JP3647034B2 - ゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法。 - Google Patents

ゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法。 Download PDF

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本発明は、打球の方向性が良好で、非力なプレーヤーでも飛距離を延ばすことができるゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブの製造方法に関するものである。
ゴルフ競技において、ゴルフの醍醐味を味わうには打球の飛距離が大きいことが必要であり、よいスコアで上がるためには方向性が正確であることも重要である。飛距離と方向性を両立させるために、ゴルフクラブの技術開発が延々と続けられてきた。ゴルフクラブの技術開発の対象になるのは、ほとんどがヘッドとシャフトであるが、中でもシャフトの性能が飛距離にも方向性にも大きく影響してくる。
ゴルフクラブ用シャフトの特性の中で最も重要なものは曲げ剛性と捻り剛性である。スチールシャフトを用いたゴルフクラブは、曲げ剛性および捻り剛性が高いので方向性はよいが、飛距離が延びないという難点がある。一方、近年広く用いられているカーボンシャフトを用いたゴルフクラブは、軽いため非力な人でも使いやすく比較的飛距離が延びるという長所がある反面、曲げ剛性および捻り剛性が低いため方向性が悪いという難点があった。もっとも、これらの特性はスチールシャフトとカーボンシャフトを比較した場合にいえることであって、スチールシャフトであっても曲げ剛性および捻り剛性が低いものがあり、カーボンシャフトであっても曲げ剛性および捻り剛性が高いものがある。したがって、プレーヤーは、自分の力量に合っているものと信じたゴルフクラブを選択して使用している。
従来のゴルフクラブ用シャフトは、長さ全体にわたって同一の特性を有する同一の素材で均一に作られていて、グリップ(パッド)側からヘッド(チップ)側に向けて一定の縮径率をもって先細りとなっている。そのため、その剛性が長さ方向にほぼ一定の割合で変化しており、一つ一つのシャフト特有の撓み特性(剛性)をもっている。一般に、剛性の高いシャフトはプロ用あるいは上級者向きであり、剛性の低いシャフトはアマチュアあるいはビギナー向きである、というように、分けられている。プロ用のシャフトを非力で力量の伴わないアマチュアあるいはビギナーが使用しても、シャフトの反発力を活かすことができないから飛距離が出ない。逆に、剛性の低いシャフトをプロや上級者が使用すると、シャフトが柔らかすぎてインパクトでのヘッドの向きが定まらず、打球の方向がぶれることになる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ビギナーであってもシャフトの反発力を有効に利用することが容易でボールのつかまりが良く、インパクト時のヘッドスピードが上がって打球の飛距離を延ばすことができるゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法を提供することを目的とする。
本発明はまた、シャフトに求められる剛性も充分大きく保つことができ、方向性が良好でインパクト時の違和感がなく、プロや上級者の要望にも応えることができるゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、アウタシャフトと、このアウタシャフト内に挿入されているインナシャフトからなり、アウタシャフトとインナシャフトは先端側の径が小さく後端側の径が大きいテーパー状であり、インナシャフトは、その先端の外径とアウタシャフトの内径とが一致する位置まで挿入されてインナシャフトの先端位置がアウタシャフトの先端よりも後端側にずれ、かつ、後端位置が少なくともアウタシャフトの後端位置まで達し、アウタシャフトと実質一体となっていることを最も主要な特徴とする。
本発明はまた、アウタシャフトと、このアウタシャフト内に挿入されているインナシャフトからなり、アウタシャフトとインナシャフトは先端側の径が小さく後端側の径が大きいテーパー状であり、インナシャフトは、アウタシャフトに挿入されてアウタシャフトの先端位置がインナシャフトの先端よりも後端側にずれ、かつ、後端位置がアウタシャフトの後端位置と同じであり、アウタシャフトと実質一体となっていることを特徴とする。
