JP7050177B2 - マルチキャストパケットを伝送する方法、デバイス、及びシステム - Google Patents

マルチキャストパケットを伝送する方法、デバイス、及びシステム Download PDF

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Description

本願は、電子技術の分野に、特に、マルチキャストパケットを伝送する方法、デバイス、およびシステムに関係がある。
ネットワーク技術の発展とともに、ネットワーク機能はますます強力になり、ユーザは、ウェブ上の様々なライブビデオを観ることができる。ライブビデオは、通常、複数のユーザによって同時に観られ、言い換えると、メディアサーバから送信されたライブ放送データは、複数のユーザによって受信される必要があり、ライブ放送データは、マルチキャストパケットの形で複数の端末へ伝送され得る。
データ伝送ネットワークは、コアネットワーク及びサブネットを含むことができ、複数のサブネットは、コアネットワークを通じて互いと通信する。通常、マルチキャストパケットを生成する発信元デバイス(通常、メディアサーバ)へ接続されているルーティングデバイスは、発信元CE(Customer Edge,カスタマエッジ)と呼ばれ、マルチキャストパケットを受信するあて先デバイス(通常、端末)へ接続されているルーティングデバイスは、あて先CEと呼ばれる。データ伝送ネットワークで、発信元CEへ接続されているデバイスは、BFIR(Bit Forwarding Ingress Router,ビット転送入口ルータ)と呼ばれることがあり、あて先CEへ接続されているデバイスは、BFER(Bit Forwarding Egress Router,ビット転送出口ルータ)と呼ばれることがある。BFIRが属するサブネットは、発信元サブネットと呼ばれ、BFERが属するサブネットは、あて先サブネットと呼ばれる。
上記の伝送プロセスで、マルチキャストパケットを受信すると、BFIRは、異なるあて先サブネットへ送信される必要があるマルチキャストパケットの数量Nを決定する。マルチキャストパケットは、N個のマルチキャストパケットを得るためにBFIRで複製される。N個のマルチキャストパケットは、N個の異なるあて先サブネットへ夫々送信される。各あて先サブネットで、マルチキャストパケットは、対応するBFERへ転送される。次いで、BFERは、マルチキャストパケットのマルチキャストアドレスに基づいて、マルチキャストパケットをあて先CEへ転送する。
本開示を実施するプロセスで、発明者は、少なくとも次の課題を見つけている。
ますます多くのアプリケーションシナリオで情報がネットワークを通じて伝送されるにつれて、伝送される必要があるマルチキャストパケットの数量も増えている。各マルチキャストパケットが伝送のためにN個のマルチキャストパケットに複製される場合に、膨大なネットワーク資源が占有される。
関連する技術の課題を解決すべく、本開示は、次の技術的解決法を提供する。
本開示の実施形態の第1の態様に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法が提供され、方法は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに適用され、方法は、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得することと、
各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送することと
を含み、
外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが送信されるべきであるあて先サブネットの数に基づいてマルチキャストパケットを複製して、マルチキャストパケットが最初にデータ伝送ネットワークに入るときにBFIRが複数のマルチキャストパケットを複製することを回避する。データ伝送ネットワーク内のマルチキャストアドレスの数量は大幅に削減可能であり、ネットワーク資源の占有は低減され得る。
可能な実施で、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することは、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含む。
BFIRは、コントローラからあて先サブネットの識別情報(SI情報)を受け取り、SI情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加する。マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークデバイスへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットのパケットヘッダ内のSI情報を読み出し得る。
可能な実施で、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することは、
マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含む。
マルチキャストパケットのペイロードは、マルチキャストアドレス、例えば、(192.168.1.1,224.0.1.254)を運び、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスは、マルチキャストアドレスと、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、決定され得る。
可能な実施で、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加する前に、方法は、
コントローラによって送信された各あて先サブネットのトラフィックエンジニアリングTEビット列を受信することと、
各あて先サブネットのTEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得することと
を更に含む。
各あて先サブネットのTEビット列はまた、BFIRによってマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加されることもできる。
可能な実施で、対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに各あて先サブネットのTEビット列を別々に付加して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得することは、
対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダ内の発信元サブネットのTEビット列を各あて先サブネットのTEビット列により別々に置換して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得することを含む。
マルチキャストパケットのパケットヘッダは、発信元サブネットのTEビット列を運んでよく、そのTEビット列は、どのようにマルチキャストパケットが発信元サブネット内で転送されるかを示すために使用される。なお、マルチキャストパケットが、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに到着し、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを通ってコアネットワークにまさに入ろうとしているとき、マルチキャストパケットのパケットヘッダでもともと運ばれていた発信元サブネットのTEビット列は無用である。従って、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで、対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダ内の発信元サブネットのTEビット列は、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを得るよう、コントローラから受け取られた各あて先サブネットのTEビット列により別々に置換されてよい。
本開示の実施形態の第2の態様に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法が提供され、方法は、コントローラに適用され、方法は、
対象マルチキャストグループに対応する複数のビット転送出口ルータBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定することと、
各あて先サブネットのTEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ別々に送信することと
を含む。
可能な実施で、方法は、
対象マルチキャストグループに対応するビット転送入口ルータBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定することと、
発信元サブネットのTEビット列をBFIRへ送信することと
を更に含む。
可能な実施で、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合に、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定することは、
対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報と、少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定することを含む。
可能な実施で、方法は、
各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信することを更に含む。
本開示の実施形態の第3の態様に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法が提供され、方法は、BFIRに適用され、方法は、
コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信することと、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送することと
を含む。
可能な実施で、方法は、
コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信することを更に含み、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送することは、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送することを含む。
本開示の実施形態の第4の態様に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法が提供され、方法は、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに適用され、方法は、
外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得することと、
あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加することと、
あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送することと
を含む。
可能な実施で、ビット列はTEビット列であり、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加する前に、方法は、
コントローラによって送信されたあて先サブネットのTEビット列を受信することを更に含む。
可能な実施で、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加することは、
マルチキャストパケットのパケットヘッダにおいて、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブセットのビット列をあて先サブネットのビット列により置換することを含む。
本開示の実施形態の第5の態様に従って、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが提供される。デバイスは、少なくとも1つのモジュールを含み、少なくとも1つのモジュールは、第1の態様で提供されるマルチキャストパケット伝送方法を実装するよう構成される。
本開示の実施形態の第6の態様に従って、コントローラが提供される。コントローラは、少なくとも1つのモジュールを含み、少なくとも1つのモジュールは、第2の態様で提供されるマルチキャストパケット伝送方法を実装するよう構成される。
本開示の実施形態の第7の態様に従って、BFIRが提供される。BFIRは、少なくとも1つのモジュールを含み、少なくとも1つのモジュールは、第3の態様で提供されるマルチキャストパケット伝送方法を実装するよう構成される。
本開示の実施形態の第8の態様に従って、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが提供される。デバイスは、少なくとも1つのモジュールを含み、少なくとも1つのモジュールは、第4の態様で提供されるマルチキャストパケット伝送方法を実装するよう構成される。
本開示の実施形態の第9の態様に従って、マルチキャストパケットを伝送するシステムが提供され、システムは、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとを含み、
BFIRは、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、マルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成され、
発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得し、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、該外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成され、
外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
