JP3641983B2 - 移動電話機保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外光通信インタフェースを有する携帯電話機を保持することができる移動電話機保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動電話機保持装置としては、例えば図16に示すようなものが報告されている。
【0003】
このものは、携帯電話機551に設けられている外部接続用のコネクタ553に、電話ホルダ555に設けられているコネクタ57を接続し、電話ホルダ555内で電源線、アンテナケーブル、音声ラインなどの信号線に分配して車載電子機器に接続するものである。音声用の信号線は、車両内に設けられたハンズフリー装置の音響部などに接続される。また、携帯電話機551は、電話ホルダ555の表面に摺動可能に備えられた板状の開閉式のステー7により側面から挟み込むようにして固定されている。
【0004】
ところで、近年、携帯電話機505と外部機器との接続を非接触で行う方法としてIrDA(赤外線データ通信協会)規格が公表され、図17に示すように、赤外光を用いた通信方式を採用した携帯電話機505が発表されている。
【0005】
この携帯電話機505は、図17に示すように、側面下部に赤外光通信インタフェース513を設けたものである。このような携帯電話機505を保持する場合、電話ホルダにも赤外光通信インタフェースを設け、両者の赤外光通信インタフェースを介して赤外光通信を行うことで、携帯電話機505と外部の車載機器との接続を非接触で行うというものである。
【0006】
詳しくは、図18に示すように、赤外光通信インタフェースに用いられるIrDA素子527の通信可能範囲569はその正面に対して約±15°以内となっている。特に、図18に示すように、通信対象になる素子間の距離が離れているときには、通信可能範囲569内に通信相手になるIrDA素子527が入っている必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の移動電話機保持装置にあっては、図16に示すように、使用者が車両の乗降の都度にコネクタ557を抜き差ししなければならないので、面倒であった。また、コネクタ557自体が非常に小型になっているため、コネクタ557の抜き差しの際に破損・欠損や変形による接続不良が懸念される。
【0008】
また、図17に示す携帯電話機505と外部の車載機器とを非接触で接続する場合、図18に示すように、両方の受光素子565の受光可能範囲567内に相手方の発光素子があるように位置合わせを行わなければならなかった。
【0009】
このため、図19に示すように、互いにIrDA素子527が近接した状態では、IrDA素子527Lの受光素子565Lの受光可能範囲567Lと、IrDA素子527Rの発光素子561Rの送光範囲563Rが重なっていない。この結果、図18に示す状態での中心軸のずれ幅Sよりも、図19に示す中心軸のずれ幅Tの方が小さい(S>T)にも拘わらず、赤外光通信が不能な状態になるといった問題があった。
【0010】
さらに、携帯電話機の機種毎にIrDA素子の取り付け位置が異なっている場合、携帯電話機の機種に合わせて車載用電話ホルダのIrDA素子の位置をも変更して位置合わせを行う必要があり、操作性の低下を招くことが考えられる。
【0011】
また、車載用電話ホルダに設けられたIrDA素子は、非接触で携帯電話機と通信するため、ホルダ内側に向いている。このため、赤外光通信インタフェースを持つPDA(Personal Digital Assistants)やノート型パソコン等の携帯型情報機器と車載用電話ホルダに納められた携帯電話機との間では、通信ができないといった問題があった。
【0012】
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的としては、赤外光通信インタフェースを互いに正確に位置合わせをしなくても、携帯電話機と電子機器との間、携帯電話機と携帯型情報機器との間で安定した通信が確立することができる移動電話機保持装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記課題を解決するため、携帯電話機を着脱可能に保持し、この携帯電話機の一面に設けられた第1の赤外光通信インタフェースと、電子機器に接続される第2の赤外光通信インタフェースとの間で光信号の送受信を行う移動電話機保持装置であって、前記第1の赤外光通信インタフェースが設けられた携帯電話機の一面を含む面と前記第2の赤外光通信インタフェースを含む面との間に、一方の面から入射した光信号の光路を他方の面の方向に変換する光路変換部材を備え、該光路変換部材が前記携帯電話機に対向する面の面積が前記第1の赤外光通信インタフェースの送受光面の面積より大きいことを要旨とする。
【0014】
請求項2の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、前記携帯電話機の一面に対面する第1の面と、前記第2の赤外光通信インタフェースを含む面に対面する第2の面と、この第1の面に対向し、一方の面から入射した光信号を他方の面の方向に散乱する複数の略半球形状の散乱パターン部材を配置する第3の面とを備えることを要旨とする。
【0015】
請求項3の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、箱形状からなり、前記第1乃至第3の面を除く他の面には、前記光信号を反射する反射体、又は、前記光信号を散乱する散乱体を備えることを要旨とする。
【0016】
請求項4の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材の第1の面は、前記光信号を透過するとともに、前記携帯電話機と柔軟に密着する緩衝材を備えることを要旨とする。
