JP3642401B2 - ワークステーションにおける昇降天板付き机 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピューター(以下「パソコン」と称する)等のモニターとキーボードとを備えた電子情報機器を載置するためのワークステーションにおける昇降天板付き机に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から標準の机天板の奥行幅は、70cmとされているが、パソコン等の電子情報機器のモニターを机天板の奥行方向に載置して使用すると、特にCRTモニターでは奥行幅が大きいので、その前方の天板上にキーボードを載置するスペーを確保できないといった事態が生じる。そこで、OA机では天板の奥行幅を80cmとすることが一般的である。
【0003】
また、個人が使用する空間を平面視コ字形に配置した間仕切パネルで区画することも通常に行われている。この間仕切パネルで区画された空間の標準の広さは、横幅が180cm、奥行幅が120cmに設定することが多いが、この空間内に奥行幅が80cmの机を設置すると、使用者が椅子に座った状態で通路側に大きく突出するので不都合である。この場合、区画スペースの奥行幅を大きくするか、天板の奥行幅を標準の70cmにするかの選択に迫られる。通常は、間仕切パネルの配置を変更することは室内全体のレイアウトの変更となって大掛かりになり、多大なコストがかかるので、区画スペース内に奥行幅が70cmの標準の机を平面視L字形に配設し、そのコーナー部に斜め方向に向けてモニターを設置して使用している。つまり、45°の傾斜配置によって天板自体の奥行幅の最大約1.4倍の奥行幅を確保できるのである。しかし、二つの机をL字形に配置すると、接合部に隙間や段差が生じることが多く、その接合部にわたってキーボードを載置することになるので使用勝手が悪い。また、一つの天板で平面視略L字形に形成すると、天板が大型になるばかりでなく、モニターとキーボードの高さ及び前後位置を調節することは不可能である。
【0004】
一方、パソコン等の電子情報機器を載置するデスクやラックは各種提供されている。例えば、パソコンラックは、多段に棚板を固定し、その棚板をモニター台とキーボード台として使用するものであるが、モニター台とキーボード台は固定的であり、使用者の姿勢や体格に合わせてモニター台とキーボード台の高さや位置を変更できるものではない。
【0005】
また、パソコン対応デスクでは、モニター台とキーボード台の高さを調節可能となしたものも提供されている。例えば、特公平7−114731号公報には、共通の脚部の前後にガススプリングを内蔵した支柱を立設し、それぞれの後柱にモニター台を取付け、前柱にキーボード台を取付け、それぞれ独立して高さ調節可能となした載置台が記載されている。
【0006】
しかし、前述の公報記載の載置台は、確かにモニター台とキーボード台の高さを使用者の体格に応じて調節することができるが、使用者が椅子に着座した状態の姿勢に応じてモニター台とキーボード台を調節することはできない。そのため、このような電子情報機器を使用する場合には、使用者の姿勢が変化するとモニターやキーボードとの間隔や位置関係がずれるので、使用者は予め設定された姿勢を維持しなければならないが、長時間の同一姿勢の維持は苦痛となる。また、使用者が姿勢を変更する度に、モニター台やキーボード台の高さや、椅子との相対位置を変更するのは手間のかかる作業を要するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、パソコン等のモニターとキーボードとを備えた情報機器を載置するためのワークステーションにおける昇降天板付き机において、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の目及び手の軌跡に応じてモニター天板とキーボード天板の位置を連動して簡単且つ短時間に変更可能となしたワークステーションにおける昇降天板付き机を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのワークステーションにおける昇降天板付き机であって、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の目及び手の軌跡に応じて前記モニター天板とキーボード天板とが連動して高さ及び前後位置を最適な状態に変化させてなるワークステーションにおける昇降天板付き机を構成した。
【0009】
また、本体部の両側脚板に上後方から下前方へ傾斜した案内レールを設け、各案内レールには、後傾フレームと前傾フレームとからなる側面視略V字形の支持フレームの前記後傾フレームをスライド可能に連結し、後傾フレームの上部には前記モニター天板を前後移動可能に取付け、前傾フレームの上部には前記キーボード天板を取付け、前記モニター天板と本体部適所とをリンク機構で連結し、前記キーボード天板より該モニター天板の前後移動量を大きくなるように設定してなることが好ましい形態である。