可能な実施で、システムは、コントローラを更に含み、
コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信するよう構成され、
BFIRは、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう更に構成され、
発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
可能な実施で、システムは、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを更に含み、
コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのビット列を別々に決定し、各あて先サブネットのビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへに送信するよう更に構成され、
あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットが受信される場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得し、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。
可能な実施で、コントローラは、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのビット列を決定し、発信元サブネットのビット列をBFIRへ送信するよう更に構成され、
BFIRは、コントローラによって送信された、発信元サブネットのビット列を受信し、マルチキャストパケットが受信される場合に、発信元サブネットのビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、発信元サブネットのビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう更に構成される。
本開示の実施形態の第10の態様に従って、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが提供され、デバイスは、プロセッサ、メモリ、受信器、及び送信器を含み、
プロセッサは、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得するよう構成され、
送信器は、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成され、
外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
可能な実施で、プロセッサは、
受信器が対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
可能な実施で、プロセッサは、
マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
可能な実施で、受信器は、コントローラによって送信された各あて先サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成され、
プロセッサは、各あて先サブネットのTEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得するよう更に構成される。
可能な実施で、プロセッサは、
対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダ内の発信元サブネットのTEビット列を各あて先サブネットのTEビット列により別々に置換して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得するよう構成される。
本開示の実施形態の第11の態様に従って、コントローラが提供され、コントローラは、プロセッサ及び送信器を含み、
プロセッサは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定するよう構成され、
送信器は、あて先サブネットのTEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ別々に送信するよう構成される。
可能な実施で、プロセッサは、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定するよう更に構成され、
送信器は、発信元サブネットのTEビット列をBFIRへ送信するよう更に構成される。
可能な実施で、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合に、プロセッサは、
対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報と、少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定するよう構成される。
可能な実施で、送信器は、
各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信するよう更に構成される。
本開示の実施形態の第12の態様にしたがって、BFIRが提供され、BFIRは、プロセッサ、メモリ、受信器、及び送信器を含み、
受信器は、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信するよう構成され、
プロセッサは、受信によって受信された各あて先サブネットの識別情報をメモリに格納し、受信器が対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、マルチキャストパケットのパケットヘッダに、メモリに格納された各あて先サブネットの識別情報を付加するよう構成され、
送信器は、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成される。
可能な実施で、受信器は、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成され、
プロセッサは、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう構成され、
送信器は、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。
本開示の実施形態の第13の態様に従って、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが提供され、デバイスは、プロセッサ、メモリ、受信器、及び送信器を含み、
プロセッサは、受信器が、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得し、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう構成され、
送信器は、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。
可能な実施で、ビット列はTEビット列であり、受信器は、
コントローラによって送信されたあて先サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成される。
可能な実施で、プロセッサは、
マルチキャストパケットのパケットヘッダにおいて、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのビット列をあて先サブネットのビット列により置換するよう構成される。
本開示の実施形態の第14の態様に従って、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体が、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、デバイスは、第1の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第15の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品が、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、デバイスは、第1の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第16の態様に従って、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体がコントローラで実行される場合に、コントローラは、第2の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第17の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコントローラで実行される場合に、コントローラは、第2の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第18の態様に従って、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体がBFIRで実行される場合に、BFIRは、第3の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第19の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がBFIRで実行される場合に、BFIRは、第3の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第20の態様に従って、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体が、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、デバイスは、第4の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態の第21の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品が、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、デバイスは、第4の態様の方法を実行することを可能にされる。
本開示の実施形態で提供される技術的解決法は、次の有利な効果を奏することができる。
本開示の実施形態で、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスが決定され、マルチキャストパケットは、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを得るよう複製され、各マルチキャストパケットには外側カプセル封入が別々に付加され、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットが転送される。外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。このように、マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが送信されるべきであるあて先サブネットの数量に基づいてマルチキャストパケットを複製して、マルチキャストパケットが最初にデータ伝送ネットワークに入るときにBFIRが複数のマルチキャストパケットを複製することを回避する。このようにして、データ伝送ネットワーク内のマルチキャストアドレスの数量は大幅に削減可能であり、ネットワーク資源の占有は低減され得る。
上記の概要及び下記の詳細な説明は、単に実例及び説明であり、本開示を制限する意図はないことが理解されるべきである。
ここで、添付の図面は、明細書に組み込まれ、明細書の一部になり、本開示に従う実施形態を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
例となる実施形態に従って、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの略構造図である。 例となる実施形態に従って、コントローラの略構造図である。 例となる実施形態に従ってBFIRの略構造図である。 例となる実施形態に従って、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの略構造図である。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、記録されたビデオデータの属性情報をBFIRによって全てのBFERへブロードキャストする概略図である。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、マルチキャストパケットを伝送する方法の略フローチャートである。 例となる実施形態に従って、発信元サブネット内のデバイスのポートの概略図である。 例となる実施形態に従って、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの略構造図である。 例となる実施形態に従って、コントローラの略構造図である。 例となる実施形態に従ってBFIRの略構造図である。 例となる実施形態に従って、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの略構造図である。
上記の添付の図面は、本開示の具体的な実施形態を示し、処理詳細な説明は、以下で与えられる。添付の図面及びテキスト記述は、決して本開示の考えの範囲を制限する意図はなく、特定の実施形態を参照して当業者に対して本開示の概念を示すよう意図される。
例となる実施形態は、ここで詳細に記載され、例となる実施形態の例は、添付の図面で提示される。以下の記載が添付の図面に関係があるとき、特段示されない限りは、異なる添付の図面中の同じ番号は同じ又は類似した要素を表す。以下の例となる実施形態で記載される実施は、本開示と一致する全ての実施様態を表すわけではない。対照的に、それらは、添付の特許請求の範囲で詳細に記載されており本開示のいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
