JP3640623B2 - 半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造プロセスに使用される半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置の1つであるCVD装置は、例えば、プロセスチャンバと、このプロセスチャンバ内に配置され、ウェハを支持すると共に内部にヒータが設けられたペデスタルと、プロセスガスをプロセスチャンバ内に供給するガス供給部と、プロセスチャンバ内を排気するポンプとを備え、CVD反応の励起エネルギーとしてヒータの熱を用い、ウェハの表面に薄膜を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなCVD装置においては、ウェハ面内の膜厚均一性が良好となるような反応を起こすには、プロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れを均一にする必要がある。しかし、従来のCVD装置では、プロセスチャンバの加工公差のための逃げ等によりプロセスチャンバに微小な隙間が発生し、この隙間によって無用な気体流が生じることがあった。このため、プロセスチャンバ内のガスの分布や流れを均一にすることは困難であった。
【0004】
本発明の目的は、ガスの分布や流れの均一性を向上させることができる半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体製造装置のプロセスチャンバ構造は、ガス排気口を有するチャンバボディと、チャンバボディの上部に設けられ、ガス導入口を有するチャンバ蓋体と、チャンバボディの内壁部に設けられ、ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、チャンバ蓋体には、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
以上のようなチャンバボディ、チャンバ蓋体および排気路形成部材を有するプロセスチャンバにおいては、プロセス中にチャンバ蓋体と排気路形成部材との間に温度差が生じることから、両者間にシール材を設けることができない場合がある。この場合、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間には微小な隙間が生じるため、プロセスチャンバ内に導入されたプロセスガスの一部がその隙間を通ってプロセスチャンバの外部に排出され、プロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れが不均一になることがある。そこで、上述したような環状突出部をチャンバ蓋体に設けることにより、環状突出部と排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間が形成され、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分が長くなる。このため、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。従って、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが低減され、プロセスチャンバ内のガスの大部分は排気路形成部材の貫通孔を通って排気されることになり、これによりガスの分布や流れの均一性が向上する。
【0007】
好ましくは、環状突出部は、排気路形成部材の内側及び外側にそれぞれ設けられている。これにより、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分がより長くなるため、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが更に低減される。
【0008】
また、好ましくは、排気路形成部材は、チャンバ蓋体の手前まで上下方向に延びる筒状体を有し、環状突出部は、筒状体の周面との間に隙間を形成するように構成されている。これにより、例えばチャンバボディとチャンバ蓋体との間にスペーサを介在させた場合に、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間に、上下方向に延びる長い微小な隙間が形成される。
【0009】
さらに、好ましくは、チャンバ蓋体は、ガス導入口から導入されたガスを下方に向けて噴射させるシャワーヘッドを有し、環状突出部は、シャワーヘッドのガス噴射面に固定されている。これにより、シャワーヘッドを備えたプロセスチャンバに本発明を適用できる。
【0010】
