JP3650636B2 - 建物用cadシステム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、建物用CADシステムに関し、ユニット式建物等の建物の建築設計に利用できる。
【0002】
【背景技術】
近年、コンピュータ技術の発達に伴って、建物の建築設計には、CADシステムが用いられるようになってきた。
建物の建築設計にあたっては、建物の構築に必要な各種の部品を建物の各部位に配置していかなければならない。例えば、ユニット式建物の建築設計であれば、標準ユニット、台形ユニット等、複数種類用意された各ユニットを選択して建物の各部位にこれらを配置していかなければならない。
通常、建物用CADシステムには、このような各種の部品が予め記憶されており、これらの中から設計者が必要な部品を指定して建築設計を行っていく。
そして、このような建物用CADシステムにおいて各部品の指定を行うにあたっては、設計者が逐次目的に応じて必要な部品の詳細な選定を行ってから、選定した部品の入力指定を行ってこれを各部位に配置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の建物用CADの部品入力方法では、各部品を配置する際に、設計者が逐次各部品の内容を一つ一つ詳細に確認しながら各部品の入力指定を行っていくため、建物全体の設計を完了させるまでに多くの時間を要するという問題があった。
そして、このように建物全体の設計に時間がかかることから、完成させるべき建物全体の概略像を早期の段階で確認することができなかった。
また、逐次選定による入力方法では、部品の種類が多い場合には、入力ミスが発生するおそれがあった。
さらに、設計すべき建物に標準的な部品が多く、特殊な部品が少ない場合には、同様な入力操作を何回も繰り返すことになり、設計の効率が上がらないという問題があった。
【0004】
また、ユニット式建物の建築設計の場合には、通常、標準ユニット、台形ユニット、カーポートユニット、セットバックユニット(基準位置から引っ込んで配置されるユニット)等、多くの属性(種類)のユニットが建築用の部品として用意されるが、これらの各属性のユニットには、それぞれ各種の大きさ(平面的な大きさ)のものがある。例えば、2.5×2.5モジュール、2.5×4.0モジュールのものなどである。なお、モジュールとは、建築物を構成する箱形の単位で、建築物の設計や生産の基準となる寸法である。
従って、建物用CADシステムにおける部品データとして用意すべきユニットの数は、属性の数×大きさの数となり、これらを全て記憶しておくためには、非常に大きなデータ容量が必要になるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、入力操作を簡易化でき、短時間で入力指定を行うことができるとともに、入力ミスを防止できる建物用CADシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、システムのデータ容量を削減でき、部品の種類の追加に容易に対応できる建物用CADシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、部品を配置するにあたって、先ず暫定的に標準の部品を自動選択指定して前記目的を達成しようとするものである。
具体的には、本発明の建物用CADシステムは、多数のユニットのうち所定のユニットを標準指定ユニットとしたとき、この標準指定ユニットと、これとは形状の種類が互いに異なる他のユニットとを組み合わせて建物を設計可能であって、これらのユニットの中から、建物の所定部位に部品として配置可能な任意のユニットを選択指定する建物用CADシステムであって、前記配置可能な多数のユニットを記憶する部品記憶手段と、この部品記憶手段に記憶されたユニットのうち所定のユニットを標準指定ユニットとして設定する標準部品設定手段と、設計者により前記所定部位が指定された際に前記標準指定ユニットを自動的に選択して仮指定する仮指定手段と、この仮指定手段により仮指定された前記標準指定ユニットを前記部品記憶手段に記憶されたユニットのうちの前記標準指定ユニットとは形状の種類が互いに異なる他のユニットに指