JP2008148792A - ゴルフクラブとその調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゴルフシャフトの内部に挿入・固定する調整体の位置を正確に調整してボールの飛距離を伸ばし、方向性を正確にできるゴルフクラブを提供する。
【解決手段】 ゴルフクラブシャフト1の長さLの略中央部の内部に、筒状の調整体5を挿入・固定しており、この調整体5は両端より長手方向のスリット6,7が中央をこえて切込まれ、先端部が互いに重なるように延長され、且つ一方の端部5bより略中央部にかけてネジ溝9が形成され、このネジ溝9よってシャフト1内で回転によって前進・後退が可能になっているゴルフクラブ。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフプレーヤーの体格、経験、技術などの条件に合わせた構造に調整されたゴルフクラブと、このゴルフクラブの調整方法に関する。
ゴルフは、今や国民的なスポーツであり女性や若年層にまで裾野を広げてきている。しかも老若男女・技術レベルといった差があっても万人が同じフィールドで同時にプレーができる数少ないスポーツであり、戸外で行われる健康的なスポーツでもある。
ゴルフは、周知のようにティーグランドからフエアウエ−を経由してグリーンにあけたカップに至るまでのスルーザグリーンの間にラフ、バンカー、ウオーターハザードそしてOBなど各種の障害物が配置されている。そしてティグランドからプレーヤーが打った第1打のボールが狙った方向に、可能な限りの距離を飛行し、しかもフエアウエーの真ん中に着地し、更にランがある場合には、そのプレーヤーにとっては大きな快感と満足感を味わうことになる。
特に初心者や未熟なプレーヤーの場合、ボールが予想したコースから外れてOBラインとなったり、ラフやバンカー、あるいはブッシュの中や林の中に打ち込む予想外のトラブルショットを多く発生し、最初の数ホールが練習の状態となる。更に、後半のラウンドでは疲れが加わってスイングに大きな狂いが生じ、飛距離が伸びない上に方向性も悪くなり、プレーが終了して見ると日頃の練習成果を殆ど発揮することもなく、何時ものとおりのスコアとなることを経験している。
プレーヤーは、ボールの着地点を人より少しでも前へ、人より少しでも良いスコアを出したいとの際限のない願望から、ゴルフ用具は限りなく改良が繰り返されている。ゴルフ用具の内で最も重要なものとして、また買い換えられるものとしてドライバーがある。このドライバーを例にとてもヘッドの材質にアルミ合金からチタン合金を採用し、更にヘッドの形状に変更を加え、体積を可能な限り増加させている。これと同時にシャフトの材料に変更を加えるなどの方法が実施され、毎年のように際限もなく新製品が生み出されてきた。
前記ドライバーの各部の改善と共に、特にシャフトの「しなり」に変更を加えることによって飛距離を伸ばそうとする目的で各種の提案がなされている。古くは、日本公開実用新案昭和53−19476号公報)によって、「金属管製シャフトの少なくとも打球時のたわみの支点付近において、シャフト内に補強プラグを挿入固着したゴルフクラブシャフト」が提案されている。また、同公開実用新案昭和53−19477号公報によって、「金属管製シャフトの少なくとも打球時のたわみの支点付近に発泡ポリスチレンを充填したゴルフシャフト」が提案されている。
前記2件の特許文献に記載された考案は、打球時のたわみの支点付近に補強ブラグあるいは発泡ポリスチレンを充填したものであり、具体的にはグリップの近傍のシャフトの内部に、たわみを規制する部材を設けたものであると評価できる。しかし、実際にこのアイデアをカーボンシャフトに試して見ると、打球が伸びることも方向性を改善することもできなかった。
特に、打球の際の手に対する衝撃を軽減し、飛距離を伸ばすための発明として別の構造のものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−61014号公報
特許文献1には、シャフト内に、このシャフトの「しなり」に影響を与える筒状の「調整体」を挿入・固定したもので、この調整体は上下の筒口から複数の縦切り込みを、均一な隣接間隔で形成したものをシャフトの所定の位置に挿入したものであり、この調整体は別名で「関節」と称され、それなりの効果が確認されている。
一般の調整体は、シャフト内の適宜の場所に固定できる程度の外径を持つアルミパイプを使用し、その両端より各4本のスリットの位置を互いにずらして設けたものを使用し、これをゴルフクラブシャフトの内部に挿入・固定したものである。
