JP3637225B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、初期設定情報を登録できるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置は、文字や図形などの画像情報を手軽に送信または受信することができるため、身近なOA機器として広く普及している。
そして、ファクシミリ装置には、予め利用頻度の高い送信先ファクシミリの電話番号や相手先名、通信条件、各種機能の使用などを初期設定情報として登録する機能を備えたものが多い。
【0003】
また、このような初期設定情報を含む各種ファンクションの設定操作の参考にするために、ヘルプリストを表示あるいは用紙に印刷して出力できるようにしたファクシミリ装置が、例えば特開平9−214657号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のヘルプリストは、使用者がヘルプキーを押下したときにのみ出力され、しかも各種ファンクションの設定段階が階層構造で記載されたもので、初期設定情報の登録に便利なものではなかった。
【0005】
また、上述のような初期設定情報の登録機能を備えたファクシミリ装置を譲り受けた場合を想定すると、そのファクシミリ装置の前のユーザが登録しておいた送信先ファクシミリの電話番号などの初期設定情報は、新たなユーザには無用であり、そのまま残しておくと、意図しないところに誤って送信してしまうこともあるため、新たなユーザは、その登録内容をすべて消去し、自分が使用する初期設定情報を登録し直す必要が生じる。
【0006】
ところが、従来のファクシミリ装置でこれを行なおうとすると、既に登録してある内容を一件ずつ消去しては再登録するか、あるいは全部消去してから一件ずつ再登録するほかないため、作業が著しく煩雑である。このような場合、特に、その操作手順を示した操作説明書(マニュアル)を参照しないと、その設定登録を行なえない場合が多いが、その操作説明書を紛失してしまっていたり、探すのに多大な時間を費やすことになる。そして、やってその操作説明書を見つけたとしても、その膨大な説明情報の中から初期設定情報の登録方法に関する説明を探し出して、それを参照して操作するのには大変な労力が必要であった。
【0007】
また、使用しているファクシミリ装置に新たなオプション機能を付加した場合にも、そのオプション機能の付加に伴う初期設定情報の登録内容の変更または追加を行なう必要がある。このような場合にも上述と同様な問題が生じる。
【0008】
そして、その登録内容の変更または追加作業にてこずるばかりでなく、誤った操作をして既に設定または登録されている必要な情報を消去してしまうことがある。この種の誤りは、通信エラーが続けて発生したような時に気付くことが多いが、それに気付いても、設定または登録内容の変更手順が判らないと、すぐに対処することができない。
特に、この種のエラーは、送信先ファクシミリの電話番号の登録ミスがその原因であることが多いので、誤っている番号だけでも明らかになれば、その対応もスムーズに行なうことができる。
【0009】
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、初期設定情報の登録機能を有するファクシミリ装置において、その登録情報の消去と再登録、オプション機能の追加に伴う登録内容の変更又は追加、登録情報の不足や誤りのチェックおよびその登録情報の補充あるいは訂正などを、迅速且つ容易に行なえるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、操作入力手段からの操作入力によりファクシミリ通信に関する初期設定情報を登録する手段を備えたファクシミリ装置において、次の各手段を設けたものである。
【0012】
請求項の発明は、オプション機能が追加されたとき、そのオプション機能の追加に伴って変更又は追加が必要な初期設定情報の登録を行なうための操作説明を記載したヘルプリストを用紙に印刷して出力するヘルプリスト出力手段と、そのヘルプリストの出力に続いて、上記初期設定情報の変更又は追加登録を行なうための画面を表示して操作者にその登録操作を促す初期設定画面表示手段とを設けたものである。
【0013】
請求項の発明は、電源が投入されているときに周期的に上記初期設定情報の登録内容をチェックし、登録情報に不足が生じたときにそれを検知する手段と、