【0010】
更に、前記両後傾フレームの上端部に固定フレームを取付け、前記モニター天板を該固定フレームに対して前後移動可能となし、前記両後傾フレームの上部間に回転軸を回動可能に渡設し、前方へ側面視く字状に曲がった回転杆の屈曲部を前記回転軸の中央部に固定するとともに、回転杆の上端部に作動杆を固定し、更に回転杆の下端部をリンク杆の一端部に枢着するとともに、リンク杆の他端部を前記本体部の上部に定位置で回動可能に連結し、前記固定フレームに設けた駆動片に形成した縦方向のスリット溝に前記作動杆を上下動可能に係合してなることがより好ましい。
【0011】
そして、前記固定フレームに設けた支持レールにて前記駆動片を下設した駆動力伝達体を前後方向へ移動可能となし、前記駆動力伝達体の上面と交叉するように、前記モニター天板の下面に圧接手段を取付け、該駆動力伝達体の上面に圧接手段が圧接することによる摩擦力の作用で、駆動力伝達体の前後移動と共にモニター天板が前後移動するようになし、圧接手段の圧接力を解除して固定フレームに対してモニター天板を前後移動可能としてなることが更に好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係るワークステーションの特徴を最も象徴的に示したものであり、図中符号Aはワークステーション、Bは昇降天板付き机、Cは間仕切パネル、1はモニター天板、2はキーボード天板、3は主天板、4は補助天板、P1はモニター、P2はキーボードをそれぞれ示している。また、図2中符号H1は身長150cmの使用者、H2は身長180cmの使用者を示している。
【0013】
図1は、本発明に係るワークステーションAと、複数の間仕切パネルC,…で区画した個人用のスペースSとの関係を示したものである。このスペースSは、横幅180cm、奥行幅120cmの標準的な広さとし、その空間内でパソコン等の電子情報機器を、使い勝手が良く使用できるように最大限に空間の有効利用を図ったものである。
【0014】
つまり、本発明に係るワークステーションAは、少なくともモニター天板1とキーボード天板2とを備えた電子情報機器を載置して使用する昇降天板付き机Bを備えており、全体の平面視形状が略L字形であり、前記モニター天板1とキーボード天板2とはコーナー部Dに向かった方向から使用可能な位置及び方向に配設し、使用者Hの姿勢に応じて前記モニター天板1とキーボード天板2とが連動して変位するようになしたものである。また、前記モニター天板1とキーボード天板2とは、独立して前後方向に位置調節できるようになっている。
【0015】
更に、図3に示すように、前記モニター天板1とキーボード天板2とを備えた昇降天板付き机Bの本体部5の一側部に主天板3を配設するとともに、他側部に補助天板4を配設し、前記モニター天板1、キーボード天板2、主天板3及び補助天板4とで全体の平面視形状を略L字形としている。ここで、前記主天板3は、通常の机天板のように筆記や書類を広げる等の目的で使用するため、一端部を脚部6で支持し、他端部を前記本体部5に固定している。また、前記補助天板4は、上面でマウスを操作したり、資料を載せたりして使用するため、前記キーボード天板2の位置に応じて位置調節できるように、前記本体部5に対して前後移動可能に連係している。更に、前記補助天板4の下部には電子情報機器本体(図示せず)を収容できる棚板7を設け、全体をワゴン状の脇机のように構成している。尚、前記主天板3と補助天板4とは、本体部5から分離して独立して使用することも可能である。このように、コーナー部Dに斜め方向に向けて、好ましくは主天板3の奥行方向に対して45°±10°の範囲内の角度でモニター天板1とキーボード天板2とを設置すると、モニターP1とキーボードP2を載置するのに十分な奥行幅を確保できる。
【0016】
次に、図2に基づいて本発明に係るワークステーションAにおいて、モニター天板1とキーボード天板2とを、高さ及び前後位置を連動して変更することによって最適な使用環境が得られることの理由を説明する。図2(a)の使用者H1の身長は150cm、(b)の使用者H2の身長は180cmを想定したものである。人間工学的にモニターP1と視野との関係において、目の高さの水平線に対して上方約5°の角度、下方約30度の角度の範囲にモニターP1の画面が位置する配置が最適とされている。また、使用者の目とモニターP1の画面までの距離は、画面のサイズや使用者の好みにもよるが、姿勢によらず略一定にすることが望まれる。
【0017】
使用者が電子情報機器、例えばCADを操作する場合、通常は上半身を起こした姿勢でキーボードP2やマウスを操作するが、その姿勢においてモニターP1とキーボードP2の高さ及び前後位置は最適な状態が存在する。そして、リラックスした状態で考えながら操作する場合は、椅子の背凭れに深くも凭れて後傾した姿勢を取ることが多い。このリクライニング姿勢で、使用者の目の位置は後方且つ下方になり、また、手の高さ及び前後位置は肘が後方且つ下方へ移動することに伴って移動する。しかし、目と手とはその変化量が異なるので、目と手の高さ及び前後位置に応じてモニターP1とキーボードP2とが連動して変化し、しかもその変化量を目と手の変化量に近づけることにより、モニターP1とキーボードP2の高さ及び前後位置は最適な状態となるのである。
