JP3634948B2 - プログラム管理方法及び装置 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現行のシステム制御プログラムと取り替えるべき新規なシステム制御プログラムのインストールに失敗した後に、システム制御プログラムの実行指令を受けたとき、現行のシステム制御プログラムを起動することができるプログラム管理方法及びその装置に関する。
また、現行の動作環境と取り替えるべき新規な動作環境の設定に失敗した後に、システム制御プログラムの実行指令を受けたとき、現行の動作環境に基づきシステム制御プログラムを起動することができるプログラム管理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロセッサ及び記憶回路を備え、該プロセッサにおいて実行されるシステム制御プログラム(以下、システムプログラムという)によってその動作を制御すべくなした印刷装置がある。前記システムプログラムは、記憶回路の規定の記憶領域に記憶させるべく定められており、印刷装置の起動時に、前記記憶領域から読み出されて実行される。
従って、現在運用しているシステムプログラムの機能向上等のために、新規なシステムプログラムをインストールする場合、現行のシステムプログラムの記憶領域に新規なシステムプログラムを上書きすることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、新規なシステムプログラムを現行のシステムプログラムの記憶領域に上書きしている最中に、印刷装置の電源切断等の事故が生じた場合、通常運用の手順によって印刷装置を起動することができなくなってしまうことがある。このような場合、ユーザはその復旧のために多くの手間及び時間を消費することを余儀なくされる。
【0004】
このようなシステムプログラムの取り替えの際に生じた事故からの復旧に関し、特開平7−28632 号公報において、オペレーティングシステムの入れ替えの際の異常が検出された場合に自動的に旧来のオペレーティングシステムに復旧するオペレーティングシステムの自動入れ替え方法が提案されている。
この方法は、新規なオペレーティングシステムを旧来のオペレーティングシステムとは別の記憶領域にインストールすることによって、旧来のオペレーティングシステムを保存しておき、新規なオペレーティングシステムの自己動作の確認を行って、異常が認められたときに旧来のオペレーティングシステムを読み出して実行する。
ところが、この方法において行われる自己動作の確認とは、新規にインストールしたオペレーティングシステム自身に動作上の欠陥が存在するか否かを確認するものであって、そのインストール手順が正常に行われたことを確認するものではなかった。従って、前述の如き問題を解決することはできない。
【0005】
また、ネットワークに接続して使用する装置においては、ネットワークのシステム構成の変更に伴う動作環境の再設定の最中に、ネットワークのシステムダウン等の事故が生じたとき、正常にネットワークに接続することができなくなってしまう。このような場合、ユーザはその復旧のために特殊な設定操作を行わなければならず、煩わしい。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、新規なシステムプログラムを現行のシステムプログラムとは異なる記憶領域にインストールして、新規なシステムプログラムのインストールを失敗したことに起因するシステムプログラムの実行不良が生じた場合に、現行のシステムプログラムを読み出して実行させることができるプログラム管理方法及びその実施に使用する装置の提供を目的とする。
また、システムプログラムの新規な動作環境を現行の動作環境とは異なる記憶領域に設定して、新規な動作環境の設定に失敗したことに起因するシステムプログラムの起動不良が生じた場合に、現行の動作環境を読み出し、該動作環境に基づきシステムプログラムを実行させることができるプログラム管理方法及びその実施に使用する装置の提供を他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るプログラム管理方法は、第1のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、第2のプログラムのインストールの開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、第2のプログラムを第1のプログラムとは異なる記憶領域にインストールし、第2のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行することを特徴とする。
【0008】
第2発明に係るプログラム管理方法は、第1の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、第2の動作環境の設定の開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、第2の動作環境を第1の動作環境とは異なる記憶領域に設定し、第2の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行することを特徴とする。
【0009】
第3発明に係るプログラム管理装置は、第1及び第2のプログラムをインストールするプログラム記憶領域と、第1のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、第2のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、また、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、そして、前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
第4発明に係るプログラム管理装置は、第1の動作環境及び第2の動作環境を設定する動作環境記憶領域と、第1の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、第2の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係るプログラム管理装置はプロセッサ及び記憶回路を備え、該プロセッサにおいて実行されるシステムプログラムによってその動作を制御すべくなしてある。
