段,203は加算手段,204,205は判定手段,206は状態判定手段である。
【0016】
メインタップ評価手段201は,波形等化手段のメインタップの大きさが正常な範囲にあるかを評価する。メインタップを除くタップ係数総和演算手段202は,メインタップ以外のタップ係数の総和を計算する。加算手段203は,メインタップを除くタップ係数総和演算手段202の計算結果とメインタップのタップ係数を加算する。判定手段204,205は,それぞれ,加算手段203の出力とメインタップを除くタップ係数総和演算手段の出力が一定の範囲内にあるかどうかを判定する。状態判定手段206は,メインタップ評価手段201の出力と判定手段204,205の出力から信号の状態を判定する。
【0017】
以上により,本発明の実施の形態の一部を構成する波形等化評価手段で,波形等化手段の制御情報から入力信号の状態を知ることが出来る。
【0018】
図3は,図1のコンスタレーション評価手段109の構成例を示す図である。301は記憶手段,302は基準値記憶手段,303は比較手段である。
【0019】
記憶手段301は,波形等化手段103の出力を記憶する。基準値記憶手段302は,無信号時の信号の分布をあらかじめ計算しておいたすべてのパターンについて記憶しておく。比較手段303は,記憶手段301に記憶した信号の分布と基準値記憶手段302に記憶している全信号パターンを比較して,一致するパターンがあれば,無信号と判定する。
【0020】
以上により,本発明の実施の形態の一部を構成するコンスタレーション評価手段で,無信号状態を完全に検出することが出来る。
【0021】
図4は,図1のコンスタレーション評価手段109の図3とは別の構成例を示す図である。401は記憶手段,402,404,407は比較手段,403はカウンタ,405,408は基準,406は度数分布作成手段,409は条件判断手段である。
【0022】
401は,波形等化手段の出力を記憶する。比較手段402は,波形等化手段の出力と,記憶手段に記憶しているデータを比較して,値が一致した場合にカウンタ403に出力する。カウンタ403は,比較手段402で入力値が一致した回数をカウントする。比較手段404は,基準405の値とカウンタ403のカウント値を比較して,基準405の値より大きいか小さいかを出力する。
【0023】
度数分布作成手段406は,記憶手段401に記憶しているデータの分布を度数分布にする。比較手段407は,度数分布作成手段406の分布と基準408を比較して,信号点の個数が一定値以下または,信号点の存在範囲が一定の範囲内にあるかどうかを検出する。
【0024】
条件判断手段409は,比較手段404,407の出力を入力し,比較手段404の出力が基準405よりカウンタ値の値が大きい場合または,比較手段407の出力が信号点の数が一定値以下または,信号点の存在範囲が一定の範囲内にある場合に無信号と判断する。
【0025】
以上により,本構成例では,図3の構成例のように大量の基準パターンを必要とせず小規模な回路で,無信号検出を行うことが出来る。
【0026】
図5は,図1の入力状態評価手段112の構成例を示す図である。501は,論理和手段,502は,論理積手段である。
【0028】
論理和手段501は,S/N評価手段110,波形等化評価手段108,コンスタレーション評価手段109のいずれかの出力が無信号を出力している場合に無信号を出力する。
【0029】
論理積手段502は,信号レベル検出手段107の出力が無信号出力を許可し,かつ,誤り率評価手段111の評価結果が訂正不可能の場合、かつ,論理和手段501が無信号を出力している場合に無信号であると判断する。それ以外の場合は,信号があると判断する。
【0030】
以上により,本構成例では,複数の無信号検出結果を総合して判断することで,本当に信号が無いのか,信号の品質が悪いのかを区別することが出来る。
【0031】
図6は本発明の他の実施の形態を示す図である。図1と同一符号は同一機能を示し、601は評価手段である。
【0032】
図1の実施例では,ハードウェアで構成していた108〜112のブロックを図.6の実施例では,評価手段601でソフトウェア的に実現する。
【0033】
以上により,本実施の形態では,評価方法の追加や,評価結果の出力に柔軟性を持たせることが出来る。
【0034】
図7は,図1または図6の評価結果表示手段113の構成例を示す図である。701は要求検出手段,702は異常検出手段,703は表示切換手段,704は表示手段である。
【0035】
要求検出手段701は,リモコンまたは本体の操作部からの入力のうち入力信号の状態を表示させるまたは,非表示にする要求を検出して,要求に応じた制御出力を出力する。異常検出手段は,入力状態評価手段112または,評価手段601の出力する評価結果から入力信号の異常を検出し,異常状態の時には,評価結果を自動的に表示するように制御出力を出力する。表示切換手段703は,要求検出手段701または,異常検出手段702からの制御出力により入力信号の評価結果を表示手段に出力するか出力しないかを切換える。表示手段704は,表示切換手段703から出力された入力信号の評価結果を表示する。
【0036】
以上により,本構成例では,検査,保守の際に必要に応じて入力信号の評価状態を知ることができる。さらに,異常が発生した場合には,自動的に異常を知らせるために,効率的に作業を行うことが出来る。