それによって登録情報に不足が生じたことが検知されたときに、その不足する初期設定情報の登録を行なうための操作説明を記載したヘルプリストを用紙に印刷して出力するヘルプリスト出力手段と、そのヘルプリストの出力に続いて、初期設定情報の登録を行なうための画面を表示して操作者に不足する初期設定情報の登録操作を促す初期設定画面表示手段とを設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、この発明によるファクシミリ装置の一実施形態の主要な構成を示すブロック図である。
【0019】
このファクシミリ装置は、図1に示すように、スキャナ5からキャラクタジェネレータ16までの各部と、それらを接続するバス1と、原稿センサ2,用紙センサ3,バッテリ4,モデム17,および網制御装置18によって構成されている。
【0020】
原稿センサ2は、ファクシミリ送信を行なうための送信原稿がスキャナ5の所定の位置にセットされているか、あるいは原稿搬送経路内で紙詰まり(ジャム)を起こしていないかなどを検知するためのフォトセンサ等のセンサである。
用紙センサ3は、プロッタ6内のどの位置に用紙があるのか、あるいは用紙搬送経路内で紙詰まり(ジャム)を起こしていないかなどを検知するためのフォトセンサ等のセンサである。
【0021】
バッテリ4は、後述するRAM15の動作をバックアップするための補助電源である。
スキャナ5は、送信原稿の画像を読取って画像情報を出力する原稿読取手段であり、送信原稿を走査してそこに記録されている文字や図形などの画像情報を、光学系とCCDイメージセンサなどによって読み取って電気信号に変換するユニットである。
【0022】
プロッタ6は、受信した画像情報やヘルプリストを用紙に印刷して出力する印刷手段であり、サーマル式プロッタ,インクジェット式プロッタ,電子写真式プロッタなどを使用することができる。
【0023】
操作表示部7は、電話番号その他の登録すべき情報の入力操作および送受信処理のための操作を行なうための操作入力部(例えば、テンキーと文字入力キーや機能指示キーを備えたキーボード)と、その操作によって入力される情報や、装置の状態および操作のガイダンスなど表示するLCD等の表示部とからなっている。その表示部は、初期設定画面表示手段あるいは登録画面表示手段としても使用される。また、この操作表示部7を、LCDと透明なタッチパネルとを重ねて構成することもできる。
【0024】
画像メモリ8は、読み取った画像情報あるいは受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶して蓄積することができるハードディスクまたは記憶素子である。パラメータメモリ9は、送信先を制御するための情報、例えば、自己のファクシミリ番号、送信先のファクシミリ番号、ポ−リングIDなどの情報(初期設定情報)をこれらの管理情報とともに記憶(登録)するメモリである。
【0025】
時計回路10は、送信時刻や受信時刻など、ファクシミリ装置1の運用に必要な時間を計測する回路であり、クロック発振器と分周回路およびカウンタ回路などからなる。
【0026】
通信制御部11は、G3ファクシミリあるいはG4ファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)に従って送受信処理を実行する。すなわち、この通信制御部11は、CPU13からの指示にしたがって、モデム17および網制御装置18を制御することによって、図示しないPSTN(公衆回線)網と接続し、相手方ファクシミリ装置との通信制御、およびモデム17により送受信すべき画像データの変復調などを行なう。
【0027】
符号化/復合化部12は、G3ファクシミリあるいきG4ファクシミリに対応して画像情報を圧縮して冗長性を取り除く処理、および伸長して元の情報を復元する処理を行なう。
【0028】
CPU13は、このファクシミリ装置全体の制御を行なう中央処理装置であり、ROM14およびRAM15とともにマイクロコンピュータを構成し、ROM14に格納されたプログラムに従って処理を実行し、スキャナ5やプロッタ6、通信制御部11などの各部を制御して、ファクシミリ装置としての機能を確保するのに必要なシーケンスを制御する。
【0029】
ROM14は、CPU13が実行するプログラムや固定データを格納したプログラムメモリ、RAM15は、CPU13が命令の実行にあたって必要とする情報、例えば後述する通信履歴管理情報や処理中のデータなどを格納する。
キャラクタージェネレータ16は、英字、数字、カナ文字、記号および漢字などの各文字フォントデータを記憶したメモリである。