第1発明のプログラム管理方法及び第3発明のプログラム管理装置は、システムプログラムのインストールの進捗状況に応じて記憶させたフィールドの値に基づきインストールの成功可否を判別する。
【0012】
具体的には、記憶回路に記憶された第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値には累積インストール回数を表すべくなしてある。例えば工場出荷時には既に第1のプログラム、即ち現行のシステムプログラムがインストールされており、前記第1フィールド及び第2フィールドにはプログラムの累積インストール回数として1が設定されているものとする。また、第3フィールド及び第4フィールドには例えば、夫々0及び1を設定することにより、第2のプログラムのインストールを行っていないことを表しておく。
【0013】
この場合において、第2のプログラム、即ち新規なシステムプログラムのインストールの開始時に第3フィールドの値と第4フィールドの値とが一致しないように第3フィールドの値を所定値(例えば0)を設定して記憶させ、インストールの終了時に第3フィールド及び第4フィールドに累積インストール回数(この場合、2)を設定して記憶させる。インストールの最中に電源切断等の事故が発生したとき、第3フィールドの値と第4フィールドの値が一致しなくなるので、システムプログラムの実行に際してこれらが一致するか否かを判別することによって、システムプログラムのインストールの成功可否を判別することができる。
【0014】
また、第2発明のプログラム管理方法及び第4発明のプログラム管理装置は、前述の如きインストールの成功可否を判別する原理に基づいて、プログラムの動作環境の設定の成功可否を判別する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のプログラム管理装置の構成を示すブロック図である。図において、1はプログラム管理装置である印刷装置であって、システムプログラムに基づき印刷装置1を駆動するMPU 2,データを受信する受信回路3,受信データがシステムプログラムであるか否かを解析する解析処理部4,インストール手順を制御するインストール処理部5,ワークメモリ6及び記憶回路7を備える。ワークメモリ6は、実行すべきIPL プログラム及びシステムプログラム並びにプログラム管理テーブル等を必要に応じて記憶する。また記憶回路7は書換え可能な不揮発性メモリを用いてなり、現行のシステムプログラム及び新規なシステムプログラム並びにそれらを選択して実行するためのプログラム管理テーブル等を記憶する。更にまた印刷装置1は、インストールすべきシステムプログラムの送信及び動作環境の設定入力を行うためのコンピュータ8と接続してある。
【0016】
図2は記憶回路7の記憶内容の一例を示す説明図である。図に示すように、記憶回路7にはシステムプログラムを読み出して起動させるIPL プログラムを記憶するIPL プログラム領域,現行のシステムプログラム又は新規なシステムプログラムを記憶するシステムプログラム領域A,システムプログラム領域B及び工場出荷時にインストールしておくシステムプログラムを記憶するシステムプログラム領域C並びに各システムプログラムと対応付けたプログラム管理テーブルを記憶するプログラム管理テーブル領域A,プログラム管理テーブル領域B及びプログラム管理テーブル領域Cを設けてある。工場出荷時には、システムプログラム領域A又はBのいずれかとシステムプログラム領域Cにシステムプログラムをインストールしてあって、対応するプログラム管理テーブルにその情報を表しておく。
また、各システムプログラムに適合する印刷装置の動作環境を表すセットアップデータ、具体的にはIPアドレス,ネットアドレス,デフォルトゲートウェイ等の情報を記憶するセットアップデータ領域A,セットアップデータ領域B及びセットアップデータ領域C並びに各セットアップデータと対応付けたセットアップ管理テーブルを記憶するセットアップ管理テーブル領域A,セットアップ管理テーブル領域B及びセットアップ管理テーブル領域Cを設けてある。
【0017】
プログラム管理テーブルは先頭から順に、システムプログラムの累積インストール回数を表す先頭フィールド(前述の第1/第3フィールド),プログラム管理テーブルを識別するためのテーブル番号,起動すべきシステムプログラムを表す起動システムID,現行または新規なシステムプログラムのインストール先アドレスを表すアドレスAおよびアドレスB,工場出荷時のシステムプログラムのインストール先アドレスを表すアドレスC及び前記先頭フィールドと同じく累積インストール回数を表す末尾フィールド(前述の第2/第4フィールド)からなる。起動システムIDは、前記アドレスA又はアドレスBのいずれかと対応させてある。
【0018】
セットアップ管理テーブルは先頭から順に、セットアップデータの累積設定回数を表す先頭フィールド,セットアップ管理テーブルを識別するためのテーブル番号,参照すべきセットアップデータを表す参照セットアップID,セットアップデータの更新履歴を表すセットアップデータ版数, 現行または新規なセットアップデータの格納アドレスを表すセットアップアドレスAおよびセットアップアドレスB及び前記先頭フィールドと同じく累積設定回数を表す末尾フィールドからなる。参照セットアップIDは、前記セットアップアドレスのいずれかと対応させてある。
【0019】
システムプログラム領域には先頭から順に、データ種別を表すEC名,システムプログラムの版数,オフセット,システムプログラムのサイズを表すプログラムレングス,対応するセットアップデータを表すセットアップデータ版数,システムプログラム及びチェックサムを格納する。
システムプログラム領域A及びシステムプログラム領域Bには、新規なシステムプログラムが交互に記憶される。また同様に、セットアップデータ領域A及びセットアップデータ領域Bには、新規なシステムプログラムに適合するセットアップデータが交互に記憶される。
【0020】