従来技術においては、この調整体をカーボンシャフトの内部に無理やりに押し込み、止まった場所を固定位置としている。実際の調整体を固定する位置について飛距離と方向などから精査すると、1〜2ミリ程度の距離でも調整するとゴルフボールの飛距離が増加し、方向性にも変化が見られる。
しかし、従来の調整体の構造では、カーボンシャフト内に無理やりに押し込んで固定するものであるので、微妙を距離を移動してその固定位置を正確に調整することが困難である。現実には、10年以上もゴルフを経験したシングルプレーヤーが多数の顧客の打法を観察した熟練した調整者によってほぼ調整されたものである。従って、この調整体をカーボンシャフトの最適な位置に固定するためにはかなりの熟練を必要とするものであった。
(特許文献1に記載されたゴルフクラブの性能)
特許文献1に記載されたゴルフクラブは、本発明者が経営する会社が出願人であり、従って、本発明者は、この文献に記載された構造の調整体(関節)をシャフト内に固定したものを製造し、販売しており、従って、このゴルフクラブの構造と性能を熟知している。
さて、図10は、特許文献1に係る調整体を挿入したゴルフクラブを使用してハンデキャップがシングルのゴルフアー20人による打球した際の複数枚の高速度写真を元に描いたゴルフクラブのスイングの位置とシャフトのしなりの状態を示すものであり、図11は調整体を使用しない従来のゴルフクラブによるものを対比して示している。
図11に示すように従来の調整体を使用しないゴルフクラブ50を使用してシャフト51の先端に固定したヘッド52でボール53を打球する時のシャフト51のダウンスイングにおける、しなりの変化を示している。シャフト51が位置Aより位置B〜Cのダウンスイングより位置Cで打撃することになるが、この位置Cにおいてシャフト51は、左側にやや反った状態でヘッド52がボール53をヒットしている。ボール53はティーに載っている位置から53aの位置に飛球する間にシャフト51は円弧を描きながら位置C〜D〜Eへと扇状にスイングされ、フオローアップ運動となる。
ところで、この図11においては、シャフト51は位置Cにおいてヘッド52がやや下向きでボール53をヒットしている。そしてボール53をヒットした直後の位置Dにおいては矢印fで示すようにシャフト51の中央から先端にかけて後方に反っており、更に位置Eではヘッド52が上向きになるようにシャフト51が曲がっている。
次に図10に示すシャフト61の長さの中間位置に調整体(関節K)を挿入したゴルフクラブ60においては、位置A’、B’は前記図BのA、Bに対応した形状を保持している。しかし、位置C’においてボール53をヒットする位置では、ヘッド62がやや上向き加減である。そしてボール53をヒットした直後のシャフト61は位置D’ではシャフト61の略中央部がf’に示すように飛球と反対側に曲がってヘッド62を上向きに保持し、そして位置E’においては前記D’の名残の形状を保持している。
(調整体Kの評価)
この調整体Kを使用したゴルフクラブ60の場合は、飛距離がハンデキャップがシングルとシングルに近い57人で平均して9.2%上昇することが確認されている。また、初速が4.9%増加し、上下打出角度が12.2%減少するも確認されている。更に、左右の打出角度が25%減少するデータがある。従って、調整体Kをシャフト61内に固定することによって飛距離が伸び、更に方向性とコントロール性に優れていることが分かる。
換言すれば、この特許文献1に記載された、調整体Kを挿入・固定したシャフト61を使用したゴルフクラブ60(図60)においては、通常の腕を持つゴルフアーの場合、ボールの飛距離が20〜30ヤードも長くなり、方向性がかなり改善されることが分かる。別の表現をすれば、シャフトの所定の位置に調整体(間接)を設けることによって、ゴルフに不慣れな、あるいは未熟なプレーヤーであっても、かなりスコアアップできることが確認されているのである。
(特許文献1に記載のゴルフクラブの欠点)
文献1(特開2000−61014号公報)に記載されている調整体4は、小径の筒体を使用し、その両端より中央部に向けて4本のスリット42、43を切り込んで筒体の強度を低下させ、外径を拡縮可能に形成することによってシャフトの内部の孔のテーパーに沿うように形成している。