また、本発明の半導体製造装置は、プロセスチャンバと、プロセスチャンバ内に配置され、被処理基板を支持する支持部材と、支持部材に支持された被処理基板を加熱する加熱手段と、プロセスチャンバ内にプロセスガスを供給するガス供給手段と、プロセスチャンバ内のガスを排出する排気手段とを備え、プロセスチャンバは、排気手段と接続されるガス排気口を有するチャンバボディと、チャンバボディの上部に設けられ、ガス供給手段と接続されるガス導入口を有するチャンバ蓋体と、チャンバボディの内壁部に設けられ、ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、チャンバ蓋体には、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
このように環状突出部をチャンバ蓋体に設けることにより、環状突出部と排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間が形成され、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分が長くなる。このため、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。従って、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが低減され、プロセスチャンバ内のガスの大部分は排気路形成部材の貫通孔を通って排気されることになり、これによりガスの分布や流れの均一性が向上する。
【0012】
好ましくは、ガス供給手段は、プロセスガスとしてNH3とSiH4との混合ガスをガス導入口に供給する手段である。この場合には、被処理基板であるウェハの表面にSiN膜を形成することができる。
【0013】
また、好ましくは、加熱手段は、支持部材に設けられたヒータである。これにより、支持部材の上方または下方に赤外線ランプ等を配置する必要がなく、スペース的に有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る半導体製造装置の一実施形態として熱CVD装置を示した概略構成図である。同図において、熱CVD装置1はプロセスチャンバ2を備えている。このプロセスチャンバ2は、ガス排気口3aを有するチャンバボディ3と、このチャンバボディ3の上部にリング状のスペーサ4を介して設けられ、ガス導入口5aを有するリッド5とを有している。
【0016】
ガス排気口3aには、プロセスチャンバ2内部を排気するためのポンプ6が接続されている。ガス導入口5aには、プロセスガスをプロセスチャンバ2内に供給するためのガス供給源7が接続されている。プロセスガスとしては、シリコンウェハ(被処理基板)Wの表面にシリコンナイトライド(SiN)膜を形成すべく、NH3とSiH4との混合ガスが使用される。
【0017】
リッド5には円形の凹部8が形成され、この凹部8内には、複数の貫通孔(図示せず)を有するブロッカープレート9が配置されている。また、凹部8内におけるブロッカープレート9の下方にはシャワーヘッド10が設けられ、このシャワーヘッド10には、ガス導入口5aから導入されたプロセスガスを下方に向けて噴射させるための複数の貫通孔11(図2参照)が形成されている。この貫通孔11の径は、例えば1mm弱程度となっている。ここで、スペーサ4、リッド5、ブロッカープレート9、シャワーヘッド10は、プロセスチャンバ2のチャンバ蓋体12を構成する。
【0018】
チャンバボディ3の側壁には、プロセスチャンバ2内にウェハWを出し入れするためのウェハ搬送口13が設けられている。また、チャンバボディ3の内壁部には段部14が設けられ、この段部14上には、排気のための環状空間Sを形成する環状の排気路形成部材15が載置されている。この排気路形成部材15の環状突起部16には、ガス排気口3aと連通した複数の貫通孔17が等間隔で形成されている。この貫通孔17は、ウェハW表面に沿ってプロセスガスを流すことでSiN膜を成膜するのに最適な高さ位置に形成されている。
【0019】
環状突起部16には、上下方向に延びる筒状体18が固定されている。この筒状体18は、環状突起部16における貫通孔17よりも僅かに上方の位置からチャンバ蓋体12の手前まで延びており、これによりチャンバ蓋体12と筒状体18との間に微小な隙間(ギャップ)G1を形成している。
【0020】
シャワーヘッド10におけるガス噴射面10aのエッジ部には、環状突出部19が溶接等により取り付けられている。この環状突出部19は、筒状体18の内周面との間に上下方向に延びる微小な隙間G2を形成すると共に、環状突起部16の上面との間に微小な隙間G3を形成するように構成されている。また、リッド5の下面には、環状突出部20が溶接等により取り付けられている。この環状突出部20は、筒状体18の外周面との間に上下方向に延びる微小な隙間G4を形成するように構成されている。
【0021】