【0030】
モデム17は、画像情報を変復調するとともに、G3ファクシミリあるいはG4ファクシミリに対応する伝送制御手順における各種手順信号を伝送する。
網制御装置18は、PSTN(公衆回線)網との接続および切断を管理する制御ユニットで、回線の捕捉、発信先電話番号である選択信号の送出、着信の検出などにより、所定の発呼動作および着信動作を行なう。
【0031】
次に、以上の構成を有するファクシミリ装置の作用について、図2以降の図面も用いて具体的に説明する。
ファクシミリ装置は、CPU13が所定の処理プログラムに従って各部を機能させることによって動作する。
【0032】
すなわち、電源を投入すると、CPU13の指示により操作表示部7が起動して、処理内容の選択を促すためのメニュー画面を表示する。このメニュー画面は、原稿に記録された画像情報の通常の読み取り処理やその送信処理はもとより、後述する初期設定処理等の各種の処理を選択することができる。
【0033】
このファクシミリ装置は、多数の送信先の電話番号とその短縮番号や各種通信条件などの情報(以下「初期設定情報」という)を、操作表示部4からの操作入力によって予め設定して、CPU13の処理によりパラメータメモリ9に登録しておく登録手段を備えている。この発明は、この初期設定情報の消去,再設定,追加設定,設定内容変更などに関するものである。
【0034】
そこでまず、設定情報記憶手段であるパラメータメモリ9に既に登録されている初期設定情報を一括して消去する一括消去処理について、図2に示すフローチャートによって説明する。なお、以下のフローチャートおよびその説明において、「ステップ」を「S」と略記する。
【0035】
図2に示す処理は、上述したメニュー画面上に表示される「初期設定情報クリア」の項目が選択されたときに開始する。
この処理を開始すると、初期設定情報のクリアを行なうか否かを操作者に問いかけるメッセージを出力する(S101)。そこで、操作者(ユーザ)がこの処理を行ないたい場合は「YES」を、行なわない場合には「NO」を入力する。
【0036】
次いで、その入力結果によって初期設定クリアの要否を判断し(102)、「NO」の場合は何もしないで処理を終了し、「YES」の場合はS103へ進み、初期設定されている情報を一括消去処理し、初期設定内容をイニシャル状態にする。
【0037】
これは、CPU13が一括消去手段として機能することによって、既に登録されている初期設定情報を一括消去するための信号をパラメータメモリ9に出力して、それを一括消去することによって行なう。このとき消去される設定情報としては、例えば、ファクシミリ装置の前の使用者が登録していた電話番号,複数の送信先ファクシミリの電話番号,宛先名,ポーリングID,親展ID(親展送信された文書を出力するためのID),封筒ID,リモコンID(リモート中継、情報ボックス時に使用するID),RTI,TTIなどがある。
【0038】
続いて、ヘルプリストをプロッタ6によって印刷して出力する(S104)。このときのヘルプリストは、操作者が新たに設定情報を登録するのに必要な設定内容や設定方法などを説明する情報をリストにしたものであり、その一例を図4に示す。操作者は、これを参照することによって、どのような情報を初期設定することができるのか、どのようにそれを設定するのかなどを、操作マニュアルを見なくても知ることができる。
【0039】
さらに、操作表示部7に初期設定画面を表示し(S105)、操作者に初期設定情報の再登録操作を促す。この初期設定画面の一例を図3に示す。ここで、入力される初期定情報をパラメータメモリ9に登録する。
【0040】
この機能によれば、ファクシミリ装置を他人から譲り受けたようなとき、種々の初期設定情報が既に登録されている場合に、それを一括して消去できるから、その消去に手間がかからない。そして、出力されたヘルプリストを参照することによって、新たな初期設定情報の登録を、操作説明書(マニュアル)を見なくても容易に行なうことができる。
【0041】
次に、ファクシミリ装置に新たなオプション機能を付加した場合の処理について、図5のフローチャートによって説明する。
この処理は、ファクシミリ装置の電源が投入されるとスタートし、CPU13が、まずオプション機能の追加があったか否かをチェックする(S201)。
【0042】
