JP3638920B2 - イーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置 - Google Patents

イーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置に関し、より詳細には、点対点リンクに基づいて設計された明示的マルチキャストサービスを效率的にイーサネット(登録商標)上において具現するためのイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報化時代においてはインターネットのようなコンピュータネットワークサービスを用いて情報をアクセスしようとする要求が増加している。
【0003】
例えば、ニュース、経済情報及びスポーツ競技得点のような特定の種類の情報は複数の消費者により使用されるのに好適であるので、このような種類の情報は単一製作者によりパッケージ化されてコンピュータネットワークを介して複数の消費者に伝送できる。
【0004】
製作者が情報を消費者に伝送する典型的な方法は、情報を消費者の数に合わせて複製して各消費者に複写本を伝達することである。
【0005】
このような伝送方法をユニキャスティング(Unicasting)というが、消費者が多い場合、このような伝送方法は製作者が消費者の数に合わせて情報を複製しなければならず、複製された情報を各々消費者に伝送しなければならないなどの多量の処理過程が要求されるのみでなく多量のネットワーク帯域幅(bandwidth)を要求する問題点がある。
【0006】
上記した問題点を解決するために提示された改善方法がマルチキャストサービス方法である。マルチキャストサービスは、サービス提供者が単一メッセージを伝送するように許容し、このメッセージは続いて適切な地点で複製されてマルチキャストグループのメンバーである各消費者に伝達される。
【0007】
ここで、メッセージの複製は一般にネットワークのルータにより処理され、必要とする時のみ行なわれる。
【0008】
インターネットのマルチキャスト技術は、二つの範疇に大別できるが、第1はインターネット技術標準化機構であるIETF(Internet Engineering Task Force)の標準文書RFC1112に基づいているホストグループモデルマルチキャスト(Host Group Model Multicast)であり、第2は明示的マルチキャスト(Explicit Multicast)である。
【0009】
まず、ホストグループモデルマルチキャストについて添附する図を参照しながら説明する。
【0010】
ホストグループモデルマルチキャストは、1980年代初期に公開された後現在のインターネットで実験的や商業的に広く知られているマルチキャスト技術である。
【0011】
図1は、ホストグループモデルマルチキャストサービスの概略的な構成図である。
【0012】
図1を参照すれば、サービス提供者100は、提供しようとするサービスに対する情報をオンラインまたはオフラインを介して第1ないし第3加入者102、104、106に提供する。
【0013】
第1及び第3加入者102、106は、サービス提供者100から提供される情報によりサービス提供要請信号を第1及び第3端末機108、112を介してサービス提供者端末機113に伝送する。
【0014】
すなわち、第1及び第3加入者102、106が第1及び第3端末機108、112を介してサービス提供を受けようとする要請信号である第1加入(Join)及び第2加入信号を第2ルータ116及び第3ルータ118に各々伝送する。
【0015】
第2ルータ116は受信された第1加入信号に応じた第3加入信号を第1ルータ114に伝送し、第3ルータ118は、受信された第2加入信号に応じた第4加入信号を第1ルータ114に伝送する。ここで、第1ルータ114は、第3及び第4加入信号が伝送されたリンクを記憶する。
【0016】
第1ルータ114は、第2及び第3ルータ116、118から受信された第3及び第4加入信号に応じた第5加入信号をサービス提供端末機113に伝送し、サービス提供端末機113は、受信された第5加入信号によりサービス提供を受けようとする加入者が第1ルータ114下のどこかに存在すると判断する。しかし、サービス提供を要請した第1及び第3加入者102、106をグループで管理しない。
【0017】
次いで、サービス提供者100は、サービス提供端末機113を介して該当サービスを一定の加入者に提供するための第1データパケットを第1ルータ114に伝送する。
【0018】
ここで、第1データパケットは、図2aに示すように、32ビットのソースアドレスフィールド200、32ビットのグループアドレスフィールド202及びサービスデータフィールド204を含む。
【0019】
この場合、ソースアドレスは、サービス提供端末機のインターネットアドレスであって、グループアドレスはサービスを要請した第1及び第3加入者102、104、106が属したグループに対するマルチキャストのために予め定義されたマルチキャストグループアドレスである。
【0020】
マルチキャストグループアドレスは、「224.0.0.0ないし239.255.255.255」の間に存在するアドレスであって、これはマルチキャストグループのために特定のアドレス付与機関で付与したアドレスである。
【0021】
第1ルータ114は、第1及び第3加入者102、104、106にサービスを提供するために、サービス提供端末機113から受信される図2aのような第1データパケットを複製し、第3加入信号及び第4加入信号が伝送されたリンクの第2ルータ116及び第3ルータ118に伝送する。
【0022】
ここで、第1ルータ114は、伝送経路数に応じて第1データパケットを複製して伝送できるマルチキャスト機能を有するルータであり、第1ルータ114により複製されたデータパケットは、第1データパケットと同様の構成を有するので第1データパケットと称する。
【0023】
第2ルータ116は、第1ルータ114から受信された第1データパケットを第1端末機108に伝送するために、第1データパケットのヘッダにイーサネット(登録商標)(登録商標)フレームが追加される形態の第2データパケットを構成する。