ここで、チャンバボディ3、チャンバ蓋体12、筒状体18を含む排気路形成部材15、環状突出部19,20といったプロセスチャンバ2を構成する各部品は、例えばアルミニウムで形成されている。
【0022】
このようなプロセスチャンバ2内には、ウェハWを支持するペデスタル21が配置されている。このペデスタル21には、ウェハWを加熱するためのセラミックヒータ(図示せず)が内蔵されている。ペデスタル21は、図示しない駆動手段により上下動可能である。また、ペデスタル21には、複数(例えば3つ)のピン貫通孔が形成され、各ピン貫通孔には、ウェハWを上下動させるためのリフトピン22が挿入されている。このリフトピン22は、ピン駆動部23により上下動される。
【0023】
以上のような熱CVD装置1を使用して、SiN膜の成膜プロセスを行う場合、プロセスチャンバ2内の圧力を例えば275Torrに設定すると共に、ペデスタル21に内蔵されたヒータによりペデスタル21を例えば800℃の温度まで加熱する。その状態で、ウェハ搬送ロボット(図示せず)によりウェハWをウェハ搬入口13からプロセスチャンバ2内に搬入する。そして、ピン駆動部23により各リフトピン22を上昇させて、ウェハWをウェハ搬送ロボットから各リフトピン22の上面に移載し、次いでピン駆動部23により各リフトピン22を下降させて所望の温度に加熱されたペデスタル21上にウェハWを置く。その後、図示しない駆動手段によりペデスタル21を図1に示すようなプロセス位置まで上昇させる。
【0024】
その状態で、ポンプ6を作動させると共に、ガス供給源7からのプロセスガス(NH3とSiH4との混合ガス)をプロセスチャンバ2内に導入する。なお、プロセスガスは、MFC(図示せず)により流量制御された状態でガス導入口5aに供給される。すると、プロセスガスが、ブロッカープレート9の貫通穴(図示せず)を介してシャワーヘッド10に送られ、このシャワーヘッド10の複数の貫通孔11よりウェハW全面に向けて噴射される。また、この時にプロセスガスがペデスタル21の下側に入り込まないように、希釈ガスとしてN2ガスをペデスタル21の下側よりシャワーヘッド10とペデスタル21との間に導入する。
【0025】
これにより、NH3とSiH4との混合ガスがシリコンウェハWと熱反応を起こし、ウェハWの表面にSiN膜が形成される。このとき、プロセスチャンバ2内に生じる排ガスは、ポンプ6により排気路形成部材15の各貫通孔17、ガス排気口3aを介してプロセスチャンバ2の外部に排出される。
【0026】
ここで、比較例として従来一般の熱CVD装置を図3に示す。なお、図中、図1に示すものと同一の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0027】
図3において、熱CVD装置50はプロセスチャンバ51を備え、このプロセスチャンバ51は、チャンバボディ3と、このチャンバボディ3の内壁部に設けられた環状の排気路形成部材15と、チャンバボディ3の上部に設けられたチャンバ蓋体52とを有している。チャンバ蓋体52は、リッド5、ブロッカープレート9、シャワーヘッド10からなっている。
【0028】
このようなプロセスチャンバ51において、加工公差等によりシャワーヘッド10と排気路形成部材15の環状突起部16との間には微小な隙間Gが形成される。この場合、シャワーヘッド10と環状突起部16との間にシール材を入れることも考えられる。しかし、排気路形成部材15は、ヒータ内蔵ペデスタル21からの輻射熱によって例えば150〜300℃まで加熱される。また、チャンバ蓋体52は水冷されるため、室温(25℃)程度に維持される。このため、シャワーヘッド10と環状突起部16との間にシール材を設けると、両者間で熱伝導が起こり、反応系が変わってしまう。また、プロセスチャンバ51の組み付け時、チャンバ蓋体52をチャンバボディ3に取り付ける際に、シャワーヘッド10がシール材に当たると、プロセスチャンバ51内に発塵が生じてしまう。以上の点から、シール材の使用は好ましくない。
【0029】
しかし、この場合には、シャワーヘッド10と環状突起部16との間に微小な隙間Gが存在するため、プロセスチャンバ51内のガスの一部がその隙間Gを通って排気される。つまり、排気路形成部材15の各貫通孔17を通る正規のガスの流れとは異なる無用な気体流が生じることになる。このため、ペデスタル21の下側からのN2ガスによってウェハWのエッジ部を流れるプロセスガスが希釈され、ウェハW面内の膜厚均一性が悪化するおそれがある。
【0030】
