JP2003348203A - ユニット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器 - Google Patents
ユニット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器Info
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- JP2003348203A JP2003348203A JP2002152395A JP2002152395A JP2003348203A JP 2003348203 A JP2003348203 A JP 2003348203A JP 2002152395 A JP2002152395 A JP 2002152395A JP 2002152395 A JP2002152395 A JP 2002152395A JP 2003348203 A JP2003348203 A JP 2003348203A
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- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライド移動するユニット間の光学的接続の
信頼性を向上させ十分なスライド寿命が満足できるユニ
ット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器を提供す
ること。 【解決手段】 第1ユニット1及び第2ユニット2と、
第1ユニット1及び第2ユニット2のそれぞれに内蔵さ
れスライド方向で互いに向き合う向きで配置された送受
光素子51,54とを具備する。即ち、光を用いたワイ
ヤレスで第1ユニット1と第2ユニット2との間を光学
的に接続することで、ユニット間の接続を行っても、ス
ライド寿命に及ぼすような影響を発生しないように構成
した。
信頼性を向上させ十分なスライド寿命が満足できるユニ
ット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器を提供す
ること。 【解決手段】 第1ユニット1及び第2ユニット2と、
第1ユニット1及び第2ユニット2のそれぞれに内蔵さ
れスライド方向で互いに向き合う向きで配置された送受
光素子51,54とを具備する。即ち、光を用いたワイ
ヤレスで第1ユニット1と第2ユニット2との間を光学
的に接続することで、ユニット間の接続を行っても、ス
ライド寿命に及ぼすような影響を発生しないように構成
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド移動によ
り開閉動作可能に連結・一体化された2つのユニットの
間を光学的に接続してこのユニット間の通信を行うこと
ができるユニット間通信装置及びこれを備えた移動無線
機等の携帯電子機器に関する。
り開閉動作可能に連結・一体化された2つのユニットの
間を光学的に接続してこのユニット間の通信を行うこと
ができるユニット間通信装置及びこれを備えた移動無線
機等の携帯電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スライド移動により開閉動作可能
に一体化された2つのユニット間を接続する手段とし
て、一般に、 スライド長さ分の余長を持たせたフレキシブル基板を
設けるか、 バネ性を有するコネクタと平板状に形成したコネクタ
によりスライド長さ分だけ接触移動させ、2つのユニッ
ト間を接続する構造などがとられていた。
に一体化された2つのユニット間を接続する手段とし
て、一般に、 スライド長さ分の余長を持たせたフレキシブル基板を
設けるか、 バネ性を有するコネクタと平板状に形成したコネクタ
によりスライド長さ分だけ接触移動させ、2つのユニッ
ト間を接続する構造などがとられていた。
【0003】また、これ以外に、光を用いた非接触での
通信手段として、例えば特開平11−308173号や
特開2001−285424号公報に記載のように、お
互いのユニットにそれぞれ送受信素子を備えた構成であ
って、これらの送受光素子がある特定の位置関係に保た
れることによりユニット間通信を実現するようなものが
知られている。
通信手段として、例えば特開平11−308173号や
特開2001−285424号公報に記載のように、お
互いのユニットにそれぞれ送受信素子を備えた構成であ
って、これらの送受光素子がある特定の位置関係に保た
れることによりユニット間通信を実現するようなものが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のユニット間接続手段にあっては、例えば、スラ
イド寿命を確保するためフレキシブル基板の余長を大き
くしたり、バネ性を有するコネクタのバネ圧を小さくす
るなどの必要が生じている。その結果、これらのユニッ
トを収める機器筐体の大型化や、接触抵抗の増加による
電気的な接続不良などを生じていた。
た従来のユニット間接続手段にあっては、例えば、スラ
イド寿命を確保するためフレキシブル基板の余長を大き
くしたり、バネ性を有するコネクタのバネ圧を小さくす
るなどの必要が生じている。その結果、これらのユニッ
トを収める機器筐体の大型化や、接触抵抗の増加による
電気的な接続不良などを生じていた。
【0005】また、光を非接触通信手段として用いたと
しても、送受光部(送受信素子)をユニット外部に設け
る機器においては、送受光部の汚れや光路への意図せぬ
異物混入等による光学的、電気的な性能低下がもたらさ
れていた。
しても、送受光部(送受信素子)をユニット外部に設け
る機器においては、送受光部の汚れや光路への意図せぬ
異物混入等による光学的、電気的な性能低下がもたらさ
れていた。
【0006】そこで、上記したこれらの問題を回避する
ために、ユニット間の接続手段を省電力型の無線で構成
することにより、スライド寿命に影響を与えない構造の
ものが考えられている。ところが、携帯電話機のような
本来の機能として無線を有する機器においては、両者の
電波干渉等の問題が発生し好ましくない。また、省電力
型の無線で一般に開放されている周波数帯は、電子レン
