JP3636695B2 - 無線通信システムにおける中継端末装置及び中継端末プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LANの移動端末を経由してアクセスポイントとの通信を実現する、無線通信システムにおける中継端末装置及び中継端末プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線LAN(Local Area Network)には、(1)専用ネットワークとして無線LANだけで閉じたネットワークを構成するアドホック型のもの、(2)有線LANに無線端末をブリッジするためのアクセスポイントを設けたインフラストラクチャ型のもの、(3)アクセスポイントを複数設け、無線端末用アダプタを搭載した移動端末との通信を可能としたインフラストラクチャ型のものがある。
【0003】
上記した(1)及び(2)の通信可能距離は、IEEE802.11bの場合概ね10mから150mである。一方、(3)の移動端末の通信可能範囲は、移動端末が複数のアクセスポイント間でローミング可能となることから、アクセスポイントのトポロジーに応じて拡張可能であるが、移動端末とアクセスポイント間の通信可能距離は、無線リピータやアンテナ等を設置しない限り拡張不可であり、(2)と同様、概ね10mから150mである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来のIEEE802.11b準拠の無線LANでは、移動端末とアクセスポイント間の通信可能距離は、概ね10m〜150mであったため、移動端末がアクセスポイントと離れていたり、間に障害物があったりすると、移動端末がアクセスポイントと直接通信できないという問題があった。
また、(2)及び(3)において、従来、移動端末は、専用のアダプタを搭載してアクセスポイントと直接通信しなければ、インターネットへのアクセスができなかった。そのため、移動端末のインターネットへのアクセス可能範囲が、アクセスポイントの通信インタフェースによって制限されるという問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、アクセスポイントと直接通信できない移動端末でも無線LANの移動端末を経由してアクセスポイントと通信することにより、インターネットへのアクセスを可能とした、無線通信システムにおける中継端末装置及び中継端末プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するために本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置からの接続要求を受信して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置であって、通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行う送受信データ作成手段と、前記移動端末装置からの接続要求を受信して中継の可否を判断し、中継が可能な場合に限り前記アクセスポイントとの通信可否を調べ、その結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知する中継可否判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、送受信データ作成手段がアクセスポイントとの送受信時にアドレス変換を行い、中継可否判断手段が、移動端末装置からの接続要求を受信して中継の可否を判断し、中継が可能な場合に限りアクセスポイントとの通信可否を通知することにより、アクセスポイントとの間で無線LANとして動作し、移動端末装置との間でアクセスポイントとして動作する中継端末装置を提供することができる。
【0009】
上記した課題を解決するために本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置から発行される中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置であって、通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行う送受信データ作成手段と、前記移動端末装置からの中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信が可能か否か、及び他の移動端末装置の中継を行っているか否かを調べて前記中継端末探索要求のあった前記移動端末装置へ結果を通知する中継可否判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、送受信データ作成手段がアクセスポイントとの送受信時にアドレス変換を行い、中継可否判断手段が、移動端末装置からの中継端末探索要求に応答してアクセスポイントとの通信が可能か否か、及び他の移動端末装置の中継を行っているか否かを調べて中継の可否を通知することにより、アクセスポイントとの間で無線LANの移動端末として動作し、移動端末装置との間ではアドホックモードで動作する中継端末装置を提供することができる。
【0011】
