JP3643501B2 - 信号増幅回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、信号増幅回路に関するもので、特に、異なる2種類の電源電圧を使ったアナログ増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子回路システムの発達にともない、電源電圧の異なる回路系間で信号のやり取りを行う必要が増えてきている。特に、LSIにおいては、低電圧化が図られている一方で、高い電圧出力を必要とするなどの要求がある。
【0003】
図12は、従来の、二つの異なる電源電圧系をもつアナログ増幅回路の例を示すものである。
【0004】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1である回路系101と電源電圧がVDD2である回路系201とが、コンデンサCを介して接続されてなる構成とされている。
【0005】
この場合、VDD1回路系101内の信号出力回路101aのDC電位(VDD1/2)と、VDD2回路系201内の反転アンプ(オペアンプ)201aの基準電位(VDD2/2)とが異なる。そのため、VDD1回路系101からのDC電位は、コンデンサCによりACカップリングされて、VDD2回路系201内に入力されるようになっている。
【0006】
これにより、従来は、たとえば同図(b)に示すように、VDD1回路系101からの最大振幅の出力がVDD2回路系201に入力されても、ゲインが適当であれば、反転アンプ201aの出力を最大振幅にすることができた。
【0007】
ところが、近年では、ICの内部において、このような電源電圧の異なる回路系間で信号のやり取りを行う必要が増えてきている。しかしながら、大容量のコンデンサをIC内に取り込むことは不可能である。
【0008】
そこで、ICより端子を出してコンデンサを接続し、一旦、ICの外部でACカップリングを行う方法と、DCカップリングする方法とが考えられる。前者の場合は、ICのピン数が増え、その上、コンデンサの分だけ外付け部品も増えることになるため、コストアップとなる。一方、後者の場合は、電源電圧の高い方の回路系が、その電圧を十分に利用できなくなる。
【0009】
図13は、二つの異なる電源電圧系をもつ従来のアナログ増幅回路において、DCカップリングする(ACカップリングしない)場合の例を示すものである。
【0010】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1である回路系102と電源電圧がVDD2である回路系202とが、直に接続されてなる構成とされている。
【0011】
この場合、VDD1回路系102では、DC電位がVDD1/2の時に最大振幅が取れるので、通常、この電圧Viを基準電位としている。同じ理由で、VDD2回路系202は、通常、基準電位をVDD2/2に設定してある。したがって、VDD1回路系102からの電圧ViがVDD2回路系202に入力されると、反転アンプ(オペアンプ)202aの反転入力のDC電位もVDD2/2となる。
【0012】
これにより、たとえば同図(b)に示すように、電源電圧(VDD1とVDD2と)が異なる場合にはDC電流iが流れ、結局、出力のDC電位Voは、
Vo=VDD2/2−A(VDD1−VDD2)/2
となる。
【0013】
DC電位Voの基準電位からのずれをΔVとすると、
Figure 0003643501
となり、電源電圧の差が大きいほど、また、反転アンプ202aのゲイン−Aが大きいほど、DC電位Voの基準電位からのずれΔVが大きくなることが分かる。
【0014】
VDD1>VDD2の場合、たとえば同図(c)に示すように、反転アンプ202aの出力の最大振幅が取れず、片側がクリップしてしまう。
【0015】
そこで、従来は、VDD1>VDD2の場合、VDD1回路系の基準電位をVDD2/2にすることで、上記の不具合を回避していた。
【0016】
図14は、二つの異なる電源電圧系をもつ従来のアナログ増幅回路において、VDD1>VDD2の場合に、VDD1回路系の基準電位をVDD2/2にするようにした場合の例を示すものである。
【0017】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1である回路系103のDC電位がVDD2/2とされて、電源電圧がVDD2である回路系(反転アンプ(オペアンプ)203aの基準電位はVDD2/2)203と、直に接続されてなる構成とされている。
【0018】
この場合、たとえば同図(b)に示すように、反転アンプ203aの出力の最大振幅が取れず、片側がクリップするという不具合は回避できるものの、VDD1回路系103の電圧を十分に利用できなくなる。
【0019】