【0017】
請求項5の発明は、上記課題を解決するため、前記携帯電話機を前記光路変換部材に押し付けて挟み込む摺動可能な押付部材を要旨とする。
【0018】
請求項6の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材とは別に第2の光路変換部材を有し、前記光路変換部材と第2の光路変換部材と間に、前記携帯電話機を挟み込むように並列に離隔して配置することを要旨とする。
【0019】
請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため、第3の赤外光通信インタフェースを設けた移動自在な携帯型情報機器を備え、前記光路変換部材は、前記第3の赤外光通信インタフェースが対面した場合に、前記第1の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間、及び/又は、前記第2の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間で光信号の光路を変換する第3の面を設けることを要旨とする。
【0020】
請求項8記載の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、第3の面に光信号を屈折させる屈折パターン部材を設け、前記第1及び第2の赤外光通信インタフェースを含まない面に光信号を散乱する散乱体を設けることを要旨とする。
【0021】
請求項9記載の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、前記散乱体の裏面に光信号を反射する反射体を設けることを要旨とする。
【0022】
請求項10記載の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、前記第2の赤外光通信インタフェースが設けられている端面と前記第3の面との間で所定の傾斜角をなすことを要旨とする。
【0023】
請求項11記載の発明は、上記課題を解決するため、前記光路変換部材は、可視光成分の伝搬を遮断する素材からなることを要旨とする。
【0024】
請求項12記載の発明は、上記課題を解決するため、前記携帯電話機が取り付けられたことを検知する検知手段を備え、検知手段からの検知結果に応じて、前記携帯電話機と第2又は第3の赤外光通信インタフェースとの間の光信号の送受信を開始又は切断することを要旨とする。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、第1の赤外光通信インタフェースが設けられた携帯電話機の一面を含む面と第2の赤外光通信インタフェースを含む面との間に、一方の面から入射した光信号の光路を他方の面の方向に変換する光路変換部材を備え、該光路変換部材が前記携帯電話機に対向する面の面積が前記第1の赤外光通信インタフェースの送受光面の面積より大きいとしたので、携帯電話機に設けられた第1の赤外光通信インタフェースの面を光路変換部材の面に当着するだけの簡易な作業で、この光路変更部材を介して携帯電話機と電子機器との間で光信号の送受信を行うことができる。
【0026】
また、請求項2に記載の本発明によれば、光路変換部材は、携帯電話機の一面に第1の面を対面させ、第2の赤外光通信インタフェースを含む面に第2の面を対面させ、この第1の面に対向し、一方の面から入射した光信号を他方の面の方向に散乱する複数の略半球形状の散乱パターン部材を第3の面に配置することで、光信号の光路を変換することができる。
【0027】
また、請求項3に記載の本発明によれば、光路変換部材は、箱形状からなり、第1乃至第3の面を除く他の面には、光信号を反射する反射体、又は、光信号を散乱する散乱体を備えているので、光路変換部材内に入射してくる光信号を他の面から漏らすことなく反射または散乱することができ、さらに、外部から雑音となる光が光路変換部材に入射することを遮ることができる。
【0028】
また、請求項4に記載の本発明によれば、光路変換部材の第1の面は、光信号を透過するとともに、前記携帯電話機と柔軟に密着する緩衝材を備えているので、緩衝材を介在させて携帯電話機の一面を密着させ、携帯電話機の損傷を防止することができる。
【0029】
また、請求項5に記載の本発明によれば、携帯電話機を光路変換部材に押し付けて挟み込む摺動可能な押付部材を備えることで、光路変換部材の方向に押付部材を摺動して携帯電話機を挟み込むことができ、携帯電話機を安定して支持することができる。
【0030】
また、請求項6に記載の本発明によれば、光路変換部材と第2の光路変換部材と間に、携帯電話機を挟み込むように並列に離隔して配置することで、携帯電話機のどちら側の面に赤外光通信インタフェースが設けられていても、使用者が携帯電話機の向きを気にすることなく置くことができる。
【0031】
また、請求項7記載の本発明によれば、移動自在な携帯型情報機器に設けられた第3の赤外光通信インタフェースが対面した場合に、第1の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間、及び/又は、第2の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間で光信号の光路を変換する第3の面を光路変換部材に設けることで、光路変換部材を介して携帯電話機と携帯型情報機器との間、及び/又は、電子機器と携帯型情報機器との間で光信号の送受信を行うことができる。
【0032】
