JP3636243B2 - 記録計の表示手段への波形表示方法 - Google Patents

記録計の表示手段への波形表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録計の表示手段への波形表示方法に係り、さらに詳しくは、多数個の測定チャンネルを備えてなる記録計の表示手段に対し所望する被測定データの対応波形のみを出力表示することができる記録計の表示手段への波形表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、多数個の測定チャンネルを備えるデータロガやデータアナライザなどの記録計においては、各測定チャンネルを介して取り込まれる被測定データのすべてをLCD等からなる表示手段に対し対応波形として一括出力表示しようとすると波形が錯綜して見づらいものとなるため、予め設定してある特定の測定チャンネルから取り込まれた被測定データのみをその対応波形として出力表示できるようになっている。
【0003】
図6は、その際に採用されていた従来手法の一例を示すフローチャートであり、複数n個の測定チャンネルCH1 〜CHn を備える記録計を用いて被測定データを対応波形として表示手段に表示しようとする場合には、複数n個の測定チャンネルCH1 〜CHn 中から1以上の任意の個数の測定チャンネルを選択し、この特定された測定チャンネルから取り込まれる被測定データのみをメモリに順次格納し、これらを表示用データとしてVRAMに書き直し、最後に表示手段に対し被測定データの対応波形として一括表示することにより表示処理が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来手法によっても選択された被測定データの対応波形については一括してこれを出力表示することはできるものの、被測定データの種類によっては、選択された被測定データ中、上限値と下限値とで仕切られる範囲内にある許容範囲値のみが必要となったり、予め設定されている判定値との関係でその要否を判別する必要があるものもあり、上記従来手法によっては、このような要請に対応できない不都合があった。
【0005】
本発明は従来手法にみられた上記課題に鑑み、前記許容範囲内に属する被測定データの対応波形のみや、前記判定値との関係で必要と判断された被測定データの対応波形のみを表示することにより、視覚的な煩雑感をなくして目視確認の容易性を実現することができる記録計の表示手段への波形表示方法を提供することにその目的がある。
【0006】
本発明は上記目的を達成しようとするものであり、その構成上の特徴は、複数個の測定チャンネルに対応させて個別に用意される入力部と、これらの入力部を介して各測定チャンネルから取り込まれる被測定データをディジタル化して演算処理する中央処理手段と、被測定データを含む各種の必要データの読込み読出しが自在な第1メモリと第2メモリとを少なくとも備えるメモリ手段と、前記中央処理手段による処理制御のもとで前記被測定データを対応波形として出力表示する表示手段とを少なくとも備え、各測定チャンネルから取り込まれる被測定データは、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データについてのみ識別子を付与して不必要な被測定データとともに前記第1メモリに一旦保持させ、この第1メモリに保持させた被測定データのうち、前記識別子が付与されている被測定データのみを取り出して第2メモリに二次的に保持させた後、そのすべてを前記表示手段が備える表示画面に対応波形として出力表示する記録計の表示手段への波形表示方法において、被測定データに付与される前記識別子は、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データに対し付与される第1識別子と、この第1識別子が付与された前記被測定データを必要の度合いに応じてさらにグループ分けした際に各一群の被測定データ相互を識別するために付与される第2識別子とで構成し、前記第1メモリに保持された被測定データのうち、前記第1識別子が付与された被測定データにはさらに前記第2識別子を付与した上で前記第2メモリに二次的に保持させ、前記第2識別子により識別される群ごとに前記表示手段が備える表示画面に対応波形として順次出力表示することにある。この場合、被測定データに付与される前記識別子は、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データに対し付与される第1識別子と、この第1識別子が付与された前記被測定データのうち、必要の度合いに応じて優先表示されるべき被測定データに対しその他の前記被測定データと識別するために付与される第2識別子とで構成し、前記第1メモリに保持された前記被測定データのうち、前記第1識別子と前記第2識別子とが付与された前記被測定データのみを前記第2メモリに二次的に保持させ、そのすべてを前記表示手段が備える表示画面に対し対応波形として一括して出力表示すること もできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施に供される装置構成の概要を示すブロック図であり、その全体は、被測定データを取り込むために複数n個からなる測定チャンネルに対応させて用意される入力部13と、ディジタル化されて取り込まれた被測定データの演算処理のほか、I/OポートやROMなどを備えて装置全体の統括制御など、必要な演算制御を行う中央処理手段(CPU)11と、RAMなどからなる第1メモリ12aとVRAMなどからなる第2メモリ12bとで構成されるメモリ手段12と、前記中央処理手段11の制御のもとで前記第2メモリに格納された被測定データの対応波形17を表示画面16上に出力表示することができるLCDなどからなる表示手段15とを少なくとも備えて構成されている。なお、図中の符号14はデータバスを示す。