ジ等のような他の機器でも使用されている周波数帯とな
るため、誤動作を起す可能性があり、同様に好ましくな
い。
ために、ユニット間の接続手段を省電力型の無線で構成
することにより、スライド寿命に影響を与えない構造の
ものが考えられている。ところが、携帯電話機のような
本来の機能として無線を有する機器においては、両者の
電波干渉等の問題が発生し好ましくない。また、省電力
型の無線で一般に開放されている周波数帯は、電子レン
ジ等のような他の機器でも使用されている周波数帯とな
るため、誤動作を起す可能性があり、同様に好ましくな
い。
【0007】本発明は、上記した従来の問題を解決する
ものであり、小型・軽量化を図りつつ、スライド寿命に
影響を与えることがないばかりか、安定したユニット間
通信を実現することができるユニット間通信装置及びこ
れを備えた携帯電子機器を提供することを目的とする。
ものであり、小型・軽量化を図りつつ、スライド寿命に
影響を与えることがないばかりか、安定したユニット間
通信を実現することができるユニット間通信装置及びこ
れを備えた携帯電子機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のユニット間通信装置は、スライド移動
により開閉動作可能に連結・一体化された第1ユニット
と第2ユニットとの間の通信を行うユニット間通信装置
であって、これらのユニット間を光を用いたワイヤレス
で光学的に接続する接続手段を備えたことを特徴として
いる。
ために、本発明のユニット間通信装置は、スライド移動
により開閉動作可能に連結・一体化された第1ユニット
と第2ユニットとの間の通信を行うユニット間通信装置
であって、これらのユニット間を光を用いたワイヤレス
で光学的に接続する接続手段を備えたことを特徴として
いる。
【0009】この構成によれば、第1ユニットに対して
第2ユニットがスライド移動する時に、或いは第2ユニ
ットに対して第1ユニットがスライド移動する時に、物
理的な接続がなくワイヤレスでユニット間を通信するこ
とができるので、スライド移動に影響を受けること無く
安定したユニット間通信をすることができる。
第2ユニットがスライド移動する時に、或いは第2ユニ
ットに対して第1ユニットがスライド移動する時に、物
理的な接続がなくワイヤレスでユニット間を通信するこ
とができるので、スライド移動に影響を受けること無く
安定したユニット間通信をすることができる。
【0010】また、この発明のユニット間通信装置は、
スライド移動により開閉動作可能に連結・一体化された
第1ユニットと第2ユニットとの間の通信を行うユニッ
ト間通信装置であって、これら第1ユニット及び第2ユ
ニット内に、前記スライド方向で互いに向き合う向きに
配置された送受光素子と、前記送受光素子間をつなぐが
空間を構成するトンネル部と、前記送受光素子の光を平
行光とするための平行光形成手段とを具備することを特
徴としている。
スライド移動により開閉動作可能に連結・一体化された
第1ユニットと第2ユニットとの間の通信を行うユニッ
ト間通信装置であって、これら第1ユニット及び第2ユ
ニット内に、前記スライド方向で互いに向き合う向きに
配置された送受光素子と、前記送受光素子間をつなぐが
空間を構成するトンネル部と、前記送受光素子の光を平
行光とするための平行光形成手段とを具備することを特
徴としている。
【0011】この構成によれば、第1ユニットに対して
第2ユニットがスライド移動する時に、或いは第2ユニ
ットに対して第1ユニットがスライド移動する時に、第
1ユニット及び第2ユニット内の送受光素子からの光は
トンネル部を通って障害なくユニット間を通信すること
ができるので、スライド移動に影響を受けること無く安
定したユニット間通信をすることができる。
第2ユニットがスライド移動する時に、或いは第2ユニ
ットに対して第1ユニットがスライド移動する時に、第
1ユニット及び第2ユニット内の送受光素子からの光は
トンネル部を通って障害なくユニット間を通信すること
ができるので、スライド移動に影響を受けること無く安
定したユニット間通信をすることができる。
【0012】本発明のユニット間通信装置は、前記トン
ネル部が前記第1ユニット及び第2ユニットとの結合部
位に内蔵されている。
ネル部が前記第1ユニット及び第2ユニットとの結合部
位に内蔵されている。
【0013】この構成によれば、外部からの光の影響を
うけることなく送受光することが出来るため、安定した
ユニット間通信をすることができる。
うけることなく送受光することが出来るため、安定した
ユニット間通信をすることができる。
【0014】本発明のユニット間通信装置は、前記トン
ネル部で前記第1ユニットもしくは第2ユニットの前記
送受光素子部がスライド移動する手段を備えた。
ネル部で前記第1ユニットもしくは第2ユニットの前記
送受光素子部がスライド移動する手段を備えた。
【0015】この構成によれば、ユニットのスライド移
動時に対しても外部からの光の影響をうけることなく送
受光することができるため、安定したユニット間通信を
することができる。
動時に対しても外部からの光の影響をうけることなく送
受光することができるため、安定したユニット間通信を
することができる。
【0016】本発明のユニット間通信装置は、前記トン
ネル部に設けられた内壁に光反射体を具備する。
ネル部に設けられた内壁に光反射体を具備する。
【0017】この構成によれば、トンネル内を通る光が
内壁にあたる角度成分を持って発せられても、その光を
吸収することなく伝播させることができるため、小さな
光出力でロスのない光伝送をすることができる。
内壁にあたる角度成分を持って発せられても、その光を
吸収することなく伝播させることができるため、小さな
光出力でロスのない光伝送をすることができる。
【0018】本発明のユニット間通信装置は、前記送受
光素子から出射する放射状の発散光を平行光に変換する
手段として、平行光形成用レンズを備えた。
光素子から出射する放射状の発散光を平行光に変換する
手段として、平行光形成用レンズを備えた。
【0019】この構成によれば、汎用的な放射状の発光
角度を持つ送受光素子を使用したときもトンネル部内を
直線的な光成分として送受することができるので、ユニ