【0024】
この場合、第2ルータ116は、第1端末機108と第2端末機110が同じリンクを介して接続されるイーサネット(登録商標)構成を有する。
【0025】
第2データパケットは、図2bに示すように、ソースイーサネット(登録商標)フィールド210及び目的地イーサネット(登録商標)フィールド212を含むイーサネット(登録商標)フレーム214、ソースアドレスフィールド216、グループアドレスフィールド218及びデータフィールド220を含む。この場合、ソースイーサネット(登録商標)フィールド210には第2ルータイーサネット(登録商標)アドレス、目的地イーサネット(登録商標)フィールド212にはグループイーサネット(登録商標)アドレスが記録される。
【0026】
一般にイーサネット(登録商標)アドレスは、ルータまたは端末機がネットワーク通信のために備えたNIC(Network Interface Card)に48ビット形態に存在する。
【0027】
次いで、第2ルータ116は、図2bのような第2データパケットを第1加入信号が伝送されたリンクに伝送し、第1加入者102及び第2加入者104の第1及び第2端末機108、110は、同じリンクに接続されているので、図2bのような第2データパケットを全部受信する。
【0028】
ここで、第2加入者104は、サービス提供者100が提供するサービスの提供を要請しない、すなわち、グループに加入しない加入者である。
【0029】
すなわち、イーサネット(登録商標)を介して接続された複数の加入者の中サービスの提供を受けるために加入信号を一加入者のみ発生しても、そのイーサネット(登録商標)網に接続された他の加入者も該当サービスの提供を受けることになる。
【0030】
また、第3ルータ118は、第1ルータ114から受信された第1データパケットをイーサネット(登録商標)網を介して接続された第3加入者106に伝送するため、図2bのようなヘッダにイーサネット(登録商標)フレームが構成された第2データパケットを第2加入信号が伝送されたリンクに伝送する。
【0031】
第3加入者108は、第3端末機112を介して第3ルータ118から伝送される第2データパケットを受信することにより該当サービスの提供を受けることになる。
【0032】
このように構成されて動作するホストグループマルチキャストは、サービスを提供するグループを定義するため、加入者らから加入信号を受信する先行シグナリング(signaling)が必要となる。
【0033】
また、ホストグループマルチキャストサービスは、ルータから複数加入者の加入信号が伝送されるリンクを格納及び加入信号を伝送したグループを管理しなければならない問題点がある。
【0034】
また、ホストグループマルチキャストサービスは、加入信号を発生した一加入者と同じリンクに接続された、すなわち、一加入者とイーサネット(登録商標)接続された他の加入者は加入信号を発生しなくても該当サービスの提供を受けることができる。
【0035】
これを言い換えれば、サービス提供者100は、加入信号を発生してグループに属した加入者を正確に把握できない問題点もある。
【0036】
また、ホストグループマルチキャストサービスは、管理しなければならないグループは多く、グループ内加入者数が少ない場合には、サービス提供者がデータパケットを伝送するリンクを管理するのにコストが相対的に高くなる問題点もある。
【0037】
このようなホストグループマルチキャストサービスの問題点を解決するために提示されたサービス方法が明示的マルチキャスト(Explicit multicast)サービスである。
【0038】
明示的マルチキャストは、サービス提供者が伝送するデータパケットのヘッダの一部に全加入者のインターネットアドレスを明示的に羅列するマルチキャスト方法である。
【0039】
図3は、点対点リンクに基づいた明示的マルチキャストを説明するためのシステム構成図であり、図4は、明示的マルチキャストによるデータパケット形態を示す図である。
【0040】
図3を参照すれば、まず、サービス提供者300は、提供しようとするサービスに対する提供を要請した第1ないし第3加入者302、304、306から加入信号を直接受信する。
【0041】
サービス提供者300は、受信された加入信号によりサービスを提供するための加入者を把握し、把握された加入者にサービスを提供するための第1データパケットをサービス提供端末機307を介して伝送する。
【0042】
ここで、第1データパケットの目的地アドレスフィールドには、把握された加入者のインターネットアドレスが明示的に羅列される。
【0043】
すなわち、サービス提供者300がサービス提供端末機307を介して伝送する第1データパケットは、図4aに示すように、ソースアドレスフィールド400、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド401、第1端末機アドレスフィールド402、第2端末機アドレスフィールド403、第3端末機インターネットアドレスフィールド404及びデータフィールド405を含む。
【0044】
ここで、第1ないし第3端末機インターネットアドレスは、第1データパケットの目的地アドレスフィールドに構成される。
【0045】
また、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド401に記録されるリンクローカルマルチキャストアドレス(link local multicast address)は、マルチキャストの中明示的マルチキャストを区分するためのアドレスである。
【0046】
リンクローカルマルチキャストアドレスは、マルチキャストを区別するために指定されたマルチキャストグループアドレスの中「224.0.0.0ないし239.255.255.255」までのアドレスのいずれか一つであって、一定アドレス付与機関で付与した一定アドレスである。
【0047】
第1ルータ314は、図4aのような第1データパケットの目的地フィールドにより第1データパケットの伝送経路数を把握し、ここで、把握された経路数が2個であるので、サービス提供端末機307から受信された第1データパケットを複製して第2及び第3データパケットを生成する。
【0048】
