JP3620421B2 - Oa用机 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピューター(以下「パソコン」と称する)等のモニターとキーボードとを備えた電子情報機器を載置するためのOA用机に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からパソコン等の電子情報機器を載置するデスクやラックは各種提供されている。例えば、パソコンラックは、多段に棚板を固定し、その棚板をモニター台とキーボード台として使用するものであるが、モニター台とキーボード台は固定的であり、使用者の姿勢や体格に合わせてモニター台とキーボード台の高さや位置を変更できるものではない。
【0003】
また、パソコン対応デスクでは、モニター台とキーボード台の高さを調節可能となしたものも提供されている。例えば、特公平7−114731号公報には、共通の脚部の前後にガススプリングを内蔵した支柱を立設し、それぞれの後柱にモニター台を取付け、前柱にキーボード台を取付け、それぞれ独立して高さ調節可能となした載置台が記載されている。
【0004】
しかし、前述の公報記載の載置台は、確かにモニター台とキーボード台の高さを使用者の体格に応じて調節することができるが、使用者が椅子に着座した状態の姿勢に応じてモニター台とキーボード台を調節することはできない。そのため、このような電子情報機器を使用する場合には、使用者の姿勢が変化するとモニターやキーボードとの間隔や位置関係がずれるので、使用者は予め設定された姿勢を維持しなければならないが、長時間の同一姿勢の維持は苦痛となる。また、使用者が姿勢を変更する度に、モニター台やキーボード台の高さや、椅子との相対位置を変更するのは手間のかかる作業を要するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、パソコン等のモニターとキーボードとを備えた情報機器を載置するためのOA用机において、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の姿勢に応じてモニター天板とキーボード天板の位置を連動して簡単且つ短時間に変更可能となしたOA用机を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのOA用机であって、前記キーボード天板は上方後部と下方前部との間の傾斜軌跡に沿って移動可能であるとともに、前記モニター天板は前後移動可能であり、前記キーボード天板の下動且つ前方移動に伴って前記モニター天板が前方移動するように連動してなるOA用机を構成した。
【0007】
また、両側部に配した脚部内に、上方後部から下方前部に傾斜した案内レールを設けるとともに、各案内レールに前記キーボード天板を支持するアームの基端部に固定した可動部材をスライド移動可能に連結し、両脚部の上端間に渡設した固定部材に支持フレームを固定するとともに、該支持フレームに前記モニター天板を前後移動可能に設け、前記可動部材の移動距離とモニター天板の前後移動距離が比例するように、連動機構にて連係してなることが好ましい形態である。
【0008】
更に、前記脚部の上端部内に水平横方向の回転軸にて回転可能に駆動プーリを設け、該駆動プーリに滑り不能に巻回した支持ワイヤーの下端を前記可動部材の上部に係着するとともに、該駆動プーリに滑り不能に巻回し且つ支持ワイヤーとは逆側接線から下方へ延びた案内ワイヤーを前記脚部内の下部に設けたガイドプーリで上方へ方向を変えてその端部を前記可動部材の下部に係着する一方、前記脚部に沿って引張りコイルばねを内蔵し、該引張りコイルばねの下端を脚部下部に固定するとともに、上端に連係した付勢ワイヤーを前記駆動プーリに同軸状に固定した該駆動プーリより小径の付勢プーリに滑り不能に巻回し、前記キーボード天板が上動する方向に引張りコイルばねの弾性復元力で付勢してなることがより好ましい。
【0009】
そして、両脚部間の渡設したシャフトの中間部に連動プーリを固定し、該連動プーリに中央部を巻回した連動ワイヤーの前後端を、前記モニター天板の前後部に連係するとともに、前記可動部材の移動距離に応じてシャフトの回転数が比例するように連動させてなることが更に好ましい。この場合に、前記回転軸に、前記シャフトを共回り可能に連結してなることが実用的である。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図4は本発明に係るOA用机の特徴を最も象徴的に示したものであり、図中符号1はモニター天板、2はキーボード天板、3は脚部、4はアームをそれぞれ示している。
【0011】
