JP3643826B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電子部品装着装置に関し、特に、部品装着ヘッドの動作に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品装着装置には、部品装着ヘッドが移動させられてプリント基板等の装着対象材に電子部品を装着する装置がある。この種の電子部品装着装置は、(a)装置本体と、(b)その装置本体に移動可能に支持された移動体と、(c)その移動体を移動させる移動体移動装置と、(d)移動体に搭載され、プリント基板等の装着対象材に電子部品を装着する部品装着ヘッドと、(e)アクチュエータを備え、部品装着ヘッドを前記移動体に対して移動させる部品装着ヘッド移動装置とを含むように構成される。
【0003】
特開平2−69999号公報に記載の電子部品装着装置は、その一例である。この電子部品装着装置は、装置本体に垂直軸線まわりに回転可能に支持されたロータリヘッドを有し、ロータリヘッドの回転軸線を中心とする一円周上に複数の部品装着ヘッドが設けられている。部品装着ヘッドはバキュームにより電子部品を吸着する部品吸着ノズルを有する。部品吸着ノズルは、装着ヘッド本体により下向きにかつ自身の軸線まわりに回転可能に支持されており、ロータリヘッドには、複数の部品装着ヘッドのそれぞれについて、電動モータを駆動源とし、部品吸着ノズルを軸線まわりに回転させる回転駆動装置が設けられている。また、装置本体側には、電子部品を供給する部品供給部,部品吸着ノズルによる電子部品の保持位置を検出する保持位置検出部,および電子部品をプリント基板に装着する部品装着部が設けられている。
【0004】
複数の部品装着ヘッドは、ロータリヘッドの回転により部品供給部,保持位置検出部,部品装着部へ順次移動させられ、電子部品を吸着し、保持位置が検出された後、電子部品をプリント基板に装着する。保持位置の検出後、部品吸着ノズルによる電子部品の水平面内における保持位置誤差Δx,Δyおよび軸線まわりの回転位置誤差Δθが算出され、部品装着ヘッドが部品装着部へ移動するまでの間に部品吸着ノズルが回転させられ、回転位置誤差Δθが修正される。そして、電子部品の吸着および装着の際には、部品装着ヘッドがその軸線方向に進退、つまり昇降させられるのが一般的でり、上記特開平2−69999号公報に記載の電子部品装着装置では、装置本体に、部品を吸着させる位置および部品を装着させる位置に対応して、部品装着ヘッドの昇降装置が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、部品装着ヘッドの昇降装置を装置本体側に設ける場合、移動体が移動することで部品装着ヘッドが移動させられる間に部品装着ヘッドを昇降させることは困難であり、作業能率を充分には向上させ得ないものとなっていた。本発明は、その実情に鑑み、電子部品装着装置の作業能率を向上させることを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段,作用,効果】
本発明の電子部品装着装置は、(A)装置本体と、(B)その装置本体に移動可能に支持された移動体と、(C)その移動体を移動させる移動体移動装置と、(D)前記移動体に搭載され、負圧の供給により電子部品を吸着する部品吸着ノズルを有してプリント基板等の装着対象材に電子部品を装着する部品装着ヘッドと、(E) 前記移動体に回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられた第1の軸と、 (F) その第1の軸と同軸的に配置され、一端部において前記部品装着ヘッドを保持し、他端部において前記第1の軸と相対回転可能にかつ軸方向に相対移動不能に連結されるとともに、前記移動体に回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられた第2の軸と、 (G)前記移動体に搭載され、前記第1の軸を軸線方向に移動させることで前記部品装着ヘッドをその軸線に平行な方向に進退させる部品装着ヘッド進退装置と、(H)前記移動体に搭載され、前記第2の軸を回転させることで前記部品装着ヘッドをその軸線まわりに回転させる部品装着ヘッド回転駆動装置と (I) 前記第1の軸と前記第2の軸とを軸方向に貫通して設けられ、前記部品吸着ノズルに負圧を供給するための通路とを含むことを特徴とする。移動体の移動中でも、必要に応じて部品装着ヘッド進退装置,部品装着ヘッド回転駆動装置を作動させ得ることで、その電子部品装着装置による作業は能率の高いものとなる。また、本発明の電子部品装着装置では、上記2つの軸を貫通して形成された通路によって、部品吸着ノズルに負圧が供給されることになる。なお、上記電子部品装着装置は、前記第1の軸と前記第2の軸との連結部において、それら第1の軸と第2の軸との相対回転を許容しつつ前記負圧を供給するための通路をシールするシール部材を備えた態様で実施することができる。
【0007】
また、上記電子部品装着装置は、前記移動体が前記装置本体により一軸線まわりに回転可能に支持された回転体であり、前記移動体移動装置が前記回転体を回転させる回転体回転駆動装置となる態様で実施することができる。回転体が回転させられるとき回転体と装置本体との位相が変わるが、部品装着ヘッド進退装置,部品装着ヘッド回転駆動装置が回転体に搭載されているため、回転中にもそれらを作動させることができる。
【0008】
また、上記電子部品装着装置は、前記部品装着ヘッド進退装置および部品装着ヘッド回転駆動装置がそれぞれ、ヘッド移動用電動モータとヘッド回転用電動モータとを駆動源として備える態様とすることができ、その場合に、前記ヘッド移動用電動モータが、(a)第1のハウジングと、(b)その第1のハウジング内に回転可能かつ軸方向に移動不能に設けられたナットと (c)前記ナットと一体的に設けられた回転子と、(d)前記第1のハウジングに配設されたコイルとを含んで構成され、前記ナットを回転させることで、前記第1のハウジング内に設けられてそのナットに螺合された前記第1の軸としての雄ねじ部材を軸方向に移動させるものであり、前記ヘッド回転用電動モータが、(イ)第2のハウジングと、(ロ)その第2のハウジング内に回転可能かつ軸方向に移動不能に設けられた回転体と、( )前記回転体と一体的に設けられた回転子と、( )前記第2のハウジングに配設されたコイルとを含んで構成され、前記回転体を回転させることで、その回転体に相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に支持された前記第2の軸としての回転軸を回転させるものであり、かつ、前記雄ねじ部材と前記回転軸とが連結装置により相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に連結された態様で実施することができる。
【0009】
例えば、部品装着ヘッドが回転軸に取り付けられた場合において、駆動源としての、ヘッド移動用電動モータとヘッド回転用電動モータとを上記構成としたときの作動は以下のようになる。部品装着ヘッドを軸線方向に移動させる場合には、ヘッド移動用電動モータのコイルが励磁され、それにより回転子が回転させられるとともにナットが回転させられ、雄ねじ部材が軸方向に移動させられる。雄ねじ部材は回転軸と連結装置により相対回転可能かつ軸方向には相対移動不能に連結されているため、雄ねじ部材の移動に伴って回転軸を介して部品装着ヘッドが軸方向に移動させられる。また、部品装着ヘッドを軸線まわりに回転させる場合には、ヘッド回転用電動モータのコイルが励磁され、それにより回転子が回転させられるとともに回転体が回転させられ、回転軸が回転させられて部品装着ヘッドが回転させられる。両モータの各コイルを同時に励磁すれば、部品装着ヘッドを軸線方向に移動させつつ軸線まわりに回転させることができる。
【0010】
また、上記電子部品装着装置は、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングが一体とされることで、前記ヘッド移動用電動モータと前記ヘッド回転用電動モータとが一体化された態様とすることができる。部品装着ヘッドを軸線方向に移動させるための電動モータと、部品装着ヘッドを軸線まわりに回転させるための電動モータとを一体的に構成することにより、電子部品装着装置の構成が簡易になる。
【0011】
さらに、上記電子部品装着装置は、前記部品装着ヘッドが複数設けられ、前記部品装着ヘッド進退装置および部品装着ヘッド回転駆動装置が、その複数の部品装着ヘッドの各々に対して1つずつ設けられた態様とすることもできる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1において10は円筒カムであり、図示しない装置本体としてのフレームに固定されている。円筒カム10の外側には、大径の被駆動ギヤ12が軸受14を介して円筒カム10の中心線まわりに回転可能に支持されている。被駆動ギヤ12は、前記フレームに支持されたインデックス用サーボモータ16により回転させられる駆動ギヤ18に噛み合わされており、インデックス用サーボモータ16により18度ずつ間欠回転させられる。
【0013】
上記被駆動ギヤ12の下面には、円筒状のインデックスロータ22が同心状に固定されている。インデックスロータ22は円筒カム10の外側に嵌合され、図3に概略的に示すように、インデックスロータ22の回転軸線を中心とする一円周上に20組の部品装着ユニット24が等角度間隔に取り付けられており、これら20組の部品装着ユニット24が停止させられるステーションが20設けられている。
