JP3648102B2 - イベント情報提供方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,ネットワークを介してスケジュール情報を入力・参照するカレンダーサービスにおける情報の提供方法であって,特にユーザのスケジュールにマッチした広告等のイベント情報を,ユーザに知らせることができるようにしたイベント情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットにより個人が様々な情報を利用できるようになった。現在では,新聞・雑誌・テレビ・情報誌などから得られるのと同様の情報が,インターネットから得られる。
【0003】
インターネットにおける情報配信の仕組みの多くが,プル型と呼ばれるユーザからの何らかの行動をトリガとして情報を配信する方法である。そのため,インターネットにおいて情報を得るためには,ユーザから明示的に情報を要求する必要がある。
【0004】
例えば,WWWでブラウズする際には,「ユーザがあるページへのリンクをクリックする」という行動がトリガとなり,ユーザのブラウザがそのページを保存するサーバに対してページのデータを要求するリクエストを送信し,目的とするページのデータを受信することによって,ブラウザの画面にページが表示される。
【0005】
また,インターネットのホームページを広告メディアとして利用し,バナー広告などを表示するサービスが行われている。しかし,ユーザの属性・興味・嗜好に応じた広告が表示されるのではない。ほとんどの場合は,時間帯やページの内容に応じて表示する広告が変更されるが,それらはユーザに応じた広告ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
インターネットにおいて,ユーザは求める情報の場所(例えばWWWではURL:Uniform Resource Locator)を常に把握しているわけではない。把握していない場合には,検索エンジンなどを利用して情報のある場所を探す。つまり,ユーザが自分の情報要求を満たすために,自ら明示的な情報要求をせずに情報を入手することはできなかった。
【0007】
また,検索エンジンなどで従来行われているバナー広告は,より広告の効果を上げるために,ユーザの入力したキーワードに応じてバナーを切り替えている。しかし,単一のキーワードのみを認識しているので,複数のキーワードが指定されると認識できなかった。例えば,ユーザが「車」という単語を入力したときに,「車に乗りたい」のか「車を買いたい」のかが判断できないため,目的に応じた広告を行うことができなかった。
【0008】
本発明は上記問題点の解決を図り,ユーザが明示的な検索を行わなくても,本人のスケジュールに応じた情報の提供を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は,上記課題を解決するため,ユーザの登録したスケジュール情報から行動を抽出し,その行動自体を示す「アクション」と,その行動の「対象」とを認識する。あらかじめ登録されているイベント情報から,認識した行動と対象に応じたものを選択してユーザに配信し,カレンダーの該当する日時の箇所に表示する。
特に本発明では,スケジュール文からユーザの行動自体を示すアクションの単語と,該アクションに対する対象の単語とを抽出する際に,スケジュール文を分割した単語について,あらかじめ各単語ごとに行動になり得る度合いを示すアクション得点と行動の対象となり得る度合いを示す対象得点とを記憶する行動抽出用辞書を参照することにより,アクション得点が最大となる単語をユーザの行動自体を示すアクションの単語とし,対象得点が最大となる単語をアクションに対する対象の単語として抽出する。
【0010】
スケジュールさえ登録しておけば,ユーザは検索行動を実行することなくその日のイベントに関する情報を得られる。また,複数のキーワードに応じたイベント情報の配信によって,情報発信者は,ユーザの目的に合致した広告や催物,その他の広報を行うことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について,図面を参照して説明する。以下の実施の形態では,提供するイベント情報の代表的なものとして,広告データを例に説明するが,本発明は広告に限らず,催物,事件その他の広義のイベント情報の提供に利用することができる。
【0012】
図1に,本発明の実施の形態のブロック図を示す。図中,1は個人やグループがスケジュールを入力したり参照したりすることができるカレンダーサービスを提供するカレンダーサービス提供装置,2はネットワーク,3はカレンダーサービスを利用するユーザが使用するユーザ端末を表す。
