JP3637640B2 - 車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造 - Google Patents
車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術利用分野】
本発明は車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ドアにおいては、ドアを構成するインナパネルの上端縁部と、インナパネルの内面に沿って配設されたドアトリムの上端部との間に、これら両者間およびこれら両者とウインドガラス間を液密にシールすべくウェザストリップが取付けられる。
【0003】
このウェザストリップは、所定長さのシール部本体に設けられて下方に開口しドアのインナパネルの上端縁部が嵌合する第1溝部と、シール部本体に設けられて上方へ開口しインナパネルの内面に沿って配設されたドアトリムの上端部に設けた下方へ突出する所定の長さの突起部が嵌合する第2溝部を備え、第1溝部をインナパネルの上端縁部に嵌合するとともに、第2溝部をドアトリムの突起部に嵌合して取付けるように構成されている。当該ウェザストリップは、第1溝部および第2溝部をインナパネルの上端縁部およびドアトリムの突起部の前端または後端から差込で所定の位置まで摺動させて組付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、使用されるウェザストリップは合成ゴム等弾性材料からなるもので、一般には押出し成形にて形成されていて位置決め手段を備えていない。このため、当該ウェザストリップはドアトリム、および/またはインナパネルに対して正確には位置決めされず取付け状態がよくないという問題がある。従って、本発明の目的は、当該ウェザストリップの取付構造において、ドアトリム、および/またはインナパネルに対する位置決め手段を設けて、同位置決め手段により、ウェザストリップを的確な位置に取付けることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造に関する。本発明が適用対象とするウェザストリップの取付構造は、所定長さのシール部本体に設けられて下方に開口しドアのインナパネルの上端縁部が嵌合する第1溝部と、前記シール部本体に設けられて上方へ開口し前記インナパネルの内面に沿って配設されたドアトリムの上端部に設けた下方へ突出する所定の長さの突起部が嵌合する第2溝部と、前記シール部本体に設けられて内側へ開口し前記ドアトリムの上端部に設けた側方へ突出する所定長さの先端部が嵌合する第3溝部を備えたウェザストリップを、前記第1溝部に前記インナパネルの上端縁部を前端または後端から差込み、かつ、前記第2溝部および前記第3溝部に前記ドアトリムの突起部および先端部を前端または後端から差込んだ状態で、前記ドアトリムおよび前記インナパネルの前後方向の一方から他方向へ摺動して取付ける形式のウェザストリップの取付構造である。
【0006】
しかして、本発明に係るウェザストリップの取付構造は、上記した形式のウェザストリップの取付構造であって、前記ドアトリムの突起部の側壁部と前記ウェザストリップの第2溝部の側壁部との間に係脱可能に係止する係合手段を備え、前記ウェザストリップは前記ドアトリムに対して所定の位置まで摺動した際、前記係合手段により、前記ドアトリムの長手方向に位置決めされることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用・効果】
本発明のウェザストリップの取付構造を採用した場合には、ウェザストリップの各溝部にインナパネルの上端縁部およびドアトリムの突起部、先端部を前端または後端から差込で所定の位置まで摺動させると、ウェザストリップは、係合手段の作用によってドアトリムに係止されて、同ドアトリムに対してその長手方向に位置決めされる。この場合、インナパネルはドアトリムとは的確な位置関係にあることから、ウェザストリップは、ドアトリムの長手方向に位置決めされる結果として、インナパネルに対してその長手方向に位置決めされる。このため、ウェザストリップは、ドアトリムおよびインナパネルの両者に対して、的確な位置に取付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に基づいて説明するに、図1〜3には本発明の一実施の形態に係るウェザストリップの取付構造の要部が示されており、また図4には当該取付構造を採用した車両用ドアの一部が示されている。当該車両用ドアにおいては、ドアトリム10aがドアパネルを構成するインナパネル10bの内面側に取付けられてその内面に沿って配設されており、ドアトリム10aの上端縁部とインナパネル10bの上端縁部間にウェザストリップ10cが取付けられている。ウェザストリップ10cは、ドアトリム10aおよびインナパネル10bと、インナパネル10bおよび図示しないアウタパネル間を昇降するドアのウィンドガラス10dとの間を液密的にシールすべく機能する。
【0010】
ドアトリム10aは、合成樹脂製または木質系のハードボード等からなる基板11と、その表面に貼着された表皮12とにより構成されていて、基板11の上端部の下面には突起部11aが形成されている。突起部11aは図1〜図3、および図5に示すように、所定の幅および高さで所定の長さに形成されているもので、突起部11aの先端部に第1係合突起11bが形成されており、かつ突起部11aの長手方向の中間部に第2係合突起11cが形成されている。一方、インナパネル10bはパネル本体13aの上端部が垂直状に所定長さ延びるフランジ部13bに形成されていて、フランジ部13bの長手方向の所定の部位には、図3および図6に示すように、内側へ突出する所定幅の係合突起13cが形成されている。
【0011】