【0014】
20のステーションのうち、3つが部品装着ユニット24が動作を行わされる作動ステーション,すなわち部品供給ステーション,部品装着ステーション,部品排出ステーションとされている。また、4つが検出ステーション、すなわち部品立ち姿勢検出ステーション,部品保持姿勢検出ステーション,部品吸着ノズル検出ステーション,部品吸着ノズル確認ステーションとされている。20組の部品装着ユニット24は、インデックスロータ22の間欠回転により20のステーションへ順次移動させられる。
【0015】
部品吸着ステーションには、図示しない電子部品供給装置が設けられている。電子部品供給装置は、インデックスロータ22の回転軌跡に接する方向(この方向をX軸方向とする)と平行な方向に移動可能に設けられた移動台と、その移動台上に、移動台の移動方向に並べられた複数の部品供給カートリッジとを有し、移動台が移動台移動装置によって移動させられることにより、複数の部品供給カートリッジのうちの1つが部品供給位置へ移動させられる。
【0016】
部品供給カートリッジは、電子部品を部品保持テープに保持させ、テープ化電子部品として供給するものであり、エアシリンダを駆動源とするテープ送り装置により部品保持テープが水平面内においてX軸方向と直交するY軸方向に送られ、部品保持テープの部品収容凹部を覆うカバーフィルムを剥がされた少なくとも1個の電子部品のうち、先頭の電子部品が電子部品取出位置に位置決めされる。
【0017】
部品装着ステーションには、図2に示すように、装着対象材としてのプリント基板30を支持してX軸方向およびY軸方向に移動させるプリント基板移動装置32が設けられている。プリント基板移動装置32のX軸テーブル34は、X軸サーボモータ36,ボールねじ38およびナット40等によって構成されるX軸移動装置42により、ガイドレール44に案内されてX軸方向に移動させられる。
【0018】
X軸テーブル34上には、Y軸テーブル48がY軸方向に移動可能に搭載され、Y軸サーボモータ50,ボールねじ52等により構成されるY軸移動装置54により、図示しないガイドレールに案内されてY軸方向に移動させられる。Y軸テーブル48上には、図示は省略するが、プリント基板30を吸着し、支持するとともに基板コンベアから持ち上げる基板支持昇降装置が設けられている。基板コンベアはプリント基板をX軸方向に搬送するものとされ、基板支持昇降装置により支持されたプリント基板30は、X軸テーブル34とY軸テーブル48との移動の組合わせにより水平面内において任意の位置に移動させられる。
【0019】
プリント基板移動装置32は、電子部品供給装置より低い位置に設けられている。基板支持昇降装置が基板支持面においてプリント基板30を支持した状態で部品供給カートリッジの下側にもぐり込むことができる高さに設けられているのである。そのため、プリント基板移動装置32を水平方向において電子部品装着装置とオーバラップさせて設けることができ、電子部品装着装置をコンパクトに構成することができる。
【0020】
20組の部品装着ユニット24はそれぞれ、図1に示すように、支持部材60によってインデックスロータ22に取り付けられている。支持部材60は長い板状の被案内部62を有し、インデックスロータ22の外周面に上下方向に距離を隔てて設けられた一対の案内部材64に図示しない軸受を介して嵌合され、インデックスロータ22に対する水平方向(インデックスロータ22の回転中心線に直角な平面内)の相対移動を防止された状態で昇降可能に支持されている。
【0021】
被案内部62の一対の案内部材64に嵌合された部分の間の部分には、カムフォロワとしての一対のローラ66が取り付けられている。これらローラ66の軸が被案内部62に固定のローラ支持板68に嵌合されるとともに、軸のローラ支持板68および支持部材60を貫通させられた端部にナット70が螺合され、ローラ66は被案内部62に、インデックスロータ22の回転軸線と直交する軸線まわりに回転可能にかつ上下方向に並んで取り付けられている。
【0022】
インデックスロータ22の周壁には上下方向に延びる長穴72が設けられ、ローラ支持板68は長穴72内に上下方向に相対移動可能に配設され、ローラ66は前記円筒カム10の外周面に形成されたカム溝76に回転可能に嵌合されている。カム溝76は高さが周方向において漸変させられたものであり、インデックスロータ22が回転させられ、部品装着ユニット24が移動させられるとき、ローラ66がカム溝76内を移動することにより部品装着ユニット24が昇降させられる。カム溝76は、部品装着ユニット24が部品供給ステーションにおいて上昇端に位置し、部品装着ステーションにおいて下降端に位置するように形成されている。
【0023】
20組の部品装着ユニット24はそれぞれ、部品装着ヘッド80と、部品装着ヘッド80を昇降させ、垂直軸線まわりに回転させるZ軸・θ軸駆動モータ84とを有する。
Z軸・θ軸モータ84は、図6に示す構成を有する。共にACサーボモータ(ブラシレスDCサーボモータ)である上部のZ軸サーボモータ86と下部のθ軸サーボモータ88とが一体化された構成を有しているのであり、ハウジング92は、図1および図4に示すように、支持部材60に突設された一対の腕部91のうち、上側の腕部91上に固定されている。
【0024】
まず、Z軸サーボモータ86について説明する。
図6に示すように、ハウジング92の上部にナット94が軸受96,98を介して垂直軸線まわりに回転可能に支持されるとともに、ボールねじ100が螺合されている。ボールねじ100の下端部には、有底円筒状の軸受保持部102が一体的に設けられている。軸受保持部102の外周面にはスプライン104が形成され、これがハウジング92に形成されたスプライン穴106に嵌合されることによりボールねじ100の回転が阻止されている。軸受保持部102については後に述べる。
ナット94の外周部には永久磁石108が固定されてACサーボモータのロータ109が構成されている。永久磁石108は、周方向においてN極とS極とが交互に並べられて円筒状を成す。
【0025】
ハウジング92内には、ステータコア110が配設されている。ステータコア110は、積層コア112に複数のコイル114が収められたものであり、本実施例においては三相駆動されるように構成されている。これらコイル114には導電線116により図示しないサーボドライバが接続されており、サーボドライバによるコイル114への電流制御によってロータ109およびナット94の回転位置が制御され、ボールねじ100の軸方向位置が制御される。
【0026】
ナット94とハウジング92との間にはZ軸検出器118が設けられており、ナット94の位置を検出する。この検出結果がZ軸サーボモータ86の動作情報として後述のアクチュエータ制御回路312(図8参照)に供給され、アクチュエータ制御回路312がこの動作情報と、後述のマシンコントローラ310からの指令情報とに基づいて上記コイル114への供給電流を制御することにより、ナット94の回転を制御する。この制御については後述するが、ナット94は正,逆両方向に所定の速度で所定の角度だけ回転させられる。
【0027】
次にθ軸サーボモータ88について説明する。
ハウジング92の下部には、ボールスプライン部材120が軸受122,124に支持されてボールねじ100と同心に回転可能に収容されている。ボールスプライン部材120にはスプライン軸126が嵌合されており、ボールスプライン部材120の回転がスプライン軸126に伝達される。
【0028】
ボールスプライン部材120の外周面には前記永久磁石108と同様の永久磁石128が固定されてロータ129が構成されている。ハウジング92には、前記ステータコア110と同様に積層コア130にコイル132が収められたステータコア134が設けられており、三相駆動される。コイル132には導電線135によって図示しないサーボドライバが接続されており、コイル132への電流も、マシンコントローラ310からの指令情報とθ軸検出器136からの動作情報とに基づいてアクチュエータ制御回路312により制御され、ボールスプライン部材120の回転位置が制御されることにより、スプライン軸126の回転位置が制御される。
【0029】
スプライン軸126の上部には半径方向外向きのフランジ部138が設けられ、前記軸受保持部102に嵌合されている。フランジ部138の上側と下側とにはそれぞれ軸受140,142が配設されるとともに、軸受保持部102の開口部に蓋体144が螺合されることによって、フランジ部138が軸受140,142を介して軸受保持部102に連結されており、ボールねじ100とスプライン軸126とは、相対回転可能かつ軸方向には相対移動不能に連結されている。軸受保持部102,フランジ部138,軸受140,142,蓋体144が連結装置146を構成しているのである。
そのため、Z軸サーボモータ84の作動によりボールねじ100とスプライン軸126とが一体的に昇降させられ、θ軸サーボモータ86の作動によりスプライン軸126がボールねじ100に対して回転させられる。コイル114,132に別々に通電されれば、昇降と回転とが別々に生じさせられ、同時に通電されれば、昇降,回転が同時に生じさせられる。なお、スプライン軸126は部品装着ヘッド80の昇降時にボールスプライン部材120から外れない長さを有するものとされている。
【0030】
ボールねじ100およびスプライン軸126の中心にはそれぞれ、通路160,162が軸方向に貫通して形成されている。通路160の下側開口には継手管164の上端部がシール部材166によりシールされて相対回転可能に嵌合され、下端部は通路162の上側開口に圧入されている。