【0018】
ところが、使用者の体格が異なると、立起姿勢における目と手の位置が異なり、更に立起姿勢からリクライニング姿勢への変化における目と手の変化量も異なることになる。使用者の体格に応じて、モニターP1とキーボードP2の高さ及び前後位置が最適になるように初期設定することは、モニター天板1とキーボード天板2をそれぞれ独立して前後位置を調節できるようにすれば可能である。しかし、使用者の体格に応じて、モニター天板1とキーボード天板2の変化量を調節できるようにすることは、不可能ではないが機構的に複雑且つ高価になり過ぎて、オフィス家具としての範疇を越えるものになる。そこで、使用者の体格による目と手の変化量の差は小さいので、標準身長の使用者に応じてモニター天板1とキーボード天板2の変化量を設定すれば、実用上十分である。
【0019】
次に、図3〜図7に基づいて昇降天板付き机Bの全体構成について説明する。この昇降天板付き机Bは、本体部5に対して前記モニター天板1とキーボード天板2が連動して昇降且つ前後方向へ移動するようになっており、前記本体部5は両側に脚板8,8を備え、該両脚板8,8の後部間をボックス体9で連結し、該ボックス体9の内部には後述のバランス装置10が内蔵されている。前記脚板8の前縁は、上後方から下前方へ傾斜した傾斜縁11となっており、該傾斜縁11に沿った内側には断面略C字形の案内レール12を固定している。そして、左右の各案内レール12,12には、側面視略V字形の支持フレーム13,13に側設した複数のローラ14,14をそれぞれ抜け止め状態で装着し、該支持フレーム13,13を上後方から下前方へ傾斜した案内レール12,12に沿って移動できるようになっている。また、前記支持フレーム13は、前記案内レール12に沿った後傾フレーム15と、該後傾フレーム15の下端部から斜め前方へ立ち上がった前傾フレーム16とからなり、後傾フレーム15は前傾フレーム16よりも上方まで延びており、該後傾フレーム15の上部には前記モニター天板1を前後移動可能に取付け、また前傾フレーム16の上部には前記キーボード天板2を取付けている。
【0020】
前記支持フレーム13の後傾フレーム15には、下端部と中間部の2箇所に前記ローラ14,14が側設されていて、案内レール12の全長の略半分の距離を昇降できるようになっているが、所定の高さで支持フレーム13を固定する必要がある。そのため、前記案内レール12に沿って一定間隔毎に前側へ開放した係合孔17,…を形成する一方、前記後傾フレーム15内でその幅方向前後にロック杆18をスライド変位可能に設けるとともに、該ロック杆18から外方へ向けて突設した係合ピン19を後傾フレーム15に形成した長孔20から突出させ、該ロック杆18を前後方向へ変位させることにより前記係合ピン19が所定の係合孔17に係合するようになっている。尚、左右の前記後傾フレーム15,15に装着したロック杆18,18を同時に駆動するため、両後傾フレーム15,15の上部前面間に連動シャフト21を軸受22,22にて回動可能に支持するとともに、該連動シャフト21の各端部に後傾フレーム15に沿った方向に連結杆23,23をそれぞれ固着し、そして各連結杆23の先端を前記ロック杆18の前端に枢着し、更に連動シャフト21の一端寄り位置に操作レバー24を固着し、前記キーボード天板2の下方で該操作レバー24を操作できるようにしている。本実施形態の場合、前記操作レバー24を図示しないバネによる弾性付勢力に抗して持ち上げることにより、前記連動シャフト21が回転し、前記連結杆23を介してロック杆18が前方へスライドして係合ピン19が係合孔17から外れ、前記支持フレーム13を案内レール12に沿って移動できるようになり、また高さ調節後に操作レバー24から手を離せば、係合ピン19が係合孔17に係合してその高さが維持されるのである。
【0021】
また、前記前傾フレーム16の上部に取付けたキーボード天板2は、該前傾フレーム16が延びた方向へ高さを調節できるようになっている。それには、前記前傾フレーム16を各パイプ状とし、その内部に上端にキーボード天板2を取付けた伸縮杆25をスライド可能に挿入し、高さを調節後に位置固定できるようになっている。
【0022】
一方、前記モニター天板1は、前記支持フレーム13が案内レール12に沿って昇降する動作に連動して、両支持フレーム13,13の上端間に取付けた固定フレーム26に対して前後方向へ移動するようにしている。即ち、前記モニター天板1は、下降するにつれて前方へ移動し、上昇するにつれて後方へ移動する。また、前記モニター天板1は、両支持フレーム13,13の昇降動作とは独立して前後方向に位置を調節できるようになっている。