定変更する変更手段とを備え、前記変更手段は、設計者からの変更の必要有りの指令を入力した場合に、前記部品記憶手段に記憶されたユニットを提示して選択させ、かつ変更を行う部位を指定する構成となっており、前記標準指定ユニットは、高さ寸法の異なるユニット群毎に、かつ、平面基準寸法の異なるユニット群毎に設定されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、複数の部位を連続的に指定してこれらの各部位に標準の部品を配置し、その後、必要な部位のみを指定してその部位に配置されている標準の部品を他の部品に変更してもよい。
あるいは、所定の部位を一箇所指定してこの部位への標準の部品の配置が終了する都度に、この部位に配置された標準の部品を他の部品に変更するか否かの設計者による識別指令を入力し、変更の必要有りの指令を入力した場合にのみ他の部品への変更を行い、次の部位の入力操作に移るようにしてもよい。
【0008】
ユニットには、平面基準寸法が一致しかつ属性(種類)の異なるユニットが多くあるため、このようなユニット群毎に標準指定ユニットを設定することとする。ここで、平面基準寸法とは、ユニット式建物をこれを構成する複数のユニットに分割する際の平面的区画の大きさのことであり、例えば、2.5×2.5モジュール、2.5×4.0モジュールなどの如くである。また、平面基準寸法が一致するとは、必ずしもそのユニットの平面上の縦横の外形寸法が基準寸法に一致していることを意味するものではなく、例えばセットバックユニットのような基準の位置から引っ込むように設計されるユニットでは、その基準寸法により区画される区画内に収まるようになっていればよい。
【0010】
【作用】
このような本発明においては、建物の所定部位に対し、当該部位に配置可能な部品として記憶される多数のユニットのうちから予め標準指定ユニットを設定しておき、設計者によりユニットを配置する部位が指定された際に、先ず設計者の選択を待つことなく暫定的にこの標準指定ユニットを自動選択指定して当該部位に配置し、その後、この仮指定された標準指定ユニットを必要に応じてこの標準指定ユニットとは形状の種類が異なる他のユニットに変更する。
この際、変更の必要がない場合には、そのまま標準指定ユニットを配置しておき、変更の必要がある場合にのみ、他のユニットへの指定変更を行う。
【0011】
このため、標準の部品の配置でよい場合には、設計者は複数の部品が表示された部品リストの中から配置したい所望の部品を選択するという手間のかかる作業を行う必要がなくなり、入力操作の簡易化が図られ、設計時間が短縮される。
また、特に部品の種類が多い場合には、設計者の負担がより一層軽減されるとともに、入力ミスの発生が低減される。
さらに、設計すべき建物に標準的な部品が多く、特殊な部品が少ない場合には、同様な入力操作を何回も繰り返すという従来のような手間のかかる操作を行う必要がなくなるため、設計の効率が向上する。
【0012】
そして、建物の各部位に連続的に部品を配置して建物の設計を行っていくにあたって、複数の部位を連続的に指定してこれらの各部位に標準の部品を配置し、その後、必要な部位のみを指定してその部位に配置されている標準の部品を他の部品に変更するようにした場合には、従来のように設計者が逐次各部品の内容を一つ一つ詳細に確認しながら各部品の入力指定を行っていく必要がなく、後から必要な部位のみを他の部品に置き換えればよいので、設計時間の短縮が図られるとともに、標準の部品により建物全体の設計を一応完了させると暫定的ではあるが、完成させるべき建物全体の概略像(少なくとも建物の外形形状)を早期の段階で確認することが可能となる。
【0013】
また、本発明はユニット式建物の建築設計に適用され、標準ユニット、台形ユニット、カーポートユニット、セットバックユニット等、相互に置き換え可能な多くの属性(種類)のユニットがあるため、本発明の効果が十分に発揮される。
この際、標準の部品とされる標準指定ユニットを、高さ寸法の異なるユニット群毎に設定しているので、標準指定ユニットを仮指定して所定部位に配置した後に、この部位に置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合が未然に回避されるため、本発明の置き換えによるユニット配置方法が確実かつ円滑に実現されるようになる。