逆に、VDD1<VDD2の場合には、VDD2回路系203の基準電位がVDD1/2とされることになる。この場合、VDD2回路系203の電圧を十分に利用できなくなる。
【0020】
いずれの場合においても、電源電圧の高い方の回路系が、その電圧を十分に利用できないことになる。
【0021】
一方、VDD2回路系のオペアンプに正転アンプを採用した場合においても、上記した反転アンプの場合と同様な問題があった。
【0022】
図15は、二つの異なる電源電圧系をもつ従来のアナログ増幅回路として、VDD2回路系のオペアンプに正転アンプを用いた場合の例を示すものである。
【0023】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1である回路系104からのDC電位(VDD1/2)が、コンデンサCを介して、電源電圧がVDD2である回路系204内の正転アンプ(基準電位(VDD2/2))204aに入力されるように構成されている。
【0024】
この場合も、コンデンサCによるACカップリングにより、DC電位がずれるといった不具合を回避できる。したがって、たとえば同図(b)に示すように、各回路系104,204の電源電圧を最大限に利用することができる。
【0025】
このことは先にも説明したように、これがICである場合には、ピン数が増し、外付け部品が増えることで、コストアップにつながる。
【0026】
図16は、上記の、VDD2回路系のオペアンプに正転アンプを用いた、二つの異なる電源電圧系をもつ従来のアナログ増幅回路において、ACカップリングによるコストアップを避けるために、DCカップリングにした場合の例を示すものである。
【0027】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1である回路系105と電源電圧がVDD2である回路系205とが、直に接続されてなる構成とされている。
【0028】
この場合、たとえば同図(b)に示すように、電源電圧(VDD1とVDD2と)が異なる場合にはDC電流iが流れ、結局、出力のDC電位Voは、
Vo=VDD1/2−A(VDD2−VDD1)/2
となる。
【0029】
DC電位Voの基準電位からのずれをΔVとすると、
Figure 0003643501
となり、電源電圧の差が大きいほど、また、正転アンプ205aのゲイン(1+A)がが大きいほど、DC電位Voの基準電位からのずれΔVが大きくなることが分かる。
【0030】
VDD1<VDD2の場合、たとえば同図(c)に示すように、正転アンプ205aの出力の最大振幅が取れず、片側がクリップしてしまう。
【0031】
そこで、従来は、VDD1<VDD2の場合、VDD2回路系の基準電位をVDD1/2にすることで、上記の不具合を回避していた。
【0032】
図17は、上記の、VDD2回路系のオペアンプに正転アンプを用いた、二つの異なる電源電圧系をもつ従来のアナログ増幅回路において、VDD1<VDD2の場合に、VDD2回路系の基準電位をVDD1/2にするようにした場合の例を示すものである。
【0033】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD2である回路系206の正転アンプ206aの基準電位がVDD1/2とされて、電源電圧がVDD1である回路系(DC電位はVDD1/2)106と、直に接続されてなる構成とされている。
【0034】
この場合、たとえば同図(b)に示すように、反転アンプ206aの出力の最大振幅が取れず、片側がクリップするという不具合は回避できるものの、VDD2回路系206の電圧を十分に利用できなくなる。
【0035】
逆に、VDD1>VDD2の場合には、VDD1回路系106の基準電位がVDD2/2とされることになる。この場合、VDD1回路系106の電圧を十分に利用できなくなる。
【0036】
いずれの場合においても、電源電圧の高い方の回路系が、その電圧を十分に利用できないことになる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来においては、ACカップリングによるコストアップを避けるために、DCカップリングするようにした場合、電源電圧の高い方の回路系が、その電圧を十分に利用できないという問題があった。
【0038】
そこで、この発明は、電源電圧の異なる二つの回路系間での信号の受け渡しを、電源電圧利用率を悪化させることなしに行うことが可能な信号増幅回路を提供することを目的としている。
【0039】
【課題を解決するための手段】
本願発明の一態様によれば、第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を−A倍に増幅して出力する反転アンプを有する第2の回路系とを具備し、前記第1の回路系の中点電位と前記第2の回路系の中点電位とを略1:Aに分圧した基準電位を、前記反転アンプの正転入力として生成する生成回路を設けたことを特徴とする信号増幅回路が提供される