本発明に係るOA用机は、少なくともモニター天板1とキーボード天板2とを備えた電子情報機器を載置するためのOA用机であって、前記キーボード天板2は上方後部と下方前部との間の傾斜軌跡に沿って移動可能であるとともに、前記モニター天板1は前後移動可能であり、前記キーボード天板2の下動且つ前方移動に伴って前記モニター天板1が前方移動するように連動させたものである。
【0012】
本発明のOA用机における動作は、図2〜図4に示してあり、図2はキーボード天板2が最も高く且つ後方に位置するとともに、モニター天板1が最も後方に位置した状態を示している。また、図3は、キーボード天板2が最も低く且つ前方に位置するとともに、モニター天板1が最も前方に位置した状態を示している。そして、図1及び図4は、キーボード天板2とモニター天板1が、図2と図3の両極端状態の中間位置にある状態を示し、図例ではキーボード天板2とモニター天板1とが同一高さになった状態を示している。
【0013】
使用者が電子情報機器、例えばCADを操作する場合、通常は上半身を起こした姿勢でキーボードやマウスを操作するが、その姿勢においてモニターとキーボードの高さ及び前後位置は最適な状態が存在する。そして、リラックスした状態で考えながら操作する場合は、椅子の背凭れに深くも凭れて後傾した姿勢を取ることが多い。このリクライニング姿勢で、使用者の目の位置は後方且つ下方になり、また、手の高さ及び前後位置は肘が後方且つ下方へ移動することに伴って移動する。しかし、目と手とはその変化量が異なり、しかも変化量は非線形に変化するので、全ての姿勢でキーボード天板2とモニター天板1を最適に設定することは不可能ではないが、複雑な機構になるので実用的ではない。本発明のコンセプトは、使用者の姿勢、また体格に応じて、キーボード天板2とモニター天板1を最適な状態ではないが、それに近い状態に連動して変化させることが可能なOA用机を安価に提供することにある。
【0014】
次に、図1及び図5に基づいて本発明に係るOA用机の全体構成について説明する。本発明に係るOA用机は、両側部に配した脚部3,3内に、上方後部から下方前部に傾斜した案内レール5,5を設けるとともに、各案内レール5,5に前記キーボード天板2を支持するアーム4の基端部に固定した可動部材6をスライド移動可能に連結し、両脚部3,3の上端間に渡設した固定部材7に支持フレーム8を固定するとともに、該支持フレーム8に前記モニター天板1を前後移動可能に設け、前記可動部材6の移動距離とモニター天板1の前後移動距離が比例するように、連動機構9にて連係したものである。
【0015】
更に詳しくは、前記脚部3は、扁平筒状の部材であり、下端に前後方向に向けて固定した接地脚10で後方傾斜状態で左右一対を立設し、両脚部3,3の上端部間を断面三角形状の中空固定部材7で強固に連結されている。そして、前記脚部3の内部前縁に沿って内向きにガイド溝が開放した案内レール5を固定するとともに、前記脚部の前面であって該案内レール5より若干内側位置に、前記可動部材6を受け入れるスリット11が形成されている。
【0016】
前記アーム4は、内部が中空の杆体であり、その下端部に前記可動部材6を側面視略T字状になるように固定している。そして、可動部材6は、前記スリット11を通して脚部3の内部に挿入され、該可動部材6に上下に間隔を置いて側設したローラ12,12が、前記案内レール5のガイド溝13内を転動することによって、後方傾斜状態の案内レール5に沿った軌跡、即ち上方後部と下方前部との間の傾斜軌跡で前記キーボード天板2が変化するようになっている。
【0017】
更に、前記脚部3の上端部内に水平横方向の回転軸14にて回転可能に駆動プーリ15を設け、該駆動プーリ15に滑り不能に巻回した支持ワイヤー16の下端を前記可動部材6の上部に係着するとともに、同じく該駆動プーリ15に滑り不能に巻回し且つ支持ワイヤー16とは逆側接線から下方へ延びた案内ワイヤー17を前記脚部3内の下部に設けたガイドプーリ18で上方へ方向を変えてその端部を前記可動部材6の下部に係着している。ここで、前記支持ワイヤー16と案内ワイヤー17は連続したものでも良いが、前記駆動プーリ15に滑らずに巻回させるには、巻き数を多くする必要があるとともに、駆動プーリ15に対して完全に緩まないように構成しなければならいので、弾性的なテンション機構も必要となって複雑になる。従って、本実施形態では、支持ワイヤー16と案内ワイヤー17の端部をそれぞれ駆動プーリ15の適所に固定した後、互いに逆向きに数回巻回している。
【0018】
また、前記脚部3の長手方向に沿って引張りコイルばね19を内蔵し、該引張りコイルばね19の下端を脚部3下部の係止片20に係止するとともに、上端に連係した付勢ワイヤー21を前記駆動プーリ15に同軸状に固定した該駆動プーリ15より小径の付勢プーリ22に滑り不能に巻回し、前記キーボード天板2が上動する方向に引張りコイルばね19の弾性復元力で付勢している。つまり、前記可動部材6の移動距離に対して引張りコイルばね19の伸縮長さを小さく設定し、引張りコイルばね19の弾性力の変化を小さくし、キーボード天板2の上下動の際に付勢される力を略一定にしている。