【0031】
通路160は、継手部材168,ホース170によって回転継手172に接続されている。前記円筒カム10には、図1に示すように、円筒カム10の上側開口を閉塞する上板174と、下側開口を閉塞する下板176とを貫通して軸178が設けられている。この軸178内には負圧供給通路179(図11参照)が形成され、上端部に設けられた継手部材180,ホース182を介して図示しない負圧源に接続されている。回転継手172は軸178の下端部に相対回転可能に取り付けられ、インデックスロータ22の回転により軸178に対する回転位相が変わっても、常時負圧供給通路に連通した状態に保たれる。
【0032】
ホース170は、回転継手172内に形成された20個のエア引出口184(図11参照)のうちの1つと通路160とを接続し、ホース170の途中には、電磁方向切換弁186が設けられており、この電磁方向切換弁186の切換えにより、通路160,162は負圧源と大気とに択一的に連通させられる。電磁方向切換弁186は、便宜上インデックスロータ22から離れて図示されているが、実際にはインデックスロータ22に固定されている。
【0033】
スプライン軸126の下端部には、部品装着ヘッド80が取り付けられる取付部材190が着脱可能に固定されている。取付部材190内には、図4および図5に示すように通路194が軸線上を貫通して形成されており、取付部材190は、通路194の上端部がスプライン軸126の下端面に突設された嵌合部196に嵌合された状態で結合部材198によってスプライン軸126に一体的に結合されている。
【0034】
結合部材198はCの字形を成す嵌合部200と、嵌合部200の一対の端部からそれぞれ突出させられた腕部202とを有し、嵌合部200においてスフライン軸126と取付部材190とにわたって嵌合されるとともに、一対の腕部202がねじ204により結合され、スプライン軸126と取付部材190とを一体的に結合している。
【0035】
取付部材190は、図1および図4に示すように、前記支持部材60に設けられた一対の腕部91のうち、下側の腕部91に軸受208を介して昇降可能かつ回転可能に嵌合されている。取付部材190の腕部91から突出した下端部にはコの字形の支持部材210が固定され、これに部品装着ヘッド80が取り付けられており、Z軸・θ軸駆動モータ84により昇降,回転させられる。
【0036】
部品装着ヘッド80は、図4に示すように、ノズル保持体218と、ノズル保持体218により保持された6個の部品吸着ノズル220とを有する。ノズル保持体218の一方の端面には軸部222が形成され、支持部材210のコの字の一方の側壁223に水平軸線まわりに回転可能に嵌合されている。また、ノズル保持体218の他方の端面に開口し、軸部222と同心に形成された有底孔224には軸226が相対回転可能に嵌合されている。この軸226は支持部材210の他方の側壁223に固定されており、ノズル保持体218は軸部222と軸226により水平軸線まわりに回転可能に支持されている。
【0037】
ノズル保持体218内には、6個のノズル嵌合穴230がノズル保持体218の回転軸線を中心として放射状に、かつ、等角度間隔に形成され、それぞれ部品吸着ノズル220が嵌合されている。部品吸着ノズル220は、吸着管保持体232と、吸着管保持体232に嵌合された吸着管234とを有するとともに、吸着管保持体232には発光板236が設けられている。
【0038】
発光板236は、部品保持姿勢検出ステーションに設けられた撮像装置の紫外線照射装置からの紫外線を吸収して可視光線を発射するものである。これら吸着管234および発光板236は、吸着する電子部品238の寸法に応じた大きさとされ、図7に示すように、ノズル保持体218に保持される6個の部品吸着ノズル220はそれぞれ、大きさの異なる電子部品238を吸着するものであって、吸着管234の直径が6段階に異ならされており、発光板236の大きさは2段階に異ならされている。
【0039】
部品吸着ノズル220は、吸着管保持体232においてノズル嵌合穴230に嵌合されるとともに、ノズル嵌合穴230内に配設されたスプリング240によりノズル嵌合穴230から突出する向きに付勢されている。吸着管保持体232にはピン242が直径方向に嵌合されており、このピン242がノズル保持体218に形成されたピン係合溝244に係合させられることにより、部品吸着ノズル230のノズル保持体218からの脱落が防止されるとともに回転が阻止されている。
【0040】
ピン係合溝244は、詳細な図示は省略するが、ノズル保持体218の先端面と側面とに開口するとともにノズル嵌合穴230に連通し、概してJの字形を成し、吸着管保持体232をノズル嵌合穴230に嵌合するとき、ピン242がピン係合溝244に嵌合し、吸着管保持体232を嵌合後、回転させた後、吸着管保持体232に加えていた力を解除すれば、吸着管保持体232がスプリング240により付勢されるとともに、ピン242がピン係合溝244の端面に係合し、部品吸着ノズル220はノズル保持体218に抜出し不能かつ回転不能に保持される。
【0041】
部品吸着ノズル220は負圧によって電子部品238を吸着するものであり、負圧は次の経路で供給される。前記ノズル保持体218を回転可能に支持する軸226には、端面に開口し、軸部222に対応する位置まで延びる軸方向通路250が形成されるとともに、軸方向通路250から直角にかつ下向きに延び出す半径方向通路252が形成されている。
軸方向通路250は、ノズル保持体218の軸部222に形成された複数の半径方向通路254,支持部材210に形成された円環状通路256および通路258により、前記取付部材190内に形成された通路194に連通させられており、前記電磁方向切換弁186の切換えにより、負圧源と大気とに択一的に連通させられる。
【0042】
ノズル保持体218は、支持部材210に取り付けられたノズル選択サーボモータ260により回転させられる。ノズル選択サーボモータ260はZ軸・θ軸駆動モータ84と同様にブラシレスサーボモータであり、支持部材210にノズル保持体218の回転軸線と同心に取り付けられるとともに、出力軸262がノズル保持体218の軸部222にスプライン嵌合されている。ノズル保持体218はノズル選択サーボモータ260により回転させられ、6個の部品吸着ノズル200が択一的に部品吸着位置、すなわち吸着管234の開口が真下を向く位置へ移動させられる。部品吸着位置へ移動させられた部品吸着ノズル220のノズル嵌合穴230は、前記軸226に形成された半径方向通路252に連通させられ、負圧の供給により電子部品238を吸着することができる。
【0043】
支持部材210は、前述のようにZ軸・θ軸駆動モータ84により回転させられるが、この回転角度の最大値はほぼ180度であるため、ノズル選択サーボモータ260への駆動電流は図示しない導電線により供給される。この導電線への駆動電流はインデックスロータ22に搭載された後述のノズル選択サーボモータ制御装置302により制御される。
【0044】
ノズル保持体218の回転位置は、ノズル保持体218に形成された6個のノッチ270と、支持部材210に設けられた位置決め具272とにより決められる。ノッチ270は、ノズル保持体218の端面にノズル保持体218の回転中心線から放射状に延びる状態で形成されたV溝である。位置決め具272の本体274は、中心に有底穴を備えた雄ねじ部材であり、支持部材210の側壁223に螺合されるとともにロックナット276により固定されており、軸方向の位置が調節可能である。雄ねじ部材の有底穴は、ノズル保持体218に対向する側の端面に開口しており、その開口端部にボール278が、一部が外部に露出するとともに雄ねじ部材からの離脱は防止された状態で配設されており、雄ねじ部材内の圧縮コイルスプリングにより突出方向に付勢されている。このボール278がノッチ270に嵌入することによりノズル保持体218が位置決めされるのであるが、ノッチ270および位置決め具272は、6個の部品吸着ノズル220のうちの1つが部品吸着位置に位置決めされた状態でボール278がノッチ270に嵌入する位置に設けられている。
【0045】
ノズル選択サーボモータ260の回転は、ノズル選択検出器280により検出される。このノズル選択検出器280も前記Z軸検出器118,θ軸検出器136と同様のものであり、これからの動作情報とマシンコントローラ310からの指令情報とに基づいてアクチュエータ制御回路312によりノズル選択サーボモータ260の回転が制御されることにより、任意の部品吸着ノズル220が部品吸着位置に位置決めされる。
【0046】
前記ノズル保持体218の軸部222が突設された側とは反対側の側面にはプレート290が固定されている。プレート290は、支持部材210の側壁223に接触してノズル保持体218の回転中心線に平行な方向の移動を防止するとともに、前記軸226のノズル保持体218と側壁223との間の部分が相対回転可能に嵌合されている。プレート290のノズル保持体218に固定された側とは反対側の端面には、図示は省略するが、3個ずつの反射面が6組、等角度間隔に設けられている。これら反射面はそれぞれ白あるいは黒とされているのであるが、その組合わせは各組毎に変えられている。これら6組の反射面はそれそれ、ノズル保持体218の回転方向に関して6個の部品吸着ノズル220に対応する位置に設けられている。
【0047】