ウェザストリップ10cは合成ゴムを押し出し成形して形成してなるもので、図1〜図3および図5に示すように、シール部本体14aの外側面に複数の舌片14bが形成されているとともに、シール部本体14aの下側部には下方へ開口するスリット状の第1溝部14cが形成されている。また、シール部本体14aの内側面には所定長さの受承部14dが形成されており、受承部14dは上方に開口して第2溝部14eを形成しており、またシール部本体14aの上端部には内側へ開口する第3溝部14fが形成されている。
【0012】
ウェザストリップ10cにおいて、第1溝部14cはインナパネル10bの上端フランジ部13bが挿入できる大きさに形成され、第2溝部14eは基板11に設けた突起部11aが挿入できる大きさに形成され、かつ第3溝部14fは基板11の先端部が挿入できる大きさに形成されている。
【0013】
ウェザストリップ10cのシール部本体14aに設けた受承部14dは、ドアトリム10aの基板11に設けた突起部11aと略同一長さに形成されていて、長手方向の中間部に切欠部14gが形成されているとともに、シール部本体の内側面には内方へ突出した係合切欠14hが形成されている。切欠部14gは基板11の突起部11aに設けた第2突起11cが嵌合する大きさに形成され、かつ係合切欠14hはインナパネル13の係合突起13cが嵌合する大きさに形成されている。
【0014】
かかる構成のウェザストリップ10cは、その第2溝部14eおよび第3溝部14fにドアトリム10aの基板11に設けた突起部11aおよび先端部を挿入し、かつその第1溝部14cにインナパネル10bの上端フランジ部13bを挿入した状態で、ドアトリム10aおよびインナパネル10cの後端から前方へ摺動させて移動させる。ウェザストリップ10cの前端部が前方の所定の位置に達すると、ウェザストリップ10cの切欠部14gに基板11の突起部11aに設けた第2係合突起11cが嵌合して係止されるとともに、ウェザストリップ10cの前端が突起部11aに設けた第1係合突起11bの後端面に当接して、それ以上の移動が阻止される。また、この状態においては、ウェザストリップ10cの係合切欠14hにインナパネル10cにおける上端フランジ部11bに設けた係合突起13cが嵌合して係止される。
【0015】
従って、当該ウェザストリップ10cにおいては、ドアトリム10aの突起部11aに設けた第2係合突起11cとウェザストリップ10cに設けた切欠部14gで構成される第1の係合手段の作用により、ドアトリム10aに係止されて同ドアトリム10aに対して位置決めされ、またインナパネル10bに設けた係合突起13cとウェザストリップ10cに設けた係合切欠14hで構成される第2の係合手段の作用により、インナパネル10bに係止されて同インナパネル10bに対して位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る取付構造を採用したウェザストリップの縦断側面図であって、図5の矢印1−1線部分の縦断面図である。
【図2】同取付構造を採用したウェザストリップの縦断側面図であって、図5の矢印2−2線部分の縦断面図である。
【図3】同取付構造を採用したウェザストリップの縦断側面図であって、図5の矢印3−3線部分の縦断面図である。
【図4】同取付構造を採用してウェザストリップを取付けた車両用ドアの内側からみた正面図である。
【図5】同取付構造を採用して取付けられるウェザストリップ、およびドアトリムの部分斜視図である。
【図6】同取付構造を採用してウェザストリップが取付けられるインナパネルの部分斜視図である。
【符号の説明】
10a…ドアトリム、10b…インナパネル、10c…ウェザストリップ、10d…ウインドガラス、11…基材、11a…突起部、11b,11c…係合突起、12…表皮、13a…パネル本体、13b…フランジ部、13c…係合突起、14a…シール部本体、14b…舌片、14c…第1溝部、14d…受承部、14e…第2溝部、14g…切欠部、14h…係合切欠。
Claims (1)
- 所定長さのシール部本体に設けられて下方に開口しドアのインナパネルの上端縁部が嵌合する第1溝部と、前記シール部本体に設けられて上方へ開口し前記インナパネルの内面に沿って配設されたドアトリムの上端部に設けた下方へ突出する所定の長さの突起部が嵌合する第2溝部と、前記シール部本体に設けられて内側へ開口し前記ドアトリムの上端部に設けた側方へ突出する所定長さの先端部が嵌合する第3溝部を備えたウェザストリップを、前記第1溝部に前記インナパネルの上端縁部を前端または後端から差込み、かつ、前記第2溝部および前記第3溝部に前記ドアトリムの突起部および先端部を前端または後端から差込んだ状態で、前記ドアトリムおよび前記インナパネルの前後方向の一方から他方向へ摺動して取付けるウェザストリップの取付構造であり、前記ドアトリムの突起部の側壁部と前記ウェザストリップの第2溝部の側壁部との間に係脱可能に係止する係合手段を備え、前記ウェザストリップは前記ドアトリムに対して所定の位置まで摺動した際、前記係合手段により、前記ドアトリムの長手方向に位置決めされることを特徴とする車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造。
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JP18452395A JP3637640B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 車両用ドアにおけるウェザストリップの取付構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 1995-07-20 JP JP18452395A patent/JP3637640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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