本発明の実施形態は、マルチキャストパケットを伝送する方法を提供する。方法は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスと、コントローラと、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとによって連帯して実施されてよい。
対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、プロセッサ110と、送信器120と、受信器130とを含んでよい。受信器130及び送信器120は、図1-aに示されるように、プロセッサ110へ別々に接続されてよい。受信器130は、メッセージ又はデータを受信するよう構成されてよい。送信器120及び受信器130は、ネットワークインターフェースカードであってよい。送信器120は、メッセージ又はデータを送信するよう構成されてよく、言い換えれば、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送してよい。発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、アクセラレーションコンポーネント(アクセラレータと呼ばれ得る)を更に含んでもよい。アクセラレーションコンポーネントがネットワークアクセラレーションコンポーネントであるとき、アクセラレーションコンポーネントはネットワークインターフェースカードであってよい。プロセッサ110は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの制御センターであってよく、様々なインターフェース及びラインを通じてソースサーバ全体の様々な部分、例えば、受信器130及び送信器120へ接続されている。本発明では、プロセッサ110はCPU(Central Processing Unit,中央演算処理装置)であってよく、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成されてよい。任意に、プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでよい。プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを一体化してもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステムを主に処理し、モデムプロセッサは無線通信を主に処理する。プロセッサ110は、代替的に、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、他のプログラム可能論理デバイス、などであってもよい。発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、メモリ140を更に含んでもよい。メモリ140は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するよう構成されてよい。プロセッサ110は、メモリ内に記憶されているソフトウェアコード及びモジュールを読み出して、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
コントローラは、プロセッサ210と、送信器220と、受信器230とを含んでよい。受信器230及び送信器220は、図1-bに示されるように、プロセッサ210へ別々に接続されてよい。受信器230は、メッセージ又はデータを受信するよう構成されてよい。送信器220及び受信器230は、ネットワークインターフェースカードであってよい。送信器220は、メッセージ又はデータを送信するよう構成されてよく、言い換えれば、各あて先サブネットのTE(Traffic Engineering,トラフィックエンジニアリング)ビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ別々に送信してよい。コントローラは、アクセラレーションコンポーネント(アクセラレータと呼ばれ得る)を更に含んでもよい。アクセラレーションコンポーネントがネットワークアクセラレーションコンポーネントであるとき、アクセラレーションコンポーネントはネットワークインターフェースカードであってよい。プロセッサ210は、コントローラの制御センターであってよく、様々なインターフェース及びラインを通じてソースサーバ全体の様々な部分、例えば、受信器230及び送信器220へ接続されている。本発明では、プロセッサ210はCPUであってよく、対象マルチキャストグループに対応する複数のビット転送出口ルータBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定するよう構成されてよい。任意に、プロセッサ210は、1つ以上の処理ユニットを含んでよく、プロセッサ210は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを一体化してもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステムを主に処理し、モデムプロセッサは無線通信を主に処理する。プロセッサ210は、代替的に、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、他のプログラム可能論理デバイス、などであってもよい。コントローラは、メモリ240を更に含んでもよい。メモリ240は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するよう構成されてよく、プロセッサ210は、メモリ内に記憶されているソフトウェアコード及びモジュールを読み出すことによって、コントローラの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
BFIRは、プロセッサ310と、送信器320と、受信器330とを含んでよい。受信器330及び送信器320は、図1-cに示されるように、プロセッサ310へ別々に接続されてよい。受信器330は、メッセージ又はデータを受信するよう構成されてよい。送信器320及び受信器330は、ネットワークインターフェースカードであってよい。送信器320は、メッセージ又はデータを送信するよう構成されてよく、言い換えれば、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送してよい。BFIRは、アクセラレーションコンポーネント(アクセラレータと呼ばれ得る)を更に含んでもよい。アクセラレーションコンポーネントがネットワークアクセラレーションコンポーネントであるとき、アクセラレーションコンポーネントはネットワークインターフェースカードであってよい。プロセッサ310は、BFIRの制御センターであってよく、様々なインターフェース及びラインを通じてソースサーバ全体の様々な部分、例えば、受信器330及び送信器320へ接続されている。本発明では、プロセッサ310はCPUであってよく、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう構成されてよい。任意に、プロセッサ310は、1つ以上の処理ユニットを含んでよい。プロセッサ210は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを一体化してもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステムを主に処理し、モデムプロセッサは無線通信を主に処理する。プロセッサ310は、代替的に、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、他のプログラム可能論理デバイス、などであってもよい。BFIRは、メモリ340を更に含んでもよい。メモリ340は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するよう構成されてよく、プロセッサ310は、メモリ内に記憶されているソフトウェアコード及びモジュールを読み出すことによって、BFIRの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、プロセッサ410と、送信器420と、受信器430とを含んでよい。受信器430及び送信器420は、図1-dに示されるように、プロセッサ410へ別々に接続されてよい。受信器430は、メッセージ又はデータを受信するよう構成されてよい。送信器420及び受信器430は、ネットワークインターフェースカードであってよい。送信器420は、メッセージ又はデータを送信するよう構成されてよく、言い換えれば、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送してよい。あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、アクセラレーションコンポーネント(アクセラレータと呼ばれ得る)を更に含んでもよい。アクセラレーションコンポーネントがネットワークアクセラレーションコンポーネントであるとき、アクセラレーションコンポーネントはネットワークインターフェースカードであってよい。プロセッサ410は、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの制御センターであってよく、様々なインターフェース及びラインを通じてソースサーバ全体の様々な部分、例えば、受信器430及び送信器420へ接続されている。本発明では、プロセッサ410はCPUであってよく、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを得るよう構成されてよい。任意に、プロセッサ410は、1つ以上の処理ユニットを含んでよい。プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを一体化してもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステムを主に処理し、モデムプロセッサは無線通信を主に処理する。プロセッサ410は、代替的に、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、他のプログラム可能論理デバイス、などであってもよい。あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、メモリ440を更に含んでもよい。メモリ440は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するよう構成されてよい。プロセッサ410は、メモリ内に記憶されているソフトウェアコード及びモジュールを読み出して、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。
本開示の例となる実施形態は、マルチキャストパケットを伝送する方法を提供する。図2-a-1及び図2-a-2に示されるように、方法は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスと、コントローラと、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとに適用されてよい。方法は、次のステップを含んでよい。
ステップS210:コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのビット列を別々に決定する。
ビット列はTEビット列であってよい。各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とは、シーケンス番号情報であってよい。一意のシーケンス番号(サブネット内の一意のシーケンス番号)は、発信元サブネット内のエッジデバイスと、発信元サブネットに属するデバイスの転送ポートとについて設定されてよい。シーケンス番号は、TEビット列の表現において重要である。
実施中に、コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定してよく、そして、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、ポートの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を決定してよい。
コントローラが上記の動作を実行する前に、最初に、メディアサーバがテレビ局のサーバであるならば、テレビ局が番組を記録し、ライブ放送をウェブで実行するとき、メディアサーバは、記録されたビデオデータを取得してよい。次いで、メディアサーバは、記録されたビデオデータの属性情報を、メディアサーバへ接続されているBFIRへ送信してよい。図3に示されるように、BFIRは、記録されたビデオデータの属性情報を全てのBFERへブロードキャストする。ユーザは、記録された番組を観るべきかどうかを選択することができる。ユーザが記録された番組に関心がある場合に、ユーザは、記録された番組を観ることを選択することができる。端末へ接続されているBFERは、端末へ接続されているBFERにクエリを行うBFIRに対して、ユーザが関心を持っているとの情報をフィードバックしてよい。上記のプロセスでは、BFIR及びBFERがBGP(Border Gateway Protocol,ボーダー・ゲートウェイ・プロトコル)情報を通じて互いと相互作用し得る、ことが留意されるべきである。更に、BFIRは、記録されたビデオデータ(対象マルチキャストグループに対応する)と受信器、すなわちBFERとの間の関係を決定してよい。1つの対象マルチキャストグループが、複数の受信器によって関心を持たれることがある。複数の受信器は、異なるあて先サブネット又は同じあて先サブネットからであってよい。複数の受信器は、代替的に、BFIRが位置している発信元サブネットに属してもよい。前もってセットされた周期が経過するたびに、BFIRは、対象マルチキャストグループの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とをコントローラへ送信してよい。代替的に、BFIRは、各あて先サブネットのTEビット列を決定する要求をコントローラへ送ってもよい。要求は、対象マルチキャストグループの識別情報(マルチキャストグループのアドレス)と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報(シーケンス番号)とを運ぶ。このようにして、コントローラは、ステップS210の動作を実行することができる。