しかし、多数のゴルフアーのドライバーを主体とするゴルフクラブを調整して見ると、調整体4の位置は、「0.2〜0.5ミリ単位」で位置決めすることによって最高の飛距離と方向性を得ることがわかった。このような高い精度でシャフトの中空部で調整体の位置を微妙に調整するには、調整体を単に押し込んだり、叩いたりするだけでは到底できないことである。当然のことであるが、少し押し込みすぎたものを0.2〜0.5ミリ単位で後退させることは不可能であった。
本発明は、前記従来技術によるゴルフクラブの欠点を解消し、ゴルフアー個人個人に合ったゴルフクラブを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するための本発明に係るゴルフクラブとその調整方法は次のように構成されている。
1)本発明に係るゴルフクラブは、ゴルフクラブシャフトの長さの略中央部の内部に、筒状の調整体を挿入・固定しており、該調整体は両端より長手方向のスリットが中央をこえて切込まれ、先端部が互いに重なるように延長され、且つ一方の端部より略中央部にかけてネジ溝が形成され、該ネジ溝よって前記シャフト内で回転によって前進・後退が可能になっていることを特徴としている。
2)前記筒状の補強部材はアルミパイプあるいはアルミ合金製パイプであり、前記スリットは各端面より4本が略同一間隔で切込まれていることを特徴としている。
3)前記筒状の調整体の長さは、前記シャフトの長さが43〜47インチの範囲で25〜30ミリ、32〜43インチの範囲で30〜35ミリであることを特徴としている。
4)ゴルフクラブシャフトの内部の該シャフトの長さの略中央部の内部に、筒状の調整体を挿入・固定しており、該調整体は両端より長手方向のスリットが中央をこえて切込まれ、先端部が互いに重なるように延長され、該調整体は全体として直径方向の変形が可能であり、且つ一方の端部より略中央部に向かってネジ溝が形成されており、該ネジ溝よって前記シャフト内で回転によって前進・後退が可能になっており、更にグリップ側の内部にガイド筒と、その内部に挿入した重錘を前記ガイド筒の長さ方向に移動し、複数の場所で固定できるように構成したバランス重錘部を設けたことを特徴としている。
5)前記重錘は、グリップの端面に設けられたマーカー用の孔より挿入されに調整棒によってその位置を移動できるように構成されていることを特徴としている。
6)前記ガイド筒は、その長手方向に間隔をおいて複数個の係止部と該係止部と対面する側に前記重錘を案内するレールが形成され、前記重錘には中央から側面に向かって穿孔したガイド孔と、該ガイド孔に挿入されたコイルバネと、該コイルバネによって加圧されて一部が重錘の周面より弾性力で突出する係合部材が設けられていることを特徴としている。
7)本発明に係るゴルフクラブの調整方法は、プレーヤの打球に関する情報に合わせてゴルフクラブを仮選定する行程と、
前記ゴルフクラブのシャフトの長さの略中央部の外表面に仮調整体を固定する行程と、
前記仮調整体を固定したゴルフクラブを使用して前記プレーヤーに打球させてその飛行距離と方向のデータにより前記仮調整体の位置、更に仮調整体の長さを調整する行程と、
前記ゴルフクラブの外表面に固定した仮調整体の位置を目安として、正規の調整体を選定する行程と、
該選定した調整体をゴルフクラブのシャフト内に挿入・固定する行程とからなることを特徴としている。
本発明によるゴルフクラブは、カーボンシャフトの内部の所定位置に、所定の構造の調整体を設けていることから、この調整体を挿入されている部分のカーボンシャフトの内面から拡大するような応力、つまり、プレストレスを作用させていることになり、このシャフトに発生している張力と、調整体の補強効果(突っ張り作用)によってシャフトのしなりに制約を与え、その結果、ボールを打球する際のヘッドの状態を調整し、更に、前記突っ張り作用でシャフトの一部の曲がりに制限を与えることができ、その結果、ボールの飛距離を伸ばし、また、ボールの飛行方向を正確に調整することができる。
しかも、前記調整体の位置決めには、0.2〜0.5ミリ単位で正確に前進させ、場合によっては後退させるような調整が可能であり、最適な条件に位置決めすることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るゴルフクラブ(ドライバー)の正面図であって、カーボンシャフト1とグリップ2とヘッド3(チタンヘッド)より構成されている。そしてシャフト1の全長Lの「規定距離L1」である「X」の位置に本発明に係る調整体5が内蔵されている。