新規なシステムプログラムのインストールの開始時において、その対応するプログラム管理テーブルの先頭フィールドに所定値を設定して記憶するために、現在実行しているシステムプログラム(以下、システムaという)の実行に使用したプログラム管理テーブル(以下、テーブルaという)を使用する。具体的には、テーブルaの先頭フィールドの値をリセット(0に)したテーブル(以下、テーブルbという)を新規なプログラム管理テーブルとして記憶装置のテーブルaとは異なるプログラム管理テーブル領域に記憶させる。そして新規なシステムプログラムを記憶装置のシステムaとは異なるシステムプログラム領域にインストールし、インストール終了時にテーブルaの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に夫々1を加えたテーブルを新規なプログラム管理テーブルとしてテーブルbの記憶領域に上書きして記憶させる。
【0021】
印刷装置1はその電源を投入されると、記憶回路7に記憶されたIPL プログラムを読み出してワークメモリ6へ書き込み、それを実行する。IPL プログラムの処理手順において、プログラム管理テーブル領域A及びプログラム管理テーブル領域Bに記憶してあるプログラム管理テーブルを夫々読み出してその対応するシステムプログラムのインストールが正常終了したか否かを判別し、またユーザからの指令に基づき参照すべきプログラム管理テーブルを選択する。そして、選択したプログラム管理テーブルの内容に基づいて起動すべきシステムプログラムを選択し、また参照すべきセットアップテーブルを選択して実行する。
【0022】
図3及び図4は本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
ボタンの押下等によりユーザから与えられる、実行すべきシステムプログラムの指定を取り込む(S1)。次に、記憶回路7からプログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBを読み出す(S2)。読み出したプログラム管理テーブルがインストールの正常な終了を表すか否かを判定し、その判定結果に応じて実行するシステムプログラムを選択して起動する(S3)。
【0023】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBが共にインストールの正常終了を表すと判別したとき、S1において取り込んだ指定が旧来の、即ち新規なシステムプログラムのインストール前は現行のシステムプログラムの実行を表すか否かを判別する(S4)。旧来のシステムプログラムの実行を表すと判別したとき、先頭フィールドが小さい方のプログラム管理テーブルを選択し(S5)、他方のプログラム管理テーブルの先頭フィールドをリセットして、これを前記プログラム管理テーブルの記憶領域に上書きする(S6)。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0024】
S4において、旧来のシステムプログラムの実行が指定されていないと判別したとき、先頭フィールドが大きいほうのプログラム管理テーブルを選択する(S7)。そして、S1において取り込んだ指定がデフォルトシステムプログラム(工場出荷時にインストールしてあるシステムプログラム)の起動を表すか否かを判別する(S8)。以降、後述するS15へ処理を移す。デフォルトシステムプログラムの起動を表すと判別したとき、選択したプログラム管理テーブルの起動システムIDをリセット、即ちデフォルトシステムプログラムを指すようにする(S9)。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0025】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBのいずれか一方がインストールの異常終了を表すと判別したとき、正常終了を表すプログラム管理テーブルを選択する(S10) 。そしてS1において取り込んだ指定が存在するか否かを判別する(S11) 。以降、後述するS15へ処理を移す。存在すると判別したとき、その指定がどのシステムプログラムの実行を表すかに関係なく、選択したプログラム管理テーブルの起動システムIDをリセット、即ちデフォルトシステムプログラムを指すようにする(S12) 。これは、他のプログラム管理テーブルが使用不可能であるからである。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0026】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBのいずれもインストールの異常終了を表すと判別したとき、プログラム管理テーブル領域Cから初期状態のプログラム管理テーブルを読み出して、これを選択する(S13) 。そしてこのプログラム管理テーブルの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に1を加えて記憶回路7のプログラム管理テーブル領域A(又はプログラム管理テーブル領域B)に記憶させる(S14) 。
そして、選択したプログラム管理テーブルをワークメモリ6の規定の記憶領域に書き込み(S15) 、このプログラム管理テーブルに基づき実行すべきシステムプログラムを選択する(S16) 。続いてセットアップデータを決定し(S17) 、システムプログラムを実行する(S18) 。
【0027】
図5及び図6はS17におけるセットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。記憶回路7からセットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBを読み出す(S21) 。読み出したセットアップ管理テーブルがセットアップの正常な終了を表すか否かを判定し、その判定結果に応じて参照するセットアップデータを選択する(S22) 。
セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBが共にセットアップの正常終了を表すと判別したとき、先頭フィールドが大きいほうのセットアップ管理テーブルを選択する(S23) 。以降、後述するS27へ処理を移す。セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBのいずれか一方がセットアップの異常終了を表すと判別したとき、正常終了を表すセットアップ管理テーブルを選択する(S24) 。以降、後述するS27へ処理を移す。
【0028】
セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBのいずれもセットアップの異常終了を表すと判別したとき、セットアップ管理テーブル領域Cから初期状態のセットアップ管理テーブルを読み出して、これを選択する(S25) 。そしてこのセットアップ管理テーブルの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に1を加えて記憶回路7のセットアップ管理テーブル領域A(又はセットアップ管理テーブル領域B)に記憶させる(S26) 。
選択したセットアップ管理テーブル及びS16において選択したシステムプログラムの互いのセットアップデータ版数が一致するか否かを判別する(S27) 。一致しないと判別したとき、前記セットアップ管理テーブルの参照セットアップIDをリセットして(S28) 、これをワークメモリ6の規定の記憶の記憶領域に書き込み(S29) 、呼び出し元へ処理を戻す。S27においてセットアップデータ版数が一致するときは、そのセットアップ管理テーブルを使用して良いので、その内容を変更せずにS29へ処理を移す。
【0029】
なお、前述の実施の形態において印刷装置を例に詳述したが、本発明をファクシミリ装置又は画像処理装置等に実施することが可能であることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上の如き第1発明のプログラム管理方法及び第3発明のプログラム管理装置による場合は、プログラムの実行指令を受けた場合に、第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別することで、そのインストールが失敗したか否かを検知して、この検知結果に応じたプログラムを読み出して実行することができる。従って、ユーザはその復旧のために手間及び時間の消費を強いられることから解放される。
【0031】
また、第2発明のプログラム管理方法及び第4発明のプログラム管理装置による場合は、第2の動作環境に基づくプログラムの実行指定を受けた場合に、第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別することで、そのインストールが失敗したか否かを検知して、この検知結果に応じた動作環境を読み出し、該動作環境に基づいてプログラムを実行することができる。従って、ユーザはその復旧のために特殊な設定操作を強いられることから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラム管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】記憶回路の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図3】本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】セットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。
【図6】セットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 MPU
3 受信回路
4 解析処理部
5 インストール処理部
6 ワークメモリ
7 記憶回路
8 コンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、現行のシステム制御プログラムと取り替えるべき新規なシステム制御プログラムのインストールに失敗した後に、システム制御プログラムの実行指令を受けたとき、現行のシステム制御プログラムを起動することができるプログラム管理方法及びその装置に関する。
また、現行の動作環境と取り替えるべき新規な動作環境の設定に失敗した後に、システム制御プログラムの実行指令を受けたとき、現行の動作環境に基づきシステム制御プログラムを起動することができるプログラム管理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロセッサ及び記憶回路を備え、該プロセッサにおいて実行されるシステム制御プログラム(以下、システムプログラムという)によってその動作を制御すべくなした印刷装置がある。前記システムプログラムは、記憶回路の規定の記憶領域に記憶させるべく定められており、印刷装置の起動時に、前記記憶領域から読み出されて実行される。
従って、現在運用しているシステムプログラムの機能向上等のために、新規なシステムプログラムをインストールする場合、現行のシステムプログラムの記憶領域に新規なシステムプログラムを上書きすることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、新規なシステムプログラムを現行のシステムプログラムの記憶領域に上書きしている最中に、印刷装置の電源切断等の事故が生じた場合、通常運用の手順によって印刷装置を起動することができなくなってしまうことがある。このような場合、ユーザはその復旧のために多くの手間及び時間を消費することを余儀なくされる。
【0004】
このようなシステムプログラムの取り替えの際に生じた事故からの復旧に関し、特開平7−28632 号公報において、オペレーティングシステムの入れ替えの際の異常が検出された場合に自動的に旧来のオペレーティングシステムに復旧するオペレーティングシステムの自動入れ替え方法が提案されている。
この方法は、新規なオペレーティングシステムを旧来のオペレーティングシステムとは別の記憶領域にインストールすることによって、旧来のオペレーティングシステムを保存しておき、新規なオペレーティングシステムの自己動作の確認を行って、異常が認められたときに旧来のオペレーティングシステムを読み出して実行する。
ところが、この方法において行われる自己動作の確認とは、新規にインストールしたオペレーティングシステム自身に動作上の欠陥が存在するか否かを確認するものであって、そのインストール手順が正常に行われたことを確認するものではなかった。従って、前述の如き問題を解決することはできない。
【0005】