【0013】
カレンダーサービス提供装置1において,入出力部101は,ユーザ端末3とネットワーク2を経由してデータの受け渡しを行う。受け渡すデータは,カレンダーに入力したり参照したりするスケジュールデータやスケジュールから抽出した行動に応じて提供する広告データである。スケジュールデータベース102は,ユーザの登録したスケジュールを保存する。
【0014】
アクション対象抽出部103は,スケジュールデータベース102に保存されているユーザのデータから,行動を抽出する。広告選択部104は,広告選択表106の中に記載された広告データから,ユーザに配信する広告データを選択する。広告送信部105は,ユーザに対して広告データを送信する。
【0015】
この図1に示す実施の形態では,カレンダーサービスを提供するサーバと広告データを保存するサーバが同一であるが,別のサーバにすることももちろん可能である。この場合には,広告データの場所を指定するURLで,別の広告データのあるサーバおよびサーバ内のデータの位置を指定すればよい。
【0016】
広告選択表106は,広告データをどのような条件で指定するかが記載されているものである。広告データ記憶部107は,例えばバナー広告の画像などの広告データを保存している。
【0017】
広告選択表106の例を,図2に示す。広告選択表106には,広告番号であるID,広告を表示する期間の最初と最後である開始日時と終了日時,表示する条件としてアクション(行動)と対象,表示する広告データのURLであるソースURL,広告をクリックしたときにジャンプするURLである参照先URL,広告を表示する回数である最大impression,現在までに表示した回数であるimpression数,広告がクリックされる回数である最大click ,現在までにクリックされた回数であるclick 数,が含まれる。
【0018】
impression数やclick 数は,それぞれ広告が表示されたとき,クリックされたときに1ずつ増加する。そして,impression数が最大impression数に達したとき,または,click 数が最大click 数に達したときには,その広告データの行が広告選択表106から消去され,表示されなくなる。
【0019】
ユーザがカレンダーサービスを利用し,ある日のスケジュールを表示する度に,図3に示す概要フローに従った処理が起動され,その日のスケジュールに応じた広告が表示される。ステップ301では,ユーザがカレンダーサービスを利用し,ある日のスケジュールの表示要求を出すと,その日のスケジュールをスケジュールデータベース102から取り出す。ステップ302では,表示したスケジュールからアクションと対象を抽出する。次に,ステップ303では,抽出したアクションと対象をもとに,広告選択表106により広告を選択し,ステップ304において,広告データ記憶部107から選択した広告データを取り出し,スケジュールと同時にユーザへ送信する。
【0020】
アクションと対象の抽出は,図4に示す手順で行う。図4に示す手順は,図3のステップ302の内容をさらに詳細にしたものである。まず,ステップ401では,スケジュール文を形態素解析し,単語に分割し,その単語の品詞を決定する。なお,形態素解析についての参考文献としては,例えば「InfoBee テキスト情報検索技術, NTT R&D, Vol.46 No.10, 1997, pp.93-98 」があり,これに記載されている技術を利用することができる。
【0021】
ステップ402では,スケジュール文から得られた単語の数を判定し,単語の数が0であれば,ステップ403へ進み,アクション・対象ともになしとする。単語の数が1であれば,ステップ404へ進み,その単語をアクションとする。このとき,対象はなしとする。単語の数が2以上の場合には,ステップ405へ進む。
【0022】
ステップ405では,各単語について,あらかじめ用意された図5に示すような行動抽出用辞書を用いて,アクション得点,対象得点を付与する。この行動抽出用辞書は,形態素解析に利用する単語辞書にアクション得点と対象得点の欄を加えたものである。図5の行動抽出用辞書において,IDは辞書内で利用する単語の管理番号である。単語,よみ,品詞,コストについては形態素解析に用いる辞書と同一である。
【0023】
アクション得点は,その単語が行動自身を表す「アクション」になりやすいかどうかを示す値である。0ならば,行動にはなり得ないことを示し,行動になりやすいと思われる単語ほど大きい値(1以上の整数)を持つ。この例では,「朝」という名詞は,行動にはなり得ないので「0」になっているが,「食べる」という動詞は行動になり得るので「9」,「食事」はサ変名詞で「食事する」という使われ方をする場合があるので,「8」という値になっている。