部品吸着ノズル検出ステーションおよび部品吸着ノズル確認ステーションにはそれぞれ、図示しない部品吸着ノズル検出装置が設けられている。部品吸着ノズル検出装置は、発光ファイバおよび受光ファイバをそれぞれ有する3個の光ファイバセンサを備えている。これら光ファイバセンサはほぼ水平方向に1列に並べられており、部品吸着ノズル検出ステーションあるいは部品吸着ノズル確認ステーションに移動させられた部品装着ヘッド80の反射面にそれぞれ光を照射し、反射光の強弱の組合わせにより、部品吸着位置に位置決めされた部品吸着ノズル220の種類を表す3ビットの部品吸着ノズルデータを発生させる。
【0048】
インデックスロータ22上には、20組の部品装着ユニット24のそれぞれについて、図8に概念的に示すように、Z軸サーボモータ86,θ軸サーボモータ88,ノズル選択サーボモータ260および電磁方向切換弁186をそれぞれ制御するZ軸サーボモータ制御装置300,θ軸サーボモータ制御装置301,ノズル選択サーボモータ制御装置302および切換弁制御装置304が設けられている。これら4種類の制御装置300,301,302,304はそれぞれ、制御に必要な情報を受信し、発信する通信部Sと、前記フレームに固定的に設けられた電源306(図9参照)から供給される電気エネルギを、通信部Sに伝達される制御情報に基づいて制御し、Z軸サーボモータ86,θ軸サーボモータ88,ノズル選択サーボモータ260,電磁方向切換弁186を制御する制御駆動部Cとを有する。
【0049】
なお、20組の部品装着ユニット24の各々について、制御装置300,301,302,304の通信部Sおよび制御駆動部Cを区別するために、Z軸サーボモータ制御装置300の通信部SはZS1 〜ZS20,制御駆動部CはZC1 〜ZC20、θ軸サーボモータ制御装置301の通信部SはθS1 〜θS20,制御駆動部CはθC1 〜θC20、ノズル選択サーボモータ制御装置302の通信部SはNS1 〜NS20,制御駆動部はNC1 〜NC20、切換弁制御装置304の通信部SはVS1 〜VS20,制御駆動部はVC1 〜VC20と表すこととする。また、図8においてZはZ軸サーボモータ86を表し、θはθ軸サーボモータ88を表し、Nはノズル選択サーボモータ260を表し、Vは電磁方向切換弁186を表し、D118 ,D136 ,D280 はそれぞれZ軸検出器118,θ軸検出器136,ノズル選択検出器280を表す。
【0050】
フレームには、電子部品供給装置,電子部品装着装置およびプリント基板移動装置32等、電子部品238のプリント基板30への装着に関するすべての装置を制御するマシンコントローラ310が設けられている。マシンコントローラ310はコンピュータを主体とするものであり、図示を省略する各制御回路を介して電子部品供給装置,電子部品装着装置およびプリント基板移動装置32の各アクチュエータを制御するが、それら制御回路のうち前記インデックスロータ22に搭載されているアクチュエータを制御する部分のみを取り出したのがアクチュエータ制御回路312である。
マシンコントローラ310はアクチュエータ制御回路312に、20組の部品装着ユニット24の各Z軸・θ軸駆動モータ84,ノズル選択サーボモータ260,電磁方向切換弁186を制御するための指令情報を与え、この指令情報は、通信制御部314の双方向シリアル高速通信部326から無接触情報伝達装置316により通信部ZS1 〜ZS20,通信部θS1 〜θS20,通信部NS1 〜NS20,通信部VS1 〜VS20へ伝達される。
【0051】
図9に、Z軸サーボモータ86の制御回路を示す。ただし、図9においては、煩雑さを避けるために、通信制御部314とZ軸サーボモータ制御装置300の通信部ZSは省略する。また、θ軸サーボモータ86およびノズル選択サーボモータ260の制御回路については同様であるため、図示および説明を省略する。アクチュエータ制御回路312は、位置増幅器320,速度増幅器322および微分器324を有する。位置増幅器320には、マシンコントローラ310からの指令情報であるデジタルデータがアナログ化された指令信号と、前記Z軸検出器118からの動作情報である動作信号とが入力される。速度増幅器322には、位置増幅器320の出力信号および微分器324がZ軸検出器118の出力信号を微分することにより得られる制御信号が入力される。位置増幅器320および速度増幅器322は、上記指令信号と、フィードバックされた動作信号および制御信号が示す値からトルク指令信号を作る。このトルク指令信号は、後述する固定側通信用コイル344および回転側通信用コイル358(図11参照)を含む無接触情報伝達装置316を経て、インデックスロータ22上のZ軸サーボモータ制御装置300に供給される。
【0052】
一方、Z軸サーボモータ86の駆動電流は(実際は、θ軸サーボモータ88,電磁方向切換弁186およびノズル選択サーボモータ260の駆動電流も共に)、前記電源306から高周波誘導パワー発生制御器328および無接触給電装置330を経て、インデックスロータ22上の電圧制御器331に供給される。
無接触給電装置330は、図1に示すように、前記円筒カム10に取り付けられた給電器332と、インデックスロータ22に取り付けられた受電器334とを有する。円筒カム10の下側開口部に固定された前記下板176には、図11に示すように、円筒カム10の中心線を中心とする開口335が形成されるとともに、下板176の下面には、円筒カム10と同心に円形断面の保持筒336が固定されている。保持筒336の上側開口は、開口335内に配設された蓋板338により閉塞され、下側開口部には円環状の支持板339が固定されている。これら保持筒336,蓋板338,支持板339は組み付け後には一体的な給電器ハウジングとして機能し、図1においてはこれらが一体物として描かれている。
【0053】
保持筒336の内周面には給電側コイル340が取り付けられ、導電線342によって電源306に接続されている。また、支持板339の下面には、リング状の固定側通信用コイル344が円筒カム10の中心線を中心として設けられるとともに、信号線346によって前記双方向シリアル高速通信部326に接続されている。
【0054】
前記インデックスロータ22の下面に固定され、インデックスロータ22の下側開口を閉塞する蓋板348上には、保持体350がインデックスロータ22と同心に固定されている。保持体350は、大径の取付部351と、取付部351に突設された軸部352とを有し、取付部351において蓋板348上に固定され、軸部352は前記保持筒336により、一対の軸受353を介してインデックスロータ22の回転中心線まわりに回転可能に支持されている。
【0055】
軸部352には受電側コイル354が取り付けられ、前記給電側コイル340に微小な隙間を隔てて対向させられている。給電側コイル340から受電側コイル354へ伝達された電気エネルギは、受電側コイル354に接続された導電線356により、20組の部品装着ユニット24の各Z軸サーボモータ86,θ軸サーボモータ88,電磁方向切換弁186,ノズル選択サーボモータ260に供給される。
【0056】
保持体350の取付部351には、リング状の回転側通信用コイル358がインデックステーブル22の回転中心線を中心として取り付けられ、前記固定側通信用コイル344に微小な隙間を隔てて対向させられている。この回転側通信用コイル358は、信号線359により、前記通信部ZS1 〜ZS20,通信部θS1 〜θS20,通信部NS1 〜NS20,通信部VS1 〜VS20に接続されている。前記回転継手172は蓋板350に固定されており、前記軸178は保持体350内を貫通させられるとともに、回転継手172に相対回転可能に嵌合されている。
【0057】
給電器332の給電側コイル340は高周波励磁される。電源306の電圧は、図9および図10に示すように、高周波誘導パワー発生制御器328を構成するトランジスタスイッチ362により高周波の形とされ、給電器332の給電側コイル340と受電器334の受電側コイル354の巻線比に応じた矩形波(あるいは正弦波)電圧が受電側コイル354に生ずる。この電圧は、インデックスロータ22に設けられ、整流回路364を構成する高周波ダイオードブリッジ366とリアクトルLおよび平滑キャパシタCから成るLCフィルタによって全波整流され、インデックスロータ22上のアクチュエータの駆動電流たる直流主電流となる。インデックスロータ22にはまた、上記直流主電流の一部を安定化するレギュレータである電圧安定変換器368が設けられている。これら整流回路364および電圧安定変換器368が、図8に示す電圧制御器331を構成している。
【0058】
なお、電磁方向切換弁186は、マシンコンローラ310からの励磁指令に基づいてフレーム側で作成される励磁指令信号が無接触情報伝達装置316を経てインデックスロータ22側へ供給され、それに応じてインデックスロータ22上のスイッチ(無接点スイッチでも有接点スイッチでも可)が閉じられることにより励磁されるのみであるため、制御回路の構成は単純である。したがって、主としてZ軸サーボモータ86,θ軸サーボモータ88およびノズル選択サーボモータ260の制御について詳細に説明する。
【0059】
前記4種類、計80個の駆動制御部ZC,θC,NC,VCのうち、60個のサーボモータの駆動制御部ZC,θC,NCにはそれぞれ、図9に示すパワースイッチ380,電流増幅器382および電流指令発生器384が設けられている。