また、ネットワークに接続して使用する装置においては、ネットワークのシステム構成の変更に伴う動作環境の再設定の最中に、ネットワークのシステムダウン等の事故が生じたとき、正常にネットワークに接続することができなくなってしまう。このような場合、ユーザはその復旧のために特殊な設定操作を行わなければならず、煩わしい。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、新規なシステムプログラムを現行のシステムプログラムとは異なる記憶領域にインストールして、新規なシステムプログラムのインストールを失敗したことに起因するシステムプログラムの実行不良が生じた場合に、現行のシステムプログラムを読み出して実行させることができるプログラム管理方法及びその実施に使用する装置の提供を目的とする。
また、システムプログラムの新規な動作環境を現行の動作環境とは異なる記憶領域に設定して、新規な動作環境の設定に失敗したことに起因するシステムプログラムの起動不良が生じた場合に、現行の動作環境を読み出し、該動作環境に基づきシステムプログラムを実行させることができるプログラム管理方法及びその実施に使用する装置の提供を他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るプログラム管理方法は、第1のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、第2のプログラムのインストールの開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、第2のプログラムを第1のプログラムとは異なる記憶領域にインストールし、第2のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行することを特徴とする。
【0008】
第2発明に係るプログラム管理方法は、第1の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、第2の動作環境の設定の開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、第2の動作環境を第1の動作環境とは異なる記憶領域に設定し、第2の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行することを特徴とする。
【0009】
第3発明に係るプログラム管理装置は、第1及び第2のプログラムをインストールするプログラム記憶領域と、第1のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、第2のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、また、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、そして、前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
第4発明に係るプログラム管理装置は、第1の動作環境及び第2の動作環境を設定する動作環境記憶領域と、第1の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、第2の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係るプログラム管理装置はプロセッサ及び記憶回路を備え、該プロセッサにおいて実行されるシステムプログラムによってその動作を制御すべくなしてある。
第1発明のプログラム管理方法及び第3発明のプログラム管理装置は、システムプログラムのインストールの進捗状況に応じて記憶させたフィールドの値に基づきインストールの成功可否を判別する。
【0012】
具体的には、記憶回路に記憶された第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値には累積インストール回数を表すべくなしてある。例えば工場出荷時には既に第1のプログラム、即ち現行のシステムプログラムがインストールされており、前記第1フィールド及び第2フィールドにはプログラムの累積インストール回数として1が設定されているものとする。また、第3フィールド及び第4フィールドには例えば、夫々0及び1を設定することにより、第2のプログラムのインストールを行っていないことを表しておく。
【0013】
この場合において、第2のプログラム、即ち新規なシステムプログラムのインストールの開始時に第3フィールドの値と第4フィールドの値とが一致しないように第3フィールドの値を所定値(例えば0)を設定して記憶させ、インストールの終了時に第3フィールド及び第4フィールドに累積インストール回数(この場合、2)を設定して記憶させる。インストールの最中に電源切断等の事故が発生したとき、第3フィールドの値と第4フィールドの値が一致しなくなるので、システムプログラムの実行に際してこれらが一致するか否かを判別することによって、システムプログラムのインストールの成功可否を判別することができる。
【0014】
また、第2発明のプログラム管理方法及び第4発明のプログラム管理装置は、前述の如きインストールの成功可否を判別する原理に基づいて、プログラムの動作環境の設定の成功可否を判別する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のプログラム管理装置の構成を示すブロック図である。図において、1はプログラム管理装置である印刷装置であって、システムプログラムに基づき印刷装置1を駆動するMPU 2,データを受信する受信回路3,受信データがシステムプログラムであるか否かを解析する解析処理部4,インストール手順を制御するインストール処理部5,ワークメモリ6及び記憶回路7を備える。ワークメモリ6は、実行すべきIPL プログラム及びシステムプログラム並びにプログラム管理テーブル等を必要に応じて記憶する。また記憶回路7は書換え可能な不揮発性メモリを用いてなり、現行のシステムプログラム及び新規なシステムプログラム並びにそれらを選択して実行するためのプログラム管理テーブル等を記憶する。更にまた印刷装置1は、インストールすべきシステムプログラムの送信及び動作環境の設定入力を行うためのコンピュータ8と接続してある。
【0016】