【0019】
前記キーボード天板2を所定位置に設定した後、その状態を固定するためのロック機構23を設けている。このロック機構23は、前記脚部3の内部に案内レール5に平行に固定された係合部材24と、前記アーム4内に沿って移動可能に内蔵し前記係合部材24に係脱可能に係合する係合杆25と、該係合杆25を駆動するために前記キーボード天板2の下面に前後移動可能に設けた操作レバー26とから構成されている。更に詳しくは、前記係合部材24の前縁に沿って等間隔で複数形成された係合凹部27,…に、前記係合杆25の先端部に側設した係合ピン28が係合することによって、可動部材6の移動、即ちキーボード天板2の移動が規制されるのである。前記係合杆25と操作レバー26とはリンクされており、該操作レバー26を手前に引けば係合杆25がアーム4に沿って前方へ変位し、もって係合ピン28が係合凹部27から外れることで、キーボード天板2の位置を変更することができる。尚、前記操作レバー26又は係合杆25の適所を係合ピン28が係合凹部27に係合する方向へ弾性付勢又は係合、脱係合の二態様保持することが好ましく、本実施形態ではキーボード天板2の裏面側に操作レバー26と関連づけて二態様保持手段29を設けている。
【0020】
次に、前記モニター天板1の前後スライド構造及び駆動機構を、図6、図9及び図10に基づいて説明する。先ず、モニター天板1の前後スライド構造は、前記両脚部3,3の上部間に渡設した前記固定部材7の上面であって左右両側部に、一対の支持フレーム8,8を前後方向に固定し、各支持フレーム8の前後端部には上方へ突出した状態でガイドローラ30,30を設け、一方前記モニター天板1の下面に固定した固定フレーム31の両側側杆32,32は下方へ開放した断面略C字形のチャンネル材で構成し、その内部に前記支持フレーム8を受け入れて、ガイドローラ30,30で支持されて前後移動可能となったものである。ここで、前記支持フレーム8は、固定フレーム31の側杆32よりも短く、側杆32内で支持フレーム8が相対的に移動する距離が、前記モニター天板1の最大ストロークとなる。
【0021】
次に、前記モニター天板1の前後駆動は、前記連動機構9を介してキーボード天板2の移動によって行われる。つまり、前記固定部材7の内部に沿ってシャフト33を回転可能に配設するとともに、該シャフト33の両端をそれぞれ前記回転軸14に同軸状に共回り可能に連結し、もってシャフト33を両脚部3,3間の渡設している。そして、前記シャフト33の中間部に二つの連動プーリ34,34を固定し、該連動プーリ34に中央部を巻回した連動ワイヤー35の前後端を、前記モニター天板の前後部、具体的には前記固定フレーム31の前後横杆36,36に連係している。
【0022】
更に詳しくは、前記連動プーリ34は、前記固定部材7の上面に形成した開口37から上端部が突出するように配置されており、前記連動ワイヤー35は、連動プーリ34に複数回巻回した後、前記開口37から臨んだ上端部から同一接線方向に前後に張り出し、連動プーリ34の回転に対して前後一方の連動ワイヤー35は巻き取られ、他方は繰り出されるようになっている。従って、連動プーリ34の回転によって、前記固定フレーム31が前後に移動し、その上方に固定した前記モニター天板1が前後移動するのである。ここで、前記連動プーリ34は、前記駆動プーリ15の直径より大きく設定し、前記案内レール5に沿ったキーボード天板2の移動ストロークよりもモニター天板1の移動ストロークを大きくしている。尚、本実施形態では、前記回転軸14の回転力を前記シャフト33に伝達するのに、両者を直接連結したが、他の回転力伝達手段、例えばタイミングベルト、歯車、自在継手等を採用することができ、更に前記支持ワイヤー16を延長し、複数のプーリで方向を変えて固定フレーム31に連結することも可能である。何れの場合も、前記可動部材6の移動距離に応じてシャフト33の回転数が比例するように連動させるように連動機構9を構成することが望ましい。
【0023】