【0023】
更に詳しくは、図4〜図12に示すように、前記固定フレーム26は、前後の横杆27,27の両端をそれぞれ側板28で連結した平面視四角形状のものであり、両側板28,28を前記後傾フレーム15,15の上端に略水平になるように固定するとともに、前記横杆27,27の上面の対称な位置に前後方向に向けて支持レール29,29を固定している。一方、前記モニター天板1の下面であって前記支持レール29,29の若干外側位置には、一対のガイドレール30,30を前後方向へ向けて略奥行幅の全長にわたり固定している。そして、前記支持レール29,29のそれぞれの外側前後端に、上端を上方へ突出させてローラ31,31を取付け、該ローラ31,31の上に前記ガイドレール30の上方転動片32が乗って、モニター天板1がその上に重いモニターP1を載置しても前後方向へ軽く移動できるようにしている。また、前記ガイドレール30の下端には、前記ローラ31の下端との間に若干のクリアランスを設けて規制片33を形成し、前記モニター天板1の外れ防止とガタツキ防止を図っている。
【0024】
また、前記支持レール29,29は、断面コ字形の部材であり、互いの溝部34,34が対向している。そして、前後幅の狭い横長板状の駆動力伝達体35を前記両支持レール29,29間に配設し、該駆動力伝達体35の両端前後に側設したローラ36,36をそれぞれ支持レール29の溝部34内で転動するようにし、もって前記固定フレーム26に対して駆動力伝達体35が前後方向へ移動できるようにしている。
【0025】
また、図8、図10〜図12に示すように、前記駆動力伝達体35の上面と交叉するように、前記モニター天板1の左右中央部に圧接手段37を取付け、該駆動力伝達体35の上面に圧接することによる摩擦力の作用で、駆動力伝達体35の前後移動と共にモニター天板1が前後移動するようにしている。前記圧接手段37は、前後方向に延びた長尺の形状であり、前記モニター天板1の下面に取付けるチャンネル状のベース部材38と、該ベース部材38の内部で上下動が規制されて前後方向へ変位する断面コ字形の操作部材39と、前記ベース部材38に外装し操作部材39の前後変位により上下動する断面コ字形の押圧部材40と、前記ベース部材38と操作部材39との間に介装した圧縮コイルばね41と、前記押圧部材40の下面に貼着若しくは嵌着して前記駆動力伝達体35の上面との摩擦力を増大させるゴムシート42とから構成されている。
【0026】
更に詳しくは、前記ベース部材38の両側面の前後部に縦長の長孔43,43を形成し、前記操作部材39の両側面の対応位置に後上がりの傾斜孔44,44を形成し、前記押圧部材40の両側面の対応位置には通孔45,45を形成し、それぞれ対応する長孔43、傾斜孔44及び通孔45に支軸46を挿入して抜け止めし、更に前記操作部材39の前端に立ち上げた取手板47を、前記モニター天板1の前端部に上下貫通して形成した開口48内に臨ませている。そして、通常は図12(a)に示すように、圧縮コイルばね41の弾性力によって操作部材39は下方へ押されて、前記支軸46は長孔43の下部に位置して、即ち前記押圧部材40は下方に押されてゴムシート42が前記駆動力伝達体35の上面に圧接されている。この状態は、前述のように駆動力伝達体35とモニター天板1が一体となって前後駆動される通常使用状態である。そこで、前記取手板47を手前に引くと、図12(b)に示すように、前記操作部材39は前方へ変位し、それに伴って支軸46は傾斜孔44によって押し上げられ、即ち前記押圧部材40が上動し、ゴムシート42が前記駆動力伝達体35の上面から離れる。この状態は、前記モニター天板1がローラ31,…とガイドレール30,30に案内されて自由に前後方向へ移動可能となり、モニター天板1の初期位置を設定することができる。ここで、取手板47から手を離せば、前記圧縮コイルばね41の弾性力によって操作部材39は後方変位し、押圧部材40は下働して、図12(a)の状態になる。
【0027】
次に、前記支持フレーム13が案内レール12に沿って昇降する動作に連動して、モニター天板1を前後方向へ移動させるリンク機構を図4、図5、図7〜図11に基づいて説明する。前記支持フレーム13の両後傾フレーム15,15の上部間に回転軸49を回動可能に渡設し、前方へ側面視く字状に曲がった一対の回転杆50,50の屈曲部を、間隔を置いて前記回転軸49の中央部に固定するとともに、両回転杆50,50の上端部間に作動杆51を固定し、更に両回転杆50,50の下端部をそれぞれリンク杆52,52の一端部に水平な連結ピン53で回動可能に枢着するとともに、両リンク杆52,52の他端部を前記本体部5の上部に水平な枢支軸54にて定位置で回動可能に連結している。ここで、前記回転杆50とリンク杆52とは、常に前記連結ピン53による連結部が後方へ側面視く字状に曲がった状態に設定する。そして、前記駆動力伝達体35の下面には、左右に間隔を置いて一対の駆動片55,55を下設し、該駆動片55,55に形成した縦方向のスリット溝56,56に前記作動杆51を上下動可能に係合している。また、前記回転軸49は長尺であるため中間部の撓みを抑制する必要がある。それには、前記固定フレーム26の横杆27に固定した軸受板57,57で前記回転軸49の中間部を回動可能に支持している。