【0008】
図2は、本発明において前処理として行われる取り込まれた被測定データの要否を判別するための処理手順を示すフローチャートであり、図3は、図2における「判別処理」ステップについての詳細な処理手順を示すフローチャートである。
【0009】
すなわち、図2によれば、まず、複数n個の測定チャンネルから前記入力部13を介して被測定データを取り込むための入力処理が行われる。なお、ここでいう被測定データには、温度や湿度などの計測データに限らず、例えば、前記計測データに対し微分演算や積分演算などの適宜な処理を施して得られる瞬間増加量や積算増加量などをも含むものとする。
【0010】
各測定チャンネルからの被測定データが取り込まれた後は、これらの被測定データとの関係に基づいて定められる判定値xを設定するための処理が行われる。なお、ここでいう判定値xには、予め設定されている上限値と下限値とで仕切られる範囲内にあるか否かという一定の幅をもって被測定データの要否を判別する許容範囲値と、被測定データの要否を単に判別するために予め設定されている基準値との双方を含むものとする。
【0011】
かくして、前記判定値xが設定された後は、次のステップに移行し、取り込まれた被測定データと前記判定値xとが比較され、必要なものか否かの選別処理が測定チャンネル別に行われる。
【0012】
図3は、この際に行われる選別処理の詳細を示すフローチャートであり、まず、取り込まれた前記被測定データが前記判定値xと比較されて、例えば被測定データが判定値xより小であると判別された場合には「表示不要」を示すフラグデータを当該被測定データに付与し、被測定データが判定値xより大であると判別された場合には「表示必要」を示すフラグデータ(以下、この場合のフラグデータを識別子という)を当該被測定データに付与する。なお、必要により被測定データが判定値xより小であると判別された場合を「表示必要」とし、被測定データが判定値xより大であると判別された場合を「表示不要」とすることもできる。
【0013】
かくして、被測定データの要否選別処理を図3に従って行った後は、次の処理ステップへと移行し、被測定データのすべてを識別子が付与された被測定データ、つまり表示が必要な被測定データと、識別子が付与されていない被測定データ、つまり表示が不要な被測定データとに仕分けされて第1メモリ12aに格納される。
【0014】
このように被測定データのすべてを要否の識別ができるように仕分けして第1メモリ12aに格納した後は、図4に示す処理手順に従って処理が行われることになる。
【0015】
すなわち、前記第1メモリ12aに格納されているすべての被測定データは、まず、1番目の測定チャンネルから取り込まれたCH1 被測定データにつき前記識別子が付されているか否かが判別され、識別子が付されているものについてのみ対応波形17が作成され、VRAMからなる第2メモリ12bに保持されることになる。
【0016】
このような処理は、最終n番目の測定チャンネルから取り込まれたCHn 被測定データに至るまで順次行われる結果、第2メモリ12bには、すべての被測定データ(CH1 被測定データ〜CHn 被測定データ)のうち、表示画面16に出力表示する必要があると判断されたもののみが対応波形17となって保持されることになる。
【0017】
かくして、第2メモリ12bに表示画面16に出力表示する必要があると判断されたすべての対応波形17が保持された後は、次の処理ステップに移行して第2メモリ12bから対応波形17をすべて読み出し、これらの対応波形17を表示手段15の表示画面16に出力表示してその処理を終える。なお、対応波形17の出力表示は、上記表示画面16に行うほか、適宜の印字手段を介して印字出力することにより行うものであってもよい。
【0018】
この場合における出力表示処理は、必要であると判別された被測定データをさらにグループ分けし、各グループに属する一群の被測定データをグループ別に前記表示画面16に対応波形17として出力表示することにより行われる。
【0019】
具体的には、前記識別子を前記判定値との関係で必要であると判別された被測定データに対し付与される第1識別子と、この第1識別子が付与された被測定データをさらにその必要度に応じてグループ分けし、あるグループに属する一群の被測定データを他のグループに属する被測定データと区別するために付与される第2識別子とで構成されることになる。
【0020】
すなわち、測定チャンネルから取り込まれた被測定データのそれぞれは、図2に示す前記処理手順に従って要否判別の前処理がなされた後、必要であると判別されたものにのみ前記第1識別子が付与され、識別子の付与されないものとともに前記第1メモリ12aに格納される。
【0021】
次いで、第1メモリ12aに格納された被測定データのうち、前記第1識別子が付された被測定データは、その必要度に応じて予め設定されている複数のグループのいずれに属するものであるかが判別され、例えば、第1識別子が付与されている複数個の被測定データは、予め設定されているグループの数がAグループとBグループとの2つであるとすれば、それぞれの被測定データはAグループとBグループとのいずれかのグループに属するものとして仕分けられることになる。
【0022】