そして、オプション機能が追加されていない場合にはそのまま処理を終了するが、追加されている場合はそのオプション機能の追加に伴って変更又は追加が必要な初期設定情報の登録を行なうための操作説明を記載したヘルプリストを出力する(S202)。そのヘルプリストの一例を図7に示す。このヘルプリストには、登録すべき情報の内容を項目ごとに記載してあるが、各項目ごとに登録方法のようなさらに細かな内容を記載しておくこともできる。
【0043】
この場合は特に、追加されたオプション機能(例えば、G3オプション、G4オプション、LANオプションなど)に対応して新たに登録すべき設定情報(付加設定情報)を設定し、この付加設定情報をパラメータメモリ9に登録するための操作説明を、CPU13が編集してプロッタ6に送り、プロッタ6が用紙に印刷して出力する。
そしてさらに、操作表示部7に図6に示すような初期設定画面を表示し(S203)、追加されたオプション機能に対応する初期設定情報の変更又は追加登録を促す。
【0044】
この機能により、ファクシミリ装置にオプション機能を追加したときに、それに対応する新たな初期設定情報の登録を、操作マニュアルを見なくても容易に行なうことができ、設定漏れもなくなる。
なお、S201のオプション追加のチェックを電源投入時に行なうと説明したが、電源投入時だけでなく、定期的にチェックするようにしてもよい。
【0045】
次に、このファクシミリ装置により、定期的に初期設定情報の状況をチェックする場合の処理を、図8に示すフローチャートによって説明する。
この場合は、ファクシミリ装置の電源が投入されると、CPU13がRAM内に設定する周期タイマをクリアしてスタートさせる(S301)。この周期タイマは、初期設定情報に不足が有るか否かをチェックする周期(設定時間)を計測するタイマであるが、時計回路10を兼用することも可能である。
【0046】
そして、S302で周期タイマによる計測時間が設定時間になったか否かを判断し、設定時間になるまでは、そのままS306へ進んで周期タイマをカウントアップして一定時間ウエイト(WAIT)する。
S302で周期タイマによる計測時間が設定時間になっている場合は、S303へ進んで、初期設定情報の登録データの不足があるか否かを判断する。この判断は、CPU13が設定情報確認手段として機能し、初期設定情報及び付加設定情報をそれぞれ対応する管理情報と照合して行なう。
【0047】
その結果、不足がないときはS306へ進んで、前述のように周期タイマをカウントアップして一定時間ウエイト(WAIT)する。
不足があるときは、S304へ進んでヘルプリストを出力する。この場合のヘルプリストは、不足する設定情報を登録するための操作説明を、CPU13が編集してプロッタ6に送り、プロッタ6が用紙に印刷して出力する。それは、図4に示したヘルプリストと同様なフォーマットで、不足する設定情報についての操作情報を出力する。
【0048】
さらに、S305で操作表示部7によって初期設定画面を表示し、不足している初期設定情報の登録を促す。
したがって、操作者は、ヘルプリストを見て初期設定情報の一部が不足している(誤操作などによって消してしまった)ことを知り、そのヘルプリストを参照して、初期設定画面でその不足した設定情報を容易に設定することができる。
その後、S306へ進んで、周期タイマをカウントアップして一定時間ウエイト(WAIT)する。
【0049】
S306で一定時間ウエイトした後、S307でこの機能をOFFする指示(操作表示部7からの終了指示)がなされたか否かを判断し、OFFの指示があれば処理を終了するが、そうでなければS302へ戻ってこの処理を継続する。 なお、S302で周期タイマの計測時間が設定時間になったときには、図8では図示を省略しているが、周期タイマをクリアして再スタートさせる。
【0050】
この機能によれば、初期設定情報の登録内容を定期的にチェックして、登録データに不足があればヘルプリストを出力して初期設定画面を表示するので、操作者が誤操作等によって初期設定情報を消去してしまったような場合でも、それをすぐにヘルプリストの出力によって知ることができ、そのヘルプリストを参照して不足する設定情報を迅速に登録することが可能であり、ファクシミリ装置を設定情報が不足したまま使用するようなことがなくなる。
【0051】
次に、このファクシミリ装置による通信エラーの発生を管理する処理を、図9に示すフローチャートによって説明する。
この場合は、CPU13がRAM14内に通信履歴管理エリア(カウンタ)を設ける。そして、操作表示部7から送信の指示が入力されると図9に示す処理を開始し、S401で送信処理を実行する。このときCPU13が通信エラー検出手段として機能することによって、S402で通信制御部11からの信号を待って通信エラーが発生したか否かを判断する。