【0040】
また、本願発明の一態様によれば、第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を(1+A)倍に増幅して出力する正転アンプを有する第2の回路系とを具備し、前記第1の回路系の中点電位の(1+A)/A倍の電圧と、前記第2の回路系の中点電位の1/A倍の電圧との差に相当する基準電位を、前記正転アンプの反転入力として生成する生成回路を設けたことを特徴とする信号増幅回路が提供される
【0041】
さらに、本願発明の一態様によれば、第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を略2倍に増幅して出力する正転アンプを有する第2の回路系とを具備し、前記第1の回路系の中点電位が正転入力端に供給され、前記第2の回路系の中点電位が抵抗を介して反転入力端に供給される、ゲインが略1に設定された反転アンプを、前記正転アンプの基準電位を生成する生成回路として設けたことを特徴とする信号増幅回路が提供される
【0042】
上記の構成によって、カップリング用のコンデンサを用いることなく、アンプの出力平均DC電位を第2の回路系の中点電位とほぼ等しくできるようになる。これにより、電源電圧の異なる第1の回路系からの信号がダイレクトに供給されても、第2の回路系の電源電圧に応じた適正な基準電位を生成することが可能となるものである。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0044】
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の概略を示すものである。
【0045】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1(第1の電源電圧)であるVDD1回路系(第1の回路系)11Aと電源電圧がVDD2(第2の電源電圧)であるVDD2回路系(第2の回路系)21Aとが接続され、VDD2回路系21Aに対して、VDD1回路系11Aからの出力信号がダイレクトに供給されるように構成されている。
【0046】
VDD1回路系11Aは、DC電位がVDD1/2とされた信号出力回路11aと、該VDD1回路系11Aの中点電位(VDD1/2)を発生させるための第1の基準電圧発生回路11b、および、この基準電圧発生回路11bの出力をボルテージフォロアするための第1のボルテージフォロア回路11cと、を有して構成されている。
【0047】
基準電圧発生回路11bは、電源電圧VDD1とグランド(GND)との間に、同じ抵抗値をもつ2つの抵抗R1,R1を直列に接続してなり、その接続点の電位(VDD1/2)を出力として取り出すように構成されている。
【0048】
ボルテージフォロア回路11cは、上記基準電圧発生回路11bが正転入力端側に接続されるとともに、反転入力端が出力端に接続された、バッファアンプとしてのオペアンプにより構成されている。
【0049】
VDD2回路系21Aは、上記VDD1回路系11Aからの出力信号を−A倍に増幅して出力する反転アンプ(オペアンプ)21aと、該VDD2回路系21Aの中点電位(VDD2/2)を発生させるための第2の基準電圧発生回路21bと、この基準電圧発生回路21bの出力をボルテージフォロアするための第2のボルテージフォロア回路21c、および、上記ボルテージフォロア回路11cの出力(上記VDD1回路系11Aの中点電位)と上記ボルテージフォロア回路21cの出力(上記VDD2回路系21Aの中点電位)とを分圧して、上記反転アンプ21aの基準電位(正転入力)Vrを生成するVr生成回路21dと、を有して構成されている。
【0050】
反転アンプ21aは、正転入力端側に上記Vr生成回路21dからの基準電位Vrが、反転入力端側に抵抗Rを介して上記VDD1回路系11Aからの出力信号が、それぞれ供給されるようになっている。また、反転アンプ21aは、その反転入力端と出力端との間が抵抗A*Rを介して接続されている。
【0051】
基準電圧発生回路21bは、電源電圧VDD2とグランド(GND)との間に、同じ抵抗値をもつ2つの抵抗R2,R2を直列に接続してなり、その接続点の電位(VDD2/2)を出力として取り出すように構成されている。
【0052】
ボルテージフォロア回路21cは、上記基準電圧発生回路21bが正転入力端側に接続されるとともに、反転入力端が出力端に接続された、バッファアンプとしてのオペアンプにより構成されている。
【0053】
Vr生成回路21dは、上記VDD1回路系11Aの中点電位と上記VDD2回路系21Aの中点電位とを、抵抗(第1の抵抗)rおよび抵抗(第2の抵抗)A*rの抵抗比1:Aに応じて分圧することによって、上記基準電位Vrを生成するように構成されている。