第1及び第2加入者302、304に伝送される第2データパケットは、図4bに示すように、ソースアドレスフィールド410、第1端末機インターネットアドレスフィールド412、第2端末機インターネットアドレスフィールド413及びデータフィールド414に明示的マルチキャストを識別するためのリンクローカルマルチキャストアドレスフィールド411が含まれる。
【0049】
また、第3加入者306の第3端末機308に伝送される第3データパケットは、図4cに示すように、ソースアドレスフィールド420、第3端末機インターネットアドレスフィールド422及びデータフィールド423に明示的マルチキャストを識別するためのリンクローカルマルチキャストアドレスフィールド421が含まれる。
【0050】
第2ルータ316は、図4bのような第3データパケットの目的地フィールドにより伝送経路数を把握し、把握された経路数により第3データパケットを複製して図4d及び図4eのような第5及び第6データパケットを生成する。
【0051】
ここで、第1加入者302の第1端末機308に伝送される第5データパケットは、図4dに示すように、ソースアドレスフィールド430、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド431、第1端末機インターネットアドレスフィールド432及びデータフィールド433を含む。
【0052】
また、第2加入者304の第2端末機310に伝送される第6データパケットは、図4eに示すように、ソースアドレスフィールド440、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド441、第2端末機インターネットアドレスフィールド442及びデータフィールド443を含む。
【0053】
第2ルータ316は、図4dのような第5データパケットの第1端末機インターネットアドレスにより第5データパケットを第1端末機308に伝送し、図4eのような第6データパケットの第2端末機インターネットアドレスにより第6データパケットを第2端末機310に伝送する。
【0054】
第3ルータ318は、図4cのような第3データパケットの第3端末機インターネットアドレスにより第3データパケットを第3端末機312に伝送する。
【0055】
図5は、イーサネット(登録商標)基盤の明示的マルチキャストサービスを説明するためのシステム構成図である。
【0056】
図5を参照すれば、イーサネット(登録商標)基盤の明示的マルチキャストサービスシステムは、第2及び第3ルータ500、502が同じリンクに接続されて第1ルータ504から伝送されるデータパケットを全部受信するように構成される。
【0057】
まず、サービス提供者506は、サービス提供端末機508を介して第1加入者510、第2加入者512及び第3加入者514からサービス要請を受信し、サービス提供のために図4aのような第1データパケットを第1ルータ504に出力する。
【0058】
第1ルータ504は、第1データパケットの目的地アドレスフィールドに明示されている目的地アドレスにより伝送経路数を把握し、把握された伝送経路数に応じて第1データパケットを複製して第2データパケット及び第3データパケットを生成する。
【0059】
ここで、第1ルータ504は、第2ルータ500及び第3ルータ502が同じ経路に接続されているイーサネット(登録商標)にデータパケットを伝送するので、第1データパケットのヘッダにイーサネット(登録商標)フレームが付加される第2データパケット及び第3データパケットを生成する。
【0060】
すなわち、図6aに示すように、第2データパケットは、第1ルータイーサネット(登録商標)アドレスフィールド600及びリンクローカルマルチキャストアドレスに対するイーサネット(登録商標)アドレスフィールド601を含むイーサネット(登録商標)フレームと、ソースアドレスフィールド602、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド603、第1端末機インターネットアドレスフィールド604、第2端末機インターネットアドレスフィールド605及びデータフィールド606を含む。
【0061】
ここで、第1端末機インターネットアドレス及び第2端末機インターネットアドレスは、第2データパケットの目的地アドレスフィールドに記録され、イーサネット(登録商標)フレームは、ホストグループマルチキャストデータパケットのアドレス変換規則により構成される。
【0062】
第3データパケットは、図6bに示すように、第1ルータイーサネット(登録商標)アドレスフィールド610及びリンクローカルマルチキャストアドレスに対するイーサネット(登録商標)アドレスフィールド611を含むイーサネット(登録商標)フレームと、ソースアドレスフィールド612、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド613、第3端末機インターネットアドレスフィールド614及びデータフィールド615を含む。
【0063】
ここで、第3データパケットのイーサネット(登録商標)フレームは、ホストグループマルチキャストデータパケットのアドレス変換規則により構成される。
【0064】
第1ルータ504は、第2データパケットの目的地アドレスフィールドに記録されている第1端末機インターネットアドレス及び第2インターネットアドレスにより第2ルータ500が存在するリンクに伝送すべきであることを把握し、第2ルータ500が接続されているリンクに第2データパケットを伝送する。
【0065】
この場合、第3ルータ502は、第2ルータ500と同じリンクに接続されて明示的マルチキャストを支援するので、第2ルータ500と同様に第1ルータ504から第2データパケットを受信する。
【0066】
第3ルータ502は、受信された第2データパケットの目的地フィールドに記録されている第1及び第2端末機インターネットアドレスが自分が管理する目的地ではないので、受信された第2データパケットを第2ルータ500が存在するリンクに伝送する。
【0067】
第2ルータ500は、第1ルータ504から第2データパケットを受信して、それに対する処理を行なった状態であるが、再び第3ルータ502から第2データパケットが受信されるのでそれに対する処理をまた行う。
