JP3648097B2 - ドリルネジを使用した折板の締結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリルネジを使用して、屋根材として使用される波形状の折板を梁材に締結する締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼板を波形状に折り曲げて構成された折板を屋根材として使用する場合には、折板は、通常、その下方に配置された梁材に対して、ドリルネジによって取り付けられるようになっている。この場合、波形状に折り曲げられた折板と梁材との間には、適当な間隔が形成されることになり、ドリルネジは、折板に設けられた貫通孔に挿入されて、折板の下方に配置された梁材に雌ネジ部を切削しつつネジ結合される。
【0003】
折板に設けられた貫通孔の周縁部には、貫通孔を通って雨水等が屋内に浸入しないように、円環状のシール材が配置されており、このシール材が、座金によって覆われている。そして、梁材にネジ結合されるドリルネジの頭部によって座金が押圧されることによって、シール材が折板の表面に圧接されて、折板に設けられた貫通孔がシール材によってシールされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
波形状に折り曲げられた折板が取り付けられる梁材と、折板との間には、適当な間隔が形成されており、従って、折板に設けられた貫通孔と梁材との間には、適当な間隔が形成されている。このために、その貫通孔を挿通したドリルネジを、梁材に対して垂直な状態で、雌ネジ部を切削してネジ結合させることが容易でないという問題がある。このために、ドリルネジは、梁材に対して垂直に対して若干傾斜した状態でネジ結合されるおそれがある。
【0005】
ドリルネジが、梁材の垂直方向に対して傾斜した状態になると、ドリルネジの頭部によってシール材を全周にわたって確実に押圧することができず、シール材によって、折板に設けられた貫通孔の周縁部を確実にシールすることができないおそれがある。このような状態になると、折板に設けられた貫通孔を通して、雨水等が屋内に浸入する。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、シール材によって折板に設けられた貫通孔の周縁部を確実にシールして折板を梁材に取り付けることができるドリルネジを使用した折板の締結構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一方の端部にドリル部が設けられるとともに、そのドリル部に連続してタッピンネジ部が設けられた直線状に延びるボルト本体部と、このボルト本体部の他方の端部にボルト本体部と同心状態で一体的に設けられ、ドリル部に向かって突出する半球状の押圧部と、この押圧部に連続してボルト本体部と同心状態で一体的に設けられた円板状のフランジ部と、このフランジ部に連続してボルト本体部と同心状態で一体的に設けられた頭部と、を具備するドリルネジを使用して折板を梁材に締結する締結構造であって、折板に形成された貫通孔の周縁部に円環状のシール材が配置されるとともに、このシール材を覆う座金が配置されて、ドリルネジのボルト本体部が、座金、シール材および折板の貫通孔を連続して挿通した状態で、折板の下方に間隔をおいて配置された梁材に対してドリルネジのタッピンネジ部がネジ結合され、ドリルネジの押圧部が全周にわたって座金に圧接されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明のドリルネジを使用した折板の締結構造を示す断面図、図2は、そのドリルネジを示す正面図である。このドリルネジ10は、図1に示すように、屋根材として使用される折板20を、断面C型状をした溝型鋼製の梁材30に取り付けるために使用されるものであって、図2に示すように、直線状に構成されたボルト本体11と、このボルト本体部11の一方の端部に連続して同心状態で一体的に設けられた半球状の押圧部14と、この押圧部14に連続してボルト本体部11に同心状態で一体的に取り付けられた円板状のフランジ部13と、このフランジ部13に連続してボルト本体部11と同心状態で一体的に設けられた六角柱状の頭部12とを有している。
【0009】
ボルト本体部11は、例えば長さが10.5cmに構成されており、頭部12が設けられた端部とは反対側の端部には、長さが1cm程度にわたって、ドリル部11aが設けられている。ドリル部11aは、先端部が先鋭的に尖っており、相互に対向した周方向の2位置には、軸方向に沿って切欠されて切削刃がそれぞれ形成されている。
【0010】
ボルト本体部11には、ドリル部11aに連続して、タッピンネジ部11bが、長さ6cm程度にわたって設けられており、ボルト本体部11におけるタッピンネジ部11bに連続した部分は、3cm程度にわたってネジ溝が設けられていない。
【0011】
ドリルネジ10の他方の端部に位置する頭部12に連続して設けられたフランジ部13は、頭部12の外接円よりも大径の円板状に構成されている。
【0012】
また、フランジ部13に対してボルト本体部11側に連続して設けられた半球状の押圧部14は、ドリル部11aに向かって突出した半球状に構成されている。
【0013】
このようなドリルネジ10は、ボルト本体部11、頭部12、フランジ部13および押圧部14が、ステンレス鋼等の鋼材によって、一体に構成されている。
【0014】