【0028】
それにより、前記モニター天板1が最も高い状態(図4参照)から、前記支持フレーム13を案内レール12に沿って斜め下前方へ下降させると、前記回転軸49と枢支軸54との間隔が狭まり、連結ピン53による連結部が後方へ屈曲しながら前記リンク杆52が回転杆50を中心として回転し、その上端部の作動杆51がスリット溝56内で上動しながら駆動片55を前方へ押し出し、もって駆動力伝達体35と共に前記モニター天板1を前方へ移動させるのである(図5参照)。従って、前記モニター天板1は、案内レール12の傾斜角度に応じた固定フレーム26の前後変位に、リンク機構によって固定フレーム26に対する駆動力伝達体35の前後変位が加わるので、案内レール12の傾斜角度に応じた固定フレーム26の前後変位のみであるキーボード天板2の前後変位よりも大きくなる。
【0029】
次に、前記キーボード天板2の初期高さを設定する構造を、図4、図5、図13及び図14に基づいて説明する。前記前傾フレーム16の内部にスライド可能に挿入した前記伸縮杆25は、一側面にその端縁よりも突出させて設けた4個のローラ58,…が前傾フレーム16の内面を転動するので、該前傾フレーム16の延びた方向へスムーズに昇降するようになっている。また、前傾フレーム16に対して伸縮杆25を移動不能にロックする構造は、前記前傾フレーム16の内面に固定した規制部材59と、前記伸縮杆25に回動可能に一端を取付けたストッパー部材60とからなる。前記規制部材59は、前傾フレーム16の内面と伸縮杆25の外面との間に前側の端縁部分が位置するように取付け、この端縁部分の上下部に形成した係合凹部61,61の一方に、下端を伸縮杆25の外面に枢着し且つ規制部材59の方向へ板ばね62で弾性付勢したストッパー部材60に設けた規制ピン63を係合することにより設定状態を維持する。ここで、左右両側のストッパー部材60,60は、上部を前記伸縮杆25,25の上部から内方へ引き出し、前記キーボード天板2の下面に沿って連結してレバー64となしている。従って、このレバー64を手前に引けば、規制ピン63が係合凹部61から外れるので、キーボード天板2の高さを調節することが可能であり、レバー64から手を離して所定の係合凹部61に規制ピン63を係合させれば、その状態を維持するのである。尚、前記係合凹部61は、更に多数設けて多段階で高さ及び前後位置の調節が可能であることは勿論である。
【0030】
次に、前記本体部5のボックス体9に内蔵したバランス装置10について、図4、図5、図15〜図17に基づいて説明する。前記モニター天板1には、モニターP1が載置されるが、特に解像度が要求されるCAD用のモニターは未だCRTが多く、また大きな画面の場合にはサイズも大きくなるので、その重量は重くなる。また、一般の書類作成や情報処理用に使用するモニターは、サイズは比較的小さいCRTや、解像度を問題にしなければ液晶パネル等の軽量フラットパネルが使用される。従って、モニター天板1には様々な重量のモニターが載置されることが想定される。この場合、モニター重量が重い場合には、そのままでは昇降操作に多大な労力を要し、使用者が立起姿勢からリクライニング姿勢へ移る際に、またその逆の際に、その姿勢に応じてモニターP1及びキーボードP2の高さ及び前後位置を簡単な操作で短時間に最適に変更できるようにすることができない。そのため、バランス装置10によって昇降操作が軽くなるようにするのである。しかし、単純なコイルばねをそのままの状態で用いると、その弾性力は変位に略比例して直線的に変化するのに対して、本発明に係る昇降機構は、その変移のために高さによらず常に一定の力を加える必要があるので、重量バランスが変移に伴ってズレが大きくなる。そこで、本発明に係る前記バランス装置10は、圧縮コイルばねをバランス付勢に使用する上で、モニター天板1及びキーボード天板2に載置する重量に応じて初期設定が可能であるとともに、昇降調節する場合に、どのような高さでも略一様なバランス付勢力が得られる機構としたのである。
【0031】
具体的には、本発明に係るバランス装置10は、圧縮コイルばね65,65の伸縮度合いによる弾性力変化に応じて、その弾性力を昇降機構に伝達する増幅率を変化させるようにしたものである。前記ボックス体9の内部には、左右に間隔を置いて一対のガイドフレーム66,66を垂設し、両ガイドフレーム66,66間に上部ばね受部材67と下部ばね受部材68を独立して上下動可能に配設している。例えば、ガイドフレーム66の対向面側に縦溝66Aをそれぞれ形成し、上部ばね受部材67は横桟67Aの両端に側枠67B,67Bを直角に固定した正面視略コ字形であり、両側枠67B,67Bの外面に前記縦溝66A内で転動するローラ67C,67Cを上下に突設し、同様に下部ばね受部材68は横桟68Aの両端に側枠68B,68Bを直角に固定した正面視略コ字形であり、両側枠68B,68Bの外面に前記縦溝66A内で転動するローラ68C,68Cを上下に突設している。