【0068】
また、第1ルータ504は、第2ルータ500が存在するリンクに接続されているので、第3ルータ502から第2データパケットを受信した後、次の伝送経路である第2ルータ502が存在するリンクにまた伝送する。
【0069】
上記したように、第1ルータ504、第2ルータ500及び第3ルータ502による第2データパケットのルーチング動作が繰り返し行なわれる混雑(congestion)のルーチングエラーが発生する。
【0070】
一般にインターネットのようなネットワークは、点対点リンク構成は少ない方であり、多くのリンクがイーサネット(登録商標)により構成される。
【0071】
ところが、明示的マルチキャストは、上述したように点対点リンクすなわち、ユニキャストに基づいて設計されたので、イーサネット(登録商標)のような放送リンクに適用しようとして、イーサネット(登録商標)フレームをホストグループマルチキャストデータパケットのアドレス変換規則にしたがって適用することによって上記したルーチングエラーが発生する問題点がある。
【0072】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、従来技術の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、イーサネット(登録商標)フレームの目的地アドレスにイーサネット(登録商標)リンク上に連結された伝送経路上の次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを用いるイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置を提供することを目的とある。
【0073】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、イーサネット(登録商標)網に接続されるルータによる明示的マルチキャストサービス方法及び装置において、イーサネット(登録商標)網に伝送するための明示的マルチキャストデータパケットを受信し、受信された明示的マルチキャストデータパケットを利用して明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路を把握した後、明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路上の次のノードを判断し、判断された次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスに設定して、次のノードに設定された明示的マルチキャストデータパケットを伝送することを特徴とする明示的マルチキャストサービス方法及び装置を提供することにその特徴がある。
【0074】
本発明の他の特徴は、次のノードに伝送される明示的マルチキャストデータパケットは、ルータのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、ソースインターネットアドレスフィールド、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド、目的地インターネットアドレスフィールド及びデータフィールドを含んで構成されることを特徴とする明示的マルチキャストサービス方法及び装置を提供することにある。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法及び装置の好ましい一実施の態様を添附する図を参照しながら詳細に説明する。
【0076】
本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスを説明するための概略的システムは図5と同様であり、図7は、本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【0077】
図5を参照すれば、本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスシステムは、サービス提供者506、サービス提供端末機508、第1ルータ504、第2ルータ500、第3ルータ502、第1ないし第3端末機516、518、520及び第1ないし第3加入者510、512、514を含む。
【0078】
ここで、第1、第2及び第3ルータ500、502、504間のリンクは、伝送経路が同じリンクに接続されるブロードキャスティングネットワークであるイーサネット(登録商標)構成である。
【0079】
サービス提供端末機508は、サービス提供者506が提供しようとするサービスに対する一つの第1明示的マルチキャストデータパケットを第1ルータ504に伝送する。
【0080】
ここで、第1明示的マルチキャストデータパケットは、図7aと同様に、ソースアドレスフィールド700、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド701、第1端末機インターネットアドレスフィールド702、第2端末機インターネットアドレスフィールド703、第3端末機インターネットアドレスフィールド704及びデータフィールド705を含む。
【0081】
第1ルータ504は、第1ないし第3端末機インターネットアドレスフィールド702、703、704に記録されているインターネットアドレスにより伝送経路数を把握し、把握された伝送経路数に応じて第1明示的マルチキャストデータパケットを複製する。
【0082】
この場合、第1ルータ504は、伝送経路上における第2ルータ500及び第3ルータ502が同じ経路上のリンクに接続されるイーサネット(登録商標)構成であるので、第1データパケットを複製して複製されたデータパケットのヘッダにイーサネット(登録商標)フレームが構成された第2及び第3明示的マルチキャストデータパケットを生成する。
【0083】