図9にはそのうちのZ軸サーボモータ86用の回路が図示されているが、電流指令発生器384は、無接触情報伝達装置316により伝達されるトルク指令信号と、Z軸検出器118から得られるZ軸サーボモータ86の磁極位置を示す位相信号とから電流指令信号をつくり、電流増幅器382へ出力する。電流増幅器382にはまた、Z軸サーボモータ86への供給電流がフィードバックされ、電流指令信号と検出電流信号との差による増幅を行い、三角波との比較によるPWM変調波形の形でパワースイッチ380へ出力する。
【0060】
パワースイッチ380は、パワートランジスタ,MOSFET,IGBT等により構成され、電流増幅器382の出力信号は、パワースイッチ380のベース(もしくはゲート)ドライブ用増幅器の入力信号となる。電流増幅器382には、前記電圧安定変換器368により安定制御された制御電圧が供給され、パワースイッチ380は、前記整流回路364により供給される直流主電流を、電流増幅器382の出力信号であるベースドライブ信号に応じて変調し、トルク指令信号とフィードバック信号とが合致するようなPWM電圧をZ軸サーボモータ86に供給する。
【0061】
以上の説明においては、煩雑さを避けるために、フレーム側の通信制御部314と、インデックスロータ22側のZ軸サーボモータ制御装置300,θ軸サーボモータ制御装置301およびノズル選択サーボモータ制御装置302の通信部ZS,θS,NSとを省略したが、以下、これらについて説明する。
【0062】
双方向シリアル高速通信部326においては、送信すべきアナログ信号によって高周波の搬送波が変調(振幅変調,周波数変調,位相変調等。搬送波が周期性パルス列である場合にはパルス振幅,パルス幅,パルス繰返し周波数が変化させられる)され、通信部ZS,θS,NSにおいては復調が行われる。
【0063】
また、アクチュエータ制御回路312からの指令信号であるトルク指令信号と、インデックスロータ22側からのフィードバック信号とは、インデックスロータ22上に搭載されている3種類60個のアクチュエータについて別個に授受される必要があり、20個の電磁方向切換弁186の励磁指令信号も別個に授受される必要があるが、無接触情報伝達装置316は共用であり、通信制御部314の双方向シリアル高速通信部326を介して行われる。そのため、フレーム側の通信制御部314はインデックスロータ22側の80個の通信部ZS1 〜ZS20,θS1 〜θS20,NS1 〜NS20,VS1 〜VS20(以下、80個の通信部ZS,θS,NS,VSと略記する)のいずれに向けたものであるかを示す宛て先信号を送信するように構成されており、80個の通信部ZS,θS,NS,VSは宛て先信号が自己に固有の信号である場合にのみ受信状態となり、受信が可能であることを示す受信可能信号を通信制御部314に返す。通信制御部314はこの受信可能信号に応じてトルク指令信号や励磁信号を送信し、80個の通信部ZS,θS,NS,VSのうち受信状態となっているものがそれら信号を受信する。
【0064】
同様に、60個の通信部ZS,θS,NSがフィードバック信号を通信制御部314に送信する場合には、送信すべきフィードバック信号によって高周波の搬送波が変調され、双方向シリアル高速通信部326においては復調が行われる。フィードバック信号の送信時には、まず呼出信号を通信制御部314に送信し、それに答えて受信可能信号が通信制御部314から返されたならば、発信元を示す発信元信号を先頭に付けて各フィードバック信号を通信制御部314に送信し、通信制御部314は各フィードバック信号を60個の通信部ZS,θS,NSの各々について区別して受信するように構成されている。
なお、本実施例においては、20個の電磁方向切換弁186の通信部VSからも切換終了を示すフィードバック信号が送信されるが、これは不可欠のことではない。通信部VSにおいても送信すべきフィードバック信号によって高周波の搬送波が変調され、双方向シリアル高速通信部326において復調される。
【0065】
さらに、電圧制御器331にも通信部S331 が設けられている。インデックスロータ22側には多数のアクチュエータが搭載されており、これらの相当数が同時に作動させられる場合があるため、受電側コイル354の電圧が検出され、無接触情報伝達装置316を経て高周波誘導パワー発生制御器328にフィードバックされるようになっているのである。通信部S331 においてもフィードバック信号に基づいて高周波の搬送波が変調され、双方向シリアル高速通信部326において復調される。
【0066】
本電子部品装着装置においては、インデックスロータ22が間欠回転させられ、20組の部品装着ユニット24の各部品装着ヘッド80が順次電子部品238を吸着し、プリント基板30に装着する。
その際、20個の部品装着ヘッド80の各々において部品吸着ノズル220が選択されるとともに、各部品吸着ノズル220の高さおよび回転位置が制御されるのであり、そのために、Z軸検出器118,θ軸検出器136およびノズル選択検出器280からの位置の情報がマシンコンローラ310にも供給されるようになっている。
【0067】
しかしながら、一般に、サーボモータにそれの回転位置を検出する位置検出器を組み付ける場合に、両者の原点位置を精度良く一致させて組み付けることは容易ではない。そのために、Z軸検出器118,θ軸検出器136およびノズル選択検出器280の出力値は正確に部品吸着ノズル220の高さ(軸方向位置),回転位置および部品装着ヘッド80の水平線回りの回転位置を表すとは言えない。
【0068】
各部品装着ヘッド80において現在どの部品吸着ノズル220が選択されているかは前述の部品吸着ノズル検出装置により検出されるため、ノズル選択サーボモータ260は、常に現在選択されている部品吸着ノズル220と次に選択すべき部品吸着ノズル220との角度間隔分ずつ回転させればよく、ノズル選択検出器280の原点位置と部品装着ヘッド80の原点位置とのずれは問題にならない。
【0069】
それに対して、部品吸着ノズル220の絶対高さおよび絶対回転位置を検出する装置は設けられていないため、これらの制御は、Z軸検出器118およびθ軸検出器136の検出結果のみに基づいて行う必要があり、Z軸検出器118およびθ軸検出器136の原点位置と部品吸着ノズル220の高さの原点位置および回転位置の原点位置とのずれが問題になる。
【0070】
しかし、θ軸検出器136に関しては、ある程度の組付誤差は許容される。部品吸着ノズル検出装置による現在選択されている部品吸着ノズル220の検出等の都合で、部品装着ヘッド80を垂直軸まわりの回転の原点位置に位置決めすること、すなわち部品吸着ノズル220を回転の原点位置に位置決めすることが必要であるが、その要求精度はそれほど高くない。また、部品吸着ノズル220に吸着された電子部品238が撮像装置により撮像され、中心位置のずれと共に回転位置のずれも修正されて装着が行われるため、部品装着精度の観点からはθ軸検出器136と部品吸着ノズルとの回転の原点位置のずれは問題にならないからである。
【0071】
そこで、本電子部品装着装置においては、Z軸検出器118に関してのみ組付誤差対策が施されている。
本電子部品装着装置の組立て完了後に、20個の部品装着ヘッド80に部品吸着ノズル220に代わる検査用ノズル模型を取り付け、部品吸着位置に位置決めされた部品装着ヘッド80を検査用ノズル模型の吸着管234に相当する部分が基準面に当接して停止するまで下降させ、その位置におけるZ軸検出器118の検出値が部品装着ヘッド80のZ軸方向(高さ方向)の原位置とZ軸検出器118の原点とのずれ量を表す原位置値Aとして、マシンコントローラ310の不揮発性メモリ(ROM,バックアップRAM,外部記憶装置等)に記憶されるようになっているのである。
【0072】
なお、検査用ノズル模型は部品吸着ノズル220に似た形状を有しているが、部品装着ヘッド80の端面に当接するフランジとそのフランジの当接状態において検査用ノズル模型を部品装着ヘッド80に固定する固定ねじとを備えており、部品装着ヘッド80に軸方向に移動不能に取り付けられる。
また、上記基準面は、具体的には、移動台に取り付けられた複数の部品供給カートリッジのうち、移動台の移動方向における一端に位置する部品供給カートリッジの部品保持テープ支持面とされている。複数の部品供給カートリッジの各部品保持テープ支持面間の高さ誤差、および各部品吸着ノズル220間の長さ誤差は小さいとして無視されているのである。これらの少なくとも一方の誤差が無視できない大きさである場合には、それらを検出してマシンコントローラ310のメモリ(例えばRAM)に記憶させることが必要となる。
【0073】
上記マシンコントローラ310に記憶された原位置値Aのデータは次のようにして使用される。ただし、ここでは、理解を容易にするために、円筒カム10による部品吸着ノズル220の昇降はないものとして説明する。以下に述べる撮像装置の焦点位置やプリント基板支持面の位置が円筒カム10による部品吸着ノズル220の昇降を考慮して決定されているため、円筒カム10による部品吸着ノズル220の昇降はZ軸サーボモータ86による部品吸着ノズル220の昇降制御に影響を与えず、このように考えて差し支えないのである。例えば、部品装着ステーションは部品吸着ステーションより下方に設けられ、前記基準面と前記基板支持昇降装置のプリント基板支持面とは高さを異にするが、この高さの差は、部品装着ユニット24がカム溝76に沿って昇降させられることにより吸収される。そのため、Z軸検出器118から見れば、プリント基板支持面と基準面とは同じ高さに位置することとなるのである。
【0074】