また、請求項8記載の本発明によれば、光路変換部材は、第3の面に光信号を屈折させる屈折パターン部材を設け、第1及び第2の赤外光通信インタフェースを含まない面に光信号を散乱する散乱体を設けることで、第1及び第2の赤外光通信インタフェースから入出射される光信号が散乱体を介して散乱され、屈折パターンを介して屈折されて第3の面から入出射されるので、光路変換部材を介して携帯電話機と携帯型情報機器との間、及び/又は、電子機器と携帯型情報機器との間で光信号の送受信を行うことができる。
【0033】
また、請求項9記載の本発明によれば、散乱体の裏面に光信号を反射する反射体を設けることで、散乱体で散乱されて裏面まで伝搬した光信号を反射体で光路変換部材内に反射するようにしているので、裏面から光信号を漏らすことなく、かつ雑音となる外部からの光の入射を遮ることができる。
【0034】
また、請求項10記載の本発明によれば、第2の赤外光通信インタフェースが設けられている端面と第3の面との間で所定の傾斜角をなすように光路変換部材を構成することで、第2の赤外光通信インタフェースから出射されて第3の面に到達する光信号の量を増加させることができ、電子機器と携帯型情報機器との間で光信号の送受信を効率的に行うことができる。
【0035】
また、請求項11記載の本発明によれば、可視光成分の伝搬を遮断する素材から光路変換部材を構成することで、外来光によって生じる雑音を低減することができ、良好な通信品質を確保することができる。
【0036】
また、請求項12記載の本発明によれば、携帯電話機が取り付けられたことを検知して検知結果に応じて、携帯電話機と第2又は第3の赤外光通信インタフェースとの間の光信号の送受信を開始又は切断することで、赤外光通信の可否を判別することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0038】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ1の構成を示す図である。
【0039】
車両のセンタコンソール内には、携帯電話機5を保持して収納するための電話ホルダ1が設置されており、使用者が乗降の都度にセンタコンソールの上蓋を開けて携帯電話機5を着脱するように構成されている。
【0040】
電話ホルダ1は、台座2上にライトガイド3、1対のステー7、ハウジング9を備えている。ライトガイド3は台座2上に固着されており、ライトガイド3の側方に箱形状の携帯電話機5を並べて保持するように構成されている。また、ステー7は台座2上に摺動可能に互いに離隔して設けられている。このステー7は、台座2との間で所定の摩擦係数を有しており、図1に示すように、人手による押し力により矢印P方向にスライドして開閉可能に支持されている。
【0041】
電話ホルダ1に携帯電話機5を保持する場合、ステー7をライトガイド3側に閉じてライトガイド3との間に携帯電話機5を挟み込んで保持し、着脱する場合、ライトガイド3とは反対方向に開いて携帯電話機5を開放するようにしている。携帯電話機5は、図8に示すものと同様に赤外光通信インタフェース13を側面下部に備えている。
【0042】
ライトガイド3は6面体の箱形状からなり、その一端面19側にはハウジング9が設けられている。ハウジング9内には、後述するIrDA素子と周辺回路が設けられ、台座2内の電子回路に信号線11を介して接続されている。
【0043】
ライトガイド3と対向する携帯電話機5の側面には赤外光通信インタフェース13(隠れて図示できず)が設けられており、ライトガイド3の表面15は対向する携帯電話機5の側面の面積と同等以上になっている。
【0044】
次に、図2を参照して、ライトガイド3の外形とハウジング9について説明する。なお、図2は、図1に示すライトガイド3及びハウジング9を横に寝かせた状態を示す図である。
【0045】
ライトガイド3は、例えば透明なアクリル材等を用いるが、赤外光を透過可能な材質であれば他の材料を用いてもよい。ライトガイド3は、携帯電話機5の側面と接する表面15と、この表面15と対向する裏面17と、ハウジング9が取り付けられている一端面19と、この一端面19と対向する他端面21と、台座2と当接する一側面23と、この一側面23と対向する他側面25を備えている。なお、図2に示す表面15に対して上方向が携帯電話機5と対向しているため、赤外光通信の方向となる。
【0046】
ハウジング9は、図2に示すように、内部にIrDA素子27が設けられ、外来光雑音を防止するため遮光性を有する材質からなっている。IrDA素子27は、赤外光発光部とそのドライブ回路、赤外光受光部とそのプリアンプが一体になって回路基板29に固定されており、さらに、回路基板29に備えられた周辺回路から信号線11が引き出されている。
【0047】
このIrDA素子27は、ライトガイド3の一端面19からライトガイド3内部に向けて赤外光を発光したり、反対にライトガイド3内部から到来して一端面19から外方に向けて出力される赤外光を受光できるように方向付けされて回路基板29上に設置されている。ハウジング9には蓋35が設けられ、回路基板29を被って遮光するようにしている。
【0048】
ライトガイド3の表面15と対向する裏面17(携帯電話機5と反対側の面)の全面には、後述する反射体31が張り付けられている。
【0049】
この反射体31と当接するライトガイド3の裏面17には、図3に示すようにな散乱パターン部33が形成されている。散乱パターン部33は、例えば微少な略半球形状の凸部をライトガイド3の裏面17全体に渡って配置されているものとする。
【0050】
この略半球形状の凸部に照射された赤外光Lは、図3に示すように、ライトガイド3内に広範囲に散乱する。また、略半球形状の凸部を透過した赤外光Lも空洞内で屈折して反射体31で反射され、再度、略半球形状の凸部を通ってライトガイド3内に広範囲に散乱する。
【0051】