ここで、第2明示的マルチキャストデータパケットは、図7bに示すように、ソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド710、目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド711を含むイーサネット(登録商標)フレーム712、ソースアドレスフィールド713、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド714、第1端末機インターネットアドレスフィールド715、第2端末機インターネットアドレスフィールド716及びデータフィールド717を含む。
【0084】
この場合、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド714は、マルチキャストを区分するために予め定義されたマルチキャストグループアドレスの中特別に明示的マルチキャストを区分するために定義されたアドレスである。
【0085】
リンクローカルマルチキャストアドレスは、「224.0.0.0ないし239.255.255.255」までのルータ用シグナリング(signaling)アドレスであるので、リンクローカルマルチキャストアドレスを含むデータパケットを受信するルータは、受信されたデータパケットが明示的マルチキャストデータパケットであることを認識するようになる。
【0086】
また、イーサネット(登録商標)フレーム712のソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド710には、第1ルータイーサネット(登録商標)アドレスが記録され、目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド711には第2ルータイーサネット(登録商標)アドレスが記録される。
【0087】
第1ルータ504は、第1明示的マルチキャストデータパケットの目的地アドレスに入力されている第1端末機インターネットアドレス及び第2端末機インターネットアドレスを介してデータパケットの次の伝送経路である第2ルータ500を把握し、把握された第2ルータ500のイーサネット(登録商標)アドレスをイーサネット(登録商標)フレーム712の目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド711に記録する。
【0088】
一方、第3明示的マルチキャストデータパケットは、図7cに示すように、ソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド720及び目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド721を含むイーサネット(登録商標)フレーム722と、ソースアドレスフィールド723、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド724、第3端末機インターネットアドレスフィールド725及びデータフィールド726を含む。
【0089】
ここで、第3明示的マルチキャストデータパケットのイーサネット(登録商標)フレーム722のソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド720には、第1ルータイーサネット(登録商標)アドレスが入力され、目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド721には第3明示的マルチキャストデータパケット伝送経路上の次のノードである第3ルータイーサネット(登録商標)アドレスが入力される。
【0090】
第1ルータ504は、伝送経路数に応じて第3端末機インターネットアドレスにより第3明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路の次のノードである第3ルータ502を把握し、把握された第3ルータ502のイーサネット(登録商標)アドレスを把握する。
【0091】
次いで、第1ルータ504は、図7bのように構成される第2明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド711に記録されている第2ルータイーサネット(登録商標)アドレスにより第2ルータ500に第2明示的マルチキャストデータパケットを伝送する。
【0092】
第2ルータ500は、第2明示的マルチキャストデータパケットの目的地アドレスフィールドである第1端末機インターネットアドレスフィールド715及び第2端末機インターネットアドレスフィールド716に記録されている第1端末機インターネットアドレス及び第2端末機インターネットアドレスにより第2明示的マルチキャストデータパケットを複製して第1端末機516及び第2端末機518に各々伝送する。
【0093】
また、第1ルータ504は、図7cのように構成される第3明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド721に記録されている第3ルータイーサネット(登録商標)アドレスにより第3ルータ502に第3明示的マルチキャストデータパケットを伝送する。
【0094】
第3ルータ502は、第3明示的マルチキャストデータパケットの目的地アドレスフィールドである第3端末機インターネットアドレスフィールド725に記録されている第3端末機インターネットアドレスにより第3明示的マルチキャストデータパケットを伝送する。
【0095】
このように構成されて動作する本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービス方法を添附する図を参照しながら説明する。
【0096】
図8は、本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスを行なうためのフローチャートである。
【0097】
まず、第2ルータ500及び第3ルータ502が同じリンクに接続されるイーサネット(登録商標)構成を有するが、第2及び第3ルータ500、502が接続されるリンクにデータパケットを伝送する第1ルータ504は、サービス提供端末機508から明示的マルチキャストデータパケットを受信する(S800)。
【0098】