このようにして第1識別子が付された被測定データがグループ別に仕分けられた後は、次の処理ステップにおいて仕分けられた各1群の被測定データに対し属するグループの別を識別するために、例えば、Aグループに属する一群の被測定データにはそれぞれ「a」という第2識別子を、Bグループに属する一群の被測定データにはそれぞれ「b」という第2識別子を付与するというように、各1群の被測定データごとに異なる第2識別子を付与する処理が行われる。
【0023】
かくして、第1識別子と第2識別子とが付与された被測定データのそれぞれは、第2メモリ12bに対応波形17として一旦格納された後、前記第2識別子によって識別される各一群の被測定データごとに前記表示手段16に対し順次出力表示されることになる。
【0024】
また、上記第1識別子と第2識別子とは、第1識別子が判定値との関係で必要な被測定データを識別するものとして、第2識別子が第1識別子が付与されている被測定データ中、出力表示の優先順位の別を判別するものとしてそれぞれ付与するものであってもよい。この場合、第2識別子の別により、例えば、判定値との関係で異常の度合いが大きいものを出力表示の優先順位が高いと判別し、高いもの順に一群の被測定データを対応波形17として前記表示手段16に出力表示されることになる。
【0025】
本発明はこのようにして構成されているので、各測定チャンネルから取り込まれた被測定データのそれぞれは、予め設定されている前記判定値xと比較され、必要であると判別された被測定データにのみに識別子が付され、識別子が付されない不要の被測定データと仕分けられて前記メモリ手段12における第1メモリ12aに格納されることになる。
【0026】
しかも、必要な被測定データは、識別子を手がかりに第1メモリ12aから選別して読み出すことができるので、不要の被測定データとは別に第2メモリ12bに対応波形1として保持させることができる。
【0027】
したがって、第2メモリ12bに保持されているのが例えば温度についての被測定データの対応波形17であるとすれば、この対応波形17を第2メモリ12bから読み出して、図5に示すように摂氏275度のラインを判定値xとして予め表示されている表示画面16上に出力表示することができる。
【0028】
これを図5に示す表示パターンに従って詳しく説明すれば、縦軸にマークとともに「Limit」として表示されている水平ラインが判定値xが摂氏275度であることを示しており、13番目の測定チャンネルから取り込まれた被測定データの対応波形17のみが表示されている。つまり、13番目の測定チャンネルから取り込まれた被測定データのみが判定値Xを上回っているために、表示の必要ありとされて表示画面16に出力され、しかも、10時1分28秒に異常を検出したことが目視確認することができるようになっている。
【0029】
本発明によれば、このような表示パターンのもとで表示の必要ありとされた被測定データの対応波形のみをを表示画面16に出力表示することができるので、判定値xとの関係で必要とする被測定データの経時的な変化の状況を即時に対応波形1として確認することができ、測定作業を効率よく遂行することができることになる。
【0030】
この場合、請求項1記載の発明によれば、前記識別子を判定値xとの関係で必要であると判別された被測定データに第1識別子を付与し、この第1識別子が付与された被測定データをさらにその必要度に応じてグループ分けし、あるグループに属する一群の被測定データを他のグループに属する被測定データと区別するために第2識別子を付与してあるので、当該第2識別子によって識別される各一群の被測定データごとに前記表示手段15が備える表示画面16に対し順次、対応波形1として出力表示することができる。このため、必要であると判別された被測定データが多数存在する場合には、そのすべてを表示画面16に対し一括表示することをせず、グループ別に順次、出力表示することができるので、表示画面16に対応波形17が錯綜して見づらくなってしまうことがなくなり、必要であると判別された前記被測定データの対応波形17をすべて正確に目視確認することができることになる。
【0031】
また、請求項に記載の発明によれば、第1識別子が判定値との関係で必要な被測定データを識別するものとして、第2識別子が第1識別子が付与されている被測定データ中、出力表示の優先順位の別を判別するものとしてそれぞれ付与されているので、第2識別子の別により、例えば、判定値xとの関係で異常の度合いが大きいものを優先して出力表示するなど、優先順位が高いと判別された順に一群の被測定データを対応波形17として出力表示することができるので、測定確認作業の効率化を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、各測定チャンネルから取り込まれた被測定データのそれぞれは、識別子の有無によりその要否を区別できるようにしてメモリ手段に格納することができるので、必要な被測定データは、識別子を手がかりに第1メモリから読み出して第2メモリに選別保持させた上で表示手段に対応波形として出力表示することができる。
【0033】
このため、表示画面には、測定チャンネルの数に応じて多数取り込まれている被測定データのうちから、前記識別子が付与されている被測定データの対応波形のみを出力表示して目視確認し、迅速、かつ、正確に必要情報を読み取ることができるので、判定値との関係で必要とする被測定データの経時的な変化の状況を即時に確認することができ、測定作業を効率よく遂行することができることになる。
【0034】