一方、ライトガイド3の表面15には、赤外光を透過する柔軟な緩衝材質である例えばビニール製のクッション材39が張り付けられている。ライトガイド3は、携帯電話機5と密着して使用されるが、クッション材39はその表面及び携帯電話機5の側面の損傷を防止することとなる。
【0052】
また、ハウジング9が取り付けられるライトガイド3の一端面19と対向する他端面21にも、図4、図5に示すように、反射体43が貼り付けられ、ライトガイド3内を通過した赤外光を他端面21から漏らさずにライトガイド3内に反射し、かつ、雑音となる外部からの入射光を遮るものである。
【0053】
同様に、一側面23と対向して外方に面する他側面25にも反射体41が貼り付けられ、ライトガイド3内を通過してくる赤外光を他側面25から漏らさずにライトガイド3内に反射し、かつ、雑音となる外部からの入射光を遮るものである。なお、反射体31、41、43等は上述したような略半球形状の散乱体であってもよい。
【0054】
ライトガイド3は、一端面19から入射した赤外光の光路を表面15の方向に変換するとともに、表面15から入射した赤外光の光路を一端面19の方向に変換する光路変換部材である。詳しくは、ライトガイド3は、一端面19から入射された赤外光を裏面17に設けられた散乱パターン部33で散乱あるいは反射させて表面15のほば全体から送光し、逆に表面15から入射された赤外光を散乱あるいは反射させて一端面19から出力するものである。
【0055】
次に、図1を参照して、移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ1の作用を説明する。
【0056】
図1において、ライトガイド3の表面15は、携帯電話機5側を向くように台座2上に設置されており、携帯電話機5の側面にある赤外光通信インタフェース13(隠れて図示せず)がライトガイド3の表面15に対向するように置くこととする。
【0057】
ハウジング9内のIrDA素子27は、回路基板29から信号線11を介して電話ホルダ1内の接続用回路に接続され、ハンズフリー通話のためのスピーカ及びマイクや、ナビゲーション装置や車載パーソナルコンピュータ等の車載情報機器に接続される。
【0058】
携帯電話機5は、矢印P方向(図中)に開閉するステー7によりライトガイド3方向に押し付けられ、ライトガイド3とステー7の間に挟まれて固定される。携帯電話機5の赤外光通信インタフェース13と電話ホルダ1内のIrDA素子27とはIrDA規格に準拠して赤外光通信を行う。
【0059】
ここで、図3〜図5を参照して、ライトガイド3での赤外光の伝播作用を説明する。
【0060】
車載情報機器側に接続されるIrDA素子27の赤外光発光部から出力された赤外光Lは、図5に示すように、端面19側からライトガイド3内に入射され、ライトガイド3内を伝播する。この赤外光Lはある程度の拡散性を持っているので、赤外光Lの一部はライトガイド3の裏面17側の散乱パターン部33に照射される。また、赤外光Lの一部はライトガイド3の裏面17を透過して散乱されるが、裏面17に設けられた反射体31によって反射され、再びライトガイド3内に入射される。
【0061】
また、IrDA素子27から出力された赤外光Lの一部は、ライトガイド3内を直進し、反対側の他端面21に達するが、端面21に設けられた反射体43によって反射され、再びライトガイド3内に入射され、ライトガイド3の裏面17に設けられた散乱パターン部33に照射される。
【0062】
ライトガイド3の一方の一側面23に達する赤外光についても、同様に一側面23に設けられた反射体41により反射され、再びライトガイド3内に入射され、ライトガイド3の裏面17に設けられた散乱パターン部33に照射される。
【0063】
この結果、IrDA素子27から出力された赤外光Lは、ライトガイド3の表面15のほぼ全体からその垂直上方向に出力されることとなる。
【0064】
逆に、外部の携帯電話機3に設けられたIrDA素子からライトガイド3の表面15を透過して入力した赤外光Lは、図5に示すように、上記と逆方向の光路を通り、一端面19から外方に出力され、IrDA素子27の受光部で受光される。
【0065】
この結果、携帯電話機5を用いたハンズフリー通話や、車載情報機器を携帯電話回線網に接続してデータ通信が行えるようになる。
【0066】
このように、本実施の形態では、携帯電話機5の赤外光通信インタフェース13と電話ホルダ1側のIrDA素子27とを正確に対向させなくても、単に携帯電話機5の赤外光通信インタフェース13が電話ホルダ1のライトガイド3に対面するだけの簡易な位置合わせ作業でよく、操作性を著しく向上することができる。
【0067】
また、ライトガイド3の表面15と携帯電話機5の赤外光通信インタフェース13とが密着しているため、赤外光通信路内に遮蔽物が入ることがなく、赤外光通信を良好に行うことができる。
【0068】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ1の構成を示す図である。
【0069】
第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるハウジング9を含む一対のライトガイド3を互いに離隔して台座2上に平行に設置したものであり、これらのライトガイドを第1のライトガイド45及び第2のライトガイド47とする。これらのライトガイド45,47の外側には、それぞれ一対のステー49を摺動可能に台座2上に設けることとする。なお、散乱パターン部33は、ライトイド3の表面15に設けられていても構わない、この場合は赤外光は裏面17を通して交信する。
【0070】
第1のライトガイド45と第2のライトガイド47との間の台座2上に、携帯電話機5を挟むように置き、第1のライトガイド45と第2のライトガイド47がステー49と共に矢印P方向(図中)とQ方向(図中)に離隔・接近して摩擦抵抗に抗して摺動され、これらに挟まれて携帯電話機5が保持される。