これに対し本実施形態では、チャンバボディ3とリッド5との間にスペーサ4を介在させて、シャワーヘッド10とプロセス位置でのペデスタル21との間隔を長くする。そして、排気路形成部材15に筒状体18を設けると共にチャンバ蓋体12に環状突出部19,20を設けることにより、排気路形成部材15とチャンバ蓋体12との間に微小な隙間G1〜G4を形成したので、隙間形成部分の距離が必然的に長くなる。このため、排気路形成部材15とチャンバ蓋体12との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。つまり、隙間を通るガスの流れのコンダクタンスが小さくなる。従って、プロセスチャンバ2内における無用な気体流が低減され、プロセスチャンバ2内のガスの大部分が排気路形成部材15の各貫通孔17を介して排気されるようになるため、ガスの分布や流れの均一性が良好になる。これにより、N2ガスによるプロセスガスの希釈が低減され、ウェハW面内の膜厚均一性が向上する。
【0031】
なお、本発明は、上記実施形態には限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、筒状体18の内側に環状突出部19を設け、筒状体18の外側に環状突出部20を設ける構成としたが、筒状体18の内側のみ又は外側のみに環状突出部を設けてもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、チャンバボディ3とリッド5との間にスペーサ4を介在させたことに伴い、上下方向に延びる筒状体18を排気路形成部材15に設けたが、図3に示すようにチャンバボディ3上に直接リッド5を設けた構造を有する場合には、排気路形成部材15の環状突起部16との間に上下方向に延びる隙間が形成されるように、チャンバ蓋体12に環状突出部を設ければよい。
【0033】
さらに、上記実施形態は、プロセスガスとしてNH3とSiH4との混合ガスを用い、ウェハW上にSiN膜を生成するものであるが、本発明は、これ以外にも、HTO膜やタングステン/ポリシリコン/タングステンシリサイド膜などの成膜にも適用できる。例えばHTO膜の成膜においては、プロセスガスとしてN2Oガスを使用する。
【0034】
また、上記実施形態の半導体製造装置は熱CVD装置であるが、本発明は、構造上シール材を設けることができない他の半導体製造装置のプロセスチャンバにも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、チャンバ蓋体に、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部を設けたので、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間に形成された隙間を流れるガスのコンダクタンスが小さくなり、これによりプロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れの均一性が向上する。従って、例えば被処理基板の成膜において、被処理基板の膜厚均一性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体製造装置の一実施形態として熱CVD装置を示す概略構成図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】比較例として従来一般の熱CVD装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…熱CVD装置(半導体製造装置)、2…プロセスチャンバ、3…チャンバボディ、3a…ガス排気口、5…リッド、5a…ガス導入口、6…ポンプ(排気手段)、7…ガス供給源(ガス供給手段)、10…シャワーヘッド、10a…ガス噴射面、12…チャンバ蓋体、15…排気路形成部材、17…貫通孔、18…筒状体、19,20…環状突出部、21…ヒータ内蔵ペデスタル(支持部材、加熱部材)、G1〜G4…隙間、W…ウェハ(被処理基板)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造プロセスに使用される半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置の1つであるCVD装置は、例えば、プロセスチャンバと、このプロセスチャンバ内に配置され、ウェハを支持すると共に内部にヒータが設けられたペデスタルと、プロセスガスをプロセスチャンバ内に供給するガス供給部と、プロセスチャンバ内を排気するポンプとを備え、CVD反応の励起エネルギーとしてヒータの熱を用い、ウェハの表面に薄膜を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなCVD装置においては、ウェハ面内の膜厚均一性が良好となるような反応を起こすには、プロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れを均一にする必要がある。しかし、従来のCVD装置では、プロセスチャンバの加工公差のための逃げ等によりプロセスチャンバに微小な隙間が発生し、この隙間によって無用な気体流が生じることがあった。このため、プロセスチャンバ内のガスの分布や流れを均一にすることは困難であった。