また、本発明において、前記送受信データ作成手段は、前記移動端末装置から送信電文を受信したときに、前記電文のアドレスを送信元MACアドレス、送信元IPアドレスを自身のMACアドレス、IPアドレスに変換し、宛先アドレスとして送信されたアドレスをそのまま設定すると共に宛先MACアドレスをARPにより求めて設定する第1のアドレス変換手段と、前記アクセスポイントから送信電文を受信したときに、宛先MACアドレス、宛先IPアドレスを、前記移動端末装置アドレステーブルを参照してのMACアドレス、IPアドレスに変換し、送信元IPアドレスに送信されてきたアドレスをそのまま設定すると共に、送信元MACアドレスとして自身のMACアドレスを設定する第2のアドレス変換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明において、前記中継可否判断手段は、フラグを参照することにより自身が前記アクセスポイントと通信できるか否かを判断するアクセスポイントとの通信可否判断手段と、前記アクセスポイントと通信が可能な場合、自身に前記移動端末装置のMACアドレスが登録されているか否かを調べ中継の可否を判断して結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知する中継可否判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明において、前記移動端末装置宛送信したフレームに対して応答がなかった場合、一定期間を経て中継を強制終了する中継終了判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明において、他の中継端末装置から中継端末装置探索応答を受信し、他の中継端末装置の有無を判断して前記中継可否判断手段へ通知し、最初に発見した中継可能な中継端末装置を前記探索要求のあった移動端末装置に対する中継端末装置として決定する中継端末決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記した課題を解決するために本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置からの接続要求を受信して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置に用いられる中継端末プログラムであって、通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行うステップと、前記移動端末装置からの接続要求を受信して中継の可否を判断し、中継が可能な場合に限り前記アクセスポイントとの通信可否を調べ、その結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】
上記した課題を解決するために本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置から発行される中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置に用いられる中継端末プログラムであって、通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行うステップと、前記移動端末装置からの中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信が可能か否か、及び他の移動端末装置の中継を行っているか否かを調べて前記中継端末探索要求のあった前記移動端末装置へ結果を通知するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明における無線通信システムのシステム構成を説明するために引用した図である。
本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置でも、中継機能を持つ無線LANの移動端末装置を経由してアクセスポイントと通信することにより、インターネットへアクセスを可能としたものである。
【0018】
図1において、移動端末装置2は、アクセスポイント3(AP)と直接通信することはできない。しかし、中継機能を持った無線LANの移動端末である中継端末装置1とは通信することができる。中継端末装置1は、アクセスポイント3と通信するための無線LANのインタフェースを備えており、アクセスポイント3と通信することができる。
移動端末装置2は、中継端末装置1を介してアクセスポイント3と通信し、インターネット4にアクセスする。なお、図1において、周波数帯CとDはそれぞれ異なる周波数帯を使用しており、互いに重ならないので、混信することはない。また、5は有線LAN、6はネットワークを相互接続するルータである。
【0019】
中継端末装置1は、アクセスポイント3と移動端末装置2の種類に応じていろいろなものが考えられる。
なぜならば、アクセスポイント3として、現在最も普及しているIEEE802.11bをはじめとするIEEE802.11シリーズ(IEEE802.11、IEEE802.11a、IEEE802.11b等)の無線LANインタフェースがあり、また、移動端末装置2として、IEEE802.11シリーズの無線LANインタフェースを使う場合、その中でも、インフラストラクチャモードを使う場合、アドホックモードを使う場合、ブルートゥース等IEEE802.11シリーズ以外の無線LANインタフェースを使う場合、無線LAN以外の無線通信インタフェースを使う場合が考えられからであり、中継端末装置1としては、上記のアクセスポイント3と移動端末装置2がとりうる組み合わせの形態に応じてさまざまなタイプのものが考えられる。
【0020】
