JP3648692B2 - セメント貧配合無収縮充填モルタル用混和材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、使用するセメントが少量であっても、▲1▼ブリーディング(Breeding) が発生せず、かつ▲2▼流動性が良好なセメント貧配合無収縮充填モルタル用混和材に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、土木、建築工事等の逆打ち充填材、橋梁工事等の支承充填材、機械基礎工事等の台盤下部充填材等には、ブリーディング(Breeding) が発生しない無収縮充填用混和材が使用されている。
その理由は、前記充填材は、構築物の一体化を目的とするものであるから、通常のセメントペーストやモルタルを使用すると、ブリーディングが発生してしまい、前記目的(構築物の一体化)を達成することができないからである。
【0003】
従来の、通常ブリーディングが発生しないとされる無収縮充填用混和材は、セメントペーストやモルタルとは異なり、セメントを富配合することにより、分離防止(ブリーディング防止)を図っている。すなわち、この目的に使用する無収縮用充填混和材は、セメントと細骨材を、1:1の比率に混和するタイプであり、セメントを富配合することにより、無収縮充填モルタル用混和材の性能として重要な分離防止(ブリーディング防止)を達成しているものである。
【0004】
ところが、実際の工事現場においては、▲1▼充填する充填材の部材厚みが非常に大きいため、水和熱による亀裂の発生の危険がある場合、また▲2▼工事予算等の関係で、セメントを貧配合にせざるを得ない場合、等がしばしば生ずる。
この場合において、通常の無収縮充填モルタル用混和材では、ブリーディングの発生を防止できず、更に細骨材を多く使用しているため、流動性(横方向への広がり:フロアビリティ)が悪くなり、充填作業性が悪くなる欠点がある。
また、セルロース系増粘剤やベントナイト等の微粉を使用して、分離防止(ブリーディング防止)を図ると、水量が増加すると共に流動性が得られにくくなり、凝結時間も長くなるという欠点がある。
【0005】
発明者等は、主成分として石灰系膨張材、アーウィン系硬化促進材、活性シリカ超微粉末の3成分を一定の範囲で混合することにより、ブリーディングを防止することができ、また流動性の変化を小さくするためには、ノンブリーディング性能を低下させない範囲で、セメント分散剤(特にナフタレンスルフォン酸塩系高性能減水剤)を添加すれば、流動性の変化を非常に小さいものにすることができることを知り、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明は以上の見地からなされたもので下記(1)の請求項から構成されている。
(1)下記の組成を有する貧配合無収縮充填モルタル用混和材。
▲1▼石灰系膨張材 : 10〜20重量部
▲2▼アーウィン系硬化促進材 : 40〜50重量部
▲3▼活性シリカ超微粉末 : 15〜30重量部
▲4▼無水石膏 : 5〜10重量部
▲5▼セメント分散剤 : 3〜7重量部
【0007】
本願発明に使用する原料について説明すると次のとおりである。
(イ)石灰系膨張材
コンクリート用の膨張材であり、石灰石が水和する際に、体積膨張することを利用して、その膨張量をコントロールした製品であり、本発明では、無収縮性能を発揮させるための原料として配合されている。
(ロ)活性シリカ微粉末(シリカフューム)
通常、ハイパフォーマンスコンクリート用等に分離防止材として使用されているものである。本発明においても、材料の分離防止が主な目的で使用されているが、他にも流動性向上や水結合材比の低減を目的として配合されている。
(ハ)アーウィン系硬化促進材
水和後に、エトリンガイト(3CaO・Al23 ・3CaSO4 ・32H2 O)を生成して体積膨張するコンクリート用膨張材。本発明においては、主に生石灰系膨張材よりも32倍も多く水を取り込む(反応する)性質からブリーディング防止性能を重視して使用している。
(ニ)無水石膏