上記の様態に加えて、BFERは、ユーザが関心を持っているとの情報をBFIRへフィードバックせずに、ユーザが関心を持っているとの情報をコントローラへ直接フィードバックしてもよい。このようにして、コントローラは、ステップS210の動作を実行することができる。
コントローラは、どのBFERが対象マルチキャストグループに関心があるかを知っており、コントローラは更に、発信元サブネット、コアネットワーク、及びあて先サブネットを含むネットワーク全体のトポロジダイアグラムを事前に記憶してもよい。このようにして、コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを決定し得る。各あて先サブネットは、1つのネットワークへ接続されている少なくとも1つのデバイスを有し、コントローラは、あて先サブネットと、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、ポートの識別情報とを事前に記憶してもよい。このようにして、コントローラは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報を決定し得る。コントローラは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、ポートの識別情報と、対象マルチキャストグループに対応するBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を決定する。言い換えれば、コントローラは、ネットワーク全体のトポロジダイアグラムと、開始位置及び対象マルチキャストグループが転送される目的位置とを知っており、次いで、コントローラは、TE又はディフサーブポリシーのようなポリシーに従って、各あて先サブネットのTEビット列を決定し得る。
TEビット列は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを転送する特定のパスを示すために使用されてよい。TEビット列がない場合には、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットは、ルータの最下層で保持されているルーティングテーブルにのみ基づいて転送され得る。TEビット列は、T.イッカート(T. Eckert)の草稿におけるTEビット列であってよく、草稿の番号は、「draft-eckert-bier-TE-arch-05」である。TEビット列に加えて、コントローラは更に、各あて先サブネットのビット列を別々に決定してよい。ビット列は、「draft-IETF-bier-architecture-07」と番号付けられた草稿において提案されているビット列であってよい。
任意に、対象マルチキャストグループに対応するBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合には、ステップS210は、コントローラが、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報と、少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定すること、を含んでよい。
実施中に、1つの対象マルチキャストグループが、複数の受信器によって関心を持たれることがある。複数の受信器は、異なるあて先サブネット又は同じあて先サブネットからであってよい。複数の受信器は、代替的に、BFIRが位置している発信元サブネットに属してもよい。対象マルチキャストグループに対応するBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合に、各あて先サブネットのTEビット列は決定される必要があり、発信元サブネットのTEビット列は決定される必要がある。
上記の様態では、コントローラは、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットがあて先サブネットに到着するときに転送するよう求められる各あて先サブネットのTEビット列を決定し得る。対象マルチキャストグループに対応するBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属するとき、コントローラは更に、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが発信元サブネットにあるときに転送するよう求められる発信元サブネットのTEビット列を決定し得る。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、コントローラによって、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定し、発信元サブネットのTEビット列をBFIRへ送信することを更に含む。
実施中に、TEビット列を使用することによってあて先サブネットでマルチキャストパケットを転送することに加えて、マルチキャストパケットはまた、TEビット列を使用することによって発信元サブネットで転送されてもよい。発信元サブネット及びあて先サブネットには多数のデバイスが存在し、パスは比較的複雑である、点が留意されるべきである。この場合に、複雑な場合を処理することを容易にするTEポリシー、マルチキャストパケットの転送パスを計算するために使用されてよい。その上、TEポリシーは、マルチキャストパケットが送信されるあて先サブネットの数量を自動で特定するために使用され得る。あて先サブネットが1つのサブネットである場合には、パケットはユニキャスト方式で転送され得る。あて先サブネットの数量が2以上である場合には、マルチキャストパケットはマルチキャスト方式で転送され得る。言い換えれば、マルチキャストパケットは、マルチキャストパケットを伝送する工程で分岐ノードがある場合にのみ複製され、複製されたマルチキャストパケットは、異なる出口ノードを通じて送信される。このようにして、データ伝送ネットワーク内のパケットの数量は大幅に削減可能である。
各あて先サブネットのTEビット列を決定する様態と同様に、コントローラは更に、発信元サブネットのTEビット列を決定し得る。詳細については、ここで記載されない。
ステップS220:コントローラは、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ各あて先サブネットのビット列を別々に送信する。
実施中に、コントローラは、各あて先サブネットのTEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ別々に送信してよい。このようにして、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、あて先サブネットの取得されたTEビット列を使用し得る。図4-aに示されるように、コントローラは、各あて先サブネットのTEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスP及びデバイスQへ別々に送信する。図4-bに示されるように、コントローラは、各あて先サブネットのTEビット列を、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスOへ別々に送信する。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、コントローラによって各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信することを更に含んでもよい。
実施中に、あて先サブネットの識別情報は、SI(Set Identification,セット識別)情報であってよい。コントローラは、SI情報を生成してよい。SI情報は、あて先サブネットのシーケンス番号に対応するビット列であってよい。次いで、コントローラは、SI情報をBFIRへ送信してよい。このようにして、BFIRは、SI情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加してよく、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続され、その後にマルチキャストパケットを受信するデバイスは、SI情報に基づいて、複製され異なるあて先サブネットへ送信されるべきマルチキャストパケットの数量を決定してよい。この様態に加えて、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは更に、他の様態で、複製されるべきマルチキャストパケットの数量を決定してよく、これは、以下で詳細に記載される。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRによって、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信することを更に含む。
実施中に、あて先サブネットの識別情報は、SI情報であってよい。BFIRは、SI情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加してよく、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続され、その後にマルチキャストパケットを受信するデバイスは、SI情報に基づいて、複製され異なるあて先サブネットへ送信されるべきマルチキャストパケットの数量を決定してよい。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送することを更に含む。
実施中に、BFIRは、最初に、各あて先サブネットの識別情報を記憶し、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが到着すると、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加してよい。任意に、マルチキャストパケットのパケットヘッダは拡張されてよく、各あて先サブネットの識別情報は、マルチキャストパケットのパケットヘッダ内の拡張位置に付加される。このようにして、あて先サブネットの識別情報は、パケットヘッダ内の位置を有し、より多くの情報を運び得る。
SI情報内の各データビット(bit)は、あて先サブネットのシーケンス番号を表すようセットされてよい。例えば、8ビットのSI情報は、8つのあて先サブネットを表すことができる。SI情報が“00001010”である場合に、それは、あて先サブネットがあて先サブネット2及びあて先サブネット4であることを示し得る。これは、あて先サブネット2及びあて先サブネット4のデータビットが1にセットされているからである。
次いで、BFIRは、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送してよい。具体的に、BFIRは、対象マルチキャストグループに対応する次ホップアドレスをルーティングテーブルから探し、見つけられたアドレスに基づいて、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送してよい。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRによって、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信することを更に含んでよい。「BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送する」ステップは、BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送することを含んでよい。
実施中、ルーティングテーブルを通じてマルチキャストパケットを転送する様態に加えて、マルチキャストパケットはまた、TEビット列に基づいて転送されてもよい。最初に、BFIRは、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信してよい。次いで、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、BFIRは、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送してよい。
任意に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報は、全部でパケットヘッダ内の64、128、256、512、1024、2048、及び4096個のデータビット(bit)を占有してよく、これは、実際の要件に基づいてセットされ得る。
実施中に、管理領域(発信元サブネット及び全てのあて先サブネットを含む)は、最大で65535個のポート番号(プロトコルによって指定される)をサポートすることができる。従って、各サブネットが64個のポート番号を割り当てられる場合に、つまり、TEビット列は64個のデータビットである。この場合に、SI情報は、1024(65535を64で除したもの)個のデータビットによって表現される必要がある。類推によって、TEビット列が夫々128、256、512、1024、及び2048個のデータビットである場合には、相応して、SI情報によって占有されるデータビットの数は、512、256、128、64、及び32ビットである。
図5に示されるように、図5に示されるネットワークは、発信元サブネットである。ネットワークには、1つのBFIR、1つのBFER、1つの中間転送デバイス、及び発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される2つのデバイスがある。ポートING1は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される1つのデバイスに存在し、発信元サブネットのマルチキャストパケットをコアネットワークへ転送するよう構成される。ポートEG1は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される別のデバイスに存在し、コアネットワーク内のマルチキャストパケットを発信元サブネットへ転送するよう構成される。図5で、番号は、異なるデバイスのポート番号を表す。マルチキャストパケットがBFIRからBFER及び発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ転送される必要がある場合に、マルチキャストパケットは、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのING1を通じて転送される。この場合に、マルチキャストパケットが通過するポート番号は、3、4及び12である(入口ポートのみがマークされる必要がある)。対応するTEビット列は、100000001100である。TEビット列は、3番目、4番目、及び12番目のビットが1にセットされていることを示し、マルチキャストパケットがそれらのポートによって転送される必要があることを示す。
