JP3649905B2 - クッション機構を備えたシリンダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シリンダにカバー体とリテーナとを組み付けてなるクッション機構を備えたシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシリンダ装置としては、例えば、図4〜6に示すものが従来から知られていた。
図4に示すように、従来のシリンダ装置は、シリンダチューブ1内にロッド2を組み込んでいる。このロッド2には、図面左側の図示しない位置でピストンを設けている。
ピストン及びロッド2をシリンダチューブ1内に組み込んだら、このシリンダチューブ1に、次のようにして、筒状のリテーナ3及び筒状のシリンダヘッド4を組み付けている。
【0003】
リテーナ3の端部をシリンダヘッド4の開口端に挿入して同軸上に配置するとともに、両者の外周面に形成した凸部5、6に、リング状の連結部材7をはめ込んでいる。
リング状の連結部材7は、図5に示すように、径方向に分割したもので、リテーナ3とシリンダヘッド4との外周面側から組み付けている。そして、この連結部材7の外周面に形成した嵌合溝23に、組み付け状態を保持するためのリング8をはめ込んでいる。したがって、これら連結部材7及びリング8によって、リテーナ3とシリンダヘッド4とが連結することになる。
【0004】
上記連結させたリテーナ3及びシリンダヘッド4をシリンダチューブ1内に挿入して、シリンダヘッド4の外周面をシリンダチューブ1の内周面端部に螺合させて固定している。
このとき、シリンダヘッド4の内周面に設けた軸受9で、上記ロッド2を摺動自在に支持している。さらに、リテーナ3とシリンダヘッド4とでリング状のシール部材10を挟み込み、このシール部材10をロッド2に外周面に圧接させて、ロッド2の外周面からの漏れを防いでいる。
また、リテーナ3の内周面では、ロッド2との間にすきまを確保して、流路11を形成している。
【0005】
このようにしてリテーナ3及びシリンダヘッド4をシリンダチューブ1内に組み付けた状態で、リテーナ3の径方向に形成した連絡通路12を、シリンダチューブ1に形成したポート13に連通させている。したがって、このポート13は、連絡通路12を介して、上記リテーナ3の内周面に形成した流路11に連通する。
なお、リテーナ3及びシリンダヘッド4の外周面には、上記ポート13を挟んで、それぞれOリング14、15を設けている。そして、リテーナ3側のOリング14によって、ポート13とシリンダチューブ1内との間の漏れを防止し、シリンダヘッド4側のOリング15によって、シリンダチューブ1外部ヘの漏れを防止している。
【0006】
ここで、上記リテーナ3の内周面端部には、流路11を拡径させてクッション孔16を形成している。
そして、このクッション孔16に、金属製あるいは合成樹脂製としたリング状のクッション用弁部材17を組み込んでいる。
クッション用弁部材17は、クッション孔16の径よりもやや小さな外径を有し、かつ、ロッド2に設けたクッションベアリング22の径よりもやや大きな内径を有する。したがって、ロッド2が図面右方向にストロークすると、クッションベアリング22が、クッション用弁部材17内周面に挿入されることになる。
【0007】
このクッション用弁部材17を組み込んだら、クッション孔16に、リング状のストップリング18を組み込んでいる。
ストップリング18は、クッション孔16の径とほぼ同じ外径を有するものである。そして、その内径は、上記クッション用弁部材17の径よりも大きくしている。
さらに、クッション孔16の開口端には、上記ストップリング18の抜けを規制するため、略C形状のスナップリング19をはめ込んでいる。
【0008】
上記クッション用弁部材17は、ストップリング18、あるいは、リテーナ3内周面の段部20に当接するまでの範囲で、クッション孔16内を軸方向に移動することができる。
そして、このクッション用弁部材17には、図6に示すように、ストップリング18側の面に、複数の中継溝21を放射状に形成している。
【0009】
次に、上記従来例のシリンダ装置の作用を説明する。
いま、ポート13が図示しないタンクに連通し、ロッド2が図面右方向にストロークしているとする。
ロッド2がストロークして、クッションベアリング22がクッション用弁部材17の内周面に挿入すると、シリンダチューブ1内から流路11までの流路が絞られる。したがって、クッション用弁部材17の前後で差圧が発生し、このクッション用弁部材17が移動して段部20に圧接させられる。
【0010】
そして、クッション用弁部材17が段部20に圧接した状態では、シリンダチューブ1内と流路11とが、クッション用弁部材17の内周面とクッションリング22の外周面とのクリアランスを介してのみ連通する。したがって、そのクリアランスの絞り効果によって、シリンダチューブ1内の油圧が上昇して、クッション作用を発揮させることができる。
【0011】
上記の状態から、逆にポート13に圧油が供給されると、その圧油が、シリンダチューブ1内に導かれる。