【0004】
本発明の目的は、ガスの分布や流れの均一性を向上させることができる半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体製造装置のプロセスチャンバ構造は、ガス排気口を有するチャンバボディと、チャンバボディの上部に設けられ、ガス導入口を有するチャンバ蓋体と、チャンバボディの内壁部に設けられ、ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、チャンバ蓋体には、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
以上のようなチャンバボディ、チャンバ蓋体および排気路形成部材を有するプロセスチャンバにおいては、プロセス中にチャンバ蓋体と排気路形成部材との間に温度差が生じることから、両者間にシール材を設けることができない場合がある。この場合、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間には微小な隙間が生じるため、プロセスチャンバ内に導入されたプロセスガスの一部がその隙間を通ってプロセスチャンバの外部に排出され、プロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れが不均一になることがある。そこで、上述したような環状突出部をチャンバ蓋体に設けることにより、環状突出部と排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間が形成され、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分が長くなる。このため、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。従って、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが低減され、プロセスチャンバ内のガスの大部分は排気路形成部材の貫通孔を通って排気されることになり、これによりガスの分布や流れの均一性が向上する。
【0007】
好ましくは、環状突出部は、排気路形成部材の内側及び外側にそれぞれ設けられている。これにより、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分がより長くなるため、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが更に低減される。
【0008】
また、好ましくは、排気路形成部材は、チャンバ蓋体の手前まで上下方向に延びる筒状体を有し、環状突出部は、筒状体の周面との間に隙間を形成するように構成されている。これにより、例えばチャンバボディとチャンバ蓋体との間にスペーサを介在させた場合に、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間に、上下方向に延びる長い微小な隙間が形成される。
【0009】
さらに、好ましくは、チャンバ蓋体は、ガス導入口から導入されたガスを下方に向けて噴射させるシャワーヘッドを有し、環状突出部は、シャワーヘッドのガス噴射面に固定されている。これにより、シャワーヘッドを備えたプロセスチャンバに本発明を適用できる。
【0010】
また、本発明の半導体製造装置は、プロセスチャンバと、プロセスチャンバ内に配置され、被処理基板を支持する支持部材と、支持部材に支持された被処理基板を加熱する加熱手段と、プロセスチャンバ内にプロセスガスを供給するガス供給手段と、プロセスチャンバ内のガスを排出する排気手段とを備え、プロセスチャンバは、排気手段と接続されるガス排気口を有するチャンバボディと、チャンバボディの上部に設けられ、ガス供給手段と接続されるガス導入口を有するチャンバ蓋体と、チャンバボディの内壁部に設けられ、ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、チャンバ蓋体には、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
このように環状突出部をチャンバ蓋体に設けることにより、環状突出部と排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間が形成され、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の微小な隙間形成部分が長くなる。このため、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。従って、プロセスチャンバ内における無用な排気の流れが低減され、プロセスチャンバ内のガスの大部分は排気路形成部材の貫通孔を通って排気されることになり、これによりガスの分布や流れの均一性が向上する。