BFIRは2つのポート、すなわち、ポート1及びポート2を備える。ポート3はポート1へ接続され、ポート4はポート2へ接続される。マルチキャストパケットがBFIRへ伝送される場合に、BFIRは、マルチキャストパケットが、BFIRへ接続されている2つのポートを通って次のデバイスに入る必要があると認識し、BFIRは、マルチキャストパケットを2つのコピーに複製する。第1マルチキャストパケットはポート1からポート3へ伝送される。第2マルチキャストパケットはポート2からポート4へ伝送される。類推によって、分岐ノードは常に、受信されたマルチキャストパケットをn個の異なるデバイスへ送ると決定すると、マルチキャストパケットをn個のコピーに複製することができる。
ステップS230:対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得する。
実施中に、マルチキャストパケットが送信される必要がある異なるあて先サブネットの数量が決定されてよい。マルチキャストパケットがm個の異なるあて先サブネットへ送信される必要がある場合に、マルチキャストパケットはm個のコピーに複製される。あて先サブネットの数量は、具体的に、マルチキャストパケットのパケットヘッダ内のSI情報に基づいて決定されてよい。
任意に、ステップS230は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、あて先サブネットの識別情報とあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含んでもよい。
実施中に、BFIRは、コントローラからあて先サブネットの識別情報(SI情報)を受信し、SI情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加する。マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークデバイスへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットのパケットヘッダ内のSI情報を読み出してよい。発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、表1に示されるように、あて先サブネットの識別情報と、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の対応を前もって確立してもよい。
Figure 0007050177000001
任意に、ステップS230は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含んでもよい。
実施中に、マルチキャストパケットのペイロードは、マルチキャストアドレス、例えば、(192.168.1.1,224.0.1.254)を運び、マルチキャストパケットで運ばれたマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスは、マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて決定され得る。代替的に、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットの識別情報は、マルチキャストアドレスとあて先サブネットの識別情報との間の前もってセットされた対応に基づいて決定されてよい。複数のあて先サブネットの識別情報に対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスは、あて先サブネットの識別情報とあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて別々に決定される。
ステップS240:発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を付加し、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送する。
外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
実施中に、マルチキャストパケットは、TEポリシーに従ってあて先サブネット又は発信元サブネットにおいて転送され得る。コアネットワークでは、マルチキャストパケットはユニキャスト方式で転送され得る。その理由は、コアネットワーク上のデバイスの数量が少なく、転送パスが比較的に簡単であり、ユニキャストが転送要件を満足可能であるからである。
このようにして、マルチキャストパケットは、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスにおいて、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへユニキャスト方式で送信される。あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレス、例えば、IP(Internet Protocol,インターネット・プロトコル)アドレスが決定された後、マルチキャストパケットはGRE(Generic Routing Encapsulation,汎用ルーティングカプセル封入)又はMPLS(Multi-Protocol Label Switching,マルチプロトコルラベル交換)のようなユニキャストの形式でカプセル化されてよい。発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送する。
ステップS250:対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得する。
実施中に、マルチキャストパケットが、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスOから、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへユニキャストである。あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットの外側カプセル封入を取り除き、すなわち、GREカプセル封入又はMPLSカプセル封入を取り除いてよい。
ステップS260:あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加する。
実施中に、図4-aで、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、コントローラから受信されたあて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加してよい。
任意に、あて先サブネットのビット列がマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加される前に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスによって、コントローラによって送信されたあて先サブネットのTEビット列を受信することを更に含む。
ステップS260は、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、マルチキャストパケットのパケットヘッダにおいて、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのビット列をあて先サブネットのビット列で置換することを含んでよい。
実施中に、マルチキャストパケットが到着すると、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットのペイロードからマルチキャストアドレスを取得する。対象マルチキャストグループは、マルチキャストアドレスに基づいて決定され、それから、マルチキャストグループとあて先サブネットのビット列との間の事前に受信された対応は、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットのビット列を決定するために、表2に示されるように、クエリされてよい。
Figure 0007050177000002
ステップS270:あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送する。
実施中に、発信元サブネットにおいて、マルチキャストパケットは、発信元サブネットのTEビット列を使用することによって転送されるので、マルチキャストパケットはまた、あて先サブネットでもあて先サブネットのTEビット列を使用することによって転送され得る。図4-aに示されるように、マルチキャストパケットは、あて先サブネットAにおいてBFER1及びBFER2へ転送される。あて先サブネットBにおいて、マルチキャストパケットはBFER3及びBFER4へ転送される。次いで、BFER1、BFER2、BFER3、及びBFER4は夫々、CEデバイスがマルチキャストパケットを端末へ転送するまで、マルチキャストパケットをCEデバイスへ転送する。
本開示の実施形態では、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスが決定され、マルチキャストパケットは、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを得るよう複製され、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入が別々に付加され、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットが転送される。外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。このようにして、マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが送信されるべきであるあて先サブネットの数量に基づいてマルチキャストパケットを複製して、マルチキャストパケットが最初にデータ伝送ネットワークに入るときにBFIRが複数のマルチキャストパケットを複製することを回避する。このようにして、データ伝送ネットワーク内のマルチキャストアドレスの数量は大幅に削減可能であり、ネットワーク資源の占有は低減され得る。
本開示の例となる実施形態は、マルチキャストパケットを伝送する方法を提供する。図2-b-1及び図2-b-2に示されるように、方法は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスと、コントローラと、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとに適用されてよい。方法は、次のステップを含んでよい。
ステップS310:コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのビット列を別々に決定する。
ビット列はTEビット列であってよい。各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とは、シーケンス番号情報であってよい。一意のシーケンス番号(サブネット内の一意のシーケンス番号)は、発信元サブネット内のエッジデバイスと、発信元サブネットに属するデバイスの転送ポートとについて設定されてよい。シーケンス番号は、TEビット列の表現において重要である。
任意に、対象マルチキャストグループに対応するBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合には、ステップS310は、コントローラが、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報と、少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定すること、を含んでよい。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、コントローラによって、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定し、発信元サブネットのTEビット列をBFIRへ送信することを更に含む。
ステップS320:コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ各あて先サブネットのビット列を別々に送信する。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、コントローラによって各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信することを更に含んでもよい。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRによって、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信することを更に含む。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送することを更に含む。
任意に、本開示のこの実施形態で提供される方法は、BFIRによって、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信することを更に含んでよい。「BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送する」ステップは、BFIRが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送することを含んでよい。