本発明のゴルフクラブ用シャフトおよびこのシャフトを使用したゴルフクラブによれば、アウタシャフトとインナシャフトが重なり合っている部分の曲げ剛性および捻り剛性が高く、この部分が存在することによって打球の方向性を保つことができる。一方、アウタシャフトまたはインナシャフトは、その先端部分にインナシャフトまたはアウタシャフトと重ならない部分があり、この部分の剛性は低く撓みやすい部分であるため、この撓みの反発力を利用してインパクト時のヘッドスピードを増大させ、非力なプレーヤーでも飛距離を延ばすことができる、という利点がある。
ところで、インナシャフトとアウタシャフトを二重構造にしたゴルフクラブ用シャフトは知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の発明は、二重構造にしたインナシャフトとアウタシャフトはともにヘッド装着部からグリップ装着部に至る長さを有しているため、両者の長さはほぼ同じであり、インナシャフトとアウタシャフトの少なくとも両端を互いに滑り接触させた状態で二重に組み合わせられている。
特開2002−291951号公報
本願発明が特許文献1記載の発明と異なる点は、本願発明ではアウタシャフトまたはインナシャフトの先端部分にインナシャフトまたはアウタシャフトと重ならない部分があって、この部分の剛性が低く撓みやすい部分となっているのに対し、特許文献1記載の発明ではアウタシャフトとインナシャフトがともにヘッド装着部からグリップ装着部にいたる長さを有していて両者の長さはほぼ同じであることである。また、本願発明ではアウタシャフトとインナシャフトは一体化されているのに対し、特許文献1記載の発明ではインナシャフトとアウタシャフトの少なくとも両端が互いに滑り接触しており、両者が一体化されているものではない。
特許文献1記載の発明がこのように本願発明と構成が異なる理由は、本願発明とは目的が異なることによる。すなわち、特許文献1記載の発明の目的は、基準のフレックスを維持しつつキックポイントや重心位置を自由に設定することができ、かつ、スイングスピードに関わりなくフレックスをほぼ一定に保つことができるようにすることにある。これに対して本願発明の目的は、既に述べたとおり、ビギナーであってもシャフトの反発力を有効に利用することが容易でボールのつかまりが良く、インパクト時のヘッドスピードが上がって打球の飛距離を延ばすことができ、また、シャフトに求められる剛性も充分大きく保つことができ、方向性が良好なゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法を提供することにあり、特許文献1記載の発明とは目的が異なっている
以下、図面を参照しながら本発明にかかるゴルフクラブ用シャフト、ゴルフクラブおよびゴルフクラブ用シャフトの製造方法の実施形態を説明する。
図1において、ゴルフクラブ用シャフト10はアウタシャフト12とインナシャフト14とを有してなる。インナシャフト14はアウタシャフト12の内周側に挿入され、インナシャフト14の外周面とアウタシャフト12の内周面とが密着されている。アウタシャフト12とインナシャフト14は密着嵌合されることによって実質的に一体化されている。あるいは、必要に応じて相互間を接着してもよい。なお、長尺のゴルフクラブ用シャフトを図示する都合上、図1は、シャフトの径に対する長さ方向の寸法を実際よりも縮めて描いている。
アウタシャフト12とインナシャフト14は、もともとの長さおよび外径が同じで、ともに先端側すなわち図1において下端側で図示されないクラブヘッドが装着される側の径が小さく、後端側すなわちグリップ16が装着される側の径が大きいテーパー状になっている。したがって、アウタシャフト12にインナシャフト14を挿入して密着させたとき、インナシャフト14はその先端の外径とアウタシャフト12の内径とが一致する位置まで挿入することができ、アウタシャフト12の先端側にはインナシャフト14が重ならない一重の部分が長さLだけ存在している。また、インナシャフト14は後端側にアウタシャフト12の後端からはみ出た部分がある。このはみ出し部分は、図1に線Aで示すように、アウタシャフト12の後端面に沿って切断される。アウタシャフト12の後端部外周には、ゴムなどの素材からなるグリップ16が被せられて接着され、インナシャフト14の存在は、外観からは分からないようになっている。
以上述べたシャフト10の構成を言い換えれば、アウタシャフト12は所定のシャフト長さの全長にわたる長さを有し、インナシャフト14は、その先端位置がアウタシャフト12の先端よりも後端側にずれ、インナシャフトの後端位置は少なくともアウタシャフト12の後端位置まで達していることになる。アウタシャフト12とインナシャフト14の剛性(フレックス)が同じであるとすれば、インナシャフト14の先端位置がアウタシャフト12の先端よりも後端側にずれることによって生じた、アウタシャフト12のみからなる一重の長さLの部分は、アウタシャフト12とインナシャフト14の二重構造部分よりも剛性が低くなる。当然ながら上記二重構造部分は一重の部分よりも剛性は2倍以上に高くなる。