図2は記憶回路7の記憶内容の一例を示す説明図である。図に示すように、記憶回路7にはシステムプログラムを読み出して起動させるIPL プログラムを記憶するIPL プログラム領域,現行のシステムプログラム又は新規なシステムプログラムを記憶するシステムプログラム領域A,システムプログラム領域B及び工場出荷時にインストールしておくシステムプログラムを記憶するシステムプログラム領域C並びに各システムプログラムと対応付けたプログラム管理テーブルを記憶するプログラム管理テーブル領域A,プログラム管理テーブル領域B及びプログラム管理テーブル領域Cを設けてある。工場出荷時には、システムプログラム領域A又はBのいずれかとシステムプログラム領域Cにシステムプログラムをインストールしてあって、対応するプログラム管理テーブルにその情報を表しておく。
また、各システムプログラムに適合する印刷装置の動作環境を表すセットアップデータ、具体的にはIPアドレス,ネットアドレス,デフォルトゲートウェイ等の情報を記憶するセットアップデータ領域A,セットアップデータ領域B及びセットアップデータ領域C並びに各セットアップデータと対応付けたセットアップ管理テーブルを記憶するセットアップ管理テーブル領域A,セットアップ管理テーブル領域B及びセットアップ管理テーブル領域Cを設けてある。
【0017】
プログラム管理テーブルは先頭から順に、システムプログラムの累積インストール回数を表す先頭フィールド(前述の第1/第3フィールド),プログラム管理テーブルを識別するためのテーブル番号,起動すべきシステムプログラムを表す起動システムID,現行または新規なシステムプログラムのインストール先アドレスを表すアドレスAおよびアドレスB,工場出荷時のシステムプログラムのインストール先アドレスを表すアドレスC及び前記先頭フィールドと同じく累積インストール回数を表す末尾フィールド(前述の第2/第4フィールド)からなる。起動システムIDは、前記アドレスA又はアドレスBのいずれかと対応させてある。
【0018】
セットアップ管理テーブルは先頭から順に、セットアップデータの累積設定回数を表す先頭フィールド,セットアップ管理テーブルを識別するためのテーブル番号,参照すべきセットアップデータを表す参照セットアップID,セットアップデータの更新履歴を表すセットアップデータ版数, 現行または新規なセットアップデータの格納アドレスを表すセットアップアドレスAおよびセットアップアドレスB及び前記先頭フィールドと同じく累積設定回数を表す末尾フィールドからなる。参照セットアップIDは、前記セットアップアドレスのいずれかと対応させてある。
【0019】
システムプログラム領域には先頭から順に、データ種別を表すEC名,システムプログラムの版数,オフセット,システムプログラムのサイズを表すプログラムレングス,対応するセットアップデータを表すセットアップデータ版数,システムプログラム及びチェックサムを格納する。
システムプログラム領域A及びシステムプログラム領域Bには、新規なシステムプログラムが交互に記憶される。また同様に、セットアップデータ領域A及びセットアップデータ領域Bには、新規なシステムプログラムに適合するセットアップデータが交互に記憶される。
【0020】
新規なシステムプログラムのインストールの開始時において、その対応するプログラム管理テーブルの先頭フィールドに所定値を設定して記憶するために、現在実行しているシステムプログラム(以下、システムaという)の実行に使用したプログラム管理テーブル(以下、テーブルaという)を使用する。具体的には、テーブルaの先頭フィールドの値をリセット(0に)したテーブル(以下、テーブルbという)を新規なプログラム管理テーブルとして記憶装置のテーブルaとは異なるプログラム管理テーブル領域に記憶させる。そして新規なシステムプログラムを記憶装置のシステムaとは異なるシステムプログラム領域にインストールし、インストール終了時にテーブルaの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に夫々1を加えたテーブルを新規なプログラム管理テーブルとしてテーブルbの記憶領域に上書きして記憶させる。
【0021】
印刷装置1はその電源を投入されると、記憶回路7に記憶されたIPL プログラムを読み出してワークメモリ6へ書き込み、それを実行する。IPL プログラムの処理手順において、プログラム管理テーブル領域A及びプログラム管理テーブル領域Bに記憶してあるプログラム管理テーブルを夫々読み出してその対応するシステムプログラムのインストールが正常終了したか否かを判別し、またユーザからの指令に基づき参照すべきプログラム管理テーブルを選択する。そして、選択したプログラム管理テーブルの内容に基づいて起動すべきシステムプログラムを選択し、また参照すべきセットアップテーブルを選択して実行する。
【0022】
図3及び図4は本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
ボタンの押下等によりユーザから与えられる、実行すべきシステムプログラムの指定を取り込む(S1)。次に、記憶回路7からプログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBを読み出す(S2)。読み出したプログラム管理テーブルがインストールの正常な終了を表すか否かを判定し、その判定結果に応じて実行するシステムプログラムを選択して起動する(S3)。
【0023】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBが共にインストールの正常終了を表すと判別したとき、S1において取り込んだ指定が旧来の、即ち新規なシステムプログラムのインストール前は現行のシステムプログラムの実行を表すか否かを判別する(S4)。旧来のシステムプログラムの実行を表すと判別したとき、先頭フィールドが小さい方のプログラム管理テーブルを選択し(S5)、他方のプログラム管理テーブルの先頭フィールドをリセットして、これを前記プログラム管理テーブルの記憶領域に上書きする(S6)。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0024】