このときも、シリンダチューブ1内から流路11までの流路が絞られているので、クッション用弁部材17の前後で差圧が発生する。したがって、クッション用弁部材17は、ストップリング18に当接するまで移動する。
【0012】
クッション用弁部材17がストップリング18に当接した状態では、流路11が開放される。したがって、この流路11が、クッション孔16の内周面とクッション用弁部材17外周面との間の空間→クッション用弁部材17に形成した中継溝21を介してシリンダチューブ1内に連通し、ロッド2を迅速にストロークさせることが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のシリンダ装置では、ポート13を挟んで、リテーナ3及びシリンダヘッド4のそれぞれにOリング14、15を設けなければならない。
ところが、Oリング14、15を設けるのでは、それだけ部品点数が多くなるとともに、それ以外にもシール溝を形成したり、バックアップリング等の部品も組み付けたりしなければならず、コストアップの要因となってしまう。
【0014】
しかも、リテーナ3及びシリンダヘッド4をシリンダチューブ1に挿入するとき、リテーナ3の外周面に設けたOリング14は、シリンダチューブ1の内周面に圧接させられながら移動する。
ところが、その移動途中には、シリンダチューブ1に形成したポート13が位置する。そのため、Oリング14がポート13を通過していくときに、ポート13の開口端にぶつかって傷つき、シール性が低下してしまうおそれがある。
【0015】
また、上記従来のシリンダ装置では、リテーナ3がシリンダチューブ1内で動かないようにするため、図5に示す連結部材7及びリング8を用いて、このリテーナ3をシリンダヘッド4に連結させている。
ところが、連結部材7及びリング8を用いるのでは、部品点数が多くなるとともに、その組み付けにも時間がかかり、コストアップしてしまう。
この発明の目的は、部品点数や組み付け工数を少なくして、コストダウンを図ることのできるシリンダ装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、シリンダ装置に係り、シリンダチューブと、シリンダチューブ内に組み込んだロッドと、ロッドに設けたピストンと、シリンダチューブの内周面端部を拡径させて形成した開口部と、シリンダチューブ内に開口部の内底面によって形成される段部と、開口部からシリンダチューブ内に挿入したリテーナと、同じく開口部からシリンダチューブ内に挿入するとともに、シリンダチューブ内においてリテーナよりもシリンダチューブの開口側にあって、かつ、リテーナと同軸上に配置したシリンダカバー体と、上記リテーナの外周に設けるとともに、上記段部に接触してリテーナの挿入方向の移動を規制するフランジ部と、上記リテーナとカバー体との間で軸方向に移動可能に設けたリング状のクッション用弁部材と、上記ロッドに設けたクッションリングとからなる点に特徴を有する。
【0017】
第2の発明は、第1の発明において、上記カバー体と筒状のリテーナとを同軸上において突き合わせてそれらの突き合わせ面に、シリンダチューブに設けたポートに連通する連絡通路が形成される関係にし、かつ、上記リテーナ内に挿入したカラーでクッション用弁部材の移動を規制する構成にした点に特徴を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1、2に、この発明のシリンダ装置の第1実施例を示す。ただし、以下では、上記従来例との相違点を中心に説明するとともに、同一の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図1に示すように、シリンダチューブ1の内周面端部を拡径させて、開口部1aを形成している。したがって、シリンダチューブ1内には、この開口部1aの内底面によって段部24が形成される。
そして、シリンダチューブ1にはポート13を形成するが、このポート13を開口部1aに位置させている。
【0019】
筒状のリテーナ3の内周面には、ピストン25側に位置するクッション孔16と、このクッション孔16に連続するとともに、クッション孔16よりも径を大きくした挿入孔26とを形成している。さらに、このリテーナ3の内周面には、クッション孔16の開口に突出させたストッパ部27を一体に形成している。
また、リテーナ3の外周面には、シリンダヘッド4側の端部にフランジ部28を形成している。
【0020】
一方、この発明のカバー体であるシリンダヘッド4のリテーナ3側の端部には、上記挿入孔26と同じ長さを有する挿入筒部29を一体に形成している。そして、この挿入筒部29を、上記リテーナ3の挿入孔26に挿入して、これらリテーナ3及びシリンダヘッド4を同軸上に配置している。
ここで、シリンダヘッド4の挿入筒部29をリテーナ3の挿入孔26に挿入するときに、クッション孔16に、金属製あるいは合成樹脂製としたリング状のクッション用弁部材17を組み付けている。
【0021】
クッション用弁部材17は、その内周面に、ロッド2に設けたクッションリング22が挿入されるようにしたものである。そして、図2に示すように、そのストッパ部27側の面に、複数の中継溝21を放射状に形成している。なお、この中継溝21の数については、なんら限定するものではない。
【0022】