【0014】
さらに、標準の部品とされる標準指定ユニットを、平面基準寸法の異なるユニット群毎に設定しているので、先ず大きさのみを入力指定してその大きさの標準指定ユニットを配置しておき、その後、属性(種類)の変更を行って同じ大きさの非標準指定ユニットを配置するという操作が可能となる。このため、前述した高さ寸法の異なるユニット群毎に標準指定ユニットを設定していることと同様に、置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合が未然に回避され、置き換えによるユニット配置が確実かつ円滑に実現されることに加え、データの記憶形態上、大きさと属性とが分離されることから、データを従来のように属性の数×大きさの数だけ用意する必要はなくなり、データ容量が削減されるうえ、ユニットの属性の追加に容易に対応可能となり、これらにより前記目的が達成される。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
[システムの構成]
図1には、本実施例の建物用CADシステム10の構成が示されている。
システム10は、ユニット式建物を構成する各種のユニット(部品)を記憶する部品記憶手段21と、この部品記憶手段21に記憶されたユニットのうち所定のユニットを標準指定ユニット(標準の部品)として設定する標準部品設定手段30と、設計者によりユニットを配置する部位が指定された際に標準指定ユニットを自動的に選択してこの部位に仮指定する仮指定手段40と、仮指定手段40により仮指定された標準指定ユニットを部品記憶手段21に記憶された部品のうちの他の部品に指定変更する変更手段50とを備えている。
【0016】
また、システム10は、配置ユニットの描画および入力操作用メニュー表示が行われるCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示手段91と、マウス、キーボード、ライトペン、タブレット、デジタイザ等の入力手段92と、プリンタやプロッタ等の出力手段93とを備えている。これらの表示手段91、入力手段92、あるいは出力手段93をそれぞれ構成する各機器の台数は、任意であり、一台でもよく、複数台でもよい。例えば、表示手段91については、複数台のCRTディスプレイにより構成(入力操作用メニュー画面と描画用画面とを別のディスプレイに表示するなど)してもよく、あるいは画面分割方式等を適宜用いて一台のCRTディスプレイにより構成してもよい。
【0017】
そして、部品記憶手段21は、ハードディスク、バルク、フロッピーディスク、ROM(読み出し専用メモリ)、CDROM、光ディスク、磁気テープ等の既存の記憶媒体により構成されている。また、仮指定手段40および変更手段50は、マイクロコンピュータ、ミニコン等の計算機およびこれらに組み込まれたプログラムなどにより構成されている。
【0018】
部品記憶手段21には、各種のユニットの名称表示用データ、大きさ(平面基準寸法)表示用データ、描画用データ、および標準部品設定手段30による標準指定ユニットの設定情報(どのユニットが標準指定ユニットであるかという情報)などが記憶されている。標準部品設定手段30による標準指定ユニットの設定は、例えば、部品記憶手段21に記憶されている各種のユニットのうち標準指定ユニットに該当する所定のユニットのみ標準指定フラグを立てておくことにより行うことができる。
【0019】
部品記憶手段21に記憶されるユニットの例としては、次のようなものがある。例えば、仮指定に用いられる標準の部品とされる標準指定ユニットには、ユニットの高さ寸法に応じて、標準的な高さ寸法を有する標準ユニット、標準よりも大きな高さ寸法を有する階高ユニット、標準よりも小さな高さ寸法を有する階低ユニット(蔵ユニット)などがある。
また、これら以外のユニットである非標準指定ユニットには、例えば、台形ユニット、セットバックユニット(引っ込みユニット)、カーポートユニット(車庫ユニット)などがある。
