JP3634829B2 - 水の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下水、湧水、雨水、川の水、池の水、湖の水などの自然水を貯水槽に貯えて水の利用に供するようにしておき、何らかの理由によって自然水が不足する場合には水道水(上水)で貯水槽内の水を補充するようにした貯水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、貯水槽内に水位センサを配置しておき、水位センサによって貯水槽内の水位が予め決めた第1水位よりも低下したことが検出されたとき、同水位センサによって貯水槽内の水位が上限水位になるまで自然水を貯水槽に供給することにより、貯水槽内に常に一定量の水を貯えておいて、同貯水槽内に貯えておいた水をユーザの利用に供するようにした貯水装置はよく知られている。また、この貯水装置においては、貯水槽内に貯えられた水を使用するとともに、自然水の不足、自然水供給装置の故障などにより、貯水槽内の水位が第1水位より低い第2水位よりも低下したとき、水道水(上水)を貯水槽に供給することにより、貯水槽内の水を確保するようにしている(特許文献1参照)。これにより、ユーザは安価な水を有効に利用できるとともに、自然水の不足、自然水供給装置の故障などの場合でも、貯水槽内に常に一定量の水を確保しておくことができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−151492号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置にあっては、自然水の不足、自然水供給装置の故障などの理由によって貯水槽に水道水を供給している状態で、自然水の不足、自然水供給装置の故障などが解消された場合でも、貯水槽への水道水の供給が継続されて不経済である。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、自然水の有効な利用を図ることにより、水の利用に関して経済的な貯水装置を提供するものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、水を貯える貯水槽と、貯水槽内に自然水を供給する自然水供給手段と、貯水槽内に水道水を供給する水道水供給手段と、貯水槽内の水位を検出する水位検出手段と、水位検出手段によって貯水槽内の水位が第1水位よりも低下したことが検出されたとき、自然水供給手段を作動させることにより貯水槽内への自然水の供給を開始させて、自然水の前記貯水槽への供給を制御する自然水供給制御手段と、水位検出手段によって貯水槽内の水位が第1水位より低い第2水位よりも低下したことが検出されたとき、水道水供給手段を作動させることにより貯水槽内への水道水の供給を開始させて、水道水の貯水槽への供給を制御する水道水供給制御手段とを備えた貯水装置において、自然水の貯水槽への供給路に介装されて、自然水が前記自然水供給手段によって貯水槽へ供給されていることを検出する自然水供給検出手段と、自然水供給検出手段によって自然水の貯水槽への供給が検出されたとき、水道水供給手段による水道水の貯水槽への供給を停止させる水道水供給停止制御手段とを設けたことにある。
【0007】
この場合、自然水とは、地下水、湧水、雨水、川の水、池の水、湖の水などの自然界から直接的に得られる水をさしているとともに、これらの水を濾過などの処理を施した水もさしている。一方、水道水とは、公共的な水道局などの水道管理者によって管理されていて水道管を介して供給される水すなわち上水をさしている。
【0008】
この本発明の特徴によれば、通常時には、貯水槽内の水位が第1水位よりも低下すると、自然水供給制御手段の制御のもとに自然水供給手段が作動して貯水槽に自然水が供給される。一方、自然水の不足、自然水供給装置の故障などの理由によって、貯水槽内の水位が第1水位を通り過ぎて第2水位よりも低下すると、水道水供給制御手段の制御のもとに水道水供給手段が作動して貯水槽に水道水が供給される。これにより、自然水が不足したり、自然水供給装置が故障したりしても、貯水槽内の水が不足することがなくなる。また、このような貯水槽への水道水の供給状態で、自然水の不足、自然水供給装置の故障などが解消されて、自然水が貯水槽に供給され始めると、この自然水の貯水槽への供給が自然水供給検出手段によって検出される。この検出に応答して、水道水供給停止制御手段は、前記水道水供給手段による水道水の貯水槽への供給を停止させる。その結果、この発明によれば、自然水を利用できる限り、安価な自然水が有効に利用されて、利用者の経済的な負担も軽減される。特に、この貯水装置は、デパート、スーパーマーケット、量販店、学校、病院、公共施設、スイミングスクールなどの水を大量に消費する施設に設けると効果的である。