ットのスライド長に左右されることなく安定した通信を
することができる。
角度を持つ送受光素子を使用したときもトンネル部内を
直線的な光成分として送受することができるので、ユニ
ットのスライド長に左右されることなく安定した通信を
することができる。
【0020】本発明のユニット間通信装置は、前記第1
ユニット及び第2ユニットから出射する光を、前記トン
ネル部を往来する光路へシフトする手段として、シフト
用レンズを備えた。
ユニット及び第2ユニットから出射する光を、前記トン
ネル部を往来する光路へシフトする手段として、シフト
用レンズを備えた。
【0021】この構成によれば、ユニット同士で送受光
素子の位置が実装制約等によってずれが生じるときもト
ンネル内に光を誘導することができるので、送受光素子
の実装位置に左右されることなく安定した通信をするこ
とができる。
素子の位置が実装制約等によってずれが生じるときもト
ンネル内に光を誘導することができるので、送受光素子
の実装位置に左右されることなく安定した通信をするこ
とができる。
【0022】本発明の携帯電子機器は、請求項1から請
求項7のいずれか1項に記載のユニット間通信装置を具
備することを特徴としている。
求項7のいずれか1項に記載のユニット間通信装置を具
備することを特徴としている。
【0023】この構成によれば、本来の無線機能を有す
る回路を動作中にも、その無線性能に影響を与えること
なくユニット間通信をすることができるので、安定した
無線機能を維持することができる。
る回路を動作中にも、その無線性能に影響を与えること
なくユニット間通信をすることができるので、安定した
無線機能を維持することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1
(A)及び(B)は、それぞれ、この発明に係る携帯電
話機の閉状態及び開状態を示す概略斜視図、図2(A)
及び(B)は、それぞれ、本発明の実施の形態に係る第
1ユニット及び第2ユニットを示す分解斜視図、図3
(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係る第1ユ
ニットのスライド閉状態における平面図及び断面図、図
4はその要部の詳細を示す拡大断面図、図5(A)及び
(B)は、本発明の実施の形態に係る第1ユニットのス
ライド開状態における平面図及び断面図、図6はその要
部の詳細を示す拡大断面図である。また、図7及び図8
は、第1ユニット及び第2ユニットでの通信光の発光光
路を示す説明図である。
いて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1
(A)及び(B)は、それぞれ、この発明に係る携帯電
話機の閉状態及び開状態を示す概略斜視図、図2(A)
及び(B)は、それぞれ、本発明の実施の形態に係る第
1ユニット及び第2ユニットを示す分解斜視図、図3
(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係る第1ユ
ニットのスライド閉状態における平面図及び断面図、図
4はその要部の詳細を示す拡大断面図、図5(A)及び
(B)は、本発明の実施の形態に係る第1ユニットのス
ライド開状態における平面図及び断面図、図6はその要
部の詳細を示す拡大断面図である。また、図7及び図8
は、第1ユニット及び第2ユニットでの通信光の発光光
路を示す説明図である。
【0025】図1及び図2は、この発明に係る携帯電話
機を示すものであり、この携帯電話機は、スライド方向
に開閉動作可能な構成となっており、概略構成として、
第1ユニット1と、第2ユニット2と、以下図2に示す
ように、スライド手段3と、トンネル部4と、ユニット
間通信手段(接続手段)5とを備えている。
機を示すものであり、この携帯電話機は、スライド方向
に開閉動作可能な構成となっており、概略構成として、
第1ユニット1と、第2ユニット2と、以下図2に示す
ように、スライド手段3と、トンネル部4と、ユニット
間通信手段(接続手段)5とを備えている。
【0026】第1ユニット1は、図2に示すように、上
ケース1Aと下ケース1Bとを具備しており、第2ユニ
ット2との間で設けたスライド手段3により、第2ユニ
ット2の後述する上ケース2Aの上面2Cに対してスラ
イド可能に構成されている。なお、この第1ユニット1
には、上ケース1Aの上面(表面)1Cに、液晶を用い
た表示パネル11と、基本機能を操作するに足りるメイ
ンキー12などとが設けられている。
ケース1Aと下ケース1Bとを具備しており、第2ユニ
ット2との間で設けたスライド手段3により、第2ユニ
ット2の後述する上ケース2Aの上面2Cに対してスラ
イド可能に構成されている。なお、この第1ユニット1
には、上ケース1Aの上面(表面)1Cに、液晶を用い
た表示パネル11と、基本機能を操作するに足りるメイ
ンキー12などとが設けられている。
【0027】また、上ケース1Aと下ケース1Bとで構
成するこの第1ユニット1には、内部に、第1基板13
や第2基板14などを収めている。このうち、第2基板
14には、後述するユニット間通信手段5の一部を構成
する第1送受光素子51及び第1レンズ52を具備す
る。また、下ケース1Bには、後述するユニット間通信
手段5の一部を構成する第2レンズ53を具備する。
成するこの第1ユニット1には、内部に、第1基板13
や第2基板14などを収めている。このうち、第2基板
14には、後述するユニット間通信手段5の一部を構成
する第1送受光素子51及び第1レンズ52を具備す
る。また、下ケース1Bには、後述するユニット間通信
手段5の一部を構成する第2レンズ53を具備する。
【0028】一方、第2ユニット2は、上ケース2Aと
下ケース2Bとを具備しており、第1ユニット1との間
で設けた前述のスライド手段3により、第1ユニット1
との間で相対的なスライド動作を行って第2ユニット2
を開閉させるようになっている。そして、この第2ユニ
ット2には、上面(表面)2Cに、詳細機能を操作する
に足りるテンキー21を備えている。
下ケース2Bとを具備しており、第1ユニット1との間
で設けた前述のスライド手段3により、第1ユニット1
との間で相対的なスライド動作を行って第2ユニット2