なお、他のユニットと置き換え不能な特殊な形状を有するユニット、例えば、バルコニーユニット、ピロティユニット(庇ユニット)などがある場合には、これらのユニットは、本発明の置き換え可能なユニットからは除外されるため、これらのユニットの入力は、従来通り個別に行うものとする。
【0020】
仮指定手段40は、部品記憶手段21に記憶されたユニットのうち標準部品設定手段30により設定されている標準指定ユニットの名称表示用データおよび大きさ表示用データを入力してこれらを表示手段91の画面上に標準指定ユニットメニューとして配列表示する表示部41と、このメニューに従って設計者により入力された入力手段92からの入力信号を受けてどの標準指定ユニットを配置するかを選択する選択部42と、選択した標準指定ユニットを配置する部位(原点および方向)を指定する部位指定部43と、選択した標準指定ユニットの描画用データを部品記憶手段21から読み込んで部位指定部43により指定された部位に標準指定ユニットを配置する配置部44とを備えている。
【0021】
変更手段50は、部品記憶手段21に記憶されたユニットの名称表示用データを入力してこれらを表示手段91の画面上に属性変更ユニットメニューとして配列表示する表示部51と、このメニューに従って設計者により入力された入力手段92からの入力信号を受けてどの属性(種類)のユニットに変更するかを選択する選択部52と、選択した属性のユニットに変更する部位を指定する部位指定部53と、選択した属性のユニットの描画用データを部品記憶手段21から読み込んで部位指定部53により指定された部位のユニットの属性変更を行う配置部54とを備えている。
【0022】
[操作方法の説明]
このような本実施例においては、以下のようにしてユニット式建物の建築に必要なユニットの入力を行う。
[標準ユニットの仮指定]
先ず、図2に示す如く、仮指定手段40の表示部41により、高さ寸法の異なる複数の標準指定ユニット(標準ユニット、階高ユニット、蔵ユニット等)を標準指定ユニットメニュー46の高さ寸法選択メニュー46Aとして表示手段91の画面上に表示する(画面G1)。設計者は、この高さ寸法選択メニュー46Aに従って入力手段92を用いてどの高さ寸法の標準指定ユニットとするかの選択を行う。ここでは「標準ユニット」を選択するものとする(入力操作M1)。
そして、選択部42により設計者の高さ寸法選択のための入力を受け付けた後に、表示部41により標準指定ユニットの大きさを選択するための標準指定ユニットメニュー46の大きさ選択メニュー46Bを表示手段91の画面上に表示する(画面G2)。設計者は、この大きさ選択メニュー46Bに従って入力手段92を用いて標準指定ユニットの大きさを選択する。ここでは「40*25(4.0×2.5モジュール)」を選択するものとする(入力操作M2)。
【0023】
選択部42により設計者の大きさ選択のための入力を受け付けた後に、部位指定部43により、表示手段91の画面上において、選択した標準指定ユニット(大きさ「40*25」の「標準ユニット」)を配置する原点を指定するとともに(画面G3の入力操作M3)、配置する方向を指定する(画面G3の入力操作M4)。
すると、配置部44により、選択した標準指定ユニットの描画用データが部品記憶手段21から読み込まれ、表示手段91の画面上に、標準指定ユニットが描かれる(画面G4)。
【0024】
続いて、選択した標準指定ユニットを別の部位にも配置する場合には、図3に示す如く、前述した画面G3における入力操作M3,M4と同様にして、配置する原点を指定するとともに(画面G5の入力操作M5)、配置する方向を指定する(画面G5の入力操作M6)。
すると、表示手段91の画面上の別の部位にも、標準指定ユニット(大きさ「40*25」の「標準ユニット」)が描かれる(画面G6)。
さらに、大きさの異なる「標準ユニット」(例えば、大きさ「25*25」の「標準ユニット」)を配置する場合には、再び、表示部41により大きさ選択メニュー46Bを表示手段91の画面上に表示し、同様な操作を繰り返して大きさの異なる「標準ユニット」を配置する(画面G7)。
【0025】
[階高ユニットの仮指定]
また、別の高さ寸法を有する標準指定ユニットを選択する場合には、図4に示す如く、再び、表示部41により高さ寸法選択メニュー46Aを表示手段91の画面上に表示する(画面G8)。設計者は、高さ寸法選択メニュー46Aに従ってどの高さ寸法の標準指定ユニットとするかの選択を行う。ここでは「階高ユニット」を選択するものとする(入力操作M7)。