【0071】
第1のライトガイド45の表面15または第2のライトガイド47の裏面17のいずれかと、携帯電話機5の赤外光通信インタフェース13との間で、第1の実施の形態と同様に赤外光通信を行うことができる。
【0072】
この結果、ライトガイド45または47の表面15または裏面17のほば全面に渡って赤外光通信が可能となり、従来のようにIrDA素子同士を正対させる位置合わせを必要としなくなり、かつ携帯電話機5が確実に保持されるという効果が得られる。
【0073】
さらに、携帯電話機5のどちら側の側面に赤外光通信インタフェース13が設けられていても赤外光通信が可能になり、使用者が携帯電話機5の向きを気にすることなく台座2上に置くことができる。
【0074】
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ101の構成を示す図である。
【0075】
車両のインスツルメントパネルには、携帯電話機5を保持して収納するための電話ホルダ101が設置されており、使用者が乗降の都度に電話ホルダ101に携帯電話機5を着脱するように構成されている。
【0076】
電話ホルダ101は、ライトガイド103、1対のステー105、ハウジング107、携帯電話検知部109を備えている。
【0077】
ライトガイド103は、凹形状の電話ホルダ101の内側側面に固定されており、ライトガイド103の側方に箱形状の携帯電話機5を並べて保持するように構成されている。また、ステー105は、凹形状の電話ホルダ101の内側側面に対向して固定されており、携帯電話機5を電話ホルダ101内に上方から下方に向かって挿入すると、ステー105が携帯電話機5の側面に当接して固定するように構成されている。
【0078】
ライトガイド103は6面体の箱形状からなり、その一端面19側にはハウジング9が設けられている。ハウジング109内には、後述するIrDA素子と周辺回路が設けられ、電話ホルダ101内の電子回路に信号線11を介して接続されている。
【0079】
ライトガイド103と対向する携帯電話機5の側面には、赤外光通信インタフェース13(隠れて図示できず)が設けられており、ライトガイド103の表面15は対向する携帯電話機5の側面の面積と同等以上になっている。
【0080】
携帯電話検知部109は、携帯電話機5が電話ホルダ101に固定されたことを検知する。
【0081】
携帯型情報機器111は、側面に赤外光通信インタフェース113を設けており、ライトガイド103を介して携帯電話機5に設けられた赤外光通信インタフェース13との間で赤外光通信が可能である。また、携帯型情報機器111は、赤外光通信インタフェース113からライトガイド103、後述するIrDA素子を介して車載機器との間で赤外光通信が可能である。なお、携帯型情報機器111としては、赤外光通信インタフェースを持つPDAやノート型パソコン等が使用可能である。
【0082】
次に、図8を参照して、ライトガイド103の外形とハウジング107の構成について説明する。なお、図8は、図2に示すライトガイド3及びハウジング9の構成とほぼ同様の構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0083】
ライトガイド103は、IrDA素子27の送受光部が設置されている一端面19を傾斜角を設けて切断して端面処理が施され、その一端面19に垂直にIrDA素子を設置することにより、ライトガイド103内を伝搬して前面118に到達する光信号の量を増加させ、効率的に送受信できるように配慮されている。図8に示す2つの矢印方向が赤外光通信の方向である。
【0084】
反射体31は、ライトガイド103の裏面17(携帯電話機と赤外光通信を行う面とは反対側の面)に設けられた反射体であり、ライトガイドで散乱した赤外光を裏面に漏らさず、かつ雑音となる外部からの光の入射を遮るものである。
【0085】
反射体43は、ライトガイド103のIrDA素子が設置された一端面19とは反対側の他端面21に備えられた反射体であり、ライトガイド内を通過している赤外光を他端面21から漏らさずにライトガイド内に反射し、かつ雑音となる外部からの光の入射を遮るものである。なお、反射体43は後述する散乱体であってもよい。
【0086】
反射体115は、ライトガイド103の端面(携帯型情報機器111と赤外光通信を行う面とは反対側の面)に設けられた反射体であり、ライトガイド内を通過している赤外光をこの端面から漏らさずにライトガイド内に反射し、かつ雑音となる外部からの光の入射を遮るものである。なお、反射体115は、後述する散乱体であってもよい。
【0087】
散乱パターン部33は、ライトガイド103の裏面17に設けられており、ライトガイドで散乱した赤外光を端面から送光し、外部からの赤外光通信に用いられる赤外光をライトガイドに入射するものである。
【0088】
屈折パターン部117は、ライトガイド103の前面118に設けられており、ライトガイド内で散乱した赤外光を屈折して前面118から送光し、外部からの赤外光通信に用いられる赤外光をライトガイドに入射するものである。
【0089】
次に、図7〜図13を参照して移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ101の作用を説明する。
【0090】
車両のインスツルメントパネルには、電話ホルダ101が設置されており、使用者が乗車の都度に電話ホルダ101に携帯電話機5を挿着される。
【0091】
そして、携帯電話機5は、図12(a),(b)に示すように、矢印H方向に挿入され、図の矢印W方向に伸縮するステー105,105に挟まれ、図13に示すように、電話ホルダ101に固定される。
【0092】