図2は、調整体5の構造を示すもので、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は下面図、(D)及び(E)は補強部材5の表面に形成した溝部の断面図をそれぞれ示している。
調整体5は、本体としてアルミパイプあるいはジュラルミンまたはマグネシューム合金製パイプを使用し、図(B)に示すように上端5aより中央部を越えて4本の1ミリ幅のスリット6を切り込み、また、図(B)、(C)に示すように前記スリット6と45度の位置を変えた位置に下端5bよりスリット7を切り込んでおり、両スリット6、7は調整体5の本体部分の中央部に「重なり部8」を形成している。従って、調整体5は全体として外径を変化させることが可能である。なお、調整体5の上端5aと下端5bには小径の丸みが形成されてシャフト1内に押し込む際に内壁面に傷を付けないように配慮されている。
そして前記スリット7を横切るように案内溝9をネジ状に形成している。この案内溝9は図(D)に示すように角ネジ型の溝9aとするか、あるいは図(E)に示すように角ネジ型溝(あるいは丸ネジ、三角ネジも可)の両縁に小突条9bを形成したものを使用している。角ネジ型の溝は断面に角部が形成されているので、シャフト1の孔の内壁面との食付きが良いので、ネジ作用によって正確な位置の調整ができる効果がある。また、図(E)に示すように小突条9bが形成されていると、更に食付きが良好となる。なお、言うまでもないが、案内溝9によってシャフト1のテーパー孔の内壁面が損傷してシャフト自体の曲げ強度を低下させるものであってはならない。
図3は、図2の補強部材5をカーボシャフト1の孔の内部の所定の位置(図1参照)に取り付けた状態を示しており、スリット7はシャフト1の孔1aがテーパー状(直径で0.2°程度)に形成されているので、この調整体5をシャフト1の所定の位置に固定するためには外径の異なるものを多数準備しておくことが必要である。
調整体5の材料は、重量と強度との関係から、アルミあるいはアルミ合金を使用し、切削加工とカッタによるスリット加工を行い、更に必要に応じて表面にアルマイト加工を強度を向上させることができる。
調整体5の厚さは、1ミリを中心として0.1ミリ単位で切削加工により調整している。そしてこの調整体5の寸法(長さ)としては、シャフトの長さが43〜47インチの場合は長さは25〜30ミリ、シャフトの長さが32〜43インチの場合の長さは30〜35ミリに選定している。
図4(A)は、別の形式の調整体5Aを示す正面図であり、図2に描いた調整体5と比較すると、上端は4個の円弧片で形成されているが、その内の対面する2個の円弧片の上端5fを、他の上端5dより低く形成している。この上端5fを隣接する上端5dより低くすることによって図5に示す回転具12の先端の係合部13に係合させて調整体5Aをボルトを回転するように回転させて前進・後退することができる。なお、回転具12の先端にはガイド部14を設けて補強具5Aに簡単に係合できるようにしている。
図4(C)及び(D)は、調整体5Aの下部がシャフト1の内壁面に押圧されて縮径し、スリット7aが図(A)より狭くなってシャフト1の内壁面を押圧してシャフト1を膨張するように張力を発生させた状態を示している。
図6は、図3に示した調整体5を回転させるための回転具15を示しており、先端にはドライバ片16が十字形に形成されている。なお、このドライバ片16は必ずしも十字形でなく、一文字形あるいはこれに近い形のものであっても良い。
図7は調整体5、5Aをシャフト1の中から引き出す工具18を示しており、先端にL形の引っかけ部19が形成されており、補強部材5、5Aの内部を通して下端に引っかけて取り出し、別のものと交換することができる。
(調整体の取り付け方法)
調整体5、5Aをシャフト1の所定の位置に正確に固定することは重要であり、この調整体を取り付る際には次の手順を行なっている。
−第1行程−
カーボンシャフト(あるいはスティールシャフト)の一端にヘッドを、他端にグリップを設けたゴルフクラブを選定するに際して、使用するプレーヤの条件(ヘッドスピード、平均飛距離、ハンデキャップ、経験年数など)に合わせてシャフトの長さ、硬さ、ロフト角、ヘッドの重量など選定する。
−第2行程−
前記ゴルフクラブのシャフトの長さの中間位置の表面に、仮の調整体を固定する。この仮の調整体は、調整体と同じ長さのものを半割りとしたものであり、内面に薄いゴムの層が設けており、この調整体をシャフトの中間位置に嵌合し、外側にテープを巻いて固定する。