【0012】
好ましくは、ガス供給手段は、プロセスガスとしてNH3とSiH4との混合ガスをガス導入口に供給する手段である。この場合には、被処理基板であるウェハの表面にSiN膜を形成することができる。
【0013】
また、好ましくは、加熱手段は、支持部材に設けられたヒータである。これにより、支持部材の上方または下方に赤外線ランプ等を配置する必要がなく、スペース的に有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る半導体製造装置のプロセスチャンバ構造および半導体製造装置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る半導体製造装置の一実施形態として熱CVD装置を示した概略構成図である。同図において、熱CVD装置1はプロセスチャンバ2を備えている。このプロセスチャンバ2は、ガス排気口3aを有するチャンバボディ3と、このチャンバボディ3の上部にリング状のスペーサ4を介して設けられ、ガス導入口5aを有するリッド5とを有している。
【0016】
ガス排気口3aには、プロセスチャンバ2内部を排気するためのポンプ6が接続されている。ガス導入口5aには、プロセスガスをプロセスチャンバ2内に供給するためのガス供給源7が接続されている。プロセスガスとしては、シリコンウェハ(被処理基板)Wの表面にシリコンナイトライド(SiN)膜を形成すべく、NH3とSiH4との混合ガスが使用される。
【0017】
リッド5には円形の凹部8が形成され、この凹部8内には、複数の貫通孔(図示せず)を有するブロッカープレート9が配置されている。また、凹部8内におけるブロッカープレート9の下方にはシャワーヘッド10が設けられ、このシャワーヘッド10には、ガス導入口5aから導入されたプロセスガスを下方に向けて噴射させるための複数の貫通孔11(図2参照)が形成されている。この貫通孔11の径は、例えば1mm弱程度となっている。ここで、スペーサ4、リッド5、ブロッカープレート9、シャワーヘッド10は、プロセスチャンバ2のチャンバ蓋体12を構成する。
【0018】
チャンバボディ3の側壁には、プロセスチャンバ2内にウェハWを出し入れするためのウェハ搬送口13が設けられている。また、チャンバボディ3の内壁部には段部14が設けられ、この段部14上には、排気のための環状空間Sを形成する環状の排気路形成部材15が載置されている。この排気路形成部材15の環状突起部16には、ガス排気口3aと連通した複数の貫通孔17が等間隔で形成されている。この貫通孔17は、ウェハW表面に沿ってプロセスガスを流すことでSiN膜を成膜するのに最適な高さ位置に形成されている。
【0019】
環状突起部16には、上下方向に延びる筒状体18が固定されている。この筒状体18は、環状突起部16における貫通孔17よりも僅かに上方の位置からチャンバ蓋体12の手前まで延びており、これによりチャンバ蓋体12と筒状体18との間に微小な隙間(ギャップ)G1を形成している。
【0020】
シャワーヘッド10におけるガス噴射面10aのエッジ部には、環状突出部19が溶接等により取り付けられている。この環状突出部19は、筒状体18の内周面との間に上下方向に延びる微小な隙間G2を形成すると共に、環状突起部16の上面との間に微小な隙間G3を形成するように構成されている。また、リッド5の下面には、環状突出部20が溶接等により取り付けられている。この環状突出部20は、筒状体18の外周面との間に上下方向に延びる微小な隙間G4を形成するように構成されている。
【0021】
ここで、チャンバボディ3、チャンバ蓋体12、筒状体18を含む排気路形成部材15、環状突出部19,20といったプロセスチャンバ2を構成する各部品は、例えばアルミニウムで形成されている。
【0022】
このようなプロセスチャンバ2内には、ウェハWを支持するペデスタル21が配置されている。このペデスタル21には、ウェハWを加熱するためのセラミックヒータ(図示せず)が内蔵されている。ペデスタル21は、図示しない駆動手段により上下動可能である。また、ペデスタル21には、複数(例えば3つ)のピン貫通孔が形成され、各ピン貫通孔には、ウェハWを上下動させるためのリフトピン22が挿入されている。このリフトピン22は、ピン駆動部23により上下動される。
【0023】
以上のような熱CVD装置1を使用して、SiN膜の成膜プロセスを行う場合、プロセスチャンバ2内の圧力を例えば275Torrに設定すると共に、ペデスタル21に内蔵されたヒータによりペデスタル21を例えば800℃の温度まで加熱する。その状態で、ウェハ搬送ロボット(図示せず)によりウェハWをウェハ搬入口13からプロセスチャンバ2内に搬入する。そして、ピン駆動部23により各リフトピン22を上昇させて、ウェハWをウェハ搬送ロボットから各リフトピン22の上面に移載し、次いでピン駆動部23により各リフトピン22を下降させて所望の温度に加熱されたペデスタル21上にウェハWを置く。その後、図示しない駆動手段によりペデスタル21を図1に示すようなプロセス位置まで上昇させる。