【0009】
また、本発明の他の特徴は、前記自然水供給検出手段を、自然水供給手段から貯水槽への所定流量以上の自然水の供給を検出するもので構成したことにある。これによれば、自然水供給手段から貯水槽への自然水の供給があったとしても、その供給量が不十分であった場合には、水道水も補充されることになるので、ユーザの水の使用料が極めて多く、地下水の供給が間に合わない場合でも、ユーザの水の利用に対して不便は生じない。
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記自然水供給検出手段を、自然水の供給積算量を検出可能な水量メータで構成したことにある。これによれば、貯水槽への自然水の供給量を把握することができる。一方、水道水に関しては、水道管に介装されている既存の水道メータを用いることにより、貯水槽への供給量を検出できる。したがって、この本発明の他の特徴によれば、貯水槽に供給された自然水および水道水の量を把握できるとともに、貯水槽にて消費された水の総量も把握できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明すると、図1は同実施形態に係る貯水装置の全体を概略的に示している。
【0012】
この貯水装置は、水を貯える貯水槽10を備えている。この貯水槽10には、自然水としての地下水が自然水供給装置20から給水管11を介して供給されるとともに、水道水(すなわち上水)が図示しない水道源から水道管12を介して供給されるようになっている。
【0013】
給水管11には、水量メータ13が介装されている。水量メータ13は、給水管11を流れる水量を積算して同積算水量を表示器に表示する機能を有するとともに、給水管11内を貯水槽10に向けて水が流れていることを検出する機能も有する。この水量メータ13は、前記水の流れを検出する機能に関し、具体的には所定水量の水が通過するごとにパルス信号を発生する。なお、この水量メータとしては、「愛知時計電機株式会社」製の水道メータを用いることができる。
【0014】
水道管12には、水道メータ14および電磁バルブ15が介装されている。水道メータ14は、前記水量メータ13と同様に、水道管12を流れる水量を積算して同積算水量を表示器にて表示する機能を有する。ただし、この水道メータ14は、水道料の徴収などのために設けられたもので、水道管理者によって管理されている。電磁バルブ15は、非通電時に遮断状態にあり、通電により連通状態に切り換えられる。
【0015】
貯水槽10には、水位センサ16a,16b,16cが収容されている。水位センサ16aは、地下水の補給開始を制御するための第1水位L1を検出する。水位センサ16bは、水道水の補給開始を制御するために、前記第1水位L1よりも低い第2水位L2を検出する。水位センサ16cは、地下水および水道水の補給停止を制御するために、前記第1水位より高い上限水位(満水水位)L3を検出する。これらの水位センサ16a,16b,16cは、貯水槽10内の水位が前記第1水位、第2水位および上限水位よりも低いときローレベル信号をそれぞれ出力し、前記各水位よりも高いときハイレベル信号をそれぞれ出力する。
【0016】
また、貯水槽10の底面位置近傍には、流出パイプ30の基端を接続した流出口10aが設けられている。流出パイプ30の先端側は、貯水槽10に貯えた水を利用するための利用装置に接続されている。この利用装置としては、水泳用のプールに水を供給する装置、飲料用の水を供給する装置、食品,食器、その他の物の洗浄用の水を供給する装置などが考えられる。
【0017】
これらの水量メータ13および水位センサ16a〜16cは、制御回路17に接続されている。制御回路17は、水量メータ13および水位センサ16a〜16cからの信号に基づいて、電磁バルブ15および自然水供給装置20内の後述する電動ポンプ27の作動を制御する。この制御回路17は、図2に詳細に示すように、RSフリップフロップ回路51,52を備えている。RSフリップフロップ回路51は、そのセット状態でドライブ回路53を介して後述する電動ポンプ27を制御し、同電動ポンプ27を作動させる。RSフリップフロップ回路52は、そのセット状態でドライブ回路54を介して電磁バルブ15を制御して、同電磁バルブ15を連通状態に切り換える。