を開閉させるようになっている。そして、この第2ユニ
ット2には、上面(表面)2Cに、詳細機能を操作する
に足りるテンキー21を備えている。
【0029】また、上ケース2A及び下ケース2Bとで
構成するこの第2ユニット2には、内部に第3基板22
を収めている。そして、この第3基板22には、後述す
るユニット間通信手段5の一部を構成する第2送受光素
子54及び第3レンズ55を具備している。また、上ケ
ース2Aには、後述するユニット間通信手段5の一部を
構成する第4レンズ56を具備する。
構成するこの第2ユニット2には、内部に第3基板22
を収めている。そして、この第3基板22には、後述す
るユニット間通信手段5の一部を構成する第2送受光素
子54及び第3レンズ55を具備している。また、上ケ
ース2Aには、後述するユニット間通信手段5の一部を
構成する第4レンズ56を具備する。
【0030】なお、前述した第1ユニット1の第1基板
13及びこの第2ユニット2の第3基板22上には、メ
インキー12及びテンキー21の操作を行うための図示
外の電気回路が実装されている。このメインキー12及
びテンキー21による動作状態は、表示パネル11を通
して目視確認できる。ここで、表示パネル11への画像
の表示手段としては、例えば図示外の液晶等が用いられ
ている。
13及びこの第2ユニット2の第3基板22上には、メ
インキー12及びテンキー21の操作を行うための図示
外の電気回路が実装されている。このメインキー12及
びテンキー21による動作状態は、表示パネル11を通
して目視確認できる。ここで、表示パネル11への画像
の表示手段としては、例えば図示外の液晶等が用いられ
ている。
【0031】このスライド手段3としては、ここで構造
そのものについての詳細は省略するが、一般的な構成と
しては、例えば、レール溝にT字型フックを挿入する機
構等が考えられる。例えば、このスライド手段3として
は、図2に示すように、第1ユニット1側の下ケース1
Bに、第2ユニット2側へ突出・嵌合する凸部31を設
けている。一方、第2ユニット2の上ケース2Aには、
第1ユニット1の下ケース1B側の前述した凸部31が
挿入可能な凹部32を設けている。なお、ここで、第2
ユニット2の上ケース2Aに設けた凹部32は、第1ユ
ニット1の下ケース9に設けた凸部31が第1ユニット
1と第2ユニット2のスライド移動量に必要十分な長さ
に穿設されている。
そのものについての詳細は省略するが、一般的な構成と
しては、例えば、レール溝にT字型フックを挿入する機
構等が考えられる。例えば、このスライド手段3として
は、図2に示すように、第1ユニット1側の下ケース1
Bに、第2ユニット2側へ突出・嵌合する凸部31を設
けている。一方、第2ユニット2の上ケース2Aには、
第1ユニット1の下ケース1B側の前述した凸部31が
挿入可能な凹部32を設けている。なお、ここで、第2
ユニット2の上ケース2Aに設けた凹部32は、第1ユ
ニット1の下ケース9に設けた凸部31が第1ユニット
1と第2ユニット2のスライド移動量に必要十分な長さ
に穿設されている。
【0032】トンネル部4は、第1ユニット1の第1送
受光素子51(若しくは第2ユニット2の第2送受光素
子54)がスライド移動するスペースを構成しており、
ユニットのスライド移動時に対しても外部からの光の影
響を受けることなく後述する通信光を送受光するための
光通信用の空間ともなっている。しかも、このトンネル
部4は、内壁面に通信光を高い反射率で反射させる反射
手段(光反射体)を設けており、このトンネル部4内を
通る通信光がこのトンネル部4の内壁に衝突するような
角度成分を持って入射させられてもその通信光を吸収す
ることなく反射させて他方の送受光素子へ伝播させるこ
とができるようになっている。なお、このトンネル部4
の内壁面の反射手段としては、使用する通信光の波長を
ほぼ100パーセント反射させることができる反射効率
の高い公知の誘電体多層膜などを成膜した構成でもよい
し、通常のアルミニウム膜や銀膜などを塗布させてもよ
い。
受光素子51(若しくは第2ユニット2の第2送受光素
子54)がスライド移動するスペースを構成しており、
ユニットのスライド移動時に対しても外部からの光の影
響を受けることなく後述する通信光を送受光するための
光通信用の空間ともなっている。しかも、このトンネル
部4は、内壁面に通信光を高い反射率で反射させる反射
手段(光反射体)を設けており、このトンネル部4内を
通る通信光がこのトンネル部4の内壁に衝突するような
角度成分を持って入射させられてもその通信光を吸収す
ることなく反射させて他方の送受光素子へ伝播させるこ
とができるようになっている。なお、このトンネル部4
の内壁面の反射手段としては、使用する通信光の波長を
ほぼ100パーセント反射させることができる反射効率
の高い公知の誘電体多層膜などを成膜した構成でもよい
し、通常のアルミニウム膜や銀膜などを塗布させてもよ
い。
【0033】ユニット間通信手段5は、第1ユニット1
に対して第2ユニット2がスライド移動する時に物理的
な接続が必要なくワイヤレスでユニット間を通信するも
のであり、前述したように、第1ユニット1に設けた第
1送受光素子51、第1レンズ52(平行光形成用レン
ズとしての機能を有する)及び第2レンズ53(シフト
用レンズとしての機能を有する)と、第2ユニット2に
設けた第2送受光素子54、第3レンズ55(平行光形
成用レンズとしての機能を有する)及び第4レンズ56
(シフト用レンズとしての機能を有する)とを具備して
いる。
に対して第2ユニット2がスライド移動する時に物理的
な接続が必要なくワイヤレスでユニット間を通信するも
のであり、前述したように、第1ユニット1に設けた第
1送受光素子51、第1レンズ52(平行光形成用レン
ズとしての機能を有する)及び第2レンズ53(シフト
用レンズとしての機能を有する)と、第2ユニット2に
設けた第2送受光素子54、第3レンズ55(平行光形
成用レンズとしての機能を有する)及び第4レンズ56
(シフト用レンズとしての機能を有する)とを具備して
いる。
【0034】従って、第1ユニット1と第2ユニット2
が閉状態の時は、第1ユニット1上に具備され基本機能
を操作するに足りるメインキー12により機器本体の基