【0032】
また、前記ボックス体9の上面板69と下面板70の略中央部には、調節螺軸71を定位置回動可能に垂設し、上面板69を貫通した調節螺軸71の上端に回転ハンドル72を固定するとともに、前記上部ばね受部材67の横桟67Aにナットを溶接するなどして形成した螺孔73に前記調節螺軸71を螺合貫通させ、更に下部ばね受部材68の横桟68Aに形成した通孔74に前記調節螺軸71を遊挿させている。そして、前記調節螺軸71の左右両側で横桟67Aと横桟68Aからそれぞれ対向方向に垂設した小径管75と大径管76を伸縮自在に嵌挿し、該小径管75と大径管76の外周に前記圧縮コイルばね65を巻装し、該圧縮コイルばね65を上方の横桟67Aと下方の横桟68A間に圧縮介装している。
【0033】
そして、前記ガイドフレーム66,66の下部に前後から挟むように支持横桟77,77を渡設するとともに、上部の後面側に案内横桟78を渡設している。尚、前記ガイドフレーム66,66の上下端は前記上面板69と下面板70に強固に固定している。更に、前記支持横桟77,77間であって前記調節螺軸71の左右一側に円筒形の回転ドラム79を前後の支軸によって回動可能に取付けるとともに、該回転ドラム79の後端に扁平な偏心カム80を一体的に固定している。ここで、前記偏心カム80は、回転軸芯からの距離が連続的に変化した約1/4楕円状であり、調節螺軸71の背後を通って該調節螺軸71の他側に突出し、また偏心カム80の外周端面に沿って凹溝81を形成している。そして、前記回転ドラム79には、一端を該回転ドラム79又は偏心カム80の適所に固定した第1ワイヤー82を回転ドラム79に左回りに複数回巻き付け、他端を下方へ垂下させて前記下部ばね受部材68の横桟68Aに固定したフック83に繋着している。また、前記偏心カム80には、一端を偏心カム80又は回転ドラム79の適所に固定した第2ワイヤー84を、大径側から右回りに小径側へかけて前記凹溝81内を通した後、上方へ導き、前記ボックス体9の上端部内から前方へ突出させた支持部材85の内部の前後部に横方向の水平軸にて回転自在に設けた滑車86,86の上部に掛け、下方へ方向を変えてから、他端部を前記両支持フレーム13、13の後傾フレーム15、15間に渡設した連結杆87に繋着している。また、前記案内横桟78の前面側に前後方向の水平軸にて回転自在に設けた滑車88で常に第2ワイヤー84の向きが前記後方の滑車86に対して同じ方向になるように向きを調節している。
【0034】
従って、前記モニター天板1及びキーボード天板2に載置した電子情報機器のモニターP1とキーボードP2を含み、前記支持フレーム13と共に昇降する部分の全重量が、前記第2ワイヤー84、偏心カム80、回転ドラム79、第1ワイヤー82、下部ばね受部材68を順次介して上部ばね受部材67で上端を固定された圧縮コイルばね65,65で支持されることになる。この場合、図4及び図16に示すように、前記昇降部分Sが最も上方に位置した際には、圧縮コイルばね65,65は最も伸びた状態であるので、その最小弾性力と釣り合うように、第2ワイヤー84が偏心カム80に対して接線となる部分の該偏心カム80の半径Rは最小となるように設定している。一方、図5及び図17に示すように、前記昇降部分Sが最も下方に位置した際には、圧縮コイルばね65,65は最も縮んだ状態であるので、その最大弾性力と釣り合うように、第2ワイヤー84が偏心カム80に対して接線となる部分の該偏心カム80の半径Rは最大となるように設定している。この偏心カム80の半径Rの変化は、使用する圧縮コイルばね65のばね定数Kによって変わるが、後述のように昇降部分Sの全荷重Fによっても非線形的に影響されるので、広い全荷重Fの範囲において一義的には定まらない。しかし、想定する全荷重Fの略中心の値で設計することは可能である。そして、電子情報機器のモニターP1とキーボードP2を所定位置に載置した状態で、前記回転ハンドル72を何れかの方向へ回転させて、調節螺軸71を回転させ、上部ばね受部材67を上下動させることにより、圧縮コイルばね65,65の初期に弾性力を調節し、前記昇降部分Sの全重量と略釣り合わせるのである。
【0035】
図18は、前記バランス装置10の原理図であり、対応する構成は同一符号を付して説明する。図18において、記号rは回転ドラム79の半径、Rは偏心カム80の半径、θは昇降部分Sが最も上昇したときの偏心カム80の第2ワイヤー84に対する接線の接点での半径Rを基準とした左回りの角度(ラジアン)、Kは圧縮コイルばね65のばね定数(ここでは二つのばねをまとめて表す)、L0は圧縮コイルばね65の自然長、Lは上部ばね受部材67を上下動させて初期設定した圧縮コイルばね65の長さ、dxは圧縮コイルばね65の変化長さ、Fはで昇降部分Sの全荷重(但し、案内レール12に沿った成分)である。また、M1は荷重Fによる力のモーメント、M2は圧縮コイルばね65の弾性力による力のモーメントを示す。以下、M1とM2が釣り合う条件の見出す。