【0024】
対象得点は,その単語がアクションに対する「対象」になりやすいかどうかを示す値である。0ならば,対象にはなり得ないことを示し,対象になりやすいと思われる単語ほど大きい値(1以上の整数)を持つ。「朝」や「食事」は,「食事に行く」のように何らかの行動の対象になりうるので,それぞれ4と6という値になっている。「食べる」は本来は動詞であるが,「食べること」のような形で対象を表すことがあるので,小さい得点1になっている。
【0025】
ステップ406では,ステップ401でスケジュール文を分割した単語の中で,品詞が動詞またはサ変名詞の単語を選択し,ステップ407では,その選択した単語の中でアクション得点のもっとも大きい単語を,広告データを選択するときのキーワードとなる「アクション」とする。
【0026】
また,ステップ408では,ステップ401でスケジュール文を分割した単語からステップ407でアクションとして選択した単語を除き,品詞が名詞の単語を選択する。次のステップ409では,ステップ408で選択した単語の中で,対象得点のもっとも大きい単語を,広告データを選択するときのキーワードとなる「対象」とする。
【0027】
広告選択部104による広告選択の処理について,図6および図7に詳細フローを示す。
【0028】
アクション対象抽出部103によって,ユーザが表示した日のスケジュールから図4の手順でアクションと対象を取り出し,広告選択部104は,その結果から表示する広告を選択する。この処理のため,広告選択表106の各行の広告データについて,以下の処理を繰り返す(ステップ601)。ステップ602では,広告選択表106の先頭から順番に一つの広告データを選択する。次に,ステップ603では,表示期間内の広告データを選択するため,広告データ中の開始日時および終了日時と,現在日時とを比較し,現在日時が開始日時以降で終了日時以前であるかどうかを判定する。もし,現在日時が開始日時以降で終了日時以前でなければ,表示期間外であるので,ステップ602へ戻り,広告選択表106中の次の行の広告データを処理対象として選択する。
【0029】
表示期間内の広告データであれば,ステップ604へ進み,スケジュールから抽出したアクションと,広告選択表106内の広告データのアクションとを比較する。両者が同一の単語である場合には,その広告データにアクション一致度として10を設定する(ステップ605)。単語の一致を調べる際に,広告選択表106中の「*」マークについては,どのような単語に対しても一致するものとする。
【0030】
両者が同一の単語でない場合,ステップ606により,スケジュールから抽出したアクションと,広告選択表106内の広告データのアクションとが類義語であるかどうかを判定する。両者が類義語辞書により類義語であると判断された場合には,アクション一致度として5を設定する(ステップ607)。類義語辞書には,例えば図8のように類似する単語群が各行に掲載されている。ある2つの単語が同一の行にあれば,その2つは意味の近い類義語であるということがわかる。図8の例では,「インターネット」と「イントラネット」は類義語であるが,「インターネット」と「LAN」は類義語ではない。
【0031】
スケジュールから抽出したアクションと,広告選択表106内の広告データのアクションとが同一の単語でも類義語でもない場合,ステップ608により,アクション一致度を0とする。
【0032】
次に,ステップ609では,スケジュールから抽出した対象と,広告選択表106内の広告データの対象とを比較する。両者が同一の単語である場合には,その広告データに対象一致度として10を設定する(ステップ610)。単語の一致を調べる際に,広告選択表106中の「*」マークについては,アクションの場合と同様に,どのような単語に対しても一致するものとする。
【0033】
両者が同一の単語でない場合,ステップ611により,スケジュールから抽出した対象と,広告選択表106内の広告データの対象とが類義語であるかどうかを判定する。両者が類義語辞書により類義語であると判断された場合には,対象一致度として5を設定する(ステップ612)。
【0034】
スケジュールから抽出した対象と,広告選択表106内の広告データの対象とが同一の単語でも類義語でもない場合,ステップ613により,対象一致度を0とする。
【0035】
次のステップ614では,開始日時から現在日時までの時間を「経過時間」とする。また,ステップ615では,現在日時から終了日時までの時間を「残時間」とする。その後,図7のステップ701へ進む。