そして、表示部41により大きさ選択メニュー46Bを表示手段91の画面上に表示する(画面G9)。設計者は、この大きさ選択メニュー46Bに従って標準指定ユニットの大きさを選択する。ここでは「30*25」を選択するものとする(入力操作M8)。
【0026】
選択部42により設計者の高さ寸法選択および大きさ選択のための入力を受け付けた後に、部位指定部43により、表示手段91の画面上において、選択した標準指定ユニット(大きさ「30*25」の「階高ユニット」)を配置する原点を指定するとともに(画面G10の入力操作M9)、配置する方向を指定する(画面G10の入力操作M10)。
すると、配置部44により、選択した標準指定ユニットの描画用データが部品記憶手段21から読み込まれ、表示手段91の画面上に、標準指定ユニットが描かれる(画面G11)。ここで、画面G11に描画された標準指定ユニット中の「KH」の記号表示は、「階高ユニット」を意味するものである。また、「KH」の記号表示のない標準指定ユニットは、「標準ユニット」を示している。
【0027】
続いて、選択した標準指定ユニットを別の部位にも配置する場合には、前述した画面G10における入力操作M9,M10と同様にして、図5に示す如く、配置する原点を指定するとともに(画面G12の入力操作M11)、配置する方向を指定する(画面G12の入力操作M12)。
すると、表示手段91の画面上の別の部位にも、標準指定ユニット(大きさ「30*25」の「階高ユニット」)が描かれる(画面G13)。
以後、同様な操作を繰り返して所望の部位に「階高ユニット」を配置していく(画面G14)。
ここまでの操作により、仮指定手段40による標準指定ユニットの暫定的な配置を完了する。
【0028】
[標準ユニットから台形ユニットへの属性変更]
次に、各部位に暫定的に配置されたユニットのうち必要なユニットのみについて、変更手段50によりユニットの属性変更を行う。変更の必要のない部位のユニットについては、「標準ユニット」や「階高ユニット」等の標準指定ユニットをそのままの状態で配置しておく。
図6に示す如く、変更手段50は、設計者からの変更の必要有りの指令を入力すると、表示部51により、部品記憶手段21に記憶された非標準指定ユニットを属性変更ユニットメニュー56として表示手段91の画面上に表示する(画面G15)。設計者は、このメニュー56に従って入力手段92を用いてどの属性のユニットに変更するかの選択を行う。ここでは「台形ユニット」を選択するものとする(入力操作M13)。なお、標準指定ユニットから非標準指定ユニットへの属性変更を一旦行った後に再び標準指定ユニットに属性を戻す場合等もあることから、属性変更ユニットメニュー56には、標準指定ユニットが含まれていてもよい。
【0029】
そして、選択部52により属性変更のための入力を受け付けた後に、さらに表示部51により属性変更後に配置される「台形ユニット」の詳細種別(例えば、短辺台形ユニット、長辺台形ユニット等)を指定するための詳細種別メニュー57を表示手段91の画面上に表示する(画面G16)。設計者は、このメニュー57に従って入力手段92を用いて詳細種別を選択する。ここでは「長辺台形ユニット(LD1)」を選択するものとする(入力操作M14)。
【0030】
選択部52により設計者の詳細種別選択のための入力を受け付けた後に、部位指定部53により、表示手段91の画面上において、属性変更を行いたいユニットが配置されている領域内を指示するとともに(画面G17の入力操作M15)、「長辺台形ユニット(LD1)」の流れ方向を指示する(画面G18の入力操作M16)。
すると、配置部54により、属性変更後に配置される「長辺台形ユニット(LD1)」の描画用データが部品記憶手段21から読み込まれ、図7に示す如く、表示手段91の画面上に、標準指定ユニットである「標準ユニット」に代わって非標準指定ユニットである「長辺台形ユニット(LD1)」が描かれる(画面G19)。ここで、画面G19に描画された「長辺台形ユニット(LD1)」中の「DAI」の記号表示は、「台形ユニット」を意味するものである。
