JP3637194B2 - 曝気機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚水処理場において、汚水の好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えることができるようにした曝気機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水処理場においては、処理槽内に流入した汚水の硝化と脱窒とを行うために、曝気機の運転を好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えるようにしている。
【0003】
このように、汚水の好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えて行うために、図4に示すような曝気機が用いられている。
この曝気機は、給排気管5からの空気の供給量に応じて浮沈するフロート4に、正逆転可能なモータ7を配設し、このモータ7によって駆動される回転軸1にスクリュー10を形成して構成するようにしている。
そして、この曝気機は、給排気管5から空気をフロート4に供給して、スクリュー10の下部のみを水中に浸漬するようにしてモータ7を正回転することにより、汚水を空気中に放出拡散するようにして好気処理を行い、一方、給排気管5からフロート4の空気を排出して、スクリュー10の全体を水中に浸漬するようにしてモータ7を逆回転することにより、汚水を水中に放出拡散するようにして嫌気処理を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の曝気機は、1個のスクリュー10を用い、モータ7の回転方向とスクリュー10の水中への浸漬量を変更することによって、汚水を空気中に放出拡散するようにする好気処理と、汚水を水中に放出拡散する嫌気処理とを切り換えるようにしているが、この場合、1個のスクリュー10を両方の処理に適したスクリュー形状にすることが困難なため、好気処理と嫌気処理の両方を効率的に行うようにすることができなかった。
【0005】
本発明は、上記従来の曝気機の有する問題点に鑑み、汚水の好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えながら、かつ、好気処理と嫌気処理の両方を効率的に行うことができるようにした曝気機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の曝気機は、空気の供給量に応じて浮沈するフロートに、正逆回転可能なモータを配設し、該モータによって駆動される回転軸の上部位置に曝気用スクリューを、下部位置に攪拌用スクリューを、それぞれ形成したことを特徴とする。
【0007】
この曝気機は、給排気管からフロートの空気を排出して、曝気用スクリューの少なくとも下部を水中に浸漬するようにしてモータを正回転することにより、汚水を空気中に放出拡散するようにして好気処理を行い、一方、給排気管から空気をフロートに供給して、曝気用スクリューを水上に位置するようにするとともに、攪拌用スクリューの全体を水中に浸漬するようにしてモータを逆回転することにより、汚水を水中に放出拡散するようにして嫌気処理を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の曝気機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1〜図3に、本発明の曝気機の一実施例を示す。
この曝気機は、例えば、下水処理場の処理槽に設置され、処理槽内に流入した汚水の硝化と脱窒とを行うために好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えることができるようにしたもので、給排気管5からの空気の供給量に応じて、所定の範囲内で浮沈するようにしたリング形状をしたフロート4に、モータ取付台6を介して、正逆転可能なモータ7を配設し、このモータ7によって駆動される回転軸1に2種類のスクリュー2,3を形成するとともに、この回転軸1をフロート4の略中心位置を貫通するようにして水中に浸漬して構成するようにしている。
【0010】
この場合において、モータ7によって駆動される回転軸1に形成する2種類のスクリュー2,3のうちの一方のスクリュー2は、曝気用のもので、この曝気用スクリュー2は、回転軸1の上部位置に形成するようにする。
そして、給排気管5からフロート4の空気を排出して、曝気用スクリュー2の下部のみを水中に浸漬するようにしてモータ7を正回転することにより、汚水を巻き上げて空気中に放出拡散するようにして好気処理を行うようにする。
【0011】
また、他方のスクリュー3は、攪拌用のもので、この攪拌用スクリュー3は、回転軸1の下部位置、さらに好ましくは、下端位置に形成するようにする。
そして、給排気管5から空気をフロート4に供給して、回転軸1の上部位置に形成した曝気用スクリュー2を水上に位置するようにするとともに、攪拌用スクリュー3の全体を水中に浸漬するようにしてモータ7を逆回転することにより、汚水を水中に放出拡散するようにして嫌気処理を行うようにする。
この場合、攪拌用スクリュー3は、汚水の攪拌に適した形状をし、かつ、モータ7を正回転した場合、攪拌による負荷が発生しない形状に形成するようにする。
また、攪拌用スクリュー3は、汚水を攪拌することにより高速の水流が発生するように、曝気用スクリュー2よりも小径に形成するとともに、モータ7の回転数を調整可能に構成して、モータ7の逆回転時の回転数が正回転時の回転数より高くなるように設定することが望ましい。
【0012】
また、フロート4には、本実施例に示すようなリング形状のもののほか、曝気機のモータ7等を安定して水上に支持しながら、給排気管5からの空気の供給量に応じて、所定の範囲内、すなわち、給排気管5から空気をフロート4に供給して、回転軸1の上部位置に形成した曝気用スクリュー2を水上に位置するようにした浮上位置と、給排気管5からフロート4の空気を排出して、曝気用スクリュー2の下部のみを水中に浸漬するようにした沈下位置の間で浮沈することができるものであれば、ブロック状のものを複数個組み合わせて使用する等、任意の形状のものを使用することができる。
【0013】
以下、この曝気機の作用について説明する。
汚水の好気処理を行う場合、図1に示すように、給排気管5からフロート4の空気を排出して、回転軸1の上部位置に形成した曝気用スクリュー2の下部のみを水中に浸漬するようにして、モータ7を正回転することにより、汚水を巻き上げて空気中に放出拡散するようにする。
このとき、攪拌用スクリュー3は、水中に浸漬した状態で回転するが、その形状により、負荷は発生しない。
【0014】
一方、汚水の嫌気処理を行う場合、図2に示すように、給排気管5から空気をフロート4に供給して、回転軸1の上部位置に形成した曝気用スクリュー2を水上に位置するようにするとともに、攪拌用スクリュー3の全体を水中に浸漬するようにして、モータ7を逆回転することにより、汚水を水中にした浮給排気管5からフロート4の空気を排出して、曝気用スクリュー2の下部のみを水中に浸漬するようにし、モータ7を正回転することにより、汚水を水中に放出拡散するようにする。
【0015】
【発明の効果】
本発明の曝気機によれば、曝気用スクリューの少なくとも下部を水中に浸漬するようにしてモータを正回転することにより、汚水を空気中に放出拡散するようにして好気処理を行い、一方、曝気用スクリューを水上に位置するようにするとともに、攪拌用スクリューの全体を水中に浸漬するようにしてモータを逆回転することにより、汚水を水中に放出拡散するようにして嫌気処理を行うことができる。
これにより、汚水の好気処理と嫌気処理とを選択的に切り換えながら、好気処理と嫌気処理の両方を効率的に行うことができ、併せて、好気処理の際の攪拌用スクリューによるエネルギのロスを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の曝気機の一実施例(好気処理時)を示す正面図である。
【図2】同(嫌気処理時)を示す正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】従来の曝気機を示す正面図である。
【符号の説明】
1 回転軸
2 曝気用スクリュー
3 攪拌用スクリュー
4 フロート
5 給排気管
6 モータ取付台
7 モータ
Claims (1)
- 空気の供給量に応じて浮沈するフロートに、正逆回転可能なモータを配設し、該モータによって駆動される回転軸の上部位置に曝気用スクリューを、下部位置に攪拌用スクリューを、それぞれ形成したことを特徴とする曝気機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36821797A JP3637194B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 曝気機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36821797A JP3637194B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 曝気機 |
Publications (2)
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JPH11188385A JPH11188385A (ja) | 1999-07-13 |
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Family Applications (1)
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JP36821797A Expired - Fee Related JP3637194B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 曝気機 |
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1997
- 1997-12-26 JP JP36821797A patent/JP3637194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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