【0036】
ステップ701では,広告選択表106内の広告データにおける最大impression(広告を表示する回数)とimpression(現在までに表示した回数)との差を「残impression」とする。同様に,ステップ702では,広告選択表106内の広告データにおける最大click(広告がクリックされる回数)と click(現在までにクリックされた回数)との差を「残click 」とする。
【0037】
ステップ703では,以上の処理で求めたアクション一致度,対象一致度,経過時間,残時間,残impression,残click から広告データの得点を計算する。すなわち,得点は,「アクション一致度,対象一致度,経過時間,残時間,残impression,残click 」を入力とする,f(アクション一致度,対象一致度,経過時間,残時間,残impression,残click )の関数で決定する。典型的な関数としては,上記入力値に適当な重みを掛け合わせて和をとる関数が考えられる。
【0038】
f(アクション一致度,対象一致度,経過時間,残時間,残impression,残click )=w1 ×アクション一致度+w2 ×対象一致度+w3 ×経過時間+w4 ×残時間+w5 ×残impression+w6 ×残click である。ここで,重みw1 〜w6 は,0の値をとることもある。
【0039】
この得点の算出において,種々の重み値が異なる関数式を選択的に利用することができ,関数式ごとに,それぞれ情報提供に関する異なる効果を得ることができる。利用する関数によって,アクションや対象に一致しときに表示するだけではなく,期間の中で広告の表示頻度を変えたり,クリック数やインプレッション数で表示頻度を変えたりすることを容易に実現することができる。例えば広告主は,イベントの直前に広告を集中させたいこともあるし,最初は少なく,イベントの直前になるに従って,徐々に表示頻度の増える広告を行いたい場合もある。
【0040】
また,どのように表示頻度を分布させるかを,広告データごとに決めたい場合もある。このような場合には,すべての広告に対して同一の関数で得点を決めるのではなく,広告の対象となるイベントに応じて得点を計算し表示することもできる。具体的ないくつかの関数の例を以下に挙げる。
【0041】
▲1▼ 得点=アクション一致度+対象一致度
アクションや対象が一致したもののみを表示したいときには,この式のように他の入力値の重みを0にすればよい。
【0042】
▲2▼ 得点=経過時間+impression数+click 数
この関数の場合,広告が開始されたときには得点が小さく,表示されることは少なく,広告期間が終了に近づくにつれて大きくなるという得点が与えられる。つまり,この得点の設定の方法により,広告期間内でその広告の表示される頻度を変更し,広告期間の最後になるに従い,広告の表示を増やすことができる。
【0043】
▲3▼ 得点=3×残時間+残impression+残click
例えば,広告の開始時期に多く表示するには,この式のように残時間の係数を1より大きくして重みを付ければ,広告開始時に多く表示させ,広告終了時に近づくにつれて表示を少なくすることができる。
【0044】
以上の方法で,広告データに得点を付与した後,ステップ704では,広告選択表106の全ての広告データについて処理が終了したかどうかを判定し,広告選択表106中に未処理の広告データがある場合,図6のステップ502へ戻って同様に処理を繰り返す。全ての広告データについて処理が終了したならば,ステップ705では,得点が最大の広告データの数を調べ,得点が最大の広告データの数が1つであれば,ステップ706により,その得点が最大の広告データを表示用のデータとして選択する。一方,得点が最大の広告データの数が2以上あれば,得点が最大の広告データの中で,例えばIDが最小のものを表示用のデータとして選択する。以上の処理によって,表示する広告データを選択する。
【0045】
本実施の形態が,従来技術と大きく異なる点は,以下の2点である。第1は,利用者がカレンダー(スケジュール表)へ登録した,例えば「テニスの練習」というようなメモ文という制限された自然言語を入力とする形態素解析の出力をもとに,図4に示すようなアクション対象抽出部103の処理によって{アクション:練習,対象:テニス}という複数のキーワードを決定し,これらを利用したイベントマッチングによって,広告などのイベント情報を選択する点である。
【0046】