【0054】
ここで、上記Vr生成回路21dにより生成される基準電位Vrは、
Vr=(VDD2+A*VDD1)/[2*(1+A)]
となる。
【0055】
また、DC電流iは、
i=(VDD1/2−Vr)/R
となる。
【0056】
これより、出力のDC電位Voは、
Figure 0003643501
となり、VDD2回路系21Aの反転アンプ21aからの出力のDCレベルは、たとえば同図(b)に示すように、最大振幅を出せる最適なDCレベル(VDD2/2)とすることができる。
【0057】
すなわち、反転アンプ21aの基準電位Vrを、VDD1回路系11Aの中点電位とVDD2回路系21Aの中点電位とを分圧した電圧とすることで、反転アンプ21aからの出力の平均DC電位を、VDD2回路系21Aの中点電位とほぼ等しくできる。
【0058】
その結果、カップリング用のコンデンサを用いなくとも、電源電圧の異なる二つの回路系11A,21A間での信号の受け渡しを、電源電圧利用率を悪化させることなく、DCカップリングにより行うことが可能となる。
【0059】
したがって、電源電圧の異なるVDD1回路系11Aからの信号がダイレクトに供給されても、VDD2回路系21Aの電源電圧に応じた適正な基準電位Vrを生成でき、常に最適な信号増幅が可能となるものである。
【0060】
なお、基準電圧発生回路11b,21bは、電源リップルが基準電位に影響を与えないように構成する場合が多い。その場合、たとえば図2に示すように、基準電圧発生回路11b,21bに、それぞれの中点電位をデカップリングするためのコンデンサC1,C2を接続すれば良い。
【0061】
また、たとえば図3に示すように、Vr生成回路21dにコンデンサCを接続することによっても、同様に、電源リップルを防ぐことができる。
【0062】
さらに、図示していないが、たとえば図2,図3に示した各コンデンサC1,C2,Cを併用するようにしても良い。
【0063】
また、ボルテージフォロア回路11c,21cを用いなくとも、アナログ増幅回路を構成することは可能である。
【0064】
(第二の実施形態)
図4は、本発明の第二の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の概略構成を示すものである。なお、ここでは、ボルテージフォロア回路を用いることなく、アナログ増幅回路を構成するようにした場合について説明する。
【0065】
すなわち、このアナログ増幅回路は、たとえば、電源電圧がVDD1であるVDD1回路系11Bと電源電圧がVDD2であるVDD2回路系21Bとが接続されるとともに、基準電圧発生回路11bからの上記VDD1回路系11Bの中点電位VDD1/2と、基準電圧発生回路21bからの上記VDD2回路系21Bの中点電位VDD2/2とが、直接、Vr生成回路21dに入力されるように構成されている。
【0066】
この場合、R1,R2<<rの関係を満足すれば、近似的に、第1の実施形態の各式をそのまま適用できるので、ボルテージフォロア回路を用いなくとも、第1の実施形態の場合とほぼ同様な効果が得られる。
【0067】
なお、この第二の実施形態においても、たとえば図5に示すように、基準電圧発生回路11b,21bにコンデンサC1,C2をそれぞれ接続することによって、電源リップルが基準電位に影響を与えないようにすることができる。
【0068】
同様に、上記の図3に示したように、Vr生成回路21dにコンデンサCを接続するようにした場合や、各コンデンサC1,C2,Cを併用することによっても、電源リップルを防ぐことができる(いずれも、図示していない)。
【0069】
また、電源電圧VDD1に電源リップル成分Vpが含まれているような場合には、たとえば図2に示された、VDD2回路系21A’内の基準電圧発生回路21bにのみコンデンサC2を接続することによって、電源電圧VDD1のリップル電圧Vp/2が反転アンプ21aの出力に現れるのを防ぐことができる。
【0070】
(第三の実施形態)
図6は、本発明の第三の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の概略構成を示すものである。なお、ここでは、電源電圧VDD1のリップル電圧Vp/2が、反転アンプ21aの出力に現れるのを防ぐことができるように構成した場合について説明する。
【0071】
すなわち、このアナログ増幅回路は、たとえば図2に示したアナログ増幅回路より、電源電圧がVDD1であるVDD1回路系11A’内の基準電圧発生回路11bに接続された、該VDD1回路系11A’の中点電位をデカップリングするためのコンデンサC1を削除してなる構成(たとえば、図1,図3のVDD1回路系11Aと同一構成)とされている。
【0072】