このように、本発明のOA用机は、キーボード天板2とモニター天板1とを連動して移動させ、使用者の姿勢に応じて最適に近い状態に高さ、前後位置、相対位置を変化させるものであるが、使用者の体格に応じてモニター天板1とキーボード天板2を初期設定できれば、更に好ましいものとなる。ここで、キーボード天板2に対する高さ調節範囲は、このままでも十分に使用者の体格に対応できる。そこで、モニター天板1の初期高さを、使用者の体格に応じて何段階かに調節できれば良い。それには、前記固定フレ−ム31に対するモニター天板1の取付高さを、図11及び図12に示す調節金具38を介して行うようにすれば解決できる。つまり、この調節金具38は、縦、横、高さの三辺の長さが異なる直方体形状のものとし、互いに隣接する三面に、前記固定フレ−ム31の側杆32の側面に取付けるための取付孔39,39と、モニター天板1の下面を固定するための固定孔40とを形成している。図11中には、それぞれセットとして用いる孔に、A,B,Cの符号を付している。つまり、取付孔39Aと固定孔40Aを用いた場合には高さH1となり、取付孔39Bと固定孔40Bを用いた場合には高さH2となり、取付孔39Cと固定孔40Cを用いた場合には高さH3となるので、この調節金具38の向きを変えて取付ければ、モニター天板1を三段階の高さで初期設定できるのである。
【0024】
また、図1に示すように、オプションとして、前記両脚部3,3の上方に支持板41,41を連結し、その上端に棚板42を取付けて上棚付きのOA用机として使用することも可能である。尚、棚板42は、支持板41,41の上下中間高さに取付けることも可能である。更に、図2、図5及び図6に示すように、前記支持フレーム8,8の後端下部から後方へ、支持杆43,43を延長し、該支持杆43,43を利用して配線ダクト44を後部に横設することも好ましい。
【0025】
また、図13に示すように、前記支持杆43,43の後端にブラケット45を介してパネル46を高さ調節可能に設けることも好ましい。更に、図14に示すように、前記支持板41,41の上端に、棚板42の代わりにキャビネット47を設けることも可能である。
【0026】
また、図15及び図16に示すように、間仕切パネルや壁面で形成されたコーナー部に本発明に係るOA用机を設置し、空間の利用効率を高めるために、平面視台形状の補助テーブル48と平面視三角形状の補助テーブル49を両側部に連結して、全体として平面視L字形のワークステーションを構成することができる。前記補助テーブル48は補助天板48Aの外側端部を脚部48Bで支持するとともに、内側端部を脚部48Bと前記脚部3の上端間に固定した連結部材48Cの上面に前記脚部3と平行に固定した支持部材48Dで支持している。同様に、前記補助テーブル49は補助天板49Aの外側端部を脚部49Bで支持するとともに、内側端部を脚部49Bと前記脚部3の上端間に固定した連結部材49Cの上面に前記脚部3と平行に固定した支持部材49Dで支持している。ここで、前記連結部材48Cと連結部材49Cは、前記固定部材7の断面形状と同様な断面形状となっており、内部を配線のためのダクトとして利用することも可能である。
【0027】
また、図17に示した他の実施形態のOA用机は、接地脚10に対して脚部3が垂直に立ち上がり、該脚部3の上端にモニター天板1を前後移動可能に取付けるとともに、前記脚部3の前方に該脚部3に沿って上下移動可能にアーム4を連結し、該アーム4の前部の立ち上がり部分にキーボード天板2を前後移動可能に取付け、キーボード天板2の上下動とモニター天板1の前後動を前記同様な連動機構9にて連動して位置調節できるようにしたものである。
【0028】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明のOA用机は、少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのOA用机であって、前記キーボード天板は上方後部と下方前部との間の傾斜軌跡に沿って移動可能であるとともに、前記モニター天板は前後移動可能であり、前記キーボード天板の下動且つ前方移動に伴って前記モニター天板が前方移動するように連動してなるので、作業中の使用者の姿勢が立起姿勢と後傾したリクライニング姿勢との間で変化する際に、使用者の姿勢に応じてモニター天板とキーボード天板の位置を連動して簡単且つ短時間に変更することができ、作業の効率化を図ることができ、パソコン等のモニターとキーボードとを備えた情報機器を載置するためのOA用机として最適である。
【0029】
請求項2によれば、モニター天板の移動が前後方向のみであり、しかも支持フレームにモニター天板を前後移動可能に設けているので、モニターの重量が重くてもその支持強度が高く、更にモニターの重量の相違によってもキーボード天板を操作する負荷に大きな変化が生じないのである。
【0030】
請求項3によれば、キーボード天板を上昇させる場合でも、引張りコイルばねの弾性復元力によって付勢されているので、操作が軽くなり、また機構的にも簡単であるとともに、脚部内に全て収容されているので、外観的にもスッキリとしたものになる。
【0031】
請求項4によれば、モニター天板の前後移動機構が簡単であり、駆動プーリと連動プーリの直径の比率を調節することによって、キーボード天板とモニター天板の変化比率を簡単に設定することができる。