上記実施の形態にかかるシャフト10の先端すなわちアウタシャフト12の先端部にクラブヘッドを装着し、シャフト10の後端部すなわちアウタシャフト12の後端部外周にグリップ16を装着すればゴルフクラブが完成する。このゴルフクラブによれば、ヘッド側にアウタシャフト12のみからなる長さLの一重の部分があり、この部分の剛性は低く撓みやすい部分であるため、この撓みの反発力を利用してインパクト時のヘッドスピードを増大させることができ、非力なプレーヤーでも飛距離を延ばすことができる。一方、アウタシャフト12とインナシャフト14が重なり合っている二重構造部分は、曲げ剛性および捻り剛性が高く、ヘッドスピードが速くてもヘッドの向きのばらつきが少なく、打球の方向性を保つことができる。
このように、ヘッド側の、アウタシャフト12のみの部分は、非力なプレーヤーでも撓みの反発力を利用して飛距離を出すための部分であり、この部分があることによって、インパクト時のヘッドスピードを上げ、クラブヘッドでボールを運ぶような感覚、いわゆる「ボールのつかまり」が良好になる。アウタシャフト12とインナシャフト14の二重構造部分は、シャフトの捩れや曲がりを防止し、クラブヘッドの向きと位置を正確に保ち、打球の方向性と、ヘッドの打球面を正確に保つ部分であるということができる。
上記ヘッド側の、アウタシャフト12のみの部分は、その長さLを任意に設定することができる。前述のように、アウタシャフト12とインナシャフト14は、もともとの長さおよび外径が同じである場合、インナシャフト14の先端側を切断することによって、アウタシャフト12のみの部分の長さLを変えることができる。図1において、符号aで示す位置を、インナシャフト14の先端側を切断することなくそのまま挿入したときのインナシャフト14の先端位置とすると、この位置にあるときが、上記アウタシャフト12のみの部分の長さLが最も短くなっている。インナシャフト14の先端側を符号bで示す位置で切断すれば、上記アウタシャフト12のみの部分の長さLが長くなり、上記b位置よりもさらにグリップ16寄りの位置で切断すれば、上記アウタシャフト12のみの部分の長さLがさらに長くなる。インナシャフト14の先端側をaの位置にするか、bの位置にするか、またはcの位置にするかによってキックポイントが変わる。キックポイントをどこにするかは、プレーヤーの技量に応じて設定すればよい。なお、上記アウタシャフト12のみからなる長さLの部分は、シャフト10の全長の1/2以下であることが望ましい。
このように、キックポイントをプレーヤーの技量に応じて設定することにより、すべてのヘッドスピードに対応させることができる。例えば、ゴルフのビギナーに対応させることもできるし、ヘッドスピードが50m/sというようなプロ級のプレーヤーにも対応させることができる。
アウタシャフト12とインナシャフト14は、必ずしも、もともとの長さおよび外径が同じである必要はない。最終的に、全体の長さでは、アウタシャフト12よりもインナシャフト14が短くなるので、それに合わせてインナシャフト14の長さを予め短くしておいても良く、また、長さ方向全体にわたってインナシャフト14の径がアウタシャフト12よりも小さくなるので、予めアウタシャフト12よりも径の小さいインナシャフト14を用いるようにしてもよい。
また、アウタシャフト12とインナシャフト14の剛性は互いに異なっていてもよい。アウタシャフト12は、その一重の部分でシャフト10全体から見た剛性を低くし、撓みやすくする部分であるから、その剛性は低いものを使用するとよい。逆に、インナシャフト14はアウタシャフト12とともに剛性を高める目的のものであるから、剛性の高いものを使用するとよい。例えば、女性用クラブを基準にして、アウタシャフト12のフレックスを2L〜6L、インナシャフト14のフレックスをA〜Rとするとよい。
シャフト全体の重さはできるだけ軽い方がスイングしやすいので、スイング時の衝撃が加わり難いインナシャフト14を薄くして軽量化を図るとよい。ただし、インナシャフト14は、それが存在する部分の剛性を高めるためのものであるから、硬い材質のものが望ましい。
次に、上記実施の形態にかかるゴルフクラブ用シャフトおよびこのシャフトを用いたゴルフクラブの製造方法を、図2を参照しながら説明する。各工程に、P1、P2、・・・のような符号を付した。まず、工程P1に示すように、インナシャフト14の先端側を適宜の位置で切断してアウタシャフト12に対するインナシャフト14の先端位置を調整する(P1)。図1において、例えば、符号b位置で切断するかまたは符号c位置で切断するかによって、インナシャフト14の先端位置を調整する。続いて、先端位置調整された上記インナシャフト14をアウタシャフト12に挿入する(P2)。また、インナシャフト14とアウタシャフト12を実質一体化する。次に、インナシャフト14の後端部がアウタシャフト12の後端から突出しているので、インナシャフト14をアウタシャフト12の後端位置で切断する(P3)。これでゴルフクラブ用シャフトは完成する。