この場合、電源電圧VDD1に電源リップル成分Vpが含まれているとすると、そのリップル電圧Vp/2が、基準電圧発生回路11bからのVDD1回路系11Aの中点電位VDD1/2に重畳されて、ボルテージフォロア回路11cから出力されることになる。
【0073】
ここで、図7を参照して、ΣΔ変調器を用いた、いわゆるΣΔ方式1ビットD/Aコンバータの出力回路を例にとり説明する。
【0074】
この回路は、たとえば同図(a)に示すように、ΣΔ変調器からの1ビット出力(NRZ信号)を、最終的に、PRZ(Polar Return to Zero)信号にして出力するものである。
【0075】
その際、各インバータより、たとえば同図(b)に示すようなRZ信号とRZn信号とが、それぞれ、反転されて出力されるように構成されている。
【0076】
この出力回路において、たとえば、上記インバータの振幅が電源電圧VDD1とほぼ等価であるとすると、その出力は電源リップルの影響をまともに受けることになる。このため、PRZ信号は、図7(a)の等価電源からのリップル電圧Vp/2が重畳されて出力されることになる。
【0077】
すなわち、図6に示したアナログ増幅回路においては、反転アンプ21aの反転入力端側にリップル電圧Vp/2が入力されるとともに、それが基準電圧発生回路11bにも入力される。
【0078】
しかしながら、反転アンプ21aの反転入力端側からのリップル電圧出力をVop−とすると、
Vop−=−A*Vp/2
となる。
【0079】
これに対して、正転入力端側からのリップル電圧出力をVop+とすると、
Figure 0003643501
となり、(Vop+)+(Vop−)=0となる。これにより、電源電圧VDD1の電源リップル成分Vpが、反転アンプ21aの出力には現れないようにすることができる。
【0080】
このように、VDD1回路系11Aの中点電位はデカップリングせず、VDD2回路系21A’の中点電位のみをコンデンサC2によりデカップリングすることで、電源リップル除去比を改善できるようになる。そのため、VDD1回路系11Aからの出力信号に電源電圧VDD1の電源リップル成分Vpが含まれる場合にも、反転アンプ21aの出力よりそれを打ち消すことが可能となる。
【0081】
(第四の実施形態)
図8は、本発明の第四の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の概略構成を示すものである。
【0082】
このアナログ増幅回路は、たとえば、上記VDD1回路系11A’と上記VDD2回路系21A’とが同一PC板上に第1の回路ブロック31として構成され、その第1の回路ブロック31の、上記VDD2回路系21A’内の反転アンプ21aからの出力信号が、コンデンサCを介して、別PC板上に構成された第2の回路ブロック(第3の回路系)32内のアンプ32aに供給されるようになっている。
【0083】
また、このアナログ増幅回路は、第1の回路ブロック31のグランド電位と第2の回路ブロック32のグランド電位とが異なり、第2の回路ブロック32のグランド電位が、VDD2回路系21A’の中点電位をデカップリングするためのコンデンサC2に接続されるとともに、二つの回路ブロック31,32のグランド間にはインピーダンスZが存在し、ノイズ電圧Vxが発生されるようになっている。
【0084】
このノイズ電圧Vxは、第1の回路ブロック31と第2の回路ブロック32とが異なるPC板上に構成されて、そのグランド間の配線がかなり大きなインピーダンスをもつような場合に発生する。
【0085】
このような場合、上記コンデンサC2の接地点側を第2の回路ブロック32のグランドに接続することで、ノイズ電圧Vxの影響を除去することができる。
【0086】
すなわち、第2の回路ブロック32におけるアンプ32aの入力電圧ei2は、第1の回路ブロック31における反転アンプ21aからの出力電圧をeo1とすると、次式で表される(ただし、直流分はコンデンサCによってカットされる)。
【0087】
ei2=eo1+Vx
図中のS点には、コンデンサC2を介して−Vxが入力されていると考えられるので、これによるボルテージフォロア回路21cの出力のAC成分も−Vxとなる。したがって、反転アンプ21aの正転入力端には(−Vx)*[1/(1+A)]なるAC成分が入力される。
【0088】
反転アンプ21aの正転入力端から見たゲインは(1+A)であるので、結局、コンデンサCが第2の回路ブロック32のグランドに接続されていない場合の、反転アンプ21aの出力をeo1’とすると、
eo1=eo1’−Vx
となる。
【0089】
よって、アンプ32aの入力電圧ei2は、
Figure 0003643501
となり、グランド電位が異なる二つの回路ブロック31,32間における、上記インピーダンスZによるノイズ電圧Vxの影響を除去することができる。
【0090】
(第五の実施形態)