【0036】
θ=0のとき、FR=Kl、ばねがdxだけ縮んだときのモーメントM1の微小増加分dM1=FdR、dθだけ回転したときのモーメントM2の微小増加分dM2=rKdxである。また、dxとdθの関係は、dx=rdθであるので、dM1=dM2として微分方程式を解けば、
R(θ)=(F/Kr2)θ+Kl/F
となる。この解は、θの一次式であるが、Fについては一次式ではなく、二項はFが異なった場合に、ばねの強さKlを調節すれば一定の値に設定できるが、一項の係数はそれだけでは一定にできない。つまりFの広い範囲で一義的にR(θ)を解析的に求めることはできない。しかし、前述のようにばねの強さと昇降部分Sの全荷重とは近似的にバランスさせることは可能である。従って、昇降部分Sがどのような状態でも軽い力で昇降調節することができる。
【0037】
また、図19に示したものは、前記本体部5の脚板8の外側面の上下部に、ローラ89,…を突設し、前記補助天板4と棚板7を支持した垂直板90の外面の上下部に、前記ローラ89,…を受け入れる水平なレール91,91を設けるとともに、棚板7の下面に単又は複数のキャスター92,…を取付けて、スムーズな前後移動を達成したものである。従って、前記棚板7に電子情報機器の本体部を載置しても、キーボード天板2に応じて前後位置を簡単に調節することが可能である。
【0038】
更に、図20に示したものは、ワークステーションAを構成する昇降天板付き机B1の他の実施形態を示し、前記同様な本体部5の脚板8に傾斜角度の異なる二つの案内レール12A、12Bを設け、一方の案内レール12Aに、上端にモニター天板1を取付けた第1支持部材93をローラ94,94にてスライド昇降するとともに、上端にキーボード天板2を取付けた第2支持部材95をローラ96,96にてスライド昇降し、前記第1支持部材93と第2支持部材95とを連結杆97でリンク連結し、モニター天板1とキーボード天板2とが連動して高さ及び前後位置を変更できるようにしたものである。この場合も、前記モニター天板1は連動調節とは独立して前後位置を調節でき、またキーボード天板2も独立して高さを調節できるものである。
【0039】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのワークステーションにおける昇降天板付き机であって、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の目及び手の軌跡に応じて前記モニター天板とキーボード天板とが連動して高さ及び前後位置を最適な状態に変化させてなるので、作業中に使用者が姿勢を頻繁に変えても、その姿勢に最適な高さと前後位置にモニター天板とキーボード天板を連動して簡単且つ短時間に変更することができる。
【0040】
請求項2及び3によれば、キーボード天板よりモニター天板の前後移動量が大きくなるので、使用者が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で姿勢を変更しした場合に生じる目と手の軌跡に応じてそれぞれモニター天板とキーボード天板の軌跡を略一致させることができ、それによりモニター及びキーボードを最適な高さ及び前後位置に設定できるのである。
【0041】
請求項4によれば、使用者の体格に応じて初期状態におけるモニター天板とキーボード天板の前後方向の相対位置を簡単に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワークステーションを示す簡略平面図である。
【図2】モニター天板とキーボード天板とを連動して高さ及び前後位置を調節する効果を説明するための省略側面図であり、(a)は身長約150cmの使用者の場合、(b)は身長約180cmの使用者の場合をそれぞれ示している。
【図3】本発明に係るワークステーションの全体斜視図である。
【図4】同じくワークステーションを構成する昇降天板付き机の最も天板を上昇させた状態の簡略縦断側面図である。
【図5】同じくワークステーションを構成する昇降天板付き机の最も天板を下降させた状態の簡略縦断側面図である。
【図6】支持フレームの案内機構を示す部分分解斜視図である。
【図7】同じく部分分解斜視図である。
【図8】モニター天板の前後位置の調節機構を示す分解斜視図である。
【図9】おなじく固定フレームの分解斜視図である。
【図10】モニター天板の前後位置の調節機構の組立て状態を示す簡略縦断側面図である。
【図11】同じく部分正面図である。
【図12】モニター天板の前後位置の調節機構を示し、(a)はキーボード天板と連動した状態の部分正面図、(b)はモニター天板の前後位置を独立して初期設定する状態の部分正面図である。
【図13】キーボード天板の高さを初期調節する機構を示す部分分解斜視図である。