この場合、請求項1記載の発明によれば、前記識別子を前記判定値との関係で必要であると判別された被測定データに第1識別子を付与し、この第1識別子が付与された被測定データをさらにその必要度に応じてグループ分けし、あるグループに属する一群の被測定データを他のグループに属する被測定データと区別するために第2識別子を付与してあるので、該第2識別子によって識別される各一群の被測定データごとに前記表示手段に順次出力表示することができ、必要であると判別された被測定データが多数存在する場合には、グループ別に順次、出力表示することにより、対応波形を錯綜させた状態とすることなく、容易に目視確認できることになる。
【0035】
また、請求項2に記載の発明によれば、第1識別子が判定値との関係で必要な被測定データを識別するものとして、第2識別子が第1識別子が付与されている被測定データ中、出力表示の優先順位の別を判別するものとしてそれぞれ付与されているので、第2識別子の別により、例えば、判定値との関係で異常の度合いが大きいものを優先して出力表示するなど、優先順位が高いと判別された順に一群の被測定データを対応波形として出力表示することができるので、測定確認作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明における被測定データの取込みから判別処理を経て第1メモリ格納されるまでの一連の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図2における「被測定データの要否選別」処理ステップについての詳細な処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 図2に示す処理を終えた後、表示画面に対応波形として表示する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明を適用して実現される対応波形の表示パターンを例示する説明図である。
【図6】 従来手法による処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 中央処理手段
12 メモリ手段
12a 第1メモリ
12b 第2メモリ
13 入力部
14 データバス
15 表示手段
16 表示画面
17 対応波形
x 判定値

Claims (2)

  1. 複数個の測定チャンネルに対応させて個別に用意される入力部と、これらの入力部を介して各測定チャンネルから取り込まれる被測定データをディジタル化して演算処理する中央処理手段と、被測定データを含む各種の必要データの読込み読出しが自在な第1メモリと第2メモリとを少なくとも備えるメモリ手段と、前記中央処理手段による処理制御のもとで前記被測定データを対応波形として出力表示する表示手段とを少なくとも備え、各測定チャンネルから取り込まれる被測定データは、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データについてのみ識別子を付与して不必要な被測定データとともに前記第1メモリに一旦保持させ、この第1メモリに保持させた被測定データのうち、前記識別子が付与されている被測定データのみを取り出して第2メモリに二次的に保持させた後、そのすべてを前記表示手段が備える表示画面に対応波形として出力表示する記録計の表示手段への波形表示方法において、
    被測定データに付与される前記識別子は、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データに対し付与される第1識別子と、この第1識別子が付与された前記被測定データを必要の度合いに応じてさらにグループ分けした際に各一群の被測定データ相互を識別するために付与される第2識別子とで構成し、前記第1メモリに保持された被測定データのうち、前記第1識別子が付与された被測定データにはさらに前記第2識別子を付与した上で前記第2メモリに二次的に保持させ、前記第2識別子により識別される群ごとに前記表示手段が備える表示画面に対応波形として順次出力表示することを特徴とする記録計の表示手段への波形表示方法。
  2. 複数個の測定チャンネルに対応させて個別に用意される入力部と、これらの入力部を介して各測定チャンネルから取り込まれる被測定データをディジタル化して演算処理する中央処理手段と、被測定データを含む各種の必要データの読込み読出しが自在な第1メモリと第2メモリとを少なくとも備えるメモリ手段と、前記中央処理手段による処理制御のもとで前記被測定データを対応波形として出力表示する表示手段とを少なくとも備え、各測定チャンネルから取り込まれる被測定データは、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データについてのみ識別子を付与して不必要な被測定データとともに前記第1メモリに一旦保持させ、この第1メモリに保持させた被測定データのうち、前記識別子が付与されている被測定データのみを取り出して第2メモリに二次的に保持させた後、そのすべてを前記表示手段が備える表示画面に対応波形として出力表示する記録計の表示手段への波形表示方法において、
    被測定データに付与される前記識別子は、予め設定されている判定値との関係で定まる必要な被測定データに対し付与される第1識別子と、この第1識別子が付与された前記被測定データのうち、必要の度合いに応じて優先表示されるべき被測定データに対しその他の前記被測定データと識別するために付与される第2識別子とで構成し、前記第1メモリに保持された前記被測定データのうち、前記第1識別子と前記第2識別子とが付与された前記被測定データのみを前記第2メモリに二次的に保持させ、そのすべてを前記表示手段が備える表示画面に対し対応波形として一括して出力表示することを特徴とする記録計の表示手段への波形表示方法。
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