部品吸着時には、部品装着ヘッド80は、吸着管234が電子部品238に接触させられた状態から更に小距離下降させられる。電子部品238や部品保持テープ等に製造誤差があっても確実に電子部品238が吸着されるようにするためであり、この下降は、吸着管保持体232とノズル保持体218とがスプリング240を圧縮して相対移動することにより許容される。しかし、この下降距離はできる限り小さいことが望ましい。例えば、吸着管234の電子部品への当接時の衝撃によって電子部品が破損することを防止するために、部品装着ヘッド80の下降速度が、吸着管234が電子部品238に当接する前に低減されるのが普通であるが、この低速移動距離が大きければ部品装着能率が低下してしまうからである。
【0075】
そこで本実施例においては、部品吸着時には、部品装着ヘッド80は、図12に概略的に吸着管234を示すように、Z軸検出器118の出力値が、原位置値Aに部品保持テープの厚みTに相当する値T′と、電子部品238の厚みCに相当する値C′とを加えた値から、ノズル保持体218と吸着管保持体232との相対移動距離Bに相当する値B′を引いた値(A+C′+T′−B′)を示す位置まで下降させられるようにされており、また、その下降端位置より一定小距離前から下降速度が低減されるようにされている。そのような指令値がマシンコントーラ310からアクチュエータ制御回路312に供給されるのである。
【0076】
部品吸着後、部品装着ヘッド80は、距離Lだけ上昇させられる(この位置を上昇端位置と称する)とともにインデックスロータ22の回転により撮像位置へ移動させられる。上昇端位置へ上昇させられるのは、移動時に吸着管234や電子部品238が周辺部材に衝突することを回避するためである。この観点からは、部品装着ヘッド80が上昇端位置まで上昇してからインデックスロータ22の回転が開始されるようにすることが望ましいのであるが、本実施例においては、能率向上の観点から上昇端位置まで上昇し切らないうちにインデックスロータ22の回転が開始される。同様に能率向上の観点から、部品吸着ノズル220が電子部品238を吸着するとき、インデックスロータ22が間欠回転し切らないうちに部品装着ヘッド80が下降を開始させられる。
【0077】
部品保持姿勢検出ステーションにおいては、部品装着ヘッド80が、部品吸着ノズル220に保持されている電子部品238の下面が撮像装置のCCDカメラの焦点と一致する高さ(例えば、距離L/2の位置)まで下降させられる。そのためには、Z軸検出器118の出力値が、原位置値AにL/2および電子部品238の厚みCにそれぞれ相当する値(L/2)′およびC′を加えた値{A+(L/2)′+C′}を示す位置まで、Z軸サーボモータ86が回転させられる必要があり、この値{A+(L/2)′+C′}がマシンコントローラ310から供給される。撮像後、部品装着ヘッド80が一旦、基準面から距離L離れた位置へ上昇させられる。これら部品装着ヘッド80の昇降は、インデックスロータ22の間欠回転と並行して行われる。
【0078】
そして、部品装着ヘッド80は、部品装着ステーションにおいて下降させられて電子部品238がプリント基板30に装着される。部品装着時には、部品装着ヘッド80が、Z軸検出器118の出力値が原位置値Aにプリント基板30の厚さPに相当する値P′および電子部品238の厚さCに相当する値C′を加えた値からノズル保持体218と吸着管保持体232との相対移動距離Bに相当する値B′を引いた値(A+P′+C′−B′)となる位置へ下降させられるべきであり、マシンコントーラ310からはこの指令値が供給される。装着後、部品装着ヘッド80は、基準面から距離L離れた位置へ上昇させられる。インデックスロータ22が間欠回転し切らないうちに部品装着ヘッド80が下降を開始させられ、部品吸着ノズル220が上昇端位置へ上昇し切らないうちにインデックスロータ22の回転が開始されることは、部品吸着時と同じである。
【0079】
上記各指令値は全て原位置値Aを含んでおり、この原位置値Aは20組の部品装着ユニット24毎に記憶されているため、全ての部品装着ユニット24の部品吸着ノズル220の下降位置はZ軸検出器118の組付誤差の影響を受けることなく制御されることになる。
なお、部品装着ヘッド80は6個の部品吸着ノズル220を有するが、これら部品吸着ノズル220の各吸着管234の先端面はノズル保持体218の回転軸線を中心線とする一円周上に位置させられており、部品吸着ノズル220毎に指示値を変える必要はない。
【0080】
以下、本電子部品装着装置の作動を説明する。
電子部品の装着時には、インデックスロータ22が間欠回転させられ、20組の部品装着ユニット24の各部品装着ヘッド80が順次電子部品238を吸着し、プリント基板30に装着する。
電子部品238の吸着時には、部品装着ヘッド80は、Z軸・θ軸駆動モータ84により、Z軸検出器118の出力値がマシンコントローラ310からの指令値と一致するまで下降させられ、部品吸着ノズル220の吸着管234が電子部品238に接触させられる。
【0081】
吸着管234が電子部品238に接触させられた後、電磁方向切換弁186が切り換えられて部品吸着ノズル220に負圧が供給され、電子部品238が吸着される。吸着後、部品装着ヘッド80は上昇端位置まで上昇させられ、部品立ち姿勢検出ステーションにおいて、部品吸着ノズル220により吸着された電子部品238が立っているか否かが検出される。
【0082】
電子部品238が部品吸着ノズル220により吸着された状態から回転させられた状態でプリント基板30に装着される場合には、部品装着ユニット24が部品立ち姿勢検出ステーションから部品保持姿勢検出ステーションへ移動するまでの間に部品装着ヘッド80がθ軸サーボモータ88により回転させられ、電子部品238が装着に適した姿勢とされる。
【0083】
次いで、部品装着ユニット24は部品保持姿勢検出ステーションへ移動させられ、部品吸着ノズル220の電子部品238の保持姿勢が撮像される。部品装着ヘッド80は、部品立ち姿勢検出ステーションから部品保持姿勢検出ステーションへ移動するまでの間に、Z軸検出器118がマシンコントローラ310から指示された値を示す位置まで下降させられる。そのため、撮像時には、電子部品238はその種類に関係なく、下面がCCDカメラから距離L/2離れた位置に位置させられ、ピントがぼけることなく、撮像される。
【0084】
撮像後、部品装着ステーションへ移動させられるまでの間に部品装着ヘッド80は一旦上昇させられるとともにθ軸サーボモータ88により回転させられ、電子部品238の回転位置誤差ΔθE ,プリント基板30の回転位置誤差ΔθP が修正される。また、プリント基板移動装置32により、プリント基板30が正規の位置に対して中心位置誤差ΔX,ΔY分だけ修正された位置へ移動させられる。そして、部品装着ステーションにおいて部品装着ヘッド80は、Z軸サーボモータ86により、Z軸検出器118がマシンコントローラ310から供給された指令値(A+P′+C′−B′)を示す位置まで下降させられ、電子部品238がプリント基板30に装着される。
【0085】
装着後、部品装着ヘッド80は上昇させられ、部品排出ステーションへ移動するまでの間にθ軸サーボモータ88により回転させられ、原位置へ戻される。電子部品238の回転位置誤差ΔθE およびプリント基板30の回転位置誤差ΔθP を修正するために回転させられた角度、および電子部品238を吸着後、装着に適した姿勢とするために部品装着ヘッド80を回転させた場合には、その角度分、部品装着ヘッド80が逆向きに回転させられて原位置へ戻されるのである。電子部品238が部品吸着ノズル220により立った姿勢で吸着された場合には、その電子部品238は部品排出ステーションにおいて排出される。
【0086】
次いで部品吸着ノズル検出ステーションにおいて、部品吸着位置に位置決めされている部品吸着ノズル220の種類が検出される。この検出結果はマシンコントローラ310に供給され、マシンコントローラ310はその情報に基づいてノズル選択サーボモータ260の駆動に関する指令情報をアクチュエータ制御回路312に供給する。電子部品238の装着に使用される部品吸着ノズル220が替わる場合には、ノズル保持体218の回転量を指示する情報、すなわちノズル選択検出器280の検出値の変化量を表す指令値が供給される。部品装着ユニット24が部品吸着確認ステーションへ移動させられるまでの間にノズル選択サーボモータ260によりノズル保持体218が回転させられ、次に使用される部品吸着ノズル220が部品吸着位置に位置決めされる。
【0087】
部品吸着ノズル確認ステーションにおいては、部品吸着位置に位置決めされた部品吸着ノズル220が検出され、その検出結果に基づいてアクチュエータ制御回路312においては検出された部品吸着ノズル220の種類が電子部品238の装着に使用される部品吸着ノズル220の種類と一致しているか否かの判定が行われる。一致していなければ、ノズル保持体218を回転させて電子部品238の吸着に使用される部品吸着ノズル220を部品吸着位置に位置決めすべく、ノズル選択検出器280の検出値の変化量を表す指令値が供給される。
【0088】
このように本実施例においては、部品装着ヘッド80を垂直線まわりに回転させ、移動させるZ軸・θ軸駆動モータ84が部品装着ヘッド80の各々について設けられるとともにインデックスロータ22に搭載され、ノズル選択サーボモータ260および電磁方向切換弁186もインデックスロータ22に搭載されている。したがって、インデックスロータ22の回転中にも必要に応じてアクチュエータを作動させることができ、作業能率を向上させることが容易である。
しかも、無接触で電気エネルギが供給され、情報が伝達されるため、耐久性に優れ、寿命の長い電子部品装着装置が得られる。