【0037】
図8は,図7の表示手段704の構成例を示す図である。801は蛍光表示管,LED,液晶ディスプレイなどの表示装置(以後,表示装置と略す),802は映像合成装置で有る。
【0038】
表示装置801は,表示切換手段703の出力を表示する。映像合成装置802は,表示切換手段703の出力と,受信した放送の映像信号を合成して,合成した映像信号を出力し,テレビジョンなどのディスプレイ装置の画面上に入力信号の評価結果を表示する。
【0039】
以上により,放送を視聴中に異常が発生した場合には,画面上に状態が表示され,保守センターなどへの連絡時に状態の説明が容易であるため,迅速な対応が可能となる。また,直交復調装置以降の映像を表示する部分に異常が発生した場合でも,本体に別に備えた表示装置801が有るため,異常の発生した部位の特定が容易になる。
【0040】
図9は,図6の評価手段601で実行する処理の流れを示す図である。
【0041】
ステップ901は,誤り訂正手段106で誤り訂正した数から誤り率を計算する。
【0042】
ステップ902は,ステップ901で計算した誤り率から,誤り訂正が不可能であったか,可能であったかを判断し,訂正不可能だった場合には,ステップ903へ進み,訂正可能だった場合には,ステップ911へ進む。
【0043】
ステップ903は,信号レベル検出手段107の出力する制御値が最大値であるかどうかを判定し,最大である時はステップ904へ進み,最大でない場合はステップ911へ進む。
【0044】
ステップ904は,符号識別手段104の出力から信号のS/N値を求め,ステップ905へ進む。ステップ905は,ステップ904で求めたS/N値が一定の範囲内にあれば,ステップ910へ進み,範囲外にあればステップ906へ進む。
【0045】
ステップ906は,波形等化手段103の出力から,コンスタレーションの信号点分布を求める。
【0046】
ステップ907は,ステップ906で求めた信号点の分布が一定の範囲内に有るかを判定し,一定の範囲内にあれば,ステップ910へ進み,範囲外にある場合は,ステップ908へ進む。
【0047】
ステップ908は,波形等化手段103の制御情報を評価するために加工する。
【0048】
ステップ909は,ステップ908で加工された制御情報が一定の範囲内にあるかを判定して,一定の範囲内にあれば,ステップ910へ進み,範囲外にある場合には,ステップ911へ進む。
【0049】
ステップ910は,信号無しの判定結果を出力する。
【0050】
ステップ911は,信号ありの判定結果を出力する。
【0051】
図10は,図9の評価手段の処理の中のステップ908の波形等化評価の方法の流れを示す図である。
【0052】
ステップ1001は,波形等化手段103の制御情報の内,センタータップの値が一定の範囲内にあるかを判断する。信号が無い場合には,波形等化が暴走して,極端に小さな値になることがあるため,この場合には,ステップ1004へ進む。それ以外の場合には,ステップ1002へ進む。
【0053】
ステップ1002は,波形等化手段103の制御情報のすべてのタップ係数値を加算して,その総和が一定の範囲内にあるかどうかを判断する。正常な状態で,波形等化手段の総合利得であるタップ係数の総和が極端に大きくなる事や,小さくなることは無いため,一定の範囲内にある場合を正常と判断し,ステップ1003へ進む,範囲外にある場合は,異常としてステップ1004へ進む。
【0054】
ステップ1003は,センタータップ以外のタップ係数の総和とセンタータップのタップ係数の比が一定の範囲内にあるかどうかを判断する。センタータップのタップ係数値に対して,それ以外のタップの総和が極端に大きくなる事は,正常な状態では,有り得ないため,一定の範囲内にある場合を正常としてステップ1005へ進む。範囲外の時には,異常としてステップ1004へ進む。
【0055】
ステップ1004は,信号無しの判定結果を出力する。
【0056】
ステップ1005は,信号ありの判定結果を出力する。
【0057】
図11は,図9の評価手段の処理の中のステップ906のコンスタレーション評価の方法の流れを示す図である。
【0058】
ステップ1101は,波形等化手段103の出力するI信号とQ信号を取り込む。
【0059】
ステップ1102は,ステップ1101で取り込んだデータが同じ値で連続している数を数え,一定個数以上連続する場合は,信号が入っていない異常状態と判断してステップ1105へ進む。一定個数以下だった場合は,ステップ1103へ進む。
【0060】
ステップ1103は,ステップ1101で取り込んだデータを識別値ごとに個数をカウントして度数分布を作成する。
【0061】
ステップ1104は,ステップ1103で作成した度数分布で,データの分布が偏っているかどうかを判断する。一部の値にのみ偏っていたばあいは,入力が異常であると判断して,ステップ1105へ進む。広い範囲に分布している場合は,正常であると判断して,ステップ1106へ進む。
【0062】
ステップ1105は,信号が無いことを出力する。
【0063】