ここでは、まず、アクセスポイント3は、IEEE802.11シリーズの無線LANインタフェースを使用し、移動端末装置2は、IEEE802.11シリーズのインフラストラクチャモードを使用する場合を例示し、第1の実施形態として説明する。
この場合、中継端末装置1は、アクセスポイント3と中継端末装置1間で無線LANの移動端末として動作し、中継端末装置1と移動端末装置2間ではアクセスポイントとして動作する。
【0021】
移動端末装置2が中継端末装置1を見つけて、どれと通信するかを決める方法は、基本的にはローミングの考えに従う。但し、アクセスポイント3と通信できない中継端末装置1はビーコンを出さないことが違う。以下に、移動端末装置2が中継端末装置1を見つけて、どれと通信するかを決めるまでの手順を示す。
【0022】
すなわち、まず、アクセスポイント3と通信できる中継端末装置1は、ビーコンを生成出力して、移動端末装置2は、中継端末装置1が適当なタイミングで発信するそのビーコンを受信する。移動端末装置2は、接続できる中継端末装置1を見つけたら、同期をとってその中継端末装置にMAC(Media Access Control)アドレスの登録を要求する。そして、中継端末装置1は、自身がアクセスポイント3と通信可能であり、かつ他の移動端末装置2の中継を行っていなければ、移動端末装置2のMACアドレスを自身に登録する。
なお、中継端末装置1が中継を行っているか否かの判断は、中継端末装置1に移動端末装置2のMACアドレスが登録されているか否かで行う。また、中継端末装置1に登録された移動端末装置2のMACアドレスは、中継端末装置1が移動端末装置2宛に送信したフレームに対して返信がない場合、ある程度待った後に削除される。
【0023】
中継端末装置1による中継処理の手順について図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。図7(a)は、移動端末装置2からアクセスポイント3への送信時の中継端末装置1によるアドレス変換処理手順を、図7(b)は、移動端末装置2がアクセスポイント3から受信時の中継端末装置1によるアドレス変換処理手順を示す。
【0024】
まず、アクセスポイント3への送信時の中継処理から説明する。中継端末装置1は、移動端末装置2から送信電文を受信したら、電文のアドレスを以下のように変換してアクセスポイント3へ送信する。すなわち、送信元MACアドレス、送信元IPアドレスを自分のMACアドレス、IPアドレスに変換し(ステップS701、S702)、宛先IPアドレスは、送信されてきた宛先IPアドレスをそのまま使用する。宛先MACアドレスは、宛先IPアドレスに対応したMACアドレスをARP(Address Resolution Protocol)により求め、求めたMACアドレスを宛先MACアドレスに設定する(ステップS703、S704)。
次に、アクセスポイント3からの受信時の中継処理について説明する。中継端末装置1は、アクセスポイント3からの送信電文を受信したら、電文のアドレスを以下のように変換し、移動端末へ送信する。すなわち、宛先MACアドレス、宛先IPアドレスを移動端末装置2のアドレステーブル218を用いて移動端末装置2のMACアドレス、IPアドレスに変換し(ステップS711、S712)、送信元IPアドレスは送られてきたアドレスをそのまま使用する。送信元MACアドレスは、自端末のMACアドレスを使用する(ステップS713)。
【0025】
ここで、中継端末装置1に実装される本発明独自の機能は以下のとおりである。すなわち、IEEE802.11シリーズ準拠の無線LANの移動端末機能及びアクセスポイント機能を兼ね備えていること、アクセスポイント3と通信できない中継端末装置1はビーコンを出さないこと、中継端末装置1は、中継を行っている間に、他の一般移動端末装置2から接続要求(MACアドレスの登録要求)を受けてもそれを拒否すること、一般移動端末装置2の送受信データを中継(送受信データアドレス変換)することの4つである。
【0026】
図2は、本発明における中継端末装置の第1の実施形態を示すブロック図である。本発明の中継端末装置1は、機能的に大別すれば、無線LAN端末(インフラストラクチャモード)機能部100と、アクセスポイント機能部200と、中継機能部300で構成される。
中継機能部300を構成する送信データ作成部113、213は、通信インタフェースに従う送信データを作成し、無線LAN端末機能100、アクセスポイント機能部200がそれぞれ持つ送信部111、211へ送る。中継をする場合には、受信データ解析部114、214から受信データを受け取り、MACアドレスやIPアドレスの変換も行う。
受信データ解析部114、214は、無線LAN端末機能部100、アクセスポイント機能部200の受信部112、212からそれぞれ受信データを受け取り解析する。中継する場合には、受信データを送信データ作成部113,213へ送る。
【0027】
アクセスポイントとの通信可否判断部115は、受信データ解析部114から接続応答(MACアドレス登録応答)データを受け取り、中継端末装置1がアクセスポイント3と通信できるか否かを判断し、アクセスポイント3との通信可否フラグ116に可または不可の値を設定する。アクセスポイントとの通信可否フラグ116は、中継端末装置1がアクセスポイントと通信できるか否かを表すフラグであり、通信できる場合は可、通信できない場合は不可の値を持つ。