ステップS330:対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得する。
任意に、ステップS330は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、あて先サブネットの識別情報とあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含んでもよい。
任意に、ステップS330は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを含んでもよい。
ステップS340:発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、コントローラによって送信された各あて先サブネットのビット列を受信する。
ステップS350:発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得するよう、各対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに各あて先サブネットのビット列を付加する。
実施中に、各あて先サブネットのTEビット列も、マルチキャストパケットのパケットヘッダにBFIRによって付加されてよい。
任意に、ステップS350は、各対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダにおいて、発信元サブネットのTEビット列をあて先サブネットのTEビット列で置換して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得することを含んでもよい。
実施中に、マルチキャストパケットのパケットヘッダは、発信元サブネットのTEビット列を運んでよく、TEビット列は、どのようにマルチキャストパケットが発信元サブネットにおいて転送されるかを示すために使用される。なお、マルチキャストパケットが、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに到着し、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを通ってコアネットワークにまさに入ろうとしているとき、マルチキャストパケットのパケットヘッダでもともと運ばれていた発信元サブネットのTEビット列は無用である。従って、図4-bに示されるように、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで、対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダ内の発信元サブネットのTEビット列は、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを得るよう、コントローラから受け取られた各あて先サブネットのTEビット列により別々に置換されてよい。
確かに、置換動作は、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの代わりに、他のデバイスでも実行されてよい。発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは単にマルチキャストパケットを置換し、各あて先サブネットのTEビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加しないとすると、あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、各あて先サブネットのTEビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加することができる。
ステップS360:発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットに外側カプセル封入を付加し、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送する。
外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
ステップS370:対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信する場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得する。
ステップS380:あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送する。
本開示の実施形態では、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスが対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信すると、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスが決定され、マルチキャストパケットは、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを得るよう複製され、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入が別々に付加され、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットが転送される。外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。このようにして、マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが送信されるべきであるあて先サブネットの数量に基づいてマルチキャストパケットを複製して、マルチキャストパケットが最初にデータ伝送ネットワークに入るときにBFIRが複数のマルチキャストパケットを複製することを回避する。このようにして、データ伝送ネットワーク内のマルチキャストアドレスの数量は大幅に削減可能であり、ネットワーク資源の占有は低減され得る。
本開示の例となる実施形態は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを提供する。図6に示されるように、デバイスは、決定モジュール610、付加モジュール620、及び転送モジュール630を含む。
決定モジュール610は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得するよう構成される。具体的に、ステップS230又はステップS330及び他の潜在的ステップにおける決定機能が実装されてよい。
付加モジュール620は、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加するよう構成され、外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。具体的に、ステップS240又はステップS360及び他の潜在的なステップにおける付加機能が実装されてよい。
転送モジュール630は、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。具体的に、ステップS240又はステップS360及び他の潜在的なステップにおける転送機能が実装されてよい。
任意に、決定モジュール610は、
対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
任意に、決定モジュール610は、
マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
任意に、デバイスは、
コントローラによって送信された各あて先サブネットのTEビット列を受信するよう構成される受信モジュールを更に含み、
付加モジュールは、各あて先サブネットのTEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得するよう更に構成される。
任意に、付加モジュールは、
対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダ内の発信元サブネットのTEビット列を各あて先サブネットのTEビット列により別々に置換して、各あて先サブネットに対応するマルチキャストパケットを取得するよう更に構成される。
決定モジュール610、付加モジュール620、及び転送モジュール630は、プロセッサによって実装されても、又はメモリと協働するプロセッサによって実装されても、又はメモリ内のプログラム命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい、ことが留意されるべきである。
本開示の例となる実施形態は、コントローラを提供する。図7に示されるように、コントローラは、決定モジュール710及び送信モジュール720を含む。
決定モジュール710は、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定するよう構成される。具体的に、ステップS210又はステップS310及び他の潜在的なステップにおける決定機能が実装されてよい。
送信モジュール720は、各あて先サブネットのTEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイス、又は対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへ送信するよう構成される。具体的に、ステップS220又はステップS320及び他の潜在的なステップにおける送信機能が実装されてよい。
任意に、決定モジュール710は、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定するよう更に構成される。
送信モジュール720は、発信元サブネットのTEビット列をBFIRへ送信するよう更に構成される。
任意に、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERの中の少なくとも1つのBFERが発信元サブネットに属する場合に、決定モジュール710は、
対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報と、少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのTEビット列を決定するよう構成される。
任意に、送信モジュール720は、
各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信するよう更に構成される。
決定モジュール710及び送信モジュール720は、プロセッサによって実装されても、又はメモリと協働するプロセッサによって実装されても、又はメモリ内のプログラム命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい、ことが留意されるべきである。
本開示の例となる実施形態は、BFIRを提供する。図8に示されるように、BFIRは、受信モジュール810及び転送モジュール820を含む。
受信モジュール810は、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信するよう構成される。具体的に、上記の方法の実施形態の受信機能及び他の潜在的なステップが実装されてよい。
転送モジュール820は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成される。具体的に、上記の方法における転送機能及び他の潜在的なステップが実装されてよい。
任意に、受信モジュール810は、コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成される。
転送モジュール820は、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、TEビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成される。
受信モジュール810及び転送モジュール820は、プロセッサによって実装されても、又はメモリと協働するプロセッサによって実装されても、又はメモリ内のプログラム命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい、ことが留意されるべきである。
本開示の例となる実施形態は、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを提供する。図9に示されるように、デバイスは、受信モジュール911、除去モジュール910、付加モジュール920、及び転送モジュール930を含む。
受信モジュール911は、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信するよう構成される。具体的に、ステップS250又はステップS370及び他の潜在的なステップにおける決定機能が実装されてよい。
除去モジュール910は、外側カプセル封入が付加されている対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得するよう構成される。具体的に、ステップS250又はステップ370及び他の潜在的なステップにおける除去機能が実装されてよい。
付加モジュール920は、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう構成される。具体的に、ステップS260及び他の潜在的なステップにおける付加機能が実装されてよい。
転送モジュール930は、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。具体的に、ステップS270又はステップS380及び他の潜在的なステップにおける転送機能が実装されてよい。
任意に、ビット列は、TEビット列であり、受信モジュール911は、
コントローラによって送信されたあて先サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成される。
任意に、付加モジュール192は、
マルチキャストパケットのパケットヘッダにおいて、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのビット列をあて先サブネットの前記ビット列により置換するよう構成される。