石灰系膨張材や、アーウィン系硬化促進材と併用して、膨張を穏やかに発揮させる機能を持ち、また長期的な膨張も期待できる。
(ホ)セメント分散剤
メラミンスルフォン酸系やナフタレンスルフォン酸塩系高性能減水剤がある。本発明においては、特にナフタレンスルフォン酸塩系高性能減水剤が有効であ る。
(ヘ)アルミニウム粉末
セメントの乾燥収縮については、前記の石灰系膨張材、アーウィン系硬化促進材で収縮補償を行うことができる。しかしセメントの硬化収縮までは保証できない。アルミニウム粉末は、セメントの水和で副生する水酸化カルシウム等のアルカリと反応して、水素ガスを発生し発泡する。この発泡により、充填材を初期に膨張させて、硬化収縮を補償するものである。
【0008】
(イ)本願発明において、主成分として石灰系膨張材、アーウィン系硬化促進材、活性シリカ超微粉を一定の範囲で混和することにより、夫々2成分では達成できなかったブリーディングを防止する。
(ロ)上記3成分を配合することによりブリーディングの発生を防止することができる理由は、練り混ぜから1時間程度の初期は、石灰系膨張材、及び活性シリカ超微粉が、また1時間以後はアーウイン系硬化促進材と活性シリカ超微粉が、それぞれ時間を違えてブリーディングを抑制していると思われる。
(ハ)また、流動性の変化を小さく、流動性保持時間を長くするために、ノンブリーディング性能を低下させない範囲で、ナフタレンスルフォン酸塩系高性能減水剤を添加する。
【0009】
【発明の実施の形態】
<実施例(試験例)1>
下記の表1に示す配合(実施例の混和材の配合)の混和材を、下記の表2の配合(練り混ぜ実施配合)で練り混ぜた。
なお、表2及び表3において、W,C,S,Fは下記の物質を表している。
W:水,C:セメント,S:砂,F:混和材,A:本願の混和材
【0010】
Figure 0003648692
【0011】
【表2】
Figure 0003648692
【0012】
前記表1及び表2に従って調製した組成物(本願の実施例及び比較例)を、下記の方法により試験した。
(1)J14ロート流下時間・ブリーディング試験・凝結試験
日本道路公団規格の「無収縮モルタル品質規格試験方法」(JHS−312−1992)に則り試験した。
(2)テーブルフロー試験
JISR5201「セメントの物理試験方法」に記載されているフローテーブルとフローコーンを用いて、各試料をフローコーンに詰めた後、フローコーンを垂直に引きあげて、その広がりをミリメートル単位で測定した。
(3)簡易断熱温度上昇試験方法
約1L(リッター)の練り上がった試料をデュワー瓶に入れ、その中心温度をT型熱電対をセンサーとして、経時での温度上昇を測定した。
【0013】
以上の測定結果を表3に示す。
【0014】
【表3】
Figure 0003648692
【0015】
【発明の効果】
上記表3の結果によれば、本願のセメント貧配合無収縮充填モルタル用混和材は、従来の無収縮充填モルタル用混和材(特にセメント富配合の無収縮充填モルタル用混和材)と比較して、良好な流動性、ノンブリーディング性、硬化過程の急激な温度上昇の抑制の3者をいずれも達成している。
そして、断熱温度上昇温度が高い程、内部温度と外気温度との差によりひび割れの危険性が高いから、打設する無収縮モルタルの断面積が大きくなればなるほど断熱温度上昇温度が低い材料を使用する必要がある。本発明では、貧配合(セメント+混和材:細骨材=1:2)であることから、セメント等の水和熱を抑える性能を持つと共に、ノンブリーディング性、流動性、強度特性等についても充填モルタルに必要な性能を付与している。

Claims (1)

  1. 下記の組成を有する貧配合無収縮充填モルタル用混和材。
    ▲1▼石灰系膨張材 : 10〜20重量部
    ▲2▼アーウィン系硬化促進材 : 40〜50重量部
    ▲3▼活性シリカ超微粉末 : 15〜30重量部
    ▲4▼無水石膏 : 5〜10重量部
    ▲5▼セメント分散剤 : 3〜 7重量部
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