JP3648754B2 - ウェイトリフターのための運動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は運動装置の分野に関し、一層詳しくは、制御されたウェイト抵抗手段を包含し、ウェイトリフターが他人の助けなしに安全に最大成果を得ることができる新規な運動装置に関する。
【0002】
【好ましい実施例の説明】
図1を参照して、本発明の監視装置を包含する新規な装置が全体的に矢印10で示してあり、この装置は三角形の支持ベース12を有するフレーム11を包含する。この支持ベースは、直立部材と横棒部材とを支持していて装置の種々の構成要素を取り付け、支持するようになっている。説明の目的で、フレームは水平ベンチ13を支持するように示してあるが、ユーザーが種々のボデー・グループについて他の運動を実施できるように、たとえば、フレーム11の下の床に膝をついてその姿勢で運動を実施できるように傾斜ベンチのような他の支持体であってもよいし、あるいは、ベンチがまったくなくてもよい。
【0003】
図1に示す装置の例は、複数のピン、たとえば、ピン14,15を包含し、これらのピンは、バー16の両端に支持された、符号17,18で示すようなフリー・ウェイトを有するバーベルを一時的に支持するのに用いられる。運動鍛練中、一般に、リフターは8個のウェイトを含むバー16を支持体14,15から持ち上げ、所定回数あるいは疲労寸前までこれを繰り返す。疲労点に達したときにバーベルがリフター(使用者)の上に落下しないようにするため、あるいはウェイト付きのバー16を持ち上げるのにリフターが全力を出し切るのを助けるため、またはこの両方の目的のために、本発明の運動装置は、運動鍛練中にウェイト付きのバー16を部分的に支持する手段を包含する。
【0004】
この手段は、第2図に符号20で示すように、プラットホーム21に連結するピストン・シリンダ組立体を包含する。ピストン・シリンダ組立体20は可動リンク23に枢着してある。リンク23の反対端は、チェーン26による歯車25の回転に応答して時計方向あるいは反時計方向のいずれかに回転する回転可能な軸24に固定してある。チェーン26は中間歯車27によって動かされ、この中間歯車は一端にケーブル30を連結した滑車28に取り付けてあり、ケーブルの反対端はバー16の中央部にあるホルダ32に連結している。
【0005】
図1に明確に示すように、一対の滑車28が共通の軸31上に支持されたものとして示してあり、ホルダ32と連結した一対のケーブル30が用いられている。したがって、ここでわかるように、ロッド22がピストン・シリンダ組立体20のシリンダの内外へ移動すると、リンクまたはレバー23が小さいな円弧を描いて上下に動かされる。逆に、ケーブル30がバーベル16の動きに従って下方に引っ張られるか、あるいは緩められると、滑車・歯車構造が、チェーン26を介して、レバーまたはリンク23をピストン・シリンダ組立体内の空気圧力の抵抗に抗して回動させることになる。
【0006】
次に図2を詳しく参照して、装置10は空気圧縮機33を包含する。この空気圧縮機は、導管によってピストン・シリンダ組立体20のシリンダに接続してあり、内部針によって1−250psiの読み取りスケールを示すエアゲージ34を包含する。圧縮機3はエアドライヤを包含し、エアライン・ゲージが符号35で示してあり、これは使用されているウェイト量についてピストン・シリンダ組立体についての空気制御を行うためにアクチュエータ・スイッチを正しく調節できるようにした手動調節器を包含する。
【0007】
本発明においては、アクチュエータ・スイッチは符号36,37で示してあり、リフターの四肢、たとえば足で操作することを意図している。図1に示すように、リフターの足は輪の中に置かれており、ペダルの形をしたスイッチを回動させてゲージ35からピストン・シリンダ組立体への管路を開閉するようになっている。空気溜めが符号40で示してあり、これはフットペダル式スイッチの作動に応答してピストン・シリンダ組立体内の圧力を軽減するようになっている。
【0008】
ピストン・シリンダ組立体20内の圧力を増減したいときには、プラスのペダル37を手動で調節してもよい。過剰な空気がシリンダ内に溜ったときには溜めがシリンダから空気を引き取って圧力を軽減する。管路内には一定の空気圧力、約20ポンドが供給してあり、20ポンドの空気管路一定供給圧力を使用するか、あるいは、ユーザーの所望に応じて供給圧力に調節してもよい。いずれにしても、リフターの努力に対する抵抗はフリー・ウェイトあるいは機械積重ウェイトをまだ用いている。
【0009】
図3および図4は、フレームおよびベース上に置いた状態で運動装置の各構成要素を示す。ゲージ34は、対になった中間滑車42,43の間に置かれ、ユーザーが運動中に圧力を見ることができるようになっていると好ましい。
先に述べたことから判るように、本発明の運動装置は、運動鍛練中にリフターがフリー・ウェイトを持ち上げるのを助ける液圧・空気圧式抵抗装置を用いる。本発明の運動装置は、リフターの安全性を高め、いかなる人間もが扱える最大運動量を可能とする。本装置は、伝統的な積重ウェイトあるいはフリー・ウェイトの使用に基礎を置き、ウェイトになにも加えることなくリフト鍛練を助ける。