図9は、本発明の第五の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の概略を示すものである。
【0091】
このアナログ増幅回路は、たとえば同図(a)に示すように、電源電圧がVDD1であるVDD1回路系11Cからの出力信号が、電源電圧がVDD2であるVDD2回路系21C内の正転アンプ(オペアンプ)21a’にダイレクトに供給されるとともに、上記正転アンプ21a’の基準電位Vrがゲイン1の差動アンプ(Vr生成回路)21eによって生成されるように構成されている。
【0092】
VDD1回路系11Cは、DC電位がVDD1/2とされた信号出力回路11aと、該VDD1回路系11Cの中点電位(VDD1/2)の(1+A)/A倍の電圧を発生させるための第1の基準電圧発生回路11b’、および、この基準電圧発生回路11b’の出力をボルテージフォロアするための第1のボルテージフォロア回路11cと、を有して構成されている。
【0093】
基準電圧発生回路11b’は、電源電圧VDD1とグランド(GND)との間に、2つの抵抗[(A−1)/(A+1)]R1,R1を直列に接続してなり、その接続点の電位((A+1)VDD1/2A)を出力として取り出すように構成されている。
【0094】
ボルテージフォロア回路11cは、上記基準電圧発生回路11b’が正転入力端側に接続されるとともに、反転入力端が出力端に接続された、バッファアンプとしてのオペアンプにより構成されている。
【0095】
VDD2回路系21Cは、上記VDD1回路系11Cからの出力信号を(1+A)倍に増幅して出力する正転アンプ21a’と、該VDD2回路系21Cの中点電位(VDD2/2)の1/A倍の電圧を発生させるための第2の基準電圧発生回路21b’と、この基準電圧発生回路21b’の出力をボルテージフォロアするための第2のボルテージフォロア回路21c、および、上記ボルテージフォロア回路11cの出力(上記VDD1回路系11Cの中点電位の(1+A)/A倍の電圧)と上記ボルテージフォロア回路21cの出力(上記VDD2回路系21Cの中点電位の1/A倍の電圧)との差により、上記正転アンプ21a’の基準電位Vrを生成する差動アンプ21eと、を有して構成されている。
【0096】
正転アンプ21a’は、反転入力端側に抵抗Rを介して上記差動アンプ21eからの基準電位Vrが、正転入力端側に上記VDD1回路系11Cからの出力信号が、それぞれ供給されるようになっている。また、正転アンプ21a’は、その反転入力端と出力端との間が抵抗A*Rを介して接続されている。
【0097】
基準電圧発生回路21b’は、電源電圧VDD2とグランド(GND)との間に、2つの抵抗(2A−1)R2,R2を直列に接続してなり、その接続点の電位(VDD2/2A)を出力として取り出すように構成されている。
【0098】
ボルテージフォロア回路21cは、上記基準電圧発生回路21b’が正転入力端側に接続されるとともに、反転入力端が出力端に接続された、バッファアンプとしてのオペアンプにより構成されている。
【0099】
差動アンプ21eは、正転入力端側に供給される、上記VDD1回路系11Cの中点電位の(1+A)/A倍の電圧((A+1)VDD1/2A)と、反転入力端側に供給される、上記VDD2回路系21Cの中点電位の1/A倍の電圧(VDD2/2A)との差を求めることによって、上記基準電位Vrを生成するように構成されている。
【0100】
なお、差動アンプ21eの、正転入力端と上記ボルテージフォロア回路11cの出力端およびグランドとの間、並びに、反転入力端と出力端および上記ボルテージフォロア回路21cの出力端との間には、それぞれ、抵抗R3が設けられている。
【0101】
ここで、上記差動アンプ21eにより生成される基準電位Vrは、
Vr=(A+1)*VDD1/2*A−VDD2/(2*A)
となる。
【0102】
また、DC電流iは、
i=(VDD1/2―Vr)/R
となる。
【0103】
これより、出力のDC電位Voは、
Vo=VDD2/2
となり、VDD2回路系21Cの正転アンプ21a’からの出力のDCレベルは、たとえば同図(b)に示すように、最大振幅を出せる最適なDCレベル(VDD2/2)とすることができる。
【0104】
このように、VDD1回路系11Cからの出力信号をVDD2回路系21C内にダイレクトに入力し、正転アンプ21a’により(1+A)倍に増幅して出力するアナログ増幅回路においては、正転アンプ21a’の基準電位Vrを、VDD1回路系11Cの中点電位の(1+A)/A倍の電圧とVDD2回路系21Cの中点電位の1/A倍の電圧との差とすることで、正転アンプ21a’からの出力の平均DC電位を、VDD2回路系21Cの中点電位とほぼ等しくできる。
【0105】