ステップ1106は,信号が有ることを出力する。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、容易に検査や保守を行うために好適なデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の波形等化評価手段の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のコンスタレーション評価手段の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のコンスタレーション評価手段の図3とは異なる構成例を示すブロック図である。
【図5】図1の入力状態評価手段の構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】図6の評価結果表示手段の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7の表示手段の構成例を示すブロック図である。
【図9】図6の評価手段の処理の流れを示す図である。
【図10】図9の評価手段の処理の中の波形等化評価の方法の流れを示す図である。
【図11】図9の評価手段の処理の中のコンスタレーション評価の流れを示す図である。
【符号の説明】
101…可変利得手段,102…直交復調手段,103波形等化手段,104…符号識別手段,105…データ変換手段,106…誤り訂正手段,107…信号レベル検出手段,108…波形等化評価手段,109…コンスタレーション評価手段,110…S/N評価手段,111…誤り率評価手段,112…入力状態評価手段,113…評価結果表示手段,201…メインタップ評価手段,202…メインタップを除くタップ係数総和演算手段,203…加算手段,204,205…判定手段,206…状態判定手段,301,401…記憶手段,302…基準値記憶手段,303,402,404,407…比較手段,403…カウンタ,405,408…基準,406…度数分布作成手段,409…条件判断手段,501…論理和手段,502…論理積手段,601…評価手段,701…要求検出手段,702…異常検出手段,703…表示切換手段,704…表示手段,801…表示装置,802…映像合成装置。
Claims (4)
- 入力される直交変調信号の利得を調整する可変利得手段と、前記可変利得手段の出力する直交変調信号を直交復調し、2つの搬送波それぞれで変調されていた信号をそれぞれ復調したI信号、Q信号として出力する直交復調手段と、を備えてなるデジタル放送受信装置であって、
前記直交復調手段の出力するI信号とQ信号から前記可変利得手段を制御する信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号に含まれる、伝送路で加えられた歪みを除去する波形等化手段の制御情報から前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する波形等化評価手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号から信号点の分布状態を評価するコンスタレーション評価手段と、
前記直交復調手段の出力をデジタルデータとして識別し、識別前と識別後の信号の差から信号対雑音比を評価するS/N評価手段と、
前記直交復調手段の出力するデータに誤り訂正処理において誤り率を求める誤り率評価手段と、のうちいずれか複数の手段を備え、
該いずれか複数の手段の出力信号を用いて入力される信号の状態を評価する入力状態評価手段と、
前記入力状態評価手段における入力信号の評価を出力する出力手段と、を備え、
前記波形等化評価手段は、波形等化手段の制御情報の内、主信号の利得を表わすメインタップのタップ係数を評価するメインタップ評価手段と、メインタップを除くタップのタ
ップ係数の総和を求めるメインタップを除くタップ係数総和演算手段と、前記メインタップを除くタップ係数総和演算手段の演算結果とメインタップのタップ係数を加算して、全タップのタップ係数の合計を求める加算手段と、前記加算手段の演算結果を評価する第1の判定手段と、前記メインタップを除くタップ係数総和演算手段の演算結果を評価する第2の判定手段と、前記メインタップ評価手段の評価結果と、前記第1の判定手段の評価結果と、前記第2の判定手段の評価結果から、前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する状態判定手段を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 入力される直交変調信号の利得を調整する可変利得手段と、前記可変利得手段の出力する直交変調信号を直交復調し、2つの搬送波それぞれで変調されていた信号をそれぞれ復調したI信号、Q信号として出力する直交復調手段と、を備えてなるデジタル放送受信装置であって、
前記直交復調手段の出力するI信号とQ信号から前記可変利得手段を制御する信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号に含まれる、伝送路で加えられた歪みを除去する波形等化手段の制御情報から前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する波形等化評価手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号から信号点の分布状態を評価するコンスタレーション評価手段と、
前記直交復調手段の出力をデジタルデータとして識別し、識別前と識別後の信号の差から信号対雑音比を評価するS/N評価手段と、