【0018】
RSフリップフロップ回路51のセット端子Sには、水位センサ16aによる検出信号がインバータ回路55を介して供給されている。また、RSフリップフロップ回路51のリセット端子Rには水位センサ16cからの検出信号が供給されている。したがって、RSフリップフロップ回路51は、貯水槽10内の水位が第1水位L1よりも低下するとセットされ、同貯水槽10内の水位が上限水位L3よりも高くなるとリセットされる。RSフリップフロップ回路52のセット端子Sには、水位センサ16bによる検出信号がインバータ回路56を介して供給されている。また、RSフリップフロップ回路52のリセット端子Rには水位センサ16cからの検出信号がオア回路57を介して供給されている。したがって、RSフリップフロップ回路52は、貯水槽10内の水位が第2水位L2よりも低下するとセットされ、同貯水槽10内の水位が上限水位L3よりも高くなるとリセットされる。
【0019】
また、RSフリップフロップ回路52のリセット端子Rには、アンド回路58からの信号もオア回路57を介して供給されている。アンド回路58は、水量メータ13からのパルス信号とタイマ59からの出力信号とを入力する。タイマ59は、前記パルス信号のトレーリングエッジにて時間計測を開始して所定の設定時間を計測するもので、図3に示すように、前記設定時間の計測中にのみハイレベル信号を出力する。前記所定の設定時間は、タイマ59に設けた調整器59aによって可変設定される。
【0020】
一方、自然水供給装置20は、自然水を貯える自然水タンク21を備えている。自然水タンク21は、電動ポンプ22によって汲み上げられた井戸23内の井戸水を貯えている。電動ポンプ22と自然水タンク21との間には濾過器24が配設されており、濾過器24は電動ポンプ22によって汲み上げられた井戸水を濾過処理して自然水タンク21に供給する。なお、電動ポンプ22としては、井戸水内に配置する水中ポンプを利用することも可能である。
【0021】
電動ポンプ22の作動は、自然水タンク21内に設けた水位センサ25a,25bに接続されたコントローラ26により制御される。水位センサ25aは、自然水タンク21内の水位が所定の下限水位よりも低下したことを検出する。水位センサ25bは、自然水タンク21内の水位が所定の上限水位よりも上昇したことを検出する。コントローラ26は、水位センサ25a,25bの検出信号に基づいて、自然水タンク21内の水位が前記下限水位よりも低下すると電動ポンプ27の作動を開始させ、自然水タンク21内の水位が前記上限水位よりも高くなると電動ポンプ27の作動を停止させる。したがって、自然水タンク21には、下限水位以上かつ上限水位以下の濾過器24によって濾過処理された井戸水が常に貯えられている。
【0022】
この自然水タンク21の流出口には、前述した給水管11が一端にて接続されている。給水管11には制御回路17により制御される電動ポンプ27が介装されており、同電動ポンプ27は、その作動により自然水タンク21内の地下水を貯水槽10に供給する。
【0023】
次に、上記のように構成した実施形態の作動を説明する。今、貯水槽10には上限水位まで水が満たされているとともに、自然水タンク21には上限水位まで地下水が満たされているものとする。ここで、貯水槽10内の水が流出パイプ30を介して利用装置に流出され、貯水槽10内の水位が第1水位L1よりも低下すると、水位センサ16aによる検出信号はハイレベルからローレベルに変化する。そして、このローレベルの検出信号は制御回路17に供給される。制御回路17においては、この水位センサ16aからのローレベルの検出信号がインバータ回路55によって反転され、ハイレベル信号がRSフリップフロップ回路51のセット端子Sに供給される。これにより、フリップフロップ回路51は、セットされて、ドライブ回路53を介して電動ポンプ27の作動を開始させる。したがって、電動ポンプ27は自然水タンク21内の地下水を汲み上げて、貯水槽10に供給し始める。
【0024】
この地下水の貯水槽10への供給により、貯水槽10内の水位が上昇して同水位が上限水位L3よりも高くなると、水位センサ16cによる検出信号はローレベルからハイレベルに変化する。このハイレベルに変化した検出信号はフリップフロップ回路51のリセット端子Rに供給され、フリップフロップ回路51はリセットされる。このフリップフロップ回路51のリセットにより、フリップフロップ回路51は電動ポンプ27の作動を停止制御する。したがって、貯水槽10内の水位は上限水位L3に復帰し、同復帰した時点で電動ポンプ27の作動も停止する。