【0052】
そして、通信エラーが発生したと判断した場合は、S403へ進んで通信履歴管理エリアをカウントアップしてS405へ進み、通信エラーが発生していない場合は、S404へ進んで通信履歴管理エリアをクリアして処理を終了する。
【0053】
S405では、通信履歴管理エリアのカウント値が設定値以上になったか否かを判断し、設定値以上でない場合は処理を終了し、設定値以上の場合は通信エラーが所定回数を越えたことを知らせるため、S406で所定のヘルプリストを出力した後、S407で操作表示部7に初期設定画面を表示し、初期設定情報を再設定した後、この処理を終了する。
この場合のヘルプリストは、図4に示したのと同様な初期設定情報を登録するための操作情報用紙に印刷したものである。
【0054】
この機能によれば、ファクシミリ装置が送信処理を行なう毎に通信エラーの発生の有無をチェックし、通信エラーが発生したときは通信履歴管理エリアをカウントアップし、そのカウント値が設定値以上になると、ヘルプリストを出力して初期設定画面を表示するので、通信エラーが続けて所定回数以上発生する場合は初期設定ミスがあると推定されるが、その際の初期設定情報の再登録を容易に行なうことができる。
【0055】
次に、このファクシミリ装置によるワンタッチ又は短縮番号による送信時の通信エラーの発生を管理する処理を、図10に示すフローチャートによって説明する。
【0056】
これは、前述の初期設定情報の登録と同様にして、操作表示部7からの操作入力によって、予め利用頻度の高い送信先のファクシミリの電話番号を、ワンタッチキー又は2桁程度の短縮番号で指定可能に登録しておくワンタッチ・短縮登録手段と、そのワンタッチキー又は短縮番号で送信先を指定して送信するワンタッチ・短縮送信手段を備えたファクシミリ装置にこの発明を実施する場合である。
【0057】
この場合は、CPU13がRAM14内にワンタッチ又は短縮による送信用の通信履歴管理エリア(カウンタ)を設ける。
そして、図9で説明した前述の場合と同様に、操作表示部7から送信の指示が入力されると図10に示す処理を開始し、S501で送信処理を実行する。
【0058】
このときCPU13が通信エラー検出手段として機能することによって、S502で通信制御部11からの信号を待って通信エラーが発生したか否かを判断する。そして、通信エラーが発生したと判断した場合はS503へ、そうでない場合にはS504へ進む。S504では、通信履歴管理エリアをクリアして処理を終了する。
【0059】
一方、S503では、ワンタッチまたは短縮番号が使用された否かを判断する。そして、使用されていないと判断したときにはS504へ進み、上記通信履歴管理エリアをクリアして処理を終了する。使用されたと判断したときにはS505へ進み、上記通信履歴管理エリアをカウントアップする。
【0060】
続いて、S506でその通信履歴管理エリアのカウント値が設定値以上になったか否かを判断し、設定値以上でなければそのまま処理を終了するが、設定値以上の場合は、S507で図11に示すようなヘルプリストを出力する。このヘルプリストは、ワンタッチまたは短縮番号に関する送信先電話番号を登録するための操作情報(操作方法などの情報)を、CPU13が編集してプロッタ6によって用紙に印刷して出力するものである。
【0061】
次いで、S508で操作表示部7に図12に示すような登録画面を表示し、ワンタッチまたは短縮番号に関する送信先電話番号を容易に登録し直せるようにする。これは、ワンタッチ又は短縮番号による同じ宛先への送信が続けて所定回数も通信エラーになる場合は、登録されているワンタッチまたは短縮番号の宛先(電話番号)が間違っていると推定されるが、その場合にその宛先の訂正登録を容易に行なえるようにするためである。
【0062】
上述したこの発明の各実施形態の機能は、ファクシミリ装置にそれぞれ単独に備えてもよいが、複数の機能を組み合わせて備えるのが望ましく、全ての機能を備えるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によるファクシミリ装置は、予め登録されている初期設定情報を、簡単な操作で一括消去することができる。しかも、それに続けて自動的に、初期設定情報を再登録するための操作方法の説明を記載したヘルプリストを用紙に印刷して出力し、その初期設定情報を登録するための初期設定画面を表示するので、操作説明書がなくてもヘルプリストを参照して、迅速かつ簡易に新たな初期設定情報を初期設定画面に入力して登録することができる。