上記ゴルフクラブ用シャフト10をゴルフクラブとして完成させるためには、シャフト10の先端にクラブヘッドを装着する。さらに、アウタシャフト12の後端部外周にグリップ16を装着する(P4)。
インナシャフトの後端位置は少なくともアウタシャフトの後端位置まで達していればよく、インナシャフトの後端位置がアウタシャフトの後端位置から突出していてもよい。このインナシャフトの突出後端部にグリップを装着してもよい。この場合、シャフトとしての全体の長さは、アウタシャフトの先端からインナシャフトの後端までの長さになる。アウタシャフトの先端側にクラブヘッドが装着されることは前述の例と同じである。
以上説明した実施の形態では、アウタシャフトが所定のシャフト長さの全長にわたる長さを有し、インナシャフトはアウタシャフトよりも短くなっていたが、この長さの関係は逆であってもよい。以下、その実施の形態を説明する。図3において、符号12はアウタシャフト、14はインナシャフト、16はグリップを示している。この実施の形態では、アウタシャフト12と、このアウタシャフト12内に挿入されアウタシャフト12と一体化されたインナシャフト14とによってゴルフクラブ用シャフト20が構成されている。インナシャフト14は、ゴルフクラブ用シャフトとして必要な所定のシャフト長さの全長にわたる長さを有している。これに対してアウタシャフト12は、その先端位置がインナシャフト14の先端よりも、図3に長さLで示す分だけ後端側にずれている。したがって、アウタシャフト12の外周面とインナシャフト14の外周面との間に段差が生じている。
アウタシャフト12にインナシャフト14を挿入する前の、これらシャフトの長さ、内径および外径が同じであるとすれば、両者を嵌め合わせた状態で、アウタシャフト12の後端部はインナシャフト14の後端から突出する。そこで、図3に示す線Aに沿ってアウタシャフト12を切断し、アウタシャフト12の上記突出部分を除去する。こうすることによってインナシャフト14の後端位置とアウタシャフト14の後端位置とが同じになっている。
このようにしてシャフト20の先端側にインナシャフト14のみの部分が長さLだけ存在し、この長さLの部分が撓みやすい部分であるため、この撓みの反発力を利用してインパクト時のヘッドスピードを増大させることができる。上記長さLを除く残りの部分はインナシャフト14とアウタシャフト12からなる二重構造の部分で、この部分の曲げ剛性および捻り剛性が高く、ヘッドスピードが速くてもヘッドの向きのばらつきが少なく、打球の方向性を保つことができる。
図3において、符号a、b、cは、それぞれアウタシャフト12の先端位置の例を示す。aの位置はアウタシャフト12を比較的長く残す場合、したがって上記長さLを短くする場合であり、bの位置はaの位置よりもアウタシャフト12を短く、cの位置はbの位置よりもさらにアウタシャフト12を短く、したがって上記長さLを順に長くする場合を示している。アウタシャフト12の先端側をaの位置にするか、bの位置にするか、またはcの位置にするかによってキックポイントが変わる。キックポイントをどこにするかは、プレーヤーの技量に応じて設定すればよい。
アウタシャフト12にインナシャフト14を挿入する前の、これらシャフトの長さ、内径および外径は異なっていてもよい。その場合、キックポイントの設定位置が決まっていれば、それに応じてアウタシャフト12およびインナシャフト14の長さ、内径および外径を設定し、両方のシャフトを嵌め合わせたとき、先端側のインナシャフト14のみの部分の長さLが設計どおりに決まり、かつ、両方のシャフトの後端が一致するようにするとよい。この実施形態の場合、アウタシャフト12を比較的剛性の高いものとし、インナシャフト14を比較的剛性の低いものとするとよい。
インナシャフト14の先端側にクラブヘッドを装着し、アウタシャフト14の後端部外周にグリップを装着することによりゴルフクラブが完成する。
この実施の形態にかかるゴルフクラブ用シャフトおよびこれを用いたゴルフクラブによれば、前述の実施形態にかかるものと同様の効果を得ることができる。