−第3行程−
前記仮の調整体を固定したゴルフクラブを使用して前記プレーヤーによって打球させ、ボールのの飛行距離と飛行方向を確認し、前記仮の調整体位置、あるいは調整体の位置と調整体自体の長さを調整する。
−第4行程−
前記仮の調整体の寸法と取り付けた位置を目安として調整体を選定する。
−第5行程−
前記選定した調整体を前記カーボンシャフト内に挿入して固定する。この作業は、調整体を固定する場所より高い位置で止まるようなものを選定する。そして図5、図6及び図7に示す回転具や工具を使用して調整体を固定する。そしてこのゴルフクラブを使用するプレーヤーによって打球させ、飛距離と方向性を確認する。そのデータを利用して調整体を前記回転具などを利用してミリ単位で固定する位置を調整する。
本発明は、シャフト1内に調整体5を取り付けてこのシャフト1に局部的に直径を拡開する応力を作用させたり、曲がりを規制することによって、特にカーボンシャフトの「しなり」を調整し、それに伴なってボールの飛距離を伸ばし、正確な方向性を出し、更に打球時の手に対する衝撃を緩和することができるものである。このような効果は、カーボンシャフトで最高に発揮できるが、これに限定されるものではなく、スティールシャフトにも適用可能である。
本発明によるカーボンシャフトのゴルフクラブを使用することによって、従来の調整体を入れたゴルフクラブを使用した場合と比較して20〜30ヤード、うまく打球した場合は40ヤードは長く打つことができる。
そして、調整体を入れた従来のカーボンシャフトのゴルフクラブと、本発明に係るカーボンシャフトにネジ溝付の調整体を挿入、固定したゴルフクラブと比較すると、飛距離は5ヤード程度伸び、しかも打球の方向が正確であり、スイングの若干のミスでも殆ど影響を受けないことが分った。
(第2の実施の形態)
ゴルフクラブS(図1)のバランスは、使用するゴルフアーのプレー当日の体調などに対応させることが必要である。例えば、早朝や疲れが出た時などは体が回転がやや円滑性に欠けることもある。このような場合は、通常の打球方向とは異なる方向に打ち出す傾向があり、特にスタートの第一打などが問題である。
そこで、この実施例においては図8に示すようにゴルフクラブSのグリップ21の部分にバランス重錘部20を設けて前記シャフトバランスの補正を行うようにしている。
図8は、図1に示したゴルフクラブSのシャフト1の上端に形成されている平行パイプ部にバランス重錘部20を設けた実施例を示している。
シャフト1の上端のグリップ21を固定している部分1Uは、外径が一定ないし一定に近いパイプであり、従って、この部分に円筒状の物体を収容できる空間がある。本発明に係るバランス重錘部20は、図9に示すようにアルミなどの金属パイプや合成樹脂製のパイプをガイド筒22とし、このガイド筒22の長手方向に複数個のストッパ孔23を所定の間隔で配置すると共に、このストッパ孔23に対面する位置にガイドレール24を形成している。
そして錘体25(ウエイト)を前記ガイド筒22内に移動可能に嵌入している。この錘体25の中央部で、かつに軸線に直交する方向に孔26をあけ、その中にスプリング27とボール28(止め部材、円錐形や角錐形など他の形式のものであっても良い)を挿入し、更に孔26の口部にポンチで突出部を形成してボール28が飛び出さないようにしている。
また、この錘体25の上端部の中央にはネジ孔30を設けている。そして前記錘体25の移動は、グリップ2(図8)の上端部に設けたマーカー用の孔29より操作棒31を挿入し、先端のネジ部31aを錘体25の端部の中央に形成したネジ孔30と螺合させ、この操作棒31を上下させ、ボール28がストッパ孔23にカチカチと嵌合する位置を確認しながら、この錘体25を所定の位置に固定することができる。
このバランス重錘部20は、図8に示すように外周部に接着テープあるいは薄いゴム層33を形成してシャフト1の上端の平行部内に固定している。また、ガイド筒22の下端を位置決めするためにシャフト1のグリップ21の内側にストッパ34を接着してバランス重錘部20がシャフト1内に落ち込まないようにしている。
前記のようにグリップ2の部分にバランス重錘部20を設け、更にシャフト1内に図2〜図4に示す調整体5、5Aを取り付けることによって、シャフト1のしなりに影響を与えて飛距離を伸ばし、方向性を正確に出し、更に打球の際の手に受ける衝撃を緩和することができるものである。