受信モジュール911、除去モジュール910、付加モジュール920、及び転送モジュール930は、プロセッサによって実装されても、又はメモリと協働するプロセッサによって実装されても、又はメモリ内のプログラム命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい、ことが留意されるべきである。
本開示の実施形態では、マルチキャストパケットを受信すると、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが送信されるべきであるあて先サブネットの数量に基づいてマルチキャストパケットを複製して、マルチキャストパケットが最初にデータ伝送ネットワークに入るときにBFIRが複数のマルチキャストパケットを複製することを回避する。このようにして、データ伝送ネットワーク内のマルチキャストアドレスの数量は大幅に削減可能であり、ネットワーク資源の占有は低減され得る。
上記の実施形態で提供されるデバイスがマルチキャストパケットを伝送する場合に、上記の機能モジュールの分割は一例にすぎないことが留意されるべきである。実際の実施では、上記の機能は、異なるモジュールに割り当てられ、必要に応じて実装され得る。言い換えれば、デバイスの内部構造は、上記の機能の全て又は一部を実装するよう、異なる機能モジュールに分割される。その上、上記の実施形態で提供されるデバイスは、マルチキャストパケットを伝送する方法の実施形態と同じ概念に関係がある。デバイスの具体的な実施プロセスについては、方法の実施形態を参照されたい。詳細は、ここで再び記載されない。
本開示の例となる実施形態は、マルチキャストパケットを伝送するシステムを提供し、システムは、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとを含む。
BFIRは、対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、マルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成される。
発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが受信される場合に、対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得し、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成され、外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである。
任意に、システムは、コントローラを更に含む。
コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報をBFIRへ送信するよう構成される。
BFIRは、各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう更に構成される。
発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、マルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報とあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、対応する複数のあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される。
任意に、システムは、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスを更に含む。
コントローラは、対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのビット列を別々に決定し、各あて先サブネットのビット列を、対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスへに送信するよう更に構成される。
あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスは、外側カプセル封入が付加されているマルチキャストパケットが受信される場合に、外側カプセル封入を除いてマルチキャストパケットを取得し、あて先サブネットのビット列をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、あて先サブネットのビット列が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう構成される。
任意に、コントローラは、対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、発信元サブネットのビット列を決定し、発信元サブネットのビット列をBFIRへ送信するよう更に構成される。
BFIRは、コントローラによって送信された、発信元サブネットのビット列を受信し、マルチキャストパケットが受信される場合に、発信元サブネットのビット列及び各あて先サブネットの識別情報をマルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、発信元サブネットのビット列及び各あて先サブネットの識別情報が付加されているマルチキャストパケットを転送するよう更に構成される。
上記の実施形態におけるシステムについて、各デバイスによって動作を実行する具体的な様態は、方法に関する実施形態で詳細に記載されている。詳細は、ここで再び記載されない。
当業者であれば、本明細書を検討し、ここで開示されている本開示を実行した後、本開示の他の実施ソリューションを容易に想到可能である。本願は、本開示の如何なる変形、機能、又は適応的な変更もカバーするよう意図される。それらの変形、機能、又は適応的な変更は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない技術分野における一般知識又は広く使用されている技術的手段を含む。明細書及び実施形態は単に例として見なされ、本開示の実際の適用範囲及び精神は、続く特許請求の範囲によって指し示される。
本開示は、上記で説明されかつ添付の図面で示される正確な構造に制限されず、修正及び変更は、本開示の適用範囲から逸脱せずに行われてよい。本開示の適用範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
本願は、2018年3月30日付けで「METHOD, DEVICE, AND SYSTEM FOR TRANSMITTING MULTICAST PACKET」と題されて中国特許庁に出願された中国特許出願第201810277203.3号の優先権を主張する。なお、先の中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。

Claims (28)

  1. マルチキャストパケットを伝送する方法であって、
    当該方法は、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに適用され、当該方法は、
    前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、前記マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得することと、
    各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、該外側カプセル封入が付加されている前記マルチキャストパケットを転送することと
    を有し、
    前記外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスであり、
    各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加する前に、当該方法は、
    コントローラによって送信された各あて先サブネットのトラフィックエンジニアリング(TE)ビット列を受信することと、
    各あて先サブネットの前記TEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得することと
    を更に有する
    方法。
  2. 前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することは、
    前記対象マルチキャストグループの前記マルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、前記マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる前記複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、前記対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスのアドレスを決定することを有する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することは、
    マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、前記マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定することを有する、
    請求項1に記載の方法。
  4. 対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに各あて先サブネットの前記TEビット列を別々に付加して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得することは、
    前記対応するマルチキャストパケットの前記パケットヘッダ内の前記発信元サブネットのTEビット列を各あて先サブネットの前記TEビット列により別々に置換して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得することを有する、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
  5. マルチキャストパケットを伝送する方法であって、
    当該方法は、コントローラに適用され、当該方法は、
    対象マルチキャストグループに対応する複数のビット転送出口ルータ(BFER)が属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定することと、
    各あて先サブネットの前記TEビット列を、対応するあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイス、又は前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスへ別々に送信することと
    を有する、方法。
  6. 当該方法は、
    前記対象マルチキャストグループに対応するビット転送入口ルータ(BFIR)の識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットのTEビット列を決定することと、
    前記発信元サブネットの前記TEビット列を前記BFIRへ送信することと
    を更に有する、
    請求項に記載の方法。
  7. 前記対象マルチキャストグループに対応する前記複数のBFERの中の少なくとも1つのBFERが前記発信元サブネットに属する場合に、前記対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットのTEビット列を決定することは、
    前記対象マルチキャストグループに対応する前記BFIRの識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記少なくとも1つのデバイスの識別情報と、前記少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットの前記TEビット列を決定することを有する、
    請求項に記載の方法。
  8. 当該方法は、
    各あて先サブネットの識別情報を前記BFIRへ送信することを更に有する、
    請求項又はに記載の方法。
  9. マルチキャストパケットを伝送する方法であって、
    当該方法は、BFIRに適用され、当該方法は、
    コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信することと、
    前記コントローラによって送信された、前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信することと、
    前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報が付加されている前記マルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送することと
    を有する、方法。
  10. マルチキャストパケットを伝送する方法であって、
    当該方法は、対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスに適用され、当該方法は、
    外側カプセル封入が付加されている前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記外側カプセル封入を除いて前記マルチキャストパケットを取得することと、
    前記あて先サブネットのビット列を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加することと、
    前記あて先サブネットの前記ビット列が付加されている前記マルチキャストパケットを転送することと
    を有し、
    前記ビット列は、TEビット列であり、
    前記あて先サブネットのビット列を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加する前に、当該方法は、
    コントローラによって送信された前記あて先サブネットの前記TEビット列を受信することを更に有する、方法。