次いで、第1ルータ504は、受信した明示的マルチキャストデータパケットの目的地インターネットアドレスフィールドにより明示的マルチキャストデータパケット伝送経路の次のノードを判断する(S802)。ここで、明示的マルチキャストデータパケット伝送経路の次のノードは、第2及び 第3ルータ500、502である。
【0099】
第1ルータ504は、判断された明示的マルチキャストデータパケット伝送経路の次のノードである第2または第3ルータ500、502のイーサネット(登録商標)アドレスを明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスで判断する(S804)。
【0100】
次いで、第1ルータ504は、明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスで判断された第2または第3ルータのイーサネット(登録商標)アドレスを目的地イーサネット(登録商標)アドレスで有する明示的マルチキャストデータパケットを第2または第3ルータ500、502に各々伝送する(S806)。
【0101】
以下、本発明の第2実施の形態を添附する図を参照しながら説明する。
【0102】
本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスシステムは、図1と同様であり、図9は、本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【0103】
図1を参照すれば、本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスシステムは、サービス提供者100、サービス提供端末機113、第1ないし第3ルータ114、116、118、第1ないし第3加入者端末機108、110、112及び第1ないし第3加入者102、104、106を含む。
【0104】
ここで、第1加入者端末機108及び第2加入者端末機110は、伝送経路が同じリンクに接続される ブロードキャスティングネットワークであるイーサネット(登録商標)構成である。
【0105】
サービス提供者100は、サービス提供端末機113を介して該当サービスを提供するための図9aのような構成を有する第1明示的マルチキャストデータパケットを第1ルータ114に伝送する。
【0106】
ここで、第1明示的マルチキャストデータパケットは、図9aに示すように、ソースアドレスフィールド900、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド901、第1端末機インターネットアドレスフィールド902、第2端末機インターネットアドレスフィールド903、第3端末機インターネットアドレスフィールド904及びデータフィールド905を含む。
【0107】
第1ルータ114は、第1明示的マルチキャストデータパケットの目的地アドレスフィールドに記録されている第1ないし第3端末機のインターネットアドレスにより伝送経路数を把握し、把握された伝送経路数に応じて第1明示的マルチキャストデータパケットを複製して図9b及び図9cのような構成を有する第2及び第3明示的マルチキャストデータパケットを生成する。
【0108】
第2明示的マルチキャストデータパケットは、図9bに示すように、ソースアドレスフィールド910、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド911、第1端末機インターネットアドレスフィールド912、第2端末機インターネットアドレスフィールド913及びデータフィールド914を含む。
【0109】
また、第3明示的マルチキャストデータパケットは、図9cに示すように、ソースアドレスフィールド920、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド921、第3端末機インターネットアドレスフィールド922及びデータフィールド923を含む。
【0110】
第1ルータ114は、生成された第2明示的マルチキャストデータパケットを第2ルータ116に伝送し、第3明示的マルチキャストデータパケットを第3ルータ118に伝送する。
【0111】
第2ルータ116は、受信された第2明示的マルチキャストデータパケットの目的地アドレスフィールドに格納されている第1ないし第2端末機インターネットアドレスにより伝送経路数を把握し、把握された経路数に応じて第2明示的マルチキャストデータパケットを複製する。
【0112】
ここで、第2ルータ116は、第1加入者端末機108及び第2加入者端末機110が同じリンクに接続されているイーサネット(登録商標)構成であるので、イーサネット(登録商標)フレームが付加された形態の図9d及び図9eのような第4及び第5明示的マルチキャストデータパケットを生成する。
【0113】
図9dに示すように、第4明示的マルチキャストデータパケットは、イーサネット(登録商標)フレーム932のソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド930に第2ルータイーサネット(登録商標)アドレスが記録され、目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド931に第1端末機イーサネット(登録商標)アドレスが記録される。
【0114】
また、第5明示的マルチキャストデータパケットは、図9eに示すように、イーサネット(登録商標)フレーム942のソースイーサネット(登録商標)アドレスフィールド940に第2ルータイーサネット(登録商標)アドレスが記録され、目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド941に第2端末機イーサネット(登録商標)アドレスが記録される。
【0115】
第2ルータ116は、図9dのような第4明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド931に記録されている第1端末機イーサネット(登録商標)アドレスにより第1端末機108に第4明示的マルチキャストデータパケットを伝送する。
【0116】