S4において、旧来のシステムプログラムの実行が指定されていないと判別したとき、先頭フィールドが大きいほうのプログラム管理テーブルを選択する(S7)。そして、S1において取り込んだ指定がデフォルトシステムプログラム(工場出荷時にインストールしてあるシステムプログラム)の起動を表すか否かを判別する(S8)。以降、後述するS15へ処理を移す。デフォルトシステムプログラムの起動を表すと判別したとき、選択したプログラム管理テーブルの起動システムIDをリセット、即ちデフォルトシステムプログラムを指すようにする(S9)。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0025】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBのいずれか一方がインストールの異常終了を表すと判別したとき、正常終了を表すプログラム管理テーブルを選択する(S10) 。そしてS1において取り込んだ指定が存在するか否かを判別する(S11) 。以降、後述するS15へ処理を移す。存在すると判別したとき、その指定がどのシステムプログラムの実行を表すかに関係なく、選択したプログラム管理テーブルの起動システムIDをリセット、即ちデフォルトシステムプログラムを指すようにする(S12) 。これは、他のプログラム管理テーブルが使用不可能であるからである。以降、後述するS15へ処理を移す。
【0026】
プログラム管理テーブルA及びプログラム管理テーブルBのいずれもインストールの異常終了を表すと判別したとき、プログラム管理テーブル領域Cから初期状態のプログラム管理テーブルを読み出して、これを選択する(S13) 。そしてこのプログラム管理テーブルの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に1を加えて記憶回路7のプログラム管理テーブル領域A(又はプログラム管理テーブル領域B)に記憶させる(S14) 。
そして、選択したプログラム管理テーブルをワークメモリ6の規定の記憶領域に書き込み(S15) 、このプログラム管理テーブルに基づき実行すべきシステムプログラムを選択する(S16) 。続いてセットアップデータを決定し(S17) 、システムプログラムを実行する(S18) 。
【0027】
図5及び図6はS17におけるセットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。記憶回路7からセットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBを読み出す(S21) 。読み出したセットアップ管理テーブルがセットアップの正常な終了を表すか否かを判定し、その判定結果に応じて参照するセットアップデータを選択する(S22) 。
セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBが共にセットアップの正常終了を表すと判別したとき、先頭フィールドが大きいほうのセットアップ管理テーブルを選択する(S23) 。以降、後述するS27へ処理を移す。セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBのいずれか一方がセットアップの異常終了を表すと判別したとき、正常終了を表すセットアップ管理テーブルを選択する(S24) 。以降、後述するS27へ処理を移す。
【0028】
セットアップ管理テーブルA及びセットアップ管理テーブルBのいずれもセットアップの異常終了を表すと判別したとき、セットアップ管理テーブル領域Cから初期状態のセットアップ管理テーブルを読み出して、これを選択する(S25) 。そしてこのセットアップ管理テーブルの先頭フィールド及び末尾フィールドの値に1を加えて記憶回路7のセットアップ管理テーブル領域A(又はセットアップ管理テーブル領域B)に記憶させる(S26) 。
選択したセットアップ管理テーブル及びS16において選択したシステムプログラムの互いのセットアップデータ版数が一致するか否かを判別する(S27) 。一致しないと判別したとき、前記セットアップ管理テーブルの参照セットアップIDをリセットして(S28) 、これをワークメモリ6の規定の記憶の記憶領域に書き込み(S29) 、呼び出し元へ処理を戻す。S27においてセットアップデータ版数が一致するときは、そのセットアップ管理テーブルを使用して良いので、その内容を変更せずにS29へ処理を移す。
【0029】
なお、前述の実施の形態において印刷装置を例に詳述したが、本発明をファクシミリ装置又は画像処理装置等に実施することが可能であることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上の如き第1発明のプログラム管理方法及び第3発明のプログラム管理装置による場合は、プログラムの実行指令を受けた場合に、第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別することで、そのインストールが失敗したか否かを検知して、この検知結果に応じたプログラムを読み出して実行することができる。従って、ユーザはその復旧のために手間及び時間の消費を強いられることから解放される。
【0031】
また、第2発明のプログラム管理方法及び第4発明のプログラム管理装置による場合は、第2の動作環境に基づくプログラムの実行指定を受けた場合に、第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別することで、そのインストールが失敗したか否かを検知して、この検知結果に応じた動作環境を読み出し、該動作環境に基づいてプログラムを実行することができる。従って、ユーザはその復旧のために特殊な設定操作を強いられることから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラム管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】記憶回路の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図3】本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のプログラム管理装置においてシステムを起動する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】セットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。
【図6】セットアップデータを決定する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 MPU
3 受信回路
4 解析処理部
5 インストール処理部