本操作を可能にしている。一方、第1ユニット1と第2
ユニット2が開状態の時は、第2ユニット2上に具備さ
れ詳細機能を操作するに足りるテンキー21を出現させ
機器本体の詳細操作を可能にしている。
が閉状態の時は、第1ユニット1上に具備され基本機能
を操作するに足りるメインキー12により機器本体の基
本操作を可能にしている。一方、第1ユニット1と第2
ユニット2が開状態の時は、第2ユニット2上に具備さ
れ詳細機能を操作するに足りるテンキー21を出現させ
機器本体の詳細操作を可能にしている。
【0035】次に、この実施の形態に係る携帯電話機の
ユニット間通信手段5について、図4、図6、図7及び
図8を参照しながら、詳細に説明する。
ユニット間通信手段5について、図4、図6、図7及び
図8を参照しながら、詳細に説明する。
【0036】第1送受光素子51は、図4に示すよう
に、第1レンズ52とともに第2基板14上に設置され
ており、第2送受光素子54へ向けて通信用の光(以
下、これを第1通信光とよぶ)を発光する適宜の発光素
子(例えば、LEDやLDなど)と、第2送受光素子5
4から通信用の光(以下、これを第2通信光とよぶ)を
受光する適宜の受光素子(フォトダイオードなど)とで
構成されている。
に、第1レンズ52とともに第2基板14上に設置され
ており、第2送受光素子54へ向けて通信用の光(以
下、これを第1通信光とよぶ)を発光する適宜の発光素
子(例えば、LEDやLDなど)と、第2送受光素子5
4から通信用の光(以下、これを第2通信光とよぶ)を
受光する適宜の受光素子(フォトダイオードなど)とで
構成されている。
【0037】第1レンズ52は、図4及び図6に示すよ
うに、第2送受光素子54からの第2通信光を第1送受
光素子51に結像させるとともに、第1送受光素子51
から発光・出射される第1通信光を平行光として第2送
受光素子54へ向けて送り出すものである。第2レンズ
53は、第1レンズ52を屈折・透過してきて入射する
平行光である第1通信光を平行光の状態のままその光路
を角度θだけ傾斜させて第2ユニット2寄りにシフトさ
せる(第2通信光の光路を角度θだけ傾斜させて第1ユ
ニット1寄りにシフトさせる)ものであって、入射面と
出射面とが互いに平行で、かつ、第1ユニット1の下ケ
ース1Bに対して一定角度に傾斜した平行板で構成され
ている。
うに、第2送受光素子54からの第2通信光を第1送受
光素子51に結像させるとともに、第1送受光素子51
から発光・出射される第1通信光を平行光として第2送
受光素子54へ向けて送り出すものである。第2レンズ
53は、第1レンズ52を屈折・透過してきて入射する
平行光である第1通信光を平行光の状態のままその光路
を角度θだけ傾斜させて第2ユニット2寄りにシフトさ
せる(第2通信光の光路を角度θだけ傾斜させて第1ユ
ニット1寄りにシフトさせる)ものであって、入射面と
出射面とが互いに平行で、かつ、第1ユニット1の下ケ
ース1Bに対して一定角度に傾斜した平行板で構成され
ている。
【0038】一方、第2送受光素子54は、図4に示す
ように、第4レンズ55とともに第3基板22上に設置
されており、第1レンズ52から第4レンズ56及びト
ンネル部4を途中に介在して第1送受光素子51と対向
配置されている。なお、この第2送受光素子54の構成
は第1送受光素子51と同様である。
ように、第4レンズ55とともに第3基板22上に設置
されており、第1レンズ52から第4レンズ56及びト
ンネル部4を途中に介在して第1送受光素子51と対向
配置されている。なお、この第2送受光素子54の構成
は第1送受光素子51と同様である。
【0039】また、第3レンズ55は、図4及び図6に
示すように、第1レンズ52と同様の構成であり、この
第1レンズ52とはトンネル部4の中間点を対称中心と
した状態で点対称配置されている。一方、第4レンズ5
6は、第3レンズ55を屈折・透過してきて入射する平
行光である第2通信光を平行光の状態のままその光路を
角度θだけ傾斜させて第1ユニット1寄りにシフトさせ
る(第1通信光の光路を角度θだけ傾斜させて第2ユニ
ット2寄りにシフトさせる)ものであって、入射面と出
射面とが互いに平行で、かつ、第2ユニット2の上ケー
ス2Aに対して一定角度に傾斜した平行板で構成されて
いる。即ち、第4レンズ56は、第2レンズ53と同様
に、図4に示す第2ユニット2を閉じた状態のときに、
第2レンズ53と密着状態又はこれに近い状態となるよ
うに、これと同一傾斜角度で第2ユニット2の上ケース
2Aに取付けられている。
示すように、第1レンズ52と同様の構成であり、この
第1レンズ52とはトンネル部4の中間点を対称中心と
した状態で点対称配置されている。一方、第4レンズ5
6は、第3レンズ55を屈折・透過してきて入射する平
行光である第2通信光を平行光の状態のままその光路を
角度θだけ傾斜させて第1ユニット1寄りにシフトさせ
る(第1通信光の光路を角度θだけ傾斜させて第2ユニ
ット2寄りにシフトさせる)ものであって、入射面と出
射面とが互いに平行で、かつ、第2ユニット2の上ケー
ス2Aに対して一定角度に傾斜した平行板で構成されて
いる。即ち、第4レンズ56は、第2レンズ53と同様
に、図4に示す第2ユニット2を閉じた状態のときに、
第2レンズ53と密着状態又はこれに近い状態となるよ
うに、これと同一傾斜角度で第2ユニット2の上ケース
2Aに取付けられている。
【0040】なお、ここで、これらの第1レンズ52〜
第4レンズ56は、例えば石英系の透明ガラスなどで形
成してもよいし、例えばPMMA(ポリ・メチル・メタ
・アクリレート)などの透明度の高いプラスチック樹脂
で形成してもよい。また、これらのレンズの取り付け方
法については、接着剤による接着や両面テープによる貼
り付けなどが考えられるが、ケースとの一体成型によっ
て形成することも可能である。
第4レンズ56は、例えば石英系の透明ガラスなどで形
成してもよいし、例えばPMMA(ポリ・メチル・メタ
・アクリレート)などの透明度の高いプラスチック樹脂
で形成してもよい。また、これらのレンズの取り付け方
法については、接着剤による接着や両面テープによる貼
り付けなどが考えられるが、ケースとの一体成型によっ
て形成することも可能である。