【0024】
その状態で、ポンプ6を作動させると共に、ガス供給源7からのプロセスガス(NH3とSiH4との混合ガス)をプロセスチャンバ2内に導入する。なお、プロセスガスは、MFC(図示せず)により流量制御された状態でガス導入口5aに供給される。すると、プロセスガスが、ブロッカープレート9の貫通穴(図示せず)を介してシャワーヘッド10に送られ、このシャワーヘッド10の複数の貫通孔11よりウェハW全面に向けて噴射される。また、この時にプロセスガスがペデスタル21の下側に入り込まないように、希釈ガスとしてN2ガスをペデスタル21の下側よりシャワーヘッド10とペデスタル21との間に導入する。
【0025】
これにより、NH3とSiH4との混合ガスがシリコンウェハWと熱反応を起こし、ウェハWの表面にSiN膜が形成される。このとき、プロセスチャンバ2内に生じる排ガスは、ポンプ6により排気路形成部材15の各貫通孔17、ガス排気口3aを介してプロセスチャンバ2の外部に排出される。
【0026】
ここで、比較例として従来一般の熱CVD装置を図3に示す。なお、図中、図1に示すものと同一の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0027】
図3において、熱CVD装置50はプロセスチャンバ51を備え、このプロセスチャンバ51は、チャンバボディ3と、このチャンバボディ3の内壁部に設けられた環状の排気路形成部材15と、チャンバボディ3の上部に設けられたチャンバ蓋体52とを有している。チャンバ蓋体52は、リッド5、ブロッカープレート9、シャワーヘッド10からなっている。
【0028】
このようなプロセスチャンバ51において、加工公差等によりシャワーヘッド10と排気路形成部材15の環状突起部16との間には微小な隙間Gが形成される。この場合、シャワーヘッド10と環状突起部16との間にシール材を入れることも考えられる。しかし、排気路形成部材15は、ヒータ内蔵ペデスタル21からの輻射熱によって例えば150〜300℃まで加熱される。また、チャンバ蓋体52は水冷されるため、室温(25℃)程度に維持される。このため、シャワーヘッド10と環状突起部16との間にシール材を設けると、両者間で熱伝導が起こり、反応系が変わってしまう。また、プロセスチャンバ51の組み付け時、チャンバ蓋体52をチャンバボディ3に取り付ける際に、シャワーヘッド10がシール材に当たると、プロセスチャンバ51内に発塵が生じてしまう。以上の点から、シール材の使用は好ましくない。
【0029】
しかし、この場合には、シャワーヘッド10と環状突起部16との間に微小な隙間Gが存在するため、プロセスチャンバ51内のガスの一部がその隙間Gを通って排気される。つまり、排気路形成部材15の各貫通孔17を通る正規のガスの流れとは異なる無用な気体流が生じることになる。このため、ペデスタル21の下側からのN2ガスによってウェハWのエッジ部を流れるプロセスガスが希釈され、ウェハW面内の膜厚均一性が悪化するおそれがある。
【0030】
これに対し本実施形態では、チャンバボディ3とリッド5との間にスペーサ4を介在させて、シャワーヘッド10とプロセス位置でのペデスタル21との間隔を長くする。そして、排気路形成部材15に筒状体18を設けると共にチャンバ蓋体12に環状突出部19,20を設けることにより、排気路形成部材15とチャンバ蓋体12との間に微小な隙間G1〜G4を形成したので、隙間形成部分の距離が必然的に長くなる。このため、排気路形成部材15とチャンバ蓋体12との間の隙間にガスが流れ込んでも、そのガスが当該隙間から抜けにくくなる。つまり、隙間を通るガスの流れのコンダクタンスが小さくなる。従って、プロセスチャンバ2内における無用な気体流が低減され、プロセスチャンバ2内のガスの大部分が排気路形成部材15の各貫通孔17を介して排気されるようになるため、ガスの分布や流れの均一性が良好になる。これにより、N2ガスによるプロセスガスの希釈が低減され、ウェハW面内の膜厚均一性が向上する。
【0031】
なお、本発明は、上記実施形態には限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、筒状体18の内側に環状突出部19を設け、筒状体18の外側に環状突出部20を設ける構成としたが、筒状体18の内側のみ又は外側のみに環状突出部を設けてもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、チャンバボディ3とリッド5との間にスペーサ4を介在させたことに伴い、上下方向に延びる筒状体18を排気路形成部材15に設けたが、図3に示すようにチャンバボディ3上に直接リッド5を設けた構造を有する場合には、排気路形成部材15の環状突起部16との間に上下方向に延びる隙間が形成されるように、チャンバ蓋体12に環状突出部を設ければよい。