ビーコン送信判断部215は、中継端末装置1がアクセスポイント3と通信できるか否かをアクセスポイントとの通信可否フラグ116を参照し、アクセスポイント3と通信できる場合には、ビーコンの作成を送信データ作成部213へ依頼する。一方、アクセスポイントと通信できない場合には、ビーコンを出さないため、ビーコンの作成を送信データ作成部213へ依頼することはない。
【0028】
中継可否判断部216は、受信データ解析部214を介して移動端末装置2からの接続要求(MACアドレスの登録要求)データを受け取り、中継端末装置1がアクセスポイント3と通信可能か否か、及び中継端末装置1が中継を行っているか否かを調べて、中継の可否を判断する。そして、判断した結果を、移動端末装置2へ通知するためのデータ作成を送信データ作成部213へ依頼する。
また、中継中判断部217は、中継可否判断部216から中継中か否かの問い合わせを受けたら、中継端末装置1が中継中か否かを調べ、その結果を中継可否判断部216へ伝える。
【0029】
ここで、中継端末装置1がアクセスポイント3と通信できるか否かの判断は、中継端末装置1がアクセスポイント3に対して接続要求を発行し、アクセスポイント3から接続を許可されたとき、アクセスポイントとの通信可否フラグ116を不可から可に設定し、そして、アクセスポイント3からの電波を受信できなくなったときにアクセスポイントとの通信可否フラグ116を可から不可に設定することで行なわれる。これらの処理は、アクセスポイントとの通信可否判断部115が行うものとする。
また、中継中か否かの判断は、アクセスポイント機能部200に移動端末装置2のMACアドレスが登録されているか否かにより判断し、中継中判断部217が、登録されていれば中継中、登録されていなければ中継中でないと判断する。
なお、移動端末のアドレステーブル218は、移動端末装置2のMACアドレスとIPアドレスを保持しておくためのデータテーブルであり、移動端末のアドレス保持部219は、移動端末装置2のMACアドレスとIPアドレスを移動端末装置2から得られるデータフレームから取得し、移動端末装置2のアドレステーブル218へ保持する。
【0030】
送信部111、211は、それぞれ受信データ作成部113、213から送られた通信データを無線で送信し、受信部112、212は、無線で送られてきたデータを受信し、それぞれ受信データ解析部114、214へ転送する。なお、スイッチ110、210は、送受信を切り替えるものである。
【0031】
ここで、データ送受信時における中継端末装置1の動作について図2を参照しながら説明する。
まず、アクセスポイント3への送信時の中継処理から説明する。中継端末装置1は、移動端末装置2から送信される送信電文を受信部212で受信すると、それを受信データ解析部214へ送る。受信データ解析部214は、受信データを解析し、アクセスポイント3への中継が必要か否かを判断する。アクセスポイント3への中継が必要な場合は、受信データを送信データ作成部(アドレス変換部)113へ送る。送信データ作成部(アドレス変換部)113は、受信データのMACアドレスやIPアドレスの変換を行い、通信インタフェースに従った送信データを作成して、送信部111へ送る。送信部111は、送信データ作成部113から送られた通信データを無線で送信する。
【0032】
次に、アクセスポイント3からの受信時の中継処理について説明する。中継端末装置1は、アクセスポイント3からの送信電文を受信部112で受信すると、それを受信データ解析部114へ送る。受信データ解析部114は、受信データを解析し、移動端末装置2への中継が必要か否かを判断する。
移動端末装置2への中継が必要な場合には、受信データを送信データ作成部(アドレス変換部)213へ送る。送信データ作成部(アドレス変換部)213は、受信データのMACアドレスやIPアドレスの変換を行い、通信インタフェースに従った送信データを作成して、送信部211へ送る。送信部211は、送信データ作成部213から送られた通信データを無線で送信する。
【0033】
本発明における中継端末装置の第2の実施形態について説明する。ここでは、アクセスポイント3はIEEE802.11シリーズの無線LANインタフェースを使用し、移動端末装置2はIEEE802.11シリーズインタフェースのアドホックモードを使用するものとする。
この場合、中継端末装置1は、アクセスポイント3と中継端末装置1間では無線LANの移動端末としてインフラストラクチャモードで動作し、中継端末装置1と移動端末装置2間ではアドホックモードで動作する。移動端末装置2が中継端末装置1を見つけて、どれと通信するかを決めるまでの手順を以下に示す。
【0034】
まず、移動端末装置2は、ブロードキャストによりアドホックモードで通信できる中継端末装置1全てに対して、中継可能か否かを問い合わせる。問い合わせを受けた中継端末装置1は、アクセスポイントと通信可能か否か及び移動端末の中継を実施中か否かにより、自分が中継可能か否かを判断し、問い合わせ元の移動端末装置2へ中継の可否を返信する。
移動端末装置2は、最初に発見した中継可能な中継端末装置1に対して、中継を依頼する。中継端末装置1は、移動端末装置2宛に送信したフレームに対して返信がない場合、ある程度待った後に中継処理を終了する。
【0035】
上記した第2の実施形態によれば、中継端末装置1として実装される本発明独自の機能は以下のとおりである。
すなわち、IEEE802.11シリーズ準拠の無線LAN移動端末機能のうちインフラストラクチャモードでの通信とアドホックモードでの通信を同時に行う機能、移動端末装置2から中継可能か否かの問い合わせを受けたら、中継の可否を判断して返信する機能、移動端末装置2の送受信データを中継する機能(送受信データのアドレス変換)、移動端末装置2宛に送信したフレームに対して返信がない場合、ある程度待った後に中継処理を終了する機能の4つである。