【0010】
普通のウェイトがホルダ32によってケーブル30に取り付けられ、装置が作動したときに、ウェイトのピックアップを開始してウェイトをより軽くし、持ち上げている人間が運動を続けてその反復を完了することができる。これにより、リフターがその最大持ち上げ点を達成し、普通のフリー・ウェイト・スタンドまたは機械でよりも少なくとも多くの回数激しく運動することができ、持ち上げ成果を以前よりも高めることができる。
【0011】
実際に、リフターの筋肉が疲労してさらに持ち上げることができなくなったときには、通常、これはその特定の反復運動または持ち上げ運動の終わりの状況である。この時点では、リフターは最大の成果を上げている。本発明の装置の使用によれば、持ち上げ運を終了する代わりに、リフターは足制御器または手制御器(その位置するところによる)を作動させ、圧縮空気を空気系統へ流入させる。そうすると、空気系統が始動して変化を感じさせずにウェイトを支え、リフターが特定の反復設定のためにより多くの回数持ち上げるのを可能とする。この操作によって、リフターは従来の装置で行っていたよりも強くなる。
【0012】
本発明によれば、リフターは運動時に友人に監視を頼む必要はない。従来、熟練したリフターは、最大運動量を達成できるように充分に監視できる監視人が必要であると考えている。本発明の装置によれば、リフターは、友人または支援者の必要なしに、いつでも完全なスポットを得ることができる。
【0013】
本発明の装置は空気圧縮機33を始動し、内部エアドライヤに通じる加圧空気を空気管路へ供給する。このエアドライヤは空気中の湿気を除去する。次に、空気管路は運動装置のプラス弁37へ通じる。この弁はリフターが手動で作動させる必要がある。プラス弁に続いて、空気圧力ゲージ34が設けてあり、これは運動装置にどのくらいのポンド数がかかっているかをリフターに示す。空気管路は空気溜めタンクおよびピストン・シリンダ組立体20に通じている。このピストン・シリンダ組立体は監視人と同様に作用するウェイト・バーから若干のウェイトを支持する。リフターが運動装置へ多すぎる加圧空気を加えたときあるいは 運動装置から空気を取り出したいときには、リフターはマイナスの空気弁36を作動させて空気を逃がす。無害な空気が周囲空気に戻る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した、ウェイトリフター用の新規な運動装置を示す正面斜視図である。
【図2】 図1に示す装置の概略側面図である。
【図3】 図1に示す装置の側面図であり、フレームからフリー・ウェイトを持ち上げるための準備位置にいるウェイトリフターを示す図である。
【図4】 図1に示す装置の正面図である。
【符号の説明】
10・・・運動装置
12・・・支持ベース
13・・・水平ベンチ
14・・・ピン
15・・・ピン
16・・・バー
17・・・フリー・ウェイト
18・・・フリー・ウェイト
20・・・ピストン・シリンダ組立体
21・・・プラットホーム
22・・・ピストン
23・・・リンク
24・・・回転軸
25・・・歯車
26・・・チェーン
27・・・中間歯車
28・・・滑車
30・・・ケーブル
31・・・共通軸
32・・・ホルダ
33・・・空気圧縮機
34・・・エアゲージ
35・・・エアライン・ゲージ
36・・・アクチュエータ・スイッチ
37・・・アクチュエータ・スイッチ
40・・・空気溜め
42・・・中間滑車
43・・・中間滑車

Claims (1)

  1. 安全に最大限の重量挙げ効果をあげるための運動装置であって、
    フレームと、
    前記フレームに一時的に支持されるウェイト手段と、
    前記フレーム上に設けられ、運動鍛練中にリフターに前記ウェイト手段が落下しないようにするため、及び/または前記ウェイト手段を持ち上げるのにリフターを助けるための手段とを備え、
    前記手段は、前記フレームに揺動可能に連結され運動鍛練中に前記ウェイト手段を持ち上げるためのピストン・シリンダ組立体と、前記フレームに一端が回動可能に枢着され他端が前記ピストン・シリンダ組立体に連結されたリンクと、前記リンクと連動するように前記フレームに回転可能に支持され前記ウェイト手段をケーブル及び中間滑車を介して吊り下げ状態に支持する滑車と、前記ピストン・シリンダ組立体に圧縮空気を供給する空気圧縮機と、前記空気圧縮機から前記ピストン・シリンダ組立体への圧縮空気供給路を開閉制御するとともに前記ピストン・シリンダ組立体への供給圧力を前記ウェイト手段のウェイと量に応じて調整する制御手段とを備え前記制御手段はリフターの四肢で操作される足制御器または手制御器を含み、
    運動鍛練中にリフターの筋肉が疲労してウェイト手段を持ち上げることができなくなったときは、前記リフターが前記足制御器または手制御器を作動させて前記空気圧縮機から前記ピストン・シリンダ組立体に圧縮空気を供給し、該ピストン・シリンダ組立体を動作させことにより前記ウェイト手段を支えるようにしたことを特徴とするウェイトリフターのための運動装置。
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