【0041】次に、この実施の形態に係る携帯電話機の
ユニット間通信手段5の作用について、詳細に説明す
る。第1ユニット1内の第2基板14上(或いは第2ユ
ニット2内の第3基板22上)にそれぞれ具備された第
1の送受光素子51(或いは第2の送受光素子54)か
ら発光される通信光は、拡散光であって、ある一定の発
光角度αをもって発光される(図7又は図8参照)。そ
して、この通信光は、第1の送受光素子51(或いは第
2の送受光素子54)の前方でその第1の送受光素子5
1の焦点位置に配置する第1レンズ52(或いは第3レ
ンズ55)を屈折・透過する。即ち、例えば最縁部を通
過する通信光は、図7に示すように、第1レンズ52の
入射面(右面)において、入射角(α/2)+β(但
し、βは後述する屈折角)で入射するとともに屈折角β
で屈折する。
ユニット間通信手段5の作用について、詳細に説明す
る。第1ユニット1内の第2基板14上(或いは第2ユ
ニット2内の第3基板22上)にそれぞれ具備された第
1の送受光素子51(或いは第2の送受光素子54)か
ら発光される通信光は、拡散光であって、ある一定の発
光角度αをもって発光される(図7又は図8参照)。そ
して、この通信光は、第1の送受光素子51(或いは第
2の送受光素子54)の前方でその第1の送受光素子5
1の焦点位置に配置する第1レンズ52(或いは第3レ
ンズ55)を屈折・透過する。即ち、例えば最縁部を通
過する通信光は、図7に示すように、第1レンズ52の
入射面(右面)において、入射角(α/2)+β(但
し、βは後述する屈折角)で入射するとともに屈折角β
で屈折する。
【0042】これにより、この第1レンズ52(或いは
第3レンズ55)の入射面から入射した通信光はこのレ
ンズ内を進行する光の光路が全て第2基板14(或いは
第3基板22)に平行な平行光束となり、第1及び第2
ユニット1及び2のスライド方向に対して平行、かつ、
直線的な発光角度に変換される。つまり、この第1レン
ズ52(或いは第3レンズ55)に通信光が入射・屈折
することにより、球面波(拡散光)から平面波(平行
光)に変換され、その後、トンネル部4の内部に沿って
無用な反射をできるだけ回避しながら相手側の送受光素
子まで進行できるわけである。以下、第1通信光につい
て説明するが、第2通信光も全く同様の作用を行う。
第3レンズ55)の入射面から入射した通信光はこのレ
ンズ内を進行する光の光路が全て第2基板14(或いは
第3基板22)に平行な平行光束となり、第1及び第2
ユニット1及び2のスライド方向に対して平行、かつ、
直線的な発光角度に変換される。つまり、この第1レン
ズ52(或いは第3レンズ55)に通信光が入射・屈折
することにより、球面波(拡散光)から平面波(平行
光)に変換され、その後、トンネル部4の内部に沿って
無用な反射をできるだけ回避しながら相手側の送受光素
子まで進行できるわけである。以下、第1通信光につい
て説明するが、第2通信光も全く同様の作用を行う。
【0043】このようにして、図6及び図7において、
第1レンズ52によって直線的な発光角度に変換(平面
波に変換)された第1通信光は、スライド手段3を構成
する、第1ユニット1の下ケース1Bの凸部31(図2
(A)参照)及び第2ユニット2の上ケース2Aの凹部
32(図2(B)参照)に取付けた第2レンズ53を通
過することで、光路が第2レンズ53の入射面(右面)
を構成する角傾斜面において、入射角γで入射し屈折角
δ(下ケース1Bの上下面に対して角度θだけ傾斜)で
屈折する。同様にして、第1通信光は、図7において、
第2レンズ53の出射面(左面)を構成する角傾斜面に
入射角δで入射し屈折角γで屈折する。これにより、光
路が第2ユニット2方向に僅かにシフトされた第1通信
光は、第2レンズ53に入射する直前と平行な平行光と
なり、第1ユニット1及び第2ユニット2の間に構成し
たトンネル部4を通るように変換される。
第1レンズ52によって直線的な発光角度に変換(平面
波に変換)された第1通信光は、スライド手段3を構成
する、第1ユニット1の下ケース1Bの凸部31(図2
(A)参照)及び第2ユニット2の上ケース2Aの凹部
32(図2(B)参照)に取付けた第2レンズ53を通
過することで、光路が第2レンズ53の入射面(右面)
を構成する角傾斜面において、入射角γで入射し屈折角
δ(下ケース1Bの上下面に対して角度θだけ傾斜)で
屈折する。同様にして、第1通信光は、図7において、
第2レンズ53の出射面(左面)を構成する角傾斜面に
入射角δで入射し屈折角γで屈折する。これにより、光
路が第2ユニット2方向に僅かにシフトされた第1通信
光は、第2レンズ53に入射する直前と平行な平行光と
なり、第1ユニット1及び第2ユニット2の間に構成し
たトンネル部4を通るように変換される。
【0044】その後、トンネル部4を通過した通信光
は、前述したのと同様に進行して、第2の送受光素子5
4に入射・結像する。即ち、図8において、各レンズ
は、図7の各レンズとはちょうど180度反転させた配
置関係にあるので、通信光は、トンネル部4を通過後に
第4レンズ56で光路が第3基板22寄りにシフトした
平行光となり、その後、第3レンズ55で集光されて、
この第3レンズ55の焦平面上に設けた第2の送受光素
子54の受光素子に入射する。
は、前述したのと同様に進行して、第2の送受光素子5
4に入射・結像する。即ち、図8において、各レンズ
は、図7の各レンズとはちょうど180度反転させた配
置関係にあるので、通信光は、トンネル部4を通過後に
第4レンズ56で光路が第3基板22寄りにシフトした
平行光となり、その後、第3レンズ55で集光されて、
この第3レンズ55の焦平面上に設けた第2の送受光素
子54の受光素子に入射する。
【0045】従って、この実施の形態に係るユニット間
通信手段5によれば、トンネル部4は、前述したよう
に、第1ユニット1と第2ユニット2がスライド移動す
るに十分なスペースを持っているため、この間を直線的
に光が往来することによりスライド移動したときの移動
位置に左右されることなく第1ユニット1と第2ユニッ
ト2との間の光学的接続を確保することができる。
通信手段5によれば、トンネル部4は、前述したよう
に、第1ユニット1と第2ユニット2がスライド移動す