【0036】
図3に、第2の実施形態における中継端末の構成をブロック図で示す。ここでは、図2に示す第1の実施形態との差異に着目して説明する。なお、図2中、図1に示す符号と同一符号が付されたブロックは、図1に示すそれと同じとする。
中継可否判断部414は、受信データ解析部413から、移動端末装置2からの中継端末探索要求(ブロードキャスト)、あるいは中継依頼要求を受け取り、中継端末装置1がアクセスポイント3と通信可能か否か、及び中継端末装置1が中継を行っているか否かを調べて中継の可否を判断する。ここで判断した結果を移動端末装置2へ通知するためのデータ作成を送信するデータ作成部411へ依頼する。
中継開始判断部415は、中継端末装置1が移動端末装置2から中継依頼要求を受けて中継を許容するとき、中継中フラグ417をOFFからONに設定する。中継終了判断部416は、中継端末装置1が移動端末装置2宛に送信したフレームに対して返信がない場合、中継処理を終了するのを契機に中継中フラグ417をONからOFFに設定する。中継中フラグ417は、中継端末装置1が中継中か否かを表すフラグであり、中継中の場合はON、中継中でない場合はOFFの値を持つ。他の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
【0037】
上記した第2の実施形態において、移動端末装置2が中継端末装置1を探索するときのシーケンスが図8に示されている。
なお、データ送受信時における中継端末装置1によるアドレス変換処理は上記した第1の実施形態と同様であり、また、上記した以外他の構成も同様である。ここでは、第1の実施形態と異なり、移動端末装置2にも中継端末装置2を探すための機能追加が必要である。
図4にそのための移動端末装置の構成例を示す。図4において、送信データ作成部510は、通信インタフェースに従った送信データを作成し、送信部へ送る機能を持つ。また、受信データ解析部511は、受信部から受信データを受け取り、解析する機能を持つ。中継端末探索部512は、上位アプリケーションから中継端末探索要求を受け付け、送信データ作成部510へ中継端末探索要求作成を依頼し、中継依頼部513は、上位アプリケーションから中継依頼要求を受け付け、送信データ作成部510へ中継依頼要求の作成を依頼する機能を持つ。
中継端末有無判断部(中継端末決定部)514は、受信データ解析部511から、中継端末探索応答を受け取り、中継端末装置1の有無を判断して、上位アプリケーションに通知する機能を持ち、最初に発見した中継可能な端末を中継端末装置1に決定する。中継依頼応答判断部515は、受信データ解析部511から、中継依頼応答を受け取り、中継依頼が許可されたか否かを判断して、上位アプリケーションに通知する機能を持つ。
【0038】
図5に、第1の実施形態で示す中継端末装置が複数存在する場合、ここでは2台存在する場合が例示されている。
図2に示す中継端末装置1が複数存在する場合、移動端末装置2は、無線LANのアクセスポイント3と離れていてもインターネットへアクセスできる可能性が大きくなる。この場合の中継端末装置1の機能及び構成は、図2に示す第1の実施形態と同様である。
【0039】
第2の実施形態の拡張として、中継端末装置が複数存在する場合、図5に示されるように、例えば、中継端末装置が2台(中継端末装置1、中継端末装置11)存在する場合、第2の実施形態同様、アクセスポイント3はIEEE802.11シリーズの無線LANインタフェースを使用し、移動端末装置2は、IEEE802.11シリーズインタフェースのアドホックモードを使用する。
中継端末装置1は、アクセスポイント3と中継端末装置1間では無線LANの移動端末としてインフラストラクチャモードで動作し、中継端末装置1と中継端末装置11間ではアドホックモードで動作する。中継端末装置11は、中継端末装置1と中継端末装置11間ではアドホックモードで動作し、中継端末装置11と移動端末装置2間では、中継端末装置1と中継端末装置11間とは別の無線により、アドホックモードで動作する。ここに示される中継端末1は、図3に示す第2の実施形態による中継端末装置1と同様である。また、中継端末装置11が中継端末装置1を見つける方法は、第2の実施形態で示した移動端末装置2が中継端末装置1を見つける方法と同様である。
【0040】
この場合における中継端末装置11が持つ本発明独自の機能は以下のとおりである。すなわち、異なる周波数を使ってそれぞれの周波数によりIEEE802.11シリーズ準拠のアドホックモードでの通信を同時に行う機能、移動端末装置2から中継可能か否かの問い合わせを受けたら、中継の可否を判断して返信する機能、移動端末装置2の送受信データを中継する機能(送受信データのアドレス変換)、移動端末装置2宛に送信したフレームに対して返信がない場合、所定時間待った後に中継処理を終了する機能の4つである。
【0041】
図6に、この場合の中継端末装置(第3の実施形態)の構成をブロック図で示す。なお、ここに示す中継端末装置11は、移動端末装置2としても使用可能である。図中、図3に示す実施形態と同一の符号が付されたブロックは図3に示すそれと同じとする。
図6において、中継端末探索部612は、中継可否判断部618から中継端末探索要求を受け取り、送信データ作成部(アドレス変換部)610へそのデータを渡す。中継依頼部613は、中継可否判断部618から中継依頼要求を受け取り、送信データ作成部(アドレス変換部)610へそのデータを渡す機能を持つ。