この結果、ライトガイド103は、赤外光通信を行う表面15が携帯電話機5に対向するように電話ホルダ101に設置されており、携帯電話機5の側面に設けられた赤外光通信インタフェース13がライトガイド103に対向するように携帯電話機5が置かれる。また、ライトガイド103は、赤外光通信を行う前面118が車室内に向くように電話ホルダ101に置かれる。
【0093】
携帯型情報機器111は、赤外光通信インタフェース113がライトガイド103の前面118に対向するような位置で使用することとする。
【0094】
そして、携帯電話機5が電話ホルダ101に固定されたことが携帯電話検知部109により検知された場合、携帯電話検知部109から信号線(図示せず)を介して電話ホルダ101内の接続用回路がオンされ、ハウジング107に設けられたIrDA素子27に対して、携帯電話機5に設けられた赤外光通信インタフェース13、又は、携帯型情報機器111との間で光信号の送受信を開始することができる。
【0095】
ここで、図9,図10を参照して、ライトガイドでの赤外光の伝搬作用を説明する。
【0096】
IrDA素子27から出力された赤外光は、図9に示すように、ライトガイド103の一端面19から入射され内部を伝搬する。このとき、IrDA素子27から出射される赤外光にはある程度の広がりがあるので、赤外光の一部はライトガイド103の裏面17に設けられた散乱パターン部33にも照射される。
【0097】
散乱パターン部33は、例えば図10(b)に示すように、微少な半球状の窪みがライトガイド103の裏面17全体に渡って配置されており、これに照射された赤外光は広範囲に散乱する。その一部はライトガイド103の裏面側にも散乱されるが、裏面17側に設けられた反射体115により反射され、再びライトガイド内に入射される。
【0098】
また、IrDA素子27から出力された赤外光の一部は、ライトガイド内を直進し、反対側の他端面21に達するが、この他端面21に設けられた反射体115により反射され、再びライトガイド内に入射され、ライトガイド端面の散乱パターン部33に照射される。ライトガイド103の側端面側に達する赤外光についても同様に、側端面に設けられた反射体115により反射され、再びライトガイド内に入射され、ライトガイドの裏面17の散乱パターン部33に照射される。
【0099】
さらに、ライトガイド103のもう一つの側端面となる前面118に達する赤外光は、例えば図10(c)に示すように、前面118に設けられたマイクロプリズムやマイクロレンズからなる屈折パターン部117により屈折される。
【0100】
ここで、図11を参照して、屈折パターン部117の具体的構成及び作用を説明する。
【0101】
IrDA素子27から出力された赤外光は、ライトガイド内に一端面19から入射され、ライトガイド内を伝搬する。このとき、赤外光はある程度の広がりを持っているので、赤外光の一部は前面118の屈折パターン部117に照射される。
【0102】
屈折パターン部117は、例えば図11(a)に示すような微少な波状の窪みや、図11(b)に示すような微少なレンズがライトガイドの端面全体にわたって配置されており、これに照射された赤外光は広範囲に散乱する。
【0103】
また、屈折パターン部117は、図11(c)に示すように、ライトガイドの材質と異なる材質をコーティングすることやホログラムを用いることにより屈折効果を持たすことも可能である。IrDA素子27から出力された赤外光は、ライトガイドの前面118から垂直方向にも出力される。
【0104】
このようにして、IrDA素子27から出力された赤外光は、図10(a)に示すように、ライトガイド103の表面15と前面118のほぼ全体から垂直方向を中心に出力される。
【0105】
逆に、ライトガイド103の表面15から入力した赤外光は、上述したルートと逆方向のルートを伝搬して、IrDA素子27の設けられた側の一端面19からIrDA素子27の受光部で受光される。また、ライトガイド103の前面118から入力した赤外光は、前面118に設けられた屈折パターン部117により屈折され、上述したルートと逆方向のルートを伝搬して、IrDA素子27が設けられた側の端面から出力され、IrDA素子27の受光部で受光される。
【0106】
さらに、ライトガイド103の表面15から入力した赤外光は、ライトガイド103内を伝搬して裏面17に設けられた散乱パターン部33で散乱されてその一部が前面118方向に伝搬し、ライトガイド103の前面118のほぼ全体から垂直方向を中心に出力される。
【0107】
逆に、ライトガイド103の前面118から入力した赤外光は、上述したルートと逆方向のルートを伝搬して、ライトガイド103の表面15から出力される。
【0108】
ハウジング107内のIrDA素子27は、回路基板29を介して電話ホルダ101内のハンズフリー回路や車載情報機器への接続用回路に接続され、それぞれハンズフリー通話のためのスピーカ及びマイクや、ナビゲーション装置や車載PC等の車載情報機器に接続される。
【0109】
一方、携帯電話機5が電話ホルダ101から取り外されたことが携帯電話検知部109により検知された場合、携帯電話検知部109から信号線(図示せず)を介して電話ホルダ101内の接続用回路がオフされ、光信号の送受信が切断される。
【0110】
なお、携帯電話機5が電話ホルダ101から取り外されたことが携帯電話検知部109により検知された場合、携帯電話検知部109から信号線(図示せず)を介して電話ホルダ101内の接続用回路をオフせずに、ハウジング107に設けられたIrDA素子27に対して、携帯型情報機器111との間でのみ光信号の送受信を可能にしてもよい。
【0111】
従来のIrDA通信方式では、電話ホルダ101側のIrDA素子27と携帯電話機5に設けられた赤外光通信インタフェース13が正確に対向する必要があったが、本実施の形態では、携帯電話機5に設けられた赤外光通信インタフェース13がライトガイド103に対面していればよく、非常にラフな位置合わせでも通信が可能となる。