上記実施の形態にかかるゴルフクラブ用シャフトおよびこれを用いたゴルフクラブの製造工程の例を図4に示す。まず、工程P11に示すように、アウタシャフト12の先端側を適宜の位置で切断してインナシャフト14に対するアウタナシャフト12の先端位置を調整する。図3において、例えば、符号b位置で切断するかまたは符号c位置で切断するかによって、アウタシャフト12の先端位置を調整する。続いて、先端位置調整されたアウタシャフト12にインナシャフト14を挿入する(P2)。また、インナシャフト14とアウタシャフト12を実質一体化する。次に、アウタシャフト12の後端部がインナシャフト14の後端から突出していれば、アウタシャフト12をインナタシャフト14の後端位置で切断する(P3)。これでゴルフクラブ用シャフト20が完成する。シャフト20の先端すなわちインナシャフト14の先端にクラブヘッドを装着し、アウタシャフト12の後端部外周にグリップ16を装着することによってゴルフクラブが完成する(P4)。
本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトは、既存のゴルフクラブの交換用シャフトとしての用途も期待できる。すなわち、既存のゴルフクラブに使われていたヘッドを本発明にかかるシャフトに交換するとよい。こうすることによって、既に述べた本発明にかかるシャフトによって得られる効果と同じ効果を得ることができる。もちろん、シャフトにヘッドが装着されたゴルフクラブとして市場に流すこともできる。本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトまたはゴルフクラブを使用することによって、スコアアップが期待されるので、多くの需要が見込まれる。
本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトの実施形態を示す縦断面図である。 上記ゴルフクラブ用シャフトの製造方法の例を示す工程図である。 本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトの別の実施形態を示す縦断面図である。 上記別の実施形態にかかるゴルフクラブ用シャフトの製造方法の例を示す工程図である。
符号の説明
10 ゴルフクラブ用シャフト
12 アウタシャフト
14 インナシャフト
16 グリップ
20 ゴルフクラブ用シャフト

Claims (8)

  1. アウタシャフトと、このアウタシャフト内に挿入されているインナシャフトからなり、
    アウタシャフトとインナシャフトは先端側の径が小さく後端側の径が大きいテーパー状であり、
    インナシャフトは、その先端の外径とアウタシャフトの内径とが一致する位置まで挿入されてインナシャフトの先端位置がアウタシャフトの先端よりも後端側にずれ、かつ、後端位置が少なくともアウタシャフトの後端位置まで達し、アウタシャフトと実質一体となっていることを特徴とするゴルフクラブ用シャフト。
  2. アウタシャフトは所定のシャフト長さの全長にわたる長さを有していることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ用シャフト。
  3. アウタシャフトと、このアウタシャフト内に挿入されているインナシャフトからなり、
    アウタシャフトとインナシャフトは先端側の径が小さく後端側の径が大きいテーパー状であり、
    インナシャフトは、アウタシャフトに挿入されてアウタシャフトの先端位置がインナシャフトの先端よりも後端側にずれ、かつ、後端位置がアウタシャフトの後端位置と同じであり、アウタシャフトと実質一体となっていることを特徴とするゴルフクラブ用シャフト。
  4. インナシャフトは所定のシャフト長さの全長にわたる長さを有していることを特徴とする請求項3記載のゴルフクラブ用シャフト。
  5. 請求項1または2記載のゴルフクラブ用シャフトを用いたゴルフクラブであって、アウタシャフトの先端側にヘッドが装着され、アウタシャフトの後端部外周にグリップが装着されていることを特徴とするゴルフクラブ。
  6. 請求項3または4記載のゴルフクラブ用シャフトを用いたゴルフクラブであって、インナシャフトの先端側にヘッドが装着され、アウタシャフトの後端部外周にグリップが装着されていることを特徴とするゴルフクラブ。
  7. インナシャフトの先端側を適宜の位置で切断してアウタシャフトに対するインナシャフトの先端位置を調整する工程と、
    先端位置が調整された上記インナシャフトをアウタシャフトに挿入する工程と、
    インナシャフトをアウタシャフトの後端位置で切断する工程と、
    を有してなるゴルフクラブ用シャフトの製造方法。
  8. アウタシャフトの先端側を適宜の位置で切断してインナシャフトに対するアウタシャフトの先端位置を調整する工程と、
    先端位置が調整された上記アウタシャフトにインナシャフトを挿入する工程と、
    アウタシャフトをインナシャフトの後端位置で切断する工程と、
    を有してなるゴルフクラブ用シャフトの製造方法。
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