なお、この第1実施例では、図2にも示すように、クッション用弁部材17のストッパ部27側の端面に、テーパ30を形成している。また、クッション孔16とストッパ部27とが連続する部分に、上記テーパ30に対応する傾斜面31を形成している。
したがって、組み付け工程で、もしクッション用弁部材17を逆向きに組み付けようとすると、クッション用弁部材17のテーパ30を形成していない側の端面が傾斜面31にぶつかる。この場合、クッション用弁部材17がクッション孔16から挿入孔26側に飛び出してしまうので、挿入筒部29を挿入孔26に完全に挿入できず、シリンダヘッド4とリテーナ3との間に隙間ができてしまう。したがって、クッション用弁部材17が逆向きであることを作業者に気付かせることができ、誤ったまま組み付け作業をすすめるのを未然に防止することができる。
【0023】
上記リテーナ3及びシリンダヘッド4を、シリンダチューブ1の開口部1aから挿入するとともに、シリンダヘッド4の外周面を開口部1aの内周面に螺合させて固定する。そして、この状態で、図1に示すように、上記リテーナ3のフランジ部28が、シリンダチューブ1内の段部24に押し付けられるようにしている。
また、この状態では、リテーナ3に形成した連絡通路12が、シリンダチューブ1に形成したポート13に連通する。したがって、ここではシリンダヘッド4の内周面に形成される流路11が、この連絡通路12を介して、ポート13に連通することになる。
なお、ロッド2がストロークしたときのクッション作用については、上記従来例とほぼ同じなので、ここではその説明を省略する。
【0024】
以上述べた第1実施例のシリンダ装置では、リテーナ3及びシリンダヘッド4をシリンダチューブ1の開口部1aから挿入して、シリンダヘッド4を固定すると、リテーナ3のフランジ部28がシリンダチューブ1内の段部24に押し付けられて、その部分でシール機能を発揮する。したがって、図1にも示すように、リテーナ3側にOリング14を設けなくても、ポート13とシリンダチューブ1内との間の漏れを防止することができ、部品点数の減少によるコストダウンを図ることができる。
【0025】
さらに、フランジ部28は、少なくとも段部24に当接するだけの径を有すればよいので、開口部1aの内周面との間に隙間を持たせることができる。したがって、リテーナ3をシリンダチューブ1内に挿入するとき、フランジ部28が、開口部1aに位置するポート13の開口端にぶつかるのを避けることができる。そして、フランジ部28がポート13の開口端にぶつからなければ、傷つくこともなく、シール性が低下するのを防ぐことができる。
【0026】
しかも、フランジ部28が段部24に押し付けられた状態では、リテーナ3の動きが、シリンダチューブ1の開口部1a側へはシリンダヘッド4によって、また、ピストン25側へは段部24及びフランジ部28によってそれぞれ規制される。したがって、上記従来例のように連結部材7及びリング8を用いなくても、リテーナ3のがたつきを防ぐことができ、部品点数を減少させるとともに、その組み付けを簡単にして、コストダウンを図ることができる。
【0027】
図3に示す第2実施例のシリンダ装置は、上記第1実施例とリテーナ3及びシリンダヘッド4の形状を変更したものである。したがって、以下では、その相違点のみについて説明する。
リテーナ3の内周面を、上記第1実施例のように径を違わせるのではなく、一定の径を有するようにしている。ただし、ストッパ部27を一体に形成することは同じである。
【0028】
そして、リテーナ3の内周面に、金属製あるいは合成樹脂製としたリング状のクッション用弁部材17を組み付けたら、この内周面に筒状のカラー部材32を圧入している。したがって、ここでは、リテーナ3の内周面のうち、ストッパ部27とカラー部材32とに挟まれた部分がクッション孔16を構成し、クッション用弁部材17は、カラー部材32、あるいは、リテーナ3のストッパ部27に当接する範囲でのみ移動が許容される。
一方、シリンダヘッド4のリテーナ3側の端部には、挿入筒部29を形成せずに、フラットな端面33を形成している。そして、この端面33の径方向に、連絡溝34を形成している。
【0029】
この第2実施例では、まずシリンダチューブ1内にリテーナ3を挿入し、フランジ部28を段部24に当接させている。
次に、シリンダヘッド4をシリンダチューブ1の開口部1aから挿入するとともに、その外周面を開口部1aの内周面に螺合させて固定する。そして、この状態で、図3に示すように、シリンダヘッド4の端面33がちょうどリテーナ3に当接するとともに、上記リテーナ3のフランジ部28がシリンダチューブ1内の段部24に押し付けられるようにしている。
【0030】
また、この状態では、シリンダヘッド4の端面に形成した連絡溝34とリテーナ3の端面とが相まって、連絡通路12を構成する。したがって、リテーナ3に孔開け加工して連絡通路12を形成する必要がなく、加工コストを低減させることができる。
そして、この連絡通路12をシリンダチューブ1に形成したポート13に連通させている。したがって、ここではカラー部材32の内周面に形成される流路11が、この連絡通路12を介して、ポート13に連通することになる。
【0031】