【0112】
一方、携帯型情報機器111は、ライトガイド103の前面118を介して、携帯電話機5、及び/又は、車載情報機器との間で赤外光通信を行うことができる。
【0113】
このように、本実施の形態では、移動自在な携帯型情報機器111に設けられた赤外光通信インタフェース113がライトガイド103の前面118に対面した場合に、赤外光通信インタフェース13と赤外光通信インタフェース113との間、又は、赤外光通信インタフェースとなるIrDA素子27と赤外光通信インタフェース113との間で光信号の光路を変換するライトガイド103に設けることで、ライトガイド103を介して携帯電話機5と携帯型情報機器111との間、又は、電子機器と携帯型情報機器111との間で光信号の送受信を行うことができる。この結果、携帯電話機5を用いたハンズフリー通話や、車載情報機器と携帯電話機5との間で携帯電話回線網を介してのデータ通信や、携帯型情報機器111と車載情報機器との間でのデータ通信や、携帯型情報機器111と携帯電話機5との間でのデータ通信が行えるようになる。
【0114】
また、ライトガイド103の前面118に光信号を屈折させる屈折パターン部117を設け、赤外光通信インタフェース13及びIrDA素子27を含まない面に光信号を散乱する散乱パターン部33を設けることで、赤外光通信インタフェース13及びIrDA素子27から入出射される光信号が散乱パターン部33を介して散乱され、屈折パターン部117を介して屈折されて前面118から入出射されるので、ライトガイド103を介して携帯電話機5と携帯型情報機器111との間、及び/又は、電子機器と携帯型情報機器111との間で光信号の送受信を行うことができる。
【0115】
さらに、散乱パターン部33の裏面に光信号を反射する反射体115を設けることで、散乱パターン部33で散乱されて裏面117まで伝搬した光信号を反射体115でライトガイド103内に反射するようにしているので、裏面117から光信号を漏らすことなく、かつ雑音となる外部からの光の入射を遮ることができる。
【0116】
また、IrDA素子27が設けられている一端面19と前面118との間で所定の傾斜角をなすようにライトガイド103を構成することで、IrDA素子27から出射されて前面118に到達する光信号の量を増加させることができ、電子機器と携帯型情報機器111との間で光信号の送受信を効率的に行うことができる。
【0117】
また、可視光成分の伝搬を遮断する素材からライトガイド103を構成することで、外来光によって生じる雑音を低減することができ、良好な通信品質を確保することができる。
【0118】
また、携帯電話機5が取り付けられたことを携帯電話検知部109で検知して検知結果に応じて、携帯電話機5とIrDA素子27又は携帯型情報機器111の赤外光通信インタフェース113との間の光信号の送受信を開始又は切断することで、赤外光通信の可否を判別することができる。
【0119】
(第4の実施の形態)
図14は、本発明の第4の実施の形態に係る移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダ151の構成を示す図である。
【0120】
電話ホルダ151は、ライトガイド103、ステー105、ハウジング107、携帯電話検知部109をそれぞれ一対ずつ備えている。
【0121】
ライトガイド103及びハウジング107は、凹形状の電話ホルダ101の内側両側面にそれぞれ固定されており、一対のライトガイド103の中間に箱形状の携帯電話機5を並べて保持するように構成されている。
【0122】
また、携帯電話検知部109は、凹形状の電話ホルダ101の内側両側面に対向してそれぞれ固定されており、携帯電話機5を電話ホルダ101内に上方から下方に向かって挿入すると、ステー105の一端が携帯電話機5の側面に当接して固定され、携帯電話検知部109により携帯電話機5が取り付けられたことが検知されるように構成されている。
【0123】
なお、第4の実施の形態におけるライトガイド103での赤外光の伝搬作用は、第3の実施の形態での伝搬作用と同様であるので、その説明を省略することとする。
【0124】
このように構成することで、携帯電話機5のどちらの側面に赤外光通信インタフェースが設けられている場合でも、電話ホルダ151との赤外光通信が可能になり、利用者が携帯電話機5の向きを気にすることなく電話ホルダ151に置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る移動電話機保持装置の外観斜視図である。
【図2】本発明の移動電話機保持装置の要部の部分分解斜視図である。
【図3】本発明の移動電話機保持装置の更に要部の詳しい光学的特性上の構成と光路を示す図である。
【図4】本発明の移動電話機保持装置の要部の光学的特性上の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の移動電話機保持装置の要部の光路を説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る移動電話機保持装置の外観斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置に適応可能な電話ホルダの構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置の要部の部分分解斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置の要部の前面断面図(a)、側面断面図(b)、上面断面図(c)である。