また、第2ルータ116は、図9eのような第5明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスフィールド941に記録されている第2端末機イーサネット(登録商標)アドレスにより第2端末機110に第5明示的マルチキャストデータパケットを伝送する。
【0117】
以下、このように構成されて動作する本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットサービス装置の明示的マルチキャストデータパケット伝送方法を添附する図を参照しながら説明する。
【0118】
図10は、本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケット伝送を行なうためのフローチャートである。
【0119】
まず、第1端末機108及び第2端末機110が同じリンクに接続されるイーサネット(登録商標)に接続される第2ルータ116は、第1ルータ114から第2明示的マルチキャストデータパケットを受信する(S1000)。
【0120】
ここで、第2明示的マルチキャストデータパケットは、第1ルータ114がサービス提供端末機113から受信された第1明示的マルチキャストデータパケットを複製することにより生成される。
【0121】
次いで、第2ルータ116は、受信された第2明示的マルチキャストデータパケットの目的地インターネットアドレスによりデータパケット伝送経路の次のノードを判断する(S1002)。ここで、データパケット伝送経路の次のノードは、第1端末機108及び第2端末機110である。
【0122】
第2ルータ116は、データパケット伝送経路の次のノードである第1端末機108または第2端末機110のイーサネット(登録商標)アドレスを第4または第5明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスと判断する(S1004)。
【0123】
次いで、第2ルータ116は、判断された第1端末機108または第2端末機110のイーサネット(登録商標)アドレスを第4または第5明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスにより第1端末機108または第2端末機110に第4または第5明示的マルチキャストデータパケットを伝送する(S1006)。
【0124】
ここで、第4または第5明示的マルチキャストデータパケットは、第2ルータ116により第2データパケットを複製することによって生成された明示的マルチキャストデータパケットである。
【0125】
【発明の効果】
上述したようになされる本発明に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスシステム及び方法は、明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路の中次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスに設定する。
【0126】
したがって、本発明は、点対点リンクに基づいて設計された明示的マルチキャストサービスの混雑を誘発するルーチングエラーなしに明示的マルチキャストデータパケットを目的地に伝送できる。
【0127】
したがって、本発明は、イーサネット(登録商標)上におけるマルチキャストサービスを適用できるので、ルータがサービスの提供を受けようとする加入メッセージ管理及びグループ管理が不要であるので、ルータの容量不足を防止できる効果がある。
【0128】
また、本発明は、イーサネット(登録商標)上におけるルーチングエラーなしに明示的マルチキャストデータパケットを目的地に伝送できるので、明示的マルチキャストサービスに対する消費者の信頼度を向上させることができる効果もある。
【0129】
なお、本発明の技術的範囲は前述の本実施の形態に限られるものではない。本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で様々の変更、改善を行なうことが可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホストグループモデルマルチキャストサービスの概略的構成図でる。
【図2a】 ホストグループモデルマルチキャストサービスによるマルチキャストデータ構成図である。
【図2b】 ホストグループモデルマルチキャストサービスによるマルチキャストデータ構成図である。
【図3】 点対点リンクに基づいた明示的マルチキャストを説明するためのシステム構成図である。
【図4a】 明示的マルチキャストによつデータパケット形態を示す図である。
【図4b】 明示的マルチキャストによつデータパケット形態を示す図である。
【図4c】 明示的マルチキャストによつデータパケット形態を示す図である。
【図4d】 明示的マルチキャストによつデータパケット形態を示す図である。
【図4e】 明示的マルチキャストによつデータパケット形態を示す図である。
【図5】 イーサネット(登録商標)基盤の明示的マルチキャストサービスを説明するためのシステム構成図である。
【図6a】 従来技術に係るイーサネット(登録商標)基盤の明示的マルチキャストサービスによるデータパケットの構成図である。
【図6b】 従来技術に係るイーサネット(登録商標)基盤の明示的マルチキャストサービスによるデータパケットの構成図である。
【図7a】 本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図7b】 本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図7c】 本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストサービスを行なうためのフローチャートである。
【図9a】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図9b】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図9c】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図9d】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図9e】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケットの構成を示す図である。