その結果、カップリング用のコンデンサを用いなくとも、電源電圧の異なる二つの回路系11C,21C間での信号の受け渡しを、電源電圧利用率を悪化させることなく、DCカップリングにより行うことが可能となるものである。
【0106】
なお、図9に示したアナログ増幅回路にいては、VDD1回路系11Cからの出力信号を正転アンプ21a’により(1+A)倍に増幅して出力するようにしたが、たとえば、2倍(A=1)に増幅して出力するように構成することも可能である。
【0107】
この場合、たとえば図10に示すように、基準電圧発生回路11bからのVDD1回路系11Aの中点電位を、直接、ゲイン1の反転アンプ21eの正転入力端に入力し、基準電圧発生回路21bからのVDD2回路系21C’の中点電位を、抵抗R3を介して、反転アンプ21eの反転入力端に入力することでも、基準電位Vrを生成できる。
【0108】
特に、この正転アンプ21a’を用いたアナログ増幅回路の場合、たとえば図11に示すように、基準電圧発生回路11b,21bにコンデンサC1,C2をそれぞれ接続することによって、電源リップルが基準電位に影響を与えないようにすることができる。
【0109】
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0110】
【発明の効果】
以上、詳述したようにこの発明によれば、電源電圧の異なる二つの回路系間での信号の受け渡しを、電源電圧利用率を悪化させることなしに行うことが可能な信号増幅回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の第一の実施例を示す概略図。
【図2】同じく、アナログ増幅回路の第二の実施例を示す概略構成図。
【図3】同じく、アナログ増幅回路の第三の実施例を示す概略構成図。
【図4】この発明の第二の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の第一の実施例を示す概略構成図。
【図5】同じく、アナログ増幅回路の第二の実施例を示す概略構成図。
【図6】この発明の第三の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の一実施例を示す概略構成図。
【図7】同じく、ΣΔ方式の1ビットD/Aコンバータを例に示す、出力回路の概略図。
【図8】この発明の第四の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の一実施例を示す概略構成図。
【図9】この発明の第五の実施形態にかかる、アナログ増幅回路の第一の実施例を示す概略図。
【図10】同じく、アナログ増幅回路の第二の実施例を示す概略構成図。
【図11】同じく、アナログ増幅回路の第三の実施例を示す概略構成図。
【図12】従来技術とその問題点を説明するために示す、二つの異なる電源電圧系をもつアナログ増幅回路(ACカップリングする場合の例)の概略図。
【図13】同じく、DCカップリングする場合の例を示す、従来のアナログ増幅回路の概略図。
【図14】同じく、DCカップリングする場合の他の例を示す、従来のアナログ増幅回路の概略図。
【図15】同じく、正転アンプを用いた場合の例を示す、従来のアナログ増幅回路(ACカップリングする場合)の概略図。
【図16】同じく、正転アンプを用いた場合の例を示す、従来のアナログ増幅回路(DCカップリングする場合)の概略図。
【図17】同じく、正転アンプを用いた場合の他の例を示す、従来のアナログ増幅回路の概略図。
【符号の説明】
11A,11A’,11B,11B’,11C…VDD1回路系
11a…信号出力回路
11b,11b’…第1の基準電圧発生回路
11c…第1のボルテージフォロア回路
21A,21A’,21A'',21B,21B’,21C,21C’…VDD2回路系
21a…反転アンプ(オペアンプ)
21a’…正転アンプ(オペアンプ)
21b,21b’…第2の基準電圧発生回路
21c…第2のボルテージフォロア回路
21d…Vr生成回路
21e…差動アンプ
31…第1の回路ブロック
32…第2の回路ブロック
32a…アンプ
C,C1,C2…コンデンサ
VDD1…第1の電源電圧
VDD2…第2の電源電圧
Vr…基準電位
Vx…ノイズ電圧
Z…インピーダンス

Claims (14)

  1. 第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、
    第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を−A倍に増幅して出力する反転アンプを有する第2の回路系と
    を具備し、
    前記第1の回路系の中点電位と前記第2の回路系の中点電位とを略1:Aに分圧した基準電位を、前記反転アンプの正転入力として生成する生成回路を設けたことを特徴とする信号増幅回路。