【図14】同じく断面図である。
【図15】本発明に係る昇降天板付き机のバランス装置を示す分解斜視図である。
【図16】同じく昇降部分が最も上昇した場合の縦断正面図である。
【図17】同じく昇降部分が最も下降した場合の縦断正面図である。
【図18】同じくバランス装置の原理を説明するための説明図である。
【図19】補助天板の前後移動機構を示す部分正面図である。
【図20】本発明に係るワークステーションを構成する昇降天板付き机の他の実施形態を示す簡略側面図である。
【符号の説明】
A ワークステーション B 昇降天板付き机
C 間仕切パネル D コーナー部
H 使用者 S 昇降部分
1 モニター天板 2 キーボード天板
3 主天板 4 補助天板
P1 モニター P2 キーボード
5 本体部 6 脚部
7 棚板 8 脚板
9 ボックス体 10 バランス装置
11 傾斜縁 12 案内レール
13 支持フレーム 14 ローラ
15 後傾フレーム 16 前傾フレーム
17 係合孔 18 ロック杆
19 係合ピン 20 長孔
21 連動シャフト 22 軸受
23 連結杆 24 操作レバー
25 伸縮杆 26 固定フレーム
27 横杆 28 側板
29 支持レール 30 ガイドレール
31 ローラ 32 上方転動片
33 規制片 34 溝部
35 駆動力伝達体 36 ローラ
37 圧接手段 38 ベース部材
39 操作部材 40 押圧部材
41 圧縮コイルばね 42 ゴムシート
43 長孔 44 傾斜孔
45 通孔 46 支軸
47 取手板 48 開口
49 回転軸 50 回転杆
51 作動杆 52 リンク杆
53 連結ピン 54 枢支軸
55 駆動片 56 スリット溝
57 軸受板 58 ローラ
59 規制部材 60 ストッパー部材
61 係合凹部 62 板ばね
63 規制ピン 64 レバー
65 圧縮コイルばね 66 ガイドフレーム
66A 縦溝 67 上部ばね受部材67
67A 横桟 67B 側枠
67C ローラ 68 下部ばね受部材
68A 横桟 68B 側枠
68C ローラ 69 上面板
70 下面板 71 調節螺軸
72 回転ハンドル 73 螺孔
74 通孔 75 小径管
76 大径管 77 支持横桟
78 案内横桟 79 回転ドラム
80 偏心カム 81 凹溝
82 第1ワイヤー 83 フック
84 第2ワイヤー 85 支持部材
86 滑車 87 連結杆
88 滑車 89 ローラ
90 垂直板 91 レール
92 キャスター 93 第1支持部材
94 ローラ 95 第2支持部材
96 ローラ 97 連結杆

Claims (4)

  1. 少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのワークステーションにおける昇降天板付き机であって、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の目及び手の軌跡に応じて前記モニター天板とキーボード天板とが連動して高さ及び前後位置を最適な状態に変化させてなることを特徴とするワークステーションにおける昇降天板付き机。
  2. 本体部の両側脚板に上後方から下前方へ傾斜した案内レールを設け、各案内レールには、後傾フレームと前傾フレームとからなる側面視略V字形の支持フレームの前記後傾フレームをスライド可能に連結し、後傾フレームの上部には前記モニター天板を前後移動可能に取付け、前傾フレームの上部には前記キーボード天板を取付け、前記モニター天板と本体部適所とをリンク機構で連結し、前記キーボード天板より該モニター天板の前後移動量を大きくなるように設定してなる請求項1記載のワークステーションにおける昇降天板付き机。
  3. 前記両後傾フレームの上端部に固定フレームを取付け、前記モニター天板を該固定フレームに対して前後移動可能となし、前記両後傾フレームの上部間に回転軸を回動可能に渡設し、前方へ側面視く字状に曲がった回転杆の屈曲部を前記回転軸の中央部に固定するとともに、回転杆の上端部に作動杆を固定し、更に回転杆の下端部をリンク杆の一端部に枢着するとともに、リンク杆の他端部を前記本体部の上部に定位置で回動可能に連結し、前記固定フレームに設けた駆動片に形成した縦方向のスリット溝に前記作動杆を上下動可能に係合してなる請求項2記載のワークステーションにおける昇降天板付き机。
  4. 前記固定フレームに設けた支持レールにて前記駆動片を下設した駆動力伝達体を前後方向へ移動可能となし、前記駆動力伝達体の上面と交叉するように、前記モニター天板の下面に圧接手段を取付け、該駆動力伝達体の上面に圧接手段が圧接することによる摩擦力の作用で、駆動力伝達体の前後移動と共にモニター天板が前後移動するようになし、圧接手段の圧接力を解除して固定フレームに対してモニター天板を前後移動可能としてなる請求項3記載のワークステーションにおける昇降天板付き机。
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