  11. 前記あて先サブネットのビット列を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加することは、
    前記マルチキャストパケットの前記パケットヘッダにおいて、前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのビット列を前記あて先サブネットの前記ビット列により置換することを有する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスであって、
    当該デバイスは、
    前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、前記マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得するよう構成される決定モジュールと、
    コントローラによって送信された各あて先サブネットのTEビット列を受信するよう構成される受信モジュールと、
    各あて先サブネットの前記TEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得し、次いで各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加するよう構成され、前記外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスである、付加モジュールと、
    前記外側カプセル封入が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成される転送モジュールと
    を有するデバイス。
  13. 前記決定モジュールは、
    前記対象マルチキャストグループの前記マルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、前記マルチキャストパケットのパケットヘッダで運ばれる前記複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、前記対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスのアドレスを決定するよう構成される、
    請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記決定モジュールは、
    マルチキャストアドレスとあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応に基づいて、前記マルチキャストパケットで運ばれるマルチキャストアドレスに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定するよう構成される、
    請求項12に記載のデバイス。
  15. 前記付加モジュールは、
    前記対応するマルチキャストパケットの前記パケットヘッダ内の前記発信元サブネットのTEビット列を各あて先サブネットの前記TEビット列により別々に置換して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得するよう更に構成される、
    請求項12乃至14のうちいずれか一項に記載のデバイス。
  16. 対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットのTEビット列を別々に決定するよう構成される決定モジュールと、
    各あて先サブネットの前記TEビット列を、前記対応するあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイス、又は前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスへ送信するよう構成される送信モジュールと
    を有するコントローラ。
  17. 前記決定モジュールは、前記対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットのTEビット列を決定するよう更に構成され、
    前記送信モジュールは、前記発信元サブネットの前記TEビット列を前記BFIRへ送信するよう更に構成される、
    請求項16に記載のコントローラ。
  18. 前記対象マルチキャストグループに対応する前記複数のBFERの中の少なくとも1つのBFERが前記発信元サブネットに属する場合に、前記決定モジュールは、
    前記対象マルチキャストグループに対応する前記BFIRの識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記少なくとも1つのデバイスの識別情報と、前記少なくとも1つのBFERの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットの前記TEビット列を決定するよう構成される、
    請求項17に記載のコントローラ。
  19. 前記送信モジュールは、
    各あて先サブネットの識別情報を前記BFIRへ送信するよう更に構成される、
    請求項17又は18に記載のコントローラ。
  20. コントローラによって送信された、対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を受信するよう構成される受信モジュールと、
    前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、各あて先サブネットの前記識別情報を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加し、各あて先サブネットの前記識別情報が付加されている前記マルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成される転送モジュールと
    を有し、
    前記受信モジュールは、前記コントローラによって送信された、前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのTEビット列を受信するよう更に構成され、
    前記転送モジュールは、前記対象マルチキャストグループの前記マルチキャストパケットが受信される場合に、前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報を前記マルチキャストパケットの前記パケットヘッダに付加し、前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成される、BFIR。
  21. 対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスであって、
    外側カプセル封入が付加されている前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットを受信するよう構成される受信モジュールと、
    前記外側カプセル封入を除いて前記マルチキャストパケットを取得するよう構成される除去モジュールと、
    前記あて先サブネットのビット列を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう構成される付加モジュールと、
    前記あて先サブネットの前記ビット列が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成される転送モジュールと
    を有し、
    前記ビット列は、TEビット列であり、
    前記受信モジュールは、
    コントローラによって送信された前記あて先サブネットの前記TEビット列を受信するよう更に構成される、デバイス。
  22. 前記付加モジュールは、
    前記マルチキャストパケットの前記パケットヘッダにおいて、前記対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットのビット列を前記あて先サブネットの前記ビット列により置換するよう構成される、
    請求項21に記載のデバイス。
  23. マルチキャストパケットを伝送するシステムであって、
    当該システムは、BFIRと、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスとを有し、
    前記BFIRは、前記対象マルチキャストグループのマルチキャストパケットが受信される場合に、該マルチキャストパケットをマルチキャスト方式で転送するよう構成され、
    前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスは、前記マルチキャストパケットが受信される場合に、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスを決定し、前記マルチキャストパケットを複製して、複数のあて先サブネットの数に等しい数の複数のマルチキャストパケットを取得し、各マルチキャストパケットに外側カプセル封入を別々に付加し、該外側カプセル封入が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成され、
    前記外側カプセル封入内のあて先アドレスは、各あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスであり、
    前記デバイスは、各マルチキャストパケットに前記外側カプセル封入を別々に付加する前に、コントローラによって送信された各あて先サブネットのTEビット列を受信し、各あて先サブネットの前記TEビット列を対応するマルチキャストパケットのパケットヘッダに別々に付加して、各あて先サブネットに対応する前記マルチキャストパケットを取得するよう更に構成される
    システム。
  24. 当該システムは、前記コントローラを更に有し、
    前記コントローラは、前記対象マルチキャストグループに対応する各あて先サブネットの識別情報を前記BFIRへ送信するよう構成され、
    前記BFIRは、各あて先サブネットの前記識別情報を前記マルチキャストパケットのパケットヘッダに付加するよう更に構成され、
    前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスは、前記マルチキャストパケットが受信される場合に、あて先サブネットの識別情報と該あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスのアドレスとの間の前もってセットされた対応と、前記マルチキャストパケットの前記パケットヘッダで運ばれる前記複数のあて先サブネットの識別情報とに基づいて、前記対応する複数のあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスのアドレスを決定するよう構成される、
    請求項23に記載のシステム。
  25. 当該システムは、前記対象マルチキャストグループに対応するあて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続されるデバイスを更に有し、
    前記コントローラは、前記対象マルチキャストグループに対応する複数のBFERが属するあて先サブネットを別々に決定し、各あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスの識別情報と、各あて先サブネット内のBFERの識別情報とに基づいて、各あて先サブネットの前記TEビット列を別々に決定し、各あて先サブネットの前記TEビット列を、前記対応する発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスへに送信するよう更に構成され、
    前記あて先サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される前記デバイスは、前記外側カプセル封入が付加されている前記マルチキャストパケットが受信される場合に、前記外側カプセル封入を除いて前記マルチキャストパケットを取得し、前記あて先サブネットの前記TEビット列が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう構成される、
    請求項24に記載のシステム。
  26. 前記コントローラは、前記対象マルチキャストグループに対応するBFIRの識別情報と、前記発信元サブネットに含まれ前記コアネットワークへ接続される少なくとも1つのデバイスの識別情報とに基づいて、前記発信元サブネットのTEビット列を決定し、前記発信元サブネットの前記TEビット列を前記BFIRへ送信するよう更に構成され、
    前記BFIRは、前記コントローラによって送信された、前記発信元サブネットの前記TEビット列を受信し、前記マルチキャストパケットが受信される場合に、前記発信元サブネットの前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報を前記マルチキャストパケットの前記パケットヘッダに付加し、前記発信元サブネットの前記TEビット列及び各あて先サブネットの前記識別情報が付加されている前記マルチキャストパケットを転送するよう更に構成される、
    請求項24又は25に記載のシステム。
  27. 命令を有するコンピュータ可読記憶媒体であって、
    当該コンピュータ可読記憶媒体が、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、該デバイスが、請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、
    コンピュータ可読記憶媒体。
  28. 命令を有するコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムが、対象マルチキャストグループに対応する発信元サブネットに含まれコアネットワークへ接続されるデバイスで実行される場合に、該デバイスが、請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、
    コンピュータプログラム。
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