【図10】 本発明の第2実施の形態に係るイーサネット(登録商標)上における明示的マルチキャストデータパケット伝送を行なうためのフローチャートである。
【符号の説明】
500 第2ルータ
502 第3ルータ
504 第1ルータ
506 サービス提供者
508 サービス提供端末機
510、512、514 第1ないし第3加入者
516、518、520 第1ないし第3端末機

Claims (7)

  1. イーサネット(登録商標)網に接続されるルータによる明示的マルチキャストサービス方法において、
    前記イーサネット(登録商標)網に伝送するための明示的マルチキャストデータパケットを受信するステップと、
    前記受信された明示的マルチキャストデータパケットを用いて前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路を把握するステップと、
    前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路上の次のノードを判断するステップと、
    前記判断された次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを前記明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスに設定するステップと、
    前記次のノードに前記設定された明示的マルチキャストデータパケットを伝送するステップと
    を含んでなることを特徴とする明示的マルチキャストサービス方法。
  2. 前記次のノードに伝送される明示的マルチキャストデータパケットは、前記ルータのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、前記次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、ソースインターネットアドレスフィールド、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド、目的地インターネットアドレスフィールド及びデータフィールドを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の明示的マルチキャストサービス方法。
  3. 前記次のノードは、前記イーサネット(登録商標)網に含まれるルータ及び前記サービス加入者端末機の中いずれか少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の明示的マルチキャストサービス方法。
  4. イーサネット(登録商標)網に接続されるルータによる明示的マルチキャストサービス装置において、
    前記イーサネット(登録商標)網に伝送するための明示的マルチキャストデータパケットを受信する手段と、
    前記受信された明示的マルチキャストデータパケットを用いて前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路を把握する手段と、
    前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路上の次のノードを判断する手段と、
    前記判断された次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを前記明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスに設定する手段と、
    前記次のノードに前記設定された明示的マルチキャストデータパケットを伝送する手段と
    を含んで構成されることを特徴とする明示的マルチキャストサービス装置。
  5. 前記次のノードに伝送される明示的マルチキャストデータパケットは、前記ルータのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、前記次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスフィールド、ソースインターネットアドレスフィールド、リンクローカルマルチキャストアドレスフィールド、目的地インターネットアドレスフィールド及びデータフィールドを含んで構成されることを特徴とする請求項4に記載の明示的マルチキャストサービス装置。
  6. 前記次のノードは、前記イーサネット(登録商標)網に含まれるルータ及び前記サービス加入者端末機の中いずれか少なくとも一つであることを特徴とする請求項4に記載の明示的マルチキャストサービス装置。
  7. イーサネット(登録商標)網に接続されて明示的マルチキャストサービスを行なう明示的マルチキャストサービス装置において、
    プログラムが格納されているメモリと、
    前記メモリに結合されて前記プログラムを実行するプロセッサ
    を含んで、
    前記プロセッサは、前記プログラムにより、
    前記イーサネット(登録商標)網に伝送するための明示的マルチキャストデータパケットを受信するステップと、
    前記受信された明示的マルチキャストデータパケットを用いて前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路を把握するステップと、
    前記明示的マルチキャストデータパケットの伝送経路上の次のノードを判断するステップと、
    前記判断された次のノードのイーサネット(登録商標)アドレスを前記明示的マルチキャストデータパケットの目的地イーサネット(登録商標)アドレスに設定するステップと、
    前記次のノードに前記設定された明示的マルチキャストデータパケットを伝送するステップと
    を実行することになることを特徴とする明示的マルチキャストサービス装置。
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