このようにした第2実施例でも、段部24及びフランジ部28が相まってシール機能を発揮するとともに、連結部材7及びリング8を用いなくても、リテーナ3のがたつきを防ぐことができる。
なお、これら第1、2実施例でいうシリンダヘッド4が、この発明でいうカバー体を構成している。
また、第1、2実施例では、ロッド2を貫通させたロッド室側タイプについて説明したが、この発明は、ロッド2を貫通させないボトム側タイプにも適用できること当然である。
【0032】
【発明の効果】
第1の発明によれば、シリンダカバーに設けたフランジ部が、シリンダチューブ内の段部に押し付けられるので、その部分でシール機能を発揮する。したがって、その部分ではOリング等を用いなくても、ポートとシリンダチューブ内との間の漏れを防止することができ、部品点数の低減によるコストダウンを図ることができる。
さらに、フランジ部は、少なくとも段部に当接するだけの径を有すればよいので、開口部の内周面との間に隙間を持たせることができる。したがって、もし開口部にポートが位置するような場合でも、シリンダカバーをシリンダチューブ内に挿入するとき、フランジ部が、そのポートの開口端にぶつかるのを避けることができる。そして、フランジ部がポートの開口端にぶつからなければ、傷つくこともなく、シール性が低下するのを防ぐことができる。
【0033】
さらに、リテーナの動きは、シリンダチューブの開口部側には固定されたカバー体によって、また、ピストン側には段部及びフランジ部によってそれぞれ規制される。したがって、別部材を用いなくても、リテーナのがたつきを防止することができ、部品点数を低減させるとともに、その組み付けも簡単にして、コストダウンを図ることができる。
第2の発明によれば、孔加工が不要になるので、その分、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のシリンダ装置を示す断面図である。
【図2】 クッション用弁部材17を示す斜視図である。
【図3】第2実施例のシリンダ装置を示す断面図である。
【図4】従来例のシリンダ装置を示す断面図である。
【図5】リング状の連結部材7及びリング8を示す斜視図である。
【図6】 クッション用弁部材17のストップリング18側の端面を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ
1a 開口部
2 ロッド
3 リテーナ
4 シリンダヘッド
12 連絡通路
17 クッション用弁部材
22 クッションリング
24 段部
25 ピストン
28 フランジ部
32 カラー部材
Claims (2)
- シリンダチューブと、シリンダチューブ内に組み込んだロッドと、ロッドに設けたピストンと、シリンダチューブの内周面端部を拡径させて形成した開口部と、開口部からシリンダチューブ内に挿入したリテーナと、同じく開口部からシリンダチューブ内に挿入するとともに、シリンダチューブ内においてリテーナよりもシリンダチューブの開口側にあって、かつ、リテーナと同軸上に配置したカバー体と、上記リテーナとカバー体との間で軸方向に移動可能に設けたリング状のクッション用弁部材と、上記ロッドに設けたクッションリングとからなるクッション機構を備えたシリンダ装置において、シリンダチューブの開口部に形成したポートと、このポートを挟んで上記開口部とは反対側に位置する段部と、上記リテーナの外周に設けるとともに、上記段部に接触してリテーナの挿入方向の移動を規制するフランジ部とを備え、上記段部にリテーナのフランジ部を押し付け、その押し付け部でシール機能を発揮させる構成にしたクッション機構を備えたシリンダ装置。
- 上記カバー体と筒状のリテーナとを同軸上において突き合わせてそれらの突き合わせ面に、シリンダチューブの開口部に設けたポートに連通する連絡通路が形成される関係にし、かつ、上記リテーナ内に挿入したカラー部材でクッション用弁部材の移動を規制する構成にした請求項1記載のシリンダ装置。
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JP10221398A JP3649905B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | クッション機構を備えたシリンダ装置 |
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JPH11280903A JPH11280903A (ja) | 1999-10-15 |
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Family Applications (1)
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1998
- 1998-03-30 JP JP10221398A patent/JP3649905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11280903A (ja) | 1999-10-15 |
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