6 ワークメモリ
7 記憶回路
8 コンピュータ
Claims (4)
- 第1のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、
第2のプログラムのインストールの開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、第2のプログラムを第1のプログラムとは異なる記憶領域にインストールし、
第2のプログラムのインストールの終了に際して、プログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、
プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、
読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、
後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、
後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、
前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行することを特徴とするプログラム管理方法。 - 第1の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第1の記憶領域に記憶し、
第2の動作環境の設定の開始に際して、所定値を表す第3フィールドを第2の記憶領域に記憶し、
第2の動作環境を第1の動作環境とは異なる記憶領域に設定し、第2の動作環境の設定の終了に際して、動作環境の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを、夫々に順次的にアドレスを割り当てて第2の記憶領域に記憶し、
プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出し、
読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別し、
後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、
後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、
前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には 前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行することを特徴とするプログラム管理方法。 - 第1及び第2のプログラムをインストールするプログラム記憶領域と、
第1のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第1フィールド,第1のプログラムの格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、
第2のプログラムのインストール後のプログラムの累積インストール回数を表す第3フィールド,第2のプログラムの格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、
プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、
読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、
後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1のプログラムを読み出して実行し、また、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2のプログラムを読み出して実行し、そして、前者及び後者が共に一致のときは、前記第1のプログラム又は前記第2のプログラムのうち指定されたほうのプログラムを、前記第1アドレスフィールド又は前記第2のアドレスフィールドに表された格納アドレスから読み出して実行する手段と
を備えることを特徴とするプログラム管理装置。 - 第1の動作環境及び第2の動作環境を設定する動作環境記憶領域と、
第1の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第1フィールド,第1の動作環境の格納アドレスを表す第1アドレスフィールド及び第1フィールドと同じ値を表す第2フィールドを記憶する第1の記憶領域と、
第2の動作環境の設定後の累積設定回数を表す第3フィールド,第2の動作環境の格納アドレスを表す第2アドレスフィールド及び第3フィールドと同じ値を表す第4フィールドを記憶する第2の記憶領域と、
プログラムの実行に際して第1及び第2の記憶領域から第1フィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フィールドの値を読み出す手段と、
読み出した第1フィールド及び第2フィールドの値の一致並びに第3フィールド及び第4フィールドの値の一致を判別する手段と、
後者不一致で前者一致のときは前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、後者一致で前者不一致のときは前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行し、前者及び後者が共に一致のときは、第1フィールドの値が第3フィールドの値よりも大きい場合には前記第1アドレスフィールドを選択し、選択した第1アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第1の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する一方、第3フィールドの値が第1フィールドの値よりも大きい場合には前記第2アドレスフィールドを選択し、選択した第2アドレスフィールドに表された格納アドレスから前記第2の動作環境を読み出し、該動作環境に基づき前記プログラムを実行する手段と
を備えることを特徴とするプログラム管理装置。
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