【0033】
さらに、上記実施形態は、プロセスガスとしてNH3とSiH4との混合ガスを用い、ウェハW上にSiN膜を生成するものであるが、本発明は、これ以外にも、HTO膜やタングステン/ポリシリコン/タングステンシリサイド膜などの成膜にも適用できる。例えばHTO膜の成膜においては、プロセスガスとしてN2Oガスを使用する。
【0034】
また、上記実施形態の半導体製造装置は熱CVD装置であるが、本発明は、構造上シール材を設けることができない他の半導体製造装置のプロセスチャンバにも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、チャンバ蓋体に、排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部を設けたので、チャンバ蓋体と排気路形成部材との間に形成された隙間を流れるガスのコンダクタンスが小さくなり、これによりプロセスチャンバ内におけるガスの分布や流れの均一性が向上する。従って、例えば被処理基板の成膜において、被処理基板の膜厚均一性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体製造装置の一実施形態として熱CVD装置を示す概略構成図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】比較例として従来一般の熱CVD装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…熱CVD装置(半導体製造装置)、2…プロセスチャンバ、3…チャンバボディ、3a…ガス排気口、5…リッド、5a…ガス導入口、6…ポンプ(排気手段)、7…ガス供給源(ガス供給手段)、10…シャワーヘッド、10a…ガス噴射面、12…チャンバ蓋体、15…排気路形成部材、17…貫通孔、18…筒状体、19,20…環状突出部、21…ヒータ内蔵ペデスタル(支持部材、加熱部材)、G1〜G4…隙間、W…ウェハ(被処理基板)。
Claims (7)
- ガス排気口を有するチャンバボディと、
前記チャンバボディの上部に設けられ、ガス導入口を有するチャンバ蓋体と、
前記チャンバボディの内壁部に設けられ、前記ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、
前記チャンバ蓋体には、前記排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられている半導体製造装置のプロセスチャンバ構造。 - 前記環状突出部は、前記排気路形成部材の内側及び外側にそれぞれ設けられている請求項1記載の半導体製造装置のプロセスチャンバ構造。
- 前記排気路形成部材は、前記チャンバ蓋体の手前まで上下方向に延びる筒状体を有し、
前記環状突出部は、前記筒状体の周面との間に前記隙間を形成するように構成されている請求項1または2記載の半導体製造装置のプロセスチャンバ構造。 - 前記チャンバ蓋体は、前記ガス導入口から導入されたガスを下方に向けて噴射させるシャワーヘッドを有し、
前記環状突出部は、前記シャワーヘッドのガス噴射面に取り付けられている請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体製造装置のプロセスチャンバ構造。 - プロセスチャンバと、
前記プロセスチャンバ内に配置され、被処理基板を支持する支持部材と、
前記支持部材に支持された前記被処理基板を加熱する加熱手段と、
前記プロセスチャンバ内にプロセスガスを供給するガス供給手段と、
前記プロセスチャンバ内のガスを排出する排気手段とを備え、
前記プロセスチャンバは、前記排気手段と接続されるガス排気口を有するチャンバボディと、前記チャンバボディの上部に設けられ、前記ガス供給手段と接続されるガス導入口を有するチャンバ蓋体と、前記チャンバボディの内壁部に設けられ、前記ガス排気口と連通した複数の貫通孔を有する環状の排気路形成部材とを備え、前記チャンバ蓋体には、前記排気路形成部材との間に上下方向に延びる隙間を形成する環状突出部が設けられている半導体製造装置。 - 前記ガス供給手段は、前記プロセスガスとしてNH3とSiH4との混合ガスを前記ガス導入口に供給する手段である請求項5記載の半導体製造装置。
- 前記加熱手段は、前記支持部材に設けられたヒータである請求項5または6記載の半導体製造装置。
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