るに十分なスペースを持っているため、この間を直線的
に光が往来することによりスライド移動したときの移動
位置に左右されることなく第1ユニット1と第2ユニッ
ト2との間の光学的接続を確保することができる。
【0046】また、トンネル部4内に反射手段である反
射面を設けることにより、第2レンズ53を通信光が通
過する際に、トンネル部4に対して光路が微少角度ずれ
た状態となったときでも、光が吸収されることなく反射
面で反射してトンネル部4内を通過する。これにより、
部品及び組み立てバラツキ等にも十分に対応し第1ユニ
ット1と第2ユニット2間の光学的接続を確保すること
ができる。なお、この反射体の構成としては、前述した
反射性物質の成膜・塗布を行う方法以外に、例えば反射
性の部品を貼り付ける方法等も考えられる。
射面を設けることにより、第2レンズ53を通信光が通
過する際に、トンネル部4に対して光路が微少角度ずれ
た状態となったときでも、光が吸収されることなく反射
面で反射してトンネル部4内を通過する。これにより、
部品及び組み立てバラツキ等にも十分に対応し第1ユニ
ット1と第2ユニット2間の光学的接続を確保すること
ができる。なお、この反射体の構成としては、前述した
反射性物質の成膜・塗布を行う方法以外に、例えば反射
性の部品を貼り付ける方法等も考えられる。
【0047】このように、第1ユニット1及び第2ユニ
ット2の結合部位にトンネル構造を設けることにより、
従来、送受光素子がもっている発光時の放射角度による
スライド時の反射屈折のロスを少なくすると共に、通信
光の光路がユニット内に形成されるため、外光の影響を
受けることなく、ユニット間の安定した通信をすること
ができる。また、ユニット間をワイヤレスで光学的接続
を行うため、スライド寿命に及ぼす影響をなくすことが
できる。
ット2の結合部位にトンネル構造を設けることにより、
従来、送受光素子がもっている発光時の放射角度による
スライド時の反射屈折のロスを少なくすると共に、通信
光の光路がユニット内に形成されるため、外光の影響を
受けることなく、ユニット間の安定した通信をすること
ができる。また、ユニット間をワイヤレスで光学的接続
を行うため、スライド寿命に及ぼす影響をなくすことが
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1ユニット及び第2ユニットの結合部内に送受光素子
設け、第1ユニットと第2ユニットの間を光を用いて光
学的に接続をするようになっている。従って、第1ユニ
ットに対して第2ユニットがスライド移動する時に、送
受光素子からの光はトンネル部を通って往来するため、
第1ユニットと第2ユニット間の電気的接続を行うため
の物理的接点を無くすことができ、障害なくユニット間
を通信することができるので、スライド寿命に影響を受
けること無く安定したユニット間通信をすることができ
る。
第1ユニット及び第2ユニットの結合部内に送受光素子
設け、第1ユニットと第2ユニットの間を光を用いて光
学的に接続をするようになっている。従って、第1ユニ
ットに対して第2ユニットがスライド移動する時に、送
受光素子からの光はトンネル部を通って往来するため、
第1ユニットと第2ユニット間の電気的接続を行うため
の物理的接点を無くすことができ、障害なくユニット間
を通信することができるので、スライド寿命に影響を受
けること無く安定したユニット間通信をすることができ
る。
【図1】(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係
る携帯電話機の閉鎖状態及び開放状態を示す斜視図であ
る。
る携帯電話機の閉鎖状態及び開放状態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る携帯機器を示すもの
であって、(A)は第1ユニット、(B)は第2ユニッ
トを示す分解斜視図である。
であって、(A)は第1ユニット、(B)は第2ユニッ
トを示す分解斜視図である。
【図3】(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係
る携帯電話機のスライド閉状態における平面図及び断面
図である。
る携帯電話機のスライド閉状態における平面図及び断面
図である。
【図4】図3に示す本発明の実施の形態に係る携帯電話
機のユニット間通信手段の詳細を示す拡大断面図であ
る。
機のユニット間通信手段の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【図5】(A)及び(B)は、本発明の実施の形態に係
る携帯電話機のスライド開状態における平面図及び断面
図である。
る携帯電話機のスライド開状態における平面図及び断面
図である。
【図6】図5に示す本発明の実施の形態に係る携帯電話
機のスライド開状態におけるユニット間通信手段の詳細
を示す拡大断面図である。
機のスライド開状態におけるユニット間通信手段の詳細
を示す拡大断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る携帯電話機のスライ
ド開状態でのユニット間通信手段を構成する第1送受光
素子とその近傍の第1レンズ及び第2レンズにおける第
1通信光の光路を示す説明図である。
ド開状態でのユニット間通信手段を構成する第1送受光
素子とその近傍の第1レンズ及び第2レンズにおける第
1通信光の光路を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る携帯電話機のスライ
ド開状態でのユニット間通信手段を構成する第2送受光
素子とその近傍の第3レンズ及び第4レンズにおける第
1通信光の光路を示す説明図である。
ド開状態でのユニット間通信手段を構成する第2送受光
素子とその近傍の第3レンズ及び第4レンズにおける第
1通信光の光路を示す説明図である。
1 第1ユニット
1A、2A 上ケース
1B、2B 下ケース
1C、2C 上面
11 表示パネル
12 メインキー
13 第1基板
14 第2基板
2 第2ユニット
21 テンキー
22 第3基板
3 スライド手段
31 凸部
32 凹部
4 トンネル部
5 ユニット間通信手段
51 第1送受光素子
52 第1レンズ(平行光形成用レンズ)