【図10】ライトガイドの表面と前面から出力される様子を表す分解斜視図(a)、散乱パターン部の一例を表す図(b)、屈折処理の一例を表す図(c)である。
【図11】屈折処理の一例を表す図(a),(b),(c)である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置として、電話ホルダに携帯電話機を挿入する前を表す前面図(a)、側面断面図(b)である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る移動電話機保持装置として、電話ホルダに携帯電話機を挿入した後を表す前面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る移動電話機保持装置として、電話ホルダに携帯電話機を挿入する前を表す前面図(a)、側面断面図(b)である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る移動電話機保持装置として、電話ホルダに携帯電話機を挿入した後を表す前面図である。
【図16】従来の移動電話機保持装置の外観斜視図である。
【図17】赤外光通信インタフェースを設けた携帯電話機の外観斜視図である。
【図18】従来の離れた状態での赤外光通信の説明図である。
【図19】従来の接近状態での赤外光通信の説明図である。
【符号の説明】
1,101,151 電話ホルダ
2 台座
3,103 ライトガイド
5 携帯電話機
7,105 ステー
9,107 ハウジング
11 信号線
13,113 赤外光通信インタフェース
15 表面
17 裏面
19 一端面
21 他端面
23 一側面
25 他側面
27 IrDA素子
29 回路基板
31,41,43,115 反射体
33 散乱パターン部
39 クッション材
109 携帯電話検知部
111 携帯型情報機器
117 屈折パターン
118 前面

Claims (12)

  1. 携帯電話機を着脱可能に保持し、この携帯電話機の一面に設けられた第1の赤外光通信インタフェースと、電子機器に接続される第2の赤外光通信インタフェースとの間で光信号の送受信を行う移動電話機保持装置であって、
    前記第1の赤外光通信インタフェースが設けられた携帯電話機の一面を含む面と前記第2の赤外光通信インタフェースを含む面との間に、
    一方の面から入射した光信号の光路を他方の面の方向に変換する光路変換部材を備え
    該光路変換部材が前記携帯電話機に対向する面の面積が前記第1の赤外光通信インタフェースの送受光面の面積より大きいことを特徴とする移動電話機保持装置。
  2. 前記光路変換部材は、
    前記携帯電話機の一面に対面する第1の面と、
    前記第2の赤外光通信インタフェースを含む面に対面する第2の面と、
    この第1の面に対向し、一方の面から入射した光信号を他方の面の方向に散乱する複数の略半球形状の散乱パターン部材を配置する第3の面とを備えることを特徴とする請求項1記載の移動電話機保持装置。
  3. 前記光路変換部材は、
    箱形状からなり、前記第1乃至第3の面を除く他の面には、
    前記光信号を反射する反射体、又は、前記光信号を散乱する散乱体を備えることを特徴とする請求項2記載の移動電話機保持装置。
  4. 前記光路変換部材の第1の面は、
    前記光信号を透過するとともに、前記携帯電話機と柔軟に密着する緩衝材を備えることを特徴とする請求項2記載の移動電話機保持装置。
  5. 前記携帯電話機を前記光路変換部材に押し付けて挟み込む摺動可能な押付部材を備えることを特徴とする請求項1記載の移動電話機保持装置。
  6. 前記光路変換部材とは別に第2の光路変換部材を有し、
    前記光路変換部材と第2の光路変換部材と間に、前記携帯電話機を挟み込むように並列に離隔して配置することを特徴とする請求項1記載の移動電話機保持装置。
  7. 第3の赤外光通信インタフェースを設けた移動自在な携帯型情報機器を備え、
    前記光路変換部材は、
    前記第3の赤外光通信インタフェースが対面した場合に、前記第1の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間、及び/又は、前記第2の赤外光通信インタフェースと第3の赤外光通信インタフェースとの間で光信号の光路を変換する第3の面を設けることを特徴とする請求項1記載の移動電話機保持装置。
  8. 前記光路変換部材は、
    第3の面に光信号を屈折させる屈折パターン部材を設け、
    前記第1及び第2の赤外光通信インタフェースを含まない面に光信号を散乱する散乱体を設けることを特徴とする請求項7記載の移動電話機保持装置。
  9. 前記光路変換部材は、
    前記散乱体の裏面に光信号を反射する反射体を設けることを特徴とする請求項8記載の移動電話機保持装置。
  10. 前記光路変換部材は、
    前記第2の赤外光通信インタフェースが設けられている端面と前記第3の面との間で所定の傾斜角をなすことを特徴とする請求項7又は8いずれか1つに記載の移動電話機保持装置。
  11. 前記光路変換部材は、
    可視光成分の伝搬を遮断する素材からなることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1つに記載の移動電話機保持装置。
  12. 前記携帯電話機が取り付けられたことを検知する検知手段を備え、
    検知手段からの検知結果に応じて、前記携帯電話機と第2又は第3の赤外光通信インタフェースとの間の光信号の送受信を開始又は切断することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1つに記載の移動電話機保持装置。
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