【0032】
請求項5によれば、キーボード天板の移動機構と、モニター天板の移動機構を独立して製造することはでき、全体を組み立てる際に回転軸とシャフトを連結すれば良いので、製造、組み立てが非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るOA用机を示す全体斜視図である。
【図2】キーボード天板を最も高く且つモニター天板を最も後方に設定した状態の簡略側面図である。
【図3】キーボード天板を最も低く且つモニター天板を最も前方に設定した状態の簡略側面図である。
【図4】キーボード天板とモニター天板を同一高さに設定した状態の簡略側面図である。
【図5】本発明のOA用机を部分破断して示した側面図である。
【図6】同じく要部の部分破断して示した拡大側面図である。
【図7】キーボード天板の縦断面図である。
【図8】脚部の簡略横断面図である。
【図9】モニター天板の移動機構を示す簡略縦断正面図である。
【図10】同じくモニター天板の移動機構を示す分解斜視図である。
【図11】モニター天板の初期高さを設定するための調節金具の斜視図である。
【図12】調節金具を固定フレームに取付けた状態の部分斜視図である。
【図13】後部にパネルを取付けた状態の斜視図である。
【図14】モニター天板の上方にキャビネットを取付けた状態の斜視図である。
【図15】補助テーブルと組み合わせてコーナー部に配するのに適したワークステーションを構成した例を示す平面図である。
【図16】同じく正面図である。
【図17】OA用机の他の例を示す簡略側面図である。
【符号の説明】
1 モニター天板 2 キーボード天板
3 脚部 4 アーム
5 案内レール 6 可動部材
7 固定部材 8 支持フレーム
9 連動機構 10 接地脚
11 スリット 12 ローラ
13 ガイド溝 14 回転軸
15 駆動プーリ 16 支持ワイヤー
17 案内ワイヤー 18 ガイドプーリ
20 係止片 21 付勢ワイヤー
22 付勢プーリ 23 ロック機構
24 係合部材 25 係合杆
26 操作レバー 27 係合凹部
28 係合ピン 29 二態様保持手段
30 ガイドローラ 31 固定フレーム
32 側杆 33 シャフト
34 連動プーリ 35 連動ワイヤー
36 横杆 37 開口
38 調節金具 39 取付孔
40 固定孔 41 支持板
42 棚板 43 支持杆
44 配線ダクト 45 ブラケット
46 パネル 47 キャビネット
48 補助テーブル 49 補助テーブル

Claims (5)

  1. 少なくともモニター天板とキーボード天板とを備えた電子情報機器を載置するためのOA用机であって、前記キーボード天板は上方後部と下方前部との間の傾斜軌跡に沿って移動可能であるとともに、前記モニター天板は前後移動可能であり、前記キーボード天板の下動且つ前方移動に伴って前記モニター天板が前方移動するように連動してなることを特徴とするOA用机。
  2. 両側部に配した脚部内に、上方後部から下方前部に傾斜した案内レールを設けるとともに、各案内レールに前記キーボード天板を支持するアームの基端部に固定した可動部材をスライド移動可能に連結し、両脚部の上端間に渡設した固定部材に支持フレームを固定するとともに、該支持フレームに前記モニター天板を前後移動可能に設け、前記可動部材の移動距離とモニター天板の前後移動距離が比例するように、連動機構にて連係してなる請求項1記載のOA用机。
  3. 前記脚部の上端部内に水平横方向の回転軸にて回転可能に駆動プーリを設け、該駆動プーリに滑り不能に巻回した支持ワイヤーの下端を前記可動部材の上部に係着するとともに、該駆動プーリに滑り不能に巻回し且つ支持ワイヤーとは逆側接線から下方へ延びた案内ワイヤーを前記脚部内の下部に設けたガイドプーリで上方へ方向を変えてその端部を前記可動部材の下部に係着する一方、前記脚部に沿って引張りコイルばねを内蔵し、該引張りコイルばねの下端を脚部下部に固定するとともに、上端に連係した付勢ワイヤーを前記駆動プーリに同軸状に固定した該駆動プーリより小径の付勢プーリに滑り不能に巻回し、前記キーボード天板が上動する方向に引張りコイルばねの弾性復元力で付勢してなる請求項2記載のOA用机。
  4. 両脚部間の渡設したシャフトの中間部に連動プーリを固定し、該連動プーリに中央部を巻回した連動ワイヤーの前後端を、前記モニター天板の前後部に連係するとともに、前記可動部材の移動距離に応じてシャフトの回転数が比例するように連動させてなる請求項2又は3記載のOA用机。
  5. 前記回転軸に、前記シャフトを共回り可能に連結してなる請求項4記載のOA用机。
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