【0025】
一方、前記貯水槽10への地下水の供給によって自然水タンク21内の水位が低下して、下限水位よりも低くなると、水位センサ25aがこれを検出し、コントローラ26が電動ポンプ22を作動させる。この電動ポンプ22の作動により地下水が井戸23から汲み上げられ、同汲み上げられた地下水は濾過器24にて濾過処理された後に自然水タンク21に供給される。そして、この地下水の自然水タンク21への供給により、自然水タンク21内の水位が上限水位よりも高くなると、水位センサ25bがこれを検出し、コントローラ26が電動ポンプ22の作動を停止させる。その結果、この地下水の補給により、自然水タンク21の水位も上限水位に復帰する。したがって、自然水タンク21の水位は、前記のような地下水の補給により、常に下限水位と上限水位との間に保たれる。
【0026】
このような作動は自然水供給装置20から貯水槽10への給水が可能な通常状態の作動であり、この通常状態では、地下水のみが利用されるので、水道水の使用料がユーザの負担とならずに経済的である。次に、井戸23内の地下水の不足、自然水供給装置20の故障などの理由により、自然水供給装置20から貯水槽10に地下水が供給されない、または地下水の供給が充分でない場合について説明する。
【0027】
この場合、貯水槽10内の水の利用により、貯水槽10内の水位は第1水位L1を超えて低下し、第2水位L2よりも低下する。この水位の低下により、水位センサ16bによる検出信号はハイレベルからローレベルに変化し、このローレベルの検出信号は制御回路17に供給される。制御回路17においては、この水位センサ16bからのローレベルの検出信号がインバータ回路56によって反転されて、ハイレベル信号がRSフリップフロップ回路52のセット端子Sに供給される。これにより、フリップフロップ回路52はセットされ、ドライブ回路54を介して電磁バルブ15を通電制御して電磁バルブ15を連通状態に設定する。これにより、図示しない水道源からの水道水が水道管12を介して、貯水槽10に供給され始める。
【0028】
この水道水の貯水槽10への供給により、貯水槽10内の水位が上昇して上限水位L3よりも高くなると、水位センサ16cによる検出信号はローレベルからハイレベルに変化する。このハイレベルに変化した検出信号はオア回路57を介してフリップフロップ回路52のリセット端子Rに供給され、フリップフロップ回路52をリセットする。このフリップフロップ回路52のリセットにより、フリップフロップ回路52は電磁バルブ15を非通電制御して遮断状態に切り換える。その結果、この場合も貯水槽10内の水位は上限水位L3に復帰する。なお、前記水位センサ16cからのハイレベルの検出信号はフリップフロップ回路51にも供給され、電動ポンプ27が作動中であっても、その作動は停止制御される。
【0029】
したがって、井戸23内の地下水の不足、自然水供給装置20の故障などの理由により、自然水供給装置20から貯水槽10に地下水が供給されない、または地下水の供給が充分でない場合でも、貯水槽10には一定量の水が確保され、ユーザの水の利用に対して不便は生じない。ただし、水道水の使用により、ユーザは水道料金を必要とする。
【0030】
次に、前記のような水道水の貯水槽10への供給時に、井戸23内の地下水の不足、自然水供給装置20の故障などが解消され、自然水供給装置20から貯水槽10に充分な地下水が供給されるようになった場合について説明する。この場合、貯水槽10内の水位が第1水位L1よりも低下した時点で、前述した制御により電動ポンプ27は作動を開始しており、自然水タンク21内の地下水の汲み上げ動作を開始している。したがって、水量メータ13は、給水管11を通過する地下水が所定量に達するごとに、図3(A)に示すようなパルス信号を出力する。
【0031】
このパルス信号は制御回路17内のアンド回路58に入力されるとともに、タイマ59にも入力される。タイマ59は、パルス信号のトレーリングエッジから時間計測を開始して、調整器59aによって調整された所定の設定時間だけハイレベル信号をアンド回路58に出力する。したがって、この設定時間の間に、水量メータ13から次のパルス信号がアンド回路58に到来すれば、アンド回路58はこのパルス信号を通過させて、オア回路57を介してフリップフロップ回路52のリセット端子Rに供給する。したがって、フリップフロップ回路52はこのパルス信号によってリセット状態に切り換えられる。このフリップフロップ回路52のリセット状態への切換えにより、電磁バルブ15の通電は解除されて、連通状態から遮断状態へ切り換えられる。