第2は,上記{アクション,対象}という少なくとも2つをキーワードとして,イベント情報(広告データ)を検索し,この検索により得られたイベント情報(広告データ)の中から,イベント(広告)の目的に沿って決定した関数式により得点を算出し,得点の高い順にイベント情報(広告データ)を提供する点である。得点算出の関数式ごとに,それぞれ異なる情報提供の効果が期待される。
【0047】
以上,広告データを選択してスケジュールとともに表示する例を説明したが,本発明は広告に限らず,ユーザに知らせたい各種のイベント情報について同様に適切なものを選択して表示することができることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,例えば広告主などの情報発信者に対しては,ユーザからスケジュールの入力が得られるので,そこからユーザの行動を抽出し,行動に応じた確度の高い広告などのイベント情報の発信を行うことで,効果の高い広告などの情報提供が可能になる。
【0049】
また,カレンダーの利用者にとっては,スケジュール情報を入れておくだけで,明示的な情報要求などを行わずに情報を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】広告選択表の例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の概要フローチャートである。
【図4】アクション対象抽出部の処理フローチャートである。
【図5】行動抽出用辞書の例を示す図である。
【図6】広告選択部の処理フローチャートである。
【図7】広告選択部の処理フローチャートである。
【図8】類義語辞書の例を示す図である。
【符号の説明】
1 カレンダーサービス提供装置
2 ネットワーク
3 ユーザ端末
101 入出力部
102 スケジュールデータベース
103 アクション対象抽出部
104 広告選択部
105 広告送信部
106 広告選択表
107 広告データ記憶部
Claims (3)
- ネットワークを介して,ユーザがユーザ端末から個人やグループのスケジュールを登録し,参照することが可能なサービスを提供するカレンダーサービス提供装置におけるイベント情報提供方法であって,
前記ユーザ端末からのスケジュール表示要求を受け付ける過程と,
前記スケジュール表示要求に合致するスケジュールをスケジュールデータベースから抽出する過程と,
前記抽出したスケジュールにあるスケジュール文を形態素解析して単語に分割し,分割された単語の内容と該単語の品詞に基づいて,ユーザの行動自体を示すアクションの単語と,該アクションに対する対象の単語とを抽出する過程と,
前記スケジュール文から抽出したアクションの単語と対象の単語とをもとに,あらかじめアクションに関する単語およびそのアクションに対する対象に関する単語とイベント情報との関係情報を含むイベント情報の表示条件が格納されているイベント情報選択表を検索し,前記ユーザ端末に送信するイベント情報を選択する過程と,
選択したイベント情報またはそのイベント情報に対してアクセスするための情報を,前記スケジュールとともに前記ユーザ端末へ送信する過程とを有し,
前記ユーザの行動自体を示すアクションの単語と,該アクションに対する対象の単語とを抽出する過程では,
前記スケジュール文を分割した単語について,あらかじめ各単語ごとに行動になり得る度合いを示すアクション得点と行動の対象となり得る度合いを示す対象得点とを記憶する行動抽出用辞書を参照することにより,前記アクション得点が最大となる単語をユーザの行動自体を示すアクションの単語とし,前記対象得点が最大となる単語を前記アクションに対する対象の単語として抽出する
ことを特徴とするイベント情報提供方法。 - 請求項1記載のイベント情報提供方法において,
前記イベント情報を選択する過程では,
スケジュールに応じたイベント情報を選択するために,少なくとも,前記抽出したアクションの単語およびその対象の単語と,前記イベント情報選択表内にイベント情報ごとに登録されているアクションの単語およびその対象の単語に関する条件との一致度合いにより,出力するイベント情報を選択する
ことを特徴とするイベント情報提供方法。 - 請求項1または請求項2記載のイベント情報提供方法において,
前記イベント情報選択表は,各イベント情報の表示条件として,期間,アクションの単語,対象の単語,データの場所,イベント情報クリック時のジャンプ先,イベント情報の最大クリック数,最大インプレッション数,現在のクリック数および現在のインプレッション数を持つ
ことを特徴とするイベント情報提供方法。
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