【0031】
続いて、「長辺台形ユニット(LD1)」を別の部位にも配置する場合には、前述した画面G17,G18における入力操作M15,M16と同様にして、属性変更を行いたいユニットが配置されている領域内を指示するとともに(画面G20の入力操作M17)、「長辺台形ユニット(LD1)」の流れ方向を指示する(画面G21の入力操作M18)。
すると、表示手段91の画面上の別の部位にも、標準指定ユニットである「標準ユニット」に代わって非標準指定ユニットである「長辺台形ユニット(LD1)」が描かれる(画面G22)。
【0032】
[階高ユニットからセットバックユニットへの属性変更]
また、属性変更の別の一例として、標準指定ユニットである「階高ユニット」から非標準指定ユニットである「セットバックユニット」への属性変更の説明を述べる。
図8に示す如く、変更手段50は、設計者からの変更の必要有りの指令を入力すると、表示部51により、部品記憶手段21に記憶された非標準指定ユニットを属性変更ユニットメニュー56として表示手段91の画面上に表示する(画面G23)。設計者は、このメニュー56に従って入力手段92を用いてどの属性のユニットに変更するかの選択を行う。ここでは「セットバックユニット」を選択するものとする(入力操作M19)。
【0033】
そして、選択部52により属性変更のための入力を受け付けた後に、さらに表示部51により属性変更後に配置される「セットバックユニット」の詳細種別(例えば、短辺セットバックAユニット(SO)、長辺セットバックAユニット(LO)等)を指定するための詳細種別メニュー58を表示手段91の画面上に表示する(画面G24)。設計者は、このメニュー58に従って入力手段92を用いて詳細種別を選択する。ここでは「長辺セットバックAユニット(LO)」を選択するものとする(入力操作M20)。
【0034】
選択部52により設計者の詳細種別選択のための入力を受け付けた後に、部位指定部53により、表示手段91の画面上において、属性変更を行いたい階高ユニットが配置されている領域内を指示するとともに(画面G25の入力操作M21)、セットバックする方向を指示する(画面G26の入力操作M22)。
すると、配置部54により、属性変更後に配置される「長辺セットバックAユニット(LO)」の描画用データが部品記憶手段21から読み込まれ、図9に示す如く、表示手段91の画面上に、標準指定ユニットである「階高ユニット」に代わって非標準指定ユニットである「長辺セットバックAユニット(LO)」が描かれる(画面G27)。ここで、画面G27に描画された「長辺セットバックAユニット(LO)」中の「SB」の記号表示は、「セットバックユニット」を意味するものである。
【0035】
続いて、「長辺セットバックAユニット(LO)」を別の部位にも配置する場合には、前述した画面G25,G26における入力操作M21,M22と同様にして、属性変更を行いたい階高ユニットが配置されている領域内を指示するとともに(画面G28の入力操作M24)、セットバックする方向を指示する(画面G29の入力操作M24)。
すると、表示手段91の画面上の別の部位にも、標準指定ユニットである「階高ユニット」に代わって非標準指定ユニットである「長辺セットバックAユニット(LO)」が描かれる(画面G30)。
【0036】
[本実施例の効果]
このような本実施例によれば、次のような効果がある。
すなわち、ユニットの入力を行うにあたって、先ず、仮指定手段40により「標準ユニット」や「階高ユニット」等の標準指定ユニットを仮指定して暫定的に所定の部位に配置し、その後、この仮指定された標準指定ユニットを必要に応じて変更手段50により他の属性のユニットに変更し、変更の必要がない場合には、そのまま当該部位に標準指定ユニットを配置しておくことができる。
【0037】
このため、連続的にユニットを配置してユニット式建物の設計を行っていく際に、従来のように設計者が逐次各ユニットの内容を一つ一つ詳細に確認しながら各ユニットの入力指定を行っていく必要がなく、後から必要な部位のみを他の属性のユニットに置き換えればよいので、設計時間の短縮を図ることができる。