【0032】
したがって、この状態では、水道源から貯水槽10への水道管12を介した水道水の供給が停止する。そして、貯水槽10へは、前記のように電動ポンプ27の汲み上げによる自然水タンク21内の地下水のみが供給されるようになる。そして、この地下水の供給により、貯水槽10内の水位が上限水位L3よりも高くなると、前述したフリップフロップ回路51のリセット状態への切換えにより、この地下水の貯水槽10への供給も停止する。このように、水道水の貯水槽10への供給時に、井戸23内の地下水の不足、自然水供給装置20の故障などが解消され、自然水供給装置20から貯水槽10に充分な地下水が供給されるようになった場合には、水道水の貯水槽10への供給が停止され、地下水が優先的に利用されるので、地下水の有効的の利用が図られて経済的である。
【0033】
ただし、地下水の貯水槽10への供給が不十分な場合、すなわち給水管11を通過する地下水の流量が所定量に達しない場合には、水量メータ13からタイマ59に入力されるパルス信号の間隔が、図3(B)に示すように広くなる。そして、このようにパルス間隔が広くなり、次のパルス信号がアンド回路58に到達するまでの時間が、タイマ59による設定時間の計測時間よりも長くなると、アンド回路58は次のパルス信号を通過させないので、フリップフロップ回路52はセット状態に保たれる。したがって、この場合には、電磁バルブ15は通電制御され続けて連通状態に保たれるので、水道源からの水道水が水道管12を介して貯水槽10に供給され続ける。
【0034】
したがって、自然水供給装置20から貯水槽10への地下水の供給があったとしても、その供給量が不十分であった場合には、水道水も補充されることになる。これにより、ユーザの水の使用料が極めて多く、地下水の供給が間に合わない場合でも、ユーザの水の利用に対して不便は生じない。
【0035】
また、前記のようにタイマ59の計測時間(設定時間)は、調整器59aによって可変されものである。この計測時間を可変することは、アンド回路58がハイレベル信号を発生させ得る水量メータ13からのパルス間隔を変更すること、すなわちフリップフロップ回路52をリセットするための地下水の流量を変更することを意味する。したがって、この貯水槽10内の水の用途の違いにより、前記タイマ59の設定時間を種々に変更することにより、水道水の補充の有無をその用途に適したものとすることができる。
【0036】
また、上記実施形態においては、水量メータ13は、給水管11を流れる水量を積算して同積算水量を表示器に表示する機能を有している。したがって、水量メータ13を調べることにより、自然水供給装置20から貯水槽10への地下水の積算水量を知ることができる。また、水道メータ14を調べることにより、水道水の積算水量も知ることができる。したがって、これらの各積算水量を調べることにより、この貯水装置で消費される水の総量を知ることもできる。
【0037】
以上、本発明の一実施形態について詳しく説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可能である。
【0038】
例えば、上記実施形態では地下水を自然水として利用するようにしたが、自然水として雨水を利用することもできる。この場合、図4に示すように、自然水タンク21を建物40の屋上に設けて、雨水を自然水タンク21に貯えるようにするとよい。また、この場合、自然水タンク21を貯水槽10よりも上方に配置することができるので、上記実施形態の電動ポンプ27に代えて、電磁バルブ41を給水管11に介装させるようにすればよい。そして、制御回路17のRSフリップフロップ回路51の出力信号で、すなわちフリップフロップ回路51の出力信号がハイレベルであるとき電磁バルブ41を連通させるように、電磁バルブ41の連通および遮断を制御するようにする。さらに、濾過器42を自然水タンク21と水量メータ13との間にて給水管11に介装させるようにする。その他の構成については、上記実施形態と同じである。
【0039】
このように構成した他の実施形態においても、電動ポンプ27の汲み上げ作動に代えて、電磁バルブ41の連通作動を制御するようにすれば、上記実施形態の地下水に代えて自然水タンク21に貯えた雨水を上記実施形態の場合と同様に適宜貯水槽10に供給でき、上記実施形態と同様な効果を期待できる。