このような構成のドリルネジ10は、建物の屋根を構成する折板20を、梁材30に取り付けるために使用される。折板20は、鋼板をそれぞれが同一の断面台形状をした波形が、反転した状態で隣接するように連続して折り曲げて構成されている。折板20は、例えば、断面C形状をした溝型鋼によって構成された複数の梁材30上に水平状態で配置される。そして、折板20は、梁材30に対して、ドリルネジ10によって取り付けられる。溝型鋼によって構成された梁材30は、一対のフランジ部31が、上側および下側にそれぞれ位置されて、ウエブ32が垂直状態になっている。
【0015】
折板20には、梁材30に対向した波形部分に、ドリルネジ10が挿通する貫通孔21が設けられており、この貫通孔21にドリルネジ10が、ドリル部11a側から挿入される。
【0016】
折板20における梁材30が設けられた屋内側と反対の屋外側の表面には、貫通孔21の周囲に、円環状をしたシール材41が配置されており、また、このシール材41が、座金42によって覆われている。シール材41は、ゴム等の弾性体によって適当な厚さを有する円環状に構成されており、その中心の透孔部分を、ドリルネジ10のボルト本体部11が挿通している。
【0017】
座金42は、シール材41よりも若干大径に構成されており、中央部に透孔42aが設けられている。座金42の外周縁部は、シール材41の外周面から外方に延出するように全周にわたって平坦になっている。また、平坦な外周縁部に連続した中心側部分は、シール材41が嵌入し得るように、全周にわたって突出している。
【0018】
ドリルネジ10は、折板20の貫通孔21に対してシール材41および座金42がそれぞれ同心状態で配置された状態で、座金42およびシール材41の中心部に、ドリル部11a側から挿入されて、貫通孔21内に挿入される。そして、折板20の下方に配置された梁材30の上側に位置するフランジ部31に、ドリル部11aが垂直状態で突き当てられる。その後、ドリルネジ10の頭部12が、適当な工具によって所定方向に回転される。これにより、ドリルネジ10のドリル部11aは、梁材30の上側に位置するフランジ部31を切削して、フランジ部31に下穴を形成する。そして、さらにドリルネジ10全体を回転し続けることによって、ボルト本体部11のタッピンネジ部11bが、梁材30のフランジ部31に形成された下穴の内周面に雌ネジを形成しつつネジ結合される。
【0019】
その後、ボルト本体部11のタッピンネジ部11bが、梁材30のフランジ部31にネジ結合されると、ボルト本体部11に連続して設けられた半球状の押圧部14が、座金42の中央部に設けられた透孔42a内に嵌入した状態になり、その透孔42aの周縁部に圧接される。これにより、座金42にて覆われたシール材41が、座金42を介してドリルネジ10の押圧部14によって、全周にわたって押圧され、シール材41は、折板20の表面に、全周にわたって圧接される。
【0020】
この場合、ドリルネジ10のボルト本体部11が、梁材30のフランジ部31に対して垂直にネジ結合されることなく、垂直方向に対して若干傾斜した状態になり、その結果、折板20の表面に対して傾斜した状態になっても、ボルト本体部11の端部に設けられた半球状の押圧部14は、座金42の中央部に設けられた透孔42a内に挿入されて、その透孔42aの周縁部を全周にわたって確実に押圧する。従って、座金42によってシール材41が全周にわたって確実に押圧され、折板20に設けられた貫通孔21の周縁部が、そのシール材41によって確実にシールされる。その結果、雨水等が折板20の貫通孔21を通って屋内に浸入することが確実に防止される。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、ボルト本体部の端部に半球状の押圧部がボルト本体に連続して一体的に設けられたドリルネジを使用することにより、梁材に対してドリルネジが傾斜状態にネジ結合されたとしても、シール材を全周にわたって確実に押圧することができ、折板に設けられた貫通孔の周縁部を確実にシールして折板を梁材に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドリルネジを使用した折板の締結構造を示す断面図である。
【図2】 図1の締結構造に使用されたドリルネジを示す正面図である。
【符号の説明】
10 ドリルネジ
11 ボルト本体部
11a ドリル部
11b タッピンネジ部
12 頭部
13 フランジ部
14 押圧部
20 折板
21 貫通孔
30 梁材
31 フランジ部
41 シール材
42 座金
42a 透孔

Claims (1)

  1. 一方の端部にドリル部が設けられるとともに、そのドリル部に連続してタッピンネジ部が設けられた直線状に延びるボルト本体部と、このボルト本体部の他方の端部にボルト本体部と同心状態で一体的に設けられ、ドリル部に向かって突出する半球状の押圧部と、この押圧部に連続してボルト本体部と同心状態で一体的に設けられた円板状のフランジ部と、このフランジ部に連続してボルト本体部と同心状態で一体的に設けられた頭部と、を具備するドリルネジを使用して折板を梁材に締結する締結構造であって、折板に形成された貫通孔の周縁部に円環状のシール材が配置されるとともに、このシール材を覆う座金が配置されて、ドリルネジのボルト本体部が、座金、シール材および折板の貫通孔を連続して挿通した状態で、折板の下方に間隔をおいて配置された梁材に対してドリルネジのタッピンネジ部がネジ結合され、ドリルネジの押圧部が全周にわたって座金に圧接されていることを特徴とするドリルネジを使用した折板の締結構造。
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