また、中継端末有無判断部614は、受信データ解析部611から、中継端末探索応答を受け取り、中継端末装置1の有無を判断して、中継可否判断部618に通知する機能を持ち、最初に発見した中継可能な端末を中継端末装置1として決定する。中継依頼応答判断部615は、受信データ解析部611から、中継依頼応答を受け取り、中継依頼が許可されたか否かを判断して、中継可否判断部618に通知する機能を持つ。他の構成は、図3に示す第2の実施形態と同様である。
【0042】
図6において、中継可否判断部618は、受信データ解析部617から、移動端末装置2からの中継端末探索要求または中継依頼要求を受け取り、中継端末装置11がアクセスポイント3と通信可能な中継端末装置1と通信可能か否か、及び中継端末装置1が中継を行っているか否かを調べて、中継の可否を判断する。そして、ここで判断した結果、移動端末装置2へ通知するためのデータ作成を送信データ作成部616へ依頼する機能を持つ。
図9に、上記した第3の実施形態において、移動端末装置が中継端末装置を探索するときの、移動端末装置2、中継端末装置1、11間の動作シーケンスが示されている。
なお、データ送受信時における中継端末装置11のアドレス変換処理は第1、第2の実施形態と同様である。
【0043】
以上説明のように本発明は、アクセスポイントと直接通信できない移動端末でも無線LANの移動端末を経由してアクセスポイントと通信することにより、インターネットへのアクセスを可能としたものである。
なお、図2〜図6に示す、無線LAN端末機能部100、アクセスポイント機能部200、中継機能部300、400、600、そして、送信データ作成部113、410、510、610、受信データ解析部114、511、611、アクセスポイントとの通信可否判断部115、アクセスポイントとの通信可否フラグ116、中継端末探索部512、612、中継依頼部513、613、中継端末有無判断部514、614、中継依頼応答判断部515、615、送信データ作成部213、411、616、受信データ解析部214、413、617、ビーコン送信判断部215、中継可否判断部216、414、618、中継中判断部217、中継開始判断部415、中継終了判断部416、中継中フラグ417、移動端末のアドレステーブル218、移動端末のアドレス保持部219、412のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の無線通信システム及び同システムにおける中継端末装置のそれぞれが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0044】
更に、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0045】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0046】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置でも無線LANの移動端末(中継端末)と通信できれば、インターネットへのアクセスが可能となるため、無線LANインタフェースを持たない一般移動端末装置のインターネットへのアクセス可能範囲が広がる。また、アクセスポイントと移動端末の間に距離があっても、あるいは間に障害物があっても中継端末装置を複数用意することで通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における無線通信システムのシステム構成を説明するために引用した図である。
【図2】 本発明における中継端末装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図3】 本発明における中継端末装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図4】 本発明において用いられる移動端末装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】 中継端末装置が複数存在する場合における本発明の無線通信システムのシステム構成を説明するために引用した図である。
【図6】 本発明における中継端末装置の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図7】 送信データ作成部によるアドレス変換処理のフローチャートである。
【図8】 図3に示す第2の実施形態で、移動端末装置が中継端末装置を探索するときのシーケンスを動作シーケンス図である。
【図9】 図6に示す第3の実施形態で移動端末装置が中継端末装置を探索するときの動作シーケンス図である。
【符号の説明】
1…中継端末装置(無線LAN移動端末)、2…移動端末装置、3…アクセスポイント、4…インターネット、5…有線LAN、6…ルータ、100…無線LAN端末機能部、200…アクセスポイント機能部、300…中継機能部、113…送信データ作成部、114…受信データ解析部、115…アクセスポイントとの通信可否判断部、116…アクセスポイントとの通信可否フラグ、213…送信データ作成部、214…受信データ解析部、215…ビーコン送信判断部、216…中継可否判断部、217…中継中判断部、218…移動端末のアドレステーブル、219…移動端末のアドレス保持部
Claims (8)
- アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置からの接続要求を受信して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置であって、
通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行う送受信データ作成手段と、
前記移動端末装置からの接続要求を受信して中継の可否を判断し、中継が可能な場合に限り前記アクセスポイントとの通信可否を調べ、その結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知する中継可否判断手段と、
を備えたことを特徴とする無線通信システムにおける中継端末装置。 - アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置から発行される中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置であって、
通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行う送受信データ作成手段と、
前記移動端末装置からの中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信が可能か否か、及び他の移動端末装置の中継を行っているか否かを調べて前記中継端末探索要求のあった前記移動端末装置へ結果を通知する中継可否判断手段と、
を備えたことを特徴とする無線通信システムにおける中継端末装置。 - 前記送受信データ作成手段は、
前記移動端末装置から送信電文を受信したときに、前記電文のアドレスを送信元MACアドレス、送信元IPアドレスを自身のMACアドレス、IPアドレスに変換し、宛先アドレスとして送信されたアドレスをそのまま設定すると共に宛先MACアドレスをARPにより求めて設定する第1のアドレス変換手段と、
前記アクセスポイントから送信電文を受信したときに、宛先MACアドレス、宛先IPアドレスを、前記移動端末装置アドレステーブルを参照してのMACアドレス、IPアドレスに変換し、送信元IPアドレスに送信されてきたアドレスをそのまま設定すると共に、送信元MACアドレスとして自身のMACアドレスを設定する第2のアドレス変換手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システムにおける中継端末装置。 - 前記中継可否判断手段は、
フラグを参照することにより自身が前記アクセスポイントと通信できるか否かを判断するアクセスポイントとの通信可否判断手段と、
前記アクセスポイントと通信が可能な場合、自身に前記移動端末装置のMACアドレスが登録されているか否かを調べ中継の可否を判断して結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知する中継可否判断手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける中継端末装置。 - 前記移動端末装置宛送信したフレームに対して応答がなかった場合、一定期間を経て中継を強制終了する中継終了判断手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システムにおける中継端末装置。 - 他の中継端末装置から中継端末装置探索応答を受信し、他の中継端末装置の有無を判断して前記中継可否判断手段へ通知し、最初に発見した中継可能な中継端末装置を前記探索要求のあった移動端末装置に対する中継端末装置として決定する中継端末決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システムにおける中継端末装置。 - アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置からの接続要求を受信して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置に用いられる中継端末プログラムであって、
通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行うステップと、
前記移動端末装置からの接続要求を受信して中継の可否を判断し、中継が可能な場合に限り前記アクセスポイントとの通信可否を調べ、その結果を前記接続要求のあった移動端末装置へ通知するステップと、
をコンピュータに実行させる中継端末プログラム。 - アクセスポイントと直接通信できない移動端末装置から発行される中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信を中継する無線LANインタフェースを備えた無線通信システムにおける中継端末装置に用いられる中継端末プログラムであって、
通信インタフェースに従う送受信電文を生成もしくは取り込む他に、前記移動端末装置との間で交換されるアドレスの変換を行い、前記アクセスポイントとの間でデータの送受信を行うステップと、
前記移動端末装置からの中継端末探索要求に応答して前記アクセスポイントとの通信が可能か否か、及び他の移動端末装置の中継を行っているか否かを調べて前記中継端末探索要求のあった前記移動端末装置へ結果を通知するステップと、
をコンピュータに実行させる中継端末プログラム。
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