【0064】
また、新たなオプション機能を付加した場合にも、それに伴う初期設定情報の登録内容の変更又は追加を、迅速かつ容易に行なうことができる。
あるいはまた、誤操作などによって初期設定情報の登録内容の一部が消去されてしまったような場合にも、不足が生じた初期設定情報を迅速かつ容易に補充登録することができる。
【0065】
さらに、通信エラーが頻発するような場合には初期設定情報の登録ミスや、ワンタッチ又は短縮による送信先の電話番号の登録間違いが原因の場合が多いが、その際にその登録内容の確認や訂正を迅速かつ容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるファクシミリ装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したファクシミリ装置による初期設定情報の登録内容を一括消去して再登録する場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】同じくそのステップ105で表示される初期設定画面の一例を示す図である。
【図4】同じくそのスイップ104で出力されるヘルプリストの一例を示す図である。
【図5】図1に示したファクシミリ装置によるオプション機能追加時に初期設定情報を変更又は追加登録するための処理を示すフローチャートである。
【図6】同じくそのステツプ203で表示される初期設定画面の一例を示す図である。
【図7】同じくそのステップ202で出力されるヘルプリストの一例を示す図である。
【図8】図1に示したファクシミリ装置による初期設定情報の登録内容に不足が生じたときに補充登録をするための処理を示すフローチャートである。
【図9】図1に示したファクシミリ装置による通信エラー発生時に初期設定情報の登録内容を修正するための処理を示すフローチャートである。
【図10】図1に示したファクシミリ装置によるワンタッチ・短縮送信時の通信エラーの発生により、ワンタッチ・短縮の登録内容を修正するための処理を示すフローチャートである。
【図11】同じくそのスイップ507で出力されるヘルプリストの一例を示す図である。
【図12】同じくそのステップ508で表示される登録画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:バス 2:原稿センサ
3:用紙センサ 4:バッテリ
5:スキャナ 6:プロッタ
7:操作表示部 8:画像メモリ
9:パラメータメモリ 10:時計回路
11:通信制御部 12:符号化復号化部
13:CPU 14:ROM 5:RAM
16:キャラクタージェネレータ
17:モデム 18:網制御部

Claims (2)

  1. 操作入力手段からの操作入力によりファクシミリ通信に関する初期設定情報を登録する手段を備えたファクシミリ装置において、
    オプション機能が追加されたとき、そのオプション機能の追加に伴って変更又は追加が必要な初期設定情報の登録を行なうための操作説明を記載したヘルプリストを用紙に印刷して出力するヘルプリスト出力手段と、
    そのヘルプリストの出力に続いて、前記初期設定情報の変更又は追加登録を行なうための画面を表示して操作者にその登録操作を促す初期設定画面表示手段と
    を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 操作入力手段からの操作入力によりファクシミリ通信に関する初期設定情報を登録する手段を備えたファクシミリ装置において、
    電源が投入されているときに周期的に前記初期設定情報の登録内容をチェックし、登録情報に不足が生じたときにそれを検知する手段と、
    該手段によって登録情報に不足が生じたことが検知されたときに、その不足する初期設定情報の登録を行なうための操作説明を記載したヘルプリストを用紙に印刷して出力するヘルプリスト出力手段と、
    そのヘルプリストの出力に続いて、前記初期設定情報の登録を行なうための画面を表示して操作者に不足する初期設定情報の登録操作を促す初期設定画面表示手段と
    を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
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