そして、標準指定ユニットにより建物全体の設計を一応完了させれば、暫定的ではあるが、完成させるべき建物全体の概略像(少なくとも建物の外形形状)を早期の段階で確認することができる。
【0038】
また、特にユニットの種類が多い場合には、従来のような逐次選定による入力を行う場合に比べ、標準指定ユニットのままでよい部位についての選定がなくなる分だけ、選定の回数が低減されるので、設計者の負担を軽減できるとともに、入力ミスの発生を低減できる。
さらに、設計すべき建物に標準指定ユニットが多く、それ以外の非標準指定ユニットが少ない場合には、同様な入力操作を何回も繰り返すという従来のような手間のかかる操作を行う必要がなくなるため、設計の効率を向上できる。
【0039】
また、標準の部品とされる標準指定ユニットが、「標準ユニット」や「階高ユニット」等の如く、高さ寸法の異なるユニット群毎に設定されているので、標準指定ユニットを仮指定して所定部位に配置した後に、この部位に置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合を未然に回避できるため、本発明の置き換えによるユニット配置方法を確実かつ円滑に実現できる。
【0040】
さらに、標準の部品とされる標準指定ユニットが、「25*25(2.5×2.5モジュール)」や「30*25(3.0×2.5モジュール)」等の如く、平面基準寸法の異なるユニット群毎に設定されているので、先ず大きさのみを入力指定してその大きさの標準指定ユニットを配置しておき、その後、属性変更を行って同じ大きさの非標準指定ユニットを配置するという操作を行うことができる。このため、前述した高さ寸法の異なるユニット群毎に標準指定ユニットを設定した場合と同様に、置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合を未然に回避でき、置き換えによるユニット配置を確実かつ円滑に実現できることに加え、データの記憶形態上、大きさと属性とを分離できることから、データを従来のように属性の数×大きさの数だけ用意する必要はなくなり、データ容量を削減できるうえ、ユニットの属性の追加に容易に対応できる。
【0041】
[本発明の変形例]
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
また、前記実施例では、「標準ユニット」や「階高ユニット」等の標準指定ユニットから「台形ユニット」や「セットバックユニット」等の非標準指定ユニットへの属性変更を行っていたが、標準指定ユニットから非標準指定ユニットへの属性変更を行った後に、非標準指定ユニットから他の非標準指定ユニットへの属性変更を行ってもよく、あるいは非標準指定ユニットから標準指定ユニットに戻す属性変更を行ってもよい。
【0042】
このような属性変更の例としては、前記実施例の他に、例えば、「標準ユニット」から「セットバックユニット」、「標準ユニット」から「カーポートユニット」、「台形ユニット」から「標準ユニット」、「台形ユニット」から他の詳細種別の「台形ユニット」、「台形ユニット」から「セットバックユニット」、「台形ユニット」から「カーポートユニット」、「セットバックユニット」から「標準ユニット」、「セットバックユニット」から「台形ユニット」、「セットバックユニット」から他の詳細種別の「セットバックユニット」、「セットバックユニット」から「カーポートユニット」、「セットバックユニット」から「階高ユニット」、「カーポートユニット」から「標準ユニット」、「カーポートユニット」から「台形ユニット」、「カーポートユニット」から「セットバックユニット」、「カーポートユニット」から他の詳細種別の「カーポートユニット」、「階高ユニット」から「台形ユニット」、などが挙げられる。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、建物の所定部位に部品を配置するにあたって、予め設定された標準の部品を自動選択指定して当該部位に暫定的に配置し、その後、この標準の部品を必要に応じて他の部品に変更するので、変更の必要がない場合には、そのまま当該部位に標準の部品を配置しておくことができ、従来に比べ、入力操作を簡易化でき、設計時間の短縮、設計者の負担の軽減、入力ミスの発生の低減、および設計の効率の向上を図ることができるという効果がある。