【0040】
また、上記実施形態においては、水量メータ13として積算水量をも計測できるようにしたものを利用するようにした。しかし、自然水の積算水量を計測する必要がなければ、水量メータ13に代えて、単位時間当たりの自然水の流量を検出する機能のみを有する流量計を用いることもできる。この場合も、単位時間当たりの自然水の流量が所定流量を超えたとき、フリップフロップ回路52をリセットするようにすればよい。
【0041】
また、上記実施形態においては、地下水を貯水槽10へ供給する場合でも、水道水を貯水槽10へ供給する場合でも、貯水槽10内の水位が上限水位L3まで達したとき給水を共に停止するようにした。しかし、前記地下水の場合と水道水の場合とで、給水停止水位をそれぞれ異ならせるようにしてもよい。
【0042】
また、上記実施形態では地下水および水道水の給水停止を貯水槽10の水位によって制御するようにした。しかし、これに代えて、地下水および水道水の供給開始からの給水量または給水時間で、地下水および水道水の給水停止をそれぞれ制御するようにしてもよい。給水量で給水停止を制御する場合には、給水開始からの給水量を計測して、同計測給水量が所定量に達した時点で給水を停止するようにすればよい。給水時間で給水停止を制御する場合には、給水開始から時間計測を開始して、同計測時間が所定時間に達した時点で給水を停止するようにすればよい。要は、貯水槽10内の水位が給水開始水位(第1水位L1または第2水位L2)に達したとき、貯水槽10に所定量の地下水または水道水が補給されるようにすれば、どのような手段を用いて給水を停止制御してもよい。
【0043】
また、上記実施形態および他の実施形態においては、自然水として地下水および雨水をそれぞれ利用した例について説明した。しかし、本発明は、これらに代えまたは加えて、湧水、川の水、池の水、湖の水など自然界の水を直接的に利用する貯水装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る貯水装置の概略図である。
【図2】図1の制御回路の詳細回路図である。
【図3】(A)(B)は、前記制御回路の動作を説明するための同制御回路各部の信号波形図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る貯水装置の概略図である。
【符号の説明】
10…貯水装置、11…給水管、12…水道管、13…水量メータ、14…水道メータ、15,41…電磁バルブ、16a〜16c,25a,25b…水位センサ、17…制御回路、20…自然水供給装置、21…自然水タンク、22,27…電動ポンプ、23…井戸、24,42…濾過器、30…流出管、51,52…RSフリップフロップ回路、59…タイマ。

Claims (3)

  1. 水を貯える貯水槽と、
    前記貯水槽内に自然水を供給する自然水供給手段と、
    前記貯水槽内に水道水を供給する水道水供給手段と、
    前記貯水槽内の水位を検出する水位検出手段と、
    前記水位検出手段によって前記貯水槽内の水位が第1水位よりも低下したことが検出されたとき、前記自然水供給手段を作動させることにより前記貯水槽内への自然水の供給を開始させて、自然水の前記貯水槽への供給を制御する自然水供給制御手段と、
    前記水位検出手段によって前記貯水槽内の水位が前記第1水位より低い第2水位よりも低下したことが検出されたとき、前記水道水供給手段を作動させることにより前記貯水槽内への水道水の供給を開始させて、水道水の前記貯水槽への供給を制御する水道水供給制御手段とを備えた貯水装置において、
    前記自然水の前記貯水槽への供給路に介装されて、前記自然水が前記自然水供給手段によって前記貯水槽へ供給されていることを検出する自然水供給検出手段と、
    前記自然水供給検出手段によって前記自然水の前記貯水槽への供給が検出されたとき、前記水道水供給手段による水道水の前記貯水槽への供給を停止させる水道水供給停止制御手段とを設けたことを特徴とする貯水装置。
  2. 前記自然水供給検出手段は、前記自然水供給手段から前記貯水槽への所定流量以上の自然水の供給を検出するものである請求項1に記載の貯水装置。
  3. 前記自然水供給検出手段を、自然水の供給積算量を検出可能な水量メータで構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の貯水装置。
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