前記直交復調手段の出力するデータに誤り訂正処理において誤り率を求める誤り率評価手段と、のうちいずれか複数の手段を備え、
該いずれか複数の手段の出力信号を用いて入力される信号の状態を評価する入力状態評価手段と、
前記入力状態評価手段における入力信号の評価を出力する出力手段と、を備え、
前記コンスタレーション評価手段は、信号を連続して記憶する記憶手段と、デジタル放送受信装置に信号が入力されていない時に、前記波形等化手段から出力される可能性の有
る有限の数の信号点の変化パターンをすべて記憶している基準値記憶手段と、前記記憶手段の記憶する信号変化パターンと前記基準値記憶手段の記憶している信号点の変化パターンのなかで一致するものが有るかを判断する比較手段で構成されることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 入力される直交変調信号の利得を調整する可変利得手段と、前記可変利得手段の出力する直交変調信号を直交復調し、2つの搬送波それぞれで変調されていた信号をそれぞれ復調したI信号、Q信号として出力する直交復調手段と、を備えてなるデジタル放送受信装置であって、
前記直交復調手段の出力するI信号とQ信号から前記可変利得手段を制御する信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号に含まれる、伝送路で加えられた歪みを除去する波形等化手段の制御情報から前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する波形等化評価手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号から信号点の分布状態を評価するコンスタレーション評価手段と、
前記直交復調手段の出力をデジタルデータとして識別し、識別前と識別後の信号の差から信号対雑音比を評価するS/N評価手段と、
前記直交復調手段の出力するデータに誤り訂正処理において誤り率を求める誤り率評価手段と、のうちいずれか複数の手段を備え、
該いずれか複数の手段の出力信号を用いて入力される信号の状態を評価する入力状態評価手段と、
前記入力状態評価手段における入力信号の評価を出力する出力手段と、を備え、
前記コンスタレーション評価手段は、信号を連続的に、あるいは、一定間隔毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶する信号と、1つ前に記憶した信号が一致するかを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果が連続して一致した場合の数をカウントするカウンタと、信号が入力されていないと判断するための第1の基準と、前記カウンタのカウンタ値と前記第1の基準を比較して信号が入力されているか入力されていないかを判断する第1の比較手段と、前記記憶手段に記憶している信号点がどのように分布しているかを度数分布にする度数分布作成手段と、信号が入力されていない場合に信号点が分布する範囲を指定した第2の基準と、前記度数分布作成手段の作成した度数分布と前記第2の基準を比較して、信号が入力されていないかどうかを判定する第2の比較手段と、前記第1の比較手段と前記第2の比較手段の判定結果から、信号が入力されているか入力されていないかを総合的に判断する条件判断手段を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置
。 - 入力される直交変調信号の利得を調整する可変利得手段と、前記可変利得手段の出力する直交変調信号を直交復調し、2つの搬送波それぞれで変調されていた信号をそれぞれ復調したI信号、Q信号として出力する直交復調手段と、を備えてなるデジタル放送受信装置であって、
前記直交復調手段の出力するI信号とQ信号から前記可変利得手段を制御する信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号に含まれる、伝送路で加えられた歪みを除去する波形等化手段の制御情報から前記波形等化手段への入力信号の状態を評価する波形等化評価手段と、
前記直交復調手段の出力する前記I信号とQ信号から信号点の分布状態を評価するコンスタレーション評価手段と、
前記直交復調手段の出力をデジタルデータとして識別し、識別前と識別後の信号の差から信号対雑音比を評価するS/N評価手段と、
前記直交復調手段の出力するデータに誤り訂正処理において誤り率を求める誤り率評価手段と、のうちいずれか複数の手段を備え、
該いずれか複数の手段の出力信号を用いて入力される信号の状態を評価する入力状態評価手段と、
前記入力状態評価手段における入力信号の評価を出力する出力手段と、を備え、
前記入力状態評価手段は、前記S/N評価手段の評価結果と前記波形等化手段の評価結果と前記コンスタレーション評価手段の評価結果の論理和と取る論理和手段と、前記誤り率評価手段の評価結果と、前記信号レベル検出手段の制御出力と、前記論理和手段の出力の論理積を取る論理積手段から構成されることを特徴とするデジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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