本発明に係るゴルフクラブの正面図である。 (A)は、シャフトに内蔵する調整体の正面図、(B)は同平面図、(C)は底面図、(D)調整体の表面に設けた角型の溝部、(E)と同様な溝部の断面図である。 調整体を内蔵したシャフトの断面図である。 (A)は別の調整体の使用前の正面図、(B)は平面図、(C)はシャフトに内蔵させた状態の正面図、(D)は同底面図である。 調整体と回転工具を示す斜視図である。 十字ドライバー型の回転工具の斜視図である。 調整体を引き出すための工具である。 グリップ部にバランス重錘部を設けたゴルフクラブを示す図である。 (A)はシャフトとバランス重錘部との関係を示す断面図である。(B)は重錘部の横断面図である。 調整体を入れたシャフトを使用したクラブのしなり状態の説明図である。 調整体を入れないシャフトを使用したクラブのしなり状態の説明図である。
符号の説明
1 シャフト(カーボン、スティール)
2 グリップ
3 ヘッド
5 調整体
5a 上端
5b 下端
6 スリット
7 スリット 8 重なり部
9 ガイド溝
9a 溝
9b 小突起
12,15 回転工具
18 引き出し工具
20 バランス重錘部
21 グリップ
22 ガイド溝
23 ストッパ孔
24 ガイドレール
25 錘体

Claims (7)

  1. ゴルフクラブシャフトの長さの略中央部の内部に、筒状の調整体を挿入・固定しており、該調整体は両端より長手方向のスリットが中央をこえて切込まれ、先端部が互いに重なるように延長され、且つ一方の端部より略中央部にかけてネジ溝が形成され、該ネジ溝よって前記シャフト内で回転によって前進・後退が可能になっていることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記筒状の調整体はアルミパイプあるいはアルミ合金製パイプまたはマグネシューム合金であり、前記スリットは各端面より4本が略同一間隔で切込まれていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ。
  3. 前記筒状の調整体の長さは、前記シャフトの長さが43〜47インチの範囲で25〜30ミリ、32〜43インチの範囲で30〜35ミリであることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ。
  4. ゴルフクラブシャフトの内部の該シャフトの長さの略中央部の内部に、筒状の調整体を挿入・固定しており、該調整体は両端より長手方向のスリットが中央をこえて切込まれ、先端部が互いに重なるように延長され、該調整体は全体として直径方向の変形が可能であり、且つ一方の端部より略中央部に向かってネジ溝が形成されており、該ネジ溝よって前記シャフト内で回転によって前進・後退が可能になっており、
    更にグリップ側の内部にガイド筒と、その内部に挿入した重錘を前記ガイド筒の長さ方向に移動し、複数の場所で固定できるように構成したバランス重錘部を設けたことを特徴とするゴルフクラブ。
  5. 前記重錘は、グリップの端面に設けられたマーカー用の孔より挿入される調整棒によってその位置を移動できるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブ。
  6. 前記ガイド筒は、その長手方向に間隔をおいて複数個の係止部と該係止部と対面する側に前記重錘を案内するレールが形成され、前記重錘には中央から側面に向かって穿孔したガイド孔と、該ガイド孔に挿入されたコイルバネと、該コイルバネによって加圧されて一部が重錘の周面より弾性力で突出する係合部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のゴルフクラブ。
  7. プレーヤーの打球に関する情報に合わせてゴルフクラブを仮選定する行程と、
    前記ゴルフクラブのシャフトの長さの略中央部の外表面に仮調整体を固定する行程と、
    前記仮調整体を固定したゴルフクラブを使用して前記プレーヤーに打球させてその飛行距離と方向のデータにより前記仮調整体の位置、更に仮調整体の長さを調整する行程と、
    前記ゴルフクラブの外表面に固定した仮調整体の位置を目安として、正規の調整体を選定する行程と、
    該選定した調整体をゴルフクラブのシャフト内に挿入・固定する行程とからなることを特徴とするゴルフクラブの調整方法。
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