【0089】
また、本実施例においては20組の部品装着ユニット24に対して、電気エネルギが共通の無接触給電装置330を経て供給されるため、装置コストを低減させることができる。そして、この場合には、80個のアクチュエータの各々に対して制御指令情報を別個に供給する必要があるのであるが、本実施例においては、そのための無接触情報伝達装置316もすべてのアクチュエータに共通とされているため、一層装置コストの低減を図ることができる。
例えば、複数組の部品装着ユニットの各々について電気エネルギを別々の電力線により供給するようにすれば、装置本体側において電力線に供給する電気エネルギを制御することにより、複数組の部品装着ユニットの各電動アクチュエータを作動させることができるが、電力線が部品装着ユニットの数だけ必要であり、部品装着ユニットの数が多いほど、装置の構成が複雑になる。
また、複数組の部品装着ユニットの各々について電気エネルギは共通に供給し、動作情報を各アクチュエータに専用の情報伝達線で供給すれば、電力線の本数は低減できるのであるが、情報伝達線および無接触情報伝達装置316がアクチュエータの数だけ必要であるのに対し、本実施例においては、それらも共用とされているのである。
【0090】
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、インデックスロータ22が移動体の一種である回転体を構成し、被駆動ギヤ12,インデックス用サーボモータ16,駆動ギヤ18が移動体移動装置を構成し、ヘッド回転用電動モータの一種であるθ軸サーボモータ88が部品装着ヘッド回転駆動装置を構成し、ヘッド移動用電動モータの一種であるZ軸サーボモータ86が部品装着ヘッド進退装置を構成し、電磁方向切換弁186が負圧供給制御装置を構成し、ノズル選択用サーボモータ260が部品吸着ノズル選択装置を構成し、制御駆動部ZC,θC,NC,VCがアクチュエータ制御装置を構成している。
また、ボールねじ100が雄ねじ部材を構成し、永久磁石102,130が回転子を構成し、スプライン部材120が回転体を構成し、スプライン軸126が回転軸を構成している。
【0091】
インデックスロータ22上のZ軸サーボモータ86,θ軸サーボモータ88およびノズル選択用サーボモータ260の制御回路の別の実施例として、図13にZ軸サーボモータ86の制御回路を代表的に示す。
この制御回路においては、フレーム側から無接触情報伝達装置316を経てインデックスロータ22側へ供給されるのは、Z軸サーボモータ86の目標回転位置を示す目標位置信号と定常回転速度を示す回転速度信号とであり、インデックスロータ22側から無接触情報伝達装置316を経てフレーム側へ供給されるのは、Z軸サーボモータ86の目標回転位置(厳密には許容誤差範囲内の位置)への回転が終了したことを示す作動終了情報や、Z軸サーボモータ86の作動異常等を示す異常情報である。
【0092】
インデックスロータ22上には、コンピュータ400とD/A変換器402とを備えたインテリジェント制御部404が設けられている。コンピュータ400は、無接触情報伝達装置316を経て供給される目標位置指令値と回転速度指令値とに基づいてZ軸サーボモータ86の起動時の加速,定常回転および制動時の減速を含む速度制御パターンを決定する。コンピュータ400にはまたZ軸検出器としてのパルスジェネレータの一種である電子式多回転アブソリュートエンコーダ406からのデジタル値が供給され、コンピュータ400は上記決定した速度制御パターンとZ軸サーボモータ86の回転位置を表すデジタル値とに基づいて時々刻々のトルク指令値を決定する。
【0093】
上記電子式多回転アブソリュートエンコーダ406は、インクリメンタルエンコーダ408とパルスカウンタ410とを備えている。インクリメンタルエンコーダ408はZ軸サーボモータ86の回転につれて90度位相を異にするパルス信号を発するとともに、原点位置において1個の原点信号を発するものであり、パルスカウンタ410はこれらパルス信号と原点信号との数をそれぞれカウントする。インクリメンタルエンコーダ408が正方向に回転する際にはカウント値を増大させ、逆方向に回転する際には減少させるのである。電子式多回転アブソリュートエンコーダ406はバッテリを電源としており、本電子部品装着装置の主電源が断たれた状態でも作動状態にあり、パルスカウンタ410の出力値は常にZ軸サーボモータ86の絶対回転位置を表している。
【0094】
前記コンピュータ400からのトルク指令値はD/A変換器402によりアナログ信号であるトルク指令信号に変換され、電流指令発生器384に供給される。この電流指令発生器384には、インクリメンタルエンコーダ408からのパルス信号の周波数を電圧に変換するF/V変換器412が接続されており、このZ軸サーボモータ86の回転速度に対応する電圧と上記トルク指令信号とに基づいて電流指令信号が発生させられる。これ以降の制御は前記実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0095】
前記実施例においては、マシンコントローラ310が各サーボモータの速度制御パターンを決定する機能を有しており、その速度制御パターンに従って微小時間毎に変わる目標回転位置に対応する指令信号が位置増幅器320に供給されるようになっていたのに対し、本実施例においては、速度制御パターンを決定する機能がインテリジェント制御部404のコンピュータ400に与えられているのである。そのために、フレーム側から無接触情報伝達装置316を経て供給される情報は、Z軸サーボモータ86の最終的な目標回転位置とそこに到る際の定常回転速度の情報のみでよく、インデックスロータ22側から供給される情報は作動終了情報や異常情報のみでよいため、情報伝達回数が少なくて済み、マシンコントローラ310が情報伝達以外の処理を行い得る時間が増大する利点がある。なお、本実施例の電子部品装着装置の組立完了後に行われる電子式多回転アブソリュートエンコーダ406のZ軸サーボモータ86への組付誤差の検出時には、電子式多回転アブソリュートエンコーダ406からの原位置値Aが無接触情報伝達装置316を経てフレーム側のマシンコントローラ310へ供給される。
【0096】
本実施例における通信制御部314と各通信部ZS,θS,NS,VSとの間の通信は次のようにして行われる。
マシンコントローラ310においては情報伝達処理が一定時間間隔でその時間間隔より十分短い時間(通信許容時間と称する)の間に行われる。したがって、通信制御部314と各通信部ZS,θS,NS,VSとの間の情報伝達のための通信も上記通信許容時間内に行われる。
通信許容時間内に送信すべき情報がある場合には、まず通信制御部314からの情報供給が行われ、次に各通信部ZS,θS,NS,VSからの作動終了情報や異常情報の供給が行われる。本実施例においては、厳密には半双方向通信が行われるのである。
【0097】
通信制御部314からの情報供給時には、まず、マシンコントーラ310から供給された情報の先頭に付されているアドレスコードに基づいて宛て先を表す信号が送信され、80個の通信部ZS,θS,NS,VSのうちのその宛て先に対応するものが受信状態となり、受信可能信号を通信制御部314に返す。これに応じて、通信制御部314からサーボモータの目標回転位置とそこに到る際の定常回転速度の情報が供給されるのであるが、この情報にはエラーチェックのための情報も付加されている。すなわち、マシンコントローラ310が、目標回転位置と定常回転速度のデータにエラーチェックのためのコード(例えば、データブロック内のデータを特定の2進多項式で処理した結果であるサイクリックコード)を付加して通信制御部314へ供給するようにされており、リダンダシチェック(例えば、サイクリックリダンダシチェックCRC)が行われるようにされているのである。
したがって、各通信部ZS,θS,NS,VSは通信制御部314からのモータ制御情報を受信した後にリダンダシチェックを行い、情報が適正に受信されたか否かを表す情報を通信制御部314へ返す。
【0098】
また、各通信部ZS,θS,NS,VSのうち、前回の通信許容時間の経過後に作動を終了し、あるいは作動異常を生じたサーボモータに対応するものは、通信制御部314からの通信が終了した後に通信制御部314を呼び出す信号を送信し、それに応じて通信制御部314から受信可能を表す信号が返された後に発進元を表す信号と共に作動終了情報や異常情報を送信する。
【0099】
通信制御部314と各通信部ZS,θS,NS,VSとの間の通信はすべてアスキーコード等のコード信号で無接触情報伝達装置316を経て行われる。パラレルのコード信号がパラレル/シリアル変換器によりシリアルのコード信号に変換され、そのシリアル化されたコード信号が振幅変調あるいは周波数変調されて無接触情報伝達装置316により無線伝達され、後に復調されるとともにシリアル/パラレル変換されて再びパラレルのコード信号に戻されるのである。
【0100】
本実施例においては、通信制御部314からはサーボモータの最終的な目標回転位置とそこに到る際の定常回転速度の情報が供給され、それに基づいてインデックスロータ22上のインテリジェント制御部404が速度制御パターンを決定し、そのパターンに従ってサーボモータを制御するようにされていたが、制御パターンの決定がフレーム側で行われ、それに基づく微小時間毎のサーボモータの目標位置指令値が通信制御部314から供給されるようにしてもよい。この場合には、インデックスロータ22上にインテリジェント制御部404に代えて、微小時間毎に段階的に変化する目標回転位置を平滑化した平滑化目標回転位置を表す信号を作成する平滑器を設けることが望ましいが、単にインテリジェント制御部404を省略することも可能である。また、インデックスロータ22側からフレーム側へ電子式多回転アブソリュートエンコーダ406の出力値が無接触情報伝達装置316を経て供給されるようにすることが必要である。