  2. 前記生成回路は、前記第1の回路系の中点電位を発生させるための第1の基準電圧発生回路の出力と、前記第2の回路系の中点電位を発生させるための第2の基準電圧発生回路の出力とを、第1の抵抗と第2の抵抗との抵抗比に応じて分圧するものであることを特徴とする請求項1に記載の信号増幅回路。
  3. 前記生成回路は、前記第1の基準電圧発生回路の出力をボルテージフォロアするための第1のボルテージフォロア回路の出力と、前記第2の基準電圧発生回路の出力をボルテージフォロアするための第2のボルテージフォロア回路の出力とを、第1の抵抗と第2の抵抗との抵抗比に応じて分圧するものであることを特徴とする請求項2に記載の信号増幅回路。
  4. 前記生成回路には、電源リップルを防ぐためのコンデンサが接続されてなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の信号増幅回路。
  5. 前記第1の基準電圧発生回路には、前記第1の回路系の中点電位をデカップリングするための第1のコンデンサが、前記第2の基準電圧発生回路には、前記第2の回路系の中点電位をデカップリングするための第2のコンデンサが、それぞれ接続されてなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の信号増幅回路。
  6. 前記第2の基準電圧発生回路には、前記第2の回路系の中点電位をデカップリングするためのコンデンサが設けられてなることを特徴とする請求項3に記載の信号増幅回路。
  7. 前記第2の回路系からの出力信号を増幅して出力するためのアンプを有する第3の回路系をさらに具備し、
    前記第3の回路系と前記第1,第2の回路系とのグランド間にインピーダンスが存在することを特徴とする請求項5に記載の信号増幅回路。
  8. 前記第1の回路系および前記第2の回路系は同一基板上に構成され、前記第3の回路系は前記第1,第2の回路系とは異なる基板上に構成されてなることを特徴とする請求項7に記載の信号増幅回路。
  9. 前記第3の回路系のグランドには、前記第2の回路系の中点電位をデカップリングするための、前記第2のコンデンサが接続されていることを特徴とする請求項7に記載の信号増幅回路。
  10. 第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、
    第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を(1+A)倍に増幅して出力する正転アンプを有する第2の回路系と
    を具備し、
    前記第1の回路系の中点電位の(1+A)/A倍の電圧と、前記第2の回路系の中点電位の1/A倍の電圧との差に相当する基準電位を、前記正転アンプの反転入力として生成する生成回路を設けたことを特徴とする信号増幅回路。
  11. 前記生成回路は、第1の基準電圧発生回路により発生されて、第1のボルテージフォロア回路によりボルテージフォロアされた、前記第1の回路系の中点電位の(1+A)/A倍の電圧と、第2の基準電圧発生回路により発生されて、第2のボルテージフォロア回路によりボルテージフォロアされた、前記第2の回路系の中点電位の1/A倍の電圧とを、ゲインが略1に設定された差動アンプに入力することによって、前記基準電位を得るものであることを特徴とする請求項10に記載の信号増幅回路。
  12. 第1の電源電圧で動作し、信号出力回路を有する第1の回路系と、
    第2の電源電圧で動作し、前記第1の回路系からの出力信号を略2倍に増幅して出力する正転アンプを有する第2の回路系と
    を具備し、
    前記第1の回路系の中点電位が正転入力端に供給され、前記第2の回路系の中点電位が抵抗を介して反転入力端に供給される、ゲインが略1に設定された反転アンプを、前記正転アンプの基準電位を生成する生成回路として設けたことを特徴とする信号増幅回路。
  13. 前記生成回路は、第1の基準電圧発生回路により発生されて、第1のボルテージフォロア回路によりボルテージフォロアされた、前記第1の回路系の中点電位を、前記反転アンプの正転入力端に入力し、第2の基準電圧発生回路により発生されて、第2のボルテージフォロア回路によりボルテージフォロアされた、前記第2の回路系の中点電位を、抵抗を介して前記反転アンプの反転入力端に入力することによって、前記基準電位を得るものであることを特徴とする請求項12に記載の信号増幅回路。
  14. 前記第1の基準電圧発生回路には、前記第1の回路系の中点電位をデカップリングするための第1のコンデンサが、前記第2の基準電圧発生回路には、前記第2の回路系の中点電位をデカップリングするための第2のコンデンサが、それぞれ接続されてなることを特徴とする請求項13に記載の信号増幅回路。
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