【0045】
そして、建物の各部位に連続的に部品を配置して建物の設計を行っていくにあたって、複数の部位を連続的に指定してこれらの各部位に標準の部品を配置し、その後、必要な部位のみを指定してその部位に配置されている標準の部品を他の部品に変更するようにした場合には、従来のように設計者が逐次各部品の内容を一つ一つ詳細に確認しながら各部品の入力指定を行っていく必要がなくなり、後から必要な部位のみを他の部品に置き換えればよいので、設計時間の短縮を図ることができるとともに、標準の部品により建物全体の設計を一応完了させると暫定的ではあるが、完成させるべき建物全体の概略像(少なくとも建物の外形形状)を早期の段階で確認することができるという効果がある。
【0046】
また、本発明がユニット式建物の建築設計に適用され、ユニット式建物を構成するユニットに、相互に置き換え可能な多くの属性のものがあるため、本発明の効果を十分に発揮させることができるという効果がある。
この際、標準の部品とされる標準指定ユニットを、高さ寸法の異なるユニット群毎に設定しているので、標準指定ユニットを仮指定して所定部位に配置した後に、この部位に置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合を未然に回避できるため、本発明の置き換えによるユニット配置方法を確実かつ円滑に実現できるという効果がある。
さらに、標準の部品とされる標準指定ユニットを、平面基準寸法の異なるユニット群毎に設定しているので、置き換え不能となるユニットが発生してしまうという不都合を未然に回避でき、置き換えによるユニット配置を確実かつ円滑に実現できることに加え、データ容量を削減できるうえ、ユニットの属性の追加に容易に対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】前記実施例のシステムの操作方法の第一説明図。
【図3】前記実施例のシステムの操作方法の第二説明図。
【図4】前記実施例のシステムの操作方法の第三説明図。
【図5】前記実施例のシステムの操作方法の第四説明図。
【図6】前記実施例のシステムの操作方法の第五説明図。
【図7】前記実施例のシステムの操作方法の第六説明図。
【図8】前記実施例のシステムの操作方法の第七説明図。
【図9】前記実施例のシステムの操作方法の第八説明図。
【符号の説明】
10 建物用CADシステム
21 部品記憶手段
30 標準部品設定手段
40 仮指定手段
50 変更手段
Claims (2)
- 多数のユニットのうち所定のユニットを標準指定ユニットとしたとき、この標準指定ユニットと、これとは形状の種類が互いに異なる他のユニットとを組み合わせて建物を設計可能であって、これらのユニットの中から、建物の所定部位に部品として配置可能な任意のユニットを選択指定する建物用CADシステムであって、
前記配置可能な多数のユニットを記憶する部品記憶手段と、この部品記憶手段に記憶されたユニットのうち所定のユニットを標準指定ユニットとして設定する標準部品設定手段と、設計者により前記所定部位が指定された際に前記標準指定ユニットを自動的に選択して仮指定する仮指定手段と、この仮指定手段により仮指定された前記標準指定ユニットを前記部品記憶手段に記憶されたユニットのうちの前記標準指定ユニットとは形状の種類が互いに異なる他のユニットに指定変更する変更手段とを備え、
前記変更手段は、設計者からの変更の必要有りの指令を入力した場合に、前記部品記憶手段に記憶されたユニットを提示して選択させ、かつ変更を行う部位を指定する構成となっており、
前記標準指定ユニットは、高さ寸法の異なるユニット群毎に、かつ、平面基準寸法の異なるユニット群毎に設定されていることを特徴とする建物用CADシステム。 - 請求項1に記載した建物用CADシステムにおいて、複数の部位を連続的に指定してこれらの各部位に前記標準指定ユニットを配置し、その後、必要な部位のみを指定してその部位に配置されている前記標準指定ユニットを前記標準指定ユニットとは異なる他のユニットに変更することを特徴とする建物用CADシステム。
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