【0101】
また、上記実施例においては、各通信部ZS,θS,NS,VSから通信制御部314に供給すべき情報がある場合には、各通信部ZS,θS,NS,VSが通信制御部314を呼び出すようにされていたが、通信制御部314から通信部ZS,θS,NS,VSのいずれかに情報が供給される毎に、その情報伝達に続いてその情報を受けた通信部ZS,θS,NS,VSから通信制御部314への情報、すなわち、先に指令された目標回転位置への移動終了やそこへの回転中に発生した異常を知らせる情報が供給されるようにすることも可能である。このようにすれば、各通信部ZS,θS,NS,VSに通信制御部314を呼び出す機能を与える必要がなくなり、通信システムを簡略化し得る利点があるが、先の実施例におけるように、通信制御部314からサーボモータの最終的な目標回転位置と定常回転速度との情報が供給される場合のように、通信制御部314からの情報供給頻度が低い場合には通信部ZS,θS,NS,VSから通信制御部314への情報供給が遅れ、各マシンコントローラ310による各アクチュエータの作動状況の把握が遅れるため、上記のように、微小時間毎のサーボモータの目標回転位置指令値が通信制御部314から供給される場合のように、通信制御部314からの情報供給が頻繁に行われる場合に適している。
【0102】
なお、上記各実施例の無接触情報伝達装置316を光通信による無接触情報伝達装置に変えることができる。
また、上記各実施例においては、部品装着ヘッド80はカムにより昇降させられ、部品供給カートリッジの電子部品供給位置の高さとプリント基板を支持する基板支持面の高さと撮像装置の高さとの差が吸収されるようになっていたが、カムに代えてZ軸・θ軸駆動モータ84により昇降させ、上記高さの差を吸収させてもよい。
また、Z軸サーボモータとθ軸サーボモータとは別体に構成してもよい。
【0103】
さらに、上記各実施例において部品装着ヘッド80に設けられた6個の部品吸着ノズル220の先端位置は、ノズル保持体218の回転軸線を中心とする一円周上に位置させられていたが、これは不可欠ではなく、異なる円周上に位置するように部品吸着ノズルをノズル保持体に保持させてもよい。必要であれば、電子部品の吸着に使用される部品吸着ノズルが替わる毎に、部品装着ヘッドの下降端位置を指示する指令値を修正する。
【0104】
また、電子部品を吸着時の姿勢から90度より大きな角度回転させて装着する場合、部品吸着後、保持姿勢の撮像までの間にまず90度回転させ、撮像後、装着までの間に、部品装着ヘッドを回転位置誤差を修正すべく回転させるのと併せて、残りの角度回転させてもよい。
また、上記各実施例において移動体は一軸線まわりに回転させられる回転体とされていたが、直線移動するものとしてもよい。
【0105】
さらに、上記各実施例において部品装着ヘッドは20組設けられていたが、電動アクチュエータを2つ以上有する部品装着ヘッドが1個のみ設けられた電子部品装着装置にも本発明を適用することができる。
また、本発明は、部品装着ヘッド以外の装置を移動させるとともに回転させる電動モータに適用することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子部品装着装置を概略的に示す正面断面図である。
【図2】上記電子部品装着装置をプリント基板移動装置と共に示す斜視図である。
【図3】上記電子部品装着装置の部品装着ユニットが停止するステーションを概略的に示す図である。
【図4】上記電子部品装着装置の部品装着ユニットを構成する部品装着ヘッドを示す正面断面図である。
【図5】上記部品装着ヘッドとZ軸・θ軸駆動モータとの連結部分を示す正面図(一部断面)である。
【図6】上記Z軸・θ軸駆動モータを示す正面断面図である。
【図7】上記電子部品装着装置の隣接する2個の部品装着ユニットの部品装着ヘッドを示す正面図である。
【図8】上記電子部品装着装置における部品装着ヘッドへの電気エネルギ,情報伝達およびアクチュエータの制御の構成を示す図である。
【図9】上記電子部品装着装置におけるサーボモータの制御回路図である。
【図10】図9に示す高周波誘導パワー発生制御器を整流回路と共に示す図である。
【図11】図1に示す無接触給電装置および無接触情報伝達装置を拡大して示す正面断面図である。
【図12】上記電子部品装着装置における部品装着ヘッドの昇降を説明する図である。
【図13】本発明の別の実施例である電子部品装着装置におけるサーボモータの制御回路図である。
【符号の説明】
12 被駆動ギヤ
16 インデックス用サーボモータ
18 駆動ギヤ
22 インデックスロータ
24 部品装着ユニット
80 部品装着ヘッド
84 Z軸・θ軸駆動モータ
100 ボールねじ
108 永久磁石
110 ステータコア
120 ボールスプライン部材
126 スプライン軸
128 永久磁石
134 ステータコア
146 連結装置
186 電磁方向切換弁
220 部品吸着ノズル
238 電子部品
260 ノズル選択サーボモータ
306 電源
310 マシンコントローラ
312 アクチュエータ制御回路
316 無接触情報伝達装置
330 無接触給電装置
404 インテリジェント制御部
406 電子式多回転アブソリュートエンコーダ

Claims (7)

  1. 装置本体と、
    その装置本体に移動可能に支持された移動体と、
    その移動体を移動させる移動体移動装置と、
    前記移動体に搭載され、負圧の供給により電子部品を吸着する部品吸着ノズルを有してプリント基板等の装着対象材に電子部品を装着する部品装着ヘッドと、
    前記移動体に回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられた第1の軸と、
    その第1の軸と同軸的に配置され、一端部において前記部品装着ヘッドを保持し、他端部において前記第1の軸と相対回転可能にかつ軸方向に相対移動不能に連結されるとともに、前記移動体に回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられた第2の軸と、
    前記移動体に搭載され、前記第1の軸を軸線方向に移動させることで前記部品装着ヘッドをその軸線に平行な方向に進退させる部品装着ヘッド進退装置と、
    前記移動体に搭載され、前記第2の軸を回転させることで前記部品装着ヘッドをその軸線まわりに回転させる部品装着ヘッド回転駆動装置と
    前記第1の軸と前記第2の軸とを軸方向に貫通して設けられ、前記部品吸着ノズルに負圧を供給するための通路と
    を含む電子部品装着装置。
  2. 前記第1の軸と前記第2の軸との連結部において、それら第1の軸と第2の軸との相対回転を許容しつつ前記負圧を供給するための通路をシールするシール部材を備えた請求項1に記載の電子部品装着装置。
  3. 前記移動体が前記装置本体により一軸線まわりに回転可能に支持された回転体であり、前記移動体移動装置が前記回転体を回転させる回転体回転駆動装置である請求項1または請求項2に記載の電子部品装着装置。
  4. 前記部品装着ヘッド進退装置および部品装着ヘッド回転駆動装置がそれぞれ、ヘッド移動用電動モータとヘッド回転用電動モータとを駆動源として備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品装着装置。
  5. 前記ヘッド移動用電動モータが、(a)第1のハウジングと、(b)その第1のハウジング内に回転可能かつ軸方向に移動不能に設けられたナットと (c)前記ナットと一体的に設けられた回転子と、(d)前記第1のハウジングに配設されたコイルとを含んで構成され、前記ナットを回転させることで、前記第1のハウジング内に設けられてそのナットに螺合された前記第1の軸としての雄ねじ部材を軸方向に移動させるものであり、
    前記ヘッド回転用電動モータが、(イ)第2のハウジングと、(ロ)その第2のハウジング内に回転可能かつ軸方向に移動不能に設けられた回転体と、( )前記回転体と一体的に設けられた回転子と、( )前記第2のハウジングに配設されたコイルとを含んで構成され、前記回転体を回転させることで、その回転体に相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に支持された前記第2の軸としての回転軸を回転させるものであり、
    かつ、前記雄ねじ部材と前記回転軸とが連結装置により相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に連結された請求項4に記載の電子部品装着装置。
  6. 前記第1のハウジングと前記第2のハウジングが一体とされることで、前記ヘッド移動用電動モータと前記ヘッド回転用電動モータとが一体化された請求項5に記載の電子部品装着装置。
  7. 前記部品装着ヘッドが複数設けられ、前記部品装着ヘッド進退装置および部品装着ヘッド回転駆動装置が、その複数の部品装着ヘッドの各々に対して1つずつ設けられた請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子部品装着装置。
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