53 第2レンズ(シフト用レンズ)
54 第2送受光素子
55 第3レンズ(平行光形成用レンズ)
56 第4レンズ(シフト用レンズ)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5F089 AA01 AB03 AC10 AC16 AC24
CA03 CA06 CA20 DA01 EA03
EA08 GA01
5K023 AA07 BB26 DD08 NN05
Claims (8)
- 【請求項1】 スライド移動により開閉動作可能に連結
・一体化された第1ユニットと第2ユニットとの間の通
信を行うユニット間通信装置であって、これらのユニッ
ト間を光を用いたワイヤレスで光学的に接続する接続手
段を備えたことを特徴とするユニット間通信装置。 - 【請求項2】 スライド移動により開閉動作可能に連結
・一体化された第1ユニットと第2ユニットとの間の通
信を行うユニット間通信装置であって、これら第1ユニ
ット及び第2ユニット内に、前記スライド方向で互いに
向き合う向きに配置された送受光素子と、前記送受光素
子間をつなぐが空間を構成するトンネル部と、前記送受
光素子の光を平行光とするための平行光形成手段とを具
備することを特徴とするユニット間通信装置。 - 【請求項3】 前記トンネル部が前記第1ユニット及び
第2ユニットとの結合部位に内蔵されていることを特徴
とする請求項2に記載のユニット間通信装置。 - 【請求項4】 前記トンネル部で前記第1ユニットもし
くは第2ユニットの前記送受光素子部がスライド移動す
る手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のユニ
ット間通信装置。 - 【請求項5】 前記トンネル部に設けられた内壁に光反
射体を具備することを特徴とする請求項2に記載のユニ
ット間通信装置。 - 【請求項6】 前記送受光素子から出射する放射状の発
散光を平行光に変換する手段として、平行光形成用レン
ズを備えたことを特徴とする請求項2に記載のユニット
間通信装置。 - 【請求項7】 前記第1ユニット及び第2ユニットから
出射する光を、前記トンネル部を往来する光路へシフト
する手段として、シフト用レンズを備えたことを特徴と
する請求項2に記載のユニット間通信装置。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項に
記載のユニット間通信装置を具備することを特徴とする
携帯電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152395A JP2003348203A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ユニット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152395A JP2003348203A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ユニット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003348203A true JP2003348203A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29769737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002152395A Pending JP2003348203A (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | ユニット間通信装置及びこれを備えた携帯電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003348203A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008535059A (ja) * | 2005-03-23 | 2008-08-28 | ウェインスタイン,マーク・チェイス | 褶動可能なカバーを有する装置 |
WO2009122848A1 (ja) | 2008-04-03 | 2009-10-08 | ホシデン株式会社 | 光通信構造 |
JP2009278463A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Sony Corp | 電子機器 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002152395A patent/JP2003348203A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008535059A (ja) * | 2005-03-23 | 2008-08-28 | ウェインスタイン,マーク・チェイス | 褶動可能なカバーを有する装置 |
WO2009122848A1 (ja) | 2008-04-03 | 2009-10-08 | ホシデン株式会社 | 光通信構造 |
JP2009253541A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Hosiden Corp | 光通信構造 |
JP2009278463A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Sony Corp | 電子機器 |
JP4596039B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2010-12-08 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
US8335436B2 (en) | 2008-05-15 | 2012-12